- 2012
No. Date Place
Time
Speices (LifeList YearList)
Note&Photo
Year
List
Life
List
51 12/24
-27
九州
(長崎~鹿児島)
001. オオヒシクイ030. ミサゴ059. ズグロカモメ088. ミソサザイ
002. コブハクチョウ031. トビ060. ウミネコ089. ムクドリ
003. オオハクチョウ032. チュウヒ061. セグロカモメ090. ホシムクドリ
004. ツクシガモ(+++)033. ハイイロチュウヒ062. タイミルセグロカモメ091. シロハラ
005. オシドリ034. ノスリ063. モンゴルセグロカモメ092. アカハラ
006. ヨシガモ035. チョウゲンボウ064. カワラバト093. ツグミ
007. ヒドリガモ036. コチョウゲンボウ065. キジバト094. ジョウビタキ
008. マガモ037. ハヤブサ066. ヒメアマツバメ095. イソヒヨドリ
009. カルガモ038. ヒクイナ067. カワセミ096. ニシオジロビタキ
010. ハシビロガモ039. バン068. ヤマセミ097. ニュウナイスズメ
011. オナガガモ040. オオバン069. コゲラ098. スズメ
012. コガモ041. ソデグロヅル(juv1)070. リュウキュウサンショウクイ099. キセキレイ
013. ホシハジロ042. カナダヅル(5+)071. モズ100. ハクセキレイ
014. キンクロハジロ043. マナヅル(+++)072. カササギ101. セグロセキレイ
015. ウミアイサ044. クロヅル(2)073. ミヤマガラス102. マミジロタヒバリ(2+)
016. カイツブリ045. ナベヅル(++++++)074. ハシボソガラス103. ビンズイ
017. カンムリカイツブリ046. タゲリ075. ハシブトガラス104. {ムネアカタヒバリ(C)}
018. ハジロカイツブリ047. ダイゼン076. ヤマガラ105. タヒバリ
019. ナベコウ(ad1juv1)048. シロチドリ077. シジュウカラ106. アトリ
020. ヘラサギ(3)049. タシギ078. ツリスガラ(4+)107. カワラヒワ
021. クロツラヘラサギ(4)050. ダイシャクシギ079. ヒバリ108. シメ
022. ゴイサギ051. アカアシシギ080. ヒヨドリ109. ホオジロ
023. アオサギ052. アオアシシギ081. ツバメ110. ホオアカ
024. オオダイサギ053. クサシギ082. イワツバメ111. カシラダカ
025. コサギ054. イソシギ083. ウグイス112. ミヤマホオジロ
026. カツオドリ055. ハマシギ084. エナガ113. アオジ
027. ヒメウ056. ミツユビカモメ085. キマユムシクイ114. オオジュリン
028. カワウ057. ユリカモメ086. メジロ
029. ウミウ058. オオズグロカモメ(1)087. キクイタダキ
241 388
久しぶりの羽田。2日間お世話になる大先輩と合流し、飛行機に乗り込む。自宅の真上を通過し、瀬戸大橋を眺め、2時間ほどで佐賀空港に到着。ここで案内して下さる大先輩のご友人とも合流する。まず最初に干潟よか公園に向かう。狙いは昨日パスしたアボセットである。しかし、干潟が奥まで広がっていて、鳥たちは遠くに散らばっている。とりあえず種を確認していく。もちろん九州なので想定はしていたが、ツクシガモが多い。広い干潟のあちこちにいる。2004年に谷津干潟で3羽を見て以来なので8年ぶりの観察となる。白い体を泥で真っ黒にしている個体も多い。遠くにいると意外とアボセットと配色が似て見えるので厄介だった。それより驚いたのは、ダイシャクシギとズグロカモメの多さである。両種とも関東では冬の三番瀬で1羽から数羽が見られる程度であるが、ここではかなりの数を確認できた。ズグロにいたってはユリを探すのが大変なくらい。後ろの干拓地の方からは聞きなれない鳴き声。見るとカササギがアンテナにとまって鳴いていた。ウトナイ湖で見て以来5年ぶりとなる。2羽確認できたが、カラスのくせに警戒心が割と強いようだ。またここでは、カササギに関して、苫小牧と九州の個体群では亜種が違うらしいという興味深い話をお聞きした。IOCによれば、カササギは11亜種に分かれ、九州に分布しているのは亜種serica とされる。北海道に分布している亜種がどの亜種に該当するのか、調べてみたがよく分からなかった。BIRDS OF EAST ASIA によれば、亜種serica と、カムチャッカ半島に分布する亜種camtschatica は、それぞれPica sericaPica camtschatica として独立種扱いされる場合もあるという。IOCには、「Eurasian Magpie comprises several potential species including Korean Magpie P.sericea, Mahgreb Magpie P.mauritanica and Asir Magpie P.asirensis 」との記述がある。こちらには亜種camtschatica に対する言及は無いが、少なくとも亜種serica が今後独立種となる可能性は十分にあるだろう。そうなるともうピカピカではなくなってしまう。カササギは16世紀に朝鮮半島から移入されたという説が有力である。つまり、現在観察される個体は、移入という形でボトルネックを経験し、遺伝的浮動が起こりやすい個体群から増えた個体である。近親交配による有害遺伝子の蓄積なども起こり得るだろう。そのような中で、そもそも九州の個体群が亜種serica としての範囲内にとどまっているのかという疑問もある。今後大陸からの個体移入がないと仮定すれば、遠い未来、さらに独立することになるかもしれない。干潟にはアボセットの気配はなく、夕方潮が満ちてくる頃にまた来ることにして、田園地帯などをまわることにした。時々雪が降る中、タヒバリ類や、猛禽類、越冬シギチなどを探す。コチョウゲンボウ雌やノスリ、タゲリなどを確認することができたが、ライファーの鳥はおらず。途中に寄った海岸ではツクシガモの大群を見ることができたが、堤防から顔を出すとすぐに飛び去ってしまうほど警戒心が強かった。再び干潟よか公園に戻ってくるが、思ったよりも満ちておらず、シギチはまだ遠い。アボセットの気配はない。3人で懸命に探すが、遠くのアカアシシギ、そして日没間際にクロツラヘラサギを確認して終了となった。クロツラは今年は葛西ですでに見ているが、距離は半分くらいだったので、久しぶりに特徴的な嘴をしっかり見ることができた。夜は大先輩に佐賀牛をご馳走になった。美味しい肉を食べたのでアボセットのことはもう忘れて、明日の成果に期待。
朝4時に起床。ホテルのコーヒーサービスで目を覚まし、まだ見ぬナベコウに期待を高めながら、森山干拓へ。到着時はまだ暗く、探せる状況ではない。明るくなるのを待ちながら、ねぐらから越えて飛んでくるという山の前で待つことにする。待っている間にはムネアカタヒバリの声を聞くが、探し出せず。そして7時過ぎ、遂にその時が来た。あいにくの曇天、灰色の空を背景に、漆黒の巨体が2羽、悠然と飛んでくる。水墨画のような情景に、赤い嘴と足が際立つ。旋回してから水路の脇に降り立った。改めてスコープで見ると、ナベコウの繊細な光沢が、曇天下でも辛うじて分かる。成鳥と幼鳥、2羽並んで圧倒的な存在感。後ろにいるアオサギがササゴイのようだ。喜んだのも束の間、2羽は再び空に翼を広げた。一度飛んだらかなりの距離を移動するという話だったので、見失わないよう必死に追う。曇り空が幸いしたのか、あまり高度を上げず、近くに降りたようだ。行ってみると、やはり水路脇に降りていた。しかも今度はかなり近い。成鳥は間近で見るとより光沢が鮮明に分かる。赤い嘴に赤い足、目がちょっと怖い。幼鳥は全体的に褐色味を帯びているが、これはこれで趣があって良い。最近は毎年飛来しているようだ。成鳥はおそらく同一個体なのだと思うが、幼鳥は過去の画像に比べてあまり変化が見らないので、別個体が飛来している可能性もある。ただ何年で成鳥羽になるのか分からないので何とも言えない。仮に幼鳥が入れ替わっている場合、2羽が親子だとして、幼鳥が1年目の冬のみ親と行動を共にし、2年目の冬からは単独で過ごすのではないかと推測してみた。しかし、そうするとこのナベコウは毎年繁殖に成功していることになるし、幼鳥がわざわざ越冬地を変えるのだろうかという疑問もある。地元の方か誰か個体識別していないのだろうか。2羽とも胸の羽を膨らませ、その中に嘴を入れて暖める行動が観察できた。警戒心は強くないようで、天敵のいない貫禄を見せてくれた。過去には悪質なカメラマンに追いかけられたこともあったそうだが、今日は観察者は2グループのみ。ナベコウはユーラシア大陸、アフリカ大陸に分布し、世界的に見れば珍しくはないが、日本への飛来は数える程しかない。存分に観察することができたので、タヒバリ類やツリスガラを期待して干拓を回る。朝ムネアカの声を聞いたので期待するが、姿も無く声も聞こえない。有明川沿いでツリスガラを期待する。まず現れたのはミヤマホオジロ。西日本に多いという話は聞いていたが、川沿いの藪にもいるとは驚きだ。続いて、干拓地に降りていたのはナベヅル。ライファーだが、出水で飽きるほど見る予定なのでスルー。河口付近のヨシ原でツリスガラを粘る。遠くのヨシ原を凝視すること暫し、オオジュリンに混じって小さな鳥を一瞬見かける。消えた辺りを入念に探すと、いた、ツリスガラだ。2006年に鶴見川で見て以来なので6年半ぶりの観察となる。多摩川河口で何回振られたことか。雄雌両方確認できた。日本産ツリスガラは、以前の分類ではRemiz pendulinus の亜種consobrinusとされていたが、近年の研究により種分化され、IOC等ではChinese Penduline Tit R. consobrinus とされている。第7版では以前の分類のままであることは言うまでもない。中央アジアに分布する亜種macronyx もBlack-headed Penduline Tit R.macronyx としてスプリットされている。スプリット後でもR. pendulinus は4亜種、R. macronyx は5亜種に分かれることから、ツリスガラの変異の多さが分かる。その後はオオヒシクイの飛翔を見て、吾妻干拓を回る。大先輩が一昨年マミジロタヒバリやシベリアジュリンを見たポイントでは、3人で懸命に探すものの両種とも見つからない。大先輩の発見力を持ってしても見つからないのだから本当にいないのだろう。マミジロタヒバリは見れるだろうと思っていたのだが。去年の飛島でもニアミス、縁が無い鳥のようだ。それでもコチョウゲンボウの雄を観察できたのは収穫だった。続いては、一昨年ホシムクドリが見られたというポイントに行ってみる。ムクドリは数羽見かけたが、残念ながらホシムクの姿はない。まあ毎年茨城で越冬しているので別にいい。ナベコウのポイントに戻ってみると、朝と同じところにまだいた。しばらくして飛び、幼鳥は電柱の上に、成鳥はまたしても水路脇に降りた。本当に水路が好きなようだ。朝より天気が良くなっていたので、より綺麗な光沢を堪能することができた。コホオアカが過去にいたというポイントも探して見るがいない。でもナベコウで大満足。小学生の頃は、真木図鑑でも小さい遠くの写真だったので絶対見れないだろうと思っていたが、まさかこんな日が来るとは。大先輩は飛行機で今日帰られるので、余裕を持って長崎を後にする。大先輩とそのご友人には大変お世話になり、感謝申し上げる。10代最後のクリスマスは人生最高のものとなった。
球磨川河口のオオズグロカモメは難しいと聞いていたが、到着早々に見つけることができた。距離はあったが、見られただけで満足。出水ではナベヅル、マナヅル、クロヅル、カナダヅル、ソデグロヅルを全て観察することができた。カナダヅルは12羽で、ソデグロヅルは幼鳥1羽。また、ようやくマミジロタヒバリを確認。コマミジロタヒバリとの識別にはもっと個体数を見ていくことが必要だと感じた。コウライアイサとコウノトリは空振るが、最近分布を北へ広げているというリュウキュウサンショウクイを確認。サンショウクイとは別種扱いが一般的だが、第七版では亜種のまま。また、ニシオジロビタキも観察することができた。ニシオジロビタキについては第7版では最悪の扱い方をされているので、知識のないカメラマンたちにとっては混乱必至だろう。学名を見れば、種分化されていることはすぐに分かる。最大の問題はここからで、本編に記載されているのが日本への飛来記録が数えるほどしかないオジロビタキ、検討中の種・亜種に記載されているのが、日本で普通に観察されるニシオジロビタキなのだ。オジロビタキには亜種の分類が無くなったと誤解する人も出現。まだ種分化せずに、オジロビタキという和名が、亜種ニシオジロビタキを含んだ種オジロビタキという意味で使われることを許容していたほうがマシだったかもしれない。種分化しておいて、日本での記録は種オジロビタキとするのは鳥学会最大の失態と言えるだろう。野間池漁港ではカツオドリを観察。ツクシガモ、ヘラサギ、クロツラヘラサギは各地で見られた。キマユムシクイやツリスガラも観察できた。充実した九州旅行であった。
49 12/23
(神奈川県)
7:00~12:00
01. オシドリ10. キジバト19. シジュウカラ28. ハクセキレイ
02. マガモ11. カワセミ20. ヒヨドリ29. セグロセキレイ
03. カルガモ12. コゲラ(C)21. エナガ30. マヒワ(C)
04. オナガガモ13. アオゲラ(C)22. メジロ31. ハギマシコ(46)
05. キンクロハジロ14. モズ(C)23. ミソサザイ(C)32. ウソ
06. カイツブリ15. カケス(C)24. ムクドリ33. ホオジロ
07. カワウ16. ハシボソガラス25. ツグミ34. アオジ
08. トビ17. ハシブトガラス26. ジョウビタキ
09. カワラバト18. ヤマガラ(C)27. スズメ
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アボセットは明日見られるはずなのでパスし、県内のハギマシコを見に行く。昨シーズンは飛来していなかったようだが、今年は冬鳥の当たり年ということもあってか、戻って来たようだ。広い丹沢山系の中からなぜこの場所を選ぶのか不思議である。日の出くらいに到着し、群れを探す。しかし、2年前に降りていた斜面付近では確認することができず。まさかの空振りかと思ったら、後ろの電線にずらりととまっていた。電線から飛び出しても、しばらく旋回してまた同じ電線にとまる。ここが拠点になっているようだ。しばらくすると斜面に降り始める。いつもとは違う斜面なので、見下ろす形にはならず、観察しやすい。最初は数羽が様子見し、そのあと一気に群れが降りる。警戒心はあまり無いようだが、地面に同化し、ちょこまか動き回り落ち着きがない。降りる場所が決まっていたので、おそらく餌が撒かれていたのだろう。ご丁寧にお立ち台のような木片まで置かれていたが、そもそもそこにとまらない。群れには、成幼雄雌さまざまな個体が混じり、計46羽。2年前の群れと比べてどの程度の個体が入れ替わっているのだろうか。まあこれだけいればしばらくは安心だろう。しばらくすると行動範囲を広げ、2年前の斜面にも移動する。こちらでは餌が撒かれているのかは分からないが、柵を乗り越えて、とまり木を差し込みにいくカメラマンがいた。そのまま斜面を転げ落ちてくれるのを期待したが、残念ながらそうはいかず。湖にはオシドリが少数入っていた。クマタカが飛んでくれると嬉しかったが、なかなか簡単ではない。ここではまだ見たことがない。相変わらずウソは多く、マヒワのかすかな声は、アオゲラにかき消される。年の瀬の哀愁が漂う山。しかしまだ2012年はこれからだ。きっと楽しいクリスマスになるはず。
48 12/09 早戸川林道他
(神奈川県)
8:00~14:00
01. ヒドリガモ11. モズ21. メジロ31. キセキレイ
02. マガモ12. カケス(C)22. ミソサザイ(C)32. ハクセキレイ
03. アオサギ13. ハシボソガラス23. ムクドリ33. セグロセキレイ
04. カワウ14. ハシブトガラス24. シロハラ34. カワラヒワ
05. トビ15. ヤマガラ25. ツグミ35. マヒワ(1)
06. ノスリ16. シジュウカラ26. ルリビタキ(3+)36. ベニマシコ(♂2+)
07. キジバト17. ヒヨドリ27. ジョウビタキ37. ウソ(10+)
08. カワセミ18. ウグイス(C)28. カワガラス(2)38. アカウソ(5+)
09. コゲラ19. エナガ29. スズメ39. シメ
10. アカゲラ(C)20. ガビチョウ30. カヤクグリ(2+)40. アオジ
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なかなか微妙な状況だったので、万が一のことも考えて、早戸川林道へ向かった。ビジターセンター側から林道を歩く。入口付近ですぐにウソの群れと遭遇。北海道で声は聞いているが、姿を見るのは今季初。しかも確認するとアカウソの雄が混じっている。雌は尾羽を確認できないまま飛び去ってしまった。ベニバラウソは混じっておらず、先に進む。ルリビタキは元気に鳴いていくれるのでその存在を知る。しばらく歩くと、左の斜面からカサカサと土が落ちてくる。見てみると、カヤクグリが採餌中であった。いつも観察するポイントよりも随分手前だ。期待していたイヤーリストである。さらに進んでいくと、ミソサザイの声が聞こえるが姿は見えない。ミヤマホオジロも期待したが、2年前に見たポイントでしばらく待ってみたものの姿は確認できなかった。今年は来ていないのだろうか。落石防止ネットの所では、名物カヤクグリと、ただウソ。今年はウソが本当に多い。橋を越えたあたりからカメラマンの数が急に増える。どうやらベニマシコ狙いのようである。わざわざ高い山まで来て平地で見られる鳥に集まっているのも不思議な感じだ。先へ進むと、道の脇から飛び出してきたのはマヒワ。群れからはぐれたのか1羽だけ。そして誰もいない所でベニマシコに遭遇する。こちらもイヤーリスト。藪の中を動き、なかなか全身を見せない。しばらく見ているとおばさんたちが集まり出したので逃げる。再びウソの群れを見て、林道の終点に到着。川を見るとカワガラスが2羽潜水しているが遠い。でもイヤーリストなので嬉しい。ここではかなりの確率で観察することができる。これで残るイヤーリスト期待種はクロジとクマタカとなり、復路を歩く。しかし、ベニマシコやウソには会えるものの、クロジはいないしクマタカは飛ばない。そんな感じで始点に戻ってきた。まだ時間はあるので、気になるフィールドに寄ってみるが、やはり空振り。オシドリとヤマセミくらいはイヤーリストに加えられると目論んでいたが、これも空振る。それにしても、場所を書かず、種名を書かず、写真だけブログに掲載することに何の意味があるのだろうか。全てを公開したとしてもそれはそれで問題だが、日付や場所、観察状況などの記録が付随したものとなっていればまだ擁護の余地はある。しかし、観察記録として成立しているわけでもない何の価値も無い写真だけ掲載するという愚行には呆れるばかりである。それでいて、大切なフィールドだから守りたかった、などと平気で言う。だったら最初から出さなければ良い話である。なぜ出すのか、その理由は至極単純、私はこんな珍しい鳥を撮りましたよと自慢して、コメント欄で褒めてもらいたかったのだろう。個人のブログだから何をしても何も言われる筋合いはないなどと言い、昨今のカメラマンの腐敗を考慮しないのはクソブログの称号に相応しい。自己顕示の道具として珍鳥を扱う人間がやっている観察会はどのようなものなのか、一度参加してみたいものである。
47 11/25 苫小牧~大洗航路
6:00~16:00
01. マガモ04. コアホウドリ07. セグロカモメ
02. コガモ05. オオミズナギドリ08. トウゾクカモメ
03. シノリガモ06. ウミネコ09. ハシナガウミスズメ?
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10時半頃に乗船し、風呂で疲れを癒してから就寝。往路同様6時に起きて準備する。ワイバードのツアーも同じフェリーに乗っていたので、人が多く賑やかな甲板。しかし海鳥は賑やかでなく、一昨日ハジロやフルマが出た海域でも静か。トウゾクカモメはちらほらと飛ぶが、あれだけいたコアホウドリも今日は姿を見せない。強風が吹き、寒い甲板。船体に沿って立っていれば風は受けないが、柵沿いに立つとやばい。デジスコが倒れそうだ。皆さん三脚を船の冊に結びつける紐を持参しているのを見て、今度からそうしようと思った。しばらく観察を続けていると、ウミスズメ類が海に浮かんでいるのを見つけた。急いでスコープで確認する。視野に入れた瞬間に潜ってしまったので、正確な種の同定はできなかった。可能性としてはウミズズメ、カンムリ、ハシナガ、ウトウあたりだと思われる。シルエット的にはハシナガのような気がするが・・・。その後はイヤーリストのシノリガモが飛んだ他は、ようやく復路初出現のコアホウドリくらいで、往路に比べ寂しい状況が続いた。さらには長時間寒い中立っていたのと昨日20km歩いた疲れで体調を崩してしまう始末。大洗に到着したのは8時前、そこからさらに電車で4時間。家に着く頃には日付が変わっていた。
46 11/24 野幌森林公園
(北海道)
8:00~15:00
01. カルガモ06. アカゲラ11. ヒガラ16. ツグミ
02. トビ07. ヤマゲラ(♀1)12. シジュウカラ17. スズメ
03. アオバト08. ハシブトガラス13. ヒヨドリ18. ウソ(C)
04. エゾコゲラ09. ハシブトガラ14. シマエナガ19. シメ
05. エゾオオアカゲラ(2)10. ヤマガラ15. シロハラゴジュウカラ
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キツツキ類を期待して、野幌森林公園へ。北海道には何度も来ているが、ここは初めて。入口付近でオオアカゲラがドラミングしていた。まだデジスコを準備していなかったので、慌てて組み立てるが、飛び去ってしまった。園内へ入ると、数日前に降った雪で木々まで真っ白。ドラミングに注意しながら歩く。アカゲラはたくさんいる。例の第7版では、北海道に生息するのが亜種japonicus (エソアカゲラ)、本州に生息するのが亜種hondoensis (アカゲラ)とされているが、IOCでは亜種hondoensisは認められていない。亜種japonicus の分布が"n and c Japan"となっていることから、北海道産アカゲラも亜種japonicus に含まれるのだろう。亜種レベルでも世界との差が大きいことが分かる。しばらく探すと、アオゲラの声に似たピョーという声、期待していたヤマゲラだ。木々を見上げて姿を探す。なかなか見にくいところにいたが、何とか姿を観察できた。2007年に初観察して以来5年ぶりである。しばらく動かずに固まっていたので、ゆっくり観察することができた。しばらくして木を上り出す。雌だったので頭部の赤色は無かったが、嬉しい出会いであった。IOCではヤマゲラは11亜種に分けられ、日本産は亜種jessoensis 。その後はクマゲラに期待を高めるが、中学時代からの因縁の相手であり、そう簡単には探し出せない。それでも北海道でしか見られない鳥たちが次々と登場する。まずはハシブトガラ、この鳥も5年ぶり。コガラとの違いは、嘴の会合線が白く見えることや、尾羽が角尾であることなど。ハシブトと付く中でで唯一厳つくない鳥と言っても過言ではない。最後にスが付かないだけでこんなに変わるものだ。シマエナガも群れで騒がしいが、動きが速すぎて撮れない。それでも純白のダルマエナガのような可愛らしさを目に焼き付けることができた。その奥ではシロハラゴジュウカラが鳴き、するすると木を下る。エゾコゲラも多数。北海道特有でなくとも、ウソの声がしたり、なぜかアオバトがいたり、いろいろ見られる楽しい森であるが、クマゲラだけは声も聞こえず。日が傾いてきた頃、最後に登場したのは、朝撮り損なったオオアカゲラ。北海道に生息するのは亜種subcirris (エゾオオアカゲラ)であり、亜種として初観察となる。ちょっと白っぽいような感じがするが、大した差はない。ドラミングの音が力強く白い森に響く。本州ではオオアカゲラは比較的高い山に行かないと見られないので、市街地のすぐ近くにある公園で見るのは新鮮だ。さすが北海道。そろそろフェリーターミナルに向かう時間だ。久しぶりの鳥たちに会えて、昔を思い出し懐かしい気持ちになった。
45 11/23 大洗~苫小牧航路
6:00~16:00
01. カモsp05. フルマカモメ(10+)09. ウミネコ13. ツグミ
02. シロエリオオハム(1)06. ハジロミズナギドリ(2+)10. セグロカモメ
03. コアホウドリ(30+)07. オオミズナギドリ11. トウゾクカモメ(30+)
04. クロアシアホウドリ(1)08. ミツユビカモメ(200+)12. ウミスズメsp
202 382
昨日大学から帰ったらすぐに荷物を持って、4時間電車に揺られる。大洗駅に着いたのは午後10時過ぎ。フェリーターミナルに向かう。乗船手続きを済ませ、11時頃乗船。今回は深夜便で最安のカジュアルルームだ。すぐに就寝し、明日に備える。6時、日の出にはまだ少し時間があるが、準備をして甲板に出る。薄暗い海面を注意深く観察すると、オオミズナギドリの群れが飛んでいる。群れを丹念に探していく。しばらくして、一際大きく優雅に飛ぶ姿が目に入る。コアホウドリだ。さすがアホウドリ類だけあって、羽ばたきはほとんど行わない。海面を低く飛び、下面の白色が目立つ。アホウドリ科2種目のライファーであるが、クロアシは一瞬見ただけだったので、優雅な飛翔を見るのは初めて。その後もコアホウドリはかなりの個体を観察することができた。コアホウドリは幼鳥でも嘴が黒味を帯びる程度で、殆ど成鳥と変わらない。種小名のimmutabilis は、不変という意味で、このことに由来している。アホウドリ類は成鳥になるまでの年数が長いので、特にコアホは正確な年齢の推定は難しそうだ。航路ではトウゾクカモメも多く見られる。暗色型から淡色型まで、さまざまなバリエーションが観察できた。しばらく観察を続けていると、オオミズナギドリの大きな群れに当たる。しかし遠い。1羽ずつ確認していくと、オオミズナギドリではない鳥が混じっている。慎重に識別すると、フルマカモメの暗色型のようだ。2羽くらいいたが、撮影に入ろうとしたら見失ってしまった。もっとちゃんと見たかったが、そのうちチャンスはあるだろう。その後もコアホウドリ、トウゾクカモメは断続的に飛ぶ。クロアシアホウドリも一度前を横切った。三宅島航路以来5年ぶりの観察である。ウミスズメ類は何回か飛んでいるのが確認できたが、種の特定にまでは至らず。アビ類も遠くを飛んだがシロエリオオハムかな。午後になり、ミナミオナガを期待する海域になってきた。ミツユビカモメの100羽単位の群れに2回遭遇。海上に降りていたので、懸命にアカアシミツユビを探すが見つからず。斜里のようにはいかない。その後も注意深く眺め続けていると、見慣れないミズナギドリが何度が通過する。船の進行方向と反対に飛ぶことが多く、悪天候で暗いので識別に時間がかかったが、よく考えたらハジロミズナギドリじゃないか。11月末の航路ではとっくに時期が終わっていて期待できないと思っていたので、ミナミオナガだけに集中しすぎていた。合計10羽くらい見られたので群れに当たったようだ。【同じ船に乗った方からご指摘があり、ハジロと認識した個体の中にフルマカモメも混じっていたようです。悪天候と両種初観察だったため十分に識別できませんでした。お詫びして訂正します。(12/30記)】初めてのシロハラミズナギドリ属にテンションが上がるが、4時を過ぎ、かなり暗くなってきたので観察を切り上げる。結局ミナミオナガは出なかったが、ハジロが見られてなかなか良い収穫だった。8時前に苫小牧に到着。北海道は寒い。そして海鳥観察にデジスコはきついと痛感。
44 11/18 秋ヶ瀬
(埼玉県)
7:00~13:00
01. ヨシガモ10. キジバト19. ウグイス28. ハクセキレイ
02. ヒドリガモ11. カワセミ20. エナガ29. カワラヒワ
03. カルガモ12. コゲラ21. キクイタダキ(2+)30. マヒワ(2+)
04. オナガガモ13. モズ22. ムクドリ31. シメ
05. キンクロハジロ14. ハシボソガラス23. シロハラ32. ホオジロ
06. カンムリカイツブリ15. ハシブトガラス24. ツグミ33. アオジ
07. カワウ16. ヒガラ(1+)25. ジョウビタキ
08. チョウゲンボウ17. シジュウカラ26. スズメ
09. オオバン18. ヒヨドリ27. キセキレイ
195 -
今年はいろいろな冬鳥の当たり年のようで、各地の公園も賑やかなようだ。特に、ウソやマヒワ、キクイタダキなどは多く観察されているようで、それらを期待して秋ヶ瀬に向かった。最初に子どもの森を歩いたが、特に見られず、ピクニックの森へ向かう。こちらではカメラマンの数が多く、池の周りに集結している。どうやらキクイタダキを狙っているようだ。とりあえず待ってみると、すぐにカラ群がやって来た。その中で、一際素早く動き回る小鳥の姿、キクイタダキだ。嬉しイヤーリストとなる。群れにはヒガラも混じっていた。今年はどこでもヒガラを見る。日本最小の鳥であるキクイタダキは、ヨーロッパの小国ルクセンブルクの国鳥でもある。この小ささで国鳥だと荷が重いのではないか思いたくなるが、ホバリングを行いながら縦横無尽に木々を駆け抜ける姿を見る限り、心配無用のようだ。最近の分類ではキクイタダキはキクイタダキ科に入れられることが普通である。あの悪名高き日本鳥類目録第7版でも、さすがにウグイス科の細分化はしないわけにはいかなかったようで、ちゃんとキクイタダキ科になっている。でもこのくらいで大改編などと騒いでいては、欧米には永遠に追いつけないだろう。ウソも見たかったが、今日は鳴き声も聞こえない。どうやらベニバラウソが先週見られたとか言っている人たちもいたがおそらく誤認だろう。池でしばらく待っていると、マヒワが水飲みに来た。群れで入っているはずだが、降りたのは2羽。こちらも嬉しいイヤーリスト。お昼前になり、鳥の動きが少なくなってきたので、ベニマシコ狙いで彩湖に移動する。しかし、マラソン大会が行われていたので、湖の周りの道は歩けなくなっていた。しょうがないので、行ける範囲でベニマシコがいそうな場所を探す。湖にはカンムリカイツブリとオオバンが主で、カモ類は岸に集まっていたがこの時期にしては少ない。ヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモなどで、まだエクリプスも多い。風が強く、ベニマシコは出てこなさそうだったので撤退した。
43 11/10 公園
(埼玉県)
8:30~10:00
01. カルガモ04. カワラバト07. モズ(C)10. ヒヨドリ
02. コガモ05. キジバト08. ハシボソガラス11. ジョウビタキ
03. アオサギ06. ヨタカ(1)09. ヤマガラ12. スズメ
193 379
今年は、9月の上旬に空振りに終わった鳥が、しばらくして再び現れるという現象が流行っているのか、コキアシシギに続いて、今度はヨタカが発見された。ヨタカは1日遅れで逃すことが慣例となっており、今回も当然そうなるのであろうと、全く期待せずに向かった。しかし驚いたことに、まだいた。もう11月だというのに渡らなくて大丈夫なのだろうか。アシ原の中にある木の低い位置にとまっているため、前に葦が被り非常に観察しづらいが、風で手前の葦がなくなる時がチャンスである。嘴はかなり小さいが、横に長いので、口を開けるとかなり大きい。上面の羽は繊細な模様があり、独特の美しさがある。雄成鳥は喉、初列風切、尾羽に白斑があり、雌は喉と初列風切の斑はバフ色味を帯び、尾羽の白斑はない。この個体の喉の斑の色はバフ色よりは白色に近いが、初列風切、尾羽に関しては白斑の存在は確認できなかった。となると喉の斑の白さはこのくらいでも雌といっていいのかもしれない。雄幼鳥の可能性もあるが、幼羽の判断は難しい。羽の模様が独特なので、羽縁の有無が確認しづらい。尾羽先端の形を見ると1Wに近い印象も受ける。初回の観察で正確な性別・年齢識別までするのは危険なので避けておく。もう少し観察経験が必要だろう。宮沢健二の「よだかの星」では、ヨタカはハチドリやカワセミの兄という奇抜な設定の上、醜い鳥という扱いをされ、夜空を飛び続けて星となったが、時代は変わるものだ。今や周囲を大量のカメラマンに囲まれる"スター"である。そんなスターは周りの状況に動じることもなく、ただ寝ていた。時々目を開けたり、向きを変えたりする。立っても座ってもほぼ高さが同じという驚くべき座高。キョクアジサシもびっくりの足の短さ。ヨタカ Grey Nightjar は、以前の分類ではCaprimulgus indicus とされ、基亜種indicus (中央~南インドに分布)、亜種kelaarti (スリランカに分布)、亜種jotaka (シベリア南東部、日本、韓国、中国東部で繁殖)、亜種hazarae (パキスタン北東部~インド北東部、ミャンマー、中国南部、マレー半島に分布)、亜種phalaena (パラオ島に分布)の計5亜種が認められていた。現在の分類では、Jungle Nightjar Caprimulgus indicus (基亜種indicus 、亜種kelaarti を含む)、Grey Nightjar Caprimulgus jotaka (基亜種jotaka 、亜種hazarae 、亜種phalaena を含む)の2種に種分化された。文献によっては、亜種phalaena がさらに独立し、Palau Nightjar Caprimulgus phalaena とされることもあるようだが、IOCではこの種は認められていない。残念ながら、というよりはお察しの通りと言った方が適切だが、9月に出た日本鳥類目録改訂第七版では古い分類のままである。相変わらず世間が歓迎ムードなのが悲しい。ヨタカは日本で1(旧)亜種しか観察されていないため、種分化したところでライフリストに影響する人は少ない。そのためか、種分化についてある程度知識のある人の間でも、ヨタカの種分化は知られていないことが多い。午後から予定があったので、早めに切り上げた。ようやく念願のヨタカを観察することができて喜びも一入。毎年毎年、秋に林を歩くたびにその姿を期待し続け早10年。できれば自力で見つけたかったが、見たいという気持ちは抑えられない。来年の秋は頑張ろう。
42 11/04 河川
(神奈川県)
8:00~12:30
01. オカヨシガモ(10+)10. カイツブリ19. ユリカモメ(16)28. ジョウビタキ
02. ヨシガモ(1)11. アオサギ20. セグロカモメ29. スズメ
03. ヒドリガモ(70+)12. ダイサギ21. カワラバト30. キセキレイ
04. アメリカヒドリ(juv1)13. コサギ(100+)22. ヒメアマツバメ31. ハクセキレイ
05. マガモ14. カワウ23. カワセミ32. セグロセキレイ
06. カルガモ15. トビ24. モズ33. タヒバリ
07. ハシビロガモ(1)16. ハイタカ25. ハシブトガラス34. カワラヒワ
08. オナガガモ(10+)17. イソシギ26. ヒヨドリ35. シメ
09. コガモ(140+)18. オジロトウネン(1)27. ムクドリ
192 -
長友所属のインテルと49戦無敗の首位ユヴェントスの試合が早朝にあったので、遅めの出動となり、近場のカモ観察ポイントへ。長友が3点目パラシオのゴールをアシストするなど、3-1でインテルが快勝したので気分良く川に着いたが、期待していたアメリカヒドリ雄成鳥の姿がない。てっきりこの場所で越冬すると思っていたのでがっかりだが、とりあえず毎年ここで越冬するオジロトウネンを探すことにする。中洲の岩場を丹念に探すと、かなり遠いが確認することができた。が、よく考えたら春に見ていたのでイヤーリストではなかった。でも神奈川でジロネンを観察するのは初めてだった。タヒバリも多く降りている。いつの間にかこんなに渡ってきていたとは。再びカモ観察に切り替え、トモエガモでもいないかと1羽1羽確認していく。すると、白地に黒斑という特徴的は頭部が目に付いた。アメヒの幼鳥のようであるが、嘴基部の黒色が十分ではなかったりしたので、念のため脇羽を確認することにした。頭部に角度によって緑色光沢が見られる。雄ということになるのか。他に雄の特徴は確認できなかったので、雌でもこれくらい出る個体がいるかもしれない。カモの群れは堰の上と下の水域を行ったり来たりしているようで、暫定アメヒが近くに来るのを待っている間は他のカモを観察した。オナガガモは雄エクリプスが多い。コガモもまだ換羽中の個体が大半で、河原で寝てばかり。オカヨシガモは換羽が完了している個体が多く観察できた。その中にはヨシガモが1羽、こちらはまだ換羽中であった。なかなか近くに来ない。一度ハイタカがカモの群れに突っ込み、上空ではヒメアマツバメが舞う。暫定アメヒはしばらく水面での採餌を続けていたが、他のカモたちが堰石の上に乗っかるのを見て、一緒に乗りたそうに首を伸ばした。これはチャンス。予想通り羽ばたいて乗っかった。残念ながら1回目は翼の上面しか撮れなかったが、2回目で下面の腋羽を撮影することができた。画像を確認すると嬉しいことに白色。若干先端部分に黒斑が認められるが、これくらいなら大丈夫だろう。無事アメヒを確定させることができ、イヤーリストとなる。雄成鳥も見たかったが、これもこれで良い。その後、いつの間にかハシビロガモが1羽加わっているのを確認して終了。それにしてもユヴェントスはオフサイド取られないな。
41 10/28 田園
(茨城県)
9:00~12:30
01. アオサギ07. セイタカシギ13. イソシギ19. ハクセキレイ
02. ダイサギ08. コチドリ14. ハマシギ20. セグロセキレイ
03. コサギ09. オグロシギ(1)15. モズ21. カワラヒワ
04. カワウ10. コアオアシシギ(5)16. ハシブトガラス22. シメ
05. トビ11. コキアシシギ(1)17. ジョウビタキ
06. チョウゲンボウ12. タカブシギ18. スズメ
191 -
始まりは9月初旬、4年ぶりの再会を期待して勇んで駆けつけたものの、まさかの2回とも空振り。てっきり渡ってしまったかと思っていたら、月末の台風により再び現れる。しかし、わずか1日でいなくなってしまった。やはり台風後の珍鳥は抜けるのが早いなあ、と思っていたら、3週間後に同じ場所で発見される。今度こそ越冬か、とかなり期待したが、越冬はおろか週末を前にして行方不明。もうダメかと落胆した矢先、また見つかった。歓喜と落胆が交互に押し寄せる激動の10月、それに終止符を打つべく、本日、約2ヶ月ぶりの田園へ。到着すると、コアオアシシギの群れが遠くの水田に降りているのが確認できた。おそらくこの群れに混じっているだろうと丹念に探すと、辛うじてコキアシシギの姿を見つけた。ひとまず安心だが、ネットやら草やらの向こうで観察しにくい。近くに来るのを待つ。しばらくすると、群れは飛び立ち、手前の水田に降りてくれた。珍しいコキアシシギ、その中でも飛来例の少ない成鳥の姿を近くで見れるなんて滅多に無い機会だ。10月下旬にも関わらず、胸の斑など夏羽がまだ多く確認できる。コキアシの換羽がこんなに遅いというよりは、この個体が特に遅いと考えたほうが自然だろう。夏羽は摩耗が目立つ。摩耗の激しい羽はもしかしたら幼羽かもしれないので、第一回夏羽の可能性もある。黄色い足が目立ち、プロポーションもタカブやコアオとはかなり異なる。9月初旬に観察された個体と同一個体だろうから、約2ヶ月間滞在しているわけだ。千葉県でも観察されており、広範囲を移動しているようである。ここまで滞在しておいて渡ることは考えにくいので、茨城・千葉の広い田園地帯のどこかで越冬してくれるだろう。しかし、心配なのは大量発生するカメラマンによる問題だ。昨日も飛ぶ姿を撮りたいがためにコキアシシギに向かって石を投げたクソカメラマンがいたようだ。そういう輩はさっさと消えさってほしいものだが、何か良い方法はないか。以前はクソカメラマンは主に小鳥系を狙っていて、識別力が必要とされるシギチにはあまり集らないような感じだったのだが、近年は遂に手を付け始めたようで何とも迷惑だ。今日もどれがコキアシですかと聞かれた。分からないなら家の前の川にいるイソシギでも撮っていろと思うのだが。まあでも高速代とガソリン代で金をばらまいてくれるクソカメラマンは日本経済の回復に必要な存在だ。残り少ない人生珍鳥を追いかけて日本各地を駆け回ってもらいたい。そしてコキアシには落ち着いて越冬できる環境を無事見つけてほしい。コキアシシギのいた水田にはセイタカシギが群れで観察できた。後からオクロシギ幼羽も飛来した。残念ながらオオハシシギやエリマキシギは見られなかった。干拓も回ってみたが、猛禽類は見られず。これからに期待することにする。天気予報通り昼頃から雨が降り出し、早めに鳥見を切り上げた。4年ぶりのコキアシシギ、やっと観察できて満足。完全冬羽になったらまた来ようと思う。
40 10/14 低山
(神奈川県)
6:30~12:30
01. コガモ08. アオゲラ15. ヒヨドリ22. ムクドリ
02. トビ09. モズ16. ウグイス23. ジョウビタキ(♀1)
03. カワラバト10. カケス17. エナガ24. エゾビタキ(1)
04. キジバト11. ハシブトガラス18. メボソムシクイ(1)25. キビタキ(♂1♀1)
05. アオバト(C)12. ヤマガラ19. ガビチョウ(C)26. ハクセキレイ
06. アマツバメ(5+)13. ヒガラ(1)20. ソウシチョウ(3+)27. シメ(20+)
07. コゲラ14. シジュウカラ21. メジロ28. イカル
190 -
10月も半ば、そろそろ冬鳥がやって来る時期である。昨年は冬鳥が少ないという声が多かったが、今年は今のところ順調のようだ。珍鳥の越冬にも期待するとして、もう4年見ていないサメビタキでもいないかと低山に登った。途中でガビチョウのような変な鳴き声に遭遇する。チメドリ科っぽいようなので、ソウシチョウあたりかと見当を付けながら探すと、やはりそうだ。ガビチョウをオオヨシキリとするならコヨシキリの感じで鳴くのがソウシチョウ。久しぶりに聞いた。最近は数が少なくなったように思うが、ここでは初観察となる。個体数が増えているのか減っているのか。カラ群に同行している感じだった。そのカラ群にはヒガラも混じっていた。こうした冬に山を降りてくる漂鳥たちの観察も楽しみだ。特徴のある地鳴きがソウシチョウの騒音にかき消される。山頂へ着き、ヒタキ類を探し始めるが、エゾビタキすらいない。水場も鳥影は少ないようなので、周辺を探すことにした。キビタキの地鳴きが聞こえたので、探してみると雄を見つけることができた。今年はなかなかキビタキ雄を観察する機会がなかったように思う。ようやくエゾビタキも確認できた。その後何週かして、シメやイカル、上空を舞うアマツバメ等を観察し、アオバトの声を聞く。シメは今季初認どころかイヤーリスト。いつもならもうすこしエゾビタキの個体数が多く、コサメビタキも見られることが多いが、今日は姿が見えない。しょうがないので、水場で待機する。来るのはメジロ、エナガばかりだが、しばらくして現れたのは今季初のジョウビタキ、雌だ。キビタキも来たがこちらも雌。そして今度はムシクイが現れた。頭央線が確認できない等、"メボソムシクイ系"であることはすぐに分かったが、ここから先が難しい。今回の鳥類目録改訂で数少ない種分化の事例の一つが、メボソムシクイである。旧来の分類でのメボソムシクイPhylloscopus borealis は、亜種コメボソムシクイ(コムシクイ)Phylloscopus borealis borealis 、亜種アメリカコムシクイPhylloscopus borealis kennicotti 、亜種オオムシクイPhylloscopus borealis examinandus 、亜種メボソムシクイPhylloscopus borealis xanthodryas の4亜種に分けられていた。その他にも亜種を認める場合もあるようで、最大7亜種程度に分かれていたようだ。文献によって各亜種の認否や分布域に違いがあり、長い間混乱していたが、今回の改訂により、IOCと同じ分類が採用され、ようやく解決した形になった。最新の分類では、コムシクイPhylloscopus borealis 、オオムシクイPhylloscopus examinandus 、メボソムシクイPhylloscopus xanthodryas の3種に種分化した。さらにコムシクイは、亜種コムシクイPhylloscopus borealis borealis、亜種アメリカコムシクイPhylloscopus borealis kennicottiの2亜種に分かれる。このうち、春秋に「ジジロ」と鳴くムシクイはオオムシクイである。今回観察できた個体はメボソムシクイとしておくが、オオムシクイの可能性が考えられないわけでもない。しかし、オオムシクイはメボソより黄色味が少ない等外見上の識別点はあるものの個体差があり、ライフリストに入れる際には外見だけでの識別は避けたいところだ。囀りで識別するのが一番確実なので、来年の春に「ジジロ」を聞くまで待とう。地鳴きの識別ももう少し経験を積んだほうが良いし、そもそも鳴いてくれなかった。まあとりあえず分類も決まり、ムシクイの面白さが増えてさらに鳥見が楽しくなりそうだ。
38 09/27 東京港野鳥公園
(東京都)
9:00~15:00
01. カルガモ07. チュウサギ13. アリスイ19. ヒヨドリ
02. オナガガモ08. コサギ14. モズ20. ムクドリ
03. コガモ09. カワウ15. タカサゴモズ21. コサメビタキ
04. カイツブリ10. アオアシシギ16. オナガ22. スズメ
05. アオサギ11. カワラバト17. ハシブトガラス23. ハクセキレイ
06. チュウダイサギ12. ヒメアマツバメ18. シジュウカラ(C)
187 378
6時過ぎに新宿に夜行バスが着く。タカサゴモズがまだいるようなので、そのまま野鳥公園へ向かう。スーツケースを引っ張りながら、門に着いたのは8時前。しばらくして門が開き、券売機に並ぶ。今日は3番手に付くことができた。意外と人数は少ない。相変わらず9時にならないと券売機が使えない。開園時間を早めろとは言わないが、混んでいるのだから券を早めに売るくらいの配慮があって良いと思うが、9時前に売ると東京都から怒られるそうだ。さすが役所は頭が固い。開園すると皆一気に観察窓へ。例によって普通の速度で歩いても先陣を切れる。こういう時は若者が少なくて良かったと思う瞬間である。窓を確保してさっそく探すと、すぐに一番奥の木にいるのを見つけることができた。かなり遠い。ムクドリと喧嘩して飛び去ったが、その後も奥の柳を中心に行動しているようで、断続的に姿を見ることができた。バッタを枝に刺して、はやにえをやっていた。タカサゴでもやっぱりやるもんなんだ。アリスイもいるようで、タカサゴモズとの貴重なツーショットも見られた。昨年はアリスイを観察していないため、2年ぶりだ。午後からは手前の木に来ることが多いと言われていたタカサゴモズだが、全くその通りで、昼過ぎに一番手前の木にやって来た。下の方を動き回っていたり、枝の裏に隠れていることも多かったが、全身が見える位置にも何度かとまったので、細部まで観察することができた。この個体は若い個体のようで、背中に幼羽と思われる羽が残っていた。第一回夏羽から第二回冬羽への換羽中だろう。羽の摩耗がひどくボロボロで、抜け落ちている羽が多く特に左側尾羽で顕著。あまり飛翔能力はないと思うので、羽が生え変わるまではここに留まるのではないだろうか。タカサゴモズは港の近くに出ることが多く、そのため船に乗って来ているという説もある。確かに今回も港の近くだ。もともと留鳥性の強い鳥なので、自力での飛来は与那国島や九州くらいが限界か。IOCによればタガサゴモズ Lanius schach は9亜種に分かれる。カザフスタン南部からイラン北東部、アフガニスタン、パキスタン、インド北中部に分布する亜種erythronotus 、インド西部・中部・南部、スリランカに分布する亜種caniceps 、ネパール、インド東部からバルマ、中国南部、さらにラオス北部、タイ北部にかけて分布する亜種tricolor 、中国中部・南東部からベトナム北部にかけて分布する基亜種schach 、タイ中部・南東部、ラオス南部に分布する亜種longicaudatus 、マレー半島から小スンダ列島にかけて分布する亜種bentet 、スールー諸島を除くフィリピンに分布する亜種nasutus 、スールー諸島に分布する亜種suluensis 、ニューギニア東部に分布する亜種stresemanni であり、このうち日本に飛来するのは基亜種であるとされる。BIRDS OF EAST ASIA だと亜種formosae が認められていて、台湾に分布するとされている。さらに亜種schach が Rufous-backed Shrike Lanius schach (亜種formosae を含む)として独立種として扱われることもあると記述されている。この場合、他の8亜種の種小名がschach のままでは種分化したことにならないので疑問が残る。IOCでは亜種formosae は亜種schach のシノニムとされた可能性が高い。今回の個体は、黒色型と言われたり、別亜種ではないか、さらにはチベットモズではないかと、さまざまか議論がされている。このような場合、知識レベルの低いカメラマン達の情報拡散によって意味不明な方向に話が進んでしまうことがよくあるので注意が必要である。まず黒色型は別亜種ではなく、亜種schach 内での変異個体である。亜種tricolor 等の全体に黒い亜種を黒色型と呼ぶわけではない。そしてそもそも、この個体は黒色型と言えるのだろうか。この個体が黒色型と言われているのは、体下面が暗色味を帯びている、初列風切基部の白斑がない、という理由なのだが、初列風切の白斑は、幼鳥にはなく、成鳥でもあまり目立たない個体もいるので、若いこの個体に白斑がなくても不思議ではない。体下面の暗色については下地の黒色が見えていることが考えられる。換羽中で羽の状態が良くないため起こりやすくなってしまうのではないか。少なくとも、一般的に黒色型と言われる個体とはかなり異なり、交雑個体の可能性も含めて黒色型を考える必要はないだろう。同様な理由でチベットモズについても根拠に乏しいと思われる。WEB上で写真を見る限り印象も違って見えるが、生憎持っている海外図鑑には記載がなく、詳細に調べられなかった。高砂とは台湾のことで、生息地に由来した名前である。残る高砂はクロサギだが、こちらは台湾に行けば見られるというわけではないから困ったものだ。
37
~
36
09/26
~
09/25
舳倉島
(石川県)
01. マガモ11. キアシシギ21. ヒバリ31. コサメビタキ
02. カルガモ12. イソシギ22. ヒヨドリ32. オオルリ
03. オナガガモ13. ウミネコ23. ウグイス33. スズメ
04. コガモ14. カラスバト(1)24. メボソムシクイ(10+)34. キセキレイ
05. オオミズナギドリ15. カワラバト25. コムクドリ(2)35. ハクセキレイ
06. アオサギ16. キジバト26. マミチャジナイ36. アトリ
07. ダイサギ17. ツツドリ27. ツグミ37. カワラヒワ
08. ウミウ18. アカゲラ(C)28. ノビタキ(1)38. コホオアカ(5+)
09. トビ19. アカモズ(juv1)29. イソヒヨドリ39. アオジ
10. ハヤブサ20. ハシブトガラス30. エゾビタキ
184 -
23日、新宿からの夜行バスに乗り込み、金沢へ。24日の9時過ぎには金沢駅に到着し、北陸鉄道の輪島行き特急バスに乗る。輪島には昼過ぎに到着。民宿にチェックイン。少し寝てから、風呂に入り、夕飯を食べる。明日の海上予報を気にしながら、早めに就寝。25日、6時に目が覚める。7時半から乗船券の販売なので、早めのチェックアウトして券売所へ。海上予報を確認しながら恐る恐る7時半を待つ。札がひっくり返り、「本日出港」の文字。やっと憧れの舳倉島に行ける。船は往復で4400円。飛島は4040円だから少し高い。8時には船に乗り込む。鳥見の方はあと3名。定刻通り9時に出港し、なぜかオオミズナギドリしか出ない航路を1時間半、島に到着した。今回お世話になるのは、民宿つき。荷物を宿に置き、歩き始めて5分、早速コホオアカの群れに遭遇。飛島以来3年ぶりの観察なので嬉しい。しかし警戒心が強く、すぐ飛び去ってしまう。その後は海岸を歩き、水場に行ってみるが、何もいない。林や海岸をひたすら歩き回ることにした。すると海岸でモズ類の幼鳥を発見。しかしすぐに飛ばれてしまう。他にツツドリ幼鳥やノビタキ、コムクドリを観察した。林ではマミチャジナイやメボソムシクイが多い。オオムシクイやコムシクイが混じっていないか注意するが、それらしい姿は見られなかった。というか姿のみで識別できる領域に達していないので地鳴きが頼りとなる。島を何周かすると、再びモズ類の幼鳥に出会う。上面から尾にかけて赤味があり、どうやらアカモズの幼鳥のようだ。まあアカモズの幼鳥を観察したことがないし、ここが舳倉島である以上いろいろ考えてしまうが、アカモズだろう。飛び去ってしまったので再び島を回る。鳥見の方は1名日帰りのようで、残るは僕とご夫婦のみ。水場でのムギマキ、キクイタダキの目撃情報をいただき、行ってみるが、出てこなかった。6時前に宿に戻る。風呂もトイレも綺麗でびっくりした。夕飯も美味しくいただき、初日を終了した。
2日目、早朝から島を歩く。とりあえず水場に行くが、何も出ないので、林や海岸を歩く。すると黒い大きめの鳥が頭上を飛んだ。後ろ姿を確認するとカラスバト。前から居着いていると聞いていた個体だろう。朝食の時間になり、宿に戻る。するとおかみさんから、「今日は午後から海が荒れるので、船が来てすぐ引き返す。明日からはもっと荒れるから、今日帰ったほうが良い。」と言われ、台風も来ていることだし、予定を早めて離島することにした。船が出る10時半まで必死にライファーを探すが、見つからない。記念にへぐら愛ランドタワーに登る。展望台から島を見渡せるが、やはり小さい。10時を過ぎるたので急いで宿に戻り、荷物を持って港へ。乗船するとすぐに船は出港した。ご夫婦もお帰りになるようで、島には鳥見が誰もいない状態になった。昼過ぎに輪島に着く。朝に夜行バスの予約を変更しておいたので今日の夜のバスで帰れる。金沢駅へ移動した後はかなり待ち時間があり、相当暇だった。11時、バスに乗り込む。明日の朝には新宿に着く。もう夜行バスには完全に慣れた。新宿-金沢間往復6400円は学生にとって嬉しすぎる料金。初の舳倉島は初見なく終わったが、島について詳しくなれたし、今後飛島から舳倉島へとシフトしていく上では良い経験だった。そして何より宿の人と知り合いになれたのが良かった。次に来る時は珍鳥に会いたい、と言ったらコホオアカに失礼か。
35 09/23 東京港野鳥公園
(東京都)
9:00~16:00
01. カルガモ05. チュウダイサギ09. イソシギ13. スズメ
02. シマアジ(2)06. チュウサギ10. カワラバト14. ハクセキレイ
03. コガモ07. コサギ11. モズ
04. カイツブリ08. セイタカシギ12. ヒヨドリ
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朝から雨が降る嫌な天気。こんな日は通常ならば鳥見には行かない。しかし明日から遠征に行く状況で、タカサゴモズが出ていると聞いては、行かないわけにはいかない。開園は9時だが、8時前には到着した。雨のせいか鳥見の数は少なく、ゆったり観察できると思ったが、8時半に門が開いて入ってみると、券売機の前には大勢の人。どうやら反対の門が早く開いたようだ。これでは観察窓が足りないかもしれない。9時になり、券を買ったカメラマンからどんどん入ってゆく。しかし、皆年寄りばかりなので、歩くのが遅い。余裕で観察窓を確保し、タカサゴモズの登場を待つ。しかし、雨が強く降っているためか、鳥たちの動きは少ない。ただのモズは観察できたので、出てくる可能性はある。ちょっと期待して待つ。小降りになる度に期待が高まるが、気配はない。抜けてしまったのか。池にはコガモの群れが入っていて、その中に2羽のシマアジが混じっていた。1羽は雄のエクリプスのようだ。春に見ているのでイヤーリストではないが、秋に観察するのは久しぶりだったので見られて良かった。しばらくはカメラマンの人気を集めていたシマアジだが、居なくなった後はカエルを飲み込むアオサギにシャッター音が鳴り響いていた。結局4時まで粘るがタカサゴモズは現れず。変わった個体だという話だったから見たかったなあと思いながら、それ以上の鳥が待っていることを期待して夜行バスに乗り込んだ。
34 09/20 桜並木
(東京都)
7:00~14:00
01. コサギ05. ツツドリ(hepatic1)09. ヒヨドリ13. カワラヒワ
02. オオタカ06. コゲラ10. メジロ
03. カワラバト07. ハシブトガラス11. コサメビタキ
04. キジバト08. シジュウカラ12. ハクセキレイ
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ようやく日本鳥類目録改訂第7版が出版された。第6版から12年ぶりとなる改訂であり、今までの古い分類体系が改善され、欧米に追いつくことができるだろうと期待していた。しかし、それは見事に裏切られた。見かけ上、今までアビ目から始まっていたのがキジ目からとなっていて、世間では"大改編"などと騒いでいるようだが、それは日本のバーダーの分類に対する知識が無いだけであって、世界ではこれが当たり前。キジ目から始まるなんてことは最低限のノルマである。問題は目、科の並びではない。種・亜種がどのような扱いを受けているかである。目録にさっと目を通しただけでも、突っ込み所が多々見受けられる。キジとコウライキジ、ヒシクイとオオヒシクイ、コガモとアメリカコガモ、サンショウクイとリュウキュウサンショウクイ、ツグミとハチジョウツグミ・・・、と枚挙に暇がないが、全て種分化されていない。また、日本では1亜種しか記録されていないため種分化にあまり着目されないが、アマサギ、ハワイシロハラミズナギドリ、クイナ、ツリスガラ、ノビタキなども分化前の分類が採用されている。そして最も驚愕したのが、オオトラツグミが今だにトラツグミの亜種とされている点である。日本固有の鳥である以上、日本が最も責任を持つべき分類である。IOCをはじめ海外の殆どで別種として扱われているが、なんと亜種のまま。これにはさすがに呆れた。種への格上げは保護活動を推進していく上でも大切なことのはずである。これでは日本固有種でもなければ絶滅危惧種とも呼べない。その他属レベルでも世界との差が多々ある。よくこれで出せたものだ。良識ある図鑑の出版社・著者の皆様には、くれぐれも第七版に従ったりしないようお願いしたい。今年はツツドリの赤色型が例年より多く観察されているようで、大量のカメラマンが押し掛けているようだ。どうも「白いツバメ」と同じノリで「赤いツツドリ」というレア感で見に来ている人が多く、赤色型について学術的に興味を持っている人が少なそうで、そういうフィールドに行くのはなかなか躊躇されたが、見たい衝動に駆られて重い腰を上げた。川沿いの桜並木に長期滞在中のようで、今日も確認できた。毛虫を探して桜を移動し、時々低い枝にとまる。警戒心がもともと無いのか、長期滞在で人間に慣れたか、散歩の人が近くを通っても逃げない。初めて地面に降りて採餌する姿を観察することができた。毛虫をたくさん食べると、高い枝にとまって休む。暑いのか口を開けたままでいる。尾羽を広げ、肩を上げて伸びをするお得意のポーズを何回も見ることができた。ツツドリの赤色型は雌成鳥のみに存在するが、赤味の強い幼鳥を赤色型として記載しているブログも散見される。もともとツツドリの幼鳥は、羽が赤色味を帯びている。個体差があるので、暗色~紫色に近い個体から赤色に近い個体、部分的に赤い羽がある個体などがいるが、その中で特に赤味の強い個体を赤色型としてしまう人がいるようだ。こういうのはやはり、「赤いツツドリ」という軽いノリで見ているのにテキトーに赤色型と言っておけばちょっと詳しい人を気取れるだろうというカメラマンの仕業だろう。おとなしく「白いツバメ」を撮っていれば良いのに。
33 09/10 八柱霊園~三番瀬
(千葉県)
8:00~12:00
01. アオサギ09. メダイチドリ17. カワラバト25. ツバメ
02. チュウダイサギ10. ソリハシシギ18. キジバト26. エナガ
03. コサギ11. オバシギ19. コゲラ27. ムクドリ
04. カワウ12. ミユビシギ20. モズ28. コサメビタキ
05. ツミ(juv)13. トウネン21. ハシブトガラス29. スズメ
06. ダイゼン14. ハマシギ22. ヤマガラ30. ハクセキレイ
07. ハジロコチドリ(s1w1)15. ウミネコ23. シジュウカラ
08. シロチドリ16. コアジサシ24. ヒヨドリ
180 -
すぐに抜けるので、きっと空振るだろうと思いながら、僅かな可能性に期待したが、残念ながらというか、予想通りというか、いない。しかし秋の渡りは着実に始まっているようで、ツツドリ、エゾビタキ、コサメビタキ等が観察されているようだ。園内を歩き回ったが、なかなか姿を現さず、結局観察できたのはコサメビタキのみ。カラ群に混じって移動しているようだった。エゾビタキが見られればイヤーリストだったのだが見られず。ツミの幼鳥もいるようで、飛んでいる姿を数回目撃した。これ以上待っても状況は変わりそうに無く、それより夏羽の残るハジロコチドリの方が見たいので、三番瀬に移動する。小潮のため、干潟が少し出ているくらいで、シギチの観察にはちょうど良い。ミユビシギばかりの浜辺を歩きながらハジコチを探すと、干潟の左端に降りているのを見つける。2羽確認でき、1羽は成鳥の換羽中だが夏羽が多く残る綺麗な個体、もう1羽は成鳥冬羽に近い個体。なかなか夏羽を見る機会がないので嬉しい。ただ秋は磨耗が激しいので、できれば春に見たいところだ。警戒心が少なく、座って待っていると手の届きそうな距離まで寄ってくる。こんなに近くでハジコチを見るのは初めて。やはり小潮は観察に最適である。毎年三番瀬では越冬個体が観察できるが、この2羽も来春まで滞在するのだろうか。そのうち居なくなるのだろうか。どっちにしろ昨年の3月以来1年半ぶりの嬉しいイヤーリストとなる。さらにこの程度の夏羽個体は5年ぶりの観察となるので尚更嬉しい。嘴基部の黄色はかなり無くなっていた。もう1羽の冬羽個体とあまり変わらない。嘴の変化は換羽の進行具合と連動しないのか。冬羽時のように嘴基部の黄色については個体差が大きいのだろう。何回か翼を伸ばしたので名の由来の白い翼帯が観察できた。他のシギチはミユビシギをはじめ、ソリハシシギやオバシギ、メダイチドリなどで、時期的に幼鳥が多い。このままシギチの渡りは収束に向かうのか。締めにヘラシギでもふらっと立ち寄ってくれることを期待して、まだ夏の陽射しの干潟を後にした。
32 09/09 田園
(神奈川県)
6:00~11:00
01. カルガモ07. カワウ13. カワラバト19. ヒヨドリ
02. コガモ(4)08. ミサゴ14. キジバト20. ツバメ
03. アマサギ09. コチドリ15. モズ21. セッカ
04. チュウダイサギ10. チュウジシギ(1)16. ハシボソガラス22. ムクドリ
05. チュウサギ11. タシギ(10+)17. ハシブトガラス23. スズメ
06. コサギ12. タカブシギ(1)18. シジュウカラ24. ハクセキレイ
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引き続き形式的にはハリオシギ狙いでのジシギ捜索に向かった。そう簡単にハリオを出せる訳がないので、現実的にはチュウジシギが近くで見られれば満足なのだが、今日は前回よりも畦の草が伸びていて、なかなか見つからない。それでもタシギはかなりの個体数が入っているようで、鳴きながら群れで空を飛んでいる。しかし降りると全く分からなくなる。しばらく探し回ってようやくジシギを見つけたが、逆光で見にくく、距離も近いとは言えない。それでも他に条件の良い個体がいないので、とりあえず尾羽を開くまで待つ。しかし、そう上手くはいかないもので、どんどん奥に行ってしまう。顔だけ見えている状況が続き、座り込むこともしばしば。太陽が帰宅を促す。顔的にはチュウジシギということで、今日は尾羽を見ずに撤収した。イヤーリストは増えなかったが、コガモを今季初認した。シマアジを期待したが全部コガモだった。ハリオはいつになったら見れるのか。
31 09/05 田園
(茨城県)
9:00~16:00
01. ゴイサギ09. オオタカ17. イソシギ25. ハシブトガラス
02. アマサギ10. ムナグロ18. トウネン26. ショウドウツバメ
03. アオサギ11. コチドリ19. ヒバリシギ27. ツバメ
04. チュウダイサギ12. タマシギ(♂1♀1)20. エリマキシギ(juv2)28. セッカ
05. チュウサギ13. タシギ21. アカエリヒレアシシギ(j1)29. ムクドリ
06. コサギ14. コアオアシシギ(juv2)22. ツバメチドリ(w5)30. スズメ
07. カワウ15. クサシギ23. カワラバト31. カワラヒワ
08. トビ16. タカブシギ24. キジバト32. ハクセキレイ
179 -
一昨日の様子ではもう駄目かと思っていたが、昨日観察されたということで、再チャレンジに向かう。昨日のポイントと思われる場所には前回と違って鳥見が待機している。しかしコキアシシギの姿は見られないようだ。休耕田にはトウネンとコチドリが群れで入っていた。よく探すとエリマキシギ幼羽もいる。今季初認どころか春に見ていないので嬉しいイヤーリストだ。キリアイも混じっていたらしいが見られず。田んぼの端には造巣中のタマシギの番。嘴で草をつまんで巣を作る様子を初めて観察できた。遅めの繁殖となるが、無事雛を育ててもらいたい。依然コキアシの姿は無く、捜索隊と待機隊に分かれる。しばらくは待機隊として戻りを待っていたが、トウネンたちもバラけてきたので、捜索隊に加わる。一昨日のポイントも含めて広範囲を捜索すると、タカブシギ、クサシギ、そして行動を共にしていたというコアオアシシギが見つかるが、コキアシシギの姿はない。さらに捜索を続けると、水を入れている最中の休耕田でツバメチドリを見つけた。最初は1羽かと思ったが、よく探すと5羽確認できた。8月から滞在している群れだろう。冬羽への換羽が進んでいたが、飛翔姿はいつ見ても格好いい。有難いイヤーリストとなる。その後はコキアシシギ諦めムードが漂い出す。そんな中、突然携帯が鳴る。これは遂に発見の速報かと思いきや、ハイイロヒレアシシギがいるとのこと。この状況では見ない選択肢は無い。急いで向かった。すると、ハイイロではなくアカエリだった。これはラッキー、イヤーリストなので嬉しい誤算。しかも2年ぶりである。ハイイロは海が荒れればすぐに大群が入るのだが、アカエリはなかなかそうはいかない。肩羽に冬羽が何枚か確認できた。頭頂の黒色味が強く、羽に摩耗があまり見られないことから、幼羽から第一回冬羽への換羽中と思われる。トタンの仕切り沿いを行ったり来たり忙しい。田んぼをサッカーのフィールドとするならちょうど長友の動きだ。結局コキアシは現れなかったが、これはこれで充実した楽しい鳥見となった。捜索隊の皆様に感謝。
30 09/03 田園
(茨城県)
8:30~13:30
01. アマサギ07. トビ13. カワラバト19. オオヨシキリ
02. アオサギ08. オオタカ14. キジバト20. セッカ
03. チュウダイサギ09. コチドリ15. モズ(C)21. ムクドリ
04. チュウサギ10. タカブシギ(2)16. ハシブトガラス22. スズメ
05. コサギ11. イソシギ17. ショウドウツバメ(3+)23. カワラヒワ
06. カワウ12. トウネン(4)18. ツバメ24. ハクセキレイ
176 -
4年ぶりの再会を期待して茨城の田園に向かった。昨日観察されているポイントで現れるのを待つことにする。途中鳥見の方が何人か来たが、朝早くから来ている人も姿を見ていないという。諦めないで炎天下で何時間も待っていたが、飛んで来るのはトウネン、タカブシギ、コチドリという神奈川でも見られるようなシギチばかりで、コキアシシギは一向に現れない。昨日一緒に行動していたというコアオアシシギも確認できない。しかもオオタカが出てシギチを散らしてしまう。まあ向こうも生きるのに必死だからしょうがないのだが、わざわざコキアシのポイントでやらなくても。逆に言うとここぐらいしか水が入った休耕田がないのだろう。昨日の様子では落ち着いていないようだったので、もう渡ってしまったか。北アメリカでは普通種とはいえ、行くのはまだ先だろうし、夏羽の残る成鳥ということで是非とも見たかった。上空にはツバメに混じってショウドウツバメが飛んでいた。貴重なイヤーリストなので、完全な空振りとはならず。寂しい田園にはモズの鳴き声が虚しく響く。秋の訪れを感じた。
29 09/01 田園
(神奈川県)
6:00~12:00
01. カルガモ07. ハイタカ13. タカブシギ19. ヒヨドリ
02. ゴイサギ08. チョウゲンボウ14. ヒバリシギ(juv2)20. ツバメ
03. アオサギ09. コチドリ15. カワラバト21. セッカ
04. チュウダイサギ10. オオジシギ(juv1)16. キジバト22. ムクドリ
05. チュウサギ11. チュウジシギ(juv2)17. ハシブトガラス23. スズメ
06. コサギ12. ジシギsp.(2)18. ヒバリ24. ハクセキレイ
175 -
二俣川での学科試験にも無事合格、余計な金を払わずに免許を取得できた。やはり短期コースは早い。今日から9月、まだ夏休みは1ヶ月残っているが、鳥の出は芳しくなく、茨城方面の田んぼもあまり良い話を聞かない。神奈川の田んぼもタマシギ以降は駄目かと思ったが、最近になってウズラシギやヒバリシギなどが見られているようだ。茨城だったら不調で片付けられる種だが、神奈川だと割と好調である。ということでジシギの捜索も兼ねて様子を見に行った。初めてのポイントだったが、2枚だけ休耕田があってヒバリシギとタカブシギ、コチドリが確認できた。ウズラシギの姿は無かったが、イヤーリスト的にはヒバリシギが見られた方が嬉しい。2羽いたが、奥にいて草が高いので見にくかった。しばらく待ってみるがウズラシギが戻って来る気配もなく、ジシギ捜索に切り替える。今年はジシギとなかなか縁が無いので、神奈川ジシギの本場へ足を延ばす。10分もしないうちに発見することができた。しかも2羽一緒にいる。大きさもほぼ同じであった。手前の個体はチュウジ顔をしていた、とすると奥の個体もチュウジシギだろうか。とりあえずチュウジ2羽という推定の下、尾羽を開くのを待つ。しばらく観察を続けていると、1羽が活発に動き始め、尾羽を広げて飛び跳ねたので、パターンが確認できた。しかしそのパターンはオオジシギのものだった。顔識別もあまりあてにならないなあと思っていると、もう1羽が羽づくろいを始め、尾羽を見せてくれた。驚くことに、それはチュウジシギのパターンだった。つまり、オオジシギとチュウジシギが一緒にいたことになる。最初の顔識別は合っていたようだが、先入観でもう1羽の顔もチュウジっぽく思えてしまったのが間違い。オオジシギと分かってから画像を見返すと、確かに奥の個体はオオジ顔である。先入観を持たず、さまざまな状況を想定して観察することが大切である。別の畦には尾羽を確認できているチュウジシギがいた。尾羽未確認のジシギも2羽観察できて、1羽はチュウジ顔だった。いつもなら尾羽を確認しなくても顔識別で記録してしまうところだが、今日はせっかく尾羽確認済の個体が3羽もいるので、正確性を期すためにジシギsp.として記録する。今年の神奈川ではチュウジがなかなか観察されていないようだったが、これから飛来数が増えてくるだろう。それにしても今日は雨の予報でも無いのに豪雨が降る変な天気だった。
28 08/27 葛西臨海公園
(東京都)
7:00~10:30
01. カルガモ10. バン19. キアシシギ28. カワセミ
02. カイツブリ11. セイタカシギ20. ソリハシシギ29. ハシボソガラス
03. クロツラヘラサギ(juv1)12. ダイゼン21. イソシギ30. シジュウカラ
04. ゴイサギ13. コチドリ22. トウネン31. ヒヨドリ
05. アカガシラサギ(w1)14. シロチドリ23. キリアイ(juv1)32. ツバメ
06. アオサギ15. オオソリハシシギ24. ウミネコ33. ムクドリ
07. チュウダイサギ16. チュウシャクシギ25. オオセグロカモメ34. コムクドリ
08. コサギ17. アカアシシギ(juv1)26. カワラバト35. スズメ
09. カワウ18. アオアシシギ27. キジバト36. ハクセキレイ
173 -
卒業検定に無事合格し、後は学科試験に合格すれば免許が取得できる。しかし神奈川県警の問題はなかなか難しいらしいという噂。とりあえずお祝いの鳥見ということで、珍し目の渉禽類が集まっているという葛西に向かうことにした。最初は擬岩に行ったが、特に何もおらず、上の池へと向かう。途中コムクドリの30羽程の群れに遭遇する。上の池では水位が下がっているためか奥の島に泥地が出現していて、そこにトウネンの群れが降りていた。しかし昨日観察されているキリアイの姿はない。嫌な予感がしてきたが、東なぎさを探すとクロツラヘラサギが予定通りにいてくれたので一安心。しかし遠すぎる。寝ていたので、あの嘴は隠されたままだったが、独特のオーラは消せないようですぐに見つかった。沖縄本島以来3年ぶりの観察となる。本土での観察は実に6年ぶり。そんなに懐かしい感じがしないのはヘラサギのせいだろう。起きる気配が無かったので、下の池を一周する。擬岩の対岸の観察窓からはアカガシラサギの飛翔姿が見られた。脚を怪我したチュウシャクシギもまだいた。1ヶ月半生きてこれたのだから餌は捕れているようだ。渡れるのだろうか。このまま越冬すると冬羽が見られるので無理に渡らないでほしい。上の池へ戻る途中に再びアカガシラサギを見つけた。今度は岸辺でじっとしていたので、冬羽への換羽が進んでいることを確認できた。上の池に着くと、目的のキリアイが戻っていた。かなり遠いが、特徴的な嘴や頭頂の模様が観察できた。幼羽だったが、いつかは第一回でもいいから夏羽を見てみたい。昨年は見ていないので2年ぶり。三番瀬や内陸の水田でも観察されているようなので、今年は当たり年となる予感。センター横の小屋からはこちらも目的のアカアシシギ。綺麗な幼羽で、小屋で待っていると近くまで来てくれた。飛ぶと次列風切の白が目立つ。こちらも2年ぶりの観察。クロツラさんはいつの間にかいなくなり、センターで少し休憩して西なぎさで終了。今日は合計7年ぶりというなかなか豪華な記録となった。
27 08/18 田園
(神奈川県)
6:00~9:30
01. カルガモ07. コサギ13. カワラバト19. ムクドリ
02. ゴイサギ08. ケリ14. キジバト20. スズメ
03. アマサギ09. ムナグロ15. ハシボソガラス21. カワラヒワ
04. アオサギ10. タマシギ(♂1♀1)16. ヒバリ22. ハクセキレイ
05. チュウダイサギ11. クサシギ17. ツバメ
06. チュウサギ12. イソシギ18. セッカ
170 -
長い夏休みの前半は免許取得に費やされる。短期コースなので、教習所に通って一週間ほどで仮免まで行けた。予定では8月中には免許が取得できる。合宿にしなかったのは珍鳥対策で、ちゃんと教習が無い日を何日か入れてある。しかし、そんなのは杞憂であるかのごとく何も出ない。というわけで、午後からの予定もあり、結局地元の田園を回ることになった。数日前からタマシギが観察されているようなので、ジシギメインにしつつイヤーリストも増やすという計画。着いたら人だかりが嫌でも目についたので、タマシギのポイントはすぐに分かった。雄雌いたが、草が被って見にくい。これから繁殖するとなると雛が観察できるのは9月になってからか。無事に巣立ちまでいってくれることを期待したい。5分くらいは見ていたが、ジシギ探しの方が楽しいので移動する。しかしいつもこの時期ならいる信頼と実績のある畦が全て空振るという謎の回避力で、再びタマシギのポイントに戻ってきた。ジシギ捜索中に観察できたシギチは、ケリの群れがいつものところに降りていた他はクサシギとイソシギだけ。タマシギは朝よりさらに奥に行ってしまったようだが、行くところもないのでしばらく待ってみる。しかし動く気配はない。そのうちショウドウツバメ探しが始まるが見当たらない。ただツバメばかりの空を眺めていると、ムナグロの鳴き声がどこからか聞こえてきて、旋回して姿を消した。最後にもう少しジシギを探そうと移動すると、先ほどの個体と思われるムナグロが水田に降りているのを確認した。ムナグロさえも単体でいる感じを見ると今年の神奈川は駄目か。まだまだこれからだと良いが。遠くで雷が鳴る不安定な天気だったが、結局雷鴫とそのお仲間は発見ならず。
26 07/29 三番瀬~谷津干潟
(千葉県)
7:30~11:00
01. カイツブリ08. コチドリ15. キョウジョシギ22. ハシブトガラス
02. アオサギ09. シロチドリ16. トウネン23. ヒヨドリ
03. チュウダイサギ10. メダイチドリ17. ミユビシギ24. ツバメ
04. コサギ11. オオメダイチドリ(a4j1)18. ウミネコ25. ムクドリ
05. カワウ12. オオソリハシシギ(4+)19. コアジサシ26. スズメ
06. セイタカシギ13. キアシシギ20. カワラバト
07. ダイゼン14. ソリハシシギ(2+)21. キジバト
169 -
この前の個体とは違う、夏羽の綺麗なカラシラサギが出たというので、三番瀬へと向かう。到着時には干潟は既に広がっていたが、朝からカラシラサギは確認されていないとのこと。がっかりしながら、オオメダイチドリを探しに干潟を歩いたが見つからない。このままでは終われないので、シギチの数が少ない三番瀬を後にし、谷津干潟へと向かう。昨日もオオメダイは三番瀬から谷津干潟に移動しているようだったので、期待して干潟を丹念に探すと、遠いメダイチドリの群れの中に1羽を見つけた。複数個体が確認されているはずなので、もっと近くにいる個体を探そうと、位置を変える。すると、50mくらいの距離にいるオオメダイを確認した。近いのだが、あまり動きはない。さらに近づいてくるのを待ちながら、奥の方を丹念に探すとさらに3羽確認できた。1羽は最初の個体だろうから計4羽だ。ソリハシシギやオオソリハシシギを観察しながら動き出すのを待つ。しばらくすると、餌を探して歩き始め、だんだんと近づいて来た。長い嘴と脚が目立つ。メダイチドリとはかなり雰囲気が異なるのでまず見間違えることは無いだろう。この個体は羽縁はそれほど目立たず、バフ色味もないことから幼羽ではない。成鳥冬羽への換羽中の個体か。摩耗している羽は残っている夏羽だと思われる。第一回夏羽からの換羽中ということもあると思ったが夏羽より古そうな羽は特に確認できず。オオメダイの第一回夏羽はどの程度成鳥夏羽に近くなるのだろうか。WEB上で探してみても少なくてよく分からないが、冬羽に赤味を全体的に足した程度の写真もあった。性別や亜種にもよるだろう。オオメダイは3亜種に分かれ、日本で観察されるのは基亜種leschenaultii 。淡水池も覗いたが、カイツブリがいただけ。最後に干潟西側でオオメダイの幼鳥を確認して、炎天下の探鳥を終了した。
25 07/28 田園
(神奈川県)
6:00~10:00
01. カルガモ06. バン11. ハシボソガラス16. ハクセキレイ
02. ゴイサギ07. コチドリ12. ハシブトガラス17. カワラヒワ
03. アオサギ08. カワラバト13. ツバメ
04. チュウダイサギ09. キジバト14. セッカ
05. チュウサギ10. カワセミ15. スズメ
- -
試験は山場を越えた。あとは楽な教科しか残っていない。ジシギの季節の到来ということで、今年の休耕田の様子見も兼ねて、タマシギや偶然の珍鳥も期待しながら県内の田園を探索した。この時期はジシギといってもオオジシギしかいないのは分かっていても、もしかしたらハリオシギがいるかも、という期待を抱いてしまう。しかし、炎天下の中探し回っているうちにハリオシギの幻想は薄れ、オオジシギでいいからいろ、となり、そのうちタマシギでもいいや、となり、最終的に早く帰って涼みたい、となる。今回はまだ神奈川まで下がってきている個体が少ないのか、タイミングが悪かったのか、ジシギは一羽も確認できなかった。いつもいるはずのケリも見られず、シギチはコチドリのみという寂しい田園。ロンドンオリンピック見ていたほうが良かったか。北京オリンピックの時もこの田園に来ていた記憶がある。その時はオオジシギいたのにな。
24 07/22 神社
(東京都)
6:30~8:15
01. カワラバト03. アオバズク(ad2juv4)05. ヒヨドリ07. ムクドリ
02. キジバト04. ハシブトガラス06. ツバメ08. スズメ
167 -
そろそろ試験期間を迎える。高校と違って大学は単位が取れないと留年が普通にあるので、しっかり勉強しないといけない。これを越えれば長い夏休みが待っている。鳥の方はあまりパッとしない時期であり、賑わっているのはアオバズクの営巣場所くらいか。どうやら中学生の頃からほぼ毎年行っていた神社が、アオバズクの営巣木を巣立ち後に切ってしまうらしく、もう見られなくなるかもしれないというので、見納めに行くことにした。着くとすでにカメラマンがいて、様子を聞くと4羽の雛のうち2羽は巣立っていて、残り2羽がまだ洞の中らしい。とりあえず親を探すと、高い木の上の見にくい位置にいる。左には2羽の巣立ち雛がいたが、こちらも見にくい。何とか抜ける場所を探して観察した。時々首を回したり、羽を伸ばしたりしながら残る2羽の合流を待っていた。今日の夜か明日の朝くらいには全員巣立つのではないか。来年もこの神社で、新たな洞を探して営巣してくれることを期待したい。この後境内でバーベキューがあるというので、早めに観察を切り上げた。
23 07/14 葛西臨海公園~三番瀬
(東京都~千葉県)
7:00~13:00
01. カルガモ09. カワウ17. トウネン25. ツバメ
02. オナガガモ10. セイタカシギ18. ウミネコ26. イワツバメ
03. カイツブリ11. コチドリ19. オオセグロカモメ27. オオヨシキリ
04. ササゴイ12. シロチドリ20. コアジサシ28. メジロ
05. アカガシラサギ(1)13. メダイチドリ21. カワラバト29. ムクドリ
06. アオサギ14. チュウシャクシギ22. キジバト30. スズメ
07. チュウダイサギ15. アオアシシギ23. オナガ31. ハクセキレイ
08. コサギ16. イソシギ24. ハシブトガラス32. カワラヒワ
166 -
希少種が相変わらず集られているせいか、どのフィールドにも人は少ない。清々しい気分で鳥見ができるのは何とも嬉しいことだ。昨年に引き続き、葛西にアカガシラサギが飛来したというので、三番瀬のカラシラサギ、オオメダイチドリとセットで見に行くことにした。擬岩から探すが、アカガシラサギの姿はない。とりあえず池を一周する。水門から見ると、ゴイ系が飛んだ。しかし翼は白くないので、なんだろうと見るとササゴイだった。ここでササゴイを見るのは久しぶりだ。シギチは、アオアシシギ、チュウシャクシギが確認できた。チュウシャクシギは足を怪我していたようだったが、餌はなんとか捕れているようだ。アオアシシギは何気にイヤーリストだったので嬉しい。淡水池でオナガガモの越夏個体を見て、擬岩に戻ってくると、対岸近くのヨシ原の根元に白いものを見つける。確認するとアカガシラサギが背を向けて佇んでいた。まだ若い個体のようで、昨年のここで観察した個体よりもさらに赤色部は少なく、頬の辺りから首にかけては特に褐色斑が目立った。昨年の個体ならば少なくとも昨年の羽色よりは成鳥夏羽に近づいているはずなので、別個体ということになる。最近の動向を見ても、アカガシラサギの飛来数が増えているようだが、個体数も増えているのだろうか。単に分布域が北上しただけでなければ良いが、ジャワアカガシラサギが関東に来る日もそう遠くないかもしれない。アカガシラサギはヨシ原からあまり離れようとしなかったので、対岸の観察小屋に行ってみたが隠れてしまった後だった。特に粘ることもなく三番瀬へ移動する。干潟はちょうどネットの手前くらいまで残っていたので、カラシラサギやオオメダイチドリがいれば観察しやすい距離であったが、残念ながら両種とも姿は無かった。シギチ自体の数が少なく、メダイチドリやシロチドリの中にトウネン1羽を確認した程度で、珍シギなどはいない。強風が吹いていたので何か飛んで来ないかと期待したのだが。シギチの渡りが始まるのはもう少し先のようだ。
22 06/30 田園
(千葉県)
8:00~18:00
01. キジ(C)08. アオサギ15. コアジサシ22. ウグイス(C)
02. カルガモ09. チュウダイサギ16. クロハラアジサシ(2)23. オオヨシキリ
03. カイツブリ10. チュウサギ17. カワラバト24. セッカ
04. サンカノゴイ11. コサギ18. ハシボソガラス25. ムクドリ
05. ヨシゴイ12. モモイロペリカン19. ヒバリ26. スズメ
06. オオヨシゴイ(♂1)13. カワウ20. ヒヨドリ27. カワラヒワ
07. アマサギ14. チョウゲンボウ21. ツバメ28. ホオジロ
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今は鳥見のブログがWEB上に氾濫している。本来WEBは、世界規模で情報を共有し、鳥類学の進歩に多大な貢献ができるツールとして有意義なものである。日本で撮影されたトウネンの画像がイギリスで見られ、アメリカ産ビロードキンクロの画像を日本にいながら確認できる。識別力の向上、分類研究の資料として非常に有益である。ここで忘れてはいけないのが、ただ画像がWEB上に漂流しているだけでは無価値であるということだ。いつ、どこで撮影されたのか、観察記録の一要素を構成するものとして画像が存在して初めて価値が生まれる。しかし現状は害を及ぼす悪以外の何ものでもない。写真だけ掲載してしょうもない感想を述べて終わりの、無価値の画像を乗せた無価値ブログが氾濫しているからだ。その結果、正義面した"ネットマナー"が台頭してしまう。このようなマナーに対しては観察記録の価値を蔑ろにするものとして否定的な立場であるが、無価値ブログの氾濫、そして何より、我も我もと立場も弁えずに珍鳥に集る爺どもが生き続ける以上、このようなマナーが必要となるのは当然だ。この地のオオヨシゴイは、数年前からの目撃例がある。地元の人たちは、オオヨシゴイを守り続けようと努力してきた。それをいとも簡単にぶち壊したのが、とあるブログである。このブログは以前からオオジュリンをシベリアジュリン、ヒバリをクビワコウテンシとして掲載するなど、正気の沙汰とは思えない行動を繰り返してきたブログとして有名であるが、今回、偶然撮ったオオヨシゴイを掲載したのだ。オオヨシゴイは、関東では約20年前の霞ヶ浦を最後に繁殖が記録されていないほどに貴重な鳥である。これだけでも卑劣な愚行であるが、さらに、掲載をやめるようにという農家を名乗る方からのコメントに、反応しないどころか、最終的にコメント欄を封鎖した。何のためのコメント欄だったのか理解できないし、人間性を疑う。このブログの他にも、珍しい鳥さんがいるというので行ってみた、写真が撮れて良かった、遠くて残念だった、というくだらない内容を即座に載っけるブログが7月上旬から現れ、その中には、現地の人からの記事削除依頼を、意味がないとか言って拒否しているブログもある。自らの存在に意味が無いことに早く気づけ。掲示板でも、載せない方が良いのではという指摘に逆ギレしている奴がいて、全く無法地帯である。無価値ブログの人たちは自分たちのせいでできたネットマナーを、自分たちで破るという悪の組織である。テロリストと同類だ。無価値ブログによってフィールドには、情報に動かされる"機械"が搬入される。オオヨシゴイを見てみたいと思い続けて、ようやくその願いが叶えられる人、オオヨシゴイという鳥がいると言われ、珍しいらしいので見てみようとやって来た人、この両者が同じフィールドに立つ悲劇。"機械"はフィールドでは邪魔なだけである。しかもヨシ原の中に入り込んで撮影するクズがいたらしく、最近は姿を見せないというから、憤りを隠せない。もはや"機械"を通り越した"産業廃棄物"だ。早急に廃棄されて欲しいと心から願う。搬入がまだ無かった6月末、梅雨時の晴れ間の下、広大な田園地帯を急ぐ。胸の高鳴りを抑えながら。沼の一角、遠くのヨシ原を眺めながら、ただその時を待つ。ヨシゴイにひやっとさせられること数回、遂にその時が来た。ヨシ原の中から不意に飛び出る影。深い茶色の背中に、雨覆の灰色が太陽の光に反射して白く輝く。間違いない、オオヨシゴイだ。ほんの一瞬だったが、飛翔姿を見ることができた。田んぼに降りたようだったので、対岸へ移動する。一面の緑を丹念に探すと、首を伸ばしている姿を見つけた。しばらく待っていると近くの畦に来たので、その姿をしっかりと目に焼き付けることができた。首を伸ばす姿はミゾゴイを彷彿とさせる。ヨシ原に入ると擬態に一役買うだろう喉から伸びる縦線は、まだ短い稲の中では逆に目立つ。虹彩後方の黒斑も確認できた。リュウキュウヨシゴイと同じ特徴だが、BIRDS OF EAST ASIA の絵にはこの特徴が書かれていない。中国では「紫」と認識されるその体色は、太陽に照らされて銅のような艶を見せる。頭頂部がやや褐色味を帯びていたが、成鳥でもこんなものなのだろうか。何年で成鳥羽になるのか分からないが、亜成鳥かもしれない。しばらくすると飛び上がり、ヨシ原へと戻っていった。ヨシ原からは鳴き声も聞こえた。ヨシゴイに似たオーオーという声で、音程はほぼ同じくらいだが、テンポはヨシゴイの2倍くらいか。その後も何回かヨシ原と田んぼを往復したので、十分観察することができた。気になるのは、この個体の由来である。数年前に関西で観察された個体は、大陸から飛来した個体であると思われるが、今回観察できた個体は、果たしてどうなのだろうか。個人的には、20年前に霞ヶ浦周辺で繁殖していた個体群のDNAを受け継いでいる個体であると考えている。霞ヶ浦で繁殖が確認されなくなった後も、利根川流域のどこか人目に付かない場所でひっそりと個体群を維持し続けていたのではないか。おそらく、この場所以外でも、入念に探せば見つかることだろう。憧れ続けていたオオヨシゴイ、鳥見12年目にして、遂にその姿を拝むことができた。この感動、"機械"には到底味わうことができない。
21 06/23 田園~公園
(埼玉県)
7:00~14:00
01. カルガモ08. ホトトギス(C)15. シジュウカラ(C)22. ガビチョウ(C)
02. ヨシゴイ09. カッコウ(C)16. ヒバリ23. メジロ
03. アオサギ10. フクロウ(2)17. ヒヨドリ24. ムクドリ
04. カワウ11. コゲラ(C)18. ツバメ25. スズメ
05. バン12. オナガ19. オオヨシキリ26. カワラヒワ
06. カワラバト13. ハシボソガラス20. コヨシキリ(1)27. ホオジロ(C)
07. キジバト14. ハシブトガラス21. セッカ
161 -
先日、稲敷でアオサギの汚染個体が観察された。当初は識別能力の欠如したカメラマンによりムラサキサギとされ、ちょっとした騒動となった。写真を見た瞬間に誤認だと分かったが、この事件はこれで終わりではなかった。なんと6/14日付の朝日新聞茨城版に、ムラサキサギとして記事が掲載されたのだ。しかも内容は山階も認めたような書き方をしている。ついに山階もここまで堕ちたかと驚愕したが、それは違った。後で経緯が分かり、山階はムラサキサギの特徴を説明、不鮮明な写真が送られてきたので断定できないと回答し、その後鮮明な写真が送られてきて、アオサギであると連絡したそうだ。つまりは朝日新聞記者による完全な妄想である。あの記事を見てムラサキサギと判断してしまっているブログが実際に存在する。自分たちマスメディアの影響力がどれほど大きいかを認識しているのか。全く責任能力のない記者だ。まあ左翼の朝日新聞にとっては捏造記事を書くのは得意分野なのだろう。最近はテレビでも偏向報道ばかりで日本のマスメディアの信頼性は地に落ちたと思っていたが、当該記事を鵜呑みにしているブログを見ると、マスメディアを信じている人がまだいることを思い知らされる。そんな人間界の荒廃をよそに、今年もフクロウの雛が無事巣立ったようだ。一ヶ月ほど経ってもまだ見られるらしく、コヨシキリ、ヨシゴイと合わせてイヤーリストに加えようと向かった。まずは田園でヨシゴイを観察する。複数観察することができ、目先にピンク色の婚姻色が出ている個体もいた。声も聞くことができた。しばらく観察した後、コヨシキリの姿を求めて移動する。ヨシ原の一角で、オオヨシキリの声に混じって細い声が聞こえてきた。こんなに声量小さかったかと思いながら待つと、姿を見せた。沢山のオオヨシキリに萎縮したのかあまり出てこなかったので、公園に移動する。たまたま知人に会い、フクロウのいる場所まで案内していただいた。木のあまり高くはない位置にとまっている幼鳥を2羽確認することができた。大きさは親鳥に迫る勢いだったが、まだ羽は幼く、時々目を開けて様子を伺っていた。親鳥はより高い位置にとまっているようで確認できなかった。もう餌は自分で捕っているのだろうか。どこかの記者と違って立派な成鳥になってもらいたい。
20 06/10 富士山周辺
(静岡県)
4:30~16:30
01. キジ17. ウミネコ33. シジュウカラ49. アカハラ(C)
02. カルガモ18. コアジサシ34. ヒバリ50. コルリ(C)
03. オオミズナギドリ19. アジサシ35. ヒヨドリ51. ルリビタキ(C)
04. ハシボソミズナギドリ20. カワラバト36. ツバメ52. ノビタキ
05. カイツブリ21. キジバト37. イワツバメ53. イソヒヨドリ
06. ゴイサギ22. ホトトギス38. ウグイス(C)54. キビタキ(C)
07. アオサギ23. カッコウ39. メボソムシクイ(C)55. スズメ
08. チュウダイサギ24. カワセミ(C)40. エゾムシクイ(C)56. キセキレイ(C)
09. チュウサギ25. コゲラ41. センダイムシクイ(C)57. ハクセキレイ
10. コサギ26. アカゲラ42. オオヨシキリ(C)58. ビンズイ
11. カワウ27. モズ43. セッカ59. カワラヒワ
12. ウミウ28. カケス44. ガビチョウ(C)60. イカル(C)
13. トビ29. ハシボソガラス45. メジロ61. ホオジロ
14. バン30. ハシブトガラス46. ミソサザイ(C)62. ホオアカ
15. ケリ31. ヤマガラ(C)47. ムクドリ63. アオジ
16. コチドリ32. ヒガラ(C)48. クロツグミ
158 -
19 06/03
(神奈川県)
7:00~11:30
01. コジュケイ(C)08. コゲラ15. ツバメ22. キビタキ(C)
02. カルガモ09. アオゲラ(C)16. ウグイス(C)23. オオルリ(C)
03. トビ10. サンコウチョウ(3+)17. ヤブサメ(C)24. スズメ
04. カワラバト11. ハシブトガラス18. エナガ25. キセキレイ
05. キジバト12. ヤマガラ(C)19. センダイムシクイ(C)26. ハクセキレイ
06. ホトトギス(C)13. シジュウカラ(C)20. メジロ(C)27. ホオジロ
07. カワセミ(C)14. ヒヨドリ21. ムクドリ
150 -
今年も梅雨の季節となった。あと一ヶ月くらいは週末と雨が重ならないように祈ることになるだろう。高校生の頃は文化祭の代休に行くのが慣例となっていたサンコウチョウだが、大学生となった今年はちょっと早めに行ってみた。かなり混雑しているのだろうと思っていたが、カメラマンの姿は疎らだった。雨の予報を嫌ったのだろうか。林道を歩いていくと、鳴き声が聞こえてきた。しばらく待ってみるが、なかなか姿が見えない。不意に川に向かって素早く飛び込む影、見ると川に張り出す枝にサンコウチョウの姿があった。何度かダイビング的なことをしていた。水浴びか、水面の虫でも捕っていたのか。このような行動を観察するのは初めてだった。その後は一旦林道を上りきり、渓流でキセキレイの夏羽を観察する。ここでもサンコウチョウの鳴き声を聞くことができたが姿は見えず。巣のあるポイントまで戻る。雄が抱卵中だった。しばらくすると、雌と交代し、餌捕りに出かける。その後も何度か交代を観察することができた。雄は長い尾羽の扱いに困っているようで、上に伸ばしたり、垂らしたりと忙しく、雌は大人しく抱卵する。時折立ち上がって卵を回転させているようだった。雛が生まれたらどうせカメラマンが押し寄せるのだろう。放棄しないことを願いたい。周りはヤブサメ、センダイムシクイ、オオルリ、ホトトギスの声で賑やかだった。ただし姿はなかなか見えない。見えたとしても高い木の上。サンコウチョウがいなかったらまあ来ないよね。
18 05/26 相模川
(神奈川県)
5:45~10:30
01. キジ(C)10. トビ19. シジュウカラ(C)28. メジロ(C)
02. カルガモ11. イカルチドリ20. ヒバリ29. ムクドリ
03. カイツブリ12. イソシギ21. ヒヨドリ30. スズメ
04. ササゴイ(2)13. カワラバト22. ツバメ31. ハクセキレイ
05. アマサギ(1)14. キジバト23. イワツバメ32. セグロセキレイ
06. アオサギ15. モズ(C)24. ウグイス(C)33. カワラヒワ
07. チュウダイサギ16. オナガ25. オオヨシキリ34. ホオジロ
08. コサギ17. ハシボソガラス26. セッカ
09. カワウ18. ハシブトガラス27. ガビチョウ(C)
145 -
5月も終盤となり、毎年やって来るホトトギスの声で目覚める季節となった。水田も田植えが終わっている頃だろうとアマサギを見に行く。しかし、水の入っている田んぼは数枚あるものの、苗が植えてあるのは少数。そしてほとんどが休耕田状態。これからなのだろうか。アマサギどころかサギ類が全く見当たらない。しばらく周辺を彷徨くが、オオヨシキリが五月蝿いだけ。捜索を断念し、田園風景を眺めていると、どこからか白い鳥が飛んで来た。黄色くないし、チュウサギあたりかと思いながら確認すると、アマサギの冬羽。嘴の先が黒ずんでおり、若い個体だと思われるので、第一回夏羽に該当するのかもしれない。いつから橙色が出るのか不明だから何とも言えないが、とりあえず目的を達成したので、メインのササゴイを見に堰に向かう。こちらは有難いことに着いたらすでにスタンバイしていた。だが、婚姻色のササゴイを期待したものの、確認できた2羽はどちらも出ておらず、ちょっと残念。すぐに上流へ飛び去ってしまい、しばらく待ってみたものの戻ってこない。それにしてもササゴイの飛翔姿はバランスが悪すぎる。ふとイカルチドリをまだ今年見ていないことに気づき、河原を捜索する。すぐに鳴き声で存在は知れたが、姿がなかなか見つからない。近くに来たバイクを警戒して、石の裏に隠れてしまっているようだ。しばらくして出てきた。なんだかんだでイヤーリスト3種増だが今だに145。今年は本当にやばい。
17 05/19 茜浜~高尾
(千葉県~東京都)
7:45~16:00
01. ヤマドリ(1)10. オオソリハシシギ19. ハシブトガラス28. セッカ
02. キジ(C)11. キアシシギ20. シジュウカラ29. ガビチョウ(C)
03. カルガモ12. メリケンキアシシギ21. ヒバリ30. ムクドリ
04. カイツブリ13. キョウジョシギ22. ヒヨドリ31. キビタキ(C)
05. アオサギ14. ハマシギ23. ツバメ32. スズメ
06. チュウダイサギ15. コアジサシ24. イワツバメ33. ハクセキレイ
07. カワウ16. コゲラ(C)25. エナガ(C)34. カワラヒワ
08. ダイゼン17. オナガ26. センダイムシクイ(C)
09. コチドリ18. ハシボソガラス27. オオヨシキリ
142 -
今年も1羽だけだがメリケンキアシシギが飛来したということで、見に行った。来てから一週間程経過しているのでそろそろ抜ける頃だろうと着くまでは不安だったが、堤防沿いを歩くと遠くに人が集まっている。まだ居るようだ。例年通り堤防の先端なのでかなり歩く。途中キアシシギやキョウジョシギの姿を見ながら先端に着くと、海面に近いテトラポットの上にいるメリケンを確認することができた。数年前は群れで来ていたのだが、最近は単独での飛来になってしまった。関東の他の観察ポイントも芳しくないようなだが、個体数が減っているのだろうか。環境はあまり変化が見れず、餌となるフナムシは相変わらず大量にいるので、繁殖地または越冬地の変化があったのかもしれない。活発に餌を食べていたのでそろそろ飛去が近いか。無事繁殖地に着き、また群れで来てくれる日が来ることを祈る。メリケンの後は谷津干潟に移動するが、干潮で広がった干潟にはシギチがちらほらといるのみで、ムラサキサギが出ているという池に向かう。しかし気配はない。というかヨシ原の中でじっとしていられたら分からない。諦めかけていると、高尾の方でヤマドリが至近距離で見られているとのこと。急遽向かうことにする。2時頃に到着し、園内を登っていくと、人集りができている一画があった。そしてヤマドリはまるでニワトリのように人を警戒することなく、足元にいた。ヤマドリは過去に2回見ているが、一瞬だけだったので、今回が実質的には初見のようなもの。尾羽はそれほど長くないことから若い個体だと推定されるが、それにしても警戒心が無さ過ぎる。歩く人の後を追いかけて来るほどだ。ここの個体は3代目で、人を恐れない遺伝子が受け継がれているだとか、もともと飼育されていた個体が放鳥されたとかいろいろ噂を聞くが真相は定かではない。ヤマドリは日本固有種であり、古くから親しまれている鳥で、特に百人一首に編纂されている柿本人麻呂が詠んだ歌「あしひきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む」は誰もが知るところだ。「あしひきの」というのは「山」の枕詞。ヤマドリは5亜種に分類される。亜種の境界が曖昧だが、基亜種soemmerringii (アカヤマドリ)は九州北部に分布し、南部には腰が白い亜種ijimae (コシジロヤマドリ)が生息する。両亜種とも尾羽は幅が広くて長い。本州には、北部に尾羽が短い亜種scintillans (キタヤマドリ)、南西部及び四国に尾羽が細長い亜種intermedius (シコクヤマドリ)が分布する。両亜種とも翼と腰の羽には白い羽縁がある。房総半島、伊豆半島、紀伊半島、山口県、愛媛県に生息するのが亜種subrufus (ウスアカヤマドリ)で、尾羽は長く、翼と腰の羽の白い羽縁は明瞭ではない。とても興味深い分布状態だが、キタヤマドリやシコクヤマドリとの競合の結果、本州南部に隔離的に追いやられたのだろうか。今回見られた個体はキタヤマドリとなるが、他の亜種との差異が連続的なものなので、境界付近ではある程度の交雑が起こっていると思われる。ヤマドリをこんなにじっくり観察する機会なんて滅多に無いので、とても嬉しい鳥見となった。
16
~
13
05/06
~
05/03
飛島
(山形県)
01. カルガモ18. キアシシギ35. ウグイス52. ノビタキ
02. ホシハジロ19. ウミネコ36. ヤブサメ(C)53. イソヒヨドリ
03. キンクロハジロ20. オオセグロカモメ37. メボソムシクイ54. コサメビタキ
04. スズガモ21. コアジサシ38. エゾムシクイ55. キビタキ
05. オオハム(w)22. ウトウ39. センダイムシクイ56. オオルリ
06. オオミズナギドリ23. カワラバト40. メジロ57. スズメ
07. アオサギ24. カラスバト41. ムクドリ58. ハクセキレイ
08. チュウダイサギ25. キジバト42. マミジロ59. ホオジロハクセキレイ
09. チュウサギ26. ツツドリ(C)43. クロツグミ60. アトリ
10. ヒメウ27. アマツバメ44. マミチャジナイ61. カワラヒワ
11. ウミウ28. サンショウクイ45. シロハラ62. シラガホオジロ(♀)
12. トビ29. ハシボソガラス46. アカハラ63. ホオジロ
13. ツミ30. ハシブトガラス47. ツグミ64. ホオアカ
14. チゴハヤブサ31. シジュウカラ48. コマドリ(C)65. カシラダカ
15. コチドリ32. ヒヨドリ49. ノゴマ(C)66. ノジコ
16. チュウシャクシギ 33. ツバメ50. コルリ(C)67. アオジ
17. クサシギ34. コシアカツバメ51. ジョウビタキ
※記録には酒田港及び酒田-勝浦(飛島)間のフェリー航路を含む
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GW後半は、3年ぶり2度目の飛島へ。2日夜に渋谷駅から夜行バスに乗り込む。学割が効くので安い。東北道の渋滞がひどかったようで、酒田に到着したのは予定より2時間遅い9時過ぎ。1便の船は既に出港した後で、2便で行くことにした。乗船まで時間があったので酒田港周辺を軽く鳥見する。しかし天気が悪く、果たして2便が出るのかと不安になりながら、イソヒヨドリやウミウといったイヤーリストを稼ぐ。ついでに、あいつのでかさにならここからでも見つけられるだろうと鳥海山を凝視してみたがダメ。数日前から島にいて今日帰る大先輩に様子を聞くと、シラガホオジロやミゾゴイが出ているということだった。風雨が強かったが波はそこまででもないようで無事出港を迎えた。2便はワイバードが乗ってきたが定員には程遠く、窓際の3列シートを占有する。最近船が変わったようで、前回は広いデッキから海鳥を観察することができたが、後方しか見られないタイプになってしまっていた。ということで窓から観察する。オオミズナギドリはたくさん飛んでいて、遠くをアビ類が一度飛んだ。シロエリだったかもしれないけれど勘でオオハムにする。後は島が見えてきた辺りで波間に漂うウトウを見たくらいで頭の中はシラガでいっぱい。頭の上はシラガじゃないよ。島に到着し、宿に荷物を置くと、さっそくシラガホオジロが見られているというおばこ前に向かうが、いたのはホオアカだけ。しばらく探してみたが気配はないので、校庭、ヘリポートまで足を運んでみたが特に見られず。3時間ほどの鳥見で夕食の時間となり、1日目は終了。相変わらす飛島の宿の料理はうまい。
2日目、というか実質的には今日が1日目。早朝4時半から鳥見開始。昨日に引き続き天気は悪い。時折雨がパラつく。とりあえずおばこ周辺を探すがシラガの姿はなく、抜けたのかもしれない。昨日行かなかった上の方をまわってみるが、珍鳥はいない。しかし高校に入学したばかりの頃に見た懐かしい風景が広がり、感慨深い。コルリはいろいろな所で囀りが聞こえ、ムシクイ類やオオルリ、キビタキの姿も見える。夏鳥は今年まだ見に行っていなかったので殆どがイヤーリスト。ミゾゴイが出るというポイントには人が集まっていたが、昨年見ているし、飛島にいる時間をミゾゴイに割くのはもったいないと重い、パスしてヘリポートへ。人が集まって何かを見ていた。木に何かとまっている。ハヤブサ系のようで、アカアシチョウゲンボウかと期待しながらスコープを覗くが、残念、チゴハヤブサだった。まあでも実は4年ぶりだったので嬉しい。若い個体だった。悪天候で霧が出ていたので鮮明に観察するのは難しかったが、霧のせいで立ち寄ったのかもしれないからなんとも言えない。その後は校庭で昨日シロハラホオジロを見た人がいるというので探すが見つからず。昨日の夕方に来た時はいなかったから、少しの滞在だったのだろうか。2日目も初見なく過ぎた。
3日目、今日も早朝から鳥見。今日も天気が悪い。とりあえず畑へ。すると昨日の夕方中央旅館前でシラガを見たと聞き、一周して向かう。何度も何度も中央旅館とおばこ前を往復して探すが見つからず。朝食の時間になり、一旦宿に戻って食べてから戻ってくると、ワイバードが見つけていた。しかしすぐに飛んでしまい飛翔姿を見ただけ。しばらく待ってみたが現れる気配がなく、上の方の様子も気になるので、ノゴマやコマドリの囀りを聞きつつ一周し、ヘリポート、校庭まで行くも珍鳥には巡り会えず。おばこ前に戻ってきた。再度シラガ待っているとフェリー乗り場の芝生にホオジロハクセキレイがいるというので行ってみる。芝生の上を動き回る姿に無事会えた。過眼線がないのが特徴のひとつとして挙げられるが、そこだけが注目され、時々出る過眼線がないだけのハクセキレイがホオジロハクセキレイだと誤認されることがある。過眼線がないだけのハクセキレイを見てホオジロハクセキレイだと思える幸せな思考回路はあいにく持ち合わせていないので、本物が見られてとても嬉しい。種の識別もできないくせに亜種に手を出な、と言いたいところだが、言わない。なぜなら亜種ではないからだ。現在の一般的な分類では、日本で観察されるハクセキレイは種タイリクハクセキレイの亜種ハクセキレイとされ、ホオジロハクセキレイもタイリクハクセキレイの一亜種となる。これは生物学的種概念(BSC)の定義によるものであるが、系統学的種概念(PSC)、形態学的種概念(MSC)では、種タイリクハクセキレイは9種に種分化されるらしい。MSCはあまり主流の概念ではないので置いておくが、PSCは、近年DNA解析による系統分類の分野が進んで来ていることもあり、主流になりつつある。そもそも種というのは人間が勝手に作り上げた概念だから、どの種概念が最良とかいうものではない。PSCに従って独立種としたいところだ。その後おばこ前に戻ると、ホオアカとともに降りているのはなんとシラガホオジロ。ようやく遭遇できた。雌なので白髪はないが、それでも雄の顔のパターンの面影があるのですぐ分かる。腰から上尾筒にかけての赤褐色に淡色の鱗状羽縁が特徴的だが、これはシラガとカシラダカにしかない、とワイバードが解説していた。声も特徴的で、飛び立つ時に聞くことができた。プチッと聞きなされるというがPの発音は想像よりも曖昧。大型ホオジロ類のひとつ。シラガは秋の渡りで観察されることが多く、春の渡りで見られるのは珍しい。この時期の羽を見る機会はあまりないと思う。シラガはシベリア西部でキアオジと交雑個体が確認されている。交雑個体の中には識別に迷う個体がいるらしい。また、キアオジ雌の第一回から第二回の春の個体も、黄色味や緑色味に乏しく識別が困難な場合があるようだ。10分ほどで飛び立ってしまったので再び校庭から畑を回るが何もいない。雨も強くなってきたので早めに宿に戻る。3日目はまずまずの成果だった。
最終日、晴れた。昨日夕方遅くオジロビタキが出たという森へ向かう。しかし気配はなく、ヘリポートを通って畑へ。途中で人が集まっていた。聞くとアカハラ、マミチャジナイ、マミジロ、コルリが暗い細道に降りていたが飛んでしまったらしい。しばらく待つとコルリは戻ってきたが、他は戻らない。周辺ではセンダイムシクイ、メボソムシクイの姿。ふと後ろからのツグミ類の囀りが変であることに気づく。マミジロの声は姿と一致させたことがないのだが、マミジロっぽい。声のする方向を探すと、葉の隙間から辛うじて姿を確認できた。写真を撮ることはできなかったが、ようやく初見。11年かかるとか相当相性が悪いようだ。まあ一度見たら頻繁に見れちゃう現象の一例になることを期待する。朝食の時間なので一旦宿に戻ってから今度は畑の方へ行く。するとグラウンドでシロハラホオジロがいるらしいと聞き、行ってみるもいたのはノビタキだけ。すると今度は畑にシロハラホオジロというので戻る。今度は本当だったが、着いた瞬間に飛んでしまったらしく姿を見れず。あまり遠くへは行っていないと思い探すが見つからない。ワイバードも加わり大勢で探しまくるがやはり見つからない。10時を過ぎ、1便で帰る人たちが続々といなくなる。ついには雨も降り出した。昼まで待ったがダメそうだったので、ミゾゴイが移動しているという四谷ダムへ。しかしクサシギの夏羽がいただけでミゾゴイの姿はなく、畑に戻る。相変わらず見つかっていないようだ。天気は悪化するばかり。1便で来た人が海がかなり荒れていたというので、まさかの欠航かと怯えながら宿に戻る。波は確かに高い。でも宿の人がフェリーは島に来たら絶対に酒田に帰ると言うので一安心。無事出港したがかなりの揺れ。波が船底を叩きつける。とても海鳥を観察できる状況ではなくいので爆睡。酒田に着いてからは夜行バスまで4時間ほどあるので待合室で仮眠。そしてバス車内で爆睡。高速道路が混むこともなく、定刻通り6時半に渋谷駅に着いた。荷物をコインロッカーに預けそのまま大学へ。もちろん授業は寝ない、わけがない。
12 04/29 田園
(茨城県)
9:00~15:30
01. キジ11. ムナグロ21. ヨーロッパトウネン(1)31. ツバメ
02. カルガモ12. コチドリ22. オジロトウネン(2)32. オオヨシキリ
03. サンカノゴイ(1)13. メダイチドリ23. ウズラシギ(1)33. オオセッカ
04. アオサギ14. タシギ24. カワラバト34. セッカ
05. チュウダイサギ15. オオソリハシシギ25. キジバト35. ムクドリ
06. チュウサギ16. チュウシャクシギ26. カケス(10+)36. ツグミ
07. トビ17. タカブシギ27. ハシボソガラス37. スズメ
08. チュウヒ18. キアシシギ28. ハシブトガラス38. ハクセキレイ
09. バン19. キョウジョシギ29. ヒバリ39. コジュリン(C)
10. オオバン20. トウネン30. ヒヨドリ
107 -
昨日は干潟だったので今日は田園のシギチを見に稲敷へ。エリマキシギやツルシギ等の夏羽が見られることを期待したが、水田にはシギチの姿は少なく、辛うじてタカブシギ、キアシシギ、チュウシャクシギが見られるだけ。もう渡ってしまったのかと落胆していると、上空を鳥の群れが通過していく。ジェージェー鳴いているので何かと思って確認すると、なんとカケス。田園地帯に似合わなさすぎる。カケスにも渡りをする個体がいるので、冬の間南下していた個体群が北上しているのだろうと思ったが、向かっている方向は東。まあ好きな所に飛べばいいさ。で、肝心のシギチはダメなようなので、与田浦の方を捜索してみることにした。キョウジョシギ、チュウシャクシギの各群を確認、チュウチャクの群れには1羽だけオオソリハシシギが混じっていた。ムナグロの群れが見られない分いつもより寂しい。しょうがないので、笹川まで下る。オオセッカは相変わらず元気にディスプレイをしていたが、コジュリンは微かに声が聞こえるだけで、コヨシキリに至っては声すらしない。時期が早かったか、時間帯が悪かったか。オオヨシキリはうるさいのに。でもその代わりにサンカノゴイがフワッと舞い上がり飛翔を見せてくれたのは収穫だった。印旛沼以外でサンカノゴイを見たのは初見の時の光が丘以来だ。降りた場所を確認するも全く分からないので、チュウヒを眺めつつ再び稲敷に戻る。ここでようやくウズラシギ、ムナグロに遭遇できた。完全にタイミングの問題で、今日エリマキを見た人もいるようだ。まあエリマキ夏羽は昨年見ているのでそこまで執着心はなく、ウズラシギ夏羽のほうが嬉しかったりする。2羽確認できたが、成鳥夏羽と第一回夏羽へ換羽中の個体と思われ、成鳥はなかんか橙色が鮮やかだった。しばらくウズラシギを観察した後西ノ洲へ。ここではトウネンの群れが入っていた。群れを確認していくと、ヨーロッパトウネンが1羽混じっていた。体型の差と、夏羽では喉が白いことが手伝ってかなり目立つ。周りで観察していた観察会?のリーダーが急にヒメハマシギじゃないかとか言い出す。おいおいやめてくれよ。群れの端には溶け込みずらそうに2羽で佇むオジロトウネンの姿。何気に夏羽を見るのは初めてだったりするので嬉しかったが、欲を言えばもう少し近くで見たかった。今日は全体的に鳥が遠い。やっとイヤーリスト100越え。やはり1月2月動けなかったのが痛い。
11 04/28 三番瀬
(千葉県)
7:30~12:00
01. スズガモ09. オオソリハシシギ17. ズグロカモメ25. オナガ
02. アオサギ10. チュウシャクシギ18. ユリカモメ26. ハシブトガラス
03. チュウダイサギ11. キアシシギ19. セグロカモメ27. ツバメ
04. カワウ12. キョウジョシギ20. オオセグロカモメ28. メジロ
05. ミヤコドリ13. オバシギ21. コアジサシ29. ムクドリ
06. ダイゼン14. ミユビシギ22. アジサシ30. スズメ
07. シロチドリ15. トウネン23. カワラバト31. ハクセキレイ
08. メダイチドリ16. ハマシギ24. キジバト
97 -
今年のGWは前半しかシギチを見に行くことができないので、一番潮周りの良い日を選んで三番瀬へ。震災の影響で長い間立入禁止となっていたが、つい先日からオープンになった。今日は潮干狩りがない日なので、満潮の三番瀬にいるのは干潟が出るのを待つ鳥見の人が殆ど。シギチは杭にとまって休んでいたので、とりあえず種類を確認する。オバシギやチュウシャクシギなど一通りのメンバーは確認することができたが、コオバシギの姿がないのが寂しい。だんだんと干潟が現れるが、全く降りようとしない。メダイチドリの群れだけは浜に降りていたので、メダイで時間を潰す。オオメダイや変な亜種は見つからず。しばらくするとミヤコドリの一鳴きを皮切りにシギチか動き出す。堤防にいた群れが旋回し出すがやはり降りない。ようやく降りた頃にはかなり干潟が広がっていた。最近観察されたというハジロコチドリを探すが見つからず。朝はいたオバシギはいなくなり、ハマシギの変な亜種探しに没頭するも特に気になる個体はいない。最終的にはトウネン、ミユビシギあたりの夏羽を眺めながら、オオソリハシシギに数羽混じる腰が白い個体を確認する。意外といるのだけどコシジロさんでいいのかというのは前からの疑問。昼頃、不意に現れたのはズグロカモメ。数日前に観察されたというのは聞いていたが、まだいたようだ。おそらく越冬していた個体とは別の渡り途中の個体と思われるが、この時期に見るのは珍しい。何回目の夏羽から頭が黒くなるのかは定かではないが、第一回夏羽への換羽中だろうか。シギチ真っ盛りの干潟を優雅に飛び回る姿は新鮮だった。
10 04/22 田園
(千葉県~茨城県)
8:00~13:00
01. アオサギ05. カワウ09. ハシブトガラス13. コジュリン
02. チュウダイサギ06. カナダヅル10. ヒバリ14. オオジュリン
03. チュウサギ07. タシギ11. オガワコマドリ(1s)
04. コサギ08. セグロカモメ12. ハクセキレイ
- -
嫌な予感はしていたが、オガワコマドリの場所が撮影禁止になってしまったようだ。2日に行った時には人も少なく、餌にもあまり来なかったのだが、その後餌付けに成功したようで、週末は人が押し寄せたらしい。何時間も並んで2回出て来たら交代とか握手会みたいな阿呆なことをやっていたというから、想像しただけで笑えてくる。写真が撮れさえすればそれで良いようなお気楽カメラマンにとっては2回撮れればそれでいいかもしれないが、観察をしたいと思った人はどうすればいいのだろうか。2回出てきたのを見たら観察したことになるのか。完全にカメラマン中心の管理形態、まあこれでトラブルが防げるならまだしも、結局は撮影禁止になるという完璧なオチまで付けてくれた。オガワコマドリは撮影禁止になってからも確認されているようで、夏羽への換羽がかなり進んでいるということだった。オガワコマドリの亜種は主に夏羽の胸の模様で識別され、亜種の分類にも諸説ある。また、第一回夏羽が成鳥夏羽と同じパターンであるのかも気になる。まだ観察禁止にはなっていないようだったので、20日ぶりに見に行った。そもそも悪質なカメラマンのせいで観察記録に支障が出てはたまったもんじゃない。しばらく待つとヨシ原から現れ、綺麗な夏羽を披露してくれた。かなり近寄ってくるので、間近で観察できた。胸の模様のパターンは成鳥と殆ど同じようで、青い涎掛けに大きな赤褐色斑、縁の黒色線に胸の赤褐色帯がよく目立つ。日本に飛来する亜種はフェノスカンジア、ロシア西部、シベリア西部、中央ヨーロッパに分布する亜種svecica とされ、山地に隔離的に生息する少数個体群で、涎掛け中央の斑は赤褐色で大きく、縁の黒色線と胸の赤褐色帯の間はバフ白色。亜種gaetkei 、亜種robusta 、亜種awatshasvecica に含まれることが多いようだ(robustaawatsha のシノニムの可能性あり)。コーカサス、トルコ東部、イラン西部に分布する亜種magna (コーカサスオガワコマドリ)の記録もある。基亜種よりも大型で、涎掛け中央の赤褐色斑は無く、青色は僅かに淡い。胸の赤褐色帯が濃く目立つ。亜種luristanica を含めることが多いみたい。また、BIRDS OF EAST ASIA によれば、中国東部で亜種przewalskii が越冬し、冬羽ではsvecica との識別が不可能に近いらしいので、ひょっとしたら日本でも記録があるかもしれない。イベリア、フランス南部、中央~東ヨーロッパ、ロシア西部に分布する小型の亜種cyanecula は涎掛けに赤褐色斑ではなく光沢のある白色斑があり(イベリア産の個体は白色斑なし)、青色は基亜種より紫色味を帯びる。亜種caucasica、亜種obscura、亜種wolfi を含めることが多く、より小型の亜種namnetum が含まれることもあるようだ。ボルガからアルタイのステップに分布する亜種pallidogularis は涎掛けの青色がmagna より淡く、中央の斑は大きくて赤褐色は基亜種より淡い。胸の赤褐色帯は細い。亜種aralensis、亜種discessa を含むことが多い。ウクライナ、中央~南部ロシア、ボルガに分布する亜種volgae は、cyaneculapallidogularis の中間の亜種(移行帯?)で、涎掛けの青色は基亜種より僅かに淡く、涎掛け中央の斑の大きさは小から中、色も白色から赤褐色と変化に富み、縁の黒色線と胸の赤褐色帯の間は白色で、境目が明瞭。亜種grotei、亜種occidentalis を含むことが多い。その他には亜種kobdensis 、亜種saturatior 、亜種tianshanica、亜種abbotti等が認められているようだ。これだけあると訳が分からない。正確な亜種の同定はかなり困難だろう。あまり長居するのも気が引けるので、早々に移動し、昨日に引き続きカナダヅルに行った。すると昨日より全然近いではないか。小雨が降り出す生憎の天気だったが、かなりラッキー。警戒心が薄すぎじゃないか。ソデグロが一ヶ月前に旅立っているというのにまだ居るくらいだから、周りのことは気にしないタイプか。
9 04/21 田園
(茨城県)
8:00~13:00
01. キジ(C)05. オオタカ09. ハシブトガラス13. カワラヒワ
02. チュウダイサギ06. カナダヅル(2w)10. ヒバリ14. ハクセキレイ
03. チュウサギ07. コチドリ11. ムクドリ15. タヒバリ
04. コサギ08. キジバト12. スズメ
83 373
大学に入学してから早2週間。大学生初のライファーを期待してカナダヅルがいるという田園へ。耕作が始まったので移動するかもしれないということだったが、到着すると遠くの田んぼを歩く姿を無事確認できた。どうやら11月頃から飛来していて、この地で越冬していたようだ。ソデグロヅルと合わせて、今年は2羽のツルが関東で冬を越したことになる。何か縁起の良い年になりそうだが、渡らなくて大丈夫なのだろうか。しばらくすると割と近くに来てくれたが、ソデグロヅルの大きさに慣れてしまったせいか、あまり大きく感じない。アオサギよりやや大きいくらいか。もともとカナダヅルはツル類ではかなり小さいほうで、個体差もあるがツル類最小であるアネハヅルと同大かやや大きいくらいなのだが、日本に飛来するのは、Grus canadensis (Sandhill Crane:カナダヅル) の中でも小さい亜種canadensis (Lesser -:ヒメ -)なので、ソデグロとはかなりの差がある。他には、亜種tabida (Greater -:オオ -)、亜種rowani (Canadian -:-)、亜種pratensis (Florida -)、亜種pulla (Mississippi -:ミシシッピー -)、亜種nesiotes (Cuban -:キューバ -)が認められていて、計6亜種に分かれる。英名を見ても分かるように、種カナダヅルは本当は"砂丘ヅル"で、rowani の亜種名の和名がカナダヅルとなる。つまり日本に飛来するカナダヅルは別にカナダから来たわけでもなく、シベリア東部で繁殖している個体が飛来しているわけだ。どういう理由でカナダヅルという和名が付けられたのだろうか。翼には褐色の羽があり、幼羽かとも思ったが、カナダヅルは成鳥でも褐色の羽がある個体がいる。これは繁殖地で鉄分の多い土を嘴で塗り付けることによって着色しているそうだが、この個体の褐色羽がこの習性によるものなのかはよく分からない。両方が混じっている可能性もあると思う。額の赤色部がやや薄いこと、後頭部に褐色部があることから成鳥ではないことは分かる。2W~亜成鳥といった感じになるのか。これでツル科3種目、まだ基本種を見ていないという変則的な順番だが、900万年前の化石があり、その頃から姿を変えていないというカナダヅル、"生きた化石"に出会えた感動は大きい。ところで900万年前の化石はどの亜種なんだろう。900万年前に亜種分化が完了していたのか。それともその化石は6亜種に分化する前の起源個体なのか。気になる。
8 04/15 相模川
(神奈川県)
7:00~11:00
01. キジ(C)06. オオジシギ(1)11. モズ16.ムクドリ
02. カルガモ07. イソシギ12. ハシボソガラス17. コムクドリ(40+)
03. チュウダイサギ08. カワラバト13. ハシブトガラス18. スズメ
04. カワウ 09. キジバト14. ヒバリ19. ハクセキレイ
05. トビ10. アマツバメ(3+)15. ヒヨドリ20. セグロセキレイ
80 -
前回ハイスピードモードだったので、今回はスローモードで鳥見。地元に今年もコムクドリの群れが入った。到着するとすでに桜の木にとまっていた。どうやらこれが人気の理由のようで、たくさんの人。桜絡みで撮れるのはここくらいらしい。しかしコムクドリに桜は合わないような。せっかくChestnut-cheeked なのだから、栗の木にでもとまったほうが御洒落だと思うが、最近のカメラマンはなんでも桜に絡めたいようだ。まあムクドリなのだから椋の木にとまれよっていう話だが、葉の出てきた終盤の桜はとにかく見づらい。なかなか見えるところに出てこない。全部で40羽程入っているようだが、割と分散しているようで、数羽単位の小群で見られた。雄、雌、成鳥、幼鳥が混じっているが、綺麗な雄成鳥は少ない。コムクを待っていると、田んぼからジシギが飛び出した。タシギかと思ったらやに大きいので、飛翔姿を確認すると翼に白線が出ていない。オオジシギだろう。ディスプレイフライト時の声を若干ぐぜりながら飛び去っていった。春に渡り途中のジシギを見るのは初めてだった。春オオジはたまに聞くが、春チュウジってあるのだろうか。上空には渡り途中のアマツバメが舞う。だいたい毎年コムクを見に来ると飛んでいることが多いが、どこに向かう群れなのか。コムクは繁殖地がほぼ日本に限られていて、越冬地もほとんどがフィリピンなので、この2国の生息地が破壊されると激減する恐れもある。春の桜コムクは、今年も越冬地のフィリピンを無事に過ごせた証。ならまあいいか。
7 04/07 池・谷津干潟
(千葉県)
7:00~9:00
01. ヒドリガモ07. アメリカコガモ13. オオソリハシシギ(1)19. ヒヨドリ
02. カルガモ08. アオサギ14. オグロシギ(1)20. ムクドリ
03. ハシビロガモ09. チュウダイサギ15. コアオアシシギ(1)21. スズメ
04. オナガガモ10. コサギ16. ハイイロヒレアシシギ(8)
05. シマアジ(♂1)11. バン17. キジバト
06. コガモ12. セイタカシギ18. ハシブトガラス
76 -
いよいよ来週から大学が始まり、新しい生活がスタートする。今日は午後から大学の用事があったので、ハイスピードモードで鳥見。まずはシマアジが観察されているという公園へ。最初は近くの川にいたらしいが、昨日からこの公園の池に移動してきたらしく、近くで見ることができた。オガコマに人が集結しているためかカメラマンが少ないのは良かったが、ヨシの新芽みたいなのが伸びている間を縫うように泳ぐので全身が見られない。あまり滞在できないのでどうしようかと思ったら、空気を読んでくれたのか、ヨシがない側に飛んで移動してくれたので、至近距離から全身を見ることができた。こんなに近いのは初めてだ。さらには独特のギェーという鳴き声が聞けた。昨年は観察していないので2年ぶりとなる。一見成鳥のように見えるが、年齢を識別する余裕もなく、滞在時間10分で谷津干潟へ移動。目的は先日の嵐で避難してきたというハイイロヒレアシシギ。昨日は12羽ほどいたらしいが今日は8羽、すべて冬羽または換羽中の個体で、綺麗な夏羽はいなかった。時期的にはそんなもんだろう。こちらも昨年は観察していないので2年ぶりとなる。水際を採餌していたので、ヒレをしっかり確認することができた。その他にもいろいろ入っているようで探そうとしたら、全員空気を読んでくれたようでハイヒレの周りに集合してくれていた。コアオアシシギはほとんどハイヒレと同じような場所で採餌していて、群れに混じるような形になっていた。。オオソリハシシギはまだ冬羽、オグロシギは空気を読みきれていないようで終始寝ていたが、かわりにアメリカコガモが登場してくれた。まだ渡っていなかったようだ。順調に見ることができ、滞在時間30分で大学へ。ただハイスピードモードは精神的に疲れる。
6 04/04
(東京都)
10:30~12:00
01. ウズラ04. カイツブリ07. カワウ10. ツグミ
02. コガモ05. ハジロカイツブリ08. ハシブトガラス11. ハクセキレイ
03. キンクロハジロ06. アオサギ09. シロハラ12. タヒバリ
67 -
いつもおでん等で卵にお世話になっている鳥がいるということで、大学の用事を済ませた後に向かった。湖の堤防から見下ろす斜面の先にいるらしく、到着時は草の中に隠れていたが、しばらくして見やすい所に出てきた。「ウズラ」という名はうずくまることから来ているという説もあるが、今日はそんな様子もなく、目立つところに出てきて、驚くことにマンホールの上にまで乗りながら自由に動き回っていた。天敵である猛禽類に見つかりやすいような場所に自分から出てくるなんて、2年前の初観察の時とは大違い。警戒心はかなり薄いようだ。長い間いるようなので野生の個体ではない可能性もあると思った。赤味がないので雌だが、そうなると卵用に飼育されていたものが逃げ出した可能性がある。雄だったら野生っぽいのに。でも、アバター目当てで飼育している人もいるか。キジ科の鳥は基本的に飛翔をあまり得意としない鳥が多いが、ウズラは例外的に長距離を渡ることで知られている。どこからか飛んできた野生個体の可能性も十分にあるが、真実は誰も分からない。まあどっちだとしてもイヤーリストに貢献していただく。2007年に環境省がウズラの5年間捕獲禁止を決めた。そして今年が期限。個体数の増加は実感できないが、少しは増えているのだろうか。もう少し捕獲禁止にしておいてもらいたい。湖面にはほとんどカモはいない。タヒバリもすっかり夏羽になっていた。
5 04/02 田園
(千葉県)
8:30~13:00
01. キジ(C)10. カワウ19. カワラバト28. ムクドリ
02. ヨシガモ11. トビ20. キジバト29. ツグミ
03. ヒドリガモ12. チュウヒ21. モズ30. オガワコマドリ(1s)
04. オナガガモ13. ノスリ22. ハシボソガラス31. スズメ
05. コガモ14. コチドリ23. ハシブトガラス32. ハクセキレイ
06. カイツブリ15. タシギ24. ヒバリ33. セグロセキレイ
07. カンムリカイツブリ16. クサシギ25. ヒヨドリ34. ホオアカ
08. アオサギ17. ユリカモメ26. ツバメ35. コジュリン
09. オオダイサギ18. セグロカモメ27. ウグイス36. オオジュリン
66 -
6年前、中学入学の年に鶴見川に現れ、3年前、高校入学の年に境川に現れ、そして今年、大学入学の年にも現れた。新しい生活が始まるたびに姿を見せるオガワコマドリ。これは見に行かなければ。餌が撒かれているようだがあまり食べに来ないらしく、探すのも大変だということだったが、全くその通りで、ヨシ原にはコジュリンやホオアカがちらほら見られるだけで、喉が派手なやつの気配はない。まあ両種ともイヤーリスト、完全な空振りではないだけましかと思いながら、頭がほぼ真っ黒になった夏羽のコジュリンを観察する。ホオアカは残念ながら近くに来てくれなかった。そうこうしていると、奥の方で動く鳥影、確認するとオガワコマドリ。抜けていなかったようだ。なかなか動きが速く、陽炎もひどかったが、すぐ近くで囀りを聞けたのは大きな収穫。全くコマドリには似ていない声で、最初は分からなかったが、聞いたことがない声だったのでオガコマ以外に考えられない。ようやく声のするヨシ原の中に姿を確認して確信が持てた。なかなか複雑で、何に似ているとも言い難い感じ。胸の模様はだいぶ出てきていて綺麗だったが、そのかわり三列風切や尾羽等は摩耗していてボロボロ。ちょうど幼羽が残る部分と一致するので、これらは換羽していない幼羽。つまり成鳥夏羽ではなく第一回夏羽となる。GC斑もあるのだろうが摩耗で見にくい。正確にはまだ換羽中だから、胸の模様はより綺麗になるだろう。成鳥夏羽レベルまでいくかは分からないが、4月の後半までいてくれることを願う。今日の感じだと餌付け依存度は低いようなので厳しいかもしれない。近くの沼はカモ類が少なくなっていたが、ヨシガモ等をイヤーリストに加え、さらに周りの田園でノスリ、チュウヒ、クサシギなどを追加することができた。次に出るのは大学院入学の4年後か。留年しなければね。しないようにしっかり勉強しないと。
4 03/25
(東京都)
7:30~12:00
01. コジュケイ05. オナガ09. エナガ13. シロハラ
02. サシバ06. ハシブトガラス10. ガビチョウ14. ルリビタキ
03. カワラバト07. シジュウカラ11. メジロ15. スズメ
04. アオゲラ(C)08. ヒヨドリ12. マミチャジナイ16. アオジ
52 -
冬鳥の少なさに嘆くことが多かった今年の冬、春の渡り鳥の出足はまずまずのようで、都内の公園にマミチャジナイが入ったとのこと。あいにく餌付けされているようで、行くのが躊躇されたが、他に行くところもなく、先日まで受験生だったので、イヤーリストのためには場所を選ぶ余裕もなく、渋々行く。おそらくミゾゴイを見たポイントだろうという推測は的中した。広い公園の割には餌付けポイントは決まっているみたい。午前中逆光となるのでなぜこの位置なのよく分からん。とりあえず待つ。しばらくすると餌場に現れ、撒かれた餌を食べまくる。地面を素早く動き回るので、受験生活で鈍ったデジスコ技術では追いつけない。枝にとまったところをかろうじて数枚。雨覆に明確な白色部はないので、若い個体ではないようだ。とすると喉の白色部、頭部の茶褐色味から雌だが、頭部に若干灰色味があるのが気になる。雌でもこの程度は出る個体もいるのかもしれない。雨覆の白色部が摩耗で擦り切れたならば雄の第一回冬羽が一番近そうだが、摩耗している様子もない。角度によっては淡色の羽縁が出るが、これは年齢に限らず出ると思う。個体数ではかなり見ているのだけれど、飛島でマミチャをゆっくり見るのはもったいないので、まだ年齢識別はよく分からん。マミチャジナイはマミ(眉)のあるチャジナイ(アカハラ類)という意味だが、マミチャと略すといかにも眉が茶色いようだ。個人的には古名である「まみしろしなひ」のほうがしっくりくる。マミチャジナイと交互に出るのは綺麗なルリビタキ。さらにはアオゲラの声が聞こえたり、渡り途中と思われるサシバが飛んだり、イヤーリストが増える増える。といってもスローペース。3月末に100超えていないとか前代未聞。
3 03/22 田園
8:30~15:00
01. ハイイロチュウヒ(♀)04. ハシボソガラス07. ヒヨドリ10. スズメ
02. ケリ05. ハシブトガラス08. ムクドリ11. ハクセキレイ
03. カワラバト06. ヒバリ09. ツグミ12. タヒバリ
43 -
ライファーにはならずとも、ぜひとも見たい鳥を見に行ったが、強風の中、待てども待てども現れない。でもまあ今年3回目の鳥見ということでケリやハイイロチュウヒをイヤーリストに加えることができ、完全な空振りとはならず。ちょろっと来てちょろっと見てく人もいるらしいので完全に運次第。
2 03/19 葛西臨海公園
(東京都)
7:30~11:00
01. オカヨシガモ10. カイツブリ19. セグロカモメ28. メジロ
02. ヒドリガモ11. カンムリカイツブリ20. オオセグロカモメ29. ムクドリ
03. マガモ12. ハジロカイツブリ21. カワラバト30. ツグミ
04. カルガモ13. アオサギ22. キジバト31. スズメ
05. コガモ14. コサギ23. モズ32. ハクセキレイ
06. ホシハジロ15. カワウ24. ハシブトガラス33. タヒバリ
07. キンクロハジロ16. ハイタカ25. シジュウカラ34. アオジ
08. スズガモ17. オオバン26. ヒヨドリ35. オオジュリン
09. ウミアイサ18. ユリカモメ27. ウグイス(C)
39 -
冬鳥がごっそり抜けている今年のイヤーリスト、どうにか挽回しないと、と思うものの、今冬は冬鳥の飛来が極端に少ないという噂をよく耳にしていたので、林、池、海、とさまざまな環境がある所で種類を稼ぐしかないと思い、葛西へ。受験中長く鳥見から離れていたせいで、だんだんイヤーリストとかどうでもよくなってきた気もするけれど、一年の目標的な物はあったほうがいいし、カメラマンとの差別化の意味も込めて、継続することにした。今年はとりあえず250を目指すか。まずは鳥類園から回り、カモ類や小鳥類を観察。キンクロハジロでもアオジでもイヤーというある意味一年で一番楽しい時期なので、見落としがないように注意しながら捜索していく。最近はハイタカがよく出るということなので、その気配にも気を付けながら、擬岸まできた。窓から覗くと、対岸の林上を飛ぶハイタカの姿を見ることができた。しかしその後は全く音沙汰がない。しょうがないので、海方面に行こうとしたが、強風が吹きつけていて渚まで行く気が失せたので、遠くから豆粒のような姿を識別してひたすら稼ぐ。しかし思ったよりも種類が伸びないので公園西側まで回りながら、意外と人気らしいハジロカイツブリを眺める。ハジロカイツブリには3亜種が認められていて、アフリカ大陸に分布する亜種gurneyi 、北アメリカ大陸に分布する亜種californicus 、そして日本で見られる基亜種nigricollis 。ラテン語でnigrは黒、collisは首、つまり黒い首。英名でも Black-necked Grebe。ハジロには触れていない。だってカイツブリ類みんな"ハジロ"だもんね。
1 12.03.13 田園
(千葉県)
8:30~10:30
01. アオサギ04. ソデグロヅル(2W)07. ヒヨドリ10. ジョウビタキ
02. ハイタカ属sp.05. タシギ08. ムクドリ11. ハクセキレイ
03. チョウゲンボウ06. キジバト09. ツグミ12. タヒバリ
11 -
高校を卒業してしまったのでもう高校生バーダーは名乗れなくなってしまった。これからは大学生バーダー。しかし、大学生のバーダーはこの世に沢山いるし、そもそも大学には何歳からでも入れるので、わざわざ大学生を強調してもしょうがない。では何バーダーにしようか考えたけれど、特に思いつかない。つまり、ただのバーダー。ところで日本にただのバーダーは果たして何人いるのか。この日本で、今の腐敗した状況の中、ただのバーダーであり続けることが大切。カメラマンに成り下がってはいけない、ということを肝に銘じてこれからも鳥見を続けたい。遅ればせながら2012年初鳥見は、二ヶ月半ぶりのソデグロヅルへ。前回とほぼ同じ所で、前回と同じ強風の中、一羽で哀愁を漂わせながら嘴を泥に突っ込んでいた。道路にはこの先撮影禁止の杭が立てられていた。聞くところによると、地元の人の徹底した管理があり、そのおかげでソデグロヅルは逃げることもなくこの地で平穏に越冬できているようだ。鳥見の世界には仕切り屋と呼ばれる存在がいる。だいたいは、毎日餌を撒いて、お立ち台を用意して偉いだろ、という感じで、識別もできないのに語りたがり、たいして良くもない写真をわざわざ印刷して持ってきて、周りの人も気を遣って褒めるので調子に乗る糞爺なのであるが、ここでは、農家とのトラブルを避けるための理想の仕切り屋さんであったようだ。本当は管理してもらわずとも一人一人が考えて行動すべきだが、今の大人たちにそんなことができるわけもないよね。そろそろ渡去の時期、体力をつけるためか、餌採りに余念がないようで、嘴は泥で真っ黒。おそらくは東部個体群に属する個体だろうから、帰る場所はロシアの東部。日本列島を北に向かい樺太まで出てユーラシア大陸に渡れば、モンゴルの東を掠めるように縦断する本来の渡りのルートに乗るのはそう難しくはない。
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