- 2013
No. Date Place
Time
Speices (LifeList YearList)
Note&Photo
Year
List
Life
List
73
72
Dec 31
30
母島
TOKYO Pref.
01. Eurasian Wigeon08. Peregrine Falcon 115. Bonin White-eye ++
02. Eurasian Teal09. Eurasian Coot16. Japanese White-eye
03. Little Grebe10. Pacific Golden Plover17. White's Thrush
04. Grey Heron11. Ruddy Turnstone18. Blue Rock Thrush
05. Great Egret12. Japanese Wood Pigeon juv219. Grey Wagtail
06. Brown Booby 213. Brown-eared Bulbul20. Black-backed Wagtail
07. Eastern Buzzard 1+14. Japanese Bush Warbler21. Grey-capped Greenfinch 20+
- -
本日も5時半に起床し、昨日の沢へ。カワラヒワの群れを狙う。メグロやハシナガウグイスを見ながら、上空を注視していると、声とともに数十羽のカワラヒワが遥か上を飛んだ。山から山への移動で、全く沢に降りる気配はない。そのうちオガサワラノスリが群れに突っ込んでいき逃げるように群れは山の向こうへ。小笠原諸島に生息するカワラヒワは亜種kittlitzi (オガサワラ-)。小さくて黄色味が強いらしいが遠くて分からない。近年は父島の個体群は確認されておらず、母島でしか見られないようだ。朝食を食べ終え、意外と集落に近い方がカワラヒワがいるのではないかと、ちょっとした空地や学校のグラウンドを見てみるが気配なく、旧ヘリポートへ。ここでもカワラヒワを期待するが、メジロやヒヨドリだけ。と言っても小笠原に生息するヒヨドリは亜種squamiceps (オガサワラ-)なので貴重である。あとは亜種borodinonis (ダイトウ-)を見れば、世界的な珍鳥であるヒヨドリの日本産亜種全てをコンプリートすることになる。名前の割にリュウキュウコノハズクの亜種であるダイトウコノハズクもいるので大東諸島には一回行かなければ。問題はメジロで、小笠原の個体群は、伊豆諸島の亜種stejnegeri (シチトウ-)と火山列島の亜種alani (イオウジマ-)の交雑個体群である。以前は亜種オガサワラメジロとされることもあった。身体的特徴は両者の中間で、どちらかというとイオウジマに近いようだが、イオウジマを見たことがないので何とも言えない。ノスリが旋回している中、道路沿いの農園を見ながら南崎方面へ向かう。バナナの木にメグロが群がっていたり、とにかくメグロの個体数は多い。カワラヒワが見やすいという農園まで行って見たが姿はなく、ムナグロが降りていた他はトラツグミを見ただけ。この島は異様にトラツグミが多い。車で迎えに来てもらい、集落手前辺りで降りて林道を歩く。オガサワラヒヨドリはいっぱいいるのだが、いざ画像に収めようとするとなかなか表に出てこない。本土のヒヨドリのように堂々としていてもらえたら楽なのだが。南の亜種なので黒いことは黒いのだが、与那国産のようなきつい感じはしない。最後に沢に戻ると、ハヤブサが一瞬飛んだ。火山列島の亜種furuitii (シマ-)は絶滅したはずなので、本土の個体が飛んできたと考えるのが普通か。ウグイスが越冬しに来るのだからハヤブサだって来るだろう。もしかしたら、という願望を胸に、2013年最後の鳥見を終了した。なかなか良い年だったと思う。
5時半に起床し、朝食前に乳房山の麓周辺を鳥見。登山道を少し昇ると、オガサワラビロウが鬱蒼と繁り、南国の雰囲気を醸し出す。メグロはたくさんいるが、暗く葉の多い森林内では観察しにくい。上空をカワラヒワの小群が鳴きながら飛翔する。あまり登りすぎると朝食に戻れなくなるので、登山道を降りて沢の果樹園でメグロを待つ。しばらくして独特の声とともに小群が飛来した。メジロよりも大きいためか動きも若干遅いのでデジスコには嬉しい。日本固有種であり、かつて亜種familiare (ムコジマ-)が父島・聟島・媒島に生息していたが絶滅、今は母島・向島・妹島に亜種hahasima (ハハジマ-)が生息するのみである。かつてミツスイ科に分類されていたが、近年の遺伝子解析によりオウゴンメジロに近いことが分かり、メジロ科とされた。本種だけでメグロ属Apalopteron を構成していることからも分かるように、ミツスイ系統の名残もあるような独特の印象を受ける。カワラヒワの再来を待つが、朝食の時間となり、一旦宿に戻る。さっさと食べ終えて乳房山を登る。メグロは相変わらず多く、ウグイスも目に付く。小笠原諸島に生息するのは基亜種diphone (ハシナガ-)とされるが、本土の亜種cantans が聟島で記録されており、小笠原群島の個体群と火山列島の個体群で差異がみられたという研究結果があるので今後の動向に注意したい。しばらく歩いていると、地面からハト大の鳥、というかハトが飛び立つ。要するにカラスバトなので、とまった辺りを探すと、いた。急な展開に焦るが自分を落ち着かせながら画像に収める。まだ若い個体のようで、警戒心がないのか逃げようとしない。あまりプレッシャーにならないような距離を保ちつつ観察していたこともあり、長い時間見ることができた。そのすぐ後にも別個体の幼鳥を見つけることができた。こちらも警戒心がなく、木でまったりして動きも少なかった。小笠原諸島に生息するカラスバトは亜種nitens (アカガシラ-)とされる。頭部が赤いことが特徴で、地元ではアカポッポの愛称で親しまれているようだ。まだ頭が赤くない幼鳥はクロポッポらしい。小笠原諸島にはアカガシラの他に絶滅したオガサワラカラスバトが生息していた。小笠原諸島は火山島であるからもともとカラスバトはいない。どの段階かで飛来してきたわけだが、その時点では亜種アカガシラへ分化していなかったはずだ。オガサワラカラスバトとカラスバトが共通の祖先を持つと仮定し、その種分化が小笠原上陸後に起きたのであれば、アカガシラへの亜種分化と同時進行だった可能性がある。ひょっとしたらアカガシラはオガサワラの亜種にならないかという淡い期待を持ってしまう。誰か研究してほしい。その後意外と険しい山道を歩き続け、何とか乳房山の頂上に到着。太平洋から山の斜面を吹き上がってくる風が気持ちいい。少し休憩して下山する。途中の玉川ダムまで迎えに来てもらい、南崎へ。途中の橋で電柱にとまるノスリを発見、慌ててデジスコを用意するが飛ばれてしまった。南崎でもメグロは多い。小富士からはカツオドリやオナガミズナギドリの繁殖地が見えたが、時期が少し遅かったので、カツオドリが1羽いたのみ。その代りクジラが3頭泳いでいるのを眺めることができた。帰りにまたノスリを発見。やはり警戒心が強いようで、電柱から電柱へと遠ざかっていってしまうが何とか見ることができた。小笠原諸島に生息するのは亜種toyoshimai (オガサワラ-)で、本土の亜種に比べてやや小さく、淡色であることが特徴。第7版では種ノスリはCommon Buzzard Buteo buteo とされ、ヨーロッパノスリと同種扱いになっているが、IOCでは日本産3亜種をまとめて、Eastern Buzzard Buteo japonicus として独立させている。もっとも、亜種oshiroi (ダイトウ-)は絶滅しているだろうが。ハシナガウグイスと格闘しながら朝の果樹園まで戻りメグロを期待するが、あまり出は良くなく、暗くなってきたので宿に戻る。途中港でまたオガサワラノスリに遭遇。今度はじっくり観察することができた。
71 Dec 29 東京⇔父島航路
父島
父島⇔母島航路
母島
TOKYO Pref.
6:00~17:00
01. Laysan Albatross05. Pacific Golden Plover09. White's Thrush
02. Black-footed Albatross +06. Japanese Bush Warbler V10. Blue Rock Thrush
03. Tristram's Storm Petrel 3+07. Bonin White-eye 3+
04. Brown Booby +08. Japanese White-eye
320 420
早朝6時に起床。恐る恐る甲板出入口に行ってみると無事開いていた。日の出を見るために多くの人が甲板にいる中、一人だけ太陽と逆の方向を見る。しばらくしてクロアシアホウドリが飛ぶ。続いてコアホウドリも飛ぶが、ミズナギドリ系の姿は皆無。中学生バーダーと一緒に、何もいないねーを連呼することしばし、聟島が見えてきた。アホウドリが1つがい戻ってきて抱卵しているはずなので、期待するが現れず。後で分かったことだが、どうやら巣を放棄してしまったようだ。残念である。その代わりウミツバメ系がちらつく。クロウミツバメだと良かったのだが、初列風切基部の白斑は確認できず。ただのオーストンウミツバメだった。2~3羽確認できた。6年前の三宅島航路で見て以来の観察となる。イルカが跳ねるのも見ることができた。和歌山ではイルカ漁が行われているが、美味しいのだろうか。一度食べてみたい。その後は本当に一切何にも全く出ずに父島に到着。母島に向かうフェリーを待つ間少しだけ港周辺を鳥見。中学生バーダーは先に父島を回るようなのでここでお別れ。アカガシラカラスバトに期待するが、そう簡単ではない。ははじま丸出港の時間が近づき港に戻る。海上は波が高く揺れが大きいためデジスコは使えず、親の一眼を持ってデッキへ。出港後しばらくは何も出なかったが、中間地点くらいでクロアシが割と近くを飛び、母島に近づくとカツオドリも飛び交う。ミズナギドリ類やウミツバメ類の気配はなし。母島に到着し、宿に荷物を置いて裏山を歩く。すぐに今回の目玉であるメグロを観察することができた。木の高い所をちょろちょろしている。暗いので写真は撮れなかったが、個体数が多いことが分かったので明日からに期待。最後にトラツグミも見て、ハシナガウグイスの地鳴きを聞き、宿に戻る。夕食を済ませ、船旅の疲れもあったので早めに寝た。
70 Dec 28 東京⇔父島航路
TOKYO Pref.
12:00~14:30
01. Laysan Albatross 20+03. Fork-tailed Storm Petrel 105. Black-headed Gull
02. Streaked Shearwater04. Black-legged Kittiwake juv3+06. Black-tailed Gull
- -
年末年始は家族旅行で小笠原へ行くこととなった。鳥見メインではないので海鳥的には良いシーズンとは言えないが、オガサワラヒメミズナギドリの繁殖期は冬のようだ。なので今回は小笠原固有鳥類を抑えつつ、ワンチャンオガヒメという構図だ。おがさわら丸に乗り込み、甲板に出る。出港時はみんな甲板に出てくるが船が進むと人は疎らに。さすがに鳥屋はいないかと思ったが、中学生バーダーが一人いた。東京湾を出て館山を過ぎたあたりでまずはカモメの群れに当たる。ほとんどユリカモメとウミネコだが、ミツユビカモメの姿も。その後オオミズナギドリが飛び始め、コアホウドリが混じり始める。陸が見えなくなるとコアホウドリばかりで、船のすぐ脇を飛ぶ個体もいた。さらにハイイロウミツバメが後方から颯爽と横切る。三宅島あたりが楽しみだったが、なんと波が高く午後2時頃から甲板立ち入り禁止となってしまった。船室の窓から観察を続けようとするが波しぶきがかかり見にくい。よってふて寝。
69 Dec 1 三番瀬
CHIBA Pref.
7:30~12:00
01. Eurasian Wigeon14. Black-eared Kite27. Carrion Crow
02. Northern Pintail15. Eurasian Coot28. Large-billed Crow
03. Common Pochard16. Eurasian Oystercatcher 90+29. Japanese Tit V
04. Greater Scaup 17. Grey Plover30. Brown-eared Bulbul
05. White-winged Scoter ad♂118. Common Ringed Plover adw131. Japanese Bush Warbler V
06. Black Scoter ad♂119. Kentish Plover32. Japanese White-eye V
07. Common Goldeneye ♂+♀120. Sanderling33. White-cheeked Starling
08. Red-breasted Merganser21. Dunlin 500+34. Blue Rock Thrush
09. Great Crested Grebe22. Black-headed Gull35. Eurasian Tree Sparrow
10. Black-necked Grebe23. Vega Gull36. Black-backed Wagtail
11. Great Egret24. Rock Dove37. Japanese Wagtail
12. Great Cormorant25. Oriental Turtle Dove38. Buff-bellied Pipit
13. Western Osprey26. Azure-winged Magpie39. Common Reed Bunting
318 -
早いもので今日から12月。冬鳥の飛来も本格化してくる頃、三番瀬のビロードキンクロもやってきたようだ。初めてこの個体を観察したのは8年前になるが、昨シーズンは留守にしていることが多く見なかった。その前は受験だったので、約3年見ていない。到着し、とりあえず堤防からカモ類を観察すると、すぐにスズガモの群れに混じるビロキンを見つけることができた。寝ていてもシルエットですぐに判別がつく。同じ群れにはクロガモも混じっていた。寝ているばかりで光も悪いので、一旦越冬シギチの観察に移る。ハマシギは約500羽、ミヤコドリも90羽ほどの大きな群れで降りている。その中に何か変わったものはいないか探すが、すっかり冬羽になったハジロコチドリくらい。黒いハマシギがいてくれると楽しかったが。ズグロカモメやダイシャクシギなどにも期待したが見られず。再び堤防へ戻ると、朝よりは見やすくなった。ビロキンは何度も羽ばたき、クロガモも活発に動く。群れの端にはホオジロガモの雌。沖合には潜水採餌している雄を観察できた。ウミアイサの姿も。昼になり、いつの間にかこっちまで来ていたハジコチと純白のミユビシギに見送られ干潟を後にした。
68 Nov 16 仙台堀川公園
TOKYO Pref.
14:00~15:00
01. Eastern Spot-billed Duck03. Large-billed Crow05. Black-backed Wagtail
02. Japanese Night Heron juv104. Brown-eared Bulbul
317 -
オオモズが観察されているとのことで、寒い寒い山の上へ行ってみたが、ここ数日は見られていないとかで、今日も気配が無かった。越冬するはずなので抜けないだろうから、おそらく行動範囲が広いのだろう。3年前も空振りに終わったし、オオモズとは縁が無い。しょうがないので、ミゾゴイが見られている公園へと移動した。到着すると、カメラマンがミゾゴイをぐるりと囲んでいる。ミゾゴイは人の存在を気にせずのんびりしているどころが、近寄ってくることもあった。羽の状況から見て若い個体であり、まだ人に対しての警戒心を持っていないためであると容易に想像できる。地面から大きなミミズを引っ張り出す場面も近くで観察することができた。渡りに備えて栄養を蓄えているようだった。2年半ぶりの観察となるが、今年は都市部でのミゾゴイの観察例が多いようだ。現地では、この個体は中学生が飼育していたものだと言っている人もいたが、噂として広まっているだけであり根拠に乏しい。そもそも警戒心がないだけですぐに篭脱けと決めつけるのは短絡的な発想である。摩耗もなく、長期間飼われていたようには見受けられない。平塚の交雑モズの時に痛感したのだが、前~後期高齢者によって構成されるカメラマン軍は自己判断能力に欠けていて、噂やプロパガンダに対する脆弱性が顕著である。さらに残念なことが起きた。特に衰弱している様子も見られなかったのに、警戒心がないことがきっかけとなり、意味不明の理由をこじ付けられ、強制収容されてしまったようだ。これを第二次世界大戦中のドイツではなく東京都環境局がやるのだから驚きを隠せない。正確な知識があればこのような判断にはならなかったはずで、どこからか圧力がかかったのかと推測してしまう。何とか会から5000万渡された、そうであることを願う。もしも純粋に、誤った正義の下に権力が濫用されたならば、それこそ最悪の事態だ。ただでさえ絶滅の危機に瀕しているミゾゴイに対して行政がすべきは強制収容ではなく繁殖地の保全であり、イノセントなミゾゴイの将来を絶った罪は重い。誰かが気づかせないと、絶滅へのカウントダウンが早まるだけだ。
67
66
Nov 3
Nov 2
大洗⇔苫小牧航路
6:00~16:15
01. Mallard06. Providence Petrel 2+11. Black-legged Kittiwake 300++
02. Black Scoter07. Streaked Shearwater12. Black-tailed Gull
03. Laysan Albatross 30++08. Flesh-footed Shearwater 113. Vega Gull
04. Black-footed Albatross 10+09. Fork-tailed Storm Petrel 2+14. Slaty-backed Gull
05. Northern Fulmar 50++10. Japanese Cormorant15. Pomarine Skua 20+
316 419
今年も苫小牧航路に乗る時期がやって来た。狙いはやはりミナミオナガミズナギドリとアホウドリであるが、その他海鳥全般の識別力を向上させるためにも定期的に乗らなければならない。前日大洗に到着したのは深夜。乗船手続きをして船に乗り込む。翌日に備えてすぐに寝る。早朝5時半起床。準備をして甲板へ。まだ薄暗い大海原を眺めながら、鳥の出現を待つ。まずはコアホウドリがちらほらと飛び始める。1年ぶりの観察となるが、悠然とした姿は何度見ても良い。続いてトウゾクカモメも飛ぶ。しばらくするとオオミズナギドリの群れが目立つようになる。前回は1度しか見られなかったクロアシアホウドリが何度も飛ぶ。船と並行してくれる個体は非常に見やすい。今まで一瞬の観察だけだったので、じっくり見るのは初めて。今年は新たな繁殖地が見つかったようなのでそこで定着してくれることを願う。ライファーであるアカアシミズナギドリもオオナギの群れの中に混じっているのが確認できたが、画像に収めようとちょっと目を話した隙に見失ってしまった。夏に多いが通年見られる。珍しい種ではないが縁が無かったのでとりあえずは嬉しい。第七版において追加された近縁種のシロハラアカアシミズナギドリとは同種とする見解もあるが、IOCでは別種扱いである。暗色型のトウゾクも何個体か飛ぶ。トウゾク類は暗色型から淡色型までのバリエーションにそれぞれ年齢段階があるのでなかなか識別が難しい。その後は鳥影が少ない時間帯が続く。午後3時頃になると再び賑わい始め、フルマカモメの数が多くなる。遠くの方にはハジロミズナギドリの姿も。昨年は悪条件の中で観察していたため誤認が起きてしまったが、今年はしっかりと識別することができた。遠いので写真は無理だった。さらに海面を小さいのがちらちら飛んでいる。ハイイロウミツバメだ。銚子で見て以来4年ぶり。アホウドリ類の大きさに見慣れてくるとウミツバメは異様に小さく見える。さらに灰色の海面に同化するのでデシスコで補足するのは困難だが、幸運なことに適当に撮ったらたまたま写り込んでいる画像があった。結局期待した2種は出ず、復路に望みを託す。
昨日同様6時頃甲板に出ると一面フルマカモメが飛んでいる。どうやら群れの中に入っているようだ。違うものが混じっていないか探すがいない。せめてフルマの淡色型でもいてくれれば良いのだが。それでも今までで一番近かったので嬉しい。コアホ、クロアシも飛ぶ。そのうちオオナギの大きな群れが何回か出たので、その度に何かいないか探す作業に追われる。しかしいない。単体でも飛ばない。昨日同様に昼頃になると鳥影が少なくなり、午後からはオオナギの群れにフルマが数回出た程度で終わった。鳥の出ない時間帯は、2万も払って寒い中計20時間も突っ立って飛ばない悲しみに耐えながらも、決して注意力を切らしてはいけないので精神的に鍛えられる。いつになったらMの紋章を目に焼き付けることができるのか。
65 Oct 24 秋ヶ瀬
SAITAMA Pref.
7:30~13:00
01. Chinese Bamboo Partridge08. Japanese Pygmy Woodpecker15. White-cheeked Starling
02. Grey Heron09. Bull-headed Shrike16. Daurian Redstart C
03. Great Egret10. Carrion Crow17. Narcissus Flycatcher 2+
04. Rock Dove11. Large-billed Crow18. Eurasian Tree Sparrow
05. Oriental Turtle Dove12. Japanese Tit19. Black-backed Wagtail
06. Oriental Cuckoo juv113. Brown-eared Bulbul20. Meadow Bunting
07. Pacific Swift 114. Long-tailed Tit
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日曜に雨の中一日中粘ってオオヨシゴイを外した悲しみが冷めやらぬ中、今度はヨタカが出たとのことで、嫌な予感がしたが行ってみた。予感は的中し、抜けた後。昨日の夕方に飛んでから戻ってきていないらしい。いたという場所にはキビタキが数羽飛び回っていた。というよりこのキビタキを見ていてヨタカが見つかったようだ。園内を歩きながら、ムギマキやマミチャジナイなどのトガクシックな鳥たちでもいないものかと探したが、鳥影は少ない。今季初認のジョウビタキが鳴いている。この前灼熱の宮古にいたと思ったらもう冬の到来である。今年はベニヒワとイスカが島で当たっていたようなので、コベニヒワとナキイスカの飛来に期待。上空には渡りのアマツバメ。キビタキを見ているとツツドリが出ているとのことで移動。幼鳥で警戒心が少なく近くで観察することができた。枝と地面を行ったり来たり、餌は豊富にあるようだ。しばらく観察していたが林の奥へ飛び去り、雨も降りそうになってきたので撤収。
64 Oct 17 稲敷~波崎・銚子
IBARAKI Pref.
~CHIBA Pref.
7:30~13:00
01. Eastern Spot-billed Duck13. Western Osprey25. Vega Gull
02. Northern Pintail14. Black-eared Kite26. Slaty-backed Gull
03. Eurasian Teal15. Grey Plover27. Rock Dove
04. Greater Scaup16. Pheasant-tailed Jacana juv128. Oriental Turtle Dove
05. Streaked Shearwater17. Long-billed Dowitcher juv129. Carrion Crow
06. Little Grebe18. Eastern Black-tailed Godwit juv+30. Large-billed Crow
07. Grey Heron19. Spotted Redshank juv131. Eurasian Skylark
08. Great Egret20. Common Sandpiper32. Blue Rock Thrush
09. Intermediate Egret21. Ruff ad1juv133. Eurasian Tree Sparrow
10. Little Egret22. Phalaropus sp. +34. Black-backed Wagtail
11. Great Cormorant23. Black-headed Gull
12. Japanese Cormorant24. Black-tailed Gull
309 -
3年ぶりにレンカクが入ったようなので、台風後の銚子の探索もかねて行ってきた。稲敷一帯は大雨が降ったようで、田園は冠水して湖のようだ。レンカクが抜けていないか心配になったが、ポイントに到着するとカメラマンが集結していた。ここも水深が深くなっていたが、そもそも洪水対策で一妻多夫制を発達させてきた種、抜けるほどのことではない。草の深い部分にいることが殆どで、非常に見にくかった。時々水際に来る時がチャンスとなる。レンカクは3回目だが、過去2回は夏羽。今回の個体は虹彩が淡色で、後頭に赤味が多く確認できることから幼羽である。摩耗している羽が多く、まだ第一回冬羽への換羽はあまり進んでいないように見える。夏羽は夏羽で綺麗だが、非繁殖羽もまた趣がある。石垣島でも出ているようで、沖縄ではもはや珍鳥ではない感じか。ジャワアカガシラサギもこの流れで5年以内には本州に出るだろう。レンカクがいるすぐ横の畦にはツルシギ、エリマキシギ、オグロシギ。いずれも幼鳥で、オグロシギは奥の田んぼに群れ本体がいる。少し離れた田んぼには、イヤーリストのオオハシシギ。最近なかなか縁が無く、2年半ぶりの観察となる。成鳥のエリマキシギの姿も確認。この一帯は昨年からコキアシ、アメウズ、そしてレンカクとなかなかの珍鳥スポットだ。特に休耕田が少なくなっている稲敷においてはシギチ観察はもはやここがメイン。昔はサブだったのに。その後は波崎・銚子方面を回る。ヒレアシシギの群れが内湾を飛ぶが種は分からず。マリーナにも行ってみるが、昨日出たというクロトウゾクカモメはおらず、水溜まりに今季初認のユリカモメ。まだ波がかなり高かったので希望を捨てずにアビ類などを探すが見つからない。後日分かったことだがレンカクはこの日を最後に抜けたようで、ギリギリセーフだった。
63 Oct 13 谷津干潟
CHIBA Pref.
6:00~15:00
01. Eurasian Wigeon09. Northern Goshawk17. Broad-billed Sandpiper juv1
02. Eastern Spot-billed Duck10. Eurasian Coot18. Black-tailed Gull
03. Northern Pintail11. Grey Plover19. Rock Dove
04. Eurasian Teal12. Lesser Sand Plover20. Japanese Tit
05. Grey Heron13. Great Knot21. Brown-eared Bulbul
06. Great Egret14. Red Knot 1w422. White-cheeked Starling
07. Little Egret15. Red-necked Stint23. Eurasian Tree Sparrow
08. Great Cormorant16. Dunlin24. Black-backed Wagtail
307 -
この三連休は舳倉島を予定していた。しかし波浪予報を見ると低気圧通過の影響で土日とも波が高く、船は出ないと判断して中止に。予想通り昨日は出なかったのだが、なんと今日は出た。それなら輪島で待機しておけば良かったが、同様に悔しい思いをした人は結構いたようだ。現地情報では珍系は出ていないのがせめてもの救いだ。しょうがないので谷津干潟へ。到着した時は満潮に近かったが、バラ園側に出ている干潟にトウネンの群れが降りている。その中を探すと目的のキリアイの姿を見つけることができた。昨年は当たり年だったが、今年はあまり聞かない。採餌に夢中で、人間の存在はあまり気にしていないようで、比較的近くで観察することができた。ただバラ園側から干潟を見るのは光的には観察しづらい。念のため抜けたと思われるサルハマシギも探したが、やはりいない。コオバシギは3羽確認。先月三番瀬で見た個体も混じっているのだろう。換羽が進んでおり、冬羽が出てきている。コオバの第一回冬羽を見る機会はあまりないので貴重だ。その後は淡水池で昨日観察されたというシマアジを待ってみたが、現れることは無かった。近くのフィールドではアボセットやクロトウゾクが出ていたようだが、情報が入ったタイミングが合わずパスした。
63 Sep 29 藤前干潟~汐川干潟他
AICHI Pref.
8:00~12:00
01. Eurasian Wigeon10. Little Egret19. Oriental Turtle Dove
02. Mallard11. Great Cormorant20. Bull-headed Shrike
03. Eastern Spot-billed Duck12. Black-eared Kite21. Large-billed Crow
04. Northern Pintail13. Eurasian Curlew +22. Brown-eared Bulbul
05. Tufted Duck14. Far Eastern Curlew +23. Barn Swallow
06. Greater Scaup15. Common Sandpiper24. White-cheeked Starling
07. Streaked Shearwater ++16. Red-necked Stint25. Eurasian Tree Sparrow
08. Grey Heron17. Black-tailed Gull26. Black-backed Wagtail
09. Great Egret18. Rock Dove27. Japanese Wagtail
306 -
期待していた3種が予想外によく見られたので、今日は関東へ戻りつつ、いくつかフィールドをまわることにした。最初に行ったのは藤前干潟。ラムサール条約に登録されている干潟で、到着時は満潮だったが、奥の干潟にイヤーリストのダイシャクシギの他、ホウロクシギ、トウネンなどを確認。サルハマシギなどにも期待したが見当たらない。その後はオオアジサシがまだ残っていることに賭けて渥美半島の海岸へ行ってみたが、残念ながら姿は無かった。沖ではオオミズナギドリが大群で飛んでいた。最後に汐川干潟にも寄ってみたが、こちらも干潟はあまり出ておらず、どうやら潮周りが悪い日に来てしまったようだ。帰りは渋滞にはまり、家に着いたのは夜。翌日にはIOC World Bird Listが更新され、v3.5になった。半年ごとの更新はどこかの学会と違って非常に素晴らしいのだが、対応が大変。
62 Sep 28 伊吹山周辺
GIFU Pref.
6:00~15:00
01. Taiga Bean Goose 212. Great Cormorant23. Large-billed Crow
02. Eurasian Wigeon13. Mountain Hawk-Eagle 2+24. Varied Tit
03. Mallard14. Golden Eagle 125. Japanese Tit
04. Eastern Spot-billed Duck15. Black-eared Kite26. Brown-eared Bulbul
05. Northern Pintail16. Grey-faced Buzzard27. Sand Martin +
06. Eurasian Teal17. Eurasian Coot28. Japanese White-eye
07. Tufted Duck18. Rock Dove29. Eurasian Tree Sparrow
08. Great Crested Grebe19. Oriental Turtle Dove30. Grey Wagtail
09. Oriental Stork 220. Great Spotted Woodpecker31. Black-backed Wagtail
10. Grey Heron21. Bull-headed Shrike32. Japanese Grosbeak
11. Great Egret22. Eurasian Jay
305 418
鳥を見始めた小学生の頃からずっと憧れであった鳥の一つが、イヌワシである。いつか見てみたいと、生息している地域へ行った時には注意深く探していたが、なかなか出会うことはできなかった。関西の山に行けば見られる、そのような話を聞いたのは中学生の頃だ。しかし、距離が遠いのと、イヌワシは自力で見つけて感動を味わいたいという思いが強かったため、なかなか行こうとせず、気付いたらもう大学生。このままでは絶滅して見られなくなるかもしれないと思い、ようやく行ってきた。本当は8月下旬に企画していたが、台風で延期になった。9月は伊吹山への道が8時開通なので、それまで近くのクマタカポイントで待機。だいたいは山の上を飛ぶので遠かったが、一度だけ真上に来た時はかなり近かった。さらには、木にとまる姿も見られた。飛んでいない場面は初めて。8時になり、伊吹山山頂へ向かう。何箇所かポイントがあるようだったが、よくとまるという岩場が見える場所で待つことにした。見やすいとは言っても、必ず見られるわけではない。常に周りを注意しながら待つ。しばらく待つと、突然黒い巨体が現れた。岩へとまるが、すぐに飛び去ってしまう。しかし旋回すると、今度は木にとまった。良く見える所を探して近くで観察することができた。まだ若い個体のようだったが、その貫禄を存分に味わうことができた。英名通りGoldenな後頭が太陽の光を浴びて輝く。翼をたたんで猛スピードで滑空する姿も見られた。天狗のモデルになったとも言われるが、確かにこの姿勢は天狗を彷彿とさせる。IOCでは、ヨーロッパから北・中央アジアに分布する基亜種chrysaetos 、アジア北東部に分布する亜種kamtschatica 、日本と韓国に分布する亜種japonica 、中央アジアに分布する亜種daphanea 、イベリア半島から北アフリカ、中東、イラン・ウズベキスタンにかけて分布する亜種homeyeri 、アラスカ、カナダ、北アメリカ、メキシコ北・中央部に分布する亜種canadensis の6亜種が認められている。kamtschaticacanadensis がシノニムとされることもある。日本産亜種は最も小型であり、大陸より狭い日本の山岳地帯に適応した結果と思われる。その後は一ヶ月くらい前までコウノトリがいたというポイントに行ってみた。最近の状況が全く入って来なかったので、もう帰ってしまったのだろうと思ったが、最後に曲がった道の先で白い巨体を発見。慌てて確認するとコウノトリだった。しかも2羽。どうやら昨日くらいに戻ってきたらしくかなりラッキーだった。野生個体ではないものの、野生下での観察は小5以来8年ぶりである。かなり近くで見ることができた。足輪が非常に残念。コウノトリくらいになれば足輪を付けなくとも嘴とか羽とかで個体識別できそうなものだが、トキみたいに背中からアンテナが出ていないだけマシだ。次はまた大陸からの個体を見たい。周辺には渡りと思われるサシバ。琵琶湖にはもうオオヒシクイがやって来ていて、湖畔をショウドウツバメの群れが飛ぶ。もともとイヌワシには2日間かける予定だったので、南彦根のホテルに宿泊。
61 Sep 24 相模川流域
KANAGAWA Pref.
17:00~18:00
01. Pied Wheatear 1w♀1
302 417
とある事情により、三連休は隔離されており、情報をもらいながらも見に行くことができなかった。台風後の渡りの珍鳥は抜けるのが早い。行けるようになる頃にはもう抜けているだろうと思い、絶望の淵に立たされた。できることはだだ一つ、抜けないでいてくれることを信じ続けることだけである。そして遂に開放される日を迎えた。朝の情報では確認されているということで、帰宅後すぐに駆けつけた。日が沈むのと、フィールドに到着するのと、どちらが早いか。ギリギリ足が勝った。そこには、茶色い地面に同化するように佇む凛々しい姿があった。要望に答えてしっかり待っていてくれるとは、なんと素晴らしい個体なのだろう。Blackと付くくせに翼下面がWhiteなどこかのアジサシに爪の垢を煎じて飲ませたいくらいだが、とりあえず暗くなる前に画像に収めなければならない。畑の後ろにある物が好きなようでよくそこにとまる。時々地面に降りて採餌する。しばらく観察した後、飛び去ったので帰宅した。翌日も行ってみたが、現れなかった。つまり終認ということである。本当はもっと早く旅立ちたかったのだろうが、個人的な事情を慮っていただき大変感謝。無事越冬地に到着されることをお祈りする。さて、今回の神個体であるが、サバクヒタキ類であることは疑いようがないものの、そこからの種同定については、なかなか断言できる人は少ないだろう。しかし、どこのブログを見ても何の考察もなしに種名が書かれているので驚く。いつから日本はこんなにレベルが高くなったのだろう、と言いたいところだが、真相は真逆だ。見る前に種名が流れてくるので考察を行わない、というか行えない、そういう人間ばかりが見に来ているのが現状だ。仮にノビタキに入れ替わったところで気付く者はいない。ここからはこの個体を考察していく。サバクヒタキ類は、尾羽が識別の重要なポイントとなる。今回の個体は逆T字、さらに注目すべきはT6の黒色部が広くなっていることである。この特徴を満たす種はPied Wheatear (セグロサバクヒタキ)、Black-eared Wheatear (カオグロサバクヒタキ)、Cyprus Wheatear (キプロスサバクヒタキ)の3種に限られる。Black-eared については、飛来の可能性から東方産亜種melanoleuca を考える。ある程度絞られたところで、これらの種の範囲内で性別・年齢を考えると、全体に茶褐色で黒色味に欠けることから雌、雨覆に羽縁が確認できることから第一回冬羽と推察される。Cyprus は 他2種に比べて翼や尾が短くて頭部が大きく、上面がより暗色で腹部に橙色味が強い。したがって考えにくく、Pied かBlack-eared となる。この2種は酷似しており、特に雌では断定が困難な場合もある。まず識別点の一つとなるのが、頭頂、肩、背の淡色の羽縁である。これはPied では出るがBlack-eared では普通出ない。この個体では確認することができ、Pied を肯定している。また、喉から胸にかけての色も識別の手助けとなるが、やや難しい。まず両種ともに喉が淡色の個体から暗色の個体まで変異がある。暗色個体の場合は、喉の暗色と胸の暗色との間に明瞭な淡色部分があるのがBlack-eared で、ないのがPied となる。淡色個体の場合にはこの点での判断は難しいと思われる。胸帯については、Black-eared は錆黄色味を帯びたバフ色で下端の境界が明瞭、Pied は桃色味を帯びたバフ色で輪郭が不明瞭、とされている。さらにPied は一部胸の羽や頭頂に軸斑が出る。この個体ではどちらかというとPied の特徴に合致するように見える。これらを総合的に判断すると、この個体はPied とするのが妥当であるという結論に至る。今回の識別では、暗くなる中で短時間の観察と撮影であったため、特徴を確認するためにWEB上にある多くの画像を参考にした。こういう時にはカメラマンも役立つかと思ったが、背景や人工物ばかりを気にして撮っているのか見たい特徴がぜんぜん写っていない。結局使えない連中だった。
60
~
59
Sep 17
~
Sep 16
本島
OKINAWA Pref.
01. Black-faced Spoonbill17. Marsh Sandpiper33. Large-billed Crow
02. Cinnamon Bittern 218. Common Greenshank34. Varied Tit
03. Black-crowned Night Heron19. Wood Sandpiper35. Japanese Tit
04. Eastern Cattle Egret20. Common Sandpiper36. Light-vented Bulbul
05. Great Egret21. Long-toed Stint +37. Brown-eared Bulbul
06. Intermediate Egret22. Sharp-tailed Sandpiper 138. Barn Swallow
07. Little Egret23. Ruff 139. Pacific Swallow
08. Okinawa Rail 1+24. Rock Dove40. Japanese Bush Warbler
09. Common Moorhen25. Japanese Wood Pigeon V41. Zitting Cisticola
10. Black-winged Stilt26. Oriental Turtle Dove42. Japanese White-eye
11. Pacific Golden Plover27. Ryukyu Scops Owl V43. Ryukyu Robin 2
12. Little Ringed Plover28. Ruddy Kingfisher 244. Blue Rock Thrush
13. Pin-tailed Snipe 329. Japanese Pygmy Woodpecker45. Eurasian Tree Sparrow
14. Swinhoe's Snipe +30. Okinawa Woodpecker 346. Eastern Yellow Wagtail +
15. Common Snipe31. Ryukyu Minivet47. Grey Wagtail
16. Common Redshank32. Brown Shrike
301 416
一週間に及ぶ沖縄探鳥旅行もいよいよ最終日。早朝から北部の道を走る。もちろん狙いはヤンバルクイナだが、なかなか出てこない。今回はヤンクイ運が悪いようだ。イワミに当たっているので別に良いが、沖縄に来たからには一目見ておきたいという気持ちはある。そろそろ諦めて、金武に行こうと思ったその時、突然道端に出てきた。一瞬ですぐ隠れてしまったが、4年ぶりの観察。まあ満足して一気に下る。1時間半ほどで、半年ぶりの金武に到着。ジシギやツルクイナを期待する。シギチが多く入っており、特にアカアシシギは水田だけでなく水路にもいる。ウズラシギやヒバリシギも見られたが、珍系はおらず。オガコマを見た区画へ移動する。こちらではエリマキシギの他ジシギを複数確認することができたが、チュウジシギばかりでハリオシギと思われる個体はいない。三角池を回る時間を考慮しながら、時間ギリギリまでツルクイナに費やすことにする。出そうな畦に狙いを定めて待機していたが、気配はない。どんどん見にくくなっているようだが、割と関東でも記録されているので、そのうち見られるだろう。那覇への帰路は予想以上に渋滞しており、三角池は無理かと思われたが、頑張って何とか5分だけ見た。シギチがたくさん入っていたが、金武のメンバーにコアオアシシギ、アオアシシギが混じる程度。遠くで寝ているクロツラヘラサギを確認したら急いでレンタカーを返し、那覇空港へ。昨日は台風で結構が相次いだようだが、無事に那覇を飛び立つことができた。とても楽しく充実した一週間だった。
昨日宮古島から那覇に戻った後、レンタカーを借りて一気に北上する。100kmの道のりを夜中に運転するのはさすがに疲れたが、比地大滝近くの道の駅に23時頃到着。朝まで仮眠し、比地キャンプ場が開く9時まで周辺の林道を走ってヤンバルクイナを期待する。特徴的な声は聞くことができたののの、姿を見ることはできず。早めに比地キャンプの駐車場へ移動し、入口付近でヤンクイとノグチゲラを期待する。両種とも姿はなく、開門と同時に遊歩道へ。すぐにアカショウビンが登場。ノグチゲラとアカヒゲを期待しながら歩くが、橋を渡るまではあまり鳥の気配がない。ようやくアカヒゲが歩道の下でちょこちょこ動いているのを確認することができた。4年ぶりだ。さらに進むと黒っぽい鳥が木々の間を移動するのを確認し、もしやと思って見てみるとノグチゲラ。やはりここは高確率で会える。一瞬だったので、再び現れるのをしばらく待つがダメ。川で水浴びをするアカヒゲを見て、滝に到着した。折り返して歩いていると、アカショウビンが対岸の木にとまっている。葉が被って見にくいのが残念だった。さらに戻るとヒリリリーと特徴的な声と共に現れたのはリュウキュウサンショウクイ。結局帰り道はノグチには会えず、喜如嘉へ移動する。さっそく足元からリュウキュウヨシゴイが飛び出す。全く気付かなかった。目当てのジシギは何羽も入っている。ハリオシギを探すと、Jizz的にそれらしい個体が複数確認できた。尾羽を見たいのでしばらく粘ってみるが、遠いのと陽炎で観察条件は悪く、個体の入れ替わりも激しいので、とりあえず全ての個体を画像に収めるのが精一杯だった。ハリオだと思われるのは3羽、個体Aは目が大きく、Jizzからはかなりのハリオ臭がする。しかし、尾羽の突出が大きいことが気になる。小型のチュウジシギの可能性もなくはないが、姿勢によって尾羽が強調されていることも考えられ、総合的な判断はハリオ。個体Bは頭側線に茶色斑がかなり混じっており、嘴の泥が少し印象を変えているが、ハリオ寄りの印象を受ける。個体Cも頭側線は割と茶色いように見え、顔もハリオ的だ。開いた尾羽は3個体とも確認することはできず。沖縄でのジシギ観察は今回が初めてだが、明確にオオジシギだと言える個体が観察されていないことから、タシギでないジシギはチュウジかハリオのほぼ2択という環境であるため、本州に比べると非常に見やすい。一応オオジも気にかけていたが見当たらず。リュウヨシがまたしても近くにいたのだが、気付いたのは飛んだ後。隠れるのが上手すぎる。その他ツルクイナも期待したが、バンの幼鳥に時々ひやっとさせられるくらい。ジシギたちも引っ込んでしまったのでダムへ移動する。駐車場に着いてトイレに行こうとしたらトイレの上の木にノグチゲラ。慌てて車に戻るが間に合わず。その後は待ちながら日暮れを待つ。辺りが暗くなってきた頃再び見つけることができたが、写真は難しかった。いよいよナイトウォッチングに出発である。狙いはリュウキュウオオコノハズクだが、声が聞こえるのはリュウキュウコノハズクとヤンクイのみで終了。
58
~
55
Sep 15
~
Sep 12
宮古島
OKINAWA Pref.
01. Malayan Night Heron a1j116. Oriental Pratincole 20+31. Japanese Paradise Flycatcher 2
02. Eastern Cattle Egret17. Brown Noddy +32. Large-billed Crow
03. Great Egret18. Bridled Tern 4+33. Brown-eared Bulbul
04. Intermediate Egret19. Roseate Tern 134. Barn Swallow
05. Little Egret20. Black-naped Tern +35. Pacific Swallow +
06. Pacific Reef Heron21. Whiskered Tern w136. Japanese Leaf Warbler
07. Western Osprey22. Japanese Wood Pigeon37. Japanese White-eye
08. Chinese Sparrowhawk 40+23. Oriental Turtle Dove38. Pale Thrush
09. Slaty-legged Crake sa1j124. Common Emerald Dove a2j139. Blue Rock Thrush
10. White-breasted Waterhen25. Whistling Green Pigeon 140. Grey-streaked Flycatcher
11. Common Moorhen26. Ryukyu Scops Owl +41. Eastern Yellow Wagtail +
12. Black-winged Stilt27. Northern Boobook +42. Scaly-breasted Munia 3+
13. Pacific Golden Plover28. Ruddy Kingfisher 443. Forest Wagtail ad1
14. Whimbrel29. Ryukyu Minivet V44. Grey Wagtail
15. Grey-tailed Tattler30. Bull-headed Shrike
296 415
宮古島最終日。最後にオオクイナの成鳥が出ることを願って早朝から水場で待機する。しかし、シロハラクイナが出たくらいで静かだ。イワミセキレイは一昨日以来一切の気配がないので、ミフウズラを探しながら初日に行った東平安名崎へ向かう。ミフは居なかったが、アジサシ類は初日とほぼ同数が残っており、2種とも確認することができた。初日はマミジロアジサシを画像に収められないまま大野山林へ移動してしまったので、マミジロに集中する。スコープではクロアジサシとの識別ができるが、カメラの画面を通すとよく分からなくなる。初日はマミジロの群れが岩の裏側に降りていたようで飛翔時しか見られなかったが、今日は幸運なことに見える位置に群れが降りていたので、無事証拠写真を抑えることができた。しばらく観察した後は大野山林に戻り、荷物の整理をして周辺のサトウキビ畑でミフウズラを粘るが、姿はない。ズアカアオバトの飛翔を一瞬見ることができた。時間となり、レンタカーを返して空港へ。宮古を発つ飛行機に乗り込んだ。
宮古島3日目。昨日と同じように早朝から水場で待機するが、何も出ない。水場と同時に背後の林道も気にするが、イワミセキレイの気配もない。諦めて昨日より早めに入江橋に移動する。今日こそは渡りが見たいが、到着した時点では確認できていないとこのこと。期待を込めてひたすら空を眺めること約1時間、1羽も現れず。もうダメかと諦めかけたが、9時過ぎ、遥か上空を舞う40羽程の群れが見つかった。小型のタカなので点のようにしか見えないが、40羽が舞う光景は圧巻だった。地元ではちょうど白露の時期に見られるので、「白露のタカ渡り」と呼んでいるそうだ。朝鮮半島から、対馬、九州、奄美・沖縄諸島を経由し大陸へと渡る壮大な旅の一瞬を目撃できた感動は大きい。その後は周辺の畑でミフウズラを期待するが、いくら探しても見つからず。暑いから出てこないのか。シロハラクイナを確認して、池間島へ移動する。湿地でリュウキュウヨシゴイやムラサキサギを期待するものの、気配がない。ムラサキサギは半年前に見ているし、リュウヨシはこれから期待できるので、あまり粘ることなく大野山林へ。途中黒島を臨む海岸でベニアジサシを確認。水場に到着し、例の体制で待つ。今日は土曜なので鳥見が一人くらいはいるかと思ったが、誰もいない。鳥の方は一昨日のような活気があり、アカショウビン、サンコウチョウは常時見られる。キンバトも3羽ほどを確認することができた。今日は雌も登場した。オオクイナも一昨日より早い時間から現れ、しばらく水浴びしてから林へ消えていった。一昨日と同一個体だろう。夜は宮古島温泉に入り疲れを癒して寝た。
宮古島2日目。薄暗いうちから水場へ。途中リュウキュウコノハズクやアオバズクの初観察亜種totogo (リュウキュウ-)が見られるが、暗いので写真にならない。水場に到着し、しばらく待つ。しかし、昨日とは様子が違ってあまり鳥の気配がない。今日はダメかと思ったが、オオクイナの亜成鳥がちょろっと顔を出した。水浴びをするかと思ったが、そのまま奥へ行ってしまった。戻ってくる様子はなく、明るくなってきたので、アカハラダカの渡りを見ようと入江橋へ向かった。地元のバーダーの方がいたが、今日は全く渡っていないとのこと。昨日が400羽飛んだらしい。諦めずに空を眺めていると、幼鳥が1羽だけ飛んできた。飛翔時は下雨覆に斑が出ないことがツミとの識別点になる。シルエットもツミとは異なるが、経験を積む必要があるだろう。電線にはリュウキュウツバメ、その周りをクロハラアジサシの冬羽が飛ぶ。とりあえずは見られたので、大野山林まで戻る。途中来間島に寄ってみるとツバメチドリだらけで驚いた。アマサギのように、トラクターに付いていく姿は新鮮だった。20羽くらいはいただろうか。その後漁港も数箇所回ったが、アジサシ類は特に見られず。大野山林に着いて、サトウキビ畑の横を歩いていると、猛禽が飛び出してきて木にとまった。慌てて確認すると、アカハラダカ幼鳥であった。ツミ幼鳥に似るがアイリングがない。渡りで疲れた個体が休んでいるのだろう。しばらくとまっていたのでじっくり観察できた。カラスバトも見やすい位置に出てきてくれた。先島諸島に分布するのは亜種stejnegeri (ヨナクニ-)とされている。石垣島や与那国島では姿を見ることができなかったので初観察だ。林に入って、キセキレイに道案内されるように水場へ向かう。もう少しで水場、というところで前方に動く影。さっきのキセキレイか、と思ったが、何か違和感を感じ、双眼鏡を覗いたのが正解だった。イワミセキレイだ。胸に2本の黒帯があり、中・大雨覆と初列風切が黒く先端が白いので、全体的に見ると白と黒のラインが何本も入っているように見える特徴的な外見で間違えようがない。唐突に珍鳥が現れるのは嬉しいがもうパニック状態。とりあえず飛ばさないことを優先し近づかずに証拠写真を撮る。興奮と緊張で手が震えて、カメラの設定を変えるのにも手こずる。何枚か撮ったところで林の中へと飛び去ってしまった。イワミセキレイは英名がForest Wagtail であるように、他のセキレイ類と異なり森林性で、尾羽を縦ではなく横に降るという独自路線を開拓しているため1属1種となっている。和名は鳥取県岩美町で最初に記録されたことが由来だが、漢字名は岩"見"鶺鴒。再び現れるのを待つが気配はない。少し範囲を広がて捜索しようと脇道に入っていくと、急に何かが飛び出した。とまったところを見るとリュウキュウコノハズクだ。昼間に見るのは初めて。大野山林では比較的日中でも見やすいと聞き期待していたので嬉しい。目をパッチリ開けてこちらを見ている。まだ若い個体のようで、警戒心が薄いのか、逃げようとしない。しばらく観察したが、時々向きを変えるだけだ。あまり長居するのも悪いので、さらに奥へ進む。アカハラダカ幼鳥がまたいた。昨日の夕方にちらっと見た猛禽もきっとアカハラダカだったのだろう。幼鳥も良いが雄成鳥が見たい。水場に戻って、イワミセキレイとオオクイナの両方を待つ。しかし、殆ど鳥の動きがないまま日が暮れてしまった。
昨日の夜に那覇に着き、今日午前の便で宮古島へ。レンタカーを借りて、さっそく東平安名崎へ車を走らせる。パナリ岩礁には期待通りクロアジサシの群れがまだ残っていた。頭の白色部が目立つ。スコープで執念に探すとマミジロアジサシも数羽混じっていることが確認できた。正確に言えば、この距離ではセグロとの識別はできないに等しいが、この岩礁にはセグロはいないはずなのでマミジロだ。船は北風の影響でしばらく出せないとのことで、海上からの観察は断念した。よってヒメクロアジサシなんて探せない。かなり遠いがデジスコの力を信じてしばらく頑張る。クロアジは日本鳥類目録では亜種pullus (リュウキュウ-)が認められているが、IOCではそのような亜種分類はない。マミジロアジサシも、目録ではSterna 属であるが、IOCではOnychoprion 属である。かつてOnychoprion だったのが一旦Sterna になってから再び戻った形だ。エリグロアジサシもいたがベニアジサシはおらず。周辺ではツメナガセキレイが多く、亜種simillima (マミジロ-)が多い。その後は海岸沿いを走り他のアジサシ類にも期待しながら大野山林まで戻る。駐車場に車を止め、林に入る。ここでもツメナガは多い。最初の水場にはズグロミゾゴイの幼鳥。一応生息地は石垣・西表・黒島となっているが、最近では宮古島でも記録されているようだ。半年前の石垣島では空振ったので嬉しい。その後はフクロウ類がいないか注意しながらオオクイナの出る水場まで歩く。ここで日が暮れるまで待機の予定だったが、5時半に閉まる方の駐車場にとめてしまったことを思い出し、一旦戻って隣の閉まらない駐車場に移動させてから、再び水場へ。途中林の中から小さめのハトが飛び出す。上面に緑色光沢がはっきりと確認でき、キンバトだと分かった。一瞬だったのが悔しい。ブラインドがないので、ユザワヤで買った迷彩の布を被り水場で待機していると、まずはアカショウビンがやってきた。こちらの存在に気づいていないせいかデシスコに入り切らないところにとまる。亜種bangsi (リュウキュウ-)ではあるものの、綺麗な赤色をここまで近くで堪能したのは初めてだ。最終的には4羽が次々に水場に飛び込む。初観察となるサンコウチョウの亜種illex (リュウキュウ-)も登場。こちらも近いところで飛び込むが暗い。そうこうしているうちにキンバトの幼鳥が登場。水場にまで来るとは思わなかったが、さらにその後雄成鳥が2羽登場した。7年前の石垣島で見逃し、今年の与那国で早朝の林道を走りまわっても見られなかったキンバトが3羽同時とは、さすが大野山林。想像よりも小さく、紫と緑のコントラストが綺麗。目録では日本産は亜種yamashinai (リュウキュウ-)とされているが、IOCでは認められておらず、おそらく基亜種indica のシノニムとされているのだろう。だんだんと暗さが増してくるので集中力を高め、僅かな動きにも反応できるようにする。そして、5時を過ぎた時、遂にやつがきた、念願のオオクイナである。全体的に暗色味を帯びていること、虹彩の赤色が薄いことからまだ若い個体だと思われる。腹の縞模様が特徴的。オオと付くが他のクイナ類と比べてそこまで大きいわけではない。暗い中を素早く動くのでブレブレの写真ばかりだ。しばらく様子をうかがってから、水場に入ってきて水浴びをし始めた。6時前には林の中へ消えた。待っている間はズグロミゾゴイの成鳥が一瞬見られ、帰り道でも見かけた。初日で期待していたライファーのほとんどが見られて幸先の良いスタートとなった。夜は綺麗な星空の下でリュウキュウコノハズクの合唱を聞いた。
54 Sep 7 三番瀬
CHIBA Pref.
7:30~11:30
01. Grey Heron09. Bar-tailed Godwit17. Black-tailed Gull
02. Great Egret10. Grey-tailed Tattler18. Little Tern
03. Little Egret11. Terek Sandpiper19. Rock Dove
04. Great Cormorant12. Great Knot +20. Barn Swallow
05. Grey Plover13. Red Knot juv221. Zitting Cisticola
06. Common Ringed Plover14. Sanderling22. White-cheeked Starling
07. Kentish Plover15. Red-necked Stint23. Eurasian Tree Sparrow
08. Lesser Sand Plover +16. Dunlin24. Black-backed Wagtail
280 -
前回は田園のシギチ観察だったので、今日は干潟のシギチを見に、約2週間ぶりの三番瀬へ向かった。到着時は満潮で、遠くの杭の上にオバシギに混じってとまるコオバシギを確認することができた。アジサシ類はめっきり減った。しばらくすると干潟が現れ始め、シギチが動き出す。第一陣が降りて来て、その中に早くもコオバが混じる。しかも2羽いた。サブターミナルバンドが目立つ綺麗な幼羽で、胸部に若干の赤味がある。オバシギに混じっていると小ささが際立つ。以前は春の渡りで真っ赤な夏羽が毎年入っていたのだが、ここ数年は飛来していないようで、3年ぶりの観察となる。干潟が広がるまでは、近くでじっくり観察することができた。その後は数日前にヨーロッパトウネンが観察されているとの話を聞き、トウネンに注意しながら干潟を歩くが、それらしき姿は見当たらず。前回までいたオオメダイチドリの姿も今日は無かった。ハジロコチドリはまだいる。おそらくこのまま越冬する個体だろう。サルハマシギなど他の珍系も混じっていないようなので、午後からの予定もあり早めに切り上げた。最近は軽率にシギチに手を出す素人連中が多くなってきていることもあり、三番瀬でのトラブルも多くなっているようだ。シギチに近づく=悪いことのような風潮で物を言う自称「かけだし」もいるようだが、経験に裏打ちされた適切な接近方法なら特に問題ない。近づき方も分からない素人のせいで、先輩諸氏が迷惑を被るのは非常に遺憾である。
53 Sep 2 稲敷
IBARAKI Pref.
7:30~10:30
01. Eastern Spot-billed Duck13. Marsh Sandpiper juv-1w+25. Large-billed Crow
02. Little Grebe14. Common Greenshank26. Sand Martin 1
03. Eastern Cattle Egret15. Green Sandpiper27. Barn Swallow
04. Grey Heron16. Wood Sandpiper +28. Marsh Grassbird V
05. Great Egret17. Red-necked Stint29. Zitting Cisticola
06. Intermediate Egret18. Temminck's Stint juv1+30. White-cheeked Starling
07. Little Egret19. Pectoral Sandpiper juv131. Eurasian Tree Sparrow
08. Great Cormorant20. Sharp-tailed Sandpiper ads332. Black-backed Wagtail
09. Black-eared Kite21. Ruff juv♂1juv♀133. Japanese Wagtail
10. Little Ringed Plover22. Rock Dove34. Grey-capped Greenfinch
11. Kentish Plover23. Oriental Turtle Dove35. Meadow Bunting
12. Eastern Black-tailed Godwit juv224. Carrion Crow
279 -
ようやく稲敷方面の田んぼも賑わってきたようなので、様子を見に行ってきた。賑わっていると言ってもそれはある一角だけで、他の場所は休耕田すらない状態だという。どんどんシギチが見られる環境が無くなってきているのはとても悲しい。ポイントに到着し、まずは水溜りから確認するが、いるはずのオオハシシギがいない。アオアシシギやコチドリくらいで、蓮田に移動する。こちらは大盛況で、たった一枚の田んぼに、アメリカウズラシギ、ウズラシギ、オジロトウネン、エリマキシギのイヤーリストの他、コアオアシシギ、オグロシギ、クサシギなどがいる。特にアメウズはなんだかんだで5年ぶりの観察となるので嬉しい。この時期のアメウズは幼鳥が多く、今回も幼鳥個体であった。先月この辺りで成鳥が出ている。できれば春の渡りの新鮮な夏羽を見てみたいと思うのだが、なかなか難しい。足の長いシギたちは水が深い手前まで来てくれるのだが、アメウズは泥が露出している周辺から離れようとしない。それでも待っていると比較的近くで観察することができた。ウズラシギは成鳥。オジロトウネンはサブターミナルバンドが目立つ幼鳥。エリマキシギは2羽いたが大きさが異なったことから雄雌各1羽だろう。昨日いたというヒバリシギの姿は見られなかった。カルガモの群れがいたので小さいのが混じっていないか確認したがいない。そろそろコガモが渡ってきてシマアジも入る頃だが。しばらく観察した後水溜りに戻ってみるが、オオハシはまだおらず。タイミングの問題か、抜けたのか。その後は僅かな可能性に期待して先週マダラチュウヒが出た辺りの田園を捜索するが、やはり空振り。マダチュウに会えるのはまだちゅうことだ。ツバメに混じってショウドウツバメが飛んでいるのを確認。茨城は雨が降りそうな曇天だったが、アメウズを見た数時間後にそう遠くない越谷で竜巻が発生した。ちょっとずれていたら危なかったと思う。
52 Sep 1 海老名
KANAGAWA Pref.
6:00~10:00
01. Eastern Spot-billed Duck11. Pacific Golden Plover21. Large-billed Crow
02. Little Grebe12. Swinhoe's Snipe 122. Eurasian Skylark
03. Black-crowned Night Heron13. Common Snipe 123. Brown-eared Bulbul
04. Grey Heron14. Green Sandpiper24. Barn Swallow
05. Great Egret15. Wood Sandpiper25. Zitting Cisticola
06. Intermediate Egret16. Common Sandpiper26. White-cheeked Starling
07. Little Egret17. Rock Dove27. Blue Rock Thrush
08. Great Cormorant18. Oriental Turtle Dove28. Eurasian Tree Sparrow
09. Black-eared Kite19. House Swift29. Black-backed Wagtail
10. Northern Goshawk20. Azure-winged Magpie
275 -
今日から9月、だんだんと秋の気配が感じられるようになってきた。そろそろチュウジシギが渡ってきているだろうと思い、約一ヶ月ぶりのフィールドへ。前回オオジを確認した辺りを入念にチェックしていくが、ジシギの姿はない。畑にはムナグロ8羽の群れが降りていた。クサシギが飛び回っていて、降りた辺りに行ってみると、一枚だけ休耕田があった。すぐ飛び立ってしまったので、再びジシギを探す。何処を見てもいないので、普段行かない奥の方まで足を伸ばしてみると、やっと見つけることができた。発見時は手前にいたが、奥へ行ってしまい、どんどん見にくくなる。しばらく粘ってみるが、動く気配はなく、オオタカの若が出たこともあって最終的に隠れてしまった。尾羽を確認することはできなかったが、Jizzはチュウジっぽい印象を受けた。その後は先ほどの休耕田に戻ってみる。タカブシギ2羽と一緒にタシギが1羽降りている。去年はこの時期かなりの個体数が入っていた記憶があるが、ようやく見つけた。近くの川にも寄って何か不意の珍鳥を期待する。相変わらず対岸をヒメアマツバメが舞っている他は、イソヒヨドリを確認しただけ。前回はササゴイ狙いで一時間は粘ったのだが、今回は軽く見て終了。
51 Aug 23 三番瀬
CHIBA Pref.
7:00~11:00
01. Grey Heron10. Greater Sand Plover juv119. Little Tern +
02. Great Egret11. Eastern Black-tailed Godwit juv120. Common Tern ++
03. Great Cormorant12. Bar-tailed Godwit21. Rock Dove
04. Western Osprey13. Grey-tailed Tattler22. Carrion Crow
05. Peregrine Falcon14. Terek Sandpiper23. White-cheeked Starling
06. Grey Plover15. Ruddy Turnstone24. Eurasian Tree Sparrow
07. Common Ringed Plover ad116. Sanderling25. Black-backed Wagtail
08. Kentish Plover17. Red-necked Stint
09. Lesser Sand Plover18. Black-tailed Gull
274 -
昨日とあるブログを見たらハジロクロハラアジサシとして掲載されていた個体が明らかにハシグロクロハラアジサシだったので慌てて今日行ってきた。午後からバイトがあるので午前中しかいられない。到着時は満潮で、先月のハジクロ同様に堤防に降りているのではないかと思い行ってみるが、姿はない。飛んでいる個体もしらみ潰しに確認していくが、全てアジサシやコアジサシ。だんだんと干潟が出てきたので移動し待つ。イヤーリストのオグロシギ幼鳥がオオソリハシシギの群れに混じる。さらに潮が引くと、オオメダイチドリが登場。先月の成鳥個体は抜け、幼鳥が複数入っているようだ。さらに先月はいなかったハジロコチドリも確認することができた。アジサシの群れは次第に大きくなる。時々飛び立って群れがシャッフルされるので、その時がチャンスなのだが、いくら待ってもハシグロの姿はない。ついにタイムアップとなり帰宅した。午後からは紛らわしいことにハジクロが出たが、ハシグロは現れずとのこと。06年、07年とも見逃している因縁の相手だけに何がなんでも見たかった。ハジクロの画像を出しているブログを見つけるたびにハシグロではないかチェックするという作業を何年も続け、ようやくその成果が出たのに、肝心の鳥が出ないのでは話にならない。何とも悲しい仕打ちである。
50 Aug 18 南部水田
KANAGAWA Pref.
5:45~10:30
01. Eastern Spot-billed Duck10. Grey-headed Lapwing 419. Barn Swallow
02. Black-crowned Night Heron11. Little Ringed Plover 420. Zitting Cisticola
03. Striated Heron juv112. Greater Painted-snipe ♂1♀221. White-cheeked Starling
04. Eastern Cattle Egret13. Wood Sandpiper 122. Eurasian Tree Sparrow
05. Grey Heron14. Rock Dove23. Black-backed Wagtail
06. Great Egret15. Oriental Turtle Dove24. Japanese Wagtail
07. Intermediate Egret16. Large-billed Crow25. Grey-capped Greenfinch
08. Little Egret17. Eurasian Skylark
09. Black-eared Kite18. Brown-eared Bulbul
273 -
毎日のように猛暑日が続いていてなかなか鳥見に行く気にならないが、今年も県内の水田でタマシギが見られているとのことで、頑張って見に行った。いつものジシギ探索コースを通りながらタマシギポイントへ向かうが、その間確認することができたシギチはタカブシギのみ。期待していたチュウジシギの姿は無かった。今年の冬に賑わった懐かしい場所を通り過ぎ、タマシギポイントに行ってみると、予想通りカメラマンがたくさん集まっている。タマシギはというと、居るであろう場所は常に分かっているのだが、草が茂っているので実際に姿が見られるのは移動の時に隙間から、という感じだ。雌雄一緒に行動していたので、時期的には二回目の繁殖に入る前か。近くに来ると今度は手前の草が邪魔で見にくい。途中で別個体の雌が現れて、もといた雌は追いかけられ、飛び上がって奥の水田に移ってしまった。久しぶりに鳴き声も聞くことができた。しばらく観察していたが、見にくい状況は変わらなさそうだったので、近くの川に移動しササゴイを期待する。あまり待つことなく若い個体が飛んできて、餌を捕って飛び去った。今年はなかなか縁が無かったので嬉しいイヤーリストである。その後はジシギ探索を続けたが、いつものところでケリを見ただけでチュウジ初認には至らなかった。あまり暑くならないうちに切り上げた。
49 Aug 4 海老名
KANAGAWA Pref.
6:00~11:00
01. Eastern Spot-billed Duck11. Little Ringed Plover V21. Japanese Tit
02. Little Grebe12. Latham's Snipe juv122. Brown-eared Bulbul
03. Black-crowned Night Heron13. Common Sandpiper23. Barn Swallow
04. Grey Heron14. Rock Dove24. Asian House Martin
05. Great Egret15. Oriental Turtle Dove25. Zitting Cisticola
06. Intermediate Egret16. House Swift26. Japanese White-eye V
07. Little Egret17. Bull-headed Shrike V27. White-cheeked Starling
08. Great Cormorant18. Azure-winged Magpie28. Eurasian Tree Sparrow
09. Black-eared Kite19. Carrion Crow29. Black-backed Wagtail
10. Common Kestrel20. Large-billed Crow
- -
今年初のジシギウォッチングである。時期的にはオオジシギの成鳥のピークが過ぎ、幼鳥に移るくらいで、オオジ以外はあまり期待できない。そのため畦を覗く時のワクワク感には欠けるが、ジシギシーズンを迎えるにあたり、オオジを見て感覚を取り戻しておくのは大事なことだ。まだ気温が上がらないうちに探してしまおうと早朝から畦を一本ずつ確認していくが、なかなか見つからない。今日は外れの日かと思ったが、ようやく見つかる。Jizzからしてオオジシギであることに間違いないが、他に見るものもないので、尾羽を開くまで粘ることにする。最初は逆光の位置だったが、途中から順光で観察。幼鳥だったが、警戒心が強いのかなかなか草の影から出てこない。しばらくしてようやく羽を広げたので尾羽を確認することができた。言うまでもなくオオジシギのパターン。その後は引っ込んでしまったので、近くの川でササゴイを期待する。しばらく待ってみるが、チョウゲンボウやヒメアマツバメなどを確認しただけで、気配はなかった。残念ながら、このジシギ飛来地は10月から一部が埋め立てられ老人ホームとなるようだ。幸い今日見た個体がいた場所建設は予定地外だったが、これからも飛来し続けてくれることを祈るのみである。
48 Jul 28 三番瀬
CHIBA Pref.
7:30~15:00
01. Grey Heron09. Grey-tailed Tattler17. Carrion Crow
02. Great Egret10. Terek Sandpiper18. Japanese Tit
03. Great Cormorant11. Ruddy Turnstone19. Brown-eared Bulbul
04. Grey Plover12. Black-tailed Gull20. Barn Swallow
05. Little Ringed Plover13. Little Tern +++21. White-cheeked Starling
06. Kentish Plover14. Common Tern 2+22. Eurasian Tree Sparrow
07. Lesser Sand Plover 20+15. White-winged Tern ads1,1s123. Black-backed Wagtail
08. Greater Sand Plover adw116. Rock Dove24. Grey-capped Greenfinch
271 -
そろそろ干潟や田んぼがシギチで賑わう楽しい季節を迎える。このところアジサシ類も見られているというので、春以来の三番瀬へ。到着時は満潮、まずは姿だけでも夏羽のハジロクロハラアジサシを確認しようと、堤防へ。遠くにコアジサシの群れが降りていて、その中を丹念に探すと黒い姿を見つけることができた。たまに群れが一斉に飛び立ち、また元に戻る。時々近くに来るが、落ち着きがない。遠くの杭にとまった時はヌマアジサシ感が高まる。しばらくして干潟が出始めると、シギチたちが降りる。メダイチドリの群れの中に期待していたオオメダイチドリの姿。成鳥の冬羽で、やはり嘴や足が長く、印象がかなり異なる。いつもはカニばかり食べているが、今日はゴカイを食べていたのでメダイだと誤解されたかもしれない。なぜか春に見なかったソリハシシギもイヤーリスト。さらに干潟が広がるとコアジサシの群れが降りる。ハジクロが来るのを待つ。しばらく待ってようやく現れたが、すぐに戻ってしまう。その代わり、朝は見つからなかった第一回夏羽がやって来て、ゆっくり観察することができた。ヘッドフォンに例えられる特徴的な斑はコアジサシの群れの中に混じっても見つけやすい。飛んでも飛び方が独特なので割と目立つ。そろそろ帰ろうとした頃に成鳥夏羽が再び登場したが、またすぐに沖へ戻ってしまう。終始落ち着きがなかったが一度目の前を飛んでくれたので、満足。久しぶりの成鳥夏羽、さらに数少ない同年代バーダーにもお会いでき楽しい鳥見となった。
47 Jul 20 白鳥湖~塩嶺
NAGANO Pref.
5:00~11:00
01. Tundra Swan 110. Eurasian Coot19. Brown-eared Bulbul
02. Mallard11. Long-billed Plover20. Barn Swallow
03. Eastern Spot-billed Duck12. Rock Dove21. Japanese White-eye
04. Common Pochard13. Oriental Turtle Dove22. Japanese Thrush ♂+♀1
05. Tufted Duck14. Japanese Pygmy Woodpecker23. Narcissus Flycatcher
06. Little Grebe15. White-backed Woodpecker 124. Eurasian Tree Sparrow
07. Grey Heron16. Great Spotted Woodpecker25. Grey Wagtail
08. Great Egret17. Large-billed Crow26. Black-backed Wagtail
09. Great Cormorant18. Japanese Tit27. Grey-capped Greenfinch
268 -
4年ぶりのメジロガモを期待して安曇野までやって来たが、昨日から観察されていないということで、池にはコハクチョウやキンクロハジロ、ホシハジロの越夏個体のみ。予定を変更し、塩嶺に移動する。クロツグミは鳴いているものの、なかなか姿を見つけることはできない。森を歩いていると現れたのはオオアカゲラ。嬉しいイヤーリストである。駐車場へ戻る途中でようやく雌のクロツグミを見ることができた。その他はキビタキ、キセキレイなど。午前中で鳥見を終えて早めに帰った。
46 Jul 4 葛西臨海公園
TOKYO Pref.
7:00~12:00
01. Eastern Spot-billed Duck08. Asian Dowitcher ads115. Brown-eared Bulbul
02. Little Grebe09. Whimbrel16. Barn Swallow
03. Grey Heron10. Common Redshank ads117. Asian House Martin
04. Little Egret11. Common Sandpiper18. Oriental Reed Warbler
05. Great Cormorant12. Rock Dove19. White-cheeked Starling
06. Black-winged Stilt13. Oriental Turtle Dove20. Eurasian Tree Sparrow
07. Little Ringed Plover14. Large-billed Crow21. Black-backed Wagtail
266 -
先日IOC world bird list が更新された。日本産鳥類ではオオルリが亜種分化したが、非日本産亜種なので特に影響はない。シジュウカラなどの和名が改善されたのは評価できる。早いもので今年も折り返しの時期となり、早い渡りか非繁殖参加個体か、昨日シベリアオオハシシギが確認されたという葛西へ。擬岩はカメラマンでいっぱいかと思いきや、数人。おそらく流れた情報が「午後4時に行方不明」だったので様子見の人が多かったのだろう。朝早くなぎさで確認した方がいたので、期待して待っていると、1号観察舎で確認とのことで慌てて駆けつける。しかしいたのはアカアシシギ。綺麗な夏羽なのでこれはこれで嬉しい。記録を見返すと夏羽は沖縄で見て以来4年ぶり。しばらくアカアシシギを見ていると、奥の方にシベリアがいるのが見つかった。人数が少なかったので、少ない観察窓を譲り合い、隙間から観察。事前情報では夏羽という話だったが、色があまり濃くなく、第一回夏羽を想起させる。しかし、よく確認してみると幼羽が見当たらないことから、成鳥個体だと思われる。色が薄い理由は、冬羽への換羽が始まっていることもあると思うが、雌個体だからという可能性も。嘴は特に長くは感じなかった。渡りに備えて採餌に余念がない。しばらく観察していると近くまで来てくれたが、曇天で逆光なので、綺麗な橙色を間近に、というわけにはいかなかった。名にオオハシシギと付くが、オオソリハシシギやオグロシギの方が似ているだろう。過去2回幼鳥を観察しているが、成鳥は初めて。今度は新鮮な夏羽を見たいが、確率が高いのは大授搦くらいしかない。週末はたくさんのカメラマンで混雑することだろう。葛西は特にマナーの悪い前~後期高齢者群が出現することで有名なので、トラブルが起きなければよいが。昔は難しいからと嫌遠するカメラマンが多かったシギチだが、最近は事情が違う。そんな鳥初めて聞きました、くらいのレベルのカメラマンが喜んで撮りに来る暗黒時代の幕開けに先が思いやられる。期待していたカラシラサギやササゴイの姿は見られなかったが、3年ぶりのシベリアオオハシにアカアシ夏羽の豪華セットが見られて良かった。
45 Jun 23 21世紀の森~売買川
~苫小牧研究林
HOKKAIDO Pref.
6:00~16:00
01. Grey Heron13. Large-billed Crow25. Japanese Thrush V
02. Black-eared Kite14. Marsh Tit 126. Brown-headed Thrush
03. Eurasian Woodcock15. Japanese Tit27. Siberian Blue Robin
04. Rock Dove16. Eurasian Skylark28. Stejneger's Stonechat
05. Oriental Turtle Dove17. Brown-eared Bulbul29. Asian Brown Flycatcher
06. White-bellied Green Pigeon18. Asian House Martin30. Narcissus Flycatcher
07. Oriental Cuckoo V19. Japanese Bush Warbler31. Eurasian Tree Sparrow
08. Common Cuckoo V20. Asian Stubtail V32. Black-backed Wagtail
09. Japanese Pygmy Woodpecker21. Long-tailed Tit33. Grey-capped Greenfinch
10. Great Spotted Woodpecker22. Sakhalin Leaf Warbler34. Long-tailed Rosefinch
11. Eurasian Jay23. Eastern Crowned Warbler35. Hawfinch
12. Carrion Crow24. White-cheeked Starling36. Black-faced Bunting
264 -
最終日はコアカゲラを求めて帯広へ。帯広畜産大学裏の林を捜索する。ヤマシギやエゾムシクイ、コルリなど、なかなか表に出てこない鳥たちを確認することができたが、キツツキ類はアカゲラとコゲラのみ。ハシブトガラをイヤーリストに加え、退散。苫小牧研究林でクマゲラを期待するが、もう巣立ってしまい見られないとのこと。飛行機の時間となり、4日間の北海道旅行はライファー1という結果に終わった。もともとシマアオジを見るための企画だったので、その点では目標達成だ。
44 Jun 22 サロベツ原野~
21世紀の森
HOKKAIDO Pref.
4:00~18:00
01. Eastern Spot-billed Duck13. Grey Nightjar 125. Siberian Rubythroat
02. Grey Heron14. Great Spotted Woodpecker26. Stejneger's Stonechat
03. Western Osprey15. Bull-headed Shrike27. Eastern Yellow Wagtail 2+
04. Black-eared Kite16. Carrion Crow28. Black-backed Wagtail
05. White-tailed Eagle 117. Large-billed Crow29. Olive-backed Pipit
06. Eastern Marsh Harrier18. Japanese Tit30. Grey-capped Greenfinch
07. Eastern Buzzard19. Eurasian Skylark31. Long-tailed Rosefinch
08. Latham's Snipe20. Brown-eared Bulbul32. Chestnut-eared Bunting
09. Rock Dove21. Black-browed Reed Warbler33. Yellow-breasted Bunting ♂2♀1+
10. Oriental Turtle Dove22. Lanceolated Warbler 1+34. Black-faced Bunting
11. Oriental Cuckoo V23. White-cheeked Starling35. Common Reed Bunting
12. Common Cuckoo V24. Brown-headed Thrush
263 408
今日は早朝からメインのサロベツ原野へ。マキノセンニュウの声がさっそく聞こえてくるが姿は見えず。センターから続く木道を歩く。シマアオジ狙いと思われるカメラマンが数人。探してみると、遠くの花にとまる雄の姿を見つけることができた。こんなに簡単に見れるとは思っていなかった。エゾセンニュウはいたるところで鳴いているが、全く姿は見えない。やはりセンニュウ類は手強い。パンケ沼方面へ移動する。こちらでもエゾセンニュウは鳴いているが、探し出すことはできず。ツメナガセキレイは多い。沼ではアカエリカイツブリを期待するものの空振りで、結局センターに戻ってきる。途中オジロワシが飛ぶ。しばらく木道で待っていると、マキセンの声。血眼になって探すと、遠くに辛うじて姿を捉えることができた。写真には収められないまま引っ込んでしまったが、ようやくのライファーである。その後も待ってみたが、出てくることは無かった。シマアオジは朝よりかなり近いところに飛んできてしばらく囀ってくれたので、じっくり観察することができた。飛島で見た個体は第一回夏羽だったが、今回は成鳥。しかも少し離れたところでは雌の姿を見ることができた。島では囀りを聞くことは難しいので、来た甲斐があった。できればセンニュウ類との出会いがもっとあってほしかった。旭川方面に戻り、またタルハウスに宿泊。
43 Jun 21 21世紀の森~旭岳
~旭川周辺
HOKKAIDO Pref.
5:00~16:00
01. Grey Heron13. Large-billed Crow25. Siberian Blue Robin V
02. Black-eared Kite14. Willow Tit26. Daurian Redstart
03. Long-billed Plover15. Japanese Tit27. Stejneger's Stonechat
04. Latham's Snipe16. Eurasian Skylark28. Narcissus Flycatcher V
05. Rock Dove17. Brown-eared Bulbul29. Eurasian Tree Sparrow
06. Oriental Turtle Dove18. Asian House Martin30. Japanese Accentor 3+
07. Oriental Cuckoo V19. Japanese Bush Warbler V31. Grey Wagtail
08. Common Cuckoo V20. Asian Stubtail V32. Black-backed Wagtail
09. White-throated Needletail 121. Eastern Crowned Warbler V33. Japanese Wagtail
10. Japanese Pygmy Woodpecker22. White-cheeked Starling34. Grey-capped Greenfinch
11. Great Spotted Woodpecker23. Japanese Robin V35. Long-tailed Rosefinch
12. Carrion Crow24. Siberian Rubythroat 3+36. Black-faced Bunting
259 -
早朝オオジシギのディスプレイで目を覚ます。6年ぶりのギンザンマシコを期待して、旭岳へ。ロープウェイ乗り場にはジョウビタキの姿。さすが北海道。後ろの森ではコマドリが鳴く。山頂は霧が濃かったが、6年前と同じ第三展望台で待機する。ノゴマはハイマツの上に出てきて囀るのでよく見られた。カヤクグリもいる。ホシガラスにも期待したが姿はない。昼近くまで待ってみたが、赤い鳥がやって来ることはなく、霧が小雨のようになってきたので退散。その後は公園をいくつか周り、クマゲラなどを期待するが、姿はない。夕方になり、今日宿泊する場所まで移動する。途中、上空を飛ぶハリオアマツバメの姿。一瞬だったが、4年ぶりの観察。イヤーリストは増えるがライフリストは増えないまま2日目も終了。
42 Jun 20 旭山記念公園
野幌森林公園
~市来知神社
HOKKAIDO Pref.
5:00~16:00
01. Eastern Spot-billed Duck15. Eurasian Jay29. Japanese Thrush V
02. Grey Heron16. Carrion Crow30. Brown-headed Thrush
03. Black-eared Kite17. Large-billed Crow31. Siberian Blue Robin V
04. Black-tailed Gull18. Varied Tit32. Asian Brown Flycatcher
05. Slaty-backed Gull19. Japanese Tit33. Narcissus Flycatcher
06. Rock Dove20. Eurasian Skylark34. Blue-and-white Flycatcher
07. Oriental Turtle Dove21. Brown-eared Bulbul35. Russet Sparrow ♂1
08. White-bellied Green Pigeon V22. Japanese Bush Warbler36. Eurasian Tree Sparrow
09. Oriental Cuckoo V23. Asian Stubtail V37. Grey-capped Greenfinch
10. Common Cuckoo V24. Eastern Crowned Warbler38. Japanese Grosbeak
11. Ural Owl ad1juv425. Oriental Reed Warbler V39. Meadow Bunting
12. Pacific Swift26. Eurasian Treecreeper 240. Black-faced Bunting
13. Japanese Pygmy Woodpecker27. White-cheeked Starling
14. Great Spotted Woodpecker28. White's Thrush V
257 -
以前から一度行ってみたかった6月の北海道へ。企画時はシマアオジを見ていなかったので、最大の目的となっていたが、今はセンニュウ系の期待が大きい。もちろんシマアオジの囀りも聞きたい。昨日の夜に札幌に着き、今日はクマゲラやヤマゲラなどを期待して、早朝から旭山記念公園、野幌森林公園を歩く。しかし、葉が生い茂っているためか鳥の姿は少ない。それでもミヤマカケスを久しぶりに見ることができ、さらに種としては7年ぶり、亜種としては初観察となるキタキバシリを見ることができた。その後はエゾフクロウが営巣しているという神社へ。既に雛4羽は巣立ちしていて、しばらく周辺を捜索したら親鳥の姿も見つけることができた。高い木の上だったが、初観察の亜種なのでとても嬉しい。確かにモミヤマフクロウと比べると、白っぽい。その後は旭川へ行き、タルハウスで就寝。
41 Jun 2 奥多摩湖~多摩川河口
TOKYO Pref.
7:30~12:00
01. Green Pheasant V20. Great Spotted Woodpecker39. Zitting Cisticola V
02. Mandarin Duck 221. Japanese Green Woodpecker40. Chinese Hwamei V
03. Eastern Spot-billed Duck22. Bull-headed Shrike41. Japanese White-eye
04. Little Grebe23. Eurasian Jay42. Eurasian Wren V
05. Grey Heron24. Azure-winged Magpie43. White-cheeked Starling
06. Great Egret25. Carrion Crow44. White's Thrush V
07. Little Egret26. Large-billed Crow45. Japanese Thrush
08. Great Cormorant27. Willow Tit V46. Narcissus Flycatcher V
09. Black-eared Kite28. Varied Tit47. Blue-and-white Flycatcher V
10. Little Ringed Plover29. Coal Tit V48. Brown Dipper 1
11. Kentish Plover30. Japanese Tit49. Eurasian Tree Sparrow
12. Little Tern31. Eurasian Skylark50. Grey Wagtail
13. Whiskered Tern 132. Brown-eared Bulbul51. Black-backed Wagtail
14. Rock Dove33. Barn Swallow52. Japanese Wagtail
15. Oriental Turtle Dove34. Asian House Martin53. Grey-capped Greenfinch
16. White-bellied Green Pigeon V35. Japanese Bush Warbler V54. Japanese Grosbeak
17. Lesser Cuckoo V36. Asian Stubtail55. Meadow Bunting
18. Ural Owl V37. Eastern Crowned Warbler V
19. Japanese Pygmy Woodpecker38. Oriental Reed Warbler V
256 -
2回目のバードソン。今年は多摩川の端から端まで流す計画。前日の夜大学を出発し、奥多摩湖へ。フクロウやトラツグミの声を聞いて車中泊。早朝からジュウイチなどを期待するが、鳥の声は少ない。それでもオオルリやキビタキ、コガラ、遠くからはアオバトの声が聞こえた。ヤブサメとクロツグミの姿が見られたのは収穫。その他アカゲラ、イカル、センダイムシクイなど。ダムでオシドリを見て、下流へ。しかしコチドリくらいしか増えず、一気に河口へ。シロチドリの営巣の他、コアジサシに混じって遠くを飛ぶ腹が黒くないクロハラアジサシを見つけて終了。
40 May 18 稲敷~波崎
IBARAKI Pref.
7:30~12:00
01. Eastern Spot-billed Duck14. Little Ringed Plover27. Rock Dove
02. Greater Scaup15. Whimbrel28. Carrion Crow
03. Black Scoter 116. Spotted Redshank 529. Large-billed Crow
04. Streaked Shearwater17. Marsh Sandpiper 230. Eurasian Skylark
05. Black-necked Grebe18. Common Greenshank31. Barn Swallow
06. Black-crowned Night Heron19. Grey-tailed Tattler32. Japanese Bush Warbler
07. Grey Heron20. Wandering Tattler 233. Oriental Reed Warbler
08. Great Egret21. Ruddy Turnstone34. Marsh Grassbird V
09. Intermediate Egret22. Dunlin35. Zitting Cisticola
10. Pacific Reef Heron 123. Black-tailed Gull36. White-cheeked Starling
11. Great Cormorant24. Slaty-backed Gull37. Eurasian Tree Sparrow
12. Black-winged Stilt25. Little Tern +38. Black-backed Wagtail
13. Pacific Golden Plover26. Common Tern +
249 -
島通いが続いていたので、ようやくのシギチ観察となった。まずは浮島を回る。もうシーズンは終盤なので、シギチの個体数は少ないが、昨年コキアシシギを見たポイントでツルシギ5羽を確認することができた。どの個体も夏羽への換羽が進んでいて黒々しい。2年ぶりの観察となる。しばらく観察した後は、与田浦を回る。キョウジョシギやチュウシャクシギは多く見られたが、密かに期待していたサルハマシギなどは見られず。そのままワイルドダック方面へ。オオセッカの囀りが聞こえる田園で、コアオアシシギ、アオアシシギ、セイタカシギを確認。コアオは綺麗な夏羽だったが、少し距離があった。あまり長居することなく、波崎へ移動する。オオハムの夏羽が入っているという噂があったが、気配がない。怪我をしているのか、クロガモが1羽入っていた。このまま越夏するのだろう。堤防を歩くとテトラポットから飛び立つシギの姿。鳴き声でそれがメリケンキアシシギだと分かった。今年は茜浜が工事で入れないので見られないと思っていただけに嬉しい。なかなか警戒心が強くじっくり見ることができない。茜浜の良さを実感した。空にはアジサシ、コアジサシが舞う。何か珍しいアジサシが混じっていないか注意したが見つからない。その後は銚子に回ってアビのいた漁港にも行ってみるが、姿はなく、クロサギを観察して終了。
39
38
May 12
May 11
飛島
YAMAGATA Pref.
01. Black-throated Loon 5+26. Carrion Crow51. Daurian Redstart
02. Pacific Loon27. Large-billed Crow52. Stejneger's Stonechat
03. Streaked Shearwater28. Varied Tit53. Blue Rock Thrush
04. Sooty Shearwater 129. Coal Tit54. Asian Brown Flycatcher
05. Eastern Cattle Egret30. Japanese Tit55. Narcissus Flycatcher
06. Grey Heron31. Greater Short-toed Lark56. Mugimaki Flycatcher 4+
07. Great Egret32. Barn Swallow57. Blue-and-white Flycatcher
08. Intermediate Egret33. Asian House Martin58. Eurasian Tree Sparrow
09. Japanese Cormorant34. Red-rumped Swallow59. Black-backed Wagtail
10. Black-eared Kite35. Japanese Bush Warbler60. Blyth's or Richard's Pipit 2
11. Peregrine Falcon36. Asian Stubtail V61. Olive-backed Pipit
12. Red-necked Phalarope 50+37. Sakhalin Leaf Warbler62. Brambling
13. Red Phalarope 10+38. Eastern Crowned Warbler63. Grey-capped Greenfinch
14. Black-tailed Gull39. Japanese White-eye64. Eurasian Siskin
15. Slaty-backed Gull40. Goldcrest65. Hawfinch
16. Little Tern41. Chestnut-cheeked Starling66. Meadow Bunting
17. Pomarine Skua 142. Siberian Thrush ♂167. Chestnut-eared Bunting
18. Rhinoceros Auklet43. White's Thrush V68. Little Bunting 1
19. Japanese Wood Pigeon V44. Japanese Thrush69. Yellow-browed Bunting
20. Oriental Cuckoo V45. Pale Thrush70. Rustic Bunting
21. Common Cuckoo V46. Brown-headed Thrush71. Yellow-breasted Bunting 1s♂1
22. Pacific Swift47. Dusky Thrush72. Black-faced Bunting *1
23. Oriental Dollarbird 148. Siberian Rubythroat 173. Grey Bunting
24. Ashy Minivet49. Siberian Blue Robin
25. Rook50. Red-flanked Bluetail
*1 spodocephala ♂1 & personata +
243 408
先週舳倉島に行ってきたばかりだが、飛島にもお誘いいただいたので、同行する。先週の教訓から余裕を持って神奈川を出る。順調に進み早めの到着となった。券売所2階の食堂で朝定食を食べ、船に乗り込む。しばらくしてアカエリヒレアシシギ、ウトウを確認。ミズナギドリはオオナギばかりだったが、ハイイロかハシボソと思われるミズナギドリが一度飛んだ。一瞬だったのだが、撮影した人の写真をみる限り翼下面が明瞭に白かったのでハイイロだろうということになった。ハイイロは何度か不確実な観察経験があるが、自信がなくライファーに入れ損ねていたので、この機会にカウントすることにした。トウゾクカモメも飛び、なかなか充実した航路となった。島に到着すると、とりあえずコマミジロタヒバリが見られているという校庭に向かう。しかし、コマミの気配はなく、鼻戸崎方面へ。ここで同行の方がコウライウグイスを目撃したということでしばらく探してみるが見つからず。ヘリポートへはヒメコウテンシが降りていた他は特に見られず。農免道路に入るとキマユホオジロが降りていた。なかなか警戒心が強くて観察しにくい。一週して校庭に戻る。降りているホオジロ類を確認していくと、唐突にシマアオジの姿が飛び込んできた。まさかここで見てしまうとは思わなかったので、驚きと興奮でレリーズを持つ手が震える。すぐに飛びさってしまった。サロベツ原野への飛来数も激減していて、いつ絶滅してもおかしくないと言われている鳥だけに最高の出会いとなった。今度は校庭の奥にコマミジロタヒバリが降りているのを見つけ、反対側に回ったが、草が高くて見失う。そうこうしているうちに高く飛び上がっていなくなってしまい、戻ろうと引き返した後ろの草地に降りているのを再び発見。あまり警戒心はないようでゆっくり観察することができた。羽は状態が良くないのか雨に濡れているとはいえかなりベタベタしている。そのためJizzがよく分からず、識別点も使えず、本当にコマミジロなのか不安になりながら観察したが、歩いている時立ち姿勢にならないことはコマミを肯定していた。上嘴が直線的なのもコマミタっぽい。またもとの位置に戻って降りている鳥を確認していくと、シベリアアオジが採餌している。舳倉島では一瞬だったが、今回は長時間観察できた。シマアオジはまだ遠くには行っていないはずなのでしばらく待機していると、先ほどのコマミタがやって来た。警戒心がなく、最短焦点距離ギリギリを歩く。さらにスピードが早いので追いつくのが大変。そうこうしているうちに、シアアオジ再登場。今度はゆっくり見ることができた。後頭の斑などから雄の第一回夏羽と思われる。中国ではシマアオジを食べる祭りがあるらしいが、絶滅危惧種を食べるとは全く下劣な人民である。幸いにも今年は舳倉島でも観察され、何とか持ち堪えているようだ。ただ、秋に捕獲されるみたいなので、できれば太平洋側に迂回して渡ってもらいたい。その後は鼻戸崎でコウライウグイスを粘るが見つからず。マミジロを一瞬見て、また島内を回る。グラウンドにも別個体のコマミジロと思われるタヒバリが降りていた。夕飯の時間となり本日の鳥見は終了。
翌日は校庭に向かうが、2種とも見当たらないのでそのまま鼻戸崎へ、そこでシマゴマが早朝に鳴いていたという場所を聞き、ヘリポート経由で行ってみる。しばらく待ってみたが声はしない。キマユホオジロはまだいる。この前までチフチャフがいたという四谷ダムに行ってしばらく待つことにする。すると突然背後から飛び出してきたのはブッポウソウ。6年ぶりの観察となる。その後は一旦朝食を食べに宿に戻ってから、校庭へ。コマミタはだいぶ羽が乾いていた。ようやく識別点を確認することができる。中雨覆の軸斑が尖らないことはコマミタを肯定している。他にも尾羽や後爪が短いことなどがマミジロタヒバリとの識別点となるが、難しい。総合的に見てコマミタだろう。帰宅後師匠にも見てもらい無事確定。感覚を掴めたので、今後は迷うことなく識別できそうだ。その後はシベリアアオジを見て法木方面に向かう。水場のようになっているところでムギマキを確認。警戒心が強いようですぐに居なくなってしまう。3年ぶりに見る黒と橙のコントラストはとても綺麗だった。八幡崎方面へ抜けて四谷ダムへ。ここでも遠くでフライングキャッチするムギマキを見ることができた。ブッポウソウとの再会に期待したが、そう上手くはいかず。法木に戻ってムギマキを見る。その後は校庭に行こうとしたが、1の畑手前でシマノジコとのことで慌てて駆けつける。しかし、数時間前の話らしく、諦め半分でしばらく待ってみることにした。出てくる気配はないので、移動する。マミジロキビタキがいたというポイントでもしばらく待ってみたが、見つからず。鼻戸崎へ。そこでマミジロをようやく画像に収めることができた。ムギマキも入っていた。最後に校庭でシマアオジとコマミタを船の出航時間ギリギリまで観察する。両種ともかなり近距離で見ることができた。宿に戻って、島を離れる。帰りの船ではアカエリヒレアシシギの群れに混じるハイイロヒレアシシギ、シロエリオオハムやオオハムを観察。さらにはシロハラトウゾクカモメかもしれないトウゾクが遠くを飛んだが識別には至らず。根室の海鳥クルーズのガイドの方と一緒に海鳥を観察できたのでとても楽しかった。なかなか収穫のあった鳥見であった。誘っていただいた方々に感謝。【知人のベテランバーダーからのご指摘により、コマミジロタヒバリとして画像を掲載した個体はマミジロタヒバリの誤認である可能性があります。現在精査中ですが、何かご意見のある方はメールにてお願い致します。】
37 May 5 外川漁港
CHIBA Pref.
6:00~8:00
01. Red-throated Loon ads104. Black-tailed Gull07. Black-backed Wagtail
02. Red-necked Grebe 205. White-cheeked Starling
03. Great Cormorant06. Blue Rock Thrush
- -
舳倉島にいた時に聞いたアビ夏羽を見に行く。早朝に到着すると、静かな漁港にアカエリカイツブリとともに浮かんでいる姿を確認することができた。英名通りの赤い喉が朝日に輝いてとても綺麗。最初は遠くにいたが、次第に近づいてきて、最終的にはデジスコの最短焦点距離より手前に来た。やはり普段は人に接しないだけに警戒心が薄い。完全夏羽と言っても良いくらいに換羽が進んでいる。アビの春の換羽は部分換羽なので上面の摩耗した羽は冬羽と思われる。足が悪いようだが、餌は捕れているようなので、早く回復して外洋に戻ってもらいたい。シロエリオオハムやオオハムの夏羽は日本海側の離島航路で普通に見られるが、アビの夏羽はなかなか見る機会がない。冬羽は九十九里でよく観察され、今年もハシジロアビを見に行った太東漁港で外洋を泳ぐ姿を観察している。ではなせ夏羽の遭遇率がアビとオオハム・シロエリオオハムで違ってくるのだろうか。それは、おそらく換羽形式の違いだと思われる。。オオハムやシロエリオオハムの春の換羽は完全換羽なので、アビに比べて滞在期間が長くなり、その分遭遇率も上がるということではないか。まあ他にも渡りのルートとかあるのだろうが、とにかくアビ夏羽を初観察することができて良かった。
36
35
May 4
May 3
舳倉島
ISHIKAWA Pref.
01. Eastern Spot-billed Duck27. Coal Tit53. Red-flanked Bluetail
02. Streaked Shearwater28. Greater Short-toed Lark 4+54. Daurian Redstart
03. Eastern Cattle Egret29. Eurasian Skylark55. Stejneger's Stonechat
04. Grey Heron30. Brown-eared Bulbul56. Blue Rock Thrush
05. Great Egret31. Barn Swallow57. Asian Brown Flycatcher
06. Intermediate Egret32. Japanese Bush Warbler58. Narcissus Flycatcher
07. Chinese Egret ads133. Asian Stubtail V59. Blue-and-white Flycatcher
08. Japanese Cormorant34. Long-tailed Tit60. Grey Wagtail
09. Black-eared Kite35. Siberian Chiffchaff 161. Black-backed Wagtail
10. Eurasian Sparrowhawk36. Dusky Warbler V62. Amur Wagtail 1
11. Grey-faced Buzzard37. Yellow-browed Warbler 163. Richard's Pipit 1
12. Whimbrel38. Sakhalin Leaf Warbler64. Olive-backed Pipit
13. Wood Sandpiper39. Eastern Crowned Warbler65. Red-throated Pipit 3+
14. Grey-tailed Tattler40. Zitting Cisticola66. Buff-bellied Pipit
15. Red-necked Phalarope 20+41. Japanese White-eye67. Brambling
16. Black-tailed Gull42. White-cheeked Starling68. Grey-capped Greenfinch
17. Vega Gull43. Common Starling ads169. Eurasian Siskin
18. Slaty-backed Gull44. Grey-backed Thrush 1s♂+♀+70. Hawfinch
19. Rhinoceros Auklet 4+45. Japanese Thrush 1+71. Japanese Grosbeak
20. Rock Dove46. Eyebrowed Thrush 1+72. Little Bunting 1
21. House Swift47. Pale Thrush73. Yellow-browed Bunting ♂1
22. Ashy Minivet48. Brown-headed Thrush74. Rustic Bunting
23. Rook49. Naumann's Thrush ad♂175. Yellow-throated Bunting
24. Carrion Crow50. Dusky Thrush76. Yellow Bunting 1
25. Large-billed Crow51. Japanese Robin 3+77. Black-faced Bunting *1
26. Varied Tit52. Siberian Blue Robin
*1 spodocephala ♂1 & personata +
226 405
昨年秋以来2回目となる舳倉島へ。ちょっと神奈川を出るのが遅かったようで、渋滞にはまってしまう。船の出る時間に間に合うか心配されたが、無事到着。海上波浪予報を見る限りでは今日は船が出るだろうと思ったが、やはり7時半になるまでは不安である。無事出航とのことで、船に乗り込む。航路ではアカエリヒレアシシギ、ウトウを確認し、島に到着する。港で出迎えてくれたのは夏羽のカラシラサギ。冠羽が短いのが残念だったが、目先の婚姻色が綺麗な個体だった。民宿つきに荷物を置いて、島の中央を通る道を歩く。先に島に来ていた知人によると水場の脇にカラアカハラが数羽出ているとのこと。行ってみると、ミヤマホオジロとともにカラアカハラの姿を確認することができた。雄雌両方いるようだったが、雄は喉に黒斑が残る第一回夏羽の個体だった。背中のブルーグレーに赤い腹の対比が綺麗。頻繁に出てくれたのでじっくり観察することができた。島ではあまり珍しくはないが、縁が無かったので嬉しい。近くにはノジコも確認できた。その後は島内をまわる。つかさ横の松で鳴いているキマユムシクイを確認。ムジセッカの地鳴きを聞き流して海岸沿いを歩くが、これといった鳥はおらず。マミジロキビタキの目撃情報もあり、注意するが見当たらない。校庭では雄成鳥と思われる綺麗なハチジョウツグミがいた。かなり長い滞在のようだ。警戒心はあまりないようである。さすがに舳倉島に来る人でハチジョウをツグミの亜種だと言う人はいないだろう。昨年秋にコホオアカを見た銅像前でまたしてもコホオアカを確認。ここはポイントなのだろうか。その後タヒバリ海岸へ向かう。ヒメコウテンシが草地から飛び出す。岩場には嘴が黄色い夏羽のホシムクドリも確認することができた。ホシムクは何回も見ているが、夏羽は初めてである。しっかり見たかったがすぐに飛びさってしまったのが残念。その後はつかさの前の空き地でムネアカタヒバリとのことで向かう。ムネアカは複数を確認することができた。綺麗な夏羽個体もいる。近くには初観察となるシベリアアオジの姿も。しばらくムネアカを見ていると、地面の溝で動く小鳥が。明らかにタヒバリ系の動きではないので慌てて確認するとチフチャフであった。黒い足が隠れていると割とムジセッカに似ている印象を受ける。すぐに知人を呼んで、夕飯までをチフチャフに費やすことにする。動きが速く、独特のテンポなのでデジスコではとても追い付けない。他のムシクイ類と異なり、あまり高くない草地を好むようで、林の中を動き回るよりは見やすかった。できれば名の由来の声を聞いて見たかったが、鳴かず。気づくと周りは人だらけになっていた。かつての種チフチャフには、Iberian Chiffchaff(イベリアチャフチャフ) Phylloscopus ibericus やCanary Islands Chiffchaff(カナリーチャフチャフ) P.canariensis、Mountain Chiffchaff(ミヤマチフチャフ) P.sindianus が含まれていたが、現在はそれぞれ独立種となっている。さらに日本産亜種tristis はSiberian Chiffchaff(シベリアチフチャフ) P.tristis としてスプリットされることもあり、Birds of East Asia ではそのように扱われている。夕方まで観察し、宿に戻って明日に備えて早めに就寝。
翌日は朝から水場に行ってみるが、特に何も見られず。港周辺でシロハラホオジロを見た人がいるということで、移動して探す。マミジロタヒバリやシベリアアオジは見られるが、シロハラの姿はない。アトリ、マヒワは大群で船着場近くの広場に降りている。今年の舳倉島はアトリ類が多く、夏鳥の到着が遅いみたいだ。シロハラを諦めて水場周辺に戻る。カラアカハラは今日もいる。ミヤマホオジロを一羽一羽確認しながら歩いていく。地面から飛び出して木にとまった個体に違和感を覚えたので確認すると、なんとキマユホオジロ。一昨日までで抜けたと思っていたがまだいたようだ。すぐに飛び去ってしまい見失う。島では普通種であるが、ようやく見ることができた。ミヤマホオジロとは顔の印象がかなり異なる。どちらかというとカシラダカに黄色を足した感じか。昨日のチフチャフポイントにも行ってみるが、ヒメコウテンシとムネアカタヒバリがいるのみ。ヒメコウをしばらく観察して、水場に戻るが状況は変わらないようだったので、まだいるハチジョウツグミを見てから再びつかさ方面を攻める。もしかしたらシロハラホオジロがこちらに移動してきているかもしれないと思ったが見つからず。船着場に戻ってしばらく待機。全く何も起きないので水場へ。そこで知人から、明日は船が出ないかもと言われ、同行の方々と相談した結果、今日帰ることにした。つきの手前の草むらでカメラマンが集まっている。慌てて駆けつけるが、タッチの差で飛んだ後。シロハラホオジロとのことだった。昨年の飛島と全く同じパターンである。帰りの船は波が高めだったので、海鳥を見ずに寝た。今回は予定より2日短い舳倉島探鳥であったが、鳥がどんどん抜けている感じだったので、長居してもあまり変わらなかっただろう。憧れのチフチャフを見ることができて満足。
34 Apr 21 東京港野鳥公園
TOKYO Pref.
9:00~13:00
01. Eastern Spot-billed Duck05. Large-billed Crow09. White-cheeked Starling
02. Grey Heron06. Japanese Tit V10. Eurasian Tree Sparrow
03. Rock Dove07. Brown-eared Bulbul11. Black-faced Bunting
04. Oriental Turtle Dove08. Long-tailed Tit V12. White-crowned Sparrow ads1
205 402
朝から本降りの雨だが、ミヤマシトドを見に行くことを諦めさせるには弱すぎた。8時過ぎに券売機の前に着くと、先着は2人。やはり雨のためか人は少ない。初回のタカサゴモズの時もそうだったがなぜかここに来る時は雨が多い。9時の開園と同時に公園西側、第四観察舎周辺に向かう。西園の奥まで入ったのは小学生以来だ。昨日いたという辺りを捜索していくが見つからない。降り続く雨で茂みに隠れているだろうから、小降りになった時がチャンスだと思い、雨宿りして待つ。しばらくすると、第四観察舎横で出たとのことで、急いで向かう。着いた時には飛び去った後だったが、待っていると、観舎の手前にある小橋の上にとまった。餌付けされているようで、橋にとまってから、草地に降り餌を食べてから飛び去るというパターンを繰り返していた。綺麗な夏羽。尾羽が摩耗していたので換羽していないようだ。一昨年のキガシラシトド第一回冬羽→夏羽個体の観察時は尾羽を換羽していたので、換羽形式が同じなら成鳥か。IOCではミヤマシトドは5亜種に分けられ、日本への飛来するのは、カナダ北西部に分布する亜種gambelii とされている。アメリカ・カナダでは普通種であるが、日本での記録は少ない。神奈川では数年前に越冬記録があるが、シークレットにされていたので見ていない。飼い鳥として輸入されているため飼育個体が逃げたのではないかと疑う声も多く聞かれた。警戒心が無いようだったが、この鳥はもともとそうであり、飼育個体だったことを示唆するような特徴は確認できず。真相は誰にも分からないが、どうせ飼育個体だからライファーにならないとか騒いでいるカメラマンがよくいる。カメラマンである時点でライファーも何もないのだから君には関係ないだろうと言いたくなる。そもそも、餌付けされた個体は広義の飼育個体と見なすことができるだろう。餌付け個体は喜んで撮影するのに篭脱け個体を嫌うのは合理性に欠ける。餌付けの善悪を議論する以前の問題として行動に一貫性を持ってもらいたいものだ。どうやら次の開園日からはカメラマンが押し寄せたようで、長蛇の列ができ、何時間も待って数枚撮って交代するという低レベルな光景が繰り広げられていたようだ。動物園のパンダに並ぶ観光客のようであり、それこそ飼育個体と化してしまっているのではないか。飼育個体を嫌っておきながら飼育個体化させる、ここにも一貫性がない。唯一一貫性があるとするならば、情報を下に行動し、ただ画像に収めて、掲示板に張ってお世辞コメントでお互い褒め合いながら、テキトーに生きていければ良いという愚考だけだ。
33 Apr 20 酒匂川河口
KANAGAWA Pref.
7:00~14:00
01. Green Pheasant11. Black-tailed Gull21. Barn Swallow
02. Eurasian Wigeon12. Vega Gull22. Zitting Cisticola
03. Eastern Spot-billed Duck13. Slaty-backed Gull23. White-cheeked Starling
04. Grey Heron14. Rock Dove24. Chestnut-cheeked Starling 3+
05. Great Egret15. Oriental Turtle Dove25. Eurasian Tree Sparrow
06. Intermediate Egret16. House Swift26. Black-backed Wagtail
07. Little Egret17. Carrion Crow27. Japanese Wagtail
08. Long-billed Plover18. Large-billed Crow28. Grey-capped Greenfinch
09. Little Ringed Plover19. Greater Short-toed Lark 229. Black-faced Bunting
10. Common Sandpiper20. Eurasian Skylark
204 401
今年はヒメコウテンシの当たり年だとは聞いていたが、まさか太平洋側に現れるとは驚いた。すっかり酒匂川は神奈川県内の珍鳥スポットになったようだ。昨日は観察されていないということだが、天候的には抜けていないだろうと判断し、早朝から河川敷へ。誰もいない最高の環境だ。しばらく探してようやくヒバリを見つけたくらいにヒバリ度が低いので、これはダメかと思ったが、執念でなんとか遠くに降りているのを見つけ出すことができた。コウテンシ系特有の顔をしているので、余程レベルの低いカメラマンでない限りヒバリと間違えることはないと思われる。昨日は本当に居なかったのだろう。しかし現在の日本では余程レベルの低いカメラマンが全体の9割を占めるので居た可能性もある。飛んで一瞬近くに来たが、草が高くて見失う。近づいてみると、飛び出し奥のグラウンドへ移動した。そこでは高い位置から見下ろすことができたので、全身をしっかり観察することができた。胸に斑は無く、全体的に色が淡い。名前の割に地味だという人がたまにいるが、三列風切が初列風切を覆っている時点で地味ではない。2羽いたが、発見当初はもっといたらしい。飛んだ時に声を聞くことができた。ヒバリの声の張りを弱くしたような感じだ。その後は最初に発見したグラウンドへ移動し、しばらく採餌した後、高く飛んで遠くへ消えていった。日本鳥類目録第6版では、Calandrella cinerea とされアフリカヒメコウテンシと同種扱いとなっていたが、昨年の改訂7版でようやく訂正され、C.brachydactyla となった。日本産亜種はlongipennis とされているが、dukhunensis も飛来している可能性がある。以前はカラフトコヒバリとも呼ばれていたが、ヒバリの亜種にカラフトチュウヒバリがいることを考えると、ヒメコウテンシのほうが分かりやすい。午後まで待ってみたが、キジ、ヒメアマツバメとイヤーリストのコムクドリを確認したくらいで、戻って来ることはなく、雨が降ってきたので帰宅。来月見ることになるだろうが、ヒメコウに時間を割いている余裕が無い可能性もあるし、何より地元神奈川での貴重な観察記録となり嬉しい。
32 Apr 14 三番瀬~谷津干潟
CHIBA Pref.
7:30~14:00
01. Eurasian Wigeon15. Grey Plover 50+29. Rock Dove
02. American Wigeon ♂116. Common Ringed Plover 330. Oriental Turtle Dove
03. Eastern Spot-billed Duck17. Kentish Plover31. Azure-winged Magpie
04. Northern Shoveler18. Lesser Sand Plover32. Large-billed Crow
05. Northern Pintail19. Bar-tailed Godwit 82+33. Japanese Tit
06. Eurasian Teal20. Whimbrel 134. Brown-eared Bulbul
07. Greater Scaup21. Far Eastern Curlew ad135. Barn Swallow
08. Black-necked Grebe22. Ruddy Turnstone36. Zitting Cisticola
09. Grey Heron23. Great Knot 64+37. White-cheeked Starling
10. Great Egret24. Sanderling ++38. Dusky Thrush
11. Great Cormorant25. Red-necked Stint 139. Eurasian Tree Sparrow
12. Peregrine Falcon juv126. Dunlin ++40. Black-backed Wagtail
13. Eurasian Oystercatcher ++27. Black-headed Gull
14. Black-winged Stilt28. Little Tern 1
202 -
沖縄以来2週間ぶりの鳥見は、そろそろシギチの渡りが本格化してきた頃と思い、東京湾岸へ。まずは三番瀬から。到着時は満潮で杭の上にシギチが並ぶ。確認していくと、オオソリハシシギ、オバシギ、ダイゼンが多く、特にオバシギは例年よりかなり個体数が多い。コオバシギが混じっていそうな勢いだが、いない。チュウシャクシギは1羽だけ。堤防ではミヤコドリが休む。干潟が出てくるのを待っている間に杭にいたシギチはどこかに消えてしまった。ようやく出てきた干潟に徐々に戻ってきたが、距離がある。ミユビシギ、ハマシギの群れの中にトウネンを確認。最後に奥の干潟に降りているコアジサシを見て、谷津干潟へ移動する。南船橋の駅を降りて谷津干潟に向かって歩いていくと、新しい歩道橋ができていて、以前より便利になっていた。まだ水位は高く西側に干潟は出ていない。淡水池を覗いて、東側の干潟に降りているシギチを確認する。高校前の通路にカメラマンが並んでいた。珍鳥も出ていないのに谷津干潟でこんなに人がいるのは初めてだ。以前はカメラマンはシギチには興味のない人が多かったのだが、最近は侵略が顕著である。どうやらホウロクシギやハジロコチドリが目当てのようだ。ホウロクシギは谷津以外で見る機会が少なくなっているように感じる。珍鳥とまでは行かないが、引力は増大している。さらに探さなくてもむこうから視界に入ってくるぐらいに目立つので発見能力のないカメラマンには好都合だ。干潟を悠々と歩きながら採餌していた。三列風切の摩耗が酷い。ハジロコチドリは3羽がちょろちょろしていて、夏羽への換羽が進んでいて綺麗だった。この時期の夏羽を見るのは初めて。そろそろ飛去が近いだろう。オオメダイチドリやサルハマシギなどの珍系は見つからず。それでもオバシギやオオソリの夏羽を近くで見ることができて満足。順調にイヤーリストは増えていく。午後になり、ハヤブサが現れた。シギチは一斉に逃げる。一羽のオオソリが狙われ、追いかけられる。しばらく逃げ続けていたが、遂にやられた。水平方向に飛んで逃げればいいのに、どんどん上昇から降下していたので、ハヤブサにトップスピードを出させてしまっていた。干潟の水路に落ちたが、まだ命はあり、とどめを刺そうとするハヤブサが近づいてくるたびにバタバタして抵抗する。ハヤブサもまだ若い個体でビビって途中で諦めていた。潮が満ちてくればオオソリは落鳥するだろう。可哀想だが、自然の摂理だ。最後に干潟西側でアメリカヒドリを確認して終了。
31 Mar 31 石垣島
OKINAWA Pref.
5:30~12:00
01. Common Pheasant ♂2♀111. Common Sandpiper21. Brown-eared Bulbul
02. Eastern Spot-billed Duck12. Rock Dove22. Barn Swallow
03. Eastern Cattle Egret13. Oriental Turtle Dove23. Japanese White-eye
04. Purple Heron ad114. Ryukyu Scops Owl V24. Pale Thrush
05. Great Egret15. Ruddy Kingfisher V25. Blue Rock Thrush
06. Intermediate Egret16. Common Kingfisher26. Ryukyu Flycatcher 1s♂1 +
07. Little Egret17. Ryukyu Minivet V27. Eastern Yellow Wagtail 5+
08. Pacific Reef Heron18. Large-billed Crow28. Grey Wagtail
09. Peregrine Falcon19. Japanese Tit
10. White-breasted Waterhen20. Light-vented Bulbul
188 -
早朝薄暗い中宿を出る。目的はもちろんズグロミゾゴイ。リュウキュウアカショウビンやリュウキュウコノハズクの声が聞こえる中バンナ公園を目指す。7年前の広場周辺を入念に捜索するが、シロハラクイナが出てくるのみ。だんだんと明るくなり、リュウキュウキビタキの声も聞こえてきた。キビタキと囀りは少し異なるが、声質は同じなので、すぐにわかった。リュウキュウキビタキは種分化が関わってくる種なので、是非とも見ておきたい。しばらく粘ってみることにした。1個体目は森の奥のほうだったので早々に諦めたが、2個体目をどうにか見ることができた。第一回冬羽から夏羽への換羽中と思われる個体で、喉に若干黄色味がある他は雄らしさが無かったが、元気に囀ずっていた。Birds of East Asia ではリュウキュウキビタキを独立種 Ryukyu Flycatcher Ficedula owstoni としている。IOCではキビタキの亜種扱いである。同じくキビタキから種分化した Green-backed Flycatcher Ficedula elisae は独立種するのが一般的でありIOCでもそのようになっている。以前はリュウキュウキビタキがさらに亜種jakuschima (ヤクシマキビタキ)、亜種shonis (アマミ-)、亜種owstoni (リュウキュウ-)に分かれる説もあった。現在では一般的ではないが、リュウキュウキビタキが種に昇格すれば再検討の余地があるかもしれない。その後はリュウキュウヨシゴイを期待して浦田原水田へ。途中畑でツメナガセキレイの群れ、全てキマユであった。7年前の記憶を頼りにどうにか浦田原水田へ辿り着き、確かここで見たという辺りでしばらく探すが、見られず。もう少し繁殖期に近くなったほうが見やすいのだろう。4年ぶりの再会を期待したミフウズラも空振り。コウライキジとムラサキサギは確認することができた。コウライキジの雄雌を見ることができたのは収穫だった。日本鳥類目録ではキジとコウライキジは同種扱いとなっているが、キジをGreen Pheasant Phasianus versicolor としてそれぞれ別種とするのが一般的である。新川川河口でクロサギを見て鳥見は終了。宿に戻って預けていた荷物を取ってからバスに乗り込んで新石垣空港へ。長かった沖縄旅行もいよいよ終わりとなる。この日はどうやら7年ぶりの羽田直行便の就航日のようで、知らないまま予約していたが、乗る便が最初の直行便だった。本島でインドガンとの情報も、時既に遅し。本島上空を通過しているだろう時はパラシュートで降りたい気分だった。なぜ一週間前行った時に出てくれなかったんだ。さらに止めを刺すように一週間後ルリビタイジョウビタキが石垣島に出た。その前に与那国島を通過していたかもしれないと思うと発見できなかった無力さが嘆かれる。今回は山面で満足しよう。
30 Mar 30 与那国島~石垣島
OKINAWA Pref.
5:30~18:30
01. Eastern Cattle Egret12. Ryukyu Minivet 223. Common Starling 2+
02. Great Egret13. Large-billed Crow24. Common Blackbird 1w♂1
03. Intermediate Egret14. Japanese Tit25. Pale Thrush
04. Brown Booby15. Light-vented Bulbul26. Brown-headed Thrush
05. Crested Serpent Eagle ad216. Brown-eared Bulbul27. Naumann's Thrush ad1
06. White-breasted Waterhen17. Barn Swallow28. Dusky Thrush
07. Pacific Golden Plover18. Dusky Warbler29. Blue Rock Thrush
08. Little Ringed Plover19. Japanese White-eye30. Eurasian Tree Sparrow
09. Common Sandpiper20. Red-billed Starling +31. Grey Wagtail
10. Oriental Turtle Dove21. White-cheeked Starling32. Amur Wagtail
11. Ryukyu Scops Owl V22. White-shouldered Starling 3+
186 400
いよいよ与那国島の最終日だ。昨日の夜にクロウタドリ情報をもらったので、今日は船の出航までそれに費やすことにする。その前に早朝の田原湿地へ。ムジセッカはまだいた。昨日の夕方ツバメチドリがいたというが見つからず。クロウタドリがいたという中学校の校庭へ。昨日クロウタと行動を共にしていたというハチジョウツグミの綺麗な雄成鳥が芝生で採餌していたが、肝心のクロウタの姿はない。しばらく待っていると、急に黒い鳥が降りた。慌てて確認すると、クロウタドリ。ちょっと距離が遠いが、今年は当たり年だと聞いていながら見られず終わるかと思っていただけにとても嬉しい。校門側に移動して待つと、先ほどより近い距離で観察することができた。校門が邪魔で観察しづらかったが、敷地に入るわけにもいかないのでしょうがない。全体的に茶褐色味を帯びた黒色で、アイリングが不明瞭なので雄の第一回冬羽と思われる。この段階の嘴の色は通常黒だが変異が大きく、黄色いことは不自然ではない。おそらく第一回夏羽への換羽が進行していることも影響しているのだろう。日本で記録される亜種mandarinusはEastern Blackbird Turdus mandarinus としてスプリットされることもある(Birds of East Asia)。つまり、ヨーロッパで見れば良いというわけにもいかないのだ。カラムクドリ、ギンムクドリ、ホシムクドリを確認して、宿に戻る。チェックアウトしてレンタカーを返す。リッター175円はきつい。港まで送ってもらい、フェリーに乗り込む。早いもので与那国島ともお別れだ。ヤマザキヒタキやメンガタハクセキレイなど憧れの鳥たちに会うことができた楽しい4日間だった。航路でオナガミズナギドリなどを期待する。カツオドリはまとわりついてくるが、帰りはアオツラも見られず。結構揺れて、島の疲れもたまっていたので、2時間ほどで寝室に戻り寝る。石垣に着く頃には回復し、宿に荷物を置いたらすぐにバンナ公園へ。カンムリワシとズグロミゾゴイを狙う。途中でイシガキシジュウカラを初観察。なぜか前回来た時は見ていない。田んぼばかり行っていたからか。イシガキシジュウカラは、IOCではJapanese Tit の亜種 Parus minor nigriloris とされているが、 Birds of East Asia ではSouthen Great Tit の亜種P.cinereous nigriloris とされている。つまり後者の分類を採用するのであれば、シジュウカラとイシガキシジュウカラは別種となる(種分化ではない)。今後の動向に注意したい。ハシブトガラスは小型の亜種osai (オサハシブトガラス)。日本産ハシブトガラスはosaiconnectens (リュウキュウ-)を含めて独立種Japanese Crow Corvus japonensis とする説もある(Birds of East Asia)。その後は第7版では亜種扱いのままの可哀想なリュウキュウサンショウクイを見ながら公園内を捜索。7年前にズグロミゾゴイを見た懐かしの広場にも行ってみるが、姿はない。しばらく歩いていくと、電柱に大きな鳥がとまっている。7年ぶりのカンムリワシだ。電柱の真下に行っても逃げない警戒心の無さは相変わらず。おかげでゆっくり観察することができた。その後さらにもう1羽見られた。2羽とも成鳥個体だった。7年前も成鳥しか見れなかったので、できれば白い幼鳥が見たかった。日本産亜種perplexus は、IOCではスプリットされていないが、Birds of East Asia では独立種Ryukyu Serpent Eagle Spiornis perplexus とされている。perplexus は八重山諸島にしか生息していないため、将来的には日本固有種が一種増えることになるかもしれない。結局ズグロミゾゴイは見られず。明日の早朝がラストチャンスだ。
29 Mar 29 与那国島
OKINAWA Pref.
5:30~18:00
01. Eastern Spot-billed Duck11. Peregrine Falcon21. Oriental Reed Warbler
02. Chinese Pond Heron ads112. White-breasted Waterhen22. Zitting Cisticola
03. Eastern Cattle Egret13. Black-winged Stilt23. Japanese White-eye
04. Grey Heron14. Rock Dove24. Naumann's Thrush 1
05. Great Egret15. Oriental Turtle Dove25. Daurian Redstart
06. Intermediate Egret16. Light-vented Bulbul26. Eurasian Tree Sparrow
07. Little Egret17. Brown-eared Bulbul27. Olive-backed Pipit
08. Grey-faced Buzzard18. Barn Swallow28. Yellow-throated Bunting
09. Upland Buzzard19. Manchurian Bush Warbler
10. Common Kestrel20. Dusky Warbler 1
180 -
今日は一日天気が悪い予報だ。とりあえず早朝に田原湿地へ向かう。シベリアセンニュウは鳴いていない。川沿いの木にアカガシラサギを確認。なかなか綺麗な夏羽だった。ムジセッカの囀ずりが聞こえたので待ってみる。すぐに姿を現したが、相変わらず動きが速い。多摩川で見て以来だから4年ぶりの観察となる。与那国島に来てから気になってはいたがついつい後回しになっていたヒヨドリも画像に収めることができた。与那国島に分布する亜種は日本鳥類目録では亜種nagamichii (タイワンヒヨドリ)となっているが、別亜種が飛来している可能性もあるので、与那国島で見たからといってタイワンヒヨドリとなるわけではない。さらに、IOCでは亜種nagamichii は存在していない。IOCが与那国島産をどの亜種としているのか不明だが、おそらく亜種stejnegeri (イシガキヒヨドリ)のシノニムとされたのではないか。その後は昨日オオノスリが飛んだ辺りで待機していると、奥から飛んできて遠くの木にとまった。尾羽の細い横線はオオノスリのもの。jizzもオオノスリだった。近づこうと車を移動させるが、あとちょっとのところで飛ばれてしまう。頭上を旋回してから山沿いに消えていった。初列のパッチはしっかり確認できた。その後は飛んだ方向に車を走らせながら、何かいないか探す。酒造所近くの畑に降りているハチジョウツグミを確認。今季は関東でツグミとの交雑個体が出ていて、哀れなカメラマンたちは皆それを撮って満足しているようだが、この個体は純粋なハチジョウツグミであった。しばらく観察した後走っていると、小雨が急に豪雨になった。近くの駐車場でしばらく待機し、収まるのを待つ。その後は島東部を回ったが、降り続く雨で鳥影は少ない。与那国島に来て初めてライファーが増えないまま1日が終わってしまった。
28 Mar 28 与那国島
OKINAWA Pref.
5:30~18:00
01. Eastern Cattle Egret12. Oriental Turtle Dove23. Japanese White-eye
02. Grey Heron13. Ryukyu Scops Owl V24. White-shouldered Starling 3+
03. Great Egret14. Eurasian Hoopoe25. Pale Thrush
04. Intermediate Egret15. Brown Shrike26. Dusky Thrush
05. Grey-faced Buzzard16. Eurasian Skylark27. Daurian Redstart
06. Upland Buzzard17. Light-vented Bulbul28. Blue Rock Thrush
07. Common Kestrel18. Brown-eared Bulbul29. Eurasian Tree Sparrow
08. Peregrine Falcon19. Barn Swallow30. Grey Wagtail
09. White-breasted Waterhen20. Japanese Bush Warbler31. Amur Wagtail
10. Eurasian Woodcock 221. Manchurian Bush Warbler 132. Richard's Pipit 1
11. Rock Dove22. Zitting Cisticola33. Black-faced Bunting
177 399
早朝からキンバトを狙って森林公園へ向かう暗い林道を走る。徐行しながらライトを頼りに降りている鳥に注意するが、ヤマシギは複数確認できたもののキンバトの姿は無かった。リュウキュウコノハズクが森の奥の方で鳴くが、姿は見えない。その後久部良ミトから昨日メンガタを見た畑を通るが確認できず。オオノスリを見たポイントへ向かうと、昨日と同じ場所にいたが、すぐに飛んでしまう。その後は田原湿地の様子を見て、東崎へ。途中シマアカモズなどを観察。与那国馬と戯れていると、ヤマザキヒタキのポイント周辺でカラムクドリとの連絡で、一気に久部良まで引き返す。ポイントの小学校に到着したが、その時にはすでにカラムクドリの姿は無く、戻ってくることを期待して周辺を捜索する。校庭にはヤツガシラとシマアカモズ。贅沢な学校だ。しばらく探すが見つからないので、車の中で待機して飛来を待つことにした。しばらくすると、猛禽が校庭上空を通過する。確認するとオオノスリだ。初列の白いパッチが目立つ。旋回してから車の上を通過し、田原湿地の方へ飛んでいった。カラムクよりオオノスリを優先して、飛んだ方へ探しに行く。牧場からマミジロタヒバリが飛び出す。オオノスリは一度飛翔が見られたが、すぐ見失ってしまう。しばらく探しても見つからないので、カラムクドリを探しに戻る。小学校の周りは住宅地になっており、視界が限られるので探しにくい。入念に探してようやく電線にとまる群れを発見できた。虹彩が白いためか他のムクドリ類より表情が怖く見え、雨覆と翼角の白色が目立つ。すぐに飛び去ってしまったので観察できたのは数十秒だった。沖縄では割と見やすい鳥だが、関東にいる限りではなかなか見る機会がなく、ようやくのライファーである。喜んで戻ると、ヤマザキヒタキを見ていた方から連絡があり、道の反対側で、ウグイス系の変わった鳥を見たとのことで、急いで向かう。写真を確認すると、間違いなくチョウセンウグイスだ。緊張しながら出てくるのを待つ。しばらくして急に茂みから現れた姿を見て驚いた。かなりデカい。オオヨシキリ並にあるように見えた。動きはウグイスよりも遅く、その分見やすいが、茂みの中を移動し、なかなか表に出てこない。地鳴きも全くウグイスとは異なり、機械的なギギッという声。囀ずりには張りがない。全体的に赤茶色で、頭部で特に顕著。見る前はウグイスとの識別が不安だったが、これは間違えようがない。やはり生で見るというのは大事なことだ。日本鳥類目録では、チョウセンウグイスをウグイスCettia diphone の亜種borealis としているが、これは誤りである。ウグイスもチョウセンウグイスも属はCettia ではなくHorornisとし、チョウセンウグイスは H.borealis として独立種とするのが一般的である。チョウセンウグイスの分類は今まで迷走しており、以前は第7版のようにウグイスの亜種とするか、マンシュウウグイスH.canturians の亜種とする分類が有力であったが、近年の研究により独立種となった。一方、マンシュウウグイスはウグイスH.diphone の亜種canturians となった。ちなみにIOCではManchurian Bush Warbler に正式な和名を与えていないため、便宜上ここではチョウセンウグイスとした。今度はマンシュウウグイスを観察してみたいものだ。夕方まで観察して本日の鳥見は終了。
27 Mar 27 与那国島
OKINAWA Pref.
5:30~18:00
01. Northern Shoveler12. Common Kestrel23. Pale Thrush
02. Eurasian Teal13. Rock Dove24. Red-flanked Bluetail
03. Gorsachius sp.14. Oriental Turtle Dove25. Daurian Redstart
04. Eastern Cattle Egret15. Ryukyu Scops Owl V26. Grey Bush Chat 1w♀1
05. Great Egret16. Eurasian Hoopoe 127. Blue Rock Thrush
06. Intermediate Egret17. Brown Shrike28. Grey Wagtail
07. Little Egret18. Light-vented Bulbul29. Masked Wagtail 1
08. Pacific Reef Heron19. Brown-eared Bulbul30. East Siberian Wagtail 2+
09. Great Cormorant20. Barn Swallow31. Black-backed Wagtail
10. Grey-faced Buzzard21. Zitting Cisticola32. Amur Wagtail +
11. Upland Buzzard 1w♂?122. Japanese White-eye33. Red-throated Pipit 3+
173 397
本日も行動開始は日の出前だ。ヤマザキヒタキのポイントへ行く前に、田原湿地に寄ってシベリアセンニュウが鳴いていないか確認する。残念ながら聞くことはできず、ヤマザキのポイントへ。しばらく探していると、ヤツガシラが現れる。与那国島では普通種と言っていいだろう。最近は関東でも以前より記録が増えたような気がする。ヤマザキの気配はなく、オオノスリを探しに行く。走っていると電柱にとまる猛禽を発見。確認すると顔つきがオオノスリのようである。オオノスリは3年前の茨城で遠くの飛翔姿しか観察経験がないので、飛んでくれるのを待つ。しかし、落ち着いてしまっていて飛ぶ気配がない。そのうち後ろから車が来てしまい、細い農道だったので車を動かさないわけにはいかず、戻ってきた時にはもうオオノスリの姿は無かった。後日師匠に見てもらったところやはりオオノスリで良いとのこと。あまり大きく見えなかったので雄の可能性がある。再びヤマザキヒタキのポイントに戻ると、出たみたいなので待つ。藪の中にいて、時々表に出てくるとのことだった。些細な動きにもすぐに反応できるよう、最高レベルに集中力を高める。しかしジョウビタキ雄がいて、紛らわしい動きをするのでひやひやだ。左に飛ぶ影、ジョウビタキではない、慌てて双眼鏡で対象を捕捉する。その姿に、しばらく動けなかった。紛れもないヤマザキヒタキの雌だ。感動と緊張でレリーズを持つ手が震えるが、とりあえず証拠写真を抑える。すぐに藪に戻ってしまったが、しばらく待つとまた出てきた。だいたい行動パターンがわかったので、じっくり観察することができた。ノビタキ雌に似ている印象だが、尾羽が長く、スタイリッシュ。眉班は不明瞭で、雨覆に羽縁が認められたので第一回冬羽だろう。ジョウビタキと争うこともあった。今回の旅行で最も見たかった鳥を与那国2日目にして見るとは、幸先が良い。小学生の頃からいつか見てみたいと思っていたが、遂にその時が来て感無量。この調子でオオジュウイチかヒマラヤアナツバメあたりを期待したいところだ。その後は、キンバトやオオクイナを狙って森林公園あたりの林道を攻める。しかしなかなか簡単ではない。森を歩いているとミゾゴイらしきシルエットが急に林床に降りたが一瞬だったのでミゾゴイかズグロミゾゴイかの判断はできなかった。記念にDr.コトー診療所の建物を見てから久部良ミトまで戻り、畑を流す。ゆっくり走っていると、セキレイ類の群れが畑から飛び出す。声からハクセキレイとムネアカタヒバリと思われ、降りた辺りを探してみると、ホオジロハクセキレイが目に入る。与那国島はホオジロが一番多い。さらに探すとタイワンハクセキレイの姿もあった。最近ではハクセキレイは9種にスプリットされる傾向があり、タイワンハクセキレイも独立種East Siberian Wagtail Motacilla ocularis として扱われる。背が灰色で、胸の黒色部が嘴の下まである。さらに何か混じっていないか群れを確認していくと、唐突に強烈な顔が視野に飛び込んでくる。なんと、なんと、メンガタハクセキレイ。驚きのあまりパニック状態になる。最初は遠かったが、どんどん近づいてくる。タイワンハクセキレイには申し訳ないが、それどころの話ではない。慣れない車のバックでメンガタの横をキープしながら暗い曇天の下素早い動きのメンガタの証拠画像を抑えるというハードな鳥見となった。先ほど述べたハクセキレイの種分化によりメンガタハクセキレイも独立し、Masked Wagtail M. personata となる。メンガタは旧亜種の中で最も見にくい種の一つだろう。ただ観察中に気になったのが顎に白色部が認められることである。ネパールハクセキレイでは夏羽でも白い顎線が出ることがある(資料によって異なるのではっきりしない)ので、この個体はネパールなのではないかという話も出たが、背の灰色はメンガタのものだ。ただ、ネパールでも雌の冬羽は背が灰色味を帯びるようなので、ネパール雌の夏羽へ換羽中の個体という可能性も捨てきれなかった。個人的には背が一様にライトグレーで換羽中のような様子がないことからメンガタと判断した。後日師匠にも確認してもらいメンガタで間違いないという結論に至った。顎の白色部は換羽でなくなるのか、第一回夏羽なら残ることもあるのではと思ったが、資料が少なく分からない。こういう時もっと洋書が欲しいと思うのだが、プライマリーバランスが悪すぎる。今日は史上稀に見る豪華な観察記録となり大満足。夜、夕飯を食べた後に田原湿地の方へ行くと、懐かしいリュウキュウコノハズクの声を聞くことができた。
26 Mar 26 石垣島~与那国島
OKINAWA Pref.
6:00~18:30
01. Common Pheasant ♂2+13. Western Osprey25. Barn Swallow
02. Eastern Spot-billed Duck14. Black-eared Kite26. Japanese Bush Warbler
03. Northern Shoveler15. White-breasted Waterhen 2+27. Oriental Reed Warbler
04. Garganey ad♂116. Common Moorhen28. Zitting Cisticola
05. Eurasian Teal17. Grey-headed Lapwing29. Pale Thrush
06. Streaked Shearwater18. Little Ringed Plover30. Blue Rock Thrush
07. Black-crowned Night Heron19. Oriental Turtle Dove31. Eurasian Tree Sparrow
08. Purple Heron ads1juv120. Philippine Shrike 132. Grey Wagtail
09. Great Egret21. Large-billed Crow33. Black-backed Wagtail
10. Little Egret22. Eurasian Skylark34. Black-faced Bunting
11. Masked Booby sad123. Light-vented Bulbul
12. Brown Booby ++24. Brown-eared Bulbul
165 394
日の出前に宿をチェックアウトし、石垣島内を鳥見。与那国島へのフェリーは10時出港だが、受付は9時半までで、日の出は7時くらいなので、鳥を見れるのは2時間弱しかない。とりあえず7年前にムラサキサギを見た水田に向かう。カンムリワシにも注意しながら、ムラサキサギやリュウキュウヨシゴイを探す。リュウキュウヨシゴイの姿は無かったが、ムラサキサギの成鳥と幼鳥がいた。関東でも割と出ていたが、全て見逃していたので、7年ぶりの観察となる。成鳥は濃紫の冠羽をたなびかせてとても綺麗だ。近くの畑からはコウライキジの声。ちらっと姿を見せるがすぐ隠れる。シロハラクイナは個体数は多いが落ち着きがない。リュウキュウヨシゴイやカンムリワシには会えないまま時間となり、フェリーターミナルへ。与那国島まで4時間半、学割で片道2770円で飛行機とは比べ物にならない程安く、海鳥も見られるという最高のアクセス手段である。予定通り10時に出港。港周辺をオオアジサシが飛んでいないか期待したが、時期がまだ早いためか見られず。西表島を過ぎた辺りからカツオドリが船にまとわりついてくる。どうやらフェリーから逃げるトビウオを捕るのが目的のようだ。かなり近くを飛ぶので触れそうだが、糞攻撃に注意しなければならない。だんだんと沖合に出る。「フェリーよなくに」は通称ゲロ船と呼ばれるほど揺れることで有名で、普段船酔いしない人でさえ酔うという話だった。しかし、今日は沖の波も穏やかで思ったほど揺れないので、ずっと甲板にいることができた。そして遂にやってきた。船の後方から明らかに白い姿が近づいてくる。慌てて確認するとアオツラカツオドリ。カツオドリに混じって船の周りをしばらく飛んだ後、海の彼方へ消えさった。なかなか難しいと聞いていたので、かなり興奮した。その後約2時間後に再び現れた。しかも今回は目の前を飛んだ。2回とも亜成鳥で羽のパターンが同じだったので同一個体だろう。アオツラカツオドリは4亜種に分かれ、日本産は亜種personata 。国内では尖閣諸島で繁殖している。中国領土になったらおそらく繁殖地は破壊されるだろうから、なんとしても日本領土として守らなければならない。アオツラと言えば、絶滅したとされていたタスマンアオツラカツオドリが実はアオツラカツオドリと同種だったという話が有名だ。今は亜種tasmani として生き続けている。オナガミズナギドリにも注意しながらその後も甲板にいたが、カツオドリが常に飛んでいるだけ。そのカツオドリも与那国島に近づくにつれて減っていく。与那国島は思ったより大きく見えた。久部良港に着いたのは14時半過ぎ。レンタカーを借りて、宿に荷物を置き、さっそく島内を回る。とりあえず牧草地を流しながら東崎に向かう。北牧場には与那国馬がたくさん。日本在来馬でかなり貴重みたいだ。道路にはテキサスゲートがあり、馬たちの拡散を防いでいる。オオノスリに注意を払いながら南帆安、田原湿地、比川、南牧場を回る。シマアカモズをちらっと目撃した。Dr.コトーでコトー先生が自転車で走っていたあの道も通った。久部良ミトから畑を流す。溜め池で夏羽のシマアジに遭遇。暗くなってきたので宿に戻る。祖納にある安いドミトリーで、田原湿地がすぐそこ。ご年配の鳥見の方が宿泊されており、ヤマザキヒタキ、オオノスリ、ヤツガシラの情報をいただく。明日に期待。
25 Mar 25 本島
OKINAWA Pref.
5:00~17:00
01. Black-faced Spoonbill12. Little Ringed Plover23. Zitting Cisticola
02. Eastern Cattle Egret13. Common Greenshank24. Japanese White-eye
03. Grey Heron14. Wood Sandpiper25. Pale Thrush
04. Great Egret15. Long-toed Stint26. Bluethroat 1s♂
05. Intermediate Egret16. Oriental Turtle Dove27. Eurasian Tree Sparrow
06. Little Egret17. Large-billed Crow28. Scaly-breasted Munia
07. Western Osprey18. Light-vented Bulbul ++29. Eastern Yellow Wagtail 1
08. Grey-faced Buzzard 119. Sand Martin 130. Grey Wagtail
09. White-breasted Waterhen 1+20. Barn Swallow31. Black-backed Wagtail
10. Common Moorhen21. Japanese Bush Warbler32. Grey-capped Greenfinch
11. Black-winged Stilt22. Oriental Reed Warbler V
159 -
昨日の午後の便で羽田から那覇へ。人生3回目の沖縄本島だ。当初は本島に寄る予定は無かったが、ヒメクイナが越冬していて見やすいということで、行程に組み込んだ。だいたいの場所は知っていたが、ピンポイントでは分からなかったので、早朝暗いうちから待って鳴き声を頼ることにする。しかしそれらしい声は聞こえない。シロハラクイナの声は多く聞かれた。西なので日の出が遅く、やっと明るくなってきた田園地帯を周りながら、しばらく捜索を続ける。3年ぶりの観察となるシロガシラや、渡りなのか越冬していたのか不明だがヒバリシギなどを観察。特徴的な声で鳴いて存在を知らせてくれたのはツメナガセキレイ。4年ぶりの観察となる。ツメナガセキレイは、日本鳥類目録ではMotacilla flava とされ、plexa (シベリア-)、leucocephala (カオジロ-) 、macronyx (キタ-)、simillima (マミジロ-)、taivana (キマユ-)の5亜種が記録されている。IOCでは旧ツメナガセキレイを2種:Westen Yellow Wagtail M.flava とEasten Yellow Wagtail M.tschutschensis に分けている。Eastenはangarensistschutschensis (simillimaを含む)、macronyxtaivanaの4亜種を引き連れて独立した。また、plexa は、Westenのthunbergi に含まれる形となった。分かりやすく和名でまとめると、シベリアとカオジロはニシ、キタとマミジロとキマユはヒガシである。つまり、キタ・マミジロかシベリアかの判断は種を跨ぐ判断になるということだ。IOCの正式な和名ではWestenがツメナガセキレイであり、Eastenに和名はない。沖縄だけあって、アマサギやチュウサギ、サシバがもう飛来している。さらに搜索を続けると、小鳥が地面をちょこちょこ動いている。なんとオガワコマドリだった。昨年の春に印旛沼で観察して以来一年ぶりだが、その個体より換羽が早いようで、胸の模様がかなり出ていた。大雨覆の先が若干バフ色だったので昨年の個体と同じ第一回夏羽かと思われる。沖縄で越冬している個体は気温の関係で換羽が早いのだろうか。最近は以前よりも記録が多くなってきたので、それらのデータをもとに亜種の再検討をしていくべきだろう。シロハラクイナもちらっと観察できた。ヒメクイナの場所がピンポイントで分かったので、その後はひたすら待つ。ツバメに混じってショウドウツバメが飛び、さらには4年ぶりのシマキンパラも見られるが、肝心のヒメクイナは現れない。ツルクイナやコシジロキンパラも期待していたのだが、姿は無かった。飛行機の時間の関係でタイムリミットとなり、那覇空港に戻る。途中シマアジの夏羽を期待して三角池に寄るが、クロツラヘラサギが見られたくらいだった。7年ぶりの石垣島に着いたのは8時半過ぎ。つい最近新石垣空港に切り替わったばかりだった。石垣空港より滑走路が長くなったので大型機が就航できるようだが、この空港は地理的に非常に不便だ。市内へのバスの本数が少なく、1時間も待たされた。宿は安いドミトリーで、着いて疲れ果ててすぐ寝た。
24 Mar 17 平塚市
KANAGAWA Pref.
7:00~15:00
01. Eastern Spot-billed Duck08. Common Kestrel *115. Dusky Thrush
02. Grey Heron09. Northern Lapwing16. Blue Rock Thrush
03. Great Egret10. Common Sandpiper17. Grey Wagtail
04. Great Cormorant11. Rock Dove18. Black-backed Wagtail
05. Black-eared Kite12. Oriental Turtle Dove19. Buff-bellied Pipit
06. Eurasian Sparrowhawk13. Bull-headed Shrike20. Grey-capped Greenfinch
07. Common Kestrel14. Japanese Tit
*1 Probable perpallidus or pale morph
- -
昨日銚子でカモメを観察している時に、平塚にチョウセンチョウゲンボウとの連絡が入った。セアカモズ誤報の一件があるので、半信半疑よりはやや疑いの度合いが強い感じで観察に向かった。ポイントでは既に多数のカメラマンが待機している。しばらく待っていると、遠くにチョウゲンボウがとまっているのを見つけた。逆光で色の濃さが分からず、チョウセンとされた個体かの判断がつかなかったので、近くに行ってみる。しかし残念ながら普通のチョウゲンボウだった。さらに待つと、不意に上空を通過していく個体、確認すると今度はチョウセンとされた個体だった。降りることなく飛び去ってしまうが、しばらくして現れ、遠くの電柱に降りた。スコープで見ると想像以上に淡色だった。飛び立って、別の電柱に移動したところを近くで観察することができた。それからは断続的に現れ、電信柱や電線にとまることが多かった。頭部から翼上面にかけて淡色で、黒斑は小さい。下面の斑も細い印象を受ける。ここからはこの個体がチョウセンチョウゲンボウなのかということを考察していきたい。それにはまず、チョウセンチョウゲンボウの定義を明確にする必要がある。基亜種tinnunculus に決まっているではないか、と言われそうだが、ここではチョウセンチョウゲンボウ= 基亜種tinnunculus 、という定義ではなく、チョウセンチョウゲンボウ= 希に観察される淡色なチョウゲンボウという定義で考える。とすると、この個体は、先に述べた色の薄さや斑の小ささから、チョウセンチョウゲンボウの範囲内であるとして良いだろう。ではなぜチョウセンチョウゲンボウ= 基亜種tinnunculus という定義を使用しないのか、というならば、そもそもチョウセンチョウゲンボウが基亜種であるという根拠は何処にもないからだ。例えば、Birds of East Asia には、次のような記述がある。「Occasionally much paler, sandy-brown birds recorded Korea and Japan,but whether a pale morph or F.t.perpallidus is unclear.」つまり、チョウセンチョウゲンボウとされてきた個体は、淡色系の個体群もしくは亜種perpallidus の可能性があるということだ。だからチョウセンチョウゲンボウ=基亜種としてしまうと、この個体はチョウセンチョウゲンボウではないという結論が出されてしまう。しかし、今までチョウセンチョウゲンボウとされてきた個体とこの個体は、同一個体群を構成している個体と考えるのが自然である。したがって、この個体についてはチョウセンチョウゲンボウの可能性が高いと判断した上で、では今まで記録されてきたチョウセンチョウゲンボウとは一体どの亜種(もしくは個体群)に該当するのか再検討と行なっていくべきだ。この個体に関してだけ基亜種だなんだと議論するのは合理的ではない。亜種の同定はセンシティブであり、ただ鳥を被写体としか考えていないカメラマンが軽率に入ってこられるような話ではないが、いつかの白いチョウゲンボウみたいな軽いノリで撮りに来て、テキトーな事を書いてブログに載せる者の多さに呆れるばかりだ。結局この個体は長居したようで、餌付けで撮影を行い、撮影者に餌代を要求していたという。これは名案だ。さっそく存在価値のないカメラマンとブログの存在による精神的被害の慰謝料として5億円ほど請求しようと思う。
23 Mar 16 波崎 ・ 銚子
IBARAGI Pref.
&
CHIBA Pref.
7:00~13:00
01. Green Pheasant18. Great Egret35. Glaucous Gull 1w+
02. Eurasian Wigeon19. Little Egret36. Dekumlian Gull
03. Mallard20. Pelagic Cormorant37. Thayer's Gull adw2,2w1
04. Eurasian Teal21. Great Cormorant38. Vega Gull
05. Common Pochard22. Japanese Cormorant39. Taimyr Gull
06. Tufted Duck23. Western Osprey40. Mongolian Gull adw1
07. Greater Scaup24. Black-eared Kite41. Slaty-backed Gull
08. Harlequin Duck25. Eastern Marsh Harrier42. Oriental Turtle Dove
09. Black Scoter26. Eastern Buzzard43. Carrion Crow
10. Red-breasted Merganser27. Common Kestrel44. Large-billed Crow
11. Streaked Shearwater28. Eurasian Coot45. White-cheeked Starling
12. Little Grebe29. Calidris sp.46. Dusky Thrush
13. Red-necked Grebe 230. Black-headed Gull47. Blue Rock Thrush
14. Great Crested Grebe31. Black-tailed Gull48. Eurasian Tree Sparrow
15. Horned Grebe32. Mew Gull49. Black-backed Wagtail
16. Black-necked Grebe33. Ring-billed Gull adw150. Buff-bellied Pipit
17. Grey Heron34. Glaucous-winged Gull 1w2+
144 -
2年ぶりの羽崎・銚子へのカモメ観察。ワイルドダックを流して、まずは波崎から様子を見て回る。漁港の屋根の上にデカムリアンやワシカモメを観察する。デカムリアンは4年ぶりだが、最近は小型シロカモメだという説が主流のようだ。銚子側に周り、礁前からクロワカモメを探す。群れの左端の方にいるのを見つけたがその瞬間に飛ばれてしまい見失う。カナダカモメの第二回冬羽を観察しながら、戻ってくるのを待つ。しばらくして、カナダの近くにカモメに混じって降りているクロワが見つかった。いつの間に戻ってきたのだろうか、とりあえず4年ぶりの再会を喜んだが、足を怪我しているようで痛々しい。毎年どこで越夏しているのか分からないが、これからも元気に生きていってほしい。日本鳥類目録第7版では、クロワカモメの和名がオビハシカモメに変更された。クロワだとどこに輪があるのか分からないから、という話もあるが、だったらミナミクイナよりハシナガクイナを採用するべきではないのか。その点モウコアカモズは良い。クロワは前回もそうだったが堤防の奥にいるので、すぐに手前の個体に隠されて観察しにくい。モンゴルカモメと思われる個体も観察することができた。嘴に黒斑が混じり、体は横に長い印象を受ける。足の長さが確認できず残念。モンゴルをはじめ第7版のカモメの分類は、だだでさえ酷い7版の中でも特にめちゃくちゃである。まず、mongolicusLarus cachinnans の亜種とされているが、現在は、L.mongolicus として独立させるか、L.vegaeの亜種とする(IOC)のが一般的である。さらに和名にはキアシセグロカモメが使用されている。足が黄色くないのにキアシ-のままであるのは整合性に欠ける。どうでもいいクロワは和名変更するし、カムリアンはより発音に近いクムリーンに変えられているのに、肝心な所を変えないのは、何を考えているのかさっぱり分からない。しかもご丁寧にオビハシカモメにしたのに検討中とか一体何を検討してるのだろうか。それこそ和名変更について検討が不十分だったのではないか。セグロカモメとアメリカセグロカモメはL.argentatus の亜種とされ、ホイグリンカモメにいたってはL.fuscus の亜種(しかも和名はニシセグロカモメ)とされている。もちろん、それぞれ独立種L.vegaeL.smithsonianusL.heuglini (ホイグリンカモメ)とするのが一般的。さらに属レベルでも、ハシボソカモメ、ボナバルトカモメ、チャガシラカモメ、ユリカモメ、ズグロカモメはChroicocephalus 、ヒメカモメはHydrocoloeus 、ワライカモメ、アメリカズグロカモメはLeucophaeus 、ゴビズキンカモメ、オオズグロカモメはIchthyaetus とするのが普通だが、全てLarus のまま。こんなレベルで来年IOCが日本で開催されるのだから、世界から嘲笑の的になることは避けられないだろう。国内の知識レベルの低いカメラマンたちは、これが正しいと思い込み、ネット上で意味不明の記述を繰り返す。特にオジロビタキなんかひどいもので、亜種分類が無くなっただけで種分化はしていないなどと言い出す始末。礁の後は第三漁港から黒生の様子を見に行ってみるが、いつも見られるミツユビカモメはタイミングが悪かったか見られず、第三漁港の干潟に降りているカモメも少ない。クロガモ、アカエリカイツブリ、ミミカイツブリを確認。沖ではオオミズナギドリが群れで飛んでいる。再び礁前に戻ると、カナダカモメの成鳥が2羽降りている。昔はもっと珍しかったような気がするが、最近は銚子に来れば見られる存在になってきた。カナダは堤防の手前に降りることが多いように感じる。おかげでクロワとは対照的に見やすい。その他は特におらず。イヤーリストを一気に増やすことができ、充実した鳥見となった。
22 Mar 12 秋ヶ瀬
SAITAMA Pref.
7:00~13:00
01. Chinese Bamboo Partridge V16. Carrion Crow31. Dusky Thrush
02. Green Pheasant V17. Large-billed Crow32. Daurian Redstart
03. Eastern Spot-billed Duck18. Japanese Waxwing 533. Eurasian Tree Sparrow
04. Eurasian Teal19. Varied Tit V34. Black-backed Wagtail
05. Grey Heron20. Coal Tit35. Buff-bellied Pipit
06. Northern Goshawk21. Japanese Tit36. Eurasian Bullfinch ♂3♀3
07. Eastern Buzzard22. Eurasian Skylark37. Grey-capped Greenfinch
08. Merlin ♀123. Brown-eared Bulbul38. Hawfinch
09. Rock Dove24. Japanese Bush Warbler V39. Meadow Bunting
10. Oriental Turtle Dove25. Long-tailed Tit40. Chestnut-eared Bunting w1
11. Japanese Pygmy Woodpecker26. Chinese Hwamei41. Rustic Bunting
12. Great Spotted Woodpecker27. Red-billed Leiothrix42. Black-faced Bunting
13. Japanese Green Woodpecker28. Goldcrest 5+43. Japanese Reed Bunting w♀1
14. Bull-headed Shrike29. White-cheeked Starling
15. Eurasian Jay30. Pale Thrush
130 -
昨年は観察することができなかったレンジャクを期待して、秋ヶ瀬に向かった。途中アカゲラなどを見ながら、こどもの森のヤドリギのある広場に到着すると、既にカメラマンが何人かいる。ヤドリギを見ると、懐かしい姿を確認することができた。全部で5羽いたが、ヒレンジャクのみ。少し前まではこの近くでキレンジャクも見られているので期待したのだが。ヤドリギの実を食べては粘り気のある糞を垂らす。木の根元にある水場にも時々来ていた。しばらく観察していたが、近くにいたヒト亜科の一種が、平塚にセアカモズがいて、日本で数例しか云々語り出したりするので、避難するべきだと判断し、隣接する田園でホオジロ類を期待する。カシラダカばかりが目につく。夏羽への換羽が進んでいる個体もちらほら。コチョウゲンボウの雌が颯爽と横切っていった。最後に土手沿いを入念に探すと、2羽のホオジロ系が飛び出す。すぐに草むらに潜ってしまうが、辛うじてその2羽がホオアカとコジュリンであることが分かった。コジュリンはイヤーリスト。夏羽は繁殖地で簡単に見ることができるが、越冬地ではあまり人目につかない所にいるので、冬羽はなかなか見る議会がない。再びこどもの森に戻ると、平日だというのにレンジャク狙いのカメラマンで溢れていたので、周辺を歩く。ウソの群れが入っていて、ポイントはレンジャクに次ぐ人気だ。キクイタダキ、ヒガラも相変わらず多い。ノスリが森の上を旋回して消えていく。アオゲラは広範囲を飛び回っているようで、なかなか見にくかったが、なんとか最後にじっくり見ることができた。次にレンジャクに会う年はいつだろうか。
21 Mar 4 高尾
TOKYO Pref.
7:00~13:00
01. Grey Heron12. Coal Tit ++23. Eurasian Tree Sparrow
02. Great Cormorant13. Japanese Tit24. Japanese Accentor 2+
03. Black-eared Kite14. Brown-eared Bulbul25. Black-backed Wagtail
04. Oriental Turtle Dove15. Japanese Bush Warbler V26. Eurasian Siskin
05. Japanese Pygmy Woodpecker16. Long-tailed Tit27. Pallas's Rosefinch ♂2♀1
06. Great Spotted Woodpecker V17. Japanese White-eye28. Eurasian Bullfinch
07. Bull-headed Shrike18. Goldcrest 3+29. Hawfinch
08. Eurasian Jay19. Eurasian Wren V30. Meadow Bunting
09. Carrion Crow20. White-cheeked Starling31. Rustic Bunting
10. Large-billed Crow21. Red-flanked Bluetail ♂132. Black-faced Bunting
11. Varied Tit22. Daurian Redstart33. Grey Bunting ♂2♀1+
127 -
一昨日は平地の冬鳥の観察だったので、今日は少し標高を上げてみる。初めてのフィールドだが、入口付近ですぐにクロジの小群を見ることができた。雄雌ともに確認することができた。WEB上では雌をアオジと誤認している人が結構多い。キクイタダキは数羽が林上を飛び回っていた。雄が冠羽を逆立てながら別個体を追いかけまわしている様子も見ることができた。しばらく歩くと、林道脇から飛び出してきたのはカヤクグリ。狙いの鳥たちが順調に見られる。ミソサザイは地鳴きを確認したが姿を見ることはできず。山頂に近づくと、ヒガラが多く目に付くようになる。木々を移動するたびに花粉がまき散らされる。花粉症の人にとってはヒガラの当たり年は辛そうだ。カケスも久しぶりにゆっくり見ることができた。青い羽がいつ見ても綺麗。山頂に到着すると、そこで待っていたのはなんとオオマシコ。今年は多いと話に聞いていたが、こんなに近場の山で観察できるとは思っていなかった。2年ぶりの観察。たった3羽の小群だが、雄成鳥、雌成鳥、雄第一回冬羽と、年齢性別が被らない。雄成鳥はフェノールフタレインのアルカリ水溶液のような赤色がとても綺麗だ。登り始めは晴れていた天気も、気が付けば小雪がちらつく。雪の中のオオマシコというのも趣があって良い。奥多摩のどこかの駐車場では餌を撒いて、オオマシコを集めているという。餌付けの善悪は別として、そうやって見たオオマシコに趣を感じるのだろうか。機械的なシャッター音が寂しく響くだけの感情のない場所はなるべく避けるようにしたい。ウソの群れも見られたがアカウソは混じっておらず。お昼過ぎまでオオマシコを観察し、山を降りる。途中ルリビタキ、カヤクグリ、マヒワなどを観察。なかなか充実した鳥見となった。
20 Mar 2 大池公園
KANAGAWA Pref.
6:30~12:00
01. Chinese Bamboo Partridge12. Large-billed Crow23. Pale Thrush
02. Eastern Spot-billed Duck13. Varied Tit24. Dusky Thrush
03. Tufted Duck14. Coal Tit ++25. Eurasian Tree Sparrow
04. Little Grebe15. Japanese Tit26. Black-backed Wagtail
05. Rock Dove16. Brown-eared Bulbul27. Grey-capped Greenfinch
06. Oriental Turtle Dove17. Japanese Bush Warbler28. Eurasian Siskin
07. Japanese Pygmy Woodpecker18. Long-tailed Tit29. Hawfinch
08. Great Spotted Woodpecker ♀119. Red-billed Leiothrix30. Rustic Bunting
09. Japanese Green Woodpecker ♂120. Japanese White-eye31. Yellow-throated Bunting ♂3
10. Bull-headed Shrike21. Goldcrest ++32. Black-faced Bunting
11. Eurasian Jay22. White's Thrush 2
122 -
そろそろ冬鳥も見納めの時期となる。まだ今年観察していない鳥たちを期待して、公園を歩いた。とりあえずミヤマホオジロが見られているポイントへ向かうと、笹薮の中を数羽が動き回っていた。まだいることが分かったので、園内の様子を一通り見てからまた戻ってくることにする。やはり当たり年だけあって、ヒガラ、キクイタダキはすぐに見つけることができた。ただ高い木の上を動き回るので観察がしづらい。雄のアオゲラもいたが、すぐに飛んでしまう。トラツグミはなかなか見つけることができず、諦めかけていると、梅林の地面から飛び出してきた。こちらもすぐに飛んでしまい、ミヤマホオジロのポイントに戻ってきた。3羽いたが全て雄で、1羽は第一回冬羽だろう。待っていると結構近くまで寄ってくる。黄色と黒のコントラストが綺麗だ。しばらく観察した後、まだ見つけていないクロジとルリビタキを探して再び園内を回る。一昨年見たあたりでしばらく探してみたが見つからず、代わりに雌のアカゲラが木をつつく姿が観察できた。キクイタダキ、ヒガラも元気に飛び回る。ソウシチョウもいた。最後に一昨年コイカルを見た場所に行ってみると、トラツグミが降りていた。今度はじっくり観察することができた。結局クロジとルリビタキは見つからなかったが、多くの鳥をイヤーリストに加えることができて満足。
19 Feb 28 平塚市
KANAGAWA Pref.
7:00~15:00
01. Black-eared Kite07. Hybrid Shrike *113. Eurasian Tree Sparrow
02. Northern Goshawk08. Carrion Crow14. Black-backed Wagtail
03. Eastern Buzzard09. Large-billed Crow15. Buff-bellied Pipit
04. Common Kestrel10. Brown-eared Bulbul16. Grey-capped Greenfinch
05. Grey-headed Lapwing11. White-cheeked Starling17. Meadow Bunting
06. Bull-headed Shrike12. Dusky Thrush18. Chestnut-eared Bunting
*1 Probable Philippine Shrike × Isabelline Shrike 2nd-winter ♂
- -
月曜は交雑モズの観察ができないままノハラツグミに移動してしまったので、再び観察に行くことにした。先週とは場所が少し変わったようで、鉄柵で囲まれた草地周辺に出るということで待つ。しばらく待っていると現れ、それから殆ど出っぱなしの状態で、非常に観察がしやすかった。見れば見るほどシマアカモズに近い印象を受ける。相変わらずセアカモズだと信じきっている人がいた。この個体がセアカモズではないことを告げると驚いていたので、交雑個体であることを知らなかったようだ。プロパガンダの威力は驚異的である。尾羽に白色部が全く出ていない証拠画像を抑えたいのだが、尾羽を広げないのでなかなかチャンスがない。しかし観察中どの角度から見ても全く白色部は無かったので、やはり前の観察記録で述べたような交雑個体である可能性が極めて高い。この交雑モズは篩として大きな役割を果たした。噂や願望に従ってセアカモズと掲載したブログは今後二度と見ることはないだろう。さらには野鳥写真家にもいろいろいることが明白になった。この個体の写真を見ただけで即座に交雑判定した方、見に来てまでセアカモズだと言っている者。図鑑を買う時は著者をしっかり確認するべきだろう。
18 Feb 26 太東漁港
CHIBA Pref.
8:00~13:00
01. Black Scoter 20+08. Black-eared Kite15. Blue Rock Thrush
02. Red-throated Loon adw2+09. Vega Gull16. Eurasian Tree Sparrow
03. Yellow-billed Loon adw110. Oriental Turtle Dove17. Black-backed Wagtail
04. Great Crested Grebe11. Carrion Crow18. Grey-capped Greenfinch
05. Horned Grebe 6+12. Large-billed Crow19. Eurasian Bullfinch V
06. Pelagic Cormorant 113. Brown-eared Bulbul20. Meadow Bunting
07. Japanese Cormorant14. Dusky Thrush21. Black-faced Bunting V
113 393
外房のとある漁港。閑散とした港内には、1羽の白い巨体が佇む。漁港に入って来たということは、何らかの事情を抱えているのだろう。それは羽ばたく度に分かった。どうやら左の翼を痛めているようだった。ハシジロアビはこの時期は完全換羽のはずで、羽が抜け落ちていることを考慮しても、不自然な羽ばたき方だ。幸い漁港には、漁師さんと散歩の人々しかいない。何の躊躇もなく弱っている鳥を囲み、追いかけ回すような非人道的なカメラマンはどこにもいない。本来は外洋で生活する鳥だからか、人間に対する警戒心はあまりないようで、何だこの生き物は、というような目を向けてくる。アビ類5種中で最大、体だけでなく、嘴もデカい。小学生の頃は、歴史の教科書で磨製石器が出てくると、この嘴を連想したものだ。和名では「ハシジロ」となっているが、嘴の色については国によって捉え方が違うようで、英国では日本と同じく白、 White-billed Diver であるが、北米では Yellow-billed Loon で黄色という認識だ。確かに完全な白というよりは、クリーム色味を帯びている。特に北米は繁殖地のため綺麗な夏羽に換羽し、黄色味の強い姿を見ることができることを考えると、この認識の違いにも納得である。成鳥換羽中の個体で、上面には夏羽が確認できた。しばらくいてくれると綺麗な夏羽が見られるだろうと期待した。ゆっくり寛いで、眠そうな顔をしている。動く気配がないので、外海を観察する。遠くにクロガモが群れているのが確認できた。ミミカイツブリ、ヒメウも波間に見え隠れする。今年はまだ海に来ていなかったので、殆どがイヤーリストだ。この感じだとアビもいるだろうと思って探していると、案の定発見。しかし、波が高く、頻繁に潜り、しかも潜水時間が長いので、見つけてもすぐに見失う。赤い虹彩が印象的だ。再びハシジロアビの様子を見てみると、餌を捕り始めていた。この分だと命に別状はないだろう。最初は2羽いて1羽は落鳥したそうだから、この個体には元気に外洋に戻ってもらいたい。泳ぎながら頭だけ水中に突っ込んで餌を探していたが、漁港の壁すれすれまでそれをやるので、ぶつかりそうだった。潜水時間もアビより長いくらいで、どこに出るか予想が出来ない。浮力は体積に比例するので、長時間潜るのは大変そうなのだが。水の抵抗もあの嘴だと大きそうだが、逆に新幹線みたいに計算された形状になっているのか。北日本では割と観察されるが、関東だと少ない。5年前の銚子の個体も見逃していたので、ようやくの初観察となる。残るアビ類はハシグロアビのみ。これはさすがに日本で見るのは難しいか。昼過ぎ、回復を願って、漁帰りの船で少し賑やかになった冬の漁港を後にした。
17 Feb 25 多摩川
KANAGAWA Pref.
&
TOKYO Pref.
7:00~15:00
01. Eastern Buzzard06. White-cheeked Starling11. Black-backed Wagtail
02. Rock Dove07. Dusky Thrush12. Buff-bellied Pipit
03. Bull-headed Shrike08. Fieldfare 2w113. Grey-capped Greenfinch
04. Large-billed Crow09. Russet Sparrow 3+14. Meadow Bunting
05. Brown-eared Bulbul10. Eurasian Tree Sparrow
107 392
引き続き交雑モズの観察に向かう。週末はカメラマンがかなり集まったようで、その影響か昨日は姿を見せなかったという。貴重な交雑個体なので、換羽状況などを観察しに通う予定だったのだが、本当に困ったものだ。しかもカメラマンのほとんどがセアカモズだと思ってやって来ているので笑いを堪えるのに必死だ。よくとまるという木では、神奈川県の田園では少ないニュウナイスズメを観察できたが、交雑モズの姿はない。知り合いの方に車に乗せてもらい一緒に周辺を捜索したが、ただモズの姿ばかり。しょうがないので、ポイントで待つかと思っていると、ノハラツグミ情報が入り、そのまま知り合いに同行させていただいた。見つかったのは河川敷で、発見されて数時間ということで鳥見は僅か。発見した方によるとハチジョウツグミを探していたら見つけたらしい。ツグミとともに芝生に降りていた。ツグミより一回り大きく、尾が長いスタイリッシュな印象。今年はノハラツグミの当たり年のようで、西日本で複数羽が確認されている。関東にもようやく来てくれた。おそらくロシア東部で繁殖した個体群がまとまって南下してきたのだろう。大雨覆の白い羽縁、下面の斑の出方から若い個体であるが、第一回冬羽か第二回冬羽かの判断は難しい。羽縁があまり目立たないことを考えると第二回冬羽とするべきか。ただ、今年記録された他の個体の画像を見ても全部同じような感じなので、第一回冬羽でこの程度なのかもしれない。観察個体数が1個体だけでは明確な年齢識別は難しいというのが実際のところだ。4年前に京都出た時に行きそびれてからずっと出るのを待っていた鳥なので、とても嬉しい。誰も追いかける人はいないので、どんどん近くまで寄って来る。時々飛ぶこともあったが、人間を警戒してというわけではない。飛翔時のコントラストが特徴的だ。情報が広まれば大量のカメラマンが押し寄せ、追いかけ回し、じっくり観察することは不可能だろう。最近は鳥への近づき方を理解していないカメラマンが多過ぎる。鳥を観察したことがないから、警戒されそうな動きが分からないし、警戒しているかどうかの判断ができない。まあせっかく高価な望遠レンズを持っているんだから遠くから撮らないとね。英名はFieldfareで、ノハラはFieldの直訳だろう。fareには名詞だと運賃、乗客、食べ物という意味があるが、ツグミという意味はなさそうだ。野原に乗っている客、そんな感じなのか。○○ Thrush ではなく固有名詞があるということは、それだけヨーロッパでは普通であり、親しまれているということだ。今日お世話になった方には大変感謝申し上げます。
16 Feb 24 相模川
KANAGAWA Pref.
7:00~14:00
01. Mallard16. Oriental Turtle Dove31. Eurasian Tree Sparrow
02. Eastern Spot-billed Duck17. House Swift32. Black-backed Wagtail
03. Northern Pintail18. Common Kingfisher33. Japanese Wagtail
04. Eurasian Teal19. Japanese Pygmy Woodpecker V34. Olive-backed Pipit 4+
05. Little Grebe20. Bull-headed Shrike35. Buff-bellied Pipit
06. Grey Heron21. Carrion Crow36. Grey-capped Greenfinch
07. Great Egret22. Large-billed Crow37. Eurasian Siskin ♂1
08. Little Egret23. Japanese Tit38. Long-tailed Rosefinch
09. Great Cormorant24. Brown-eared Bulbul39. Hawfinch
10. Black-eared Kite25. Japanese Bush Warbler40. Meadow Bunting
11. Eurasian Sparrowhawk 126. Japanese White-eye V41. Rustic Bunting
12. Eastern Buzzard27. White-cheeked Starling42. Black-faced Bunting
13. Common Kestrel28. Pale Thrush43. Common Reed Bunting
14. Long-billed Plover29. Dusky Thrush
15. Rock Dove30. Daurian Redstart
106 -
本物がいたとのことで、探しに行った。ポイント周辺を丹念に探したが、残念ながら姿を見つけることはできなかった。おそらくもう抜けたのだろう。そのうちヨーロッパに行った時に見られるだろうが、日本での記録は非常に貴重なので是非とも見たかった。イヤーリストのビンスイを見たのが収穫か。ここでは久しぶりだった。普段は識別派ではないブログが平塚の個体をやたらと交雑だと主張していたのは、あれが純粋な個体と判断されてしまっては、自慢が出来なくなってしまうという危惧からであろう。それにしても、見に行ったわけでもないのに、「○○が出ているようですね。」などと珍鳥の名前を出すのは何が目的なのだろうか。情報は入ってるんだというアピールか。見るたびにイラっとくる。
15
14
Feb 22
Feb 21
平塚市
KANAGAWA Pref.
6:00~17:00
6:00~16:00
01. Eurasian Wigeon07. Grey-headed Lapwing13. Eurasian Tree Sparrow
02. Grey Heron08. Common Snipe14. Black-backed Wagtail
03. Black-eared Kite09. Bull-headed Shrike15. Buff-bellied Pipit
04. Eurasian Sparrowhawk10. Hybrid Shrike *116. Grey-capped Greenfinch
05. Common Kestrel11. Large-billed Crow17. Chestnut-eared Bunting
06. Peregrine Falcon12. White-cheeked Starling
*1 Probable Philippine Shrike × Isabelline Shrike 2nd-winter ♂
- -
この個体はセアカモズでない。その根拠を以下に述べる。まず、最も重要な点が尾羽のパターンだ。この点について、より明瞭にセアカモズを否定する材料とするためには、この個体の年齢識別を先に行う必要がある。嘴基部が淡色であること、下面に幼羽が確認できることから成鳥でないことは明白だ。第一回冬羽と判断されている場合が多いが、その判断は適切ではない。もし第一回冬羽であるなら、上面にも幼羽が確認できるはずだ。下面の幼羽の枚数も第一回とするには少なすぎる。よってこの個体は第二回冬羽と推定される。ここで尾羽に注目すると、セアカモズの特徴であるハシグロヒタキパターンが全く見られない。2007年の香川の個体も換羽が進んでから白色部が出てきたことを引き合いに、この個体についてもまだ若いことが原因でパターンが出ていないのではないか、と主張する人もいるようだが、香川の個体は第一回冬羽であり、第一回夏羽への換羽中に白色部が出てきたのである。とすれば、第二回冬羽であるこの個体に全く認められないのは明らかに不自然である。この特徴はセアカモズを積極的に否定する重要な材料となる。次に、EPTである。角度により正確な枚数の測定は難しいが、この個体は4~5枚に見える、セアカモズは7~8枚であるから合致しない。この特徴も積極的な否定材料だ。腹部の色がピンクではなく黄色味を帯びていることや、過眼線の上の細い眉斑が認められないこともセアカモズとは異なる。最後に初列風切基部の白斑である。この白斑はセアカモズは基本的には出ないが、海外の文献を見ると、「Not here a very small white primary patch,which occurs occasionally」との記述があることから、稀に出る個体もいるようだ。よって白斑が出ているからと言ってセアカモズを否定するものとはならないだろう。しかし、ただでさえ飛来数の少ないセアカモズの中で、稀にしかいない白斑持ちの個体が日本に飛来する可能性を考えると、消極的な否定材料となると言うことができる。この白斑は、後で交雑系統を推定する上での判断材料となる部分だ。以上のように、セアカモズを肯定する特徴は一つも確認できない。強いて言うならば尾羽が短く感じられることくらいだ。なぜこの個体がセアカモズとされて情報が流れたのか全く疑問である。では、この個体は何であろうか。Jizzや各部の特徴から最も近いのはアカモズの亜種シマアカモズである。しかし、シマアカモズもセアカモズ同様白斑が出る個体は稀であり、尾羽が短いこと等いくつかの特徴も合わせて純粋なシマアカモズとは考えにくく、片親がシマアカモズである交雑個体の可能性が高いと言える。ここからは、もう片方の親を考察していく。初列基部の白斑については、シマアカモズ由来の特徴として考えるのは難しい。仮にもう片親が白斑の出る種であった場合、この白斑はその種由来と考えるのが自然だろうし、白斑の出ない種であった場合、そもそも交雑個体に白斑が出る確率は相当低いものとなるからだ。したがって、もう片親は白斑のある種である可能性が高い。よって、稀にしか出ないセアカモズであることも考えにくく、候補としては、オリイモズ(モウコアカモズ)、Red-tailed Shrike が挙げられる。眉斑が出ていないことや、腹に黄色味があることなどはオリイモズの特徴とも合致するため、どちらかと言うならばオリイモズなのだろう。ところで、たまにRed-tailed Shrikeはアカオモズではないのか、という質問をされるのだが、Red-tailed Shrike≠アカオモズである。IOCではIsabelline Shike(=オリイモズ)に対してアカオモズという和名を与え、Red-tailed Shrikeには和名を与えていない。今まで便宜上オリイモズという和名が使われてきたが、国際的に正式な和名はアカオモズである。例えばWikipediaでもIsabelline Shike=アカオモズだ。昨年の日本鳥類目録の改訂により、Isabellineにはモウコアカモズという新称が与えられた。第七版における和名改称は批判の多いものばかりであるが、モウコアカモズに関しては評価の声も聞かれる。現在のRed-tailed Shrike≠アカオモズという状況は混乱を生むだろうから、これを機にIsabelline Shike=モウコアカモズ、Red-tailed Shrike=アカオモズという形で和名の変更を行なったほうが良いと思う。2日間連続で観察したが、一日目は午前中は気配なく、午後3時過ぎにようやく現れた。警戒心はあまりないようで、バイトに行くまで一時間ほど見られた。2日目はカメラマンの数が多く、新幹線の鉄柵にとまることが多かった。追いかけまわすのでゆっくり観察することができなかった。この個体に関しては、多くのブログでセアカモズとして掲載されている。それらのブログがセアカモズであるとした理由を以下に列挙する。「よく分からないので、セアカモズということにします。」これはまず接続詞の使用方法に誤りがあるので、小学校の国語をよく復習すべきだ。「ライフリストを増やしたいので、セアカモズということにします。」これは文法的には正しい文章である。しかし、残念ながら、ライフリストというのは観察した種の数であることを理解できていないようだ。もし観察をしたならばセアカモズという結論には達しない。つまり、この人は観察をしていないことになるため、ライフリストは増えない。最近は軽々しくライフリストと口にする人が多いのだが、カメラマンである時点で永遠にライフリストは0であることを念頭に置いていただきたい。「撮影種数を増やしたいので、セアカモズということにします。」これは素晴らしい。非の打ち所がない。ただ軽蔑に値するだけのことだ。「山階が言っているので、セアカモズということにします。」これに対しては嘲笑の的になると言わざるを得ない。まず最初に言っておくが、今回の個体を山階がセアカモズであると判定したという事実はどこにもない。完全な嘘である。おそらくどうしてもセアカモズを見つけたという功績が欲しい発見者あたりが、プロパガンダとして流したのだと容易に想像できる。現在のカメラマンは論理的思考能力が欠如した者が大多数を占めるため、プロパガンダは非常に成功しやすい。また、仮に山階の判定があったとしたところで、世界中どこの図鑑にもセアカモズの識別点として「山階の判定」を挙げているものは無いので、この命題は成立しない。ではなぜ「山階の判定」が絶対視されるのであろうか。これは哲学的観点から、F.ベーコンが提唱した4つのイドラのうちの1つ「劇場のイドラ」によって説明することができる。劇場のイドラとは、権威や伝統を無批判に信じることから生じる偏見のことであり、今回の場合、山階が"権威や伝統"に当たる。なぜ純粋に個体の特徴のみに従って考えることができないのか。権威に縋ることしかできない人間は何とも哀れに映る。この現象を有効に利用する方法はないか、と考えてみると、名案を思いついた。まずスズメを見つけ、それをクーパーハイタカだと山階に判定してもらう。当然カメラマンにはスズメとクーパーハイタカの違いが分からないので人が殺到する。その場所に隔離しておけば、他のフィールドはとても快適な環境になる。山階には是非ともご協力をお願いしたい。
13 Feb 17 元荒川・芝川
江戸川流域
SAITAMA Pref.
&
CHIBA Pref.
7:30~16:00
01. Mallard12. Common Sandpiper23. White-cheeked Starling
02. Eastern Spot-billed Duck13. Rock Dove24. Dusky Thrush
03. Eurasian Teal14. Oriental Turtle Dove25. Daurian Redstart
04. Great Egret15. Long-eared Owl 126. Eurasian Tree Sparrow
05. Little Egret16. Short-eared Owl 427. Black-backed Wagtail
06. Great Cormorant17. Common Kingfisher28. Buff-bellied Pipit
07. Common Kestrel18. Japanese Pygmy Woodpecker V29. Grey-capped Greenfinch
08. Brown-cheeked Rail19. Carrion Crow30. Hawfinch
09. Ruddy-breasted Crake20. Large-billed Crow31. Meadow Bunting
10. Common Moorhen21. Japanese Tit32. Black-faced Bunting
11. Grey-headed Lapwing22. Brown-eared Bulbul
105 -
昨日行くのをやめたコミミズクに午後から行くことにして、午前中は、先日手賀沼で一瞬見るだけに終わったヒクイナをしっかり観察しようと、埼玉の小川に向かった。住宅地を流れる何処にでもあるような小さい川で、本当にこんなところにいるのだろうかと思いながら探す。川岸は藪で水面近くまで覆わている場所が多く、確かにヒクイナがいそうな環境ではある。しばらく探していると、岸近くを歩く鳥、ヒクイナかと思ったが残念クイナだった。しかしクイナがいればヒクイナだっているだろうから、気合を入れて探すと、草影で水浴びをしている姿をようやく見つけることができた。水浴び後は藪に潜ってしまったが、何度か表に出てきたので、姿をしっかり見ることができた。処々藪に出入口のような穴があり、そこから出てきて、浅瀬をささっと歩いてまた穴に入るのを繰り返していた。藪の中を長距離移動された時は困ったもので、ここら辺にいるだろうと探していると、離れた場所から出てきたりする。十分観察することができたので、コミミズクへ行く前に、トラフズクのポイントにも寄ることにした。トラフズクは歩道から近い木にとまっていたが、後ろ向きで寝ていたのが残念だった。少し待ってみたが動く気配がないし、起きたとしても顔しか撮れないくらいの近距離なので、早々に切り上げてコミミズクに移動する。午後1時過ぎに到着すると、ポイントには既に人がずらりと並んでいる。遠くにコミミが2羽降りているのが確認できた。早い日は正午前後から飛び始めるということだったが、今日はまだ飛んでいないとのこと。あまりに人が多くて警戒しているのではないかと心配したが、風が穏やかになった午後3時頃に飛び始めた。全部で4羽、目の前に降りたり、頭上を通過するなど、終始活発に動いていた。昨日はやはり飛ばなかったということなので、その分も餌を捕るのに必死なのだろう。一時間ほど観察して、満足して帰宅。トラフズク、コミミズクともに2年ぶりなのでとても嬉しい。両種を同日に観察したのは初めてだ。
12 Feb 16 水元公園
TOKYO Pref.
7:30~15:00
01. Gadwall10. Lesser Scaup ♂119. Oriental Turtle Dove
02. Eurasian Wigeon11. Little Grebe20. Japanese Pygmy Woodpecker
03. American Wigeon12. Grey Heron21. Large-billed Crow
04. Mallard13. Great Egret22. Brown-eared Bulbul
05. Eastern Spot-billed Duck14. Little Egret23. White-cheeked Starling
06. Northern Pintail15. Great Cormorant24. Dusky Thrush
07. Baikal Teal ♀116. Northern Goshawk25. Eurasian Tree Sparrow
08. Common Pochard17. Vega Gull26. Black-backed Wagtail
09. Tufted Duck18. Rock Dove
- -
午後からコミミズクを観察する予定なので、それまでの時間潰しに、再びコスズガモのいる池へ向かった。一昨日見られなかったトモエガモ雌にも期待する。到着すると、思ったよりも強風が吹いており、カモたちは風を避けるように岸近くに群れている。コスズガモは今日もキンクロハジロの群れの中に確認することができた。今日は晴天なので、頭部の光沢がしっかりと確認できる。観察中は紫色に見えることが多かった。確かに傾向として、コスズガモは紫色光沢の方が出やすいということはあるだろう。しかしそれが緑色光沢が出ないと拡大解釈されてしまったことに問題がある。一部の図鑑などにも書かれてしまったことにより、図鑑を信じて疑わない人たちに悪影響を与えてしまっている。頬の膨らみの件もそうなのだが、もっと図鑑の著者には責任を持ってもらいたい。今の現状は初心者にとっては相当厳しいものだと思う。学会や鳥類目録は腐敗済み、図鑑も信じられないし、当然ネットに書いてあることは9割嘘。いったい何を頼りに知識を深めていけばいいのだろうか。今から鳥見を始めようとする人たちには、少々読むのが大変でも欧米の図鑑を買ってもらいたい。第七版をバイブル的に扱っている人たちもビギナーに多く、誤った分類を身に付けてしまうのが何とも残念である。トモエガモ雌は橋の辺りで確認することができた。イヤーリストですらないが、雌を見たのはかなり久しぶりなので嬉しい。コスズガモは前回より近くを泳ぐことが多く、羽ばたきや羽づくろいを繰り返していた。風はお昼を過ぎても収まらず、コミミズクは飛ばないと判断してキャンセル。トモエ雌が成果となった。
11 Feb 14 水元公園
TOKYO Pref.
7:30~13:00
01. Gadwall13. Little Egret25. Brown-eared Bulbul
02. Eurasian Wigeon14. Great Cormorant26. Japanese Bush Warbler
03. American Wigeon 1w♂115. Common Moorhen27. Japanese White-eye
04. Mallard16. Black-headed Gull28. White-cheeked Starling
05. Eastern Spot-billed Duck17. Rock Dove29. Pale Thrush
06. Northern Pintail18. Oriental Turtle Dove30. Brown-headed Thrush
07. Common Pochard19. Japanese Pygmy Woodpecker31. Dusky Thrush
08. Tufted Duck20. Bull-headed Shrike32. Eurasian Tree Sparrow
09. Lesser Scaup ♂121. Azure-winged Magpie33. Black-backed Wagtail
10. Little Grebe22. Large-billed Crow34. Grey-capped Greenfinch
11. Grey Heron23. Varied Tit V35. Eurasian Siskin 25
12. Great Egret24. Japanese Tit36. Hawfinch
103 -
コスズガモ、最初に見たのは6年前の不忍池だ。その後波崎でも見ているが、もう4年前になる。いつも気にかけてはいるが、そう簡単に見つかるものではない。そんな中、都内の公園に飛来したとのことで、大先輩とともに向かった。この公園に来たのは2年ぶりくらいか。池にはヒドリガモが多く、キンクロハジロも群れで入っている。そのキンクロの群れを注意して見ていくと、あっさり見つけることができた。スズガモの群れに混じっていたら探すのが難しいが、キンクロなので一目瞭然。それにしてもご丁寧にキンクロに混じっているのにどれですかと聞いてくる人には呆れてしまう。適当にあしらっていたのだが、こういう場合、教えるのと無視するのとどちらが正解なのだろうか。もしスズガモの中に混じっていたら間違えてスズガモを撮る人が続出するのだろう。それはそれで面白かったのだが。コスズは淡水域を好むので、スズガモの群れに混じるところを見るというのは意外に少ない。波崎の時も海水域というよりは汽水域だった。今度は海で見つけてみたい。頭部の形、嘴先端の小さい黒斑、背中の粗い波状斑など、完全にコスズガモであったが、一応翼帯の初列風切部分が褐色であることを確認したいので、羽ばたくのを待つ。有難いことに何回かやってくれたので、しっかり確認できた。この個体は褐色味がやや薄く感じだが、個体差だろう。基本的には池の中央にいて、羽づくろいや潜水を繰り返していたが、時々岸近くまで泳いでくることがあった。生憎の曇天で、頭部の光沢を確認することがなかなかできなかったが、洋書にも記載のある通り、緑色にも紫色にも見えるので、頬の膨らみと同様に誤った識別点である。池にはトモエガモやアメリカヒドリがいるとのことだったが、観察できたのはアメリカヒドリのみ。アメリカヒドリとヒドリガモの交雑個体や、ヒドリガモの目の周囲が白変している個体もいた。有名な個体みたいだが、決してメジロガモとの交雑ではないし、そもそもメジロガモが白いのは虹彩である。マヒワも比較的大きな群れを池沿いの林で確認することができた。お昼過ぎになり、コスズが寝ている時間が多くなったのと、夕方から用事があったので撤収。しかし、帰っている途中に晴れ間が見えてきて、ちょっとタイミングが悪い鳥見となった。
10 Feb 13 多摩川
KANAGAWA Pref.
10:00~11:00
01. Mute Swan13. Black-eared Kite25. White-cheeked Starling
02. Gadwall14. Eastern Buzzard26. Dusky Thrush
03. Eurasian Wigeon15. Eurasian Coot27. Daurian Redstart
04. Mallard16. Common Sandpiper28. Eurasian Tree Sparrow
05. Eastern Spot-billed Duck17. Vega Gull adw229. Grey Wagtail
06. Northern Pintail18. Rock Dove30. Black-backed Wagtail
07. Eurasian Teal19. Oriental Turtle Dove31. Japanese Wagtail
08. Tufted Duck20. House Swift 100+32. Buff-bellied Pipit
09. Little Grebe21. Japanese Pygmy Woodpecker V33. Grey-capped Greenfinch
10. Grey Heron22. Carrion Crow34. Eurasian Siskin 4
11. Little Egret23. Large-billed Crow35. Meadow Bunting
12. Great Cormorant24. Brown-eared Bulbul
100 -
今日も用事のついでに双眼鏡だけを持って鳥見。イヤーリスト+2くらいを目標に歩く。去年アメリカヒドリを見た辺りでまず再会を期待するが、見つからない。カモ類はヒドリガモ、オナガガモ、オカヨシガモなどのいつものメンバー。そういえばオジロトウネンが越冬しているはずなので探して見るが、こちらもいない。イヤーリスト的には不調だが、まだ時間が余っているので、もう少し歩く。マヒワの地鳴きで振り返ると4羽が草地に飛来。すぐに飛んで行ってしまう。そして気づくと上空にヒメアマツバメがたくさん飛び交っている。その数100羽は超えているだろう。イヤーリストなのだができればアメヒとジロネンを加えたかったところ。
9 Feb 11 手賀沼
CHIBA Pref.
7:30~12:30
01. Mute Swan16. Ruddy-breasted Crake 131. Japanese Tit
02. Gadwall17. Common Moorhen32. Brown-eared Bulbul
03. Eurasian Wigeon18. Eurasian Coot33. Japanese Bush Warbler
04. Eastern Spot-billed Duck19. Common Snipe34. Long-tailed Tit
05. Northern Pintail20. Black-headed Gull35. White-cheeked Starling
06. Eurasian Teal21. Vega Gull36. Dusky Thrush
07. Smew ♀122. Rock Dove37. Daurian Redstart
08. Little Grebe23. Oriental Turtle Dove38. Eurasian Tree Sparrow
09. Great Crested Grebe24. Common Kingfisher39. Black-backed Wagtail
10. Black-crowned Night Heron25. Eurasian Wryneck 140. Japanese Wagtail
11. Grey Heron26. Japanese Pygmy Woodpecker41. Grey-capped Greenfinch
12. Great Egret27. Bull-headed Shrike42. Chinese Grosbeak ad♂1
13. Little Egret28. Rook ++43. Meadow Bunting
14. Great Cormorant29. Carrion Crow44. Black-faced Bunting
15. Western Osprey30. Large-billed Crow45. Common Reed Bunting
99 -
いろいろ見られているらしいので、久しぶりに手賀沼に向かった。前回来たのは3年前になる。とりあえず湖畔の遊歩道をヒクイナのポイントまで歩きながら、毎年来ているコイカルを探す。湖面にはコブハクチョウやミコアイサ雌の姿を見ることができた。鳥の博物館を過ぎた辺りから、コイカルに注意を高めるが、残念ながら前回見られた辺りにも姿はない。見つからないままヒクイナのポイントまで来てしまった。ヒクイナも見たいのでしばらく待ってみると、ヨシ原の中から出てきて一瞬姿を見ることができたが、それからは出ない。以前までは出が良かったようだが、最近は場所がちょっと変わり見にくくなったようだ。すぐ横はアリスイが出るようで、待っている間に近くに飛んできた。両種ともイヤーリストである。残る目的はコイカル、再び探しに歩く。双眼鏡で周辺を探していると、急に視野に飛翔姿が飛び込んできた。初列風切先端が白いので、かなり目立つ。木にとまったが、落ち着きが無く、すぐに飛び去り見失う。飛んだ方向に探しに行って見つからず戻ってくるとまた木にとまっていた。まだ冬羽で嘴基部の鉛色は出ていない。地面で採餌する姿も観察することができた。前回来た時より行動範囲が広くなっているような感じだったが、無事見られて良かった。その後はまたヒクイナを昼くらいまで待ってみたが、出ることはなかった。その後は、コミミズクに行くことや手賀の丘公園まで足を伸ばしてクロジやキクイタダキを観察することを考えたが、バイトもあったので帰宅。
8 Feb 3 相模川
KANAGAWA Pref.
10:00~12:30
01. Eastern Spot-billed Duck13. Rock Dove25. Dusky Thrush
02. Northern Pintail14. Oriental Turtle Dove26. Eurasian Tree Sparrow
03. Eurasian Teal15. Japanese Pygmy Woodpecker V27. Black-backed Wagtail
04. Common Goldeneye ♀116. Bull-headed Shrike28. Japanese Wagtail
05. Common Merganser 417. Carrion Crow29. Buff-bellied Pipit
06. Little Grebe18. Large-billed Crow30. Grey-capped Greenfinch
07. Grey Heron19. Japanese Tit31. Long-tailed Rosefinch ♂1+♀2+
08. Great Egret20. Brown-eared Bulbul32. Hawfinch
09. Little Egret21. Japanese Bush Warbler V33. Meadow Bunting
10. Black-eared Kite22. Long-tailed Tit34. Black-faced Bunting
11. Common Kestrel23. Japanese White-eye
12. Eurasian Coot24. White-cheeked Starling
94 -
用事のついでの鳥見。特に珍しい鳥を期待しているわけではなく、ベニマシコ、カワアイサ、ホオジロガモの3種をイヤーリストに加えられれば上出来である。デジスコを持たないメリットは、鳥の動きに素早く反応できること、デメリットは遠くの鳥を発見・識別できなくなること、記録写真が撮れないことだ。まあ慣れているフィールドなので、どこにどんな鳥がいるか、というのはだいたい分かるのだが、仮に珍鳥を見つけても、この御時世だから写真がないと信頼されないだろう。まあそんな確率の低いことを心配してもしょうがない。しばらく歩くと、ベニマシコの声。待っていると数羽が薮から薮へ飛び出す。前回の観察記録で少し触れたが、ベニマシコはIOC World Bird List v3.3でマシコ属Carpodacus に変更された。今まではベニマシコ属Uragus で、1属1種だった。シュイロマシコ、オガサワラマシコ、ハネナガマシコといった他の1属1種の鳥たちもマシコ属に移されており、拡張されたようだ。ベニマユマシコもちゃっかり移動されている。今年は冬鳥の当たり年ということで、やはりここでも例年より冬鳥の個体数が多い。ベニマシコもそう簡単に見れない年が多いのでなかなか順調なスタートだ。カワアイサに注意しながら進むと、いつものポイントで4羽を確認することができた。全て雌タイプで、雄幼鳥が混じっていたかもしれないが遠くて識別は無理だった。その群れの中に小さな茶色い鳥が1羽、ホオジロガモだ。嘴先端の黄色は不明瞭だが、雄幼鳥ではなさそうだ。雌の嘴は個体差が多い。相模川でホオジロガモを見るのは久しぶりだ。これで予定していたイヤーリストは全て見られ、気分良く用事を済ませた。
7 Feb 1 板倉町
GUNMA Pref.
8:30~15:00
01. Eurasian Wigeon10. Black-eared Kite19. Carrion Crow
02. Eastern Spot-billed Duck11. Eastern Marsh Harrier20. Eurasian Skylark
03. Northern Shoveler12. Hen Harrier ♂221. Brown-eared Bulbul
04. Eurasian Teal13. Eastern Buzzard22. White-cheeked Starling
05. Common Pochard14. Common Kestrel23. Black-backed Wagtail
06. Smew ♀115. Common Sandpiper V24. Buff-bellied Pipit
07. Little Grebe16. Rock Dove25. Meadow Bunting
08. Great Egret17. Oriental Turtle Dove26. Common Reed Bunting
09. Great Cormorant18. Rook
91 -
一昨日IOC World Bird Listがバージョンアップされ、v3.3となった。ざっと見た感じだとCaprimulgidaeとFringillidaeで変更が多い。現存日本産ではコサメビタキの種小名とベニマシコの属名に変更があったが種分化はない。カモメ類の改善を期待していたのだが。早いものでもう2月となってしまった今日は、ハイチュウ雄が見やすいということで渡良瀬に近いフィールドへ。今までハイイロチュウヒの雄にはなかなか縁がなく、夕方塒入りの時の姿を見るくらいで、昼間にしっかり観察したことは殆どない。到着すると、既にカメラマンが待機している。しばらく待っていると、奥の方でハイイロチュウヒが飛ぶ。だんだんと近づいて来て、目の前を一気に横切る。しかし、あまりに速いのでデジスコでの撮影は困難を極めた。その後も何回か現れ、同じパターンで目の前を横切る。右端まで行ったらまた戻って来てくれれば嬉しいのだが、そのまま奥のヨシ原へ消えてしまう。ヨシ原の上を悠々と飛ぶ姿も観察できたが、少し距離がある。雌もいるとのことだったが、姿は見られず。他の猛禽はチュウヒ、ノスリ等。午後になり、ハイイロチュウヒの雄2羽が喧嘩し始め、どんどん高度を上げ始めた。喧嘩の原因はおそらく餌の奪い合いだと思うが、最終的には遥か上空で旋回するまでいった。しばらくして一気に降りてきたが、ハイイロチュウヒがこんなに高く上がったところを見るのは初めてだ。最後に後方にある池でイヤーリストのミコアイサの雌を確認して終了。
6 Jan 19 東京港野鳥公園
TOKYO Pref.
9:00~16:00
01. Mallard13. Northern Goshawk25. White-cheeked Starling
02. Northern Shoveler14. Eastern Buzzard 326. Dusky Thrush
03. Northern Pintail15. Eurasian Coot27. Daurian Redstart
04. Eurasian Teal16. Oriental Turtle Dove28. Eurasian Tree Sparrow
05. Common Pochard17. Japanese Pygmy Woodpecker V29. Black-backed Wagtail
06. Tufted Duck18. Bull-headed Shrike30. Eurasian Bullfinch V
07. Greater Scaup19. Long-tailed Shrike 2w131. Meadow Bunting
08. Little Grebe20. Azure-winged Magpie32. Rustic Bunting
09. Eurasian Bittern 121. Large-billed Crow33. Black-faced Bunting
10. Grey Heron22. Japanese Tit34. Common Reed Bunting
11. Great Cormorant23. Brown-eared Bulbul
12. Black-eared Kite24. Japanese White-eye
89 -
昨年の9月に飛来して以来、越冬しているというタカサゴモズを、4ヶ月ぶりに観察しに行く。話によれば換羽が終わったようで、かなり綺麗になったらしい。そのため一時期の人気程では無いにしろ、カメラマンがたくさんいるのではと思ったが、8時半頃に到着した時は誰もいない。9時になり、例の観察窓へ。窓が埋まるほどの人数ではない。さっそくタカサゴモズの姿を探す。しばらくして遠くの木にいるのを見つけた。とりあえずまだいることが分かったので、近くに来てくれるのを待つことにする。日によって、近い日と遠い日があるようで、完全に博打だ。池は大部分を氷が覆っている。ヒクイナもいるらしいがこの状況なので最近は姿を見せないとのこと。タカサゴモズは何ヵ所かお気に入りの場所があるようで、監視カメラとその周辺の木々、ヨシ原で観察できることが多く、一番奥の木にも時々とまる。全て遠い場所なので、観察だけという感じだが、綺麗になっていることは確認できた。そのうちに観察窓左側でサンカノゴイが見つかる。前から入っているようだが滅多に見られないらしく、昨日十数日ぶりに出たとかで、運が良いみたいだ。できればその運をタカサゴモズに使いたいところ。サンカノゴイはしばらくヨシ原の隅でじっとしていたが、急に飛んで池の中洲のヨシ原へ入ってしまった。タカサゴモズはというとお昼過ぎからようやく手前寄りを行動してくれるようになった。初列風切基部の白斑は飛翔時には目立つが、静止時にはあまり目立たない。この個体は9月時点で背中に幼羽が残っていたので成鳥ではない。その時は、幼羽から第一回冬羽への換羽中だろうと思っていた。しかし、現在の様子を見ると残っている幼羽が第一回冬羽にしては少ないので、第二回冬羽とした方が適切だと思う。この個体については発見当初、黒色型だとか、亜種が違うとか、チベットモズとか、さまざまな説が出回ったが、換羽が終わり、日本で以前から記録のあるタカサゴモズの亜種schach の普通型であることが証明された。変わった個体を観察した場合、もちろんさまざまな可能性を検討していくことは大切であるが、あまりそれが飛躍し過ぎると、間違った方向へ話が進んでしまうこともあるので注意が必要だ。逆に何も考えずに最初に誰かが言ったことを鵜呑みにしてしまうのも非常に危険。その辺りのバランス感覚というのはなかなか難しいのかもしれない。
5 Jan 12 俣野遊水地
KANAGAWA Pref.
6:30~17:00
01. Green Pheasant ♀113. Common Moorhen25. Dusky Thrush
02. Eurasian Teal14. Eurasian Coot26. Daurian Redstart
03. Little Grebe15. Long-billed Plover27. Eurasian Tree Sparrow
04. Black-crowned Night Heron16. Common Snipe28. Black-backed Wagtail
05. Grey Heron17. Common Sandpiper V29. Japanese Wagtail
06. Little Egret18. Rock Dove30. Buff-bellied Pipit
07. Great Cormorant19. Oriental Turtle Dove31. Grey-capped Greenfinch
08. Black-eared Kite20. Common Kingfisher32. Eurasian Bullfinch 2+
09. Eurasian Sparrowhawk ad♂121. Carrion Crow33. Meadow Bunting
10. Northern Goshawk ad♀122. Large-billed Crow34. Black-faced Bunting
11. Peregrine Falcon juv123. Japanese Tit35. Common Reed Bunting
12. Brown-cheeked Rail 2+24. White-cheeked Starling
83 -
2013年関東初鳥見は、まだ見ぬ小さな鳥を期待して、池へ向かった。辺りが暗いうちから待つ。しばらくしてヨシ原の切れ目を動く影、出たかと思ったが、残念ながらクイナだった。その後ハイタカが突っ込んで来たが、何も狩ることなく飛び去ってしまった。クイナは何回か現れるが、目的の鳥は姿を見せない。しばらくして門が開き、先日確認されたというポイントに場所を変えて待つ。こちら側でもクイナは出てくる。すぐにヨシ原の中に潜ってしまうが、中で水浴びをしていた。目的の鳥は姿を見せることなく、午後になる。夕方が出やすいと思い、集中力を高めて探す。ヨシ原の中でそれっぽい声が聞こえたが、クイナかもしれない。誤認ではなさそうだし、この中にいることは間違いないのだが。オオタカやハヤブサが飛んだので、それを警戒して出ないのかもしれないが、確認された日はクイナに追いかけられて出てきたということなので、そのような状況にならない限り滅多に出ないのだろう。クイナはかなり近くまでやって来るし、ウソやイカルチドリも確認することができたが、日没まで粘るものの目的の鳥は現れず。やっぱり沖縄に行かないとダメか。個体数は少なくないと思うのだが、小さすぎるので運が良くないと見つからない。まあいつか見れる日が来ると信じている。
4 Jan 6 金光町
OKAYAMA Pref.
10:30~13:00
01. Eurasian Wigeon10. Grey-headed Lapwing 419. Japanese White-eye
02. Northern Shoveler11. Long-billed Plover 320. Dusky Thrush
03. Eurasian Teal12. Common Snipe 4+21. Eurasian Tree Sparrow
04. Common Pochard13. Rock Dove22. Grey Wagtail
05. Baer's Pochard ad♂114. Carrion Crow23. Black-backed Wagtail
06. Grey Heron15. Large-billed Crow24. Japanese Wagtail
07. Black-eared Kite16. Japanese Tit25. Buff-bellied Pipit
08. Common Moorhen17. Brown-eared Bulbul V26. Grey-capped Greenfinch V
09. Eurasian Coot18. Japanese Bush Warbler V
75 -
始発で山口から岡山へ。数年続けてアカハジロが飛来しているという池は、住宅地の中にある小さな池だった。こんなところに本当にいるのかと、水面に浮かぶカモの群れを探していくと、ホシハジロに混じって、懐かしい姿を見つけることができた。メジロガモ同様に虹彩が白いためか、かなり目立つ。前回の観察は2005年、その時も住宅地の中の公園の池だった。淡水を好むので池に入るのは自然なのだが、もっと静かな環境もあったはずだ。まあこういう場所だからこそ見つかったとも言える。2009年には栃木県でメジロガモとの交雑個体を観察しているが、純粋な個体は8年ぶりとなる。メジロガモとの交雑個体と言えば、今季は瓢湖にメジロガモ×ホシハジロの雌が入っているようだ。だが、市では純粋なメジロガモだと判断してしまったようで、見つけた人には発見証を配っているらしい。確かにハジロ属は交雑の判断が難しい場合も多いが、写真を見る限り今回の個体は明らかにホシハジロが混じっていることが分かる個体だ。新潟日報にも掲載されており、「専門家にも照会しており、ほぼ間違いない」そうだ。「専門家」が一体誰なのか分からないが、日銀法4条を知らずに、政府の日銀への介入は独立性を損なう、というようなことを言う経済の"専門家"が生きていける世の中なので全く信用できない。昨年起きた朝日新聞紫詐欺事件のように左翼系新聞は捏造記事を得意とする。それを知らずに、新聞等のマスメディアを鵜呑みにしてしまう人もいまだ数多くいるのが残念だ。アカハジロは他のカモよりも警戒心が強いようで、池の真ん中より手前には来ない。時々潜水をしながら採餌していた。雄の成鳥で、赤茶味のある体色に頭部の緑色光沢、補色対比を狙っているのだろうか、とても綺麗である。体側面の白色も眩しい。前回見た個体も雄の成鳥だったと思うが、ここまで白色が出ておらず、茶褐色味を帯びていた。個体差なのだろう。メジロガモと違って、アカハジロの分布域は東アジアに限られる。欧米のバーダーにとっては超珍鳥だ。しばらく観察しているとケリが飛来し、一旦人家の脇の田んぼに降りてから隣の池へ。そこではケリの他にイカルチドリやタシギを確認することができた。住宅地の割には鳥数が多いと感じた。お昼過ぎまで観察して、倉敷まで移動し、夜行バスで新宿へ。充実した冬休みも終わりである。
3 Jan 5 きらら浜
YAMAGUCHI Pref.
6:30~17:00
01. Grey Heron13. Black-headed Gull25. White-cheeked Starling
02. Great Egret14. Vega Gull26. Dusky Thrush
03. Great Cormorant15. Rock Dove27. Daurian Redstart
04. Western Osprey16. Oriental Turtle Dove28. Eurasian Tree Sparrow
05. Black-eared Kite17. Bull-headed Shrike29. Black-backed Wagtail
06. Eastern Marsh Harrier18. Chinese Grey Shrike ad130. Buff-bellied Pipit
07. Hen Harrier ♀119. Carrion Crow31. Grey-capped Greenfinch
08. Eastern Buzzard20. Large-billed Crow32. Meadow Bunting
09. Common Kestrel21. Eurasian Skylark33. Black-faced Bunting
10. Merlin ♂1+22. Brown-eared Bulbul34. Common Reed Bunting
11. Peregrine Falcon23. Japanese Bush Warbler V
12. Common Moorhen24. Zitting Cisticola
67 391
昨日中に熊本から一気に移動し、昨年に引き続きオオカラモズが越冬しているという干拓地へ。まだ暗いうちに到着し、日の出と同時に姿を探す。白くてモズ類最大、先端付近にとまるので、いればかなり目立つだろう。しばらくして遥か遠くに白い点を見つける。きっとそうだろうとスコープで確認すると、風切の大きな白斑があり、確かにオオカラモズである。オオモズより先にオオカラモズを見てしまうとは思わなかった。10年程前に全国的にオオカラモズが当たった年があったが、その頃はまだ珍鳥に手を出していなかったので、ようやくの初観察となる。すぐに飛んでしまい見失ったが、近くに行ってみると、一瞬また姿を確認できた。おそらく警戒心が強いと思われるので、ある程度距離をとってしばらく待ってみるが、なかなか現れない。待っている間はハイイロチュウヒが飛んだ。雌だったが木にもとまったのでじっくり観察することができた。雄もいるとのことだが確認できず。オオカラモズはどうやら行動範囲が広いらしく、少し離れたポイントでも観察されることがあるとのことで、歩きながら捜索することにした。それほど大きい干拓というわけではないが、猛禽が多く目に付く。餌が豊富にあるのだろう。コチョウゲンボウの雄が降りているのが観察できた。ただ陽炎の影響で鮮明には観察できない。オオカラモズの姿を見ることなく再び朝の地点周辺に戻ってくると、上空にチュウヒが飛んでいる。そのチュウヒを観察しながら、辺りをスコープで探すと、たまたまオオカラモズの飛翔姿が視野に入ってきた。オオモズより初列と次列風切基部の白斑が大きく、太い翼帯となることがしっかり確認できた。ミナミオオモズから種分化した Steppe Grey Shrike は初列の斑が大きいが次列には斑がないことで識別できる。慌てて降りた辺りに行ってみるが、姿はない。ヨシ原の中に潜ったかもしれないので待つが現れない。しばらくしてやってきた地元の方によると、どうやらこの辺りがよく出るポイントということで、日没まで待つことにする。たまに猛禽類が飛ぶので飽きないが、オオカラモズは一向に来る気配がない。今日はもうダメかと諦めかけた時、急に白い鳥が前方に木にとまる。確認するとオオカラモズである。しかし、すごい陽炎でまともな写真が撮れない。そうこうしているうちに奥の木に移動し、それから右へ飛んで見失ってしまった。その後日没まで待ったが、木にとまる綺麗なコチョウゲン雄がせめてもの成果くらいで、オオカラモズの姿を見ることは無かった。しかし、もともとかなり厳しいという事前情報のもと来ていたので、姿を見ることができただけでも良かった。日本に飛来するオオカラモズは基亜種sphenocercus である。もう一つの亜種giganteus は、BIRDS OF EAST ASIA によれば、Tibetan Grey Shrike Lanius giganteus としてスプリットされる可能性もあるようだ。オオモズの分布域がかなり広いのに対して、オオカラモズは中国東部や朝鮮半島周辺のみに生息し、アジア固有種である。分布域に近い西日本では比較的記録されるようなので、そのうちまた近くで見る機会があるだろう。
2 Jan 4 横島干拓
KUMAMOTO Pref.
7:00~13:00
01. Taiga Bean Goose 219. Eurasian Coot37. Japanese White-eye
02. Tundra Bean Goose 620. White-naped Crane 238. White-cheeked Starling
03. Gadwall21. Northern Lapwing39. Dusky Thrush
04. Falcated Duck22. Common Greenshank40. Daurian Redstart
05. Eurasian Wigeon23. Green Sandpiper41. Blue Rock Thrush
06. Mallard24. Common Sandpiper42. Russet Sparrow ++
07. Northern Pintail25. Saunders's Gull43. Eurasian Tree Sparrow
08. Baikal Teal 326. Vega Gull44. Black-backed Wagtail
09. Eurasian Teal27. Rock Dove45. Red-throated Pipit 4+
10. Black-faced Spoonbill 728. Oriental Turtle Dove46. Buff-bellied Pipit
11. Grey Heron29. Bull-headed Shrike47. Brambling ++
12. Little Egret30. Hybrid Shrike *248. Grey-capped Greenfinch
13. Great Cormorant31. Rook49. Hawfinch
14. Western Osprey32. Carrion Crow50. Meadow Bunting
15. Common Kestrel33. Large-billed Crow51. Chestnut-eared Bunting
16. Merlin ♀134. Eurasian Skylark52. Black-faced Bunting
17. Peregrine Falcon *135. Brown-eared Bulbul
18. Common Moorhen36. Japanese Bush Warbler
*1 Probable Pealei
*2 Probable Brown Shrike( cristatus ) × Red-tailed Shrike ?
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予定ではもう一日キバラガラを観察する予定だったのだが、昨日お会いした方が、昨年オリイモズだと騒がれた個体を見に行くというので、同行させていただいた。ポイントに到着すると、ほどなくして電線にとまる当該個体を観察することができた。昨年騒がれた時期がちょうど受験だったので、あまり詳しい状況を聞いていなかったのだが、姿を見た第一印象は、どこがオリイなのか、というぐらいにアカモズ寄りのJizzであった。しかし、初列風切の白斑はアカモズでは出ない。ネット上の様子を見ていると、この白斑やEPTはオリイモズを肯定しているが、尾羽の色だけオリイモズとは合致しない、みたいな論調をよく見かける。しかし、そもそもJizzがオリイモズとは異なるように感じた。ではなぜこの個体がオリイモズとして拡散してしまったのか、その経過を推察すると、最大の犯人はおそらく発見者だろう。変わったモズを見かけて、その特徴から該当する種を探そうとしたのだろうが、その際、識別点を杓子定規に当てはめていってしまったのだろう。前から思っていたのだが、識別が苦手な人ほど、識別点を使って識別しているように思う。そのような人は大抵、識別点を万能だと過信し、状況に応じた適切な判断ができない。Jizzというのは一見、論理的ではないように思われるが、そのJizzの違いをもたらしているのは各種ごとの特徴である。それらがいくつも重なって、一つのJizzを醸成している。だから、識別点を一つ一つ分離し当てはめて考えるより、よっぽど正確な結論が導かれることが多い。確かに識別点を抑えることも重要だが、それだけで十分な結論は出ない。そして、この誤認に力を持たせたのが、識別能力の欠如したカメラマンたちである。珍鳥にすぐに飛び付くくせに、ろくに識別できないので、オリイモズだよと言われれば信じてしまうだろう。まして白斑だのEPTだの(もっとも、彼らにはEPTとTPPの違いも分からないだろうが)言われたら疑う余地はない。しかし、この世界にはそのような人ばかりではないので、この個体がオリイモズではなく交雑個体であることを主張する人も出てくる。ここでまた厄介なのが発見者。せっかく自分が珍鳥を見つけたという功績を、雑種で片付けられてしまうわけにはいかない。必死にオリイモズを主張する。カメラマンたちはどちらを信じるだろうか。当然、自らのライフリストを増やしてくれる方を選ぶ。このような経過を辿り、オリイモズ説が拡散していく結果となったと思われる。幸い、山階がシマアカモズ系の交雑個体と判断したという話が広まり、雑種ということで落ち着いた。しかし、山階の判定が本当の話なのか、また本当だとして山階を信じるのか、というのは別問題であり、ここからは先入観にとらわれずに考察していくことにする。まず、この個体が純粋な種として該当するものがないため、交雑個体であることは明らかである。次にJizzから、アカモズ系が関わっていることが推察される。初列の白斑は亜種アカモズでは出ない。亜種シマアカモズでは稀に出る個体もいるが、この個体の白斑をシマアカモズ由来のものとして考えるには無理があるだろう。よって、片親は種アカモズのいずれかの亜種だとして、もう一方の親は白斑が出る種である可能性が極めて高いと言える。モズ、オリイモズ、そして日本未記録のRed-tailed Shrike ( Turkestan Shrike )が候補として考えられる。この個体のEPTは6枚程度であることから、6枚未満の種同士の交雑は考えにくい。アカモズの亜種はいずれも6枚未満であるから、もう片親は6枚以上であることが推察できる。したがって、オリイモズか Red-tailed に絞られるだろう。オリイモズの場合、手元の資料を見る限りではEPTより亜種arenarius の可能性は低いと考えられ、亜種tsaidamensis については有用な資料がないため判断できないが、'tsaidamensis 'のように表記されている文献があり、亜種として認められるか微妙だと思われる。ここでは除外する。よってオリイモズは基亜種isabellinus として考察を続けると、全体の配色としては Red-tailed の方が近い印象を受ける。少なくともオリイモズを積極的に支持する要素が見られない。日本への飛来の可能性を無視し、純粋に個体のみで判断するならば、もう片親を Red-tailed とするのが自然ではないだろうか。そうなると、アカモズは分布域の近い基亜種cristatus と考えられる。以上のことから、Brown Shrike( cristatus ) × Red-tailed Shrike が候補の一つとして挙げられるという結論になった。ただ実際この組み合わせの個体が飛来する可能性は相当低いと思うので、現実的にはシマアカモズやモズが関わっていることも十分に考えられる。ちなみにオリイモズは第七版ではモウコアカモズという和名に変更された。また、IOCではアカオモズという和名が使われている。Red-tailed Shrikeとアカオモズを同一種であると誤解してしまう人もいるようだ。この辺りは別の機会に述べたいと思う。一般的に、交雑個体について絶対的な答えを出すことは非常に難しい。大切なのは、考察結果の正否ではなく、自ら考え自分なりの結論を出すというプロセスだ。○○が言ったから○○、のような受動的で自ら考える意志のない姿勢は最も恥ずべき愚行である、と言ったところで撮影と撮影種数を稼ぐことしか頭にないカメラマンたちには鼻で笑われて終わりだろうが、自ら考えようする人が一人でも増えることを望む。この個体は、モズとは行動パターンが異なり、時々電線にとまるものの、川沿いの藪に潜り込んで採餌していることが多かった。観察中にはヒシクイも群れが飛来した。近くで確認してみると、オオヒシクイも2羽混じっている。ヒシクイとオオヒシクイは種分化され、それぞれ独立種とするのが一般的だが、第七版では亜種とされている。カメラマンも酷ければ学会も酷い。日本の鳥学の将来は暗い。しばらくして飛び去ってしまったが、ヒシクイはなかなか観察する機会が無かったので嬉しかった。交雑モズの後は干拓地を回る。ヒシクイ観察中にムネアカタヒバリの声を聞いたので期待すると、盛土のところで同行の方が発見。複数個体いるようで、喉が赤い個体も観察できた。日本の図鑑では冬羽は赤味がなくなると記述されている場合が多いが、COLLINSでは挿絵とともに"most adults have terracotta-pink throat in winter"と説明されている。赤味がない冬羽は未見のセジロタヒバリに似るので注意しながら見たが、やっぱり混じっていない。というか声で僅かな望みを打ち消される。九州には多いと聞いていたがようやくライファーに加えることができた。干拓にはニュウナイスズメやアトリが多い。遠くにマナヅルを確認。猛禽類はコチョウゲンボウ、そしてハヤブサ。2羽で現れ、1羽は幼鳥だった。成鳥の方がやや変な感じがしたので、電柱にとまったところを観察する。頭部の白色の食い込みが少なく、オオハヤブサに近い印象を受けた。腹には赤味があり、シベリアハヤブサの可能性も考えられたが、それにしては赤味が少ないことが気になった。普通のハヤブサの個体差の範囲内かもしれない。ハヤブサの亜種については1亜種しか観察経験が無く、オオもしくはシベリアの可能性がある個体、という具合に記録をとどめておいたが、気になるので大先輩に聞いてみると、推定オオハヤブサとの回答。いただいた画像を下に再度検討した結果、少なくともシベリアでは無く、大先輩の回答及び発見時のJizzを尊重し、推定オオハヤブサという結論になった。ただ、斑があまり濃くなく、雄だとしても非常に微妙なラインである。これからもハヤブサは注意深く観察していきたい。最後に川へ行き、クロツラヘラサギやトモエガモを観察。今日はかなり充実した鳥見となった。ご一緒させていただいた方には大変お世話になり、感謝申し上げます。
1 Jan 3 春日公園
FUKUOKA Pref.
12:00~17:30
01. Mallard07. Varied Tit13. Japanese White-eye
02. Little Egret08. Yellow-bellied Tit 1w♂14. Pale Thrush
03. Rock Dove09. Japanese Tit15. Daurian Redstart V
04. Oriental Turtle Dove10. Brown-eared Bulbul16. Eurasian Tree Sparrow
05. Japanese Pygmy Woodpecker11. Japanese Bush Warbler17. Black-backed Wagtail
06. Large-billed Crow12. Long-tailed Tit18. Eurasian Siskin 2+
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年末の遠征ではキバラガラを予定に組み込むことができなかった。中国に行けば見られるが、今日中関係が最悪なのでしばらく行けないかもしれない。日本で見られるうちに見ておいたほうが良い。じゃあいつ行くのか、今でしょ!ということで年明け早々に夜行バスで福岡へ。新宿からバスに揺られること十数時間、博多駅に到着する。すぐに電車でキバラガラが見られている公園へと向かう。事前に聞いていた出やすいというポイントに行ってみると、カメラマンがちらほら。今日も見られているとのこと。カラ群に混じり、ヤマガラの後を追いかけているらしい。しばらく探すと、一瞬枝にとまった姿を見ることができた。もともと見るだけでも良いかと思っていたので、とりあえず安心。比較的高い木を移動していることが多かったが、地面に降りたり、低い植込みの中に入ることもあった。速さや大きさはヒガラと同じくらいで、デジスコでの捕捉はなかなか難しい。写真は無理かと思ったが、頭上の木に来た時に割とゆっくりしてくれたので、何とか姿を写真に収めることができた。腹の黄色いヒガラという感じだ。シジュウカラ科の大陸系は腹が黄色い種が割といる。シジュウカラの腹も黄色い。日本産シジュウカラはかつて、Great Tit Parus major の亜種minor とされていたが、現在は独立し、Japanese Tit Parus minor となっている。IOCでは種分化後の Great Tit にシジュウカラという和名を与え、Japanese Tit には和名を与えていない。そのため、正確に言えばシジュウカラは日本未記録であり、腹は黄色いということになる。しかし、今までは便宜上 Japanese Tit をシジュウカラとして記録していた。今年から記録を英名表記に変えたのは、このような齟齬を解消するためである。このように種分化が絡んでくる種は、日本産に和名が無かったり、普段使用している和名ではなかったり、問題が多い。キバラガラはかつてはシジュウカラなどと同じシジュウカラ属 Parus とされていたが、最近ではヒガラ、シラボシガラ、パラワンガラとともにヒガラ属 Periparus とされるのが一般的だ。IOCはもちろんのこと、あの第七版でもそのように扱われている。だからヒガラに似ているのは必然的である。その後は何度か目撃することができたが、2時過ぎから見失ってしまう。知り合いにたまたまお会いしたので、一緒に探すことにした。しばらくして噴水を挟んで反対側の林で再び観察することができた。頭部は黒く雄で、喉の黒色が完全に出ていないことや眉斑状の白斑が出ていること等から第一回冬羽の個体と思われる。2010年に舳倉島で観察されたのが初記録と思われているが、2009年に福岡県で記録があるらしい。福岡は中国と近いので記録されやすいのだろう。今季は福岡以外でも複数羽が観察されているので、大陸から群れで入ってきたのだろう。今シーズンは冬鳥の当たり年と言われているが、そのほとんどはシベリア方面から南下してくる種である。キバラガラはどちらかと言うと、"東進"になり、そもそも留鳥なので、単純に冬鳥の当たり年と繋げて考えるのは好ましくないかもしれないが、無関係とも言えない。韓国の離島では前から記録があるようなので、渡る個体群が出現しているのか。今後記録が増えるような気もする。夕方近くになり、マヒワを観察して終了。
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