- 2011
No. Date Place
Time
Speices (LifeList YearList)
Note&Photo
Year
List
Life
List
49 12/30 田園
(千葉県)
5:30~13:00
01. オオダイサギ06. コハクチョウ11. タシギ16. ムクドリ
02. アオサギ07. アメリカコハクチョウ12. ヒバリ17. ハシボソガラス
03. カワウ08. オナガガモ13. セグロセキレイ
04. シジュウカラガン09. ソデグロヅル(2W)14. ハクセキレイ
05. オオハクチョウ10. タゲリ15. タヒバリ
213 372
2011年も残すところあと僅かとなりましたが、世界的希少種が飛来したと聞いては平静でいられずに二ヶ月ぶりの鳥見に行きました。到着すると、強風の吹きつける年の瀬の休耕田に一羽の白い巨体が、威風堂々と佇んでいました。横にいるアオサギがコサギ化するレベルの巨体でコウノトリでようやくタメ口きけるくらいでしょうか。これでも日本産ツル類最大ではないのだからタンチョウはどんだけでかいんだよっていう話です。あまりに巨大で、遠いと思っても体との比でキクイタダキに換算すると足元にいるようなものなので、警戒心があるんだかないんだかよく分かりませんでした。若い個体のようで、頭部から首にかけては茶褐色味が残っており、背中には灰褐色の羽が数枚ありました。2Wでしょうか。顔から嘴にかけての赤色が目立つはずですが、採餌のため泥の中に嘴を突っ込むので黒色になっていました。ソデグロといっても飛ばない限り初列風切等の黒色が確認できません。COLLINSでは比較でシュバシコウを飛ばしていますが、日本ではまずソデグロを見間違うことはないでしょう。この地まで来る過程でどこかしらで見つかっていないんですかね。ハクガンの大群に混じるくらいしか隠れる方法がない。5月のミゾゴイ以来約8ヶ月ぶりのライファーとなりましたが、人生でもツル科は2種目なのでとても嬉しかったです。ソデグロヅルは世界的に見ても数の少ない希少種であり、IUCNではCRの指定を受けています。その次がEW(野生絶滅)であることを考えるといかに危険かを伺うことができます。もともとソデグロヅルは、亜種とまではいかないものの、ロシアの東と西で繁殖する2つの個体群がいて、西部個体群はインドやイラン、東部個体群は最大の越冬地である中国のハ陽湖で越冬します。が、最近はさまざまな要因が重なって西部個体群が壊滅的なようで、東部個体群がなんとか頑張っているところですが、オグロヅルのために電柱すら作らないネパールとは対照的に中国はハ陽湖に三峡ダムとかいうのを作りやがるので、ヨウスコウカワイルカみたいな結末にならないか心配です。現在4000羽弱くらいのようですが、ソデグロヅルが関わる全ての国が連携して保護に乗り出さなければ、数十年以内の絶滅の回避は難しいのではないでしょうか。近くの田んぼにはハクチョウの群れが降りていて、中にはアメリカコハクチョウが2羽と、3年ぶりのシジュウカラガンが見られました。Canada Goose はGreater とLesser に分かれてくれたのですが、シジュウカラガンという名称はLesser の和名なのかLesser の中の亜種leucopareia の和名なのか、もともと種分化前からカナダガンと併用されてきて混乱があったのですがさらに複雑になった。いっそのこと和名廃止したら良いと最近思ってきました。偉そうに和名付けられるほどの権威が今の日本にあるのか。イヤーリストは結局213で昨年より48種減となりましたが、受験の年にしては持ちこたえたかな。
48 10/29 酒匂川
(神奈川県)
5:30~13:00
01. オオダイサギ06. コウライアイサ(♂)11. カワラバト16. モズ
02. コサギ07. カワアイサ12. キセキレイ17. ジョウビタキ
03. アオサギ08. トビ13. セグロセキレイ18. ムクドリ
04. カルガモ09. イカルチドリ14. ハクセキレイ19. ハシボソガラス
05. ヒドリガモ10. イソシギ15. ヒヨドリ20. ハシブトガラス
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昨年地元の相模川で雌タイプを見たばかりですが、今度は西にずれて酒匂川に雄が現れたということで、模試前日でしたが一ヶ月ぶりの鳥見に行ってきました。明け方到着し誰もいない河原で一人探し始めました。時間とともにカメラマンが増え、目的のコウライアイサは7時頃に岸近くにいるのを見つけてまもなく飛んでしまってからは、川の上流と下流を行き来しているようで落ち着きがありません。何回か観察する機会があったものの遠く、雄が見られただけでも良いかと思いながら上流へ歩いていくと、なんと岸のすぐ近くでカワアイサと共に休んでいるではありませんか。肉眼でもはっきり見えるような近さで羽づくろいや羽ばたき、泳ぐ姿を観察することができてとても満足でした。昨年も書いたと思いますが、コウライアイサはとにかく憧れの鳥なのでライファーでなくとも感激しました。一緒に行動しているカワアイサ雌は、どういうわけか当初はコウライアイサ雌と思われていたようです。どうやら脇に若干出ている鱗模様をコウライアイサの特徴だと勘違いしてしまったようですが、いかに普段カワアイサを観察していないかが良く分かります。昨年も酒匂川ではコウライアイサの雌タイプが観察されていますが、相模川の個体と同じかどうかは分かりません。しかし、今冬雄が相模川でも目撃されたことを考えると、2年連続して1羽が神奈川に飛来したと考えるのが自然でしょう。とすると、昨年の雌タイプの写真は、雄幼鳥と確定できる貴重な資料となります。昨年の相模川の個体では皆が雌だ雌だと言っていて、しまいにはエクリプスはないとか言い始める奴も出てきて、性別を保留にしていたのは僕含め小数であったと記憶していますが、特にコウライアイサのような観察例が少ない鳥では、参考資料が少なく、性別の識別は難しいことが多いので、不用意な判断は避けるべきです。鳥の場合種の識別が重点に置かれ、年齢や性別の識別は曖昧にされがちですが、年齢や性別の誤認が種の誤認へ繋がることもあります。特に種の識別もろくにできない奴に限って雄だの雌だの若いだの言いたがるのは THE MANZAI でも狙っているのですか。
47 09/24 田園
(茨城県)
6:30~11:30
01. チュウサギ05. チョウゲンボウ09. ヒバリ13. カワラバト
02. チュウダイサギ06. コチドリ10. ツバメ14. モズ
03. アオサギ07. オオチドリ(8)11. ショウドウツバメ
04. サシバ08. ムナグロ12. ハクセキレイ
209 371
体育祭をギリギリで回避してくれた台風が、茨城の田園に置き土産を残したということで、一ヶ月ぶりの鳥見に行ってきました。台風で迷いこんだ鳥は滞在期間が短いので、今回も着くまでは抜けていないか不安でしたが、休耕田に同化して見つけにくい姿がようやく視野に入った時にはほっとしました。前日にはもっといたようですが、今日は8羽確認できました。成鳥と幼鳥の混じった群れで、成鳥は夏羽から冬羽への換羽がだいぶ進んでいました。周りにはコチドリもいたので、オオチドリの大きさが際立ちました。とくに体型は他のチドリにはないようなスタイリッシュな体型で、オオメダイチドリの足を長くしてちょっと横に伸ばしたような感じでした。例のあの本では、日本で記録されているオオチドリは、Charadrius asiaticus の亜種veredus とされ、ニシオオチドリC.a.asiaticus とは亜種関係ですが、もともと形態的な差異からそれぞれ独立種とする説が強く、現在では完全に別種となっています。よって日本で記録されているオオチドリはC.veredus となります。BIRDS OF EAST ASIA によれば、ニシオオチドリC.asiaticus は、首や足がオオチドリよりも短く、白い翼帯があり、翼下面が白いことが識別点となるようです。成鳥夏羽は相当な差があるのでいいですが、冬羽や幼鳥では似ている場合も多いようなので、翼帯や翼下面が重要視されてくると思います。ただ、知り合いの撮った写真を見るとオオチドリでも薄い翼帯が出てる個体がいるようなので翼帯の過信は禁物で、光の反射によって翼下面が白っぽく写っている写真もあったりするので、いずれにしても写真判定で後から識別するよりは現場で自分の目で識別した方が安全なようです。これはどの鳥でも言えることですね。過去に南西諸島などでオオチドリを撮られている方、念のための確認作業は慎重に。ニシだったらしばらく発表は待ったほうが言いと思います。今だと日本初記録"種"にはならないので。
46 08/28 田園
(神奈川県)
6:30~11:30
01. ゴイサギ07. カルガモ13. オオジシギ(1)19. ムクドリ
02. アマサギ08. チョウゲンボウ14. セイタカシギ20. ハシボソガラス
03. チュウサギ09. タカブシギ15. カワラバト21. ハシブトガラス
04. チュウダイサギ10. イソシギ16. キジバト
05. コサギ11. キアシシギ17. ヒバリ
06. アオサギ12. チュウジシギ(1)18. ツバメ
206 -
ジシギを探しに、いつものコースを回りました。畦を一つ一つ確認していきますが、なかなか見つかりません。しばらく捜索していると、畦の奥から急にシシギが飛び出しました。とっさに双眼鏡で追尾すると、なんとか翼の白線は出ていないことが確認できました。タシギの可能性を除外できたので、警戒心の強さ、鳴き声等から、この先オオジシギが出なかったらオオジとして記録を残すというズルをして、捜索を続けました。しばらく行くと、人が集まっている一角があったので、そこを避けるようにして横道に入りました。すると、畦にチュウジシギの姿を見つけました。実はシジギが尾羽を開くところをまだ一度も見たことがないので、今日こそは待ってやろうと思いましたが、なかなか開かず、開いたと思ったら、草の陰に隠れて見えないというなんとも残念な結果に終わりました。その後、人が集まっている所へ行ってみると、セイタカシギだったのでがっかりしながら他のシギチを観察しましたが、せいぜいタカブ、キアシ程度で終わりました。
45 08/03 三番瀬
(千葉県)
7:30~13:00
01. カワウ07. メダイチドリ13. ウミネコ19. ハクセキレイ
02. チュウダイサギ08. オオメダイチドリ(juv1)14. アジサシ20. ムクドリ
03. コサギ09. トウネン15. アカアシアジサシ21. ハシブトガラス
04. アオサギ10. ミユビシギ16. コアジサシ
05. ミヤコドリ11. オグロシギ(3)17. カワラバト
06. シロチドリ12. オオソリハシシギ18. ツバメ
203 -
オグロ、というより全身黒のあいつは逃してしまいましたが、飛ばなきゃオグロの印象が無いやつは3羽で長期滞在中のようでしたので、夏羽も残っていることだし、3ヶ月ぶりの海岸へ行きました。到着時には満潮で、堤防で休んでいる姿が確認できました。潮が引き始めると最初に動き出したのはメダイチドリの群れで、オオメダイチドリを1羽確認したものの群れが安定せず、じっくり見ることができませんでした。そうこうしているとオグロシギが降りてきました。換羽の進行度には違いがあり、夏羽が比較的残っている個体もいましたが、かなり磨耗していて黒ずみ、春に見る新鮮な夏羽の美しさには到底及びませんでした。それでもオグロシギ夏羽にはなかなか縁がないので良かったです。国内で"ニシオグロシギ"らしいのを見たという話を聞いてからオグロシギを観察する際には注意して見るようにしていますが、そう簡単にはいきません。最初はオオソリハシシギの群れに混じっていましたが、だんだん離れていきました。そういえば今年は今までオオソリハシシギとされていた種がオグロシギとして掲載されているのをよく見かけるのですが、いつの間にオオソリはオグロに編入されたのでしょうか。IOCの決定ですかね。知りませんでした。ということは今日はオグロシギ10羽はいましたね。オグロシギ観察後はキリアイやソリハシシギを期待して探し回りましたが見つからず。ソリハシはいろよ。アジサシの群れの中にアカアシアジサシを確認しましたが、それ以外に珍アジサシは混じっておらず。昨年の今日はシベリアオオハシシギを見ていたというのに、今年は全く低調です。
44 07/16 大磯~公園
(神奈川県)
7:00~12:00
01. オオミズナギドリ04. ウミネコ07. アオバズク(5)10. スズメ
02. カルガモ05. カワラバト08. ツバメ11. ムクドリ
03. トビ06. アオバト09. シジュウカラ12. ハシブトガラス
201 -
200まで残り1となり、アオバトを見に行って無事達成することにしました。しかし、アオバトは葛西ですでに見ているのでイヤーにはなりません。ではなぜ行くのか。それは、目的がアオバトではないからです。到着すると、岩場に飛来するのを待っているカメランが10人くらいいたので、あたかもアオバト狙いですというようなスタンスを装って並びました。しばらくするといつものようにアオバトが背後から群れでやってきます。と同時にシャッター音が響きます。そしてあたかもアオバトを見ているというスタンスを装って奥を飛んでいるオオミズナギドリの群れを観察しました。これで無事イヤー200です。ハシボソなどが御混じりいただければ幸いだったのですが、幸いではなく、せっかくなので少々アオバトを眺めてから、無事目的を無事果たしたというようなスタンスを装って次の目的地へ向かいました。もう雛は2羽巣立っていて、残りの1羽は落下したようですが、救助され、木に乗っていました。親鳥はというと、雌は雛に寄り添っていて、雄は少し離れたところで見守っていました。残りの1羽も早く家族のところへ合流できればいいのですが。しばらくすると、急に親鳥が飛んで2羽並んだところが観察できました。
43 07/10 波崎
(茨城県)
10:00~12:00
01. ウミウ05. ツバメチドリ(3)09. ベニアジサシ(2)13. カワラバト
02. コサギ06. ウミネコ10. アジサシ14. ヒバリ
03. トビ07. オオセグロカモメ11. アカアシアジサシ15. スズメ
04. シロチドリ08. クロハラアジサシ(1)12. コアジサシ16. ムクドリ
199 -
今年はアジサシは遠慮してもいいだろうと思っていましたが、今ならツバメチドリもセットでのご提供ということで、遠慮することを遠慮しに行きました。到着すると、ツバメチドリの姿が確認できましたが、ツバメチドリを見ている間にアジサシの群れがいなくなってイヤー撃沈という事態を避けるために、まずはアジサシの群れを観察しました。それほど大きな群れではありませんでしたが、ベニアジサシ2羽、アカアシアジサシ2羽、クロハラアジサシ1羽が混じっているのが確認できました。考えてみればベニアジサシを本土で見るのが初めてだったりするのですが、別にたいした感動もなく、クロハラアジサシも冬羽への換羽が進んでしまっているのであまり綺麗ではないし、何よりとまっている所が黄色と黒の縞々とか工事現場かっ、という感じの感じでした。アカアシアジサシもアジサシも基亜種ではないから平等にアジサシをクロアシアジサシにして名前の長さを分かち合うべきだと思うんですけどね。しばらくアジサシ類を観察した後、今度はツバメチドリを観察しました。3羽確認することができ、どの個体もまあまあ夏羽を維持してくれていて、さらに今までで一番近い距離で観察することができたので、なかなか良かったです。ニシツバメチドリがいつになったら混じるのか。ツバメチドリ科もなかなか大変でカニチドリ科とナイルチドリ科を含んだ時期もあったり、スナバシリが亜科だったりなかったり、難しそうです。ミフウズラの下、カモメの上というのもなかなか斬新な分類です。スズメ目と並んでメガバンクであるが故に、分類がまさに"チドリ足"のチドリ目、さらなる分類の整理が求められているでしょう。
42 07/09 相模川
(神奈川県)
7:00~12:00
01. カイツブリ09. カルガモ17. カワラバト25. セッカ
02. カワウ10. ミサゴ18. キジバト26. シジュウカラ
03. ゴイサギ11. トビ19. ヒメアマツバメ27. ホオジロ
04. ササゴイ(1)12. チョウゲンボウ20. カワセミ28. スズメ
05. チュウダイサギ13. キジ21. ヒバリ29. ムクドリ
06. チュウサギ14. コリンウズラ(1)22. ツバメ30. ハシブトガラス
07. コサギ15. イカルチドリ23. ハクセキレイ
08. アオサギ16. イソシギ24. ヒヨドリ
196 -
4月頃の観察記録でコウライアイサの飛来を機に相模川での鳥見を多くしようとか書きましたが結局なんだかんだで7月になり、ササゴイを見に行きました。河川敷を歩いていると、謎の声が聞こえてきました。明らかに外来種系の音色でしたが、ガビチョウでもないし。ここは相模川、まさか例のあの方かと思いながら、声のする方へ近づいていきます。未確認生命物体はどうやら木の上で鳴いているようです。あれっ、例のあの鳥は木に登れるのか?、もしかして珍鳥?とか思いながら探すこと数分、いた。やっぱりあの方でした、外来種コリンウズラ。相模川名物と言われながら今まで一度も見たことがありませんでした。コリンウズラは名前の通りコリン星原産で、小倉なんとかさんがコリン星から地球へ来る時にペットとして持ち込んだものが野生化したものです。地球外生命体でありながらナンベイウズラ科に編入できるほど近似したDNAを持つことから、生命の起源を解明する手掛かりとして近年の生物学では特に注目されている種です。しかし、小倉なんとかさんが実はコリン星なんてない、という事実を暴露したため、事態は急展開を迎えます。生物学者はコリンウズラの本当の原産地の解明に尽力しました。2010年、ボブ=ホワイトにより野生のコリンウズラが発見されたため一件落着かと思われましたが、ほぼ同時期に他の学者20人もコリンウズラを発見しており、第一発見者の座を巡って争いが起こりました。ライプニッツとニュートンによる微積分学の優先権論争のようです。これを解決するために、コリンウズラを21亜種に分割し、亜種単位で発表するという形で決着が図られました。なので21亜種に分かれてしまっています。最近実は私も発見していたという人が現れ、22亜種となる説もあるようです。一応、南部の亜種ほど色が濃くなる、ということなっていますが、日本で見られる亜種はどれに該当するのでしょうか。目的のササゴイは遠くにいるのをちらっと見ただけでした。
41 07/02
(神奈川県)
7:00~12:00
01. トビ07. ツバメ13. ウグイス19. メジロ
02. キジバト08. キセキレイ14. センダイムシクイ(C)20. ホオジロ(C)
03. ホトトギス(C)09. ハクセキレイ15. オオルリ(C)21. スズメ
04. アオゲラ(C)10. ヒヨドリ16. サンコウチョウ(3)22. ハシブトガラス
05. コゲラ11. ガビチョウ(C)17. ヤマガラ
06. カワセミ12. ヤブサメ18. シジュウカラ
195 -
毎年サンコウチョウには文化祭の振替休日に行くのが慣例だったのですが、今年はそれを見事に破ったので、7月に入ってからになってしまいました。毎年行っているサンコウチョウのフィールドは巣が風雨で流されてしまったようですが、場所を変えるのは気に食わないので、とりあえず行ってみました。到着するとすぐに声を確認することができましたが、姿は見えず。あちこちからヤブサメの高周波攻撃に合いながら林道の終点まで歩きましたが、暑いだけだったので戻ると、先ほど声が聞こえたあたりでまた声が聞こえました。しばらく待つと、姿を確認することができました。高い木の上をひらひら舞っているので、非常に首の痛くなる鳥見となりましたが、イヤーリスト200へ向けての貴重な1種となりました。サンコウチョウと言えば神奈川のお隣静岡県の県鳥で、日本代表FWの前田も所属するジュビロ磐田のエンブレムにサンコウチョウがデザインされているのは有名な話です。ひらひらと舞うようにDFをかわそうという感じでやっているのかは分かりませんが得点王ですからね、サンコウチョウ効果でしょうか。どこかの国ではサンコウチョウの営巣地に人が押し寄せて巣を放棄してしまうという何とも残念な事例が相次いでいるようですが、ここ日本ではバーダーが5人くらいしかいないので、そんなことは無く、サンコウチョウが安心して繁殖できてとても良い国ですね。サッカーも強いし。
40 06/26 葛西臨海公園
(東京都)
7:00~12:00
01. カワウ06. カルガモ11. ツバメ16. ムクドリ
02. アカガシラサギ07. コチドリ12. イワツバメ17. ハシブトガラス
03. オオダイサギ08. セイタカシギ13. ハクセキレイ
04. コサギ09. カワラバト14. ヒヨドリ
05. カラシラサギ(2)10. キジバト15. スズメ
194 -
スインホーなやつが来たらしいので、5日前に行ったばかりの公園を再訪しました。この公園の池に出る珍鳥を見に行くのはあまり気が乗りません。なぜなら窓からの観察になるので、観察できる人数が限られてしまうからです。前回は平日だったのでまだ良かったですが、今日は日曜日なので、大量発生の危険性があります。別にカラシラサギを見る資格のある人が窓を使っている分にはなんら文句はございませんが、「言われないとコサギだと思っちゃうね。」というたいして面白くもないジョークをのたまふ人々に不法占拠されているのではないかと不安になりながら擬岸に到着すると、杞憂でした。ガラガラです。さっさく窓を覘くと、若い個体は池に降りていて、成鳥の個体は杭にとまっていました。若い個体は嘴の先端近くが褐色味を帯びており、目先の色も成鳥よりは劣りますが、眼差しはカラシラの名を冠するに相応しい鋭さでした。成鳥は冠羽こそ物足りないものの、なかなか綺麗な個体でした。やはり放つオーラは他のシラサギとは格段の差があり、それが2羽もいるわけですから時空が歪まないか心配でしたが、あれだけ特徴的なサギは決して見間違うことはないでしょう。強いて言うならば Western Reef Egret の白色型にそれっぽい雰囲気を醸し出している個体が、写真を見る限りいるようですが、写真にはオーラが写りませんので実際見たらかなりの差でしょうね。少なくとも日本国内でカラシラサギの類似種はいないので識別は非常に楽です。個人的には冬羽の嘴が黒いほうがきつい眼が強調されるような気がします。採餌時は、Fitsでも食べたかのような面白い独特の動きで魚を捕っていましたが、エネルギー効率悪そうです。普通に捕ったらいいのに。やはりカラシラサギの最大の特徴はこの採餌方法ですね。コサギもカラシラサギを真似することもありますが、本家の技術力には到底及びません。というかコサギはこれを真似する利点はあるのか。カラシラが真似して先に特許とっちゃったとかいう中国みたいなことはしていないよね。アカガシラサギもまだいましたが、遠くに出てくるだけでした。だんだん人も増えてきて、観察会という恐ろしいものがやってくるというので、とっとと退散しました。
39 06/22 高原
(静岡県)
10:00~14:00
01. トビ06. ツツドリ(C)11. ツバメ16. オオヨシキリ
02. クマタカ07. ホトトギス(C)12. ヒヨドリ17. セッカ
03. キジ08. ヒメアマツバメ13. モズ18. ホオジロ
04. キジバト09. アカゲラ14. アカモズ(2)19. ホオアカ
05. カッコウ(C)10. ヒバリ15. ウグイス(C)
193 -
どこかの赤は垢のせいで撮影禁止になってしまったようですが、昨年垢が蔓延って立入禁止になった赤は今年は大丈夫なようでしたので、文化祭代休2日目は高原へ行きました。到着してすぐに目的のアカモズの姿を見ることができました。2日前に雛が巣立ったとかいう話でしたが、雛が周辺にいる様子は無く、雄が雌に餌を渡す求愛給餌的な行動や親鳥が小枝をくわえている姿が観察できたことから、これから再び繁殖するのでしょうか。1回目の繁殖は失敗?。巣立ったというのが誰がどうやって確認したのか全く不明なのですが、 巣がある場所へ餌を運んでいく姿が見られなくなったから巣立ったとか言いだしたのなら短絡的な発想ですね。誰が言い出したとも分からない情報を鵜呑みにできるほど平和な世の中ではないので、いろいろな可能性を考えて観察を続けましたが、結局真相は謎に包まれたまま。アカモズ以外にもイヤーに貢献していただきたく、周辺を捜索しました。が、ホオアカはある程度の個体数が確認できましたが、ノビタキは1羽も観察することができませんでした。タイミングの問題か、もともといないのか分かりませんが、悲しい気分を払拭しようとしてくれたのか遠くをクマタカが飛びました。さらにポポッと言ってくれたので、4種増。再びアカモズに戻って観察を続けました。そしたら、ついに雛が、と思ったら、お隣のモズの雛でした。アカモズはモズとの間でも縄張りを持つことが知られていますが、ここのアカモズはすぐ横にモズの縄張りがあるようです。まさかモズの雛をアカモズの雛と間違えたか。留鳥であるモズがアカモズが渡ってくる前に縄張りを張り巡らせてしまうと、せっかく日本に来てもアカモズが縄張りを持てなくなるのではと心配してしまいますが、アカモズは結構器用なようで、モズの縄張りがあっても隙間をするすると縄張りにしてしまうようです。変な形になることもあるようですが、それだと個体数の把握が面倒くさそう。実は向こうとこっちは繋がっていた、みたいな。アカモズとチゴモズでの繁殖活動の記録があることからチゴモズに対しては縄張りを持たないみたいですが、そんなにモズが嫌いなのか。もし縄張りの確保に困ったら、神奈川まで降りてきてくれれば、相模川の河川敷でも無償で提供しますけど。高原モズがいるなら平地アカモズがいていいと思うんだ。
38 06/21 葛西臨海公園
(東京都)
7:00~13:00
01. カイツブリ08. コチドリ15. キジバト22. オオヨシキリ
02. カワウ09. シロチドリ16. アオバト(1)23. シジュウカラ
03. アカガシラサギ(1)10. イソシギ17. ヒバリ24. カワラヒワ
04. チュウダイサギ11. セイタカシギ18. ツバメ25. スズメ
05. コサギ12. オオセグロカモメ19. ハクセキレイ26. ムクドリ
06. アオサギ13. コアジサシ20. ヒヨドリ27. ハシブトガラス
07. カルガモ14. カワラバト21. ウグイス(C)
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クズの皆様は引き続きサンカノゴイ荒らしにご尽力されているようですが、キレた農家の方が農薬をぶちまけたとか? 怒りが溜まってるんですね。農薬を飲ませれば退治できると思います。で、そんな過酷な環境を生き抜いているゴイの親戚の知り合いの同級生的なゴイを見に行きました。なぜ火曜日に動けるのか。それは文化祭の代休だからです。高校生最後の文化祭が無事終わったのです。吹奏楽部も凄かったですが、先生バンドが一番盛り上がりました。普段世界史や現代文を教えている姿からは想像できないドラムやギターの演奏でした。雨の中、下の池の観察窓を順番に確認していくと、翼の白色が目立つサギが飛び立つのが見えました。完全にアカガシラサギの様相を呈していましたが、見失ってしまい、気付いたら畔的な何かの端に佇んでいました。畔的な何かを歩いてだんだん近づいてきて、端まで行くと飛んで、今度は干潟に降りて採餌を始めました。体勢を低くして獲物を狙う姿は初めて見ました。その後は、干潟が増えるにつれて近くへ来てくれるようになり、最短で5mくらいで観察することができました。2年ぶり4回目の観察になりますが夏羽個体は3個体目になります。この個体は頭部に白色部が出ていたりしてあまり綺麗とは言えませんでしたが、これが冬羽への換羽中なのか、若いためこれが夏羽の限界なのかということは難しいですが、仮に成鳥夏羽から冬羽への移行中とすると、残っている赤色や背面のコントラストがもう少し強くてもいいような気がするし、全体に褐色味を帯びている感じがあります。しかし嘴の感じは若くありません。アカガシラサギが何年で成鳥になるのか分かりませんが、属を超越し、ゴイサギと同じ4年だと仮定して、この個体は第三回夏羽~亜成鳥あたりに該当するのではないかと思います。年齢識別は難しい。アカガシラサギの捜索中にはアオバトが見られました。海水吸飲ならね汽水吸飲が観察できましたが、なかなかやりますね。塩分摂れてなおかつ安全という画期的なスタイルです。西なぎさではコアジサシの雛が生まれていました。無事巣立ってください。
37 06/12 印旛沼
(千葉県)
8:00~13:00
01. カイツブリ(C)07. チュウダイサギ13. キジ19. オオヨシキリ
02. モイロペリカン08. コサギ14. コアジサシ20. セッカ
03. カワウ09. アオサギ15. カワラバト21. ホオジロ
04. サンカノゴイ(3)10. カルガモ16. キジバト22. スズメ
05. ヨシゴイ(10+)11. キンクロハジロ17. ヒバリ23. ムクドリ
06. チュウサギ12. トビ18. ツバメ24. ハシボソガラス
187 -
梅雨の時期の貴重な雨の降らない日ということで、山間の五位に会ってきました。今年は3月の大震災の影響で、水田に水が入るのが遅れたり、沼を囲む堤防のあちこちで崩落が起きているということで心配していましたが、到着すると、すぐにヨシ原から飛んで水田に降りました。しばらくはのんびりと採餌の様子が観察できましたが、なぜかどんどん左の方へ逃げていきました。なんでだろう。農道になんかいたのかな。なんでだろう。猛禽でもいたのかな。なんでだろう。鳥見が入っていくわけないしね。なんでだろう。鳥見が入っていくわけないしね。入っていくわけないしね。なんでだろう。なんで逃げたんだろう。なんでだろう。鳥見はみんな土手の上にいるからね。なんでだろう。鳥見がサンカノゴイの餌場にまで入っていくわけないしね。なんでだろう。ずっと皆そのルールを守ってきたからね。なんでたろう。だだでさえ絶滅が心配なのに。なんでだろう。なんであんな人間が生まれるのだろう。なんでだろう。ヨシゴイも飛んでいることはいますが、個体数は例年に比べると少ない感じです。モモイロペリカンはいつもの船に乗って、イヤーに貢献していただきました。モモイロペリカンの近くの水田までサンカノゴイが来ていたのはびっくりしましたが、朝のとは別個体のようでした。また戻ってみると、今度は、農道の真ん中に堂々と、鉄の塊が落ちていました。なんだろうあれは。一見車に見えましたがそんなわけないからね。なんだったんだろう。カメラみたいの出ているのが見えましたが、そんなわけないからね。なんだったんだろう。今日は不思議な事だらけでした。いつからこんな世の中になったんですか。ルールっていうのは無視するためにあるんだね。なるほど、勉強になります。さすがです。完璧です。非の打ちどころのないクズです。
36 06/04 利根川
(千葉県)
8:30~12:00
01. カワウ07. ミサゴ13. ヒバリ19. オオヨシキリ
02. チュウサギ08. トビ14. ツバメ20. セッカ
03. チュウダイサギ09. チュウヒ15. ハクセキレイ21. コジュリン(10+)
04. コサギ10. キジ16. ウグイス(C)22. スズメ
05. アオサギ11. キジバト17. オオセッカ(30++)23. ムクドリ
06. カルガモ12. ホトトギス(C)18. コヨシキリ(10+)24. ハシブトガラス
184 -
3年になって初めての試験が先週終わりましたが週末雨だったので鳥見できず、2週間ぶりの鳥見となった今日は、利根川へ行きました。川沿いを歩くと、騒がしいオオヨシキリの声に混じって、さすがホオジロ科ブランドの澄んだ声が聞こえてきました。見ると頭を真っ黒にしたコジュリンが元気良く鳴いています。もう今年はジュリンに対して悪いイメージしかありませんのでぜひとも挽回していただきたいものです。悪いのはジュリンではないんですけどね。しばらく歩くと今度は、今日のメインのオオセッカの声が聞こえてきました。かなり奥の方で囀っているので、ディスプレイで飛び上がる時にしか姿がはっきり見えません。よく放物線を描くと言われますが、果たして本当に放物線なのでしょうか。y^2=4pxで定義できるのでしょうか。そんなことを考えているとオオヨシキリよりトーンの高いコヨシキリの声も聞こえ始め、目的のイヤー3種類を無事観察することができました。さらにはホトトギスも鳴いちゃったりなんだりで+4。その後はオオセッカ、コヨシキリ、コジュリンの提供でお送りされている河川敷をひたすら歩き、警戒心の少ないオオセッカを探しました。すると意外と探せばいるもので、数個体警戒心の少ないのを選んで観察しました。ヨシキリからはなぜわざわざ囀る時に飛ぶんだと言われ、ヒバリからは飛ぶんだったらもっと高く飛べよと言われ、普通にとまって鳴くことも多いオオセッカですが、せっかく小翼羽に爪が残っているんだから、何か爪を使ったアピールでもすればいいのに。分類もいろいろ迷走しているのですが、IOCがやってくれました。オオセッカ科を作ってしまいました。しかもセンニュウ類を引き連れて。というか引き連れられたのかLocustella 属に入っています。BIRDS OF EAST ASIA はMegalurus 属。どっちを信じればいいのだ。もうツメバケイと一緒にTume 属でいいんじゃないですか。成鳥になったらオオセッカだけになっちゃいますけど。
35 05/21 公園
(埼玉県)
7:30~8:45
01. カルガモ05. カワラバト09. オオヨシキリ13. スズメ
02. コジュケイ06. キジバト10. セッカ14. ムクドリ
03. キジ07. カッコウ(C)11. シジュウカラ15. ハシブトガラス
04. モミヤマフクロウ08. コゲラ12. メジロ
180 -
試験中でしたが、なんか雛がいるというので、見に行ってきました。森に着くとすぐさまカッコウの声が聞こえてきて、イヤーに貢献していただきました。雛がいるというポイントには、人が大量に発生していましたが、そんな状況の中でも雛は洞に堂々といました。巣立ちまであと少しといったところでしょうか。さて、問題はこれが何の雛なのかということです。最も苦手とする分野の一つなので全く識別できません。場所で考えると、フクロウではないと思うのですが、識別の材料に観察場所を含めるのはなるべくなら避けたほうがいいですよね。だって、観察記録に観察場所を書いてはいけませんとかいう謎の"マナー"が蔓延っているような腐った世の中ですから。まあそういうことを言っていて根本を解決しようとしない偽善者はどうせフクロウの亜種には興味ないでしょうから放っておくとして、どこまで北に行けばフクロウになって、どこまで西に行けばキュウシュウフクロウになるんですかね。境が知りたいです。亜種間交雑とか起こってそうな気がしないでもない。とりあえずモミヤマってことでいいかな。もしも観察記録に観察場所を書いて良い世界が存在したなら、ネット上にある写真と場所がリンクされた情報から亜種についての活発な意見交換、情報共有が期待できるのですが、場所から切り離され、ただの画像がネットという闇に漂泊しているだけでは、何の価値もない。ネットの"マナー"がネットを腐敗させるというパラドクス。もうこうなったら落ちるところまで落ちろよって感じですか。
34 05/15 茜浜~田園
(千葉県~茨城県)
7:30~14:00
01. カワウ09. オオタカ17. メリケンキアシシギ(1)25. ハクセキレイ
02. ゴイサギ10. キジ18. キアシシギ26. モズ
03. チュウサギ11. バン19. チュウシャクシギ27. オオヨシキリ
04. チュウダイサギ12. ムナグロ20. ハジロクロハラアジサシ(2)28. セッカ
05. コサギ13. キョウジョシギ21. カワラバト29. スズメ
06. アオサギ14. トウネン22. キジバト30. ムクドリ
07. カルガモ15. ハマシギ23. ヒバリ31. ハシブトガラス
08. トビ16. タカブシギ24. ツバメ
178 -
久しぶりに放浪の旅の途中でテトラポッドの誘惑に負けたようなので行って来ました。到着するとすでに堤防の突端に人が集まっています。が、ここはあいにく日本なので、行ってみたらキアシを誤認していたという罠に引っ掛かることもありますが、まあ大丈夫そうな様子でしたので、急いで向かいました。そこにはちゃんとテトラポッドの上に一羽だけでいるメリケンキアシシギの姿がありました。この場面だけだとコシグロクサシギの英名を献上してあげたくなりますが、例年であれば群れでやって来ます。今年はどうしたのでしょうか。来ないよりはましですが、また群れで来てくれるのを期待しています。メリケンキアシシギとキアシシギって意外と識別難しい。メリケンキアシシギの特徴としてよく言われるのが鼻溝が長いということなのですが、これがまた紛らわしく、あくまでも鼻溝が長いのであり、鼻孔の長さはキアシシギと同じなのです。そしてその鼻溝が個体や角度によって目立たなかったり、または鼻溝と鼻孔を勘違いしてしまうと、なんだキアシと同じじゃんということになってしまうのです。下面の斑についても個体によってメリケン寄りのキアシやキアシ寄りのメリケンがいるので厄介です。初列風切に及んでは突出しているキアシなんてざらにいるし。日本での観察機会は少ないですが、冬羽、幼鳥が混じったキアシとメリケンの混群なんかに出くわすと、慎重さが求められる識別となるでしょう。鳴き声も違うのですが、キアシも時々変な声で鳴くんだよな。メリケンを見た後は水田を周ることになりました。先週見たエリマキシギ夏羽は抜けたようでしたが、ほぼ同じ場所でハジロクロハラアジサシを観察することができました。どんな時でもヌマアジサシに会うとなんか嬉しくなります。しかしシギチは低調で特にこれといったものは見られず。しかも群れを見つけても運悪くオオタカが飛ばしてしまうというタイミングの悪さ。そしてオオタカは狩りに失敗。自信のある時だけ突っ込んでほしいですね。どうやらシギチの渡りは収束へ向かっているようです。
33 05/08 田園
(茨城県)
8:00~16:00
01. カワウ10. ムナグロ19. キアシシギ28. オオヨシキリ
02. チュウダイサギ11. トウネン20. チュウシャクシギ29. セッカ
03. アオサギ12. キョウジョシギ21. タシギ30. ホオジロ
04. マガモ13. エリマキシギ(4)22. カワラバト31. カワラヒワ
05. カルガモ14. オオハシシギ(4)23. キジバト32. スズメ
06. コガモ15. ツルシギ(1)24. ヒバリ33. ムクドリ
07. トビ16. コアオアシシギ(4)25. セグロセキレイ34. ハシボソガラス
08. オオタカ17. アオアシシギ26. ハクセキレイ35. ハシブトガラス
09. バン18. タカブシギ27. ツグミ
175 -
震災の影響で低調なシギチの渡りですが、コアオアシシギの夏羽が見たかったので、茨城の水田へ行きました。しかし先にいつものポイントを周っていた方が何もいなかったというので、そのまま与田浦周辺を捜索しに行きました。田んぼはかなり水が入っており、想像よりは被害が少なそうでしたが、屋根にブルーシートのある家が目立ちました。瓦が足りないのでしょうか。シギチはムナグロ主体の群れを観察することができましたが、珍しい種は混じっておらず、キョウジョシギやチュウシャクシギなどを確認しただけでした。しょうがないので西の州に行き、アオアシシギの群れに混じっていたツルシギ夏羽を観察しました。かなり距離がありましたがイヤーリストなので嬉しかったです。今日の収穫はこれだけかと思われたその時、本新に夏羽のエリマキシギが現れたというビッグニュースがマイコンのように舞い込んできました。急いで駆け付けると、襟こそ巻いていないものの、飾り羽以外の羽が殆ど夏羽へ換羽しているエリマキシギの姿がありました。日本国内でこの程度の換羽状況の個体が観察されるのはかなり稀だと思います。雌とともに採餌していました。飾り羽が生えるにはかなりの栄養が必要でしょうから沢山食べてもらいたいです。まあ生える前にいなくなると思いますが。エリマキシギの襟のような飾り羽は第一回夏羽から出るのかどうか知りませんがこれは成鳥でいいはず。襟の色にはさまざまなバリエーションがあるのですが、図鑑を見ると暗色系の個体が書かれているのが多く、典型的な配色なのでしょうか。そうすると襟の色を決定する遺伝子の優性劣性については、暗色系にする遺伝子が優性ということになります。雌からの染色体にも襟の色を決定する遺伝子が存在すると考えるよりは、Y染色体上に襟色決定の遺伝子がある伴性遺伝と考えたほうがいいのでしょうか。または別の遺伝方式なのか。分かりません。知りたいですけど知る術がありません。要するに言いたいことは、生物の遺伝の問題で少しは鳥を出せよってことです。ハツカネズミの体色とかキイロショウジョウバエの眼の色とか別にとうでもいいんだよ。鳥が出たらとても楽しいのですが。しばらく観察しているうちにオオハシシギが来ました。4羽の小群でした。ついでにコアオアシシギも来てくれると最高だったのですが、来たくないようでしたので、こちらから伺いました。タカブシギに混じってこちらも4羽でした。春にコアオアシシギを見るのは初めてです。第一回夏羽なのですが、まあまあ綺麗でした。コアオアシシギはさすがはクサシギ属なだけあって、ただ赤い、とかいうのではない独特の美しさがあるので好きです。個人的にはオジロトウネンの次に好きです。いつか成鳥夏羽を見てみたい。昼前にどんでん返しの楽しい鳥見でした。
32 05/05 三番瀬
(千葉県)
7:30~12:00
01. カワウ09. トウネン17. チュウシャクシギ25. ハクセキレイ
02. ヒメウ10. ウズラシギ(1)18. ユリカモメ26. ヒヨドリ
03. チュウダイサギ11. ハマシギ19. セグロカモメ27. ツグミ
04. ハヤブサ12. オバシギ20. アジサシ(200++)28. カワラヒワ(C)
05. シロチドリ13. ミユビシギ21. コアジサシ29. スズメ
06. メダイチドリ14. キアシシギ22. カワラバト30. ムクドリ
07. ダイゼン15. イソシギ23. キジバト31. オナガ
08. キョウジョシギ16. オオソリハシシギ(++)24. ツバメ32. ハシブトガラス
171 -
夏羽の綺麗なオグロシギが観察されたということで谷津干潟へ行くことにしましたが、朝は満潮で行ってもしょうがないので、茜浜にメリケンキアシシギを探しに寄りました。しかし、堤防の突端まで歩いたもののキアシシギとキョウジョシギ、チュウシャクシギが数羽見られただけでした。最後にメリケンキアシシギを見たのはもう3年前になります。この場所の環境が大きく変化した様子は無いので、メリケンキアシシギの個体数が減少傾向にあるのでしょうか。単に寄るのが面倒くさいだけならいいのですが。茜浜から封鎖されている三番瀬が見えたので、何がいるか確認すると、アジサシの大きな群れが入っていました。そしてなんと、三脚を担いだ人の姿を見つけてしまったのです。急遽谷津干潟行きを取りやめて三番瀬へ向かいました。しかしやはり封鎖されています。でも人はなぜかたくさんいて、皆潮干狩り目的のようです。ついて行くと、上手い具合にフェンスを越えて入れるようになっている所を発見し、入ることができました。さっそくシギチの種類を確認していくと、ハマシギ、オオソリハシシギの数が圧倒的に多く、それに混じってオバシギやウズラシギの姿が見られました。三番瀬でウズラシギを観察するのは初めてです。あまり干潟のイメージはありません。例年だとコオバシギやソリハシシギの姿が見られるのですが、今年は飛来していないようです。シギチでイヤーを稼げないのはきついです。茜浜からも見られたアジサシの大群の中には特に珍しい種はおらず。昨年キョクアジサシを見たのでがむしゃらに足の短いアジサシを探す必要もなくなりました。珍鳥というのは心にゆとりがあるほうが見つけやすいので、気楽に群れを眺められるのは良いことです。オグロシギの姿はなく、おそらく谷津干潟にも現れないだろうと思い、寄らずに帰りました。帰宅後センターのフィールドノートを見ましたがやはり確認されなかったようです。三番瀬では放送により立入禁止であることが高らかに宣言されていました。安全が確認されていないため、とか言っていましたが、安全を確認する気がないだけですよね。いつまで被害者面しているのでしょうか。さっさと直せよ。潮干狩りの収益などを考えれば、時間が経てば経つほど損失が大きくなるのに。浦安周辺が液状化の被害を受けやすいことなんて昔から言われてたのに、何にも対策を考えてこなかったんですか。金銭的に修復が難しいのなら、国からの支援を迅速に行うべきじゃないんですか。手を拱いている間に被害は何倍にも膨れ上がる。これぞ行政の怠慢。
31 05/04 田園
(埼玉県)
8:00~12:00
01. チュウダイサギ06. キアシシギ11. ヒバリ(C)16. スズメ
02. カルガモ07. コシャクシギ(1S)12. ツバメ17. ムクドリ
03. ハヤブサ08. コアジサシ(2)13. ハクセキレイ18. ハシボソガラス
04. コチドリ09. カワラバト14. オオヨシキリ(C)19. ハシブトガラス
05. ムナグロ10. キジバト15. カワラヒワ(C)
166 -
今年は震災の影響で茨城の水田の状況があまりよろしくなく、シギチも低調だということで心配していたら、より内陸側ルートを通っているようで、珍しく埼玉に珍シギが出てしまいました。到着するとムナグロの群れに混じって畔を歩くコシャクシギの姿がありました。偶然の出会い以来2年ぶりです。コシャクシギは冬羽と夏羽の差があまりなく、また成幼の識別も意外と難しいので、時期や磨耗の状況も含めて考える必要があります。第一回夏羽でよろしい?。警戒心は少ないようで、畔を歩きながらどんどん近づいて来ましたが、何度来ても同じ所で引き返していました。時々水田へ入りますが土の上が好きのようで殆ど畔にいました。マキバシギとDNAを分かち合っているだけのことはあります。でもマキバシギとはあまり似ていませんね。ではコシャクシギは類似種がいないのか。この問いに明確に答えられる人はいないでしょう。そう、"Sの昇天"が現実になっているかは誰にも分からないのだから。S、つまりエスキモーコシャクシギは、名前からも分かるように、昔はカナダで繁殖していた鳥でした。しかし乱獲により個体数は激減し、絶滅種という扱いになっている図鑑もあります。BIRDS OF EAST ASIA は?付きで絶滅種扱いです。COLLINSによれば、ヨーロッパでの記録は19世紀にイギリスで秋に5例、1870年の10月にアイルランドで記録があるだけです。やはり絶滅しているのか。しかし、最近一筋の光が。実はオランダで最近エスキモーコシャクシギの可能性のあるシギが観察・撮影されているのです。これが本物ならば昇天を回避している可能性もあります。それにしてもエスキモーらしき個体が出たのがヨーロッパで本当に良かったです。仮に日本だったら可能性の芽さえも摘んでいたことでしょう。まずエスキモーの認知度からして世界最低。識別点が分からない。いても分からない。簡単に言うと、日本だったらエスキモーが100羽いようが1000羽いようがとっくの昔に絶滅してしまっているのです。これが怖い。エスキモーコシャクシギが仮に存在していようと、認識されなければ存在しないことになってしまう恐怖。存在者を存在させる存在であることの自覚がない存在への恐怖。ちなみにエスキモーはコシャクシギよりやや大きく、嘴が長い、足が短い、初列風切羽が尾羽から突出する、などという特徴がありますが、またこう言うことを書くと初列風切が突出しているように見える写真を偶然撮ってしまった輩が騒ぎ出すのが怖いね。まあとにかくこの個体はただのコシャクシギです。
30 05/01
(神奈川県)
9:00~17:00
01. ミゾゴイ05. ヒヨドリ09. シジュウカラ13. シメ
02. コジュケイ06. ガビチョウ10. メジロ(C)14. スズメ
03. カワラバト07. センダイムシクイ(C)11. カワラヒワ(C)15. ハシブトガラス
04. キジバト08. エナガ12. イカル(10+)
163 370
天気がよろしくないので家でゆっくりインテル対チェゼーナの動画を見ていたら、そんなことしている場合ではないことが分かり、急遽出かけました。到着すると、今日はまだ出ていないと言われましたが、こんな天気で抜けるわけがありません。昨日いたという水場を中心にして探し回りました。木にとまっていれば見つけられますが、地面に降りてしまうとまず見つけられないので、木にとまっていることを信じて探しました。しかし全く気配がありません。抜けていなくても見れないまま終わってしまっては抜けたも同然です。抜けていないと断言した自分を信じて探し続けました。そして、ついに、その時がきました。茂みから聞こえるコジュケイの警戒声、もしやと思って水場へ戻ると、そこには憧れのミゾゴイの姿。しかし人の動きに驚き木の上に飛び上がります。そこも落ち着かないようですぐに地面に降りてしまいました。しばらく出てこない時間が続き、もうチャンスはないのかと思いましたが、別のポイントで出たというので移動した途端、飛んでまた戻って来て木にとまりました。今度は葉の隙間からじっくり姿を見ることができました。その後何度か水場の周りに姿を見せますが警戒してすぐに引っ込んでしまいます。それでも何とか全身を写真に収めることができました。ずっと縁が無かった鳥だったのでかなり興奮しました。ミゾゴイは、かつては日本のみで繁殖する鳥とされていましたが、2009年には韓国での繁殖が確認されています。とは言ってもほぼ日本固有繁殖種です。近年は繁殖に適した環境の開発等により個体数は激減していて、絶滅危惧IB類(EN)に指定されていますが、昔は民家の近くに普通にいた鳥でした。ミゾゴイの学名にはちょっとしたミスがあり、種小名がgoisagi (ゴイサギ)となっています。これは、出島のオランダ商館医であったシーボルトが日本から持ち帰ったミゾゴイの標本に誤って付けられた「ゴイサギ」というラベルをもとに、ライデン王立自然史博物館の動物学者だったテミンクが学名を付けたからです。コマドリとアカヒゲのようにトレードされなかったのが不幸中の幸いでしょうか。長い間ミゾゴイは夜行性の鳥とされてきましたが、雛への給餌活動は昼間行われていることが最近の研究で分かってきました。つまりは昼行性というわけですが、夜に鳴くことから夜行性と勘違いされてきたようです。夜に鳴くのはホトトギスもヤブサメもですが、ミゾゴイとの違いは昼も鳴くということです。つまりミゾゴイは鳴くことに関しては夜を選んで「行」うわけですから、夜行性と言えなくもない。そもそも昼行性か夜行性かという二者択一の領域に押し込んで理解しようとするのはあまりにもナンセンス。ミゾゴイはミゾゴイとして懸命に生きている、ただそれだけの話であり、何性かと言われれば"ミゾゴイ性"なんだという理解でいいじゃないですか。近縁種には南西諸島に分布するズグロミゾゴイがいますが、意外と識別は難しいのです。いやいやズグロなんだから頭黒いんだろって言われるとまあ頭頂の黒色部は大きいのだけれども、やっぱり初列風切の白色が大切ですね。なんでこんなことを言うのかというと、本州でもズグロミゾゴイは出るからです。その時に頭頂が黒かったと言っても、ミゾゴイも黒いことは黒いよって言われて終わりです。安心の低クオリティーの世の中なので信じてもらえません。初列風切を確認すれば誰も文句は言えん。さて、ミゾゴイの年齢識別、この個体は成鳥でいいのか。2回目の換羽で成羽になるらしいですが、2回目の換羽っていつだよ。ミゾゴイの換羽形式知らん。ミゾゴイ属は世界に4種いますが、そのうちの3種はアジアに分布していて、1種だけアフリカにいます。セジロゴイさん寂しかったら日本
(神奈川県)に来ていいよ。
29 04/30
(神奈川県)
6:00~12:00
01. カワラバト08. サンショウクイ(C)15. エゾムシクイ(C)22. クロジ(♂)
02. キジバト09. ヒヨドリ16. センダイムシクイ23. カワラヒワ
03. アオゲラ10. イソヒヨドリ(C)17. キビタキ(♂)24. マヒワ(20+)
04. コゲラ(C)11. アカハラ18. オオルリ(♀)25. イカル(C)
05. ツバメ12. シロハラ19. ヤマガラ26. シメ
06. イワツバメ13. ヤブサメ20. シジュウカラ27. ムクドリ
07. ビンズイ14. ウグイス(C)21. メジロ28. ハシブトガラス
162 -
疾走する馬上から的に鏑矢を射る日本の伝統的な騎射ではないほうのヤブサメを見に山へ登りました。山の周りではイソヒヨドリが、さすがは近縁にクロツグミがいるだけあって綺麗な声を聞かせてくれました。山の中へ足を踏み入れると、新緑の中でキビタキやヤブサメが囀っていましたが、葉の生い茂る林では探すのは難しく、聞き流しながら山頂を目指しました。へとへとになりながら山頂へ着くと、まず昨年ヤブサメが繁殖したポイントへ向かいましたが、声すら聞こえません。当てが外れたのでしょうがなく山頂付近を歩き回りました。センダイムシクイやエゾムシクイ、ヤブサメ、キビタキの声はしますが、遠くのほうなので、センダイムシクイとキビタキを確認するのがやっとでした。やはりここは山道沿いに鳥がいてくれないと観察は難しいです。しばらくヤブサメの居場所を突き止めようと格闘していると、サンショウクイが鳴いたので必死に姿を探しましたが無理でした。たぶん山の上を通過したのでしょう。神奈川県内でサンショウクイの声を聞いたのは初めてでした。まあ声でもイヤーリストなので十分です。その後は、まだ居残っているマヒワの群れや、木の上でフライングキャッチを繰り返すオオルリの雌を確認し、下山しました。今年2度目の写真無しの観察記録です。4月末、1年の1/3が終わった時点で、イヤーリスト達成率は、162/200×100=81(%)となり、過去のデータと参照した結果、目標達成はほぼ確実となりました。ちょっと目標を低めに設定しちゃった感がありますが、キリがいいからね。222いけるかな。
28 04/29 秋ヶ瀬~大久保
(埼玉県)
7:00~12:30
01. カイツブリ(C)11. タカブシギ21. アカハラ31. シジュウカラ
02. チュウサギ12. セグロカモメ22. ツグミ32. メジロ
03. チュウダイサギ13. キジバト23. ウグイス(C)33. ホオジロ
04. コサギ14. カワセミ24. オオヨシキリ(C)34. カワラヒワ
05. アオサギ15. コゲラ25. エゾムシクイ(C)35. シメ
06. カルガモ16. ヒバリ26. センダイムシクイ36. スズメ
07. ハシビロガモ17. ツバメ27. セッカ37. ムクドリ
08. チョウゲンボウ18. ハクセキレイ28. キビタキ38. オナガ
09. キジ19. ヒヨドリ29. オオルリ39. ハシボソガラス
10. ムナグロ20. コマドリ(1+)30. エナガ40. ハシブトガラス
159 -
日本で春に雄の完全夏羽を見るのは理論上不可能なのですが、まあまあの換羽状態の個体が見られるということで行きました。が、抜けてしまったようで、田んぼにはムナグロ数羽が寂しく降りているだけでした。ということで、昨日コマドリが確認されている公園へ移動しました。まずはシマアジに2回降られた因縁の森を歩くと、キビタキやセンダイムシクイの囀りを聞くことができました。姿を探すと、高い木の上にいるのを見つけることができましたが、腹しか見えない。しばらく待っているとキビタキが下の方へ降りてきてくれました。今季初認になりますが、キビタキの声は幼少の頃の思い出を蘇らせます。新緑の中の黄色はいつ見ても最高です。アカハラも多くの個体が見られました。まだアカハラが残ってるよ、みたいなことを言う人がいますが、冬にいるのはオオアカハラ、今見れるのはアカハラ、亜種違うんだよ。亜種アカハラは基本的に関東では春秋に通過する鳥で、越冬場所はもっと南にあるはずなのですが、よく分かりません。イギリスのような国だったら詳細な観察記録が全国各地から寄せられてくるのでしょうが、残念ながらここは日本、アカハラとオオアカハラの違いが顔の黒さだと思ってる謎の連中ばかりなので期待できません。その後コマドリが出ている森へ行くと、まるでテープで流しているかのような綺麗なコマドリの囀りが聞こえてきます。近づいてみると狭くて暗いスペースに大勢のカメラマンが群がっていて、もう撮るスペースがありません。あとから来たカメラマンは、しゃがめ、と前にいるカメラマンに文句を言っていました。文句を言わずとも、コマドリとタネコマドリが識別できない人を追放すれば2~3人でゆったり見られるのに、なぜそうしないのでしょうか。まあ、タネの識別点が分からない人、胸の黒帯があるかないかが違いだと思っている人、の2パターンに分かれるでしょうね。声だけでもイヤーリストには入るのですが、隙間からちらっと姿を確認することができました。最後にエゾムシクイの声と今季初認のオオルリを見て、まあまあの成果でした。
27 04/24 相模川
(神奈川県)
6:30~11:30
01. カイツブリ12. コジュケイ(C)23. ヒヨドリ34. ホオジロ
02. カワウ13. キジ24. モズ35. アオジ
03. オオダイサギ14. オオバン25. アカハラ36. カワラヒワ
04. チュウダイサギ15. イカルチドリ26. ツグミ37. ベニマシコ(♀)
05. コサギ16. カワラバト27. ガビチョウ38. シメ
06. アオサギ17. キジバト28. ウグイス39. スズメ
07. マガモ18. アマツバメ29. エゾムシクイ(1)40. コムクドリ(10+)
08. カルガモ19. カワセミ30. センダイムシクイ(2)41. ムクドリ
09. コガモ20. ツバメ31. セッカ42. オナガ
10. ヒドリガモ21. セグロセキレイ32. シジュウカラ43. ハシボソガラス
11. トビ22. ハクセキレイ33. メジロ44. ハシブトガラス
152 -
相模川の初夏の風物詩と言っていいようなコムクドリですが、最近は行っていませんでした。コウライアイサの飛来を機に地元相模川への鳥見を多くしようということで、コムクドリをメインとした夏鳥の観察に行きました。最初に昨年コムクドリが見られたというポイントへ行ってみましたが姿はなく、探し回っているうちに「チヨチヨビー」というセンダイムシクイの囀りが聞こえてきました。センダイムシクイの声を聞くたびに思うのですが、全く「焼酎一杯グイー」には聞こえません。チヨが千代でセンダイという音と訓に翻弄された可哀相なムシクイです。上空を渡り途中のアマツバメの群れが飛ぶ中さらに捜索を続けると、今度はエゾムシクイの囀りが聞こえてきました。カラ類のような囀りとよく言われますが、一度聞くと忘れない声ですよね。姿を何とか見ようと探しているとムクドリ的シルエットが目に入りました。確認するとやはりコムクドリです。コムクドリは雄雌ともに複数個体いましたが、同時に現れてくれないので正確な数の把握は困難でした。コムクドリは、種小名のphilippensis が表すように、フィリピンやボルネオ島が主な越冬地ですが、繁殖地は日本+樺太南部・千島列島、ほぼ日本固有繁殖種と言っていいような鳥です。日本の繁殖地の環境が悪化したら絶滅への道を辿ってしまうわけですから、大切にしなければなりません。幸い、現在も十分な個体数が維持されているようですので、この状態が続くことを願っています。もともと適応力の高いムクドリ科ですから、大丈夫だとは思いますが。その後はエゾムシクイの姿何とか見ようと頑張りました。あの声は方向を特定するのが難しい。辛うじて一瞬見たので満足して帰りました。意外とイヤーリストが増えて良かったです。
26 04/17 行徳
(千葉県)
7:00~13:00
01. カンムリカイツブリ06. ヘラサギ(juv)11. ユリカモメ16. ヒヨドリ
02. カワウ07. カルガモ12. セグロカモメ17. ツグミ
03. チュウダイサギ08. コガモ13. カワラバト18. スズメ
04. コサギ09. スズガモ14. キジバト19. ムクドリ
05. アオサギ10. イソシギ15. コゲラ20. ハシブトガラス
148 -
1869年の太政官制の導入により組織された宮内省、そのトップは宮内卿と呼ばれる役職でしたが、1885年の内閣制度の創設によっ宮内大臣となりました。しかし「宮中府中の別」によって宮内大臣は内閣には入れません。これを利用して桂太郎を宮中へ追いやり政治的引退を図った山縣有朋でしたが、桂は二個師団増設問題を利用し、上原勇作陸相の辞任に伴う軍部大臣現役武官制の適用により第二次西園寺内閣を倒閣しました。その結果元老会議で桂を宮中から出させて再び政権をとらせることが決定され、山縣の目論見は失敗。結局は第一次護憲運動から起きた大正政変により第3次桂内閣も退陣を余儀なくされました。そんな感じでいろいろ大変な宮内省ですが、宮内府を経て宮内庁となり、その宮内庁が管理している新浜鴨場に隣接した池に箆で武装した白い巨体が現れたということで見に行ってきました。しかし見える範囲をどれだけ探しても姿は見当たりません。もう別の場所へ移動してしまったのか、見えない裏側に隠れているのか、昼前、そこにいた誰もが空振りを確信した瞬間、白い巨体はどこからかゆったりと飛んできました。重そうな嘴を持っているくせに首を伸ばしたまま飛ぶのが特徴のヘラサギ類、確実に首を曲げたほうが楽だと思うのですが。干潟に降りると、首を左右に振る独特の採餌方法を披露してくれました。ヘラサギは1年4ヶ月ぶりの観察ですが、この首振りを見るのは実に3年5ヶ月ぶりです。初列風切羽などに黒褐色の部分があったので幼鳥でした。ヘラサギもヘラシギも、遺伝子的には離れているのに同じ嘴の形状で同じ採餌方法をするなんて面白い。嘴をヘラ状にするということが合理的であり、一定の利益を得られる形質であるということなんでしょうが、利益ばかりならヘラ状の嘴を持つ種がもっといてもいいので不利益も生じるのでしょう。不思議なのは、ヘラサギ属は6種いて、すべてヘラを持つのに対して、ヘラシギ属は1種しかいないということです。つまりシギの生息環境ではヘラであることの利益が発生しにくいということなのでしようか。自然環境へのさまざまな適応化の中で、より利益の大きい形質を持つ種は繁栄し、不利益の大きい形質を持つ種は淘汰されていく。果たして数万年後、ヘラを持つ鳥は増えているか、減っているか。その前に、地球はあるか。
25 04/16 神社
(神奈川県)
9:00~13:30
01. カルガモ05. アオゲラ09. シジュウカラ13. ムクドリ
02. ツミ(♂2♀1)06. キセキレイ10. メジロ14. ハシブトガラス
03. カワラバト07. ヒヨドリ11. イカル
04. キジバト08. エナガ12. スズメ
147 -
インテル対シャルケ、2ndlegもシャルケが勝利して、準決勝に進出しましたが、次はマンUなので、勝つのは厳しそうです。ということでツミの営巣を見に行きました。毎年ツミの繁殖を観察していますが、今年は例年より早めに、巣作りの段階を観察しました。もうかなり出来上がっていましたが、枝を運んできて、中で形を整えている様子が観察できました。そしてここのツミにはヘルパーさんがいました。ツミでヘルパーを観察するのは初めてでしたが、あまり聞かないような気がします。ヘルパーがいる種はオナガやバンなどが有名ですが、個体数の過密により繁殖場所の確保が困難である場合にヘルパーとなることが多いようです。ツミは個体数的には過密ではなさそうですが、繁殖に適した場所が見つからなかったのでしょうか。単にパートナーが見つからなかったという可能性もありますね。ここで疑問に思うのは、ヘルパーというシステムは利益が生じるのかということです。単純に考えて、ヘルパーになる個体が繁殖すれば、倍の数の雛を巣立たせることが可能です。しかし、孵化した雛をすべて巣立ちさせるには、十分な餌が必要となります。周辺環境によってはすべての雛に均等に餌を与えることが難しくなるわけです。その点ヘルパーがいれば、餌の収集効率が上がりすべての雛を巣立たせることができるようになります。このメリットデメリットを考慮してヘルパーになるかならないかを判断しているのでしょうか。でもヘルパーの定義にしたがえば、繁殖場所の確保が困難である時点で、何もしないよりは手伝ったほうが良いとは思いますけど、果たして本当に繁殖場所が確保てぎなかったのかというとそんなことはないような気がします。ヘルパーになるという選択に関与しているものが全個体に共通した普遍的な事象であり再現性を持つものなのか、同じ状況下におかれても個体によってヘルパーになるかならないかという判断に差が生まれてくるのか疑問に思うところです。そしてヘルパーになるかならないかという選択権は若雄が一方的に行使できるものであるかどうかも分からないのです。若雄がヘルパーになりたいと思ったら、親鳥はそれを常に受け入れるのか、拒否することもあるのか。または親鳥のほうからヘルパーになってほしいと要請する場合があるのか。資料的な何かが欲しい。疲れましたので以上。
24 04/06 江戸川
(千葉県)
7:00~14:00
01. カワウ07. ユリカモメ13. ヒヨドリ19. オオジュリン
02. ヒドリガモ08. セグロカモメ14. ジョウビタキ20. キガシラシトド(1S)
03. チョウゲンボウ09. カワラバト15. ツグミ21. カワラヒワ
04. キジ10. キジバト16. ニシオジロビタキ(1S)22. ムクドリ
05. クイナ(C)11. ヒバリ17. シジュウカラ23. ハシブトガラス
06. オオバン12. イワツバメ18. アオジ
146 -
今年の入試問題はどんな感じだったのか分かりませんが、今日は見事合格した新一年生の入学式です。ぜひとも出席したかったのですが、2・3年生は出れないということで、しょうがないので5度目のキガシラシトドへ行きました。本当はここにはあまり来たくなかったんですけどね。キジバトに石を投げるカスに遭遇してしまうので。平日なのでそれほど人もいないだろうと思ったら意外といてびっくりしました。明日にでも抜けるのではないかと心配して来ている人たちが多かったです。どうやら埼玉でも別個体が観察されているらしいキガシラシトド、群れで飛来して分散したのか、よく分かりませんが、関東に2羽なんて相当な密度ですよ。探せば神奈川にもいる気がしてきた。で、キガシラさんは完璧な第一回夏羽になっていました。もういつ抜けてもおかしくない状態です。まあ篭脱けでないことを証明する意味でもさっさと抜けてほしいのですが。餌付けされていると太って渡れないのではないか、という人がいますが、それはないでしょう。餌付けが良いか悪いかはよく議論されている問題で、どうやら世論では「悪いこと」になっているようです。それに対して餌付け肯定派は、確実なデータが無いのに悪い影響があるというのは論理的ではないという論調のようです。いつまでこの議論が続くのか知りませんが、この問題での一番の問題は、「餌付けは良くないと思っているが、自分もその恩恵を受けているので、あまり大きな声で批判できない」という謎の人々がいることですよ。結局自分の利益しか考えてない。まあ人間所詮そんなものだからね。キガシラを観察した後はニシオジロビタキを観察しました。前回の観察記録ではこの個体を雌としましたが、ニシオジロビタキはオジロビタキと違って雄でも第一回夏羽までは喉の橙色は出ないようです。雄であれば第二回夏羽から出始めるようです。Z会に集中し過ぎてCOLLINSを見てなかったよ。そしてBIRDS OF EAST ASIA は行方不明。きっと教科書と問題集の山に埋もれているのだろう。何度も何度もしつこいようですが、ニシオジロビタキはオジロビタキとは別種です。色の発現時期までも違うんだから。欧米では別種で日本では亜種であると勘違いしている人が多いようですが、日本でもイギリスでもシエラレオネでもニカラグアでも別種は別種です。そしてシャルケ、インテル相手に5得点とは。2-1くらいでインテルが勝つと思ってた。内田も長友もすごいSBですね。
23 04/02 三番瀬
(千葉県)
7:30~13:00
01. カイツブリ12. ウミアイサ23. ホウロクシギ(1)34. ツグミ
02. カワウ13. オオバン24. セイタカシギ35. エナガ
03. チュウダイサギ14. ミヤコドリ25. ユリカモメ36. シジュウカラ
04. コサギ15. ハジロコチドリ(2)26. カモメ37. メジロ
05. アオサギ16. シロチドリ27. カワラバト38. アオジ
06. コガモ17. メダイチドリ28. キジバト39. カワラヒワ
07. ヒドリガモ18. ダイゼン29. ツバメ40. ムクドリ
08. オナガガモ19. トウネン(1)30. ハクセキレイ41. オナガ
09. ハシビロガモ20. ハマシギ31. ヒヨドリ42. ハシボソガラス
10. ホシハジロ21. ミユビシギ32. モズ43. ハシブトガラス
11. スズガモ22. オオソリハシシギ(4+)33. シロハラ
145 -
3月11日の大地震は、東北地方だけでなく、関東、特に茨城と千葉にも大きな被害をもたらしました。浦安などでは液状化現象という形でその爪痕を残していますが、三番瀬周辺も例外ではなく液状化により地割れや土砂の噴出で悲惨なことになっていました。そのような状況の中でも、シギチの渡りは始まりの兆しを見せ始め、数日前に飛来したばかりのオオソリハシシギを筆頭に、ハジロコチドリ、メダイチドリ等を観察することができました。オオソリハシシギは殆ど夏羽に換羽した個体も見られました。ハジロコチドリは2羽確認することができ、1月の来訪では見られませんでしたが無事イヤーリスト加入となりました。その後谷津干潟に移動しました。到着時は満潮に近い状態でしたが、少し出ている干潟にホウロクシギを確認することができました。ホウロクシギは英名で Far Eastern Curlew、Easternと付くくらいですから、ユーラシア大陸の東側が主な繁殖地となっています。で、何気なく学名を見ると、種小名がmadagascariensis。なぜにマダガスカル。マダガスカル島には生息していません。実はインドネシアのマカッサルと間違えちゃったのです。ドンマイ。谷津干潟のセンターも地震でやられたようで閉館していて淡水池が見られず、潮が引くまでひたすら待ちました。最近はツルシギやキョウジョシギが見られているということで期待しましたが、やって来たのは、オオソリハシシギ、メダイチドリなど三番瀬のメンバーたちでした。そしていつもなら3月中には見るツバメを遅ればせながらやっと今日初認することができ、イヤーリストは6種増となりました。今年は200という低めの目標に設定してあるのでもう7割、この調子ならなんとかいけるか。
22
21
04/01
03/30
江戸川
(神奈川県)
7:30~14:00
01. カワウ09. クイナ17. ジョウビタキ25. オオジュリン
02. カルガモ10. オオバン18. トラツグミ26. キカシラシトド(1S)
03. コガモ11. ユリカモメ19. シロハラ27. カワラヒワ
04. ヒドリガモ12. カワラバト20. ツグミ28. ベニマシコ
05. ハシビロガモ13. キジバト21. ウグイス29. シメ
06. ハイタカ(2)14. ヒバリ22. エナガ30. スズメ
07. コジュケイ15. ハクセキレイ23. シジュウカラ31. ムクドリ
08. キジ16. ヒヨドリ24. アオジ32. ハシブトガラス
139 -
「魚?」っていうと「鳥」っていう。「いる?」っていうと「いるよ」っていう。そうして翌日行ってみて、「どこ?」っていうと「今日はいない」っていう。こだまでしょうか。いいえ、シマアジです。この流れを2回も繰り返したので、さすがにキレて、2回目の空振り後そのままキガシラシトドへ移動しました。前回から5日経っているので、頭部に少し残っている冬羽が換羽している頃だと思いながら登場を待ちました。あまり待つこともなく出てきた姿はもう完全な第一回夏羽でした。たまに生まれた年の夏の羽を第一回夏羽だと勘違いしている人がいますが、幼羽→第一回冬羽→第一回夏羽の流れですのでお間違えのないように。あえて言うなら幼羽は第0回夏羽という感じでしょうか。キガシラシトドは、和名と英名は黄(金)色の頭央線に着目して名付けられていますが、学名は黒色の頭側線に由来しています。種小名のatricapilla は、「黒い頭」という意味です。アメリカムシクイ科のズグロムシクイにも全く同じ種小名が付いています。ちなみにアメリカコガラの種小名はatricapillus ですが、これも同じ意味です。というか違うのは語尾だけですね。学名は、現在どこの国も使っていないラテン語を使用しており、そのラテン語には、男性形、女性形、中性形があります。言語に"性"があるのはドイツ語、イタリア語、フランス語が知られていますが、ラテン語の場合、男性形は「-us」、女性形は「-a」、中性形は「-um」で終わるものが多いです。要するに、キガシラシトドとズグロムシクイは女性形、アメリカコガラは男性形ということですが、どういう基準で決めるのかは分かりません。適当に付けているのでしょう、せっかくの黒い頭という特徴をアメリカコガラに取られてしまった日本のコガラはどうなっているかというと、montanus = 「山の」。まあ確かに山にいることは確かですが、もっと他に無かったのでしょうか。英名とか学名っていうのはどうしても欧米が先行しがちなので、日本は余ったものの中から選んでいかないといけません。キガシラさんはいつまでいてくれるのか、くれぐれも篭脱けというオチはないようにお願いしたいところです。そして、いよいよ高校3年生になってしまいました。でもしばらくは普通に鳥見はしますけど。HPの更新は滞るかもしれませんが別にいいですよね。
20 03/27 多摩川下流
(神奈川県)
7:00~12:00
01. カンムリカイツブリ12. キンクロハジロ23. セグロカモメ34. ウグイス(C)
02. カワウ13. スズガモ24. タイミレンシス35. セッカ
03. オオダイサギ14. トビ25. カモメ36. ホオジロ
04. アオサギ15. チョウゲンボウ26. ウミネコ37. オオジュリン
05. マガモ16. オオバン27. カワラバト38. スズメ
06. カルガモ17. コチドリ(4)28. キジバト39. ムクドリ
07. コガモ18. アオアシシギ(1)29. セグロセキレイ40. ハシボソガラス
08. ヒドリガモ19. イソシギ30. ハクセキレイ41. ハシブトガラス
09. アメリカヒドリ(♂)20. タシギ31. ヒヨドリ
10. オナガガモ21. セイタカシギ32. ジョウビタキ
11. ホシハジロ22. ユリカモメ33. ツグミ
138 -
サッカーのチャリティーマッチ、日本代表 vs J リーグ選抜の試合はなかなか見ごたえのあるもので、特に前半は、ザッケローニ監督が好む3-4-3システムを初めて導入したにも関わらず、長友・内田の両SBが生きる形で良い展開でした。3バックでは頼りない感じもしますが、今野がいれば大丈夫か。そして後半、今度はJ選抜の逆襲、GK川口からの完璧なロングフィードを闘莉王が絶妙に頭で落とし、キングカズが抜け出してそのままゴール!遠藤の芸術的PKよりすごかった。ベテラン勢の技術力はさすがです。そんな感動的な試合の2日前、高2最後になるかもしれない鳥見は、毎年恒例のツリスガラ探しの旅へ。到着すると、空振り感が否めない雰囲気が漂っていましたが、片っ端から捜索しました。オオジュリンは大量に見つかりますが、ツリスガラは姿はおろか声すら確認できません。今年は観察記録がまだ無いと聞いていたので、このような結果は想定の範囲内です。可能性の低いツリスガラだけを目当てに来たわけではありません。今年は自由に機動できる期間が限られているので、一回一回の鳥見を大切にして、最大限の成果を得る必要があります。ということで今日の保険的立場のアメリカヒドリを探しました。もっと上流で最近見られたらしいので、探せば下流にもいるだろうと思っていましたが、ヒドリガモの群れを丹念に探すものの一向に見つからず。捜索の場を上流へシフトしていきました。途中セッカやコチドリ、アオアシシギをイヤーリストに加えつつ、1時間ほど探しまくった結果ようやく発見しました。残念ながら雄でしたが、貴重なイヤーリストとなります。アメリカヒドリは昔は珍しいイメージがありましたが、近年は観察例が増えてきているような感じです。相変わらずヒドリガモとの誤認も見受けられ、つい最近も普通のヒドリガモの雌をアメリカヒドリとヒドリガモの交雑個体などといっている方がいらっしゃいました。しかも、それを人に教えて、これが識別できないとはまだまだだな、みたいなことを言っているのですから気持ち悪くて吐きそうになりました。ツリスガラを最後に見たのは小学生の頃なので、そろそろ見たいんですけど。見ないとツリスガラの種分化について書けないじゃないか。今日は捜索してばっかりだったので気付いたら写真を撮っていなかった。まあカメラマンではないのでこういう日も普通にあります。
19 03/26 江戸川
(千葉県)
7:00~13:00
01. カンムリカイツブリ07. オオバン13. ジョウビタキ19. キガシラシトド(1S)
02. カワウ08. セグロカモメ14. ツグミ20. カワラヒワ
03. オオダイサギ09. カワラバト15. ニシオジロビタキ(♀)21. ベニマシコ
04. ヒドリガモ10. キジバト16. シジュウカラ22. ムクドリ
05. チョウゲンボウ11. ヒバリ17. アオジ23. ハシブトガラス
06. キジ12. ハクセキレイ18. オオジュリン
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さすがに二ヶ月経っているので、夏羽への換羽が進んでいる頃だろうと思い、久しぶりの河川敷へ向かいました。全盛期はカメラマンが大量発生していましたが、今日は数人で平穏でした。強風が吹き荒れ、横を流れる川の水にはヨウ素131が基準値を超えて含まれている状況の中、出てくれるかどうか心配になりましたが、変わらず元気な姿を見せてくれました。といっても姿自体は予想通り変わっていて、黒い頭側線が現れ、黄色い頭央線も濃くなっていました。まだ完全な夏羽ではありませんでしたが、とても綺麗でした。これからどこまで換羽が進むのか楽しみです。キガシラシトドは年2回換羽する種で、春の換羽は部分換羽、秋の換羽は完全換羽になります。同じミヤマシトド属でもアカエリシトドは年2回の完全換羽を行うように、換羽形式は種単位で違ってきます。部分換羽では、一般的に初列雨覆、風切羽、尾羽以外を換羽します。特にこの個体は、第一回冬羽から第一回夏羽に移行中のため、幼羽が残ります。注目すべき点は、中央尾羽が新しく生えてきていることです。尾羽は換羽しないんじゃないのか。まあ換羽形式は種によってかなり違ってくるので、キガシラシトドは部分換羽で尾羽を換羽する種ということでしょう。尾羽の全てを換羽しているわけではないようですが、これが第一回夏羽だからなのか、成鳥でもこうなるかは知りません。近縁種のミヤマシトドの完全換羽は基亜種で54日間ですが、これを基準に考えると部分換羽は換羽枚数が少ないわけですから、これより期間は短いでしょう。今月の初めの時点の写真を見る限りあまり換羽はしていないようでしたので、30日くらいになるのでしょうか。換羽日数は緯度に影響されることが知られており、前述のミヤマシトドの例では高緯度の亜種で47日間、低緯度の亜種で83日間と変域が大きいです。キガシラシトドの通常の分布域である北アメリカ大陸西海岸に比べて日本は低緯度なので、これが換羽日数に影響するのかどうかは興味深いところです。オオルリに似た「ヒーリーリー」という囀りも聞くことができました。てっきりアオジやホオジロみたいな路線を継承しているかと思いきやヒタキ科への抜け駆け。雌雄同色とされているキガシラシトドですが、囀りが観察できたことから雄であると推測できます。鳴き声がオオルリに似ているから雌も囀ります的な感じだと厄介ですが、そこまでしないよな。ニシオジロビタキもまだ観察することができました。喉のオレンジ色は出ていなかったので、雌ですね、残念。日本に飛来するニシオジロビタキの和名をオジロビタキにして、今のオジロビタキをヒガシオジロビタキにしたほうが整合性があると思うのですが。この際英名を公用語にするか。
18 03/12 公園
(東京都)
9:30~12:30
01. カワウ06. イカルチドリ11. コゲラ16. ツグミ
02. コサギ07. カワラバト12. キセキレイ(C)17. エナガ
03. アオサギ08. キジバト13. ヒヨドリ18. ヤマガラ
04. カルガモ09. ヒメアマツバメ14. キレンジャク19. シジュウカラ
05. トビ10. アオゲラ(C)15. ヒレンジャク20. ハシブトガラス
134 -
前日のクラキャンによる寝不足で目眩してるのかと一瞬思いましたが、本当に校舎が揺れていました。3階なのでかなりの揺れで、長く続きました。幸いにも学校内で怪我等は無かったようですが、小田急線や東海道線が動かなくなり、学校にとまることになりました。乾板と水が支給され、しばらく暖房が効いた図書室で仮眠していましたが、後輩の親が車で迎えにくると言うので、同乗させてもらいました。カーラジオからは東北地方が津波の被害を受けたということは分かりましたが、まさか阪神淡路大震災を超える戦後最大の災害だとは思いませんでした。翌日はキレンジャクを見に行く予定で、どうしようか迷いましたが、とりあえず行ってみました。レンジャクは10羽以上見られましたが、殆どがヒで、目当てのキは2羽だけでした。あまり警戒心が無く、手が届きそうな枝にとまることもありました。地面に降りて実を食べたり、水を飲んだり、キレンジャクをのんびりと観察できたのは久しぶりです。キレンとヒレンの声の聞き分けも練習してみましたが、なかなか難しい。帰ってからニュースを見て、改めて今回の地震の被害を大きさを実感しました。地震の一週間ほど前に茨城県の海岸に52頭のイルカが打ち上げられたというニュースがありましたが、やはりあれは地震の予兆だったのでしょう。ニュージランドの地震でも2日前に100頭のイルカが打ち上げられたそうです。その他、地震の前にカラスが騒いでいたというようなことも聞きますから、動物たちは地震を予知することができるようです。こういう話をすると、科学的根拠がない、偶然だ、などと言う科学者がいます。全く不思議です。科学は自然によって成り立っている。自然の支配下に科学は存在する。科学が自然を支配することは不可能である。にも関わらず、自然を科学的に解釈しようとする。この矛盾を抱えたまま生きてきた代償が、原発事故でしょう。想定外?何ですか、それ。自然を想定しようなんて甘いんだよ。
17 03/06 公園
(神奈川県)
6:45~15:45
01. コサギ08. キジバト15. ジョウビタキ22. シジュウカラ
02. カルガモ09. アオゲラ16. オオアカハラ23. メジロ
03. ハイタカ10. コゲラ17. シロハラ24. アオジ
04. オオタカ11. ハクセキレイ18. ツグミ25. アトリ
05. ノスリ12. ヒヨドリ19. エナガ26. シメ
06. ヤマシギ13. モズ20. ウグイス27. ハシボソガラス
07. タシギ14. ルリビタキ21. ヤマガラ28. ハシブトガラス
131 -
残念ながらアオシギの飛来は途絶えてしまいましたが、ヤマシギは相変わらず複数個体が確認されているとのこと。さらに最近になってアトリとアリスイというなんとも出席番号早そうなコンビが姿を見せているというので様子を見に行きました。まずアトリのポイントへ向かうと、ツグミと並んで地面に降りているアトリを見つけることができました。まだ冬羽でしたが、黒い夏羽も少し生えてきていました、と言いたいところですが、アトリは換羽によって頭部が黒くなるわけではなく、冬羽が磨耗し、基部付近の黒色部分が露出することで夏羽になります。この方法で頭部が黒くなる鳥はカシラダカやオオジュリン、ノビタキが有名です。したがってこれらの鳥は、2月くらいから黒かったり、4月になっても黒くなってなかったりと個体差が大きいです。黒色部分まで磨耗させて、そこからは磨耗させないのは至難の業ですが、おそらく色素と関係しているのでしょう。要するに、白色=色素があまりない=強度が低い=磨耗しやすい、黒色部分=色素がある=強度が高い=磨耗しにくいという特徴をうまく利用した"換羽"形態です。鳥類が体内で作ることができる色素は、黒から茶褐色のユーメラニン、橙から茶色のフェオメラニンの2つのメラミンだけで、他の色は構造色か、食物中の色素の貯蓄によるものです。したがってアトリの黒色はユーメラミンによるものと考えられ、メラミンは紫外線を吸収することができるので、細胞を守ることができ、太陽光線による磨耗を防いでくれます。できれば真っ黒なアトリも久しぶりに見たいものです。湿地に行くと、クイナ、ヤマシギ、オオアカハラなどの面々を観察することができました。ヤマシギは2羽で奥の方を徘徊し、手前に来ることはありませんでした。残念ながら蟻は吸えませんでした。
16 03/05 銚子
(千葉県)
8:45~13:15
01. ハジロカイツブリ09. オカヨシガモ17. タイミレンシス25. ウミネコ
02. アカエリカイツブリ10. ヒドリガモ18. セグロカモメ26. ミツユビカモメ
03. カンムリカイツブリ11. ホシハジロ19. モンゴルカモメ27. ハクセキレイ
04. カワウ12. キンクロハジロ20. オオセグロカモメ28. ツグミ
05. ウミウ13. スズガモ21. ワシカモメ29. ススメ
06. ヒメウ14. シノリガモ22. カナダカモメ30. ムクドリ
07. アオサギ15. オオバン23. シロカモメ31. ハシボソガラス
08. カルガモ16. ユリカモメ24. カモメ
130 -
学年末試験が終わり、やっと銚子に行くことができました。イヤーリストが昨年の同時期に比べて不調なので、ここで一気に増やしたいところです。とりあえず、第三漁港の干潟へ向かいました。ここでは、数週間前から、カザフセグロカモメっぽいホイグリンカモメや、コカモメが出ているということで、期待しました。しかし、予想を超えるやつがいきなりいらっしゃいました。ただカモメ白変個体です。昨年も出ていたような気がしますが、尾羽に黒帯がないことから、同一個体ではないみたいです。でも白変て進行したりするかもしれませんね。換羽したら白くなりました的な。ゾウゲカモメに憧れているのかはわかりませんが、嘴や足は黒色でお願いしたかったところです。他のただカモメは、コカモメではないただカモメばかりで、どうやら先週観察された個体は、翼先はコカモメのパターンを持つものの、嘴や背の色から、ただカモメということで落ち着いたようです。種分化されているとは言えども、カモメとコカモメの明確な線引きというのはまだ難しいようです。他にはカナダカモメの第一回冬羽が2個体と第三回冬羽が1個体いて、成鳥もいたようですが、観察できませんでした。ワシカモメ、シロカモメも近距離で観察することができました。カザフっぽいホイグリンは残念ながら先週あたりから観察されていないようでした。カザフセグロカモメは、昔はアルタイキアシセグロカモメという名前でなかなか格好良かったのですが、キアシがなくなり、アルタイからカザフへ若干西にずれました。鳥の名前で地名付けてくれると地理の授業がすらすら耳に入ってくるのでどんどん付けてほしいですが、地理はもう使いません。さすがに理系で地理受験する人っていうのはなかなかいないんじゃないですかね。友達で1人いますけど特殊な人物なのでしょうがない。カザフは独立種として扱ったり、ホイグリンやモンゴルの亜種として扱ったりといろいろですが、難しいこと考えずに、"種"ではなく"個体"として観察する姿勢も大切ですね。分類の変更によってその個体の存在価値が変動してしまうのは良くないと思います。海を観察すると、アカエリカイツブリやシノリガモを確認することができました。最後に堤防でミツユビカモメとモンゴルカモメを観察しましたが、クロワは探し出せず。まあまあのイヤー増でした。
15 02/19 公園
(千葉県)
7:30~15:00
01. カワラバト04. ルリビタキ07. エナガ10. カワラヒワ
02. キジバト05. ツグミ08. シジュウカラ11. ハシブトガラス
03. ヒヨドリ06. カラフトムシクイ09. メジロ
119 -
カラフト的ムシクイが観察されているということで、見に行きました。到着してしばらくすると、茂みの中を動き回るムシクイの姿を確認することができました。その後も、時々出ない時間帯があったものの、真上の木にやってきたりと動きが活発で、たっぷりと観察することができました。眉斑、頭央線、腰は黄色く、翼帯が2本確認できましたが、種の確実な同定に至ることはできませんでした。カラフトムシクイの類似種として挙げられるのは Lemon-rumped Warbler Phylloscopus chloronotus (ウスゴシムシクイ)、Chinese Leaf Warbler P.yunnanensis/sichuanensis (シセンムシクイ)、Gansu Leaf Warbler P.kansuensis (カンスームシクイ)の3種です。キマユなんてとぼけたこと言わないでくださいね。この3種は、以前は種カラフトムシクイの亜種とされていましたが、近年はそれぞれ独立種として扱うことが一般的となっています。さらに近年の研究により、ウスゴシムシクイの3亜種(chloronotusforrestisimlaensis )のうちのforresti が、独立種となる可能性があります。この3種の生息地は、ウスゴシ以外の2種の和名からも検討が付くとは思いますが、あの共産党独裁国家、中華人民共和国です。そのため、生態や分布域(特に越冬地)について分かっていないことが多くあります。あの BIRDS OF EAST ASIA でさえ掲載されているのはシセンムシクイだけです。ウスゴシとカンスーについては名前すら出てきません。果たして中国の図鑑には載っているか。というか中国に図鑑なんてあるのか。カラフトムシクイと愉快な仲間たち、愉快というよりは厄介ですが、識別は激難であります。一応識別点的なものとして、上面や雨覆の濃さなどがありますが、野外観察における能動的利用に耐えるだけの機能を有しているとは言えないでしょう。唯一明確に識別できるとしちたらそれは囀りです。よって繁殖地では声で識別することが可能ですが、越冬地で身体的特徴だけで識別するのは危ないと思います。日本への飛来については現時点ではないものと考えられていますが、今まで日本でカラフトムシクイとして処理されてきた個体の中にカラフトではない個体が混じっていないとは言い切れません。今回の個体も100%の自信でカラフトと断言できませんが、観察場所という概念が介入してくる以上はカラフトである可能性が高いですね。つまり、場所という確率論的な要素は観察記録にとって不可欠であるということです。観察記録が観察記録で無くなることを強いている今のネットの"マナー"なるものの誤謬が消える日は来るのか。今後のさらなる研究によりが越冬地が特定され、日本への飛来の可能性について結論が出されることを期待しております。それにしても、今まで日本のバーダーは識別力がないと思っていましたが、そんなことはないようで、いろんなブログを見ると今回の個体はカラフトムシクイと書かれています。厄介な仲間たちの識別を正確にできるなんて尊敬します。ぜひ識別方法を教えていただきたいです。笑
14
13
02/13
02/11
葛西臨海公園
(東京都)
7:00~14:00
7:00~10:30
01. カイツブリ11. スズガモ21. キジバト31. ウグイス
02. ハジロカイツブリ12. ウミアイサ22. カワセミ32. シジュウカラ
03. カンムリカイツブリ13. ノスリ23. ハクセキレイ33. メジロ
04. カワウ14. バン24. ヒヨドリ34. アオジ
05. アオサギ15. オオバン25. モズ35. オオジュリン
06. コガモ16. イソシギ26. ジョウビタキ36. スズメ
07. ヒドリガモ17. セイタカシギ27. トラツグミ37. ギンムクドリ(♂)
08. ハシビロガモ18. ユリカモメ28. アカハラ38. ムクドリ
09. ホシハジロ19. セグロカモメ29. シロハラ39. ハシブトガラス
10. キンクロハジロ20. カワラバト30. ツグミ
117 369
天気予報では雪になるということでしたが、気にせずギンムクドリを見に行きました。雪の舞う中待つとしばらくして姿を現しました。ギンムクドリの分布からして雪を体験するのは初めてでしょうから異色の光景でした。あまりの寒さに早々に撤退し、翌々日に再訪しました。あまり待たずに登場してくれましたが、餌付けされていました。ギンムクまで餌付け対象に含めるとは・・・・。銀色のボディに、赤い嘴と風切羽の緑光沢が映えて綺麗でした。。初列風切の基部が白く、飛ぶと目立ちました。何より、鳴き声がムクドリとかなり異なることに驚きました。数年前に昭和の森で観察された固体はムクドリとの交雑個体とのことでしたが、今回のは純粋なギンムクですね。ムクドリは種内托卵をすることで有名ですが、ギンムクもするのであれば、飛去前にムクドリの巣にでも托卵していってくれないか、と思いましたが、こいつは背面等に褐色味が見られないことから雄ですね。無理ですね。ギンムクドリの周りにはムクドリにヒヨドリ、モズ、ヨーロッパのバーダーが見たら気絶するようなメンツが揃っていました。ギンムクドリはアジアの鳥ですから日本人が珍鳥扱いしたらヨーロッパ人がキレます。ムクドリ科ってアジア中心なんですよね。COLLINSには、Starlingは、ホシムクドリ、ムジホシムクドリ、バライロムクドリしか載っていません。と思ったら、その前のページにカラスに混じってアラビアテリムクが。S-A分類ではマネシツグミ類もウシツツキ類もムクドリ科に併合されてしまいましたので、仮にアフリカに行ってウシにとまっている鳥を見つけて、「あっ、ムクドリだ。」と言っても、「何言ってんだこいつ。」という風にはなりません。が、素直にウシツツキと言いましょう。ここは公園のブログにも載ったためか相当な数のカメラマンが押しかけていました。最近は鳥見人口の急激な減少に反比例するかのように鳥撮人口が急増し、珍鳥ではない鳥に対しても押しかけている状況になっています。自力発見能力をお持ちでいらっしゃらない方々が増えた証でもありますが、そのためか"地名はネット上に書かないのがマナー"とまで言われるようになってきました。一見正論に見えて実はものすごく頓珍漢な事を言っているのですが、それに気付ける人はなかなかいないでしょうね。物事の本質を見極めるというのは、そう簡単な事ではありません。
12 02/06 浅羽
(埼玉県)
7:30~12:00
01. カワウ12. カワラバト23. オオアカハラ(2+)34. カワラヒワ
02. チュウダイサギ13. キジバト24. シロハラ35. イカル
03. アオサギ14. アカゲラ25. ハチジョウツグミ(1W)36. シメ
04. マガモ15. コゲラ26. ツグミ37. スズメ
05. カルガモ16. カワセミ27. ガビチョウ38. ムクドリ
06. コガモ17. セグロセキレイ28. ウグイス39. オナガ
07. ノスリ18. ハクセキレイ29. シジュウカラ40. ハシボソガラス
08. キジ19. タヒバリ30. ホオジロ41. ハシブトガラス
09. イカルチドリ20. ヒヨドリ31. カシラダカ
10. クサシギ21. モズ32. アオジ
11. タシギ22. ジョウビタキ33. オオジュリン
115 -
長友のインテル移籍は衝撃でしたが、負けじと独立種へ移籍したハチジョウツグミを見に行きました。ツグミを1羽ずつ確認していきましたがなかなか見つからず、諦めかけたところで赤いツグミが地面から飛び立ちました。アカハラかと思いましたが、枝にとまった姿をよく見るとハチジョウでした。すぐに飛び去りましたが、待っていると何度か姿を見せてくれました。純血のハチジョウツグミを観察するのは5年ぶりとなります。第一回冬羽の個体と思われましたが、青赤の色調が綺麗でした。他にはオオアカハラやクサシギ、キジをイヤーに加えることができました。オオアカハラについては誤解している人が多いようですが、顔が黒くないとオオアカハラでないなんてことはありません。オオアカハラは普通に観察される鳥です。特に顔が黒い個体だけをオオアカハラとして騒ぐのはやめましょう。ハチジョウツグミは、以前は(日本の分類では現在も)ツグミTurdus naumanni の亜種naumanni とされていましたが、近年は独立種として扱うことが一般的となっています。というかハチジョウが基亜種である以上は、ツグミが独立種になった、という表現のほうが適切ですね。ツグミ同様にハチジョウツグミは個体差が大きく、赤味が強くてどこから見てもハチジョウと断言できるような個体もいれば、特に第一回冬羽の場合、ツグミに近いような褐色で、一見ハチジョウツグミらしくない個体も観察されています。また、赤味のある個体でも、ノドアカツグミよりの特徴を持った個体もいて、種を分ける明確なラインを引くのが難しい状況になっています。ここで、ノドアカツグミの種分化についても少し触れておきますが、以前は(またもや日本の分類では現在も)種ノドグロツグミ Dark-throated Thrush は2亜種に分かれるとされ、亜種ノドグロツグミ Brack-throated Thrush と亜種ノドアカツグミ Red-throated Thrush が認められていました。しかし最近の分類ではこの2亜種は別種とされています。何気にノドグロツグミの喉の色がDarkからBrackへちょっと濃くなりましたね。ノドグロツグミ-ノドアカツグミ-ハチジョウツグミ-ツグミはグラデーションを形成していて、各種間に交雑個体が観察されています。かなり遺伝子的に近いこの4種、まだ明確な識別点、種の境目というものが確定していません。したがって数学でいうところの必要条件・十分条件の概念になりますが、「Aツグミだから特徴Bがある」ということは言えても、「特徴BがあるからAツグミである」ということは言えないのです。そもそも種の進化というものは、現在完了しているわけではありません。現在進行の事象です。これから1000年、いや10000年と経過していく中で、この4種はより明確な差異を持つことになるでしょう。もしかしたら8種くらいになっているかも。今はその過程の中の一瞬でしかありません。そもそも自然を科学的に論理付けようとする姿勢に問題があるのでしょう。科学は自然によって成り立っている。その関係を忘れて、科学が自然を支配できると考えてしまう。そこに破綻が生じる。しかし、物事を何らかの論理によって定義付けようとする、それが逆に人間の定義であるようなアイロニーを受け入れて生きるとするならば、ツグミとハチジョウツグミの中間的特徴を持つ個体を、四畳半ツグミなどと冗談かましていい加減に扱ってはいけません。なぜならその個体は、紛れも無いハチジョウツグミであると分かる個体よりも"定義付けにとって"価値が高いのです。それは雑種なのか。どこまでかツグミの許容範囲で、どこからがハチジョウの許容範囲なのか。そういったことを検証していく上で、とても大切な資料となるであろう記録を、畳にしている場合ではないんだよ。
11 01/30 藤枝市~山中湖
(静岡県~山梨県)
9:00~15:00
01. カイツブリ08. ヒドリガモ15. トビ22. ジョウビタキ
02. カワウ09. アカハシハジロ(♀)16. オオバン23. ツグミ
03. アオサギ10. ホシハジロ17. カワラバト24. ウグイス(C)
04. コブハクチョウ11. カルガモ18. キジバト25. ホオジロ
05. マガモ12. キンクロハジロ19. ハクセキレイ26. カワラヒワ
06. コガモ13. ホオジロガモ20. ヒヨドリ27. ムクドリ
07. ヨシガモ14. ミコアイサ21. ヒレンジャク(10+)28. ハシブトガラス
110 -
オセアニアのくせにアジアに入ってきたオーストリアの猛攻はかなりのもので、ゴールラインギリギリの危ないシーンもありましたが、韓国戦から覚醒している川島の神セーブ連発により90分間耐え続け、試合は延長戦へ。PK戦までいくのかと思ったその時、左サイドを駆け上がる男、長友の姿。延長戦とは思えない快速から李への正確なクロス、それを李が完璧なボレーシュート。これには豪のベテランGKシュワルツァーも全く反応できず。奇跡の1点を守りきり見事アジアカップ優勝!!、という快挙の余韻に浸りながら寝不足を気にせずクビワキンクロを見に行きました。住宅地の小さな調整池を泳ぐ姿を見た時は、8年前、小学生時代の記憶が蘇りました。懐かしいですね。あの頃はクビキンが出ていても人群が形成されることはなかったのですが、今は異常ですね。珍鳥ではない種でも集まりますから、それだけ自力発見できない無能な方々が増殖しているのでしょう。クビキンは池を自由に泳ぎまわっていましたが、周りにハジロ属はおらず、単独行動でした。名の由来である首輪は個体差が大きいのですが、この個体は光線の具合によって見えたり見えなかったり。嘴の配色と三角形の頭部などの特徴も確認できました。その他にも、脇が灰色で食い込みがある前方部分だけが白色、翼帯が灰色といった特徴がありますが、白か灰かという色認識は、光線や影、カメラの性能によって変わってくるので、難しいですね。まあ写真ではそう見えなくとも生の状態ではしっかり特徴が出ていました。その後、ネッタさんがいる湖へ移動し行きました。到着すると探している人たちがいましたが、見つかっていないようでした。とりあえず探すと普通にいました。もう少し探索能力を身に付けましょう。日本にはネッタさん以外にネッタはいないので強烈なオーラを放ち、急に視野に入ってきた時の衝撃波は心臓に悪いです。昨年琵琶湖で雄を見て以来1年ぶりですが、雌は初めてです。記録としては雌の方が少ないので貴重です。最初はアカハシハジロとは思われずミコアイサにされていたとか。識別能力も無いんですね。日本に来てくれる唯一のネッタなんだからもっと大切にしないと。日本に飛来するのは雄が多い理由は謎ですが、今回の件を考えると単純に雌は見逃されている可能性も十分にあると思います。せっかく琵琶湖まで行ったのに翌年近場に出るというのも複雑な心境ですが、性別が被らなくて良かったです。サカツラガンも来ましたね。あれは篭脱けの個体なので到底見に行く気は起きないですが。湖畔のヤドリギにはヒレンジャクの群れを確認することができました。時々湖岸に水飲みに来ていました。珍ガモ2種見てライファー増えないとは嬉しいような悲しいような。それにしても、テレ朝のサーカー解説はしゃいでいるセルジオ越後&松木と冷静な名波のギャップが面白い。優勝おめでとう!!!
10 01/29 江戸川
(千葉県)
6:45~13:00
01. クイナ06. ハクセキレイ11. メジロ16. キガシラシトド(1W)
02. オオバン07. ジョウビタキ12. ホオジロ17. カワラヒワ
03. カワラバト08. ツグミ13. カシラダカ18. ベニマシコ
04. キジバト09. ウグイス14. アオジ19. ムクドリ
05. コゲラ10. シジユウカラ15. オオジュリン20. ハシブトガラス
107 -
キガシラシトドのフィールドでシベリアジュリンが確認されているということで、キガシラのリベンジも兼ねて行きました。キガシラは前回よりも頻繁に出てくれ、枝にとまったり、かなり近くまで寄ってきました。さすがに4日しか経過していないため換羽は進んでいないように思いましたが、上面の灰色の羽が前回より目立つような気がしました。さて、本命のシベリアジュリンですが、オオジュリンの群れに混じっているとのことで1羽ずつ丁寧に確認しましたが、見つかりません。一昨日撮影したという方の写真を見せていただきましたが、そこには完全なるオオジュリンの姿がありました。落胆しましたが、ある程度こういう結末になることは予想できていたので、怒り狂うことも無く帰宅しました。というのは、そもそもオオジュリンとシベリアジュリンは生息環境が異なり、シベリアジュリンは地面で採餌することが多いので、シベリアが好むような環境とは思えなかったからです。帰ってからブログをいくつか見ましたが、やはり誤認のオンパレードでした。日本のレベルがこの程度だということは百も承知なので全く驚きませんでしたが、ここまで来ると芸人の域ですね。M-1でたら優勝できるくらいの面白さです。まず、白っぽいとか下らない理由でシベリアにされているのもあれば、嘴の上下で色が違うのでシベリアとされているのもあれば、胸の三角形の黒斑があるということでシベリアとされているのまであります。ここにきてようやく気づきました。これらは誤認ではないことに。シベリアじゃないことを知っててウケ狙いで意図的にやってるんですね。なるほど、読者を飽きさせないための工夫ですね、さすがです。失礼いたしました。大変笑わせていただきました。腹筋が痛いです。
9 01/25 江戸川
(千葉県)
6:45~14:45
01. カンムリカイツブリ07. カワラバト13. ツグミ19. キガシラシトド(1W)
02. カワウ08. キジバト14. ニシオジロビタキ(1W)20. カワラヒワ
03. ホシハジロ09. ヒバリ(C)15. ウグイス21. ベニマシコ
04. オオバン10. タヒバリ16. シジュウカラ22. スズメ
05. ヤマシギ11. ヒヨドリ17. メジロ23. ハシブトガラス
06. ユリカモメ12. ジョウビタキ18. アオジ
105 368
PK戦まで縺れ込む接戦となった韓国戦ですが、守護神川島が2連続でスーパーセーブを披露すると、3人目はその睨みにひるんだのかボールは枠の外へ、最後に今野が冷静に決めて決勝進出!!、なんていう劇的な試合を十数時間後に見るとは露知らず、北アメリカ大陸西海岸からの来賓をお迎えに行きました。ちょうど中学生の前期入試があり、高校が休校だったのはタイミング良すぎです。河川敷のヨシ原でお待ちました。7時半、1度目の登場は姿を確認したのみで写真は撮れず、1時間後2度目の登場でかろうじて枝被りの1枚が撮れました。その後は人が多くなり、アオジの声を冷やして伸ばした感じの特徴的な声も聞こえなくなったので、諦めかけていましたが、昼頃、ヨシ原の中を動く黒っぽい鳥を見つけました。明らかにオオジュリンの動きではないので、慌てて確認すると、やはりキガシラシトドです。ようやくその姿を写真に収めることができ、緊張感が一気に解けました。想像よりも灰色味が強くクロジのようで、さらに17cmと大型のホオジロ類のため存在感は異様で、ズグロチャキンチョウ並のオーラを放っていました。中・大雨覆の先端の白斑が2本の翼帯を形成しているのも特徴的でした。名の由来となっている頭頂の黄色は第一回冬羽のため薄い色でしたが、黄色いことは黄色い、いやいや、これは黄色ではありません。英名は Golden-crowned Sparrow なのですから、金色という設定です。Sparrow? スズメかよ、と思ってしまいますが、ホオジロ科で Sparrow が付くのは大量にいますので、まあスズメっぽくね的なノリでしょう。シトドというのはホオジロの古名で、アオジの「ジ」はシトドが訛ったものですから、キガシラジと言っても間違いではないが、パッとしない。2007年に大阪で記録がありますが、関東では1935年東京都以来75年ぶりです。国家総動員法の3年前ですから、ギリギリ鳥見てて大丈夫だったのでしょう。キガシラを観察した後はすぐ近くのオジロビタキに移動しました。なんか日本に飛来するのは殆どニシだそうですね。夏羽の記録がニシばかりなのは必然だったのか。オジロビタキとニシオジロビタキの種分化はあまりにも有名なので、いまさら亜種とか言ってる人はさすがにいないと思いますが、別種である以上識別点についてもっと研究されるべきだと思います。そしてヤマシギ、なぜだ、なぜいるんだ、ここは川だ。
8 01/22 公園
(神奈川県)
7:00~15:00
01. カルガモ08. ハクセキレイ15. エナガ22. マヒワ
02. キンクロハジロ09. ヒヨドリ16. ヤマガラ23. コイカル
03. ハイタカ10. ルリビタキ17. シジュウカラ24. イカル
04. オオタカ11. トラツグミ18. メジロ25. シメ
05. ノスリ12. シロハラ19. アオジ26. カケス
06. キジバト13. ツグミ20. クロジ27. ハシボソガラス
07. カワセミ14. ウグイス21. カワラヒワ28. ハシブトガラス
102 -
伊野波、なぜそこにいるんだ、という感じの3点目でしたが、香川の大活躍により開催国カタールにみごと逆転勝利した興奮冷めやらぬまま、リコイカリングしました。東京の公園に見に行こうかとも思ったのですが、やはり神奈川県内での記録を逃すわけにはいかないので、再び地元の公園へ行きました。前回の反省を生かし、定点待機しました。出現場所は2ヶ所あるようだったので、出やすいという方で待ちました。相変わらずトラツグミは多くの個体が見られ、マヒワも巨大な群れで飛び回っていて、賑やかな森でした。しかしコイカルは昼を過ぎても出ず、人が多くなってきたので、もう一つの場所へ移動しました。そこではイカルの群れが見られましたが、コイカルはなかなか出ません。かなり待った後、イカルの地鳴きよりも濁った声で、1羽の鳥が飛んできました。これは、と思って確認すると、案の定コイカルでした。最初は高い木の上にとまっていましたが、だんだんと下りてきて、木の実を食べ始めました。ここのコイカルはイカルと行動を共にせず、単体で行動するので、探すのが大変です。イカルの群れに混じってくれれば探すのは楽勝なのですが、どうして混じってくれないのでしょうか。この個体は初列風切に褐色味のある羽があり、若い個体のようでしたが、第一回冬羽にしては他の部位の羽が整いすぎているような気もします。何年で成鳥羽になるのか分かりませんが、第二回冬羽になるのかな。なぜだかイカルとコイカルは誤認されやすいようで、場が混乱しかけていましたが、ちょっとピンポイントに特徴を頼りすぎているのかと。特徴なんて覚える必要ないんですけどね。
7 01/16 相模川
(神奈川県)
6:30~11:30
01. カイツブリ11. ヨシガモ21. チョウゲンボウ31. ジョウビタキ
02. カワウ12. オカヨシガモ22. オオバン32. ツグミ
03. オオダイサギ13. ヒドリガモ23. イカルチドリ33. ホオジロ
04. チュウダイサギ14. オナガガモ24. イソシギ34. アオジ
05. コサギ15. コウライアイサ25. カワラバト35. カワラヒワ
06. アオサギ16. カワアイサ(3)26. キジバト36. ベニマシコ(C)
07. マガモ17. ミサゴ27. セグロセキレイ37. スズメ
08. カルガモ18. トビ28. ハクセキレイ38. ムクドリ
09. コガモ19. ハイタカ29. タヒバリ39. ハシブトガラス
10. トモエガモ(♂1)20. ノスリ30. ヒヨドリ
100 -
先週のリベンジ+おまけを期待して川へ行きました。川を下りながら捜索していくと、アイサの群れを発見、朝鮮通信使の姿もはっきりと確認できました。遠かったのが残念ですが、イヤーリスト上は2年連続観察となったので良かったです。しばらく潜水を繰り返した後上流へ飛び去り、戻ってきた群れの中にはコウライは混じっていませんでした。カワアイサは雄1羽と雌2羽を確認できました。その後はコウライを待ちつつ珍ガモを探しました。第一目標は見つかりませんでしたが、第二目標のトモエガモをなんとか発見できました。かなり遠くの群れに混じっていて、1巡目の流し見で見逃してしまいました。今年は受験を控えイヤー危機なのでこうしたミスが響きます。気を取り直して、サギ類を観察しました。オオダイサギの群れの中にチュウダイサギが混じっているのを確認できました。日本の分類ではオオダイサギとチュウダイサギは亜種という扱いになっています。しかし、オオダイサギ - チュウダイサギ間のDNAの差異を調べたところ、チュウダイサギ - チュウサギ間の差異と同程度であることが分かったらしく、IOC では別種として扱われています。ここまでならいつもの種分化のお話で済むのですが、一つの大きな問題が生じています。それは、Mark Brazil が今だに亜種として扱っているという点です。Mark Brazil といえば、スプリッターとして有名で、彼の書いた図鑑は種分化された種が多く掲載されています。それなのに、ダイサギに関しては日本の分類通りになっています。しかし、種小名が括弧付きで表記されたり、probably deserving full speices status と記されるなど、種分化に対する認識は明白です。しかも perhaps ではなく probably という副詞を使用していることから、高確率で種分化されるという認識があるのでしょう。にも関わらず敢えて亜種扱いにした意図が分かりませんが、世界的にはオオダイサギとチュウダイサギは別種という方向でまとまっているようですから、それに従います。また、種分化に伴い属も変更されました。もともとダイサギはアオサギ属とコサギ属の両方の型質を持つことから分類が曖昧で、図鑑によってアオサギ属だったり、コサギ属だったりしていましたが、ダイサギ属が新設されました。このように分類もややこしいですが、和名もまたややこしくオオダイサギにチュウダイサギにチュウサギ、まあ和名のグダグダは今に始まったことではないので諦めましょう。
6 01/15 公園
(神奈川県)
6:30~13:00
01. カルガモ08. ハクセキレイ15. ウグイス22. マヒワ
02. キンクロハジロ09. ビンズイ16. エナガ23. イカル
03. カワラバト10. ヒヨドリ17. ヤマガラ24. シメ
04. キジバト11. ルリビタキ18. シジュウカラ25. スズメ
05. カワセミ12. トラツグミ19. メジロ26. ムクドリ
06. アオゲラ(C)13. シロハラ20. アオジ27. カケス
07. コゲラ(C)14. ツグミ21. クロジ28. ハシブトガラス
97 -
神奈川県では未観察のコイカルが地元の公園に飛来しているとのことで、様子を見に行きました。ポイントには誰もおらず、コイカルの姿もありませんでした。トラツグミ、マヒワなどのイヤーを観察しながら待つと、それらしい声、木にとまった姿を確認すると、残念イカルでした。ダメそうだったのでクロジを見に行きましたが、ちらっと姿が見えただけで戻ってくると、「さっき出たよ」。タイミング悪いです。それからはイヤーのビンズイを記録に加えたものの結局コイカルは出ず。その代わりと言ってはなんですが、トラツグミをじっくり見ることが出来ました。トラツグミの分類については大変難しいです。別にオオトラツグミのことを言っているわけではありません。あれはただ鳥学会が醜態をさらしているだけのお話であり、論議すべきは種トラツグミにの亜種構成と種分化です。BIRDS OF EAST ASIA によれば、日本の分類で西表島に生息するとされる亜種horsfieldi (コトラツグミ)について mistakenly ascribed と述べており、西表島や台湾に分布する亜種は indeterminate としています。しかし、台湾については、亜種aurea の分布域として記されており、これを見ると、西表島の個体群もaurea に含まれる可能性が高いのではと思ってしまいますね。しかし、西表島と台湾の個体群について、亜種daumaに may be referrable とされているのです。このことからも迷走ぶりがよく分かります。そして日本の分類で認められていない亜種toratugumi については questionable としながらも、日本産亜種という扱いになっています。ちなみに日本の分類では、日本産亜種はaurea になっています。何が何だか分からなくなりそうですが、とりあえず、3亜種を認めつつ、明確な区分けが難しく確定的なことは言えないということです。種分化に関しても述べられていて、aureatoratugumi が White's Thrush、dauma がScaly Thrushとして独立することが frequently となっています。となると、今後、dauma と他の亜種との識別について関心が高まってくるであろうと思います。日本は別として。
5 01/10 相模川
(神奈川県)
7:00~13:00
01. カイツブリ12. オカヨシガモ23. タシギ34. ツグミ
02. カンムリカイツブリ13. ヒドリガモ24. ユリカモメ35. ウグイス
03. カワウ14. ハシビロガモ25. カワラバト36. シジュウカラ
04. オオダイサギ15. ホシハジロ26. キジバト37. ホオジロ
05. コサギ16. ミサゴ27. トラフズク(5+)38. アオジ
06. アオサギ17. トビ28. セグロセキレイ39. オオジュリン
07. コブハクチョウ18. ノスリ29. ハクセキレイ40. カワラヒワ
08. マガモ19. バン30. タヒバリ41. ベニマシコ
09. カルガモ20. オオバン31. ヒヨドリ42. スズメ
10. コガモ21. イカルチドリ32. モズ43. ムクドリ
11. ヨシガモ22. イソシギ33. ジョウビタキ44. ハシブトガラス
90 -
今年に入ってからまだ朝鮮通信使に会っていなかったので、久しぶりに川に行きました。しかし、日本の使にすら会うことができず、昨年トラフズクを見たフィールドへ移動しました。5羽程度が木の中で眠っていましたが、ディフェンスラインを上げて写真を撮る気を起こさせない見事なポジショニングでした。せめて一羽ぐらい前線に出てきてよ。結局川に戻り、カモ類の観察をしました。コブハクチョウが住み着いているポイントから観察すると、オカヨシガモ、ハシビロガモ、ホシハジロなどが観察できましたが、全体的に数は少ない感じでした。ここのコブハクチョウはおそらく飼育されていた個体ですが、仮に、何処かに自然飛来のコブハクチョウがいたとして、それが野生であると証明することはまず無理でしょう。コブハクチョウに限らず、外来種の鳥たちはなぜか可愛そうな扱いを受けています。そもそも外来種とは何か。本来日本にいない鳥が日本へ飛来したらそれは「外来」であるのにも関わらず、外来種とは言われない。しかし、人間の介入が認められた途端にそれは外来種となる。なぜか。鳥たちの意思で飛来していないからか。いや、それは人間という存在が非自然的なものとして捉えられているから。自然の移動に人間は介入してはいけないという意識がはっきりとそこにはある。スズメは稲作が伝わってきた時に大陸から飛来した鳥です。稲作は人間が伝えたものですから、スズメの飛来には人間が明らかに介入しています。でも外来種とは言われません。それは、この頃の人間は自然の一部であると認識されているから。ではいつから人間は自然から切り離されたのか。コブハクチョウが縄文時代に移入されていたら、今と扱いは違っていたでしょう。
4 01/09 渡良瀬遊水地
(栃木県)
8:00~16:30
01. カイツブリ14. ミサゴ27. カワラバト40. ホオジロ
02. カンムリカイツブリ15. トビ28. キジバト41. アオジ
03. カワウ16. ノスリ29. コミミズク(3+)42. オオジュリン
04. オオダイサギ17. ハイイロチュウヒ(♂3♀1)30. ヒバリ43. カワラヒワ
05. コサギ18. チュウヒ(J3+C1)31. セグロセキレイ44. ベニマシコ(C)
06. アオサギ19. ハヤブサ32. ハクセキレイ45. シメ
07. マガモ20. コチョウゲンボウ(♂2)33. タヒバリ46. スズメ
08. カルガモ21. チョウゲンボウ34. ヒヨドリ47. ムクドリ
09. コガモ22. オオバン35. モズ48. オナガ(C)
10. ヒドリガモ23. イカルチドリ36. ジョウビタキ49. ミヤマガラス(100+)
11. オナガガモ24. タゲリ37. ツグミ50. ハシボソガラス
12. ミコアイサ25. タシギ38. ウグイス51. ハシブトガラス
13. カワアイサ26. セグロカモメ39. シジュウカラ
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天気予報によれば、今日は暖かくなるとのこと。こんな日は待ち時間が長い鳥見に最適です。ということで渡良瀬遊水地へ行きました。その前にちょっと寄り道をして、カラスを観察しました。コクマルガラスが混じってくれていれば良かったのですが、あいにくミヤマガラスのみでした。それでもコチョウゲンボウやタゲリなどイヤーの収穫があり、順調に谷中湖へ移動しました。本当か嘘か分からない"クレセリアダック"を念のために探しましたが見つかりませんでした。個人的にはハシビロガモのサブエクの誤認だと思いますが、写真を撮った人がいるらしい。カモ類は全体的に少ない印象を受けましたが、ミコアイサの異様な多さは健在でした。その後鷹見台に行きましたが、チョウゲンボウがノスリになっていたのでこれはやばいと思って早々にコミミズクのポイントへ移動しました。ここのコミミズクは比較的早くから飛ぶということで、だいだい3時過ぎ頃を想定していましたが、2時には飛び始めました。コミミズクは分布域が広く、10亜種に分かれていて日本で見られるのは基亜種flammeus になります。鮮緋色という意味ですが、どこを見て付けたのでしょうか。しばらく飛び回っていましたが、ハタネズミを捕らえて地面に降りてから落ち着き、風も出てきたので、ハイチュウのポイントへ移動しました。なかなか帰って来ず、ようやく帰って来たと思ったら雌だったりしましたが、最終的には雄3羽で舞ってくれました。夕日をバックにして、もはや灰色ではありませんでしたが、とても綺麗でした。しかしまあ脚立持参とか皆様気合が入りすぎでびっくりです。9ヶ月ぶりに50種を超えられてイヤー大助かり。
3 01/08 低山
(神奈川県)
7:00~13:00
01. カワウ08. キジバト15. ウグイス(C)22. カワラヒワ
02. アオサギ09. ハクセキレイ16. エナガ(C)23. ハギマシコ(17)
03. マガモ10. ヒヨドリ17. ヤマガラ(C)24. シメ(C)
04. オナガガモ11. モズ18. シジュウカラ(C)25. カケス
05. キンクロハジロ12. ミソサザイ19. メジロ(C)26. ハシブトガラス
06. トビ13. ジョウビタキ20. ホオジロ
07. ハイタカ(ad♂1)14. ツグミ21. アオジ
62 -
学校は昨日から始まりましたが、2学期制なので始業式もなく普通に授業です。年明け早々数学とかやる気出ません。しかし鳥見になるとやる気が出てしまうわけで、ハギマシコを見に行きました。早朝に到着したので誰もおらず、一人でハギマシコが降りるのを待ちました。しかし1時間旋回しっぱなしで降りる気配がありません。途中ハイタカ雄成鳥が群れに突っ込みましたがなんとか逃げ切れたようです。が、日に日に数は少なくなっているようで、当初は30羽ほどだったらしいですが今日は17羽でした。ようやく降りた頃には人が多くなり、警戒してか斜面の下部で採餌していました。しばらくすると撒かれている餌に釣られて上ってきて近くで観察できました。雄雌成幼混じっていて楽しめましたが、やはり雄成鳥の紫色を基とした色合いは、オオマシコとまた違った落ち着きのある美で綺麗です。雄成鳥で特に後頭部が白っぽい個体を大陸系の亜種としている人々が散見されますが、日本産亜種brunneonucha の個体差の範囲内として問題ないと思います。ハギマシコは一般的に14亜種に分けられ、そのうちユーラシア大陸に5亜種生息しています。しかし、亜種間の形質差が少ないため、時々離島で観察される別亜種がどの亜種に該当するのかはまだ明確になっていないようです。でもきっとあいつだと思いますけど。亜種は難しくとも別種ならいけるわけで、ハイガシラハギマシコでも混じっていないかなーと思ったりなんだり。北海道だったら有り得なくないお話ですけど?
2 01/04 三番瀬
(千葉県)
7:30~12:00
01. ハジロカイツブリ11. ホオジロガモ(2)21. ユリカモメ31. ジョウビタキ
02. カンムリカイツブリ12. ウミアイサ(2)22. (タイミレンシス)32. ツグミ
03. カワウ13. ハヤブサ23. セグロカモメ33. ウグイス(C)
04. アオサギ14. オオバン24. カモメ34. メジロ
05. ヨシガモ15. ミヤコドリ25. ズグロカモメ(1)35. オオジュリン
06. ヒドリガモ16. シロチドリ26. カワラバト36. カワラヒワ(C)
07. オナガガモ17. ダイゼン27. キジバト37. スズメ
08. ハシビロガモ18. ハマシギ28. ハクセキレイ38. ムクドリ
09. スズガモ19. ミユビシギ29. タヒバリ39. ハシボソガラス
10. ビロードキンクロ(♂1)20. ダイシャクシギ30. ヒヨドリ40. ハシブトガラス
53 -
昨夜は東野圭吾原作「赤い指」を見たので、今日は「赤い嘴」を見に行きました。ミヤコドリではありません、ビロキンです。堤防からカモの群れを観察すると、遠くのスズガモの群れの中に、今年も無事に姿を確認することができました。もう何年になるでしょうか。僕が小学生の頃から飛来しています。順光側へ移動して観察しました。あの独特な風貌は、もはや懐かしさを感じます。ずっと寝ていましたが、時々頭を上げて、赤い嘴を見せてくれました。種分化がなされた昨今、ビロードキンクロ雄の嘴の色は重要になってきています。なかなか複雑なのですが、昔のビロードキンクロはVelvet Scoter Melanitta fusca とされ、fuscadeglandi、そして日本へ飛来するsrejnegeri の3亜種が認められていました。しかし現在はdeglandisrejnegeri の2亜種で1種として独立し、その結果日本に飛来するのはWhite-winged Scoter Melanitta deglandi の亜種srejnegeri となりました。Velvet は嘴の赤味がなく黄色で、White-winged のdeglandi は嘴先端付近に黒色部があります。もしも日本で見たビロードキンクロ雄が赤い嘴でなかったら新記録となりますので、注意して見ると良いかもしれません。干潟にはミヤコドリやズグロカモメ、ダイシャクシギといった冬の常連が顔を揃えていました。前々日に5羽になって飛び去ったコクガンはやはり見られず、イヤーリスト的にはちょっと痛いです。今年の目標は200ですが果たして達成なるか。
1 01/02 林道
(山梨県)
8:30~12:30
01. キジバト06. ルリビタキ11. ヒガラ16. イスカ(10+)
02. アカゲラ07. ジョウビタキ12. ヤマガラ(C)17. ベニマシコ
03. ハクセキレイ08. ツグミ13. ゴジュウカラ(C)18. ウソ(C)
04. ヒヨドリ09. エナガ14. ホオジロ19. カケス
05. ミソサザイ(C)10. コガラ15. オオマシコ(15+)20. ハシブトガラス
20 -
2011年の初鳥見は、縁起の良い赤い鳥を見に行きました。雪の残る林道を歩いていくと、すでに人群ができていて、オオマシコの登場を待っていました。僕も待とうかと思いましたが、イスカのほうが見たかったので、さらに林道を登りました。松の木は点在していましたが、イスカの気配なく、結局戻ってきました。オオマシコのポイントにもイスカが来るらしいので、卯年だけに、二兎を追うことにしました。一兎も得ないことは無いだろうとは思いましたが、先にイスカを得るとは思いませんでした。遠くの松の天辺の赤い点、あの食い違いの嘴は紛れも無くイスカ、全部で10羽程度の群れでしたが、殆どの個体は松の中で動き回っていて、天辺の雄個体以外はよく見えませんでした。イスカの群れが飛び去った後は、オオマシコの群れが林道を少し下った所に出ました。15羽程度の群れでしたが、雄成鳥が3羽も混じっていました。今まで多くても2羽だったのでびっくりです。餌が撒かれているようでしたが、自生している萩の実を主に食べていました。オオマシコは雌の年齢識別や雄幼鳥との識別が難しいのでCOLLINSによる的確な解説がほしいところですが、ヨーロッパにはいないので載ってません。そのかわりイスカはちゃんとナキイスカ、ハシブトイスカ、さらにイギリス唯一の固有種であるスコットランドイスカと並んで載っています。類似種が多いということはそれだけ識別力が問われるというわけで、確かにヨーロッパのバーダーは日本のバーダーとは格段の差があります。特に発祥の地イギリスはレベル高いです。イギリスと日本の時差は9時間、しかし鳥類学では10年間の"時差"があります。まずはこれを解消しなければなりません。第七版、期待しております。
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