- 2014
No. Date Place
Time
Speices (LifeList YearList)
Note&Photo
Year
List
Life
List
61 Dec 28 渡良瀬遊水地
8:00~16:30
01. Common Shelduck14. Eastern Buzzard27. Brown-eared Bulbul
02. Mallard15. Northern Lapwing28. Japanese Bush Warbler
03. Eastern Spot-billed Duck16. Long-billed Plover29. Dusky Thrush
04. Northern Shoveler17. Oriental Turtle Dove30. Daurian Redstart
05. Eurasian Teal18. Common Kingfisher31. Eurasian Tree Sparrow
06. Grey Heron19. Merlin32. Black-backed Wagtail
07. Great Egret20. Peregrine Falcon33. Japanese Wagtail
08. Great Cormorant21. Bull-headed Shrike34. Hawfinch
09. Western Osprey22. Great Grey Shrike 135. Long-tailed Rosefinch
10. Eurasian Sparrowhawk23. Rook36. Meadow Bunting
11. Eastern Marsh Harrier24. Carrion Crow37. Rustic Bunting
12. Hen Harrier 225. Large-billed Crow38. Black-faced Bunting
13. Black-eared Kite26. Japanese Tit
326 -
年末年始くらい家でのんびりと寛ぐ、という選択肢も全然ありだったのだが、オオモズという課題を背負ったまま年を越すのは良くないと思ったので、再びの渡良瀬へ。到着からほどなくして、アシ原のほうで見つかった。がここでも遠い。さらにその後アシ原の奥にある木に移動した。遠いが、天辺にとまってくれ、光線もよかったので、割としっかり見ることができた。その後、飛んで一旦は見失ったが、堤防を越えて飛ぶ姿を再び見つけた。他に誰も気づいていないようだったので、これはチャンスだと思い、とまったところに無言で近づいていく。しかし、どうにも枝がかぶってしまい、あとちょっと近づければ、というところで飛ばれてしまう。飛んだ方向は池の方向だったので、これはきっとそこに出ると思って、池のほとりで待機すると、案の定出た。今まででは一番近い距離、しかも順光。警戒心の強いオオモズをこれだけの条件で観察できる機会はそうないのではないか。オオモズは7亜種に分かれ、日本では2亜種の記録があるとされるが、日本鳥類目録とBirds of East Asia で記載亜種に差異がある。前者では、亜種bianchii と亜種mollis (シベリア-、1920年代以降記録がないとされる)となっているが、後者では、北海道に飛来するのが亜種sibiricus 、南日本に飛来するのが亜種bianchii とされている。どちらが正しいのかは不明だが、前者の保守的な傾向を鑑みると、後者のほうが、最新の動向を反映しているのではないかと思われる。亜種mollis は基亜種に比べ上面に茶色味またはバフ色味があり、茶かバフ色の鱗模様が上下面に出現し(幼鳥?)、亜種sibiricus より後方まで模様が出るようだ。白斑は亜種sibiricus より小さいとされる。亜種sibiricus は上面がわずかに茶色味を帯びた灰色で、白い眉斑は僅か。初列の白斑・中央尾羽の白斑は基亜種より小さい。上尾筒は淡い灰色で、下面は白色か、わずかにピンク色を帯び、黒い鱗模様が出るとされる。亜種bianchiiは小さく、より淡色で、灰色味が強い(茶色味に乏しい)という。今回見ることができた個体は、上面に茶色味は感じられないし、普通にbianchii でいいと思うが、北海道に飛来する個体がどんな感じなのか、実際に見てみたいところだ。現地では、オオモズは日光で繁殖している、夏に見たんだ、というような話をする者がいて、それはおそらく高原モズというやつじゃないですか、と言ったのだが、まるで聞く耳を持たない。オオモズをしっかり見ることができ、おまけにハイイロチュウヒの雌も近くを飛んでくれたので、満足して、近くに出ているツクシガモを見に行った。九州でさんざん見ているが関東では2003年の谷津干潟以来11年ぶりの観察となる。その後は雄のハイチュウを狙って日没まで待機するが、今日は現れず。オオモズをクリアして、優雅な年末年始を過ごせそうだ。
60 Dec 23 小石川後楽園
9:00~12:00
01. Mallard08. Rock Dove15. White-cheeked Starling
02. Eastern Spot-billed Duck09. Oriental Turtle Dove16. Dusky Thrush
03. Common Pochard10. Large-billed Crow17. Eurasian Tree Sparrow
04. Tufted Duck11. Japanese Tit18. Black-backed Wagtail
05. Grey Heron12. Brown-eared Bulbul19. Grey-capped Greenfinch
06. Little Egret13. Japanese Bush Warbler20. Black-faced Bunting
07. Great Cormorant14. Japanese White-eye
- -
越冬するだろうから来年行こう、と気楽に考えていたアカハシハジロがまさかの"抜ける"という前代未聞のパターンを披露してくれたので驚きを隠せない。何をしにあの池に来たのかと言わざるを得ないし、どうせ抜けるならもっと南下して神奈川に入れ、とも言わざるを得ない。まあ雄も雌も見ているし別に良いのだが、近かったようなので少し残念である。一方その頃東京では"アカハジロ"が出たが、こちらは交雑個体であると分かってからというものブームは収まったようである。アカハジロは幻に終わったものの、"赤恥露"は多数出現しているようで、ネット上は非常に愉快だ。そんなことはさておき、貴重な交雑個体を見ようと年の瀬の多忙の合間を縫って、開園と同時に池へ向かうが、そこには残念ながら"アカハジロ"の姿はなかった。皇居と行き来しているという話もあるので、そっちに行っていたのかもしれない。ここ最近のフィールドノートにあまり鳥運が感じられないのは気のせいだろうか。
59 Dec 14 渡良瀬遊水地
8:00~15:00
01. Grey Heron09. Great Grey Shrike 117. Daurian Redstart
02. Great Egret10. Carrion Crow18. Eurasian Tree Sparrow
03. Great Cormorant11. Large-billed Crow19. Black-backed Wagtail
04. Western Osprey12. Japanese Tit20. Japanese Wagtail
05. Black-eared Kite13. Brown-eared Bulbul21. Hawfinch
06. Eastern Buzzard14. Japanese Bush Warbler22. Long-tailed Rosefinch
07. Oriental Turtle Dove15. White-cheeked Starling23. Grey-capped Greenfinch
08. Bull-headed Shrike16. Dusky Thrush24. Black-faced Bunting
324 484
年末の忘年会で忙しい時期にオオモズやらアカハシハジロやら出るのは本当にやめてほしいのだが、とりあえずライファーであるオオモズを優先して渡良瀬へ。14時には帰らないと忘年会に間に合わない。到着してほどなくして、遠くの木の天辺にとまるオオモズを確認することができたが、逆光で黒く見える。しばらく待っていると割と手前の木に一瞬とまってくれたが、こちらも逆光。でもかなり大きいことはよく分かる。日本産モズ類で最大のオオカラモズもかなり遠いのを見ただけなので、大きいモズを実際に大きく体感したのは初めてだ。その後はかなり奥へ飛んで、遥か彼方の木にとまるのを確認したが、それ以降全く出ない時間が続く。ハイイロチュウヒやケアシノスリなどの猛禽にも期待したが、ノスリやミサゴがたまに飛ぶくらいだ。午後になり、タイムアップ。写真は全然ダメだったが、日光でも野辺山でも振られ続けた割と縁のない鳥だっただけにとりあえず見ることができただけでも良かった。普通は山にいるこの鳥が平地まで下りてきたのは意外だったが、おそらくは越冬してくれるだろうから、人が少なくなる年末にでもまた来ようと思う。本日のメインはあくまでも忘年会である。
58 Dec 6 酒匂川
7:00~15:00
01. Gadwall18. Northern Goshawk35. Bull-headed Shrike
02. Falcated Duck19. Black-eared Kite36. Carrion Crow
03. Eurasian Wigeon20. Eastern Buzzard37. Brown-eared Bulbul
04. Mallard21. Common Moorhen38. Japanese Bush Warbler
05. Eastern Spot-billed Duck22. Eurasian Coot39. Japanese White-eye
06. Northern Pintail23. Long-billed Plover40. White-cheeked Starling
07. Eurasian Teal24. Green Sandpiper41. Dusky Thrush
08. Tufted Duck25. Common Sandpiper42. Blue Rock Thrush
09. Common Merganser ♂7 ♀2926. Black-headed Gull43. Eurasian Tree Sparrow
10. Little Grebe27. Black-tailed Gull44. Black-backed Wagtail
11. Great Crested Grebe28. Vega Gull45. Japanese Wagtail
12. Black-crowned Night Heron29. Slaty-backed Gull46. Olive-backed Pipit
13. Grey Heron30. Rock Dove47. Buff-bellied Pipit
14. Great Egret31. Oriental Turtle Dove48. Hawfinch
15. Little Egret32. House Swift49. Long-tailed Rosefinch
16. Great Cormorant33. Common Kingfisher50. Meadow Bunting
17. Western Osprey34. Peregrine Falcon51. Black-faced Bunting
323 -
今年も酒匂川でコウライアイサが観察されているとのことで、カモやカモメ、ベニマシコなどの冬鳥を観察がてら探しに行った。上流から下流に向かって歩きながら探鳥する。カワアイサは小群で何ヶ所に散らばり採餌しているが、コウライアイサは混じっておらず。警戒心が割と強いので、飛ばさないように注意しながら観察する。結構上流と下流を行き来しているようで、コウライを見つけるのは相当な運が必要なようだ。途中木にとまるオオタカ、ノスリを観察。オオタカ成鳥の木どまりは意外と久々に見た気がする。期待のベニマシコも鳴きながらアシ原の中をちょろちょろしている。結局コウライは見つからないままいつものカモ観察ポイントまでやってきた。特に珍しいのはおらず。ヨシガモの綺麗な雄が1羽混じっていたが、まだ三列風切が伸びきっていない。上流へ戻りながら、再度コウライに期待するが、最後に見られた大きなカワアイサの群れにも混じってはいなかった。行動範囲が広いのだろう。また機会があればチャレンジしたい。
57 Nov 30 三番瀬
7:30~12:00
01. Gadwall13. Western Osprey25. Oriental Turtle Dove
02. Eurasian Wigeon14. Eurasian Coot26. Carrion Crow
03. Northern Pintail15. Eurasian Oystercatcher27. Large-billed Crow
04. Common Pochard16. Grey Plover28. Japanese Tit
05. Greater Scaup17. Common Ringed Plover29. Brown-eared Bulbul
06. White-winged Scoter18. Lesser Sand Plover30. Japanese Bush Warbler
07. Red-breasted Merganser19. Common Sandpiper31. White-cheeked Starling
08. Great Crested Grebe20. Sanderling32. Eurasian Tree Sparrow
09. Black-necked Grebe21. Red-necked Stint33. Black-backed Wagtail
10. Grey Heron22. Dunlin34. Buff-bellied Pipit
11. Great Egret23. Black-headed Gull35. Grey-capped Greenfinch
12. Great Cormorant24. Rock Dove36. Common Reed Bunting
- -
10月頃から、三番瀬でオバシギとアライソシギの交雑と考えられる個体が観察されているとのことで、探しに行った。いつも三番瀬にいるわけではなく確率は決して高くないようであるが、この組み合わせは世界3例目なので、是非とも見ておきたい。到着時は、だんたんと満ちてきていたが、小潮なので手前に干潟が多く残っており、ハジロコチドリの姿をすぐに見つけることができた。例の交雑個体はなかなか見つからない。ハマシギやミユビシギなど小型シギが殆どなので、いれば簡単に見つけられるはずだ。今日は三番瀬以外で過ごしているのだろう。ビロードキンクロは今年も確認することができた。いつまで来るのだろうか。結局交雑個体は見つからず、暇になりハマシギの別亜種を探すも、こちらもダメで、初冬の干潟を後にした。
56
55
Nov 16
Nov 15
大洗-苫小牧航路
6:00~16:30
01. Taiga Bean Goose08. Flesh-footed Shearwater 115. Vega Gull
02. Whooper Swan09. Pelagic Cormorant16. Pomarine Skua +
03. Mallard10. Japanese Cormorant17. Ancient Murrelet
04. Eurasian Teal11. Black-legged Kittiwake 300+ 18. Oriental Turtle Dove
05. Red-breasted Merganser12. Black-headed Gull19. Eurasian Skylark
06. Laysan Albatross 20+13. Black-tailed Gull20. Dusky Thrush
07. Northern Fulmar 20+14. Mew Gull
322 -
[15日]一年ぶりの大洗-苫小牧航路に乗船。ミナミオナガミズナギドリとアホウドリを狙う。日の出と同時に甲板に出て、鳥見スタート。オオミズナギドリがほとんどでその中にたまにコアホドリ、トウゾクカモメが混じる。北上するにつれてフルマカモメを目にする機会が増えてくる。ミナミオナガに期待を高めるが、現れない。午後になるとミツユビカモメの大群が多く見られるようになる。船の反対側から越えてきて、進行方向とは逆に流れるように過ぎた群れの中には、アカアシミツユビカモメの幼鳥が混じっていたようだが、一瞬だったため確認することができなかった。これは悔やまれる。ミズナギドリのほうのアカアシは2羽ほど飛んでいた。再びアカアシミツユビが出ないかミツユビの群れを注視していたが実らず、夕方暗くなった空をオオヒシクイの群れが飛ぶのを見て、観察を終了した。明日の復路に期待だ。
[16日]昨日同様に日の出とともに甲板へ。北の海域のほうが当然アカアシミツユビの出現確率は高いため、気合を入れて群れを見ていくが、いない。遠くにオオハクチョウの群れ。もともとの狙いであったミナミオナガ、アホウドリについても見逃すことがないよう、注意し続ける。が、出るのはコアホ、トウゾクなど昨日と同じメンバーばかり。数もまばらになってきて、午後になるとどんどん気力がなくなっていく。数週間前に乗った方は結構良かったようなので、もう南下してしまったようだ。来年は少し時期を早めてみるか。というかミナミオナガ狙いに最適なシーズンというのがいまだにわからない。10~11月というのが一般的だが、その中でもどの辺りなのだろうか。結局今年も期待2種は現れず、さらにアカアシミツユビ逃しは今年最大の失態。来年はもっと集中力を高めなければ。
54 Oct 25 多摩川
KANAGAWA Pref.
11:00~12:00
01. Eurasian Wigeon13. Common Sandpiper25. Japanese Tit
02. Mallard14. Temminck's Stint w226. Brown-eared Bulbul
03. Eastern Spot-billed Duck15. Black-headed Gull27. Red-rumped Swallow
04. Eurasian Teal16. Vega Gull28. White-cheeked Starling
05. Little Grebe17. Rock Dove29. Daurian Redstart
06. Grey Heron18. Oriental Turtle Dove30. Eurasian Tree Sparrow
07. Great Egret19. Common Kingfisher31. Black-backed Wagtail
08. Little Egret20. Japanese Pygmy Woodpecker32. Japanese Wagtail
09. Great Cormorant21. Common Kestrel33. Grey-capped Greenfinch
10. Western Osprey22. Bull-headed Shrike34. Meadow Bunting
11. Black-eared Kite23. Carrion Crow
12. Long-billed Plover24. Large-billed Crow
319 -
カモを観察しようと、以前アメリカヒドリの雌を見つけたポイントへ行ってみたが、予想よりもかなり数が少ない。いろいろ探し出そうと思っていたので拍子抜けだ。ちょっと時期が早すぎたか。対岸には越冬すると思われるオジロトウネン。遠すぎる。イカルチドリもいた。上空にコシアカツバメの群れが舞っているところが10月末の河原っぽくて良い。ジョウビタキも既に渡ってきていて、最近鳥見ができていなかったので今季初認となる。またもう少し遅い時期に来ようと思った。
53 Sep 29 公園
KANAGAWA Pref.
14:00~15:30
01. Oriental Turtle Dove04. Azure-winged Magpie07. Brown-eared Bulbul
02. Grey Nightjar05. Large-billed Crow08. Japanese White-eye
03. Japanese Pygmy Woodpecker06. Japanese Tit09. Black-backed Wagtail
317 -
夏休みもあと2日、連日の遠征続きの疲れが溜まって家で寛いでいると、県内のフィールドにヨタカが出ているとのこと。ヨタカは過去数回見ているが、アシ原の茂みの中だったり、夕暮れのシルエットだったりで、なかなか条件が悪かったので、迷うことなく家を出る。一時間ちょっとで到着すると、木の太い枝にぴったりと密着するように佇むヨタカの姿があった。今まででは一番見やすいが、それでもやや高めの木の上なので、良い角度を探しながら起きるのを待つ。しばらくすると目を開けたり、翼を広げて伸びをしたり、向きを変えたりと、活発に動く様子を観察することができた。ヨタカはこの時期になると毎年どこかに入るが、その日のうちに行かないと翌日にはもう抜けていることが多く、翌日チャレンジで成功したのは過去1回しかない。今回は午前中に情報をいただくことができたため、スムーズに見ることができた。この個体も翌日にはいなかったようである。
52
51
Sep 26
Sep 25
小川
IBARAKI Pref.
01. Eastern Buzzard08. Large-billed Crow15. Japanese White-eye
02. Ural Owl V09. Varied Tit16. Eurasian Nuthatch V
03. Japanese Pygmy Woodpecker10. Willow Tit V17. Narcissus Flycatcher
04. White-backed Woodpecker11. Japanese Tit18. Brown Dipper
05. Great Spotted Woodpecker12. Brown-eared Bulbul19. Brambling
06. Japanese Green Woodpecker13. Japanese Bush Warbler20. Eurasian Siskin
07. Eurasian Jay14. Chinese Hwamei
316 -
調査ついでの鳥見。
50 Sep 23 宝ヶ池
KYOTO Pref.
12:00~17:00
01. Oriental Turtle Dove05. Large-billed Crow09. Eurasian Tree Sparrow
02. Rufous Hawk-Cuckoo juv106. Japanese Tit10. Black-backed Wagtail
03. Oriental Cuckoo07. Brown-eared Bulbul11. Japanese Grosbeak
04. Japanese Pygmy Woodpecker08. Japanese White-eye
312 483
ヒメウズラシギが無性に見たくなり、急遽大阪まで行くことにしたにも関わらず、あと少しでフィールドへ着くというところで今日は出ていないという虚しい連絡が入った。しょうがないのでそのまま京都の宝ヶ池に直行する。中3の修学旅行以来となる久々の京都であったが、お目当ては金閣でも清水寺でもなく慈悲心鳥である。最寄駅を降りて歩くと、横の広場で共に産む党が集会を開いている。どこでも左翼は元気だなと、さっさっと通り過ぎてポイントへ。しばらく待っていると、奥の茂みからツツドリに追われるように飛び出してきた。林へ消えたが、しばらくして今度は奥の方の地面でガサガサ動いているのが確認できた。その後手前の木に移動し、そこからは断続的に日没まで観察することができた。数日前に権現山で一日粘って空振ったのが嘘のようだ。ジュウイチは、カッコウ科ではあるものの、姿はツミのような小型猛禽を連想させるもので、英名のHawk-cuckooにも納得がいく。渡りに備えてたくさんの毛虫を食べていた。ネット上ではジュウイチの学名をCuculus fugax としているブログが散見されるが、これは誤りである。もうとっくに種分化しているし、そもそも属からしてカッコウ属ではない。現在の正式な学名はHierococcyx hyperythrus である。英名もHodgson's Hawk-cuckooを使うのは誤りで、これだと日本初記録を出してしまっている。Hodgson's Hawk-cuckooはHierococcyx nisicolor (和名なし)の英名である。タイムスリップ感を味わうのに最適な日本鳥類目録第7版でさえジュウイチについてはIOCと同様の扱いであるのにいったい何を参照しているのだろうか。ちなみに、IOC準拠の和名では日本で記録されるジュウイチの和名はキタジュウイチで、"ジュウイチ"という和名はMalaysian Hawk-cuckoo (これが種分化前でいう基亜種fugax )にあてられている。残念ながら、秋の渡りの幼鳥なので、その特徴的な鳴き声を聞くことはできなかった。次は春に山で鳴く成鳥を見てみたい。周辺ではイカルなどが確認できたが、関西で割とよくいるイメージのあるムギマキなどはいなかった。帰りはもともと宝ヶ池に移動することを見越して京都駅からの夜行バスを予約していたので、楽に帰ることができた。ヒメウズラはそのうち三番瀬で出るだろう。
49 Sep 9 権現山
KANAGAWA Pref.
6:00~17:30
01. Black-eared Kite07. Brown-eared Bulbul13. Grey-streaked Flycatcher 2+
02. Oriental Turtle Dove08. Barn Swallow14. Blue-and-white Flycatcher juv♂1
03. Japanese Pygmy Woodpecker09. Long-tailed Tit15. Narcissus Flycatcher 2+
04. Large-billed Crow10. Eastern Crowned Warbler 116. Blue Rock Thrush
05. Varied Tit11. Japanese White-eye17. Eurasian Tree Sparrow
06. Japanese Tit12. White-cheeked Starling18. Black-backed Wagtail
- -
このところジュウイチが見られているということで、権現山へ。登山道を上がり、見られているポイントへと向かう。既にカメラマンが何人かいるが、まだ出ていないようだ。周辺を探鳥しながらしばらく待機する。周りにはエゾビタキやキビタキといった渡りのヒタキ類が飛び交っているが、期待していたサメビタキの姿はない。神奈川でサメを見たことがないので、いつか見つけてみたい。しばらく待ってみるものの、一向に現れる気配がない。ぐるぐる歩き回りながら、林内を飛ぶ影がにないか目を凝らしたが、小鳥類がせいぜい動いているくらいだ。諦めムードが漂う。しかし、なんと知り合いの高校生バーダーがジュウイチの声を聞いたという。声のしたあたりを懸命に探すが見つからない。この時期に、しかも幼鳥が鳴くのか疑問ではあったが、テープでも流していない限り聞き間違えることもないはずので、今日もいたことはいたのだろう。もしくは、別個体の成鳥が入ったか。その後もサンショウクイがヒリヒリしている他オオルリ、カラ群に混じるセンダイムシクイくらいで、日没まで粘ったがジュウイチが現れることはなかった。
47
~
45
Sep 18
~
Sep 16
ボタニック・ガーデン
マクリッチ貯水池
スンガイ・ブロー
湿地保護区
SINGAPORE
7:00~18:00
01. Lesser Whistling Duck23. Zebra Dove45. Cream-vented Bulbul
02. Red Junglefowl24. Pink-necked Green Pigeon46. Asian Red-eyed Bulbul
03. Milky Stork25. Asian Koel47. Pacific Swallow
04. Black-crowned Night Heron26. Little Bronze Cuckoo48. Common Tailorbird
05. Striated Heron27. Edible-nest Swiftlet49. Dark-necked Tailorbird
06. Grey Heron28. Stork-billed Kingfisher50. Rufous-tailed Tailorbird
07. Purple Heron29. White-throated Kingfisher51. Ashy Tailorbird
08. Great Egret30. Collared Kingfisher52. Pin-striped Tit-Babbler
09. Little Egret31. Common Kingfisher53. White-crested Laughingthrush
10. Brahminy Kite32. Lineated Barbet54. Oriental White-eye
11. White-bellied Sea Eagle33. Grey-capped Pygmy Woodpecker55. Asian Glossy Starling
12. White-breasted Waterhen34. Banded Woodpecker56. Common Hill Myna
13. Pacific Golden Plover35. Laced Woodpecker57. Javan Myna
14. Lesser Sand Plover36. Common Flameback58. Common Myna
15. Eastern Black-tailed Godwit37. Long-tailed Parakeet59. Daurian Starling
16. Common Redshank38. Common Iora60. Oriental Magpie-Robin
17. Marsh Sandpiper39. Pied Triller61. Orange-bellied Flowerpecker
18. Common Greenshank40. Black-naped Oriole62. Scarlet-backed Flowerpecker
19. Whiskered Tern41. Greater Racket-tailed Drongo63. Crimson Sunbird
20. Rock Dove42. House Crow64. Olive-backed Sunbird
21. Red Turtle Dove43. Yellow-vented Bulbul65. Eurasian Tree Sparrow
22. Spotted Dove44. Olive-winged Bulbul66. Scaly-breasted Munia
311 482
今年の春にオオトラツグミを観察したことで、日本固有種を全て制覇し、そろそろ海外の鳥たちにも視野を広げる時期が来たようだ。とりあえず治安が良くて鳥が見やすい入門的な場所はないかと考えて、シンガポールへ行くことに決めた。LCCのスクートが飛んでいるため金銭的にも魅力的で、与那国に行くのと同程度の出費で済む。15日の朝に家を出発し、成田空港へ。途中台北を経由してシンガポール・チャンギ空港に到着したのは現地時間の17時。両替を済ませてホテルへ。素泊まりだったため、近くにあるフードコートで東南アジアっぽい料理を食べて就寝。翌16日から鳥見が始める。まずシンガポールでのメイン探鳥地であるボタニックガーデン(シンガポール植物園)へ。7時になってもまだ薄暗いのはさすが低緯度国だ。さっそくジャワハッカが群れで芝生に降りている。普通種だからといって軽く見てはいけない。オオハッカとの識別に注意が必要だ。ネット上ではジャワハッカにWhite-vented Mynaという英名を当てているサイトが多いが、オオハッカの英名としているサイトもあり、かなり混乱しているようだ。とりあえず、個人的にはIOCに従って、ジャワハッカはJavan Myna、オオハッカはGreat Mynaとする。シンガポールで一般的に見られるのはジャワハッカだろう。White-vented Mynaという英名はIOCでは使われておらず、指すのがジャワなのかオオなのかはっきりしないという点では使用を避けたほうが良いと思われる。その奥では若いシキチョウが飛び回っていて、池には普通にリュウキュウガモが3羽。さらに上空にはアナツバメが数羽飛び回っている。この類は識別が非常に難しいが、おそらくジャワアナなのではないだろうか。周辺の木々からはメグロヒヨドリやコウライウグイスの声が響き渡り、熱帯の植物相と合わせて南国感を際立たせる。コウライは5月に舳倉島で見ているが、日本産とは別亜種maculatus になる。池の周りを歩きながら探鳥すると、コアオバトが何羽か通過。1羽が木の天辺にとまったのでじっくり見ることができた。雄だったので胸のピンク色が綺麗だった。さらにカノコバトも現れる。リュウキュウツバメは日本産とは別亜種のjavanica 。オーキッドガーデンのほうへ進んでいく。シンフォニー湖の手前で上空に猛禽が旋回しているのに気づく。確認するとシロガシラトビ。日本でも南西諸島で記録がある鳥だ。Birds of East Asia ではまだ日本未記録になっていて正確には分からないが、おそらく日本に飛来した亜種は台湾で記録がある亜種indus と同じだろう。ここのは亜種intermedius 。池を回ったところでタケアオゲラが必死に木をつついていた。オーキッドガーデンの入口近くにある大木はミドリカラスモドキがねぐらにしているようで、大量にいてうるさい。日本でも南西諸島で記録があるが、亜種は不明らしい。13亜種に分かれ、シンガポールで見られるのは亜種strigata。カノコも多い。オーキッドガーデンは9時からなので、さらに奥へ進むと藪の中で動き回る鳥、オナガサイホウチョウだ。数羽いたが、素早くてよく見えない。日本でいうウグイスのようなポジションだろうか。メグロヒヨも個体数は多い。スワン湖のほとりまで来ると、唐突に頭上に現れたのはカザリオウチュウ。2本の長い尾羽が目に入った時はかなり興奮した。シンガポール産はマレー半島南部~スマトラ島周辺に分布する亜種platurus 。タケアオゲラもやってきて賑やかになったと思ったら、続けてキュウカンチョウが登場。飼い鳥として有名だが、東南アジアでは野生個体に合うことができる。さらに近くの木に緑色の塊が入る。慌てて確認すると、シロボシオオゴシキドリ。枝が込みあって見にくかったが、印象的な顔は一度見たら忘れない。ゴシキドリ科は初めて見たが、独特な感じで面白い。キツツキ目というところがまた良い。池の奥へ回るとシキチョウの成鳥が囀っている。9時になったので、オーキッドガーデンへ。人が多くて、鳥影が薄い感じがしたが、休憩しているところにちょうどキバラタイヨウチョウが飛んできた。喉の金属光沢が目立つ雄だった。ほんの数秒で去ってしまったが、この調子で次はキゴシを探す。偶然会ったイギリス人バーダーとしばらく談笑した後、さらに歩き続けると待望の赤色が目に飛び込んでいた。シンガポールの国鳥、キゴシタイヨウチョウだ。意外と警戒心がないようで、じっくり見ることができた。これだけ赤がメインの鳥なのに和名がキゴシなのは何とも違和感がある。残るはチャノドコバシくらいだが、気配がないので、ガーデンを出る。すると近くの植込みで地元のカメラマンが構えているので、先を見るとキゴシとキバラが花にやってきていた。キゴシはすぐにいなくなってしまったが、さっき一瞬だったキバラをじっくり見ることができた。最初の池に戻ってくると、コアオバトの群れが木で休んでいた。近づいても全然逃げない。観察していると何をしているのかと周りの人たちがどんどん集まってくるので、いちいち日本からきたバーダーで、鳥を見てます、と説明しなければならない。確かにデジスコは目を引く。人が多すぎるのかナンヨウオオクイナは見られなかったものの、ボタニックガーデンは満足できたので、MRTでマクリッチ貯水池へ移動する。ここでもミドリカラスモドキとジャワハッカが塒にしている木があるようで、常にうるさい。その群れの中に白っぽい鳥が混じっている。なんとシベリアムクドリ。2羽いた。てっきり舳倉島で初観察すると思っていたが、この時期にここにいるのが意外だった。オナガダルマインコが上空を通過。朝のボタニックガーデンでもインコのシルエットは見ていて、おそらくはオナガダルマ。かなりの個体数はいそうだが、なかなかじっくり見れない。森へ入るとサルがいっぱいいる。湖岸の木道を歩いていると、アカメヒヨドリやアカメチャイロヒヨが現れる。しかし藪の中だったりで識別もままならないくらいだ。ムナフムシクイチメドリも多くの個体を見ることができたが、こちらも観察のし辛さはかなりのものだ。Birds of south east asia には種分化前のStriped Tit-Babbler Macronus gularis で載っているが、現在は種分化しており、東南アジアに広く生息するPin-striped Tit-Babbler M. gularis と、ボルネオ島・ジャワ島に分布するBold-striped tit-babbler M. bornensis に分かれている。カザリオウチュウも独特な声で鳴いているし、ジャワアナツバメも飛び回っている。さらに進むと、比較的近くで、コー、コー、と叫んでいる。これは間違いなくあいつであるため、速度を上げつつも木道への振動を最小限に制御する最新技術で進むと、目の前の木にコウハシショウビン。今回ぜひとも見たかった鳥だ。素晴らしい配色であり、チャバネコウハシショウビンより綺麗なのは確実であるが、チャバネのほうが珍しいため、あまり注目されない悲しい立ち位置にいる。東南アジアに広く分布しているが、じっくり見れる場所はなかなかないのではないか。数十秒で、対岸に飛び去った。13亜種に分かれる。シンガポール産亜種はmalaccensis で、マレー半島中央~南部、リアウ諸島、リンガ諸島に分布する。その後は暗い森の中でヒヨドリ類と格闘していたが、相変わらず茂みの中をうろつくので満足いく観察はできなかった。その後湖のほとりに出て、薄暗くなる中、ヨタカ類やフクロウ類が出ないか期待して待っていたが、塒に向かうオナガダルマの群れが通過していっただけで、暗くなったので撤収した。
朝5時に起きて、MRTでクランジ駅へ。そこからタクシーでスンガイ・ブロー湿地保護区へ向かおうとする。しかし、タクシーの運転手にスンガイ・ブローと言っても、場所が分からないと言われ、乗せてもらえない。しょうがないので歩くことにした。たった5kmである。歩き始めるとすぐにナンヨウショウビンが道路沿いのフェンスにとまっている。慌ててデジスコを組み立てる。じっとしていたのでゆっくり見ることができた。50もの亜種に分かれ、シンガポールで見られるのは、東インドからマレー半島南部、スマトラ島北東部に分布する亜種humii 。日本で記録があるのはフィリピン産亜種collaris とされる。(※2015年、一気に種分化。旧Collared Kingfisher は、Collared Kingfisher、Torresian Kingfisher、Islet Kingfisher、Mariana Kingfisher、Melanesian Kingfisher、Pacific Kingfisherの6種に。含まれる亜種については IOC World Bird List v5.4を参照のこと。)スンガイ・ブローへの道は小さな町を通り抜ける感じだが、コウライウグイスが木にとまっていたり、オナガダルマインコが群れで上空を飛んだりする。しかし、木は高いし、見にくい。クランジ貯水池を渡る橋では、道端の芝生にシマキンパラ。沖縄の個体群はおそらく篭脱けなので、野生個体の観察は初。ちなみに日本産とは別亜種のfretensis。さらに海沿いの岩場にはササゴイ。これも日本とは亜種が異なり、javanica で良いと思う。橋を渡り終えると、ちょっとした緑地になっており、目の前にまたナンヨウショウビンがとまっている。詳しい地図を持ってこなかったので、人に聞きながら進むと看板を発見。太い道から脇道に入っていくようだ。歩いていくと木の上にインドハッカ。石垣島でも最近繁殖しているようだ。スズメ(亜種malaccensis )もいた。亜種屋はスズメでもしっかり見なければいけないので大変だ。しばらく歩くとようやく入口が見えてきて、さっそく保護区内を歩き始める。橋を渡って湿池にでると、シロトキコウの群れが降りている。結構な希少種で、シンガポールにいる個体群は篭脱け説があるそうだが、まあ細かいことは気にしない。ムラサキサギが近くの木に堂々ととまっている。石垣島より全然見やすい。バーダーも何人かいたので、情報交換しながら歩く。すぐにハイバラメジロの群れと遭遇。日本のメジロと似ているが、黄色味が強く、腹に黄色い線が入るようだ。続いて頭上に現れたのはヒメコノハドリ。黄緑色の体色が綺麗。アカガオサイホウチョウも出てきた。サイホウチョウは数種いるので、昨日オナガを見ているからといって、スルーはできない。全部確認していく必要がある。さらに背後の木にアカメテリカッコウも現れて、かなり鳥の濃い一角のようだ。逆光で色が分からず、最初は何かわからなかった。周回ルートを半分くらい来たところには観察用のタワーがあり、高い位置から湿地帯を見渡すことができる。特にこれといった鳥は見られず。それを過ぎると、通行止めの道の先にハトが1羽。先には進めないので、どうにか角度を変えながら識別すると、ベニバトの雌だった。日本でも記録があり、特に南西諸島では比較的多いが、未見だったので嬉しい。干潟を見れる観察小屋からはアカアシシギの大群を観察。アカアシを一度に30羽以上見れるなんて日本では有り得ないだろう。他にはコアオアシシギ、オグロシギなど。シギチは日本との共通種ばかりなので見ててとても落ち着く。川に出れるデッキからは再びナンヨウショウビン。対岸のマレーシアが見える場所まで来ると、イエガラスが中間にある工事現場みたいな中洲に何羽かいた。小さい。一周したので二周目。同じような鳥たちが現れるが、イエガラスが近くで見られた。2周目も終わるというところで、キツツキ系の鳥が動くのが見えた。タケアオでないことを祈りながら見ると、ズアカミユビゲラだ。赤い頭頂と、緑味を帯びた黄金色の上面の補色が存在感を際立たせる。2羽確認できた。ヒマラヤズアカミユビゲラによく似ている。ズアカが去り、一段落と思ったら、今度は上空をシロハラウミワシが通過。クランジ貯水池のほうへ飛んで行ったので、戻ればまた見られるかもしれない。センターで確認すると、クランジ貯水池のほとりから駅までのバスがあるようなので、バス停まで歩く。途中カノコバトが何羽か見られたが、その中に一回り小さいのが混じっていた。確認しようとしたところで飛んでしまい、種が分からなかったが、ちょっと歩くと先ほどのと同一と思われる小型のハトが2羽歩いていた。今度ははっきり識別でき、チョウショウバトであることが分かった。チョウショウバトはBirds of south-east asia ではPeaceful Dove Geopelia striata となっているが、現在はマレー半島・スマトラ島・ジャワ島に分布するZebra Dove G. striata 、ニューギニア・オーストラリアに分布するPeaceful Dove G. placida 、小スンダ列島・モルッカ諸島南西部に分布するBarred Dove G. maugeus の3種に分かれている。さらに進むと、低木にハイガシラコゲラが飛んできたが、裏に回られてしまい、写真に収める隙もなく飛去。前述の図鑑ではシンガポールにいないとされていたが、ネットで検索すると、観察されているようだ。和名をセグロコゲラとしているサイトもあるが、これはハイガシラコゲラの台湾産亜種のことを指すのが一般的だろう。ここでもキバラタイヨウチョウを観察。道路の反対側の木の中でじっとしていた。バス停のある広場というか駐車場に着くと、何か白いものが木へと飛び移る。マダラナキサンショクイだ。しばらく駐車場内の木々を転々としてから森へ消えた。周りではコウライウグイスの若が見られた他、湖面すれすれをジャワアナツバメが群れで飛んでいる。さらに、先ほどと同一個体かは分からないがシロハラウミワシも悠々と旋回している。このあたりが餌場のようだ。バスが来て、本日の鳥見は終了。
シンガポール探鳥も今日が最終日である。ホテルからタクシーでブキ・ティマ自然保護地区へ向かった。しかし、到着してみると、工事か何かで閉鎖中のようである。これは予想外だ。が、そんなに慌てることはない。ブキ・ティマ自然保護区の林道はマクリッチ貯水地の周囲を囲う林道へと続いているので、マクリッチ貯水池側から同じような環境を探鳥可能なわけだ。とりあえず駅に向かうが、その前に近くにある小さな公園に寄ってみる。すると、遊具のある広場にハクオウチョウが2羽出てきている。本来はミャンマーやタイ、ベトナムのほうにいる鳥のはずだが、篭脱けの個体なのか。奥に進むとカザリオウチュウ。さらにサイホウチョウ系が茂みで動いている。オナガ、アカガオに続く3種目かと期待して、表に出たところを見ると、期待通りのズアカサイホウチョウであった。すぐにいなくなってしまう。MRTでマクリッチ貯水池へ移動する。途中の交差点でコーエル、コーエルと大音量が聞こえてくる。何回か聞いてはいたが、茂みの奥だったりと姿を見るのは諦めていたので、今回こそはと探す。と、探すまでもなく向こうから出てきた。オニカッコウだ。英名のkoaelは鳴き声に由来する。しばらくじっとしていたので、じっくり観察することができた。オニカッコウは数は多いがなかなか見易いところに出てこないと聞いていたので、ラッキーだ。日本でも記録はあるが、亜種chinensisで、こちらは亜種malayanus。コウライウグイスも大量にいる。貯水池に着くととりあえずシベリアムクドリがいたあたりに行ってみるが、今日はいない。代わりにナンヨウショウビンがいた。前回とは逆回りで歩くと、セアカハナドリが素早い動きでやってきたが、写真に収める間も無くすぐにいなくなってしまう。シロガシラトビが上空を旋回している。対岸の森から突き出た枯れ木にも、1羽とまっていた。湖岸の木道へと進む。コウハシショウビンがいたが、枝がかぶる所ばかりにとまって見づらい。ここでは割と見やすいようだ。茂みでコアオバトが実を食べている。と、小さい鳥も2羽中にいるのが見えた。色が違うので最初は別種かと思ったが、オレンジハナドリの雄と雌だった。雄は葉の隙間から青とオレンジが垣間見えるくらいだったが、雌はどうにかほぼ全身を観察することができた。頭上を覆う木々を飛び移るように動いていたのはノドグロサイホウチョウ。今回4種目のサイホウチョウだ。下から見上げる形なので、余計に喉の黒斑が目立つ。さらに進んでいくと、入り江のようになっている場所があり、そこでカワセミ系の鳥が飛んで対岸の木にとまるのが見えた。コウハシにしては小さく配色が異なっていたので見るとアオショウビン。これも簡単に見れると思っていたが、3日目にしてようやくのご対面となる。喉の白色がアクセントとなり、とても綺麗だ。シンガポール産亜種はperpulchraで、Birds of East Asia によれば、日本で記録される亜種はfokiensisfusca とのことなので、別亜種ということになる。この入り江から先は森の中を進む感じになる。さっそくヒヨドリ系の群れに遭遇する。1羽、見慣れないのが地面に降りていた。確認すると、メジロチャイロヒヨのようだ。目が白くて、なんだかムクドリ系のような雰囲気を感じる。その後は、シキチョウやムナフムシクイチメドリ、メジロヒヨドリなどが現れるが、ライファーはいない。ブキティマから続く道に合流し、さらに進んでいく。鳥影はあまり多くないし、いても暗い森の奥であることがほとんどだ。さらに朝から晩まで歩き続ける鳥見が3日も続くと疲労がたまり、鳥を探す気力が低下する。最大の問題点は、蒸し暑く、汗がとまらないことで、持ってきた水はすぐに無くなってしまった。喉がカラカラの状態だ。途中水を飲める施設があったから良かったが、熱帯での鳥見は水が命である。午後になり、相変わらずムナフムシクイチメドリは多い他はサイホウチョウくらいだ。これで終わるかと思いきや、最後に突如頭上に現れたのはシマベニアオゲラ。暗い森の中を動き回る。最初は遠かったが、最終的には頭上の木まで来てくれた。赤い派手な体色は暗い森の中でも目立つ。その後は池のほとりでオナガダルマのねぐら入りを待つが、随分と暗くなってから現れたので、写真にならず。3日間のシンガポール探鳥はこれで終了である。タクシーでホテルまで戻り、預けていた荷物を受け取ってMRTでチャンギ空港へ。お土産を買って飛行機に乗り込む。日付が変わる頃に離陸。帰りも台北経由なので、夜明けは桃園空港で迎えることになった。遠くに見える山々に、まだ見ぬ鳥への思いを馳せる。日本に着いたのは9時を過ぎたころ。鳥見としては初の海外だったが、英語も問題なく通じるし、3日間という短い期間ではあったものの、とても楽しかった。なお、ライフリストについては、海外の鳥を入れないのが一般的慣習のようであるが、個人的には全くその合理性が理解できないため、国境に関係なく対象とすることを付け加えておく。
45 Sep 9 三番瀬
CHIBA Pref.
14:00~15:30
01. Grey Heron06. Red-necked Stint11. Barn Swallow
02. Great Egret07. Black-tailed Gull12. White-cheeked Starling
03. Great Cormorant08. Gull-billed Tern s→w113. Black-backed Wagtail
04. Grey Plover09. Rock Dove
05. Grey-tailed Tattler10. Brown-eared Bulbul
261 -
家でまったりしていたらハシブトアジサシが出ているとの報で急遽三番瀬へ。今週は今日だけバイトが入っていなかったので運が良い。潮が満ちて干潟が無くなる前に着かなければいけないので時間との闘いだ。午後2時前にようやく到着、手前に残っていた干潟に降りているウミネコの群れを確認していくと、無事ブトアジの姿を見つけることができた。完全な夏羽とはいかないが、頭頂部の黒色にやや白斑が混じる程度で、なかなか綺麗だった。ウミネコが周りにいることもあってか落ち着いている様子で、じっくり観察することができた。干潟が小さくなるとちょっとずつ移動していく。足場がなくなると飛び立って、ズグロカモメを彷彿とさせる独特の飛び方を披露してくれた。最後の干潟が消えると旋回して沖へ消えた。ブトアジは7年前にここで観察して以来で、夏羽を残す個体は初めて。2年前に酒匂川で出た夏羽を見逃しているので、なおさら嬉しい。英名では"鴎嘴"となっているが、そんな感じでもないので嘴太がしっくりくる。日本産亜種は鳥類目録では亜種nilotica となっているが、IOCに従うと亜種affinis となる。谷津に行くことも考えたが、今から行っても満潮で何もいないと思ってやめた。数日後に冬羽の個体が出て、換羽の進行時間的に考えて明らかに別個体なので2羽いると思っていたが、結局3羽いたようだ。
44 Sep 5 谷津干潟
CHIBA Pref.
7:30~15:00
01. Eastern Spot-billed Duck13. Common Greenshank25. Rock Dove
02. Northern Pintail14. Grey-tailed Tattler26. Oriental Turtle Dove
03. Grey Heron15. Terek Sandpiper27. Peregrine Falcon
04. Great Egret16. Common Sandpiper28. Azure-winged Magpie
05. Little Egret17. Great Knot29. Large-billed Crow
06. Great Cormorant18. Red-necked Stint +30. Brown-eared Bulbul
07. Black-winged Stilt19. Little Stint juv131. Barn Swallow
08. Grey Plover20. Long-toed Stint juv432. White-cheeked Starling
09. Common Ringed Plover 121. Dunlin33. Eurasian Tree Sparrow
10. Little Ringed Plover22. Ruff juv♂2♀134. Black-backed Wagtail
11. Lesser Sand Plover23. Black-tailed Gull
12. Bar-tailed Godwit24. Whiskered Tern juv1
260 -
ハリオシギに通っている間に抜けてしまうかと思われたヨーロッパトウネンがまだ残っているようなので谷津へ。先日のキリアイは抜けたようだが、ここにきてエリマキシギやヒバリシギといった淡水系のシギも確認されているようだ。センター側から観察を始めたが大きなエリマキはすぐに見つかった。ヒバリも何羽かいたが、遠いのでバラ園側へ移動する。こちらからは割と近くで見ることができたが、今日のメインはまだ見つかっていないので、さらに捜索を続ける。だんだんと潮が引き干潟が広がって、トウネンの群れがばらける中、遥か遠くにいるヨロネンをようやく発見。さすがにこの距離では周りのカメラマンは誰も気づいていないようで、ひっそりと移動して近くに来るのを待つ。採餌しながらだんだん近づいてきて、スコープなら十分な距離になった。背中のV字がよく目立ち、軸斑が濃く、羽縁の赤褐色も出ており、とても分かりやすい典型的な幼羽に見える。すらっとしたスタイルも合わせてまず迷うことはないだろう。よく考えてみれば、今まで見たことのあるヨロネンは全て夏羽か冬羽だったはずで、幼羽は初めて。しばらくして飛び立ち、見失った。お昼になり、シギチも落ち着いてきて、そろそろ帰ろうかと思っていると、1羽のアジサシがひらひらと舞う。スルーしそうだったがよく見てみるとクロハラアジサシの幼鳥。この鳥も幼鳥を見るのは初だ。高校側の水路に飛び込んだりしていた。潮が満ちてくると、僅かな干潟にシギチが集まってくるが、ヨロネンが戻ってくることはなかった。このヨロネンには付けられなかったようだが、数日後にここでバンディングが行われたようで、足環の付いた個体がネット上で散見された。谷津に普段はあまり入らない、衰弱していたウズラシギにまで足環を付けたようで、センター前の浜でうずくまっていたという話も聞いた。バンディングを全否定するつもりはないが、休耕田が減る中、降りる場所に困り衰弱しながら谷津に辿り着いたウズラにまでやる必要があったのか疑問である。
43
42
Sep 1
Aug 31
田圃
KANAGAWA Pref.
01. Eastern Spot-billed Duck10. Great Cormorant19. Oriental Turtle Dove
02. Garganey 111. Black-eared Kite20. Large-billed Crow
03. Yellow Bittern juv112. Common Moorhen21. Sand Martin
04. Black-crowned Night Heron13. Grey Plover22. Barn Swallow
05. Eastern Cattle Egret14. Greater Painted-snipe ♂1juv523. Zitting Cisticola
06. Grey Heron15. Pin-tailed Snipe juv124. White-cheeked Starling
07. Great Egret16. Swinhoe's Snipe 3+25. Eurasian Tree Sparrow
08. Intermediate Egret17. Wood Sandpiper26. Black-backed Wagtail
09. Little Egret18. Rock Dove
257 -
[31日]関東でのハリオシギの記録はどの程度あるのだろうか。ほとんど話を聞いたことがない。見逃されている可能性も高いが、ベテランのジシギウォッチャー陣でも見たことがない人が多いので、飛来個体数が相当少ないのは確かだろう。今回、そんなハリオシギを幸運にも関東で観察することができた。朝から探し回っていたものの、チュウジシギしか見つからず諦めかけた夕方、畔に出ていた2羽のジシギのうちの1羽から容赦ないハリオ臭。とりあえずとにかく茶色いし、尾羽の短さはもちろんのこと、くりっとした目や、体に対する頭の大きさなどから生ずるJizzのインパクトが強いためすぐに分かる、確実にハリオだ。ジシギ3種(一般的にはオオジ、チュウジ、ハリオ)の中では最も識別が容易なので、普段からジシギを見ている人ならば尾羽を見なくても即答できると思われる。今回はさらにチュウジシギが横にいたので、より違いが鮮明になる。ハリオの茶色さに見慣れてから横を見ると、チュウジのあまりの黒さに驚く。間違いはないのだが、一応は、針と言われる尾羽を確認しておくのも大事なので、しばらく出てくるのを待つ。しかし、草が高くてかなり奥の方なので、なかなか見やすい位置には来ない。畔に登ったり降りたりを何回か繰り返して、結局尾羽を開かないまま消えていき、日没となった。
[1日]昨日の動向から、おそらく活発な行動をするのは朝夕だと思ったので、日の出前からまた行ってみるが、昨日の畔にはいない。近くの畔にはヨシゴイの幼鳥。なかなか神奈川では見る機会がないが、通過個体だろう。さらにカルガモとともにシマアジが降りる場所を探して飛び回っている。秋はどんどん深まっているようだ。ハリオシギはというと、昨日の3つ隣の畔にいた。しかし手前にいるものの、かなり草が高くて顔ぐらいしか見えない。それでも目が合った瞬間分かってしまうハリオフェイス。どんどん奥へと行ってしまった。隣の畔にいるチュウジシギくらいに堂々としてくれれば見やすいのだが。昼前になり雨も降ってきたので撤収。次の日は確認できなかったので渡ってしまったのだろう。沖縄に行けばたくさんいるが、本州、しかも関東で見ることができたのは、思い出に残る観察であった。
41 Aug 24 谷津干潟
CHIBA Pref.
7:30~13:00
01. Eastern Spot-billed Duck12. Lesser Sand Plover23. Oriental Turtle Dove
02. Little Grebe13. Bar-tailed Godwit +24. Common Kingfisher
03. Grey Heron14. Grey-tailed Tattler25. Azure-winged Magpie
04. Great Egret15. Terek Sandpiper26. Large-billed Crow
05. Intermediate Egret16. Common Sandpiper27. Brown-eared Bulbul
06. Little Egret17. Ruddy Turnstone28. Barn Swallow
07. Great Cormorant18. Great Knot29. White-cheeked Starling
08. Black-winged Stilt19. Red-necked Stint30. Eurasian Tree Sparrow
09. Grey Plover20. Broad-billed Sandpiper juv131. Black-backed Wagtail
10. Common Ringed Plover s→w121. Black-tailed Gull32. Grey-capped Greenfinch
11. Little Ringed Plover22. Rock Dove
252 -
今日は家に工事が入るので、何処かに行かないといけない。キリアイでも見ようと谷津へ。三番瀬にも寄ろうかと思ったが、最近は入りが良くないのと暑い中歩くのが嫌なので、谷津へ直行した。到着時はまだ満潮だったが、僅かに対岸に積もっているアオサの上にトウネンの群れを確認、その中にキリアイもいた。やはり三番瀬には移動していないようだ。高校側からオバシギなどを見つつ、キリアイが来るのを待つ。しばらくして、いつものバラ園側の干潟に降りたようなので移動する。トウネンに混じって活発に採餌していた。今年はキリアイの当たり年になるのか、各地から話を聞く。近くには夏羽を残すハジロコチドリの姿もあった。昼前にはオオソリハシシギの群れも入ってきたが、引ききった干潟ではシギチはばらけてしまい観察しづらい。9月に入ればもっと賑わってくるだろう。そろそろまたヘラシギでも来てくれればいいが。午後になり工事も終わる頃なので帰宅。
40 Aug 16 田圃
KANAGAWA Pref.
7:00~12:00
01. Eastern Spot-billed Duck10. Greater Painted-snipe ♂119. Barn Swallow
02. Striated Heron 111. Latham's Snipe 3+20. Red-rumped Swallow
03. Grey Heron12. Rock Dove21. Zitting Cisticola
04. Great Egret13. Oriental Turtle Dove22. White-cheeked Starling
05. Intermediate Egret14. Common Kingfisher23. Eurasian Tree Sparrow
06. Little Egret15. Carrion Crow24. Black-backed Wagtail
07. Grey-headed Lapwing 10+16. Large-billed Crow25. Grey-capped Greenfinch
08. Pacific Golden Plover17. Eurasian Skylark
09. Little Ringed Plover18. Brown-eared Bulbul
249 -
今年もシシギのシーズンとなり、田んぼへ出かけた。畔を一本一本探していく。カメラマンが何人か集まっている場所があり、聞くとタマシギとのこと。出そうにないので、ジシギ捜索を続ける。途中いつもケリがいる畑を見てみるが不在だった。何処にいるのかと思ったが、近くの畑に降りていた。10羽ほどの群れで若い個体も混じっているのだが、いったいどこで繁殖しているのだろうか。しばらくすると、飛び立っていつものところへ戻っていった。タマシギのポイントへ戻ると、ちょうどオオジシギが出てきているところだった。タマシギが出ないためかカメラマンたちは皆オオジシギを狙っている。いつからこんなにジシギが人気になってきたのかわからないが、タシギと違いが分からないと言いながら撮っている人たちに畔の正面を占領されるので脇から見ていた。昔はこういう光景を見ると腹が立っていたが、今はむしろ怠惰な人?生を歩んでいることへの同情が大きい。ただ、最近は新傾向として、ビキナーあたりが、ジシギに噛んでおけばエリートを気取れるから、みたいなノリで入ってくるので、これはこれで非常に厄介である。その後は近くの川でササゴイを見た後、別のタマシギポイントで、草陰に隠れる雄を見て撤収した。
39
~
36
Aug 4
~
Aug 1
道東~道央
HOKKAIDO Pref.
01. Mallard22. Spectacled Guillemot43. Lanceolated Warbler 3+
02. Eastern Spot-billed Duck23. Ancient Murrelet +44. Middendorff'sGrasshopperWarbler 5+
03. Tufted Duck24. Rhinoceros Auklet +45. Gray's Grasshopper Warbler 1+V++
04. Hazel Grouse 325. Oriental Turtle Dove46. Eurasian Wren V
05. Northern Fulmar 126. White-bellied Green Pigeon47. White-cheeked Starling
06. Grey Heron27. Blakiston's Fish Owl 2+V48. Brown-headed Thrush
07. Great Egret28. White-throated Needletail 149. Dark-sided Flycatcher 1
08. Pelagic Cormorant29. Eurasian Wryneck 150. Asian Brown Flycatcher
09. Great Cormorant30. Japanese Pygmy Woodpecker51. Siberian Rubythroat 2+
10. Japanese Cormorant31. Great Spotted Woodpecker52. Red-flanked Bluetail
11. Black-eared Kite32. Eurasian Jay53. Stejneger's Stonechat
12. White-tailed Eagle33. Carrion Crow54. Eurasian Tree Sparrow
13. Red-crowned Crane34. Large-billed Crow55. Grey Wagtail
14. Common Greenshank35. Marsh Tit56. Black-backed Wagtail
15. Grey-tailed Tattler36. Japanese Tit57. Pine Grosbeak ♂1♀1
16. Red-necked Phalarope +37. Eurasian Skylark58. Eurasian Bullfinch
17. Red Phalarope +38. Brown-eared Bulbul59. Long-tailed Rosefinch 4+
18. Black-tailed Gull39. Sand Martin +60. Grey-capped Greenfinch
19. Slaty-backed Gull40. Japanese Bush Warbler61. Meadow Bunting
20. Common Murre 141. Oriental Reed Warbler62. Black-faced Bunting
21. Pigeon Guillemot 242. Black-browed Reed Warbler 1+63. Common Reed Bunting
245 436
[4日]朝起きると生憎の曇天。ロープウェイ乗り場で山頂の様子を確認すると、視界不良。どうするか迷ったが、せっかくここまで来たので、チャレンジすることにした。第三展望台で待つが、やはり霧がどんどん流れて来て、視野はせいぜい10mくらいだ。昼から天気が悪化し雨の予報なので、午前中が勝負となる。しばらく待っていると、だんだんと霧が晴れてきて、視界が良くなってきた。これなら探せるので、懸命に捜索したが、現れる気配はなく、また視界が悪くなる。これはダメかと思ったが、再び霧が晴れてきた。遠くのハイマツに動く影、見るとギンザンマシコの番が採餌していた。せまりくる霧の中、写真を撮ろうとしたが、直前に飛ばれ見失う。それからは現れることなく視界が悪くなり雨も降りだしたので下山。一瞬だったが、7年ぶりにギンザンを見ることができて良かった。旭岳から新千歳までの移動中は、ゲリラ豪雨に遭遇してかなり道路が冠水したが、予定時間通りにレンタカーを返すことができた。走行距離は1500qを超えた。飛行機に乗り込む時には旅の疲れがどっと出たが、なかなかの結果となった。また冬に来ることになるだろうが、その時は雪に突っ込まないようにしたい。
[3日]仮眠を取りながら移動すること数時間、だんだん明るくなってきた。一か月ほど前までコアカゲラが繁殖していた辺りで、運が良ければ見られるのではないかと期待したが、アカゲラは多いものの、小さいのはおらず。ハリオアマツバメが上空を舞う。エゾセンニュウの声も数ヶ所から聞こえるので、粘るがなかなか見つけることができない。近づくと泣き止んでしまうので、車の中から待つことしばし、ようやく姿を見つけることができた。しかしすぐ引き下がってしまい写真は撮れず。また出てこないか待機していると、ふと茂みから聞きなれないグッという地鳴きがする。おそらくエゾセンニュウだ。薮を移動しているようで葉が揺れる。その揺れを追跡して、なんとか画像に収めることができた。餌をくわえていたので繁殖中なのだろうか。北海道に来るたびに声は大音量で聞きまくるものの、一向に姿を見ることができなかったエゾセンニュウ。渡りの時期に日本海の離島で見るほうが楽なのではないかとも思えるこの鳥を、ようやく見ることができてとても嬉しい。一応「テッペンカケタカ」と聞きなされる特徴的な囀りよりも地鳴きを探したほうが見つかりやすいかもしれない。シベリアセンニュウを見ることができれば日本産センニュウは制覇できる。与那国で見れていないのが痛い。その他コヨシキリやオジロワシなどを見て、コアカゲラは諦めコムケ湖に移動する。ヘラシギでもいないかと思ったが、いない。最後に原生花園へ。本州では見られない真っ赤な夏羽のベニマシコの雄が囀っている姿や、巣立って間もない幼鳥を観察することができた。午後は、紋別から旭川へと移動。温泉に入って疲れを癒し、旭岳の駐車場で車中泊。
[2日]まだ暗いうちに道の駅を出て、中標津の林道を走る。狙うはもちろんエゾライチョウだ。いつ飛び出してきてもいいように助手席に一眼を置き慎重に運転していったが、なかなか現れる気配がない。近年はどんどん見にくくなっている鳥だけに、今回も空振りに終わるかと思ったが、2本目の林道を走っていると、急に茶色い鳥が地面から飛び立って脇の木にとまった。慌てて確認すると、エゾライチョウだ。どんどん混み合った林の中へ移動していき見失ったが、なんとか証拠写真を撮ることができた。窓を開けるとブヨが車内に大量に入ってくるが、一切無視する。車の周りには100匹くらいまとわりついていて非常に気持ち悪いが、鳥見のためなら耐えられる。しばらく林道を進んだ後に引き返してきたが出ていなかった。見れただけでも運が良かったと思いながら、もう一本だけ走ってみようと一番楽そうな林道に入る。すると、前方を歩く鳥、またしてもエゾライチョウだ。しかも雛連れの雌。車に驚いたのか一旦は脇の草むらに隠れたが、しばらくすると道に出てきた。車を背景にして屈みながらちょっとずつ近づく。警戒していないようで後続車が来るまでの間じっくり観察することができた。ライチョウとはまた違ったシックな美しさがある。中国に分布する近縁のミヤマエゾライチョウとともにエゾライチョウ属Tetrastes に属する。日本産亜種はvicinitas。今度は喉が黒い雄も見てみたい。満足して、弟子屈の公園でコアカゲラでもいないかと歩いてみたが、ハシブトガラやベニマシコがいた程度。摩周湖にも寄ってみたが特に何も見られず。羅臼へと移動する。海岸線沿いを走りながら北上すること2時間。鷲の宿に着いたのは夕方。宿泊せずに観察のみなので、時間になるまで仮眠をとる。今夜は移動で眠れない。8時になり、スタンバイすると、すぐにボボッという雄の声が聞こえる。しばらくすると、生け簀の右側の木に音もなく巨体が現れる。想像よりもでかくて驚いた。黄色い虹彩が闇の中で目立つ。今年からライトが改良され、以前よりも暗くなり自然に近い状態になったが、明るく撮ることができるようになった。シマフクロウとカメラマン両者に利益があり、素晴らしい技術である。シマフクロウを保護していく上で資金的な問題は不可避であり、観光資源としての価値を利用した保護形態を取るのは合理的な選択である。その上で、保護と観光の両立、それを高い次元で可能にした今回の技術は称賛に値する。科学が往々にして環境を破壊してきた中で、新たな可能性を示す良い例だろう。足環が付いている個体とそうでない個体の2羽はいるようだ。何回か生け簀に来て魚を捕っていた。日本産は基亜種blakistoniで、もう一つの亜種doerriesi は中国北東部からシベリア南東部に分布する。以前はシマフクロウ属Ketupa であったが、近年の研究によりワシミミズク属Bubo に分類されることが一般的となった。鳥類目録第7版ではもちろん旧分類のままである。ちなみにミナミシマフクロウはシマフクロウと名が付くがシマフクロウとは異なりシマフクロウ属なのでシマフクロウと近縁ではない。そもそも最新の分類ではシマフクロウ属に属する種はミナミシマ以外はウオミミズクとマレーウオミミズクなのでミマミシマを旧和名のカッショクウオミミズクに戻して、Ketupa をウオミミズク属と呼んだほうがいいだろう。その悠然とした姿を十分堪能できたのて、コムケ湖方面へ夜道を走った。
[1日]今年2回目の道東方面への遠征となる。今回はまだ見ていないシマフクロウと落石クルーズをメインに据えた行程だ。本当は釧路空港からのほうが楽なのだが、飛行機がかなり高額なので、新千歳行きのLCCに乗り、そこから根室へ遥々400km走ることにした。ガソリン代を考慮してもかなり安く抑えられる。問題は体力だ。31日の夜に新千歳に到着、レンタカーを借りてさっそく走り始める。帯広を過ぎるくらいまでは快調だったが、釧路まで来てやっと半分という事実にぐっと疲れる。仮眠しながら春国岱に着いたのは4時過ぎ。もう明るいので、木道を歩く。さっそくシマセンニュウの声が聞こえる。なかなか姿を見ることができなかったが、しばらく待っていると何羽か表に出てきて囀ってくれた。実に9年ぶりの観察となるので嬉しい。渡りの時期には本州でもかなり記録される鳥ではあるが、なかなか縁が無かった。さらに耳を澄ますと、マキノセンニュウの虫のような囀りまで聞こえてくる。ちょっと時期が遅いので厳しいかと思ったが、これはラッキーだ。懸命に声のする方を探すと、枯れ木で囀っていた。結構高い位置まで上がっており、これまでのイメージとは違ったが、非常に見やすい。昨年が初観察だが、遥か遠くのを一瞬だったので、今回まで近くでじっくり見られて満足。長距離移動の疲れが吹き飛ぶ。これでエゾセンニュウも見られれば完璧だったのだが。その他タンチョウやオジロワシなど北海道らしい鳥を見て、落石に向かう。エゾライチョウがいそうな道をちょっと走ってみるが見られず。途中道路脇でエゾセンが大音量で鳴き叫んでいる。かなり近いので探せる気がしたが、やはり無理。今回の遠征中には姿を見たいものだ。その代わりサメビタキを6年ぶりに観察。この近辺で繁殖しているのだろう。落石港に到着すると、周辺は霧に囲まれ視界が悪い。無事出港することはできたものの、限られた範囲しか探すことができない。すぐにウミガラスが飛び立ったが、後ろ姿だけ。ヒレアシシギ類は多い。ウミスズメは雛連れで泳いでいる姿が何回か見られた。ガイドの高野さんによると、かなり珍しいそうだ。しばらくすると、海面に白い鳥が浮かんでいる。確認するとフルマカモメの淡色型。しかもかなり近い。フルマ自体は何度も見ているが、全て暗色型。高緯度に多い淡色型は、日本では北海道くらいしか見るチャンスがないので、とても嬉しい。通称フルタン。単位を落とさずに全て取ることも同様の表現をするが、一般的にはフルマカモメ淡色型を指す。エトピリカはまだ出ずケイマフリくらい。諦めかけていると、左側に黒いシルエット。エトピリカと思いきや、なんとウミバトの夏羽であった。しかも上面に大きな白斑が無く、チシマタイプである。乗ればほぼ見られるエトピリカより数倍の珍しさである。2羽観察することができた。ウミバトの亜種については、よく分かっていないことが多いので、資料的価値としてこの観察経験は貴重なものとなるだろう。アリューシャンタイプの夏羽も見てみたい。結局エトピリカを見ることはなかったが、なかなかの成果だった。その後は9年前に父と二人で道東を旅した時に行った、思い出の霧多布温泉「ゆうゆ」へ。つぶれていないか不安だったが、まだあった。ゆったり浸かって疲れを癒す。霧多布もものすごい霧で鳥見ができる状況ではなく、車中泊する道の駅を目指し中標津方面へ。さすがに疲れがたまって爆睡することができた。
35
34
Jun 19
Jun 20
八頭
TOTTORI Pref.
01. Grey Heron09. Great Spotted Woodpecker V17. Eurasian Wren
02. Great Egret10. Carrion Crow18. White-cheeked Starling
03. Little Egret11. Large-billed Crow19. Blue-and-white Flycatcher V
04. Great Cormorant12. Japanese Tit20. Narcissus Flycatcher V
05. Black-eared Kite13. Eurasian Skylark21. Eurasian Tree Sparrow
06. White-bellied Green Pigeon V14. Brown-eared Bulbul22. Black-backed Wagtail
07. Oriental Scops Owl 3+V15. Barn Swallow23. Grey-capped Greenfinch
08. Ruddy Kingfisher V16. Japanese White-eye
230 433
[19日]数年前から話には聞いていたが、なかなか行く機会がなかった赤色型コノハズク。いろいろ悪い話も聞いていたので、あまり行く気がしなかったというのもあるのだが、やはり赤色型は見ておきたい。朝早く到着し、巣箱の周りの木を探すと、2羽のコノハズクを見つけることができた。両方とも赤味があったが、左側のほうが赤味が濃い。これが赤色型間での性差なのか、中間型などの個体差なのかわからないが、とりあえず、ようやくの初観察となる。コノハズク自体は日本全体に生息しており決して珍しいという種ではない。特に日本海側の離島にいると、声を聞いたという話を良く聞く。しかし探すとなると大変で、まして赤色型となると個体数はかなり少ないのでそうそう目にする機会はない。雛が巣箱から時々顔を出しており、間もなく巣立ちという感じだ。この雛は果たして何型になるのだろうか。赤色型の遺伝子がどのような遺伝メカニズムなのかさっぱりわからないので何とも言えない。夜になると親鳥が活動し始め、次々に雛に餌を運ぶ。雛の巣立ちを待ったが、出てくる様子もなく、眠くなってきたのでバンガローで就寝。周りではコノハズクの声が聞こえる。実は声も聞いたことが無かったので、聞くことができて嬉しい。確かに仏法僧と聞こえなくもないが、実際には「法僧」の部分がメインに聞こえる感じだ。何個体もいるようだ。コノハズクは9亜種に分かれ、日本産は亜種japonicus 。亜種によって仏法僧の言い方に差があり、ブッポッソソー、ポソソソソ、など多彩なアレンジが加わる。
[20日]朝方アカショウビンの声で目が覚める。明るくなり、鳴いていた辺りで待ってみるが、姿を見ることは無かった。コノハズクの巣箱のところへ行ってみると、昨日の深夜に雛が巣立ったようで、巣箱の下の藪の中に確認できた。すぐ上には親鳥もいる。近くに来た虫を興味深そうに見つめていたり、雛の行動は面白かった。2日間で、この森で姿・声を確認できた種はコノハズク、アカショウビンの他に、キビタキ、オオルリ、ミソサザイなど。オオコノハズクは既に巣立ったのか見られず。朝飯を食べて、帰路についた。この森は館長が取り仕切っており、巣箱の設置も館長によるものらしく、それを利用してコノハズクが繁殖しているわけだから、一定の成果はあると言えるだろう。その一方、夜間のライトアップなど、繁殖に悪影響を及ぼしかねないことも行われている。ただ、そのような環境の中でコノハズクは数年続けて繁殖しているので、あまり影響がないのかもしれない。環境保全と観光の両立というのは非常に重要で、ただ保全するだけでは資金的にも厳しく、これからは「見せる保全」という考え方が重要になってくる。根室の落石クルーズをはじめ、観光資源として見せつつ、適切に管理を行うという発想の一部としてこの場所も捉えることができるのであろうが、他と比べてカメラマン寄りの思考に立って、というか少し館長が暴走気味になってしまっている面があるように思えるというのが、実際に行ってみて感じたところだ。
33 Jun 14 砂沼
IBARAKI Pref.
12:00~17:00
01. Eastern Spot-billed Duck09. Black-eared Kite17. Brown-eared Bulbul
02. Little Grebe10. Whiskered Tern 318. Barn Swallow
03. Red-necked Grebe 111. Rock Dove19. Oriental Reed Warbler
04. Black-crowned Night Heron12. Oriental Turtle Dove20. White-cheeked Starling
05. Great Egret13. Common Kingfisher21. Eurasian Tree Sparrow
06. Lesser Frigatebird juv114. Azure-winged Magpie22. Black-backed Wagtail
07. Great Cormorant15. Carrion Crow23. Japanese Wagtail
08. Japanese Sparrowhawk16. Large-billed Crow
226 -
どういう経緯かは分からないが、内陸の沼に若いコグンカンドリが入ったということで、茨城へ。午前中は用事があったので昼過ぎの到着となった。グンカン系は抜けるのが早いので、遠くを優雅に舞うコグンカンの姿を見つけることができた時は安堵した。ライファーではないにしろ、4年前の銚子で遠くの飛翔をちらっと見ただけで、あまり見た気になっていないので、とても嬉しい。沼上空を自由に飛び回っており、近い時には頭上を通過するほどだった。海鳥で幼鳥だと警戒心も皆無なのだろう。カラスに追われることもあったが、特に衰弱している様子もない。利根川を上がってきてしまったのか。無事海へ戻れると良いが。しばらくすると行方不明になり、夕方まで待ってみたものの戻ってくることは無かった。翌日はまた確認できたらしいので、近くの川や沼を放浪していたのだと思われる。グンカン類若の識別は意外と難しい。基本的には腹部の白色が腋に食い込むかどうかで識別する。個体差があるものの、コは腋まで達する個体が殆どで、オオでは食い込まない(あるいは数枚程度)。ただ、もう1種、正式な記録にはなっていないが、シロハラグンカンドリと思われる観察記録もある。シロハラはコ同様に白が食い込む。コとシロハラは大きさが異なり、シロハラはオオとほぼ同大である。したがって、他の鳥と並んで飛んでいる時に翼開長を比較して大きさを判断するというのも大切な行為だ。今回の個体はカラスに追われている時に翼開長を比較しコで問題ない範囲であった。もちろん白斑同様に翼開長も個体差があり、そこだけ確認すれば良いというものでもない。そもそも一つの識別点によってどうこうしようとするのがナンセンスで、特にグンカンが極めて繊細な領域にいることを認識して、この沼の橋の上に立っていたカメラマンが何人いただろうか。カラスに追われている姿を、翼開長の比較として写していたカメラマンが何人いただろうか。クロハラアジサシが3羽ほど飛び回り、関東では貴重な越夏個体と思われるアカエリカツブリが遠くに浮かんでいた。これで翌日のコートジボワール戦に勝ってくれれば最高の週末だったのだが。
32 Jun 8 葛西臨海公園他
TOKYO Pref.
6:00~14:00
01. Eastern Spot-billed Duck14. Little Ringed Plover27. Azure-winged Magpie
02. Greater Scaup15. Kentish Plover28. Lesser Cuckoo V
03. Little Grebe16. Whimbrel29. Common Cuckoo V
04. Great Crested Grebe17. Eurasian Curlew30. Large-billed Crow
05. Black-faced Spoonbill 118. Grey-tailed Tattler31. Eurasian Skylark
06. Yellow Bittern19. Black-headed Gull32. Brown-eared Bulbul
07. Grey Heron20. Black-tailed Gull33. Barn Swallow
08. Great Egret21. Slaty-backed Gull34. Oriental Reed Warbler
09. Little Egret22. Caspian Tern ads135. Zitting Cisticola
10. Great Cormorant23. Little Tern36. Japanese White-eye
11. Common Moorhen24. Common Tern37. White-cheeked Starling
12. Eurasian Oystercatcher25. Rock Dove38. Eurasian Tree Sparrow
13. Black-winged Stilt26. Oriental Turtle Dove39. Grey-capped Greenfinch
224 432
数週間前からオニアジサシが居ついているようなので、雨の中葛西へ向かった。居ついているといっても神出鬼没らしいのであまり期待はしていなかったが、鳥類園の脇から東なぎさを見ると、カワウの群れに混じっているオニアジサシの姿を確認することができた。ちょっと前に戻ってきたらしく、タイミングが良い。日本産アジサシ類の中では最も大きく、もはやアジサシではなくカモメのような存在感がある。ヒメカモメがヌマアジサシのようにも見えるのとは対照的だ。綺麗な夏羽で、真っ赤な嘴がかなり目立つ。しばらく観察していると飛び立ち、見失ってしまった。来るのがあと少し遅かったら見れなかっただろう。日本鳥類目録では、 アジサシ属Sterna となっているが、IOCはじめ現在の一般的な分類ではオニアジサシ属Hydroprogne 。種小名や英名の"カスピ"はカスピ海沿岸が繁殖地のひとつとなっていることに由来すると思われるが、かなり広範囲に分布するのでいまいちピンと来ない。7年前に三番瀬で出たのを見損なって以降、たまに話に聞く程度でなかなかチャンスが無かったので、ようやく見ることができて嬉しい。近くにはクロツラヘラサギもいたが終始寝ていて嘴を見ることはできなかった。その後鳥類園と西なぎさを周った。
31 May 18 高尾山
TOKYO Pref.
8:30~14:00
01. Black-eared Kite10. Coal Tit V19. Chinese Hwamei
02. Oriental Turtle Dove11. Varied Tit20. Japanese White-eye
03. Japanese Pygmy Woodpecker12. Japanese Tit21. White-cheeked Starling
04. Great Spotted Woodpecker13. Brown-eared Bulbul22. Blue-and-white Flycatcher V
05. Japanese Green Woodpecker V14. Barn Swallow23. Narcissus Flycatcher +
06. Japanese Paradise Flycatcher V15. Japanese Bush Warbler V24. Eurasian Tree Sparrow
07. Azure-winged Magpie V16. Asian Stubtail V25. Grey Wagtail
08. Carrion Crow17. Long-tailed Tit26. Grey-capped Greenfinch
09. Large-billed Crow18. Eastern Crowned Warbler V
218 -
山の鳥を期待して、高尾山に登った。途中サンコウチョウの声が林上から聞こえてきたので、しばらく探したが姿は見えず。二子山以外で鳴き声を聞いたのは久しぶりである。その他、ヤブサメ、キビタキ、オオルリなど。頂上で昼飯を食べ、下山。
30
29
May 11
May 10
舳倉島
ISHIKAWA Pref.
01. Streaked Shearwater23. Red-rumped Swallow45. Blue Rock Thrush
02. Black-crowned Night Heron24. Japanese Bush Warbler46. Stejneger's Stonechat
03. Grey Heron25. Common Chiffchaff 147. Russet Sparrow ♀1
04. Great Egret26. Dusky Warbler +48. Eastern Yellow Wagtail *1
05. Intermediate Egret27. Radde's Warbler 149. Grey Wagtail
06. Japanese Cormorant28. Yellow-browed Warbler +50. East Siberian Wagtail +
07. Western Osprey29. Sakhalin Leaf Warbler51. Black-backed Wagtail
08. Black-eared Kite30. Eastern Crowned Warbler52. Richard's Pipit 2+
09. Common Greenshank31. Chestnut-cheeked Starling53. Olive-backed Pipit
10. Red-necked Phalarope32. Eyebrowed Thrush54. Brambling
11. Red Phalarope33. Pale Thrush55. Hawfinch
12. Black-tailed Gull34. Grey-streaked Flycatcher56. Japanese Grosbeak
13. Rock Dove35. Asian Brown Flycatcher57. Grey-capped Greenfinch
14. Japanese Wood Pigeon36. Blue-and-white Flycatcher58. Red Crossbill ♀1
15. Oriental Turtle Dove37. Siberian Blue Robin59. Eurasian Siskin
16. Oriental Cuckoo38. Rufous-tailed Robin 260. Meadow Bunting
17. Oriental Dollarbird ad2+39. Japanese Robin61. Tristram's Bunting ad♂1
18. Ashy Minivet40. Siberian Rubythroat62. Chestnut-eared Bunting
19. Black-naped Oriole ad141. Red-flanked Bluetail63. Little Bunting
20. Large-billed Crow42. Narcissus Flycatcher64. Yellow-browed Bunting
21. Brown-eared Bulbul43. Mugimaki Flycatcher ad♂11s♂265. Yellow Bunting
22. Barn Swallow44. Daurian Redstart66. Black-faced Bunting
*1 tschutschensis s1 and macronyx s1
215 431
[11日]早朝からコウライウグイスを狙う予定が、なんと寝坊してしまい、慌てて昨日観察されたポイントへ。どうやら見られていないようで、ほっとしたんだか残念なんだかよく分からない気持ちになりつつ、船着き場方面へ戻りながら探す。途中でマミジロタヒバリ。昨日と同じ個体か。船着き場の近くの民家周辺をちょろちょろしているムシクイ系がいた。ライファーだったら良かったのだが、動きから察しが付いてしまった。確認するとやはりチフチャフ。キバラムシクイあたりだと発狂できたのだが。昨年に引き続きの観察となる。最近では記録が多くなってきているので、あとちょっとで島の常連となるか。水場に行こうとすると、校庭に人が集まっている。視線の先にはカラフトムジセッカ。図鑑で見る限り識別できるかどうか不安だったが、実際に見てみるとそこまでムジセッカに似ている印象は受けなかった。特に顔が全く違う。眉斑は前方で不明瞭でバフ色、後方で明瞭になり淡色、さらに暗色の頭側腺が目立ち、過眼線を含めた3本でのコントラストが強い。さらに嘴、足が太く、下面の黄色味が強いことも外見上の差異として挙げられる。しかし、識別で大切なのはこのような外見上の特徴だけではない。動き方、鳴き声、実際にその場にいて観察しないと分からないこと全てがカラムジを肯定していた。しっかりと観察ができれば、識別は容易である。最近は、とりあえず写真に撮って後から識別する、もしくは識別してもらうという行為が往々にして見受けられるが、それがいかに愚行であるかを再認識した。今度はモウコムジセッカを見てみたい。宿に朝飯を食べに戻ろうとすると、船着き場の草地にシロハラホオジロ。島では決して珍しい種ではないが、直前に飛ばれるパターンを繰り返していて、縁がなかった。頭部は頭央線と眉斑、頬側線、耳羽の斑が白く、その他が黒いので、一見するとスイカのような模様に見える。しばらく採餌していたが、朝飯の時間が無くなるので、ある程度見たところで切り上げて宿へ。食べ終わるとコウライ探しに放浪する。突然、林からオナガの声を機械的にしたような声に続いて聞きなれない高い声が聞こえてきた。明らかにコウライウグイスだ。しばらく待ってみるが、コウライはその派手な姿とは対照的に、林床に近い茂みを好むようで、すぐ近くなのに全く姿が見えない。粘ること一時間ほどで、やっと飛翔姿を目に焼き付けることができた。コウライはよくバナナと言われるが、実際に見てみるとバナナというよりはドクターイエローっぽい。一直線に素早く飛んだ黄色い残像に過眼線の黒いライン、完全に一致する。その後も粘ってどうにか画像に収めようとしたが、姿を見ることはなかった。18亜種に分かれ、日本で記録されるのは、亜種diffusus 。つかさ前でマミタヒを見て竜神池へ出る。ツメナガセキレイが2羽いて、1羽は亜種マミジロだったが、もう1羽は眉斑がなく頭部全体が青灰色で、亜種キタツメナガセキレイのようだった。亜種としては初観察となる。ツメナガは個体差が大きく、また左右の眉斑で出方が異なることもあり、亜種の特定は難しいが、マミジロ・キタか旧シベリアかはEasternかWesternかの判断となるので、特に慎重な判断を要する。その後は、つかさ裏でブッポウソウが2羽飛びまわっているのを見てから、出航まで水場で何か出ないか待ってみたが、特に現れず。帰りの船も特に変わった鳥は出なかった。なかなか良い成果になったと思う。
[10日]さすがにGWの結果だけでは満足できず、再び舳倉島へ。船は無事出航。航路では前回出たカンムリウミスズメを期待したが出ず、ヒレアシシギの群れが何度か飛んだ程度。島に着き、荷物を置いてさっそく探鳥開始。相変わらずキマユムシクイが多い。こんだけいたらバフマユの1羽くらい混じっているべきである。タイワンハクセキレイも多い。水場ではシマゴマを期待したが、出てきたのはノゴマ。海岸へ続く道を歩く。途中で岩場の前に人が集まっている。先週はコルリの雌がここに出ていたので、またかと思ったが、シマゴマとのこと。待っていると、すぐに現れた。離島では少なくない種だが、生息環境的になかなか見にくく、声を聞くだけに終わることが多かった。実は5年前の飛島で目の前を一瞬横切った鳥がシマゴマっぽく見えたのだが、確証なくライフリストには入れずにもやもやしていたので、今回ようやく姿を見ることができて嬉しい。鳴き声はコルリに似るとされることが多いが、コマドリの「ヒン」の部分を無くした感じ。海岸に出て、まだムラサキサギがいるか探したが見つからない。抜けたのだろうか。松林でムギマキの若い雄を見て、竜神池へ。ツメナガセキレイがいた。眉斑はやや明瞭ではないが白く長く出ているので亜種マミジロツメナガセキレイのようだ。ちょっと距離があり、岩の陰に隠れたりするので観察しにくい。周りをムジセッカがちょろちょろ。そうこうしていると、つかさ付近でコウライウグイス情報があり、急いで向かう。しかし一瞬見れただけのようだった。しばらく待機するが、全く気配ない。おそらく広範囲を移動しているのだろう。黄色を探しながら水場方面へ向かう。途中校庭でマミジロタヒバリが降りていたが、草が高く顔くらいしか見られない。水場ではシマゴマとコルリが水浴びにやってきた他ムギマキの若雄も登場したが、その間コウライの声を聞くこともなく、夕方になり宿に戻った。飯を食べて、風呂に入って、就寝。
28 May 4 舳倉島
ISHIKAWA Pref.
10:30~14:30
01. Black-throated Loon17. Japanese Murrelet33. Asian Brown Flycatcher
02. Pacific Loon18. Rhinoceros Auklet34. Blue-and-white Flycatcher
03. Streaked Shearwater19. Pacific Swift35. Siberian Blue Robin
04. Short-tailed Shearwater20. Common Kestrel36. Narcissus Flycatcher
05. Little Grebe21. Ashy Minivet37. Blue Rock Thrush
06. Grey Heron22. Brown-eared Bulbul38. Stejneger's Stonechat
07. Purple Heron 123. Barn Swallow39. Eastern Yellow Wagtail
08. Pelagic Cormorant24. Red-rumped Swallow40. Black-backed Wagtail
09. Japanese Cormorant25. Japanese Bush Warbler41. Olive-backed Pipit
10. Western Osprey26. Yellow-browed Warbler ++42. Brambling
11. Black-eared Kite27. Sakhalin Leaf Warbler43. Grey-capped Greenfinch
12. Grey-faced Buzzard28. Eastern Crowned Warbler44. Common Redpoll 1
13. Red-necked Phalarope29. Zitting Cisticola45. Meadow Bunting
14. Red Phalarope30. Chestnut-cheeked Starling46. Little Bunting 3+
15. Black-tailed Gull31. Brown-headed Thrush47. Yellow-browed Bunting 1
16. Slaty-backed Gull32. Dusky Thrush48. Black-faced Bunting
194 -
あまり鳥の出は良くないみたいなので行くか行かないか迷ったが、今年のGWも舳倉島へ。迷っているうちに夜行バスが満席となってしまったので、電車で金沢駅までの長旅となった。夜行バスだと面白味に欠ける移動も、電車だと風景が楽しめて良い。徐々に新潟に近づき山深くなっていく感じや、直江津から富山の海岸沿いを走り抜けるあたりは特に趣がある。金沢駅に着き、輪島行きのバスに乗り込む。翌日は船が出るか微妙だったが、無事出航。ただ明日から荒れるらしく日帰りとなりそうだ。船上からはヒレアシシギなどを観察。島に付いてとりあえず宿に荷物を置き、島内を歩く。とにかくキマユムシクイだらけ。こんだけいたらバフマユの1羽くらい混じっていそうな勢いである。竜神池にベニヒワがいて、カメラマンが集まっている。舳倉まで来てベニヒワに集まっているのが鳥のいなさを物語っている。これがコベニヒワだったら良かったのだが。ツメナガセキレイもいたが、一瞬岩場を飛んだだけ。タヒバリ海岸でやけに茶色いアオサギがいると思ったらムラサキサギ。まさかここで見るとは思わなかった。よく北陸まで飛んできたものだ。その他水場などもパッとしない。つかさ前の草地でコホオアカとキマユホオジロ。島の常連である。その横の草むらでカラフトムジセッカっぽい鳥を見た人がいてしばらく待ってみたが気配なし。先週はいたようなのでまだ居残っている可能性はある。付近にいたビンズイはただビンズイ。久々にヨロビンが見たい。ヒメコウテンシすらいない。船が出る時間となり、島に残るのは明日明後日出なくても大丈夫な人だけで、ほとんどの人は輪島へ戻った。帰りの船からはカンムリウミスズメを見ることができた。5年前に城ケ島から見て以来である。帰りの夜行バスの予約を変更し、新宿へ。次回に期待だ。
27 Apr 27 谷津干潟
CHIBA Pref.
7:30~16:30
01. Eurasian Wigeon09. Greater Sand Plover 117. Rock Dove
02. Eastern Spot-billed Duck10. Bar-tailed Godwit18. Azure-winged Magpie
03. Eurasian Teal11. Whimbrel19. Large-billed Crow
04. Grey Heron12. Grey-tailed Tattler20. Brown-eared Bulbul
05. Great Egret13. Common Sandpiper21. Barn Swallow
06. Little Egret14. Ruddy Turnstone22. Japanese White-eye
07. Great Cormorant15. Great Knot23. White-cheeked Starling
08. Lesser Sand Plover16. Dunlin
174 -
サルハマシギが観察されているとのことで2週間ぶりの谷津干潟へ向かった。本当は昨日来たかったのだが所用があり一日遅れとなってしまった。到着時はまだサルハマは現れていないようで、とりあえずはハマシギの群れが飛んでくるのを待つ。ホウロクシギはまだいた。例年だともう抜けている頃なので、そろそろだろう。他には前回いなかったオオメダイチドリが見られ、歩道のすぐそばまで寄ってきて見やすかった。サルハマに期待が高まるが、潮が引き、干潟が大きくなってきても一向に群れが入ってこない。お昼近くになり、ようやく奥のほうにハマシギの群れが入って来た。遠くてサルハマが混じっているか分からないので、十分ほど歩いて確認しに行ったが、いない。その後もシギチの数が増えることもなく、夕方になり満潮が近づいてきたため撤退した。この時期の赤くないサルハマはぜひ見ておきたかったが残念。昨日撮られた写真を見せてもらったが成鳥のようだった。翌日以降確認されたらしいので運が悪い。地元の高校生バーダーに会えたことだけが唯一の成果だった。
26 Apr 26 多摩川
TOKYO Pref.
9:00~13:00
01. Mallard14. Common Kingfisher27. Japanese Bush Warbler V
02. Eastern Spot-billed Duck15. Japanese Pygmy Woodpecker28. Oriental Reed Warbler V
03. Chinese Bamboo Partridge V16. Japanese Green Woodpecker V29. Zitting Cisticola
04. Green Pheasant17. Common Kestrel30. Chinese Hwamei V
05. Grey Heron18. Bull-headed Shrike V31. Japanese White-eye
06. Great Egret19. Azure-winged Magpie V32. White-cheeked Starling
07. Little Egret20. Carrion Crow33. Dusky Thrush
08. Great Cormorant21. Large-billed Crow34. Eurasian Tree Sparrow
09. Black-eared Kite22. Japanese Tit35. Black-backed Wagtail
10. Little Ringed Plover23. Eurasian Skylark36. Japanese Wagtail
11. Common Sandpiper24. Brown-eared Bulbul37. Grey-capped Greenfinch
12. Rock Dove25. Barn Swallow38. Meadow Bunting
13. Oriental Turtle Dove26. Asian House Martin
173 -
多摩川を歩いて探鳥した。
25 Apr 13 三番瀬~谷津干潟
CHIBA Pref.
7:30~14:00
01. Eurasian Wigeon15. Grey Plover29. Oriental Turtle Dove
02. Eastern Spot-billed Duck16. Lesser Sand Plover30. Short-eared Owl 1
03. Northern Shoveler17. Bar-tailed Godwit 100+31. Bull-headed Shrike
04. Eurasian Teal18. Whimbrel 332. Azure-winged Magpie
05. Tufted Duck19. Far Eastern Curlew 233. Large-billed Crow
06. Greater Scaup20. Common Sandpiper34. Japanese Tit
07. Red-breasted Merganser21. Ruddy Turnstone35. Brown-eared Bulbul
08. Black-necked Grebe22. Great Knot36. Barn Swallow
09. Grey Heron23. Red-necked Stint37. Japanese White-eye
10. Great Egret24. Black-headed Gull38. White-cheeked Starling
11. Intermediate Egret25. Black-tailed Gull39. Eurasian Tree Sparrow
12. Little Egret26. Vega Gull40. Black-backed Wagtail
13. Eurasian Coot27. Little Tern41. Grey-capped Greenfinch
14. Black-winged Stilt28. Rock Dove
169 -
4月も中旬になり、シギチの渡りが本格化する頃だ。奄美である程度の種は見ているのだが、オオソリやオバシギなどまだ今季未見の種もあるので、三番瀬へ。到着時は潮が満ちていて杭の上にシギチがとまっている。潮が引き干潟が現れるのを待つ。しばらくすると、遠くのほうで何か猛禽のような鳥が飛んでいるのが目に入る。ノスリかと思ったが、確認するとなんとコミミズク。カラスに追われながら高く上がって消えていった。渡りの途中だろうか。干潟での思わぬ遭遇に驚いたが、シギチの方は全然ダメで、メインの群れが干潟が出てきても全く降りず、しばらく飛びまわった後に沖へ出てしまった。これではもう期待できないと思い谷津干潟へ。ちょうど良い感じに干潟が出ており、ホウロクシギがすぐ目に入る。2羽確認できたが、朝は3羽だったらしい。他にチュウシャクシギやトウネンなどが観察できたが、三番瀬にいた大きな群れは入ってこなかった。どこで過ごしているのだろうか。
24
~
20
Mar 28
~
Mar 24
奄美大島
KAGOSHIMA Pref.
01. Gadwall20. Lesser Sand Plover39. Ryukyu Minivet
02. Falcated Duck21. Amami Woodcock40. Lidth's Jay
03. Eastern Spot-billed Duck22. Common Snipe41. Large-billed Crow
04. Northern Shoveler23. Far Eastern Curlew 142. Varied Tit
05. Northern Pintail24. Common Redshank ads143. Brown-eared Bulbul
06. Eurasian Teal25. Common Greenshank44. Barn Swallow
07. Streaked Shearwater26. Grey-tailed Tattler45. Pacific Swallow
08. Little Grebe27. Common Sandpiper46. Japanese Bush Warbler
09. Grey Heron28. Sanderling47. Zitting Cisticola
10. Great Egret29. Red-necked Stint48. Japanese White-eye
11. Intermediate Egret30. Dunlin49. Amami Thrush 3+
12. Pacific Reef Heron31. Japanese Wood Pigeon50. Pale Thrush
13. Japanese Cormorant32. Oriental Turtle Dove51. Ryukyu Robin
14. Western Osprey33. Whistling Green Pigeon52. Blue Rock Thrush
15. Grey-faced Buzzard34. Ryukyu Scops Owl V53. Grey Wagtail
16. Pacific Golden Plover35. Common Kingfisher54. Black-backed Wagtail
17. Grey Plover36. Japanese Pygmy Woodpecker55. Black-faced Bunting
18. Little Ringed Plover37. White-backed Woodpecker
19. Kentish Plover38. Peregrine Falcon
163 427
[28日]いよいよ最終日、早朝の林道を走るのもこれが最後だ。特にこれといった収穫はなく、明るくなってからは3日目にオオトラ2羽を見た辺りを重点的に捜索し、ルリカケスを目に焼き付けてレンタカーを返す。バスに乗って空港へ。飛行機が離陸すると窓から大瀬海岸が見える。次に来るのはいつになるだろうか。楽しい旅行だった。
[27日]一眼との激戦を繰り広げた林道を後にし、一旦宿に戻ってからシギチを見に大瀬海岸へ向かう。空港を通り過ぎ、海岸へ出ると、懐かしい光景が広がっていた。10年前、クロツラヘラサギを初観察した場所である。ちょうど引き潮だったので岩礁が広く出ており、そこにたくさんのシギチが降りている。メダイチドリ、ダイゼンが多く、アカアシシギやホウロクシギも混じっていた。特にアカアシシギはかなり夏羽への換羽が進んでいる個体だった。摩耗のない夏羽はなかなか見ることができないので嬉しい。岩礁の上は視界を遮るものがなく、シギチたちからは姿が丸見えなので、なるべく姿勢を低くして近づきたいところだが、足場が悪く水溜まりを避けながらの移動なので、動きが大きくなってしまい、どんどん遠くに行ってしまう。良い点はただ一つ、ハブを気にしなくて良いことだ。一通り観察したら潮が満ちてくるのを待つことにして、近くの畑でミフウズラを狙う。コシャクシギやオオチドリなどにも目を光らせるが、サシバがい過ぎるだけ。やはりミフは朝夕が見やすいだろうと夕方まで待つことにした。とりあえず大瀬海岸の駐車場で寝る。考えてみれば昨日の朝からちゃんとした睡眠をとっていないので爆睡できた。起きると潮が満ちてきていた。残念ながらアカアシシギはいなくなっていたが、クロサギを遠くに眺めることができた。夕方になり、再びミフウズラを狙う。ある程度の範囲に狙いを定めて出てくるのを待ったが、ダメだった。なんだかんだで、もう5年見ていないので、そろそろ見たいものだ。
[26日]今日も早朝からアマミヤマシギを期待して林道を走る。ライトを頼りに徐行しながら走っていると何個体か道路に降りているのを見ることができた。だが、殆どの個体はライトに驚いて飛び上がってしまい、戻ってこない。もっと警戒心がないと思っていたが、なかなか難しい。逃げない個体がいても慣れない一眼の操作に手間取り、なぜかシャッターが下りなかったり、勝手にフラッシュが焚かれてフロントガラスに反射して真っ白な画像が撮れたりと、全く上手くいかない。デジスコの素晴らしさを再認識する。何度か林道を往復しているうちに明るくなってきてタイムアップ。周囲ではオオトラツグミが盛んに囀っている。記念にカメラのビデオ機能で録音する。しばらく周囲を歩いていると、地面をガサガサする音が聞こえてきた。もしかしたらと思っていると、急にキョロンと鳴いた。完全にオオトラ、2羽いるようだ。音のする方を注意深く見ると、いた。木と木の間から辛うじて見えるレベルだが、しばらくの間餌取りを観察することができた。まさか二度目の遭遇があるとは思っていなかった。完全にアマミヤマシギの分の運をオオトラに使ってしまっている。だんだん奥へ行ってしまい見失う。その後は早朝にアマミヤマが出ていた辺りを懸命に捜索し、昼間に見てしまおうという計画だったが、オーストンオオアカゲラが頻繁に現れ、アカヒゲがその美声を響かせる他は特に見られず。せめてアカヒゲの姿をじっくり見たいのだが、こちらも警戒心が強い。このままだとアマミヤマが10年前と同じ結果になってしまう。そこで、午後の早い時間に宿に戻り、仮眠をとってからまた林道に来て徹夜で朝まで粘る作戦をとることにする。仮眠して、夜の林道を走ると、アマミノクロウサギや珍しそうなカエルが道路を横断する。アマミヤマは複数個体を見ることができたが、やはり手強い。試し撮りの黒いウサギは綺麗に撮れるくせに、アマミヤマになった途端に反抗的な態度を取る一眼と格闘しながら、最後の最後でようやく写真に収めることができた。実際に見てみるとそこまでヤマシギに似ている印象はない。頭頂が尖っていないこと、先頭の黒斑の幅が狭いこと、過眼線と下の黒線が平行になること、嘴が太く短いことから生じる顔の差が大きい。足も長く、飛び上がる時に垂直に飛ぶのも特徴的。目の周囲の露出部も特徴とされているが、非繁殖期は目立たないことが多い。Hartertによって記載された当時はヤマシギの亜種とされていたが、鳥類目録第5版では別種となった。基本的には奄美大島、加計呂麻島、徳之島のみの生息となっているが、意外といろいろな島で確認されている。沖縄諸島の個体は、奄美諸島からの南下越冬個体である可能性が高い。沖縄本島では夏期の記録もあるようで繁殖しているのかもしれない。燃費の悪いボロボロのレンタカーでの林道往復による財布の犠牲は計り知れないが、とりあえずこれで今回の旅の目標は達成した。
[25日]暗いうちに宿を出て昨日オオトラを見た林道へ向かう。途中アマミヤマシギが降りていたが、すぐに飛ばれてしまう。10年前に見た時もこんな感じだった。今回はナイトウォッチング用に一眼を持ってきているので是非とも画像に収めたいところだ。ヘッドライトを頼りに木にとまっているオオトラを探すが見つからない。キョロン、キョロンというトラツグミとは全く異なる囀りは聞こえるが、どれも森の奥だ。そのうちに明るくなってきて、オーストンのドラミングが響き渡る。一昨日の調査に参加された方とお会いし、アマミヤマシギやズアカアオバトが見やすい場所を教えていただいた。しばらくはオオトラが出ないか粘ったが気配がないので、そちらに移動することにした。途中懐かしの場所に寄ってみるとズアカアオバトが木にとまっていたが、警戒心が強くすぐに飛ばれてしまう。やはり教えてもらった場所の方が良さそうだ。そこは駐車場にサクラがありその実を食べにやってくるらしい。到着時は姿はなく、やってくるのを待つ。遠くからはアカヒゲの囀りが聞こえる。しばらく待つと2羽が飛んできた。雄は警戒心が強く枝の込みあった所から出てこなかったが、雌は実を食べるのに夢中になり見やすい場所に出てきた。ズアカは南西諸島に来ると見ることは見るが飛んでいる姿だけのことが多く、なかなかじっくり見る機会に恵まれなかったので嬉しい。奄美大島に分布するのは亜種permagnus (リュウキュウ-)。ズアカと付くわりには頭が赤くないのは有名な話だが、Birds of East Asia によれば、日本産2亜種(permagnus ,medioximus )はRyukyu Green Pigeonとして種分化される。ただ学名が、Treron riukiuensis となっているのが気になるところだ。この学名を使うならば基亜種riukiuensis が存在するはずだが、そのような記述はない。本来ならば、permagnusmedioximus のどちらかを基亜種として種小名に採用すべきではないのか。IOCではT.formosae の亜種のままなので今後の動向に留意したい。リュウキュウサンショウクイも時々現れたが落ち着きがない。アマミヒヨドリやアマミシジュウカラ、 アマミヤマガラなどの固有亜種も狙いながら日暮れを待つ。西なので日が長い。ようやく暗くなったところで林道を走る。しかし、期待に反して1羽も現れることなく宿に到着してしまった。オオトラより苦戦するとは思っていなかったが、まだ時間はある。
[24日]鹿児島新港を出たフェリーは、まだ暗い早朝5時に名瀬港に到着。さっそくレンタカーを借りる。早朝から手続きできるのは有難いが、結構時間がかかり、明るくなってきてしまった。今からオオトラツグミを狙うのは無理そうなので、とりあえず近くの公園でアマミヤマシギでもいないものかと探してみるが、サシバくらい。行くところもないので、オオトラの見られる林道へ向かう。奄美大島では毎年オオトラの調査が行われており、今年も昨日が一斉調査の日。調査の邪魔にならないように日程をずらした。捕捉調査もあるみたいだが、会わないことを祈る。車をとめ、林道を歩き始めると、すぐにオーストンオオアカゲラが現れる。かなり黒っぽく、ノグチゲラに近い印象を受けた。10年前に来た時にはなぜか見ていなかったので、今回が初観察となる。まだ小4だったし、家族旅行だったのでしょうがない。個人的は将来種分化することを期待している。あとはナミエオオアカゲラを見れば亜種を制覇できるのだが、どこが見やすいのだろうか。歩いていくと、斜面を動く影、確認するとトラツグミのような模様が目に入る。すぐに飛ばれてしまったが、オオトラだったのではないかと思いながら、カーブを曲がると、地面を歩く鳥が。先ほどの個体と同一かは分からないが、トラツグミ模様に緊張が走る。とりあえず証拠写真を撮ろうと薄暗い森の中格闘する。まだ若い個体のようで、嘴の基部が淡色で、雨覆に羽縁がある。とにかく上尾筒が写るようにシャッターを押しまくる。よく見てみると、換羽中なのか若いからなのか上尾筒あたりの羽が少なめな感じがしたが、1~2枚羽縁が軸斑と繋がって錨形を形成している羽が確認できた。これはトラツグミとの有用な識別点である。日本の野鳥590の写真が鮮明に分かって良かったのだが、650になって差し替えられてしまったのは残念。目の後方に露出部も確認できるので、オオトラでよいだろう。個人的には幼羽の雨覆の羽縁がバフ色ではなく白色なのもオオトラの特徴ではないかと思っているが、確証はない。林道の奥へ入ってしまったので、しばらく待つが戻ってこない。代わりにルリカケスが現れる。10年ぶり、と言いたいところだが、上野動物園で見てしまっているので、2年ぶりくらいか。オオトラツグミをはじめとするトラツグミ系統は、日本鳥類目録での扱いが酷すぎるのでここで整理しておく。第7版では、種トラツグミはZoothera dauma とされ、亜種トラツグミ (aurea )、亜種オオトラツグミ(major )、亜種コトラツグミ(iriomotensis)を認めるという形をとっている。しかし、IOCにおいて種トラツグミはZ.aurea とされ、Z.dauma (IOCにおけるScaly Thrush;カッショクトラツグミ)から種分化した独立種として扱われている。日本産亜種は toratsugumi とされ、第7版では認められていない亜種となる。さらにオオトラツグミはZ.major として独立種とされた。したがって、オオトラの種分化問題はトラツグミの種分化も関わり複雑な構造となっている。コトラツグミについては、学名自体は変わらないものの、種カッショクトラツグミの亜種コトラツグミという位置づけになるので、トラツグミとは別種となる。一応西表島に分布しているとされるが怪しいので、本当にいるのか確かめるために一度行かなければならない。早急にIOC分類に統一されることが望ましいが、おそらく鳥学会にその気はない。こんな状態で今年の夏に日本でIOCが開かれるのだから、実に愉快である。それにしても、まさか初日に、しかも日中に、オオトラを見られるとは思ってもみなかったので、驚きと興奮でいっぱいだった。その後も再来に注意しながら進んでいくと、アカヒゲが登場した。亜種ホントウアカヒゲは何度か見たことがあるが、亜種アカヒゲは初めて。頭部の赤が下に下がってこないだけで結構印象が違う。これで10年前に見ていない固有の鳥は全て見ることができた。幸先が良い。帰り道もオーストンが近くでドラミングをするなど賑やかな林道を後にし、渡り途中の珍鳥を期待して秋名へ。昨日与那国島ではロクショウヒタキが出たようなので、そのくらいのを期待するが、そこら中にサシバがいるのみ。ちょうど渡りにぶつかったのか、石を投げればサシバに当たるか当たらないかくらいにはいる。そのまま奄美自然観察の森へ。10年ぶりの懐かしい場所のはずだが、正直あまり記憶にない。園内を歩くと、ルリカケスが2羽で地面を採餌している。警戒心がないようで、しばらく待っているとかなり近くで観察することができた。赤と青のコントラストが美しい。光が当たると光沢が際立つ。最後に屋入を回って、宿に戻る。夜はナイトウォッチング。適当に林道を走ったが、アマミヤマシギやオオトラツグミの姿を見ることはできなかった。明日からに期待。
19
18
Mar 23
Mar 22
出水
KAGOSHIMA Pref.
01. Mute Swan18. Hooded Crane35. Long-tailed Tit
02. Common Shelduck19. Black-winged Stilt36. Zitting Cisticola
03. Ruddy Shelduck 120. Little Ringed Plover37. Pale Thrush
04. Eurasian Wigeon21. Common Sandpiper38. Dusky Thrush
05. Mallard22. Vega Gull39. Daurian Redstart
06. Eastern Spot-billed Duck23. Rock Dove40. Blue Rock Thrush
07. Eurasian Teal24. Oriental Turtle Dove41. Eurasian Tree Sparrow
08. Tufted Duck25. Japanese Pygmy Woodpecker42. Grey Wagtail
09. Little Grebe26. Peregrine Falcon43. Black-backed Wagtail
10. Grey Heron27. Bull-headed Shrike44. Buff-bellied Pipit
11. Great Egret28. Carrion Crow45. Long-tailed Rosefinch
12. Little Egret29. Large-billed Crow46. Grey-capped Greenfinch
13. Great Cormorant30. Japanese Tit47. Meadow Bunting
14. Black-eared Kite31. Eurasian Skylark48. Black-faced Bunting
15. Eurasian Coot32. Brown-eared Bulbul49. Common Reed Bunting
16. White-naped Crane33. Barn Swallow
17. Common Crane34. Japanese Bush Warbler V
141 426
[23日]早朝からアカツクシのお気に入りポイントへ。まだ薄暗いうちはいなかったが、一回りして戻ってくると降りていた。あまり警戒心がないのか車からだとかなり近くまで寄ってくる。しばらく採餌を続けた後は畔に上がって休む。いつも周囲にはカラスがいて、時々真横に来ては鳴きながら追い払おうとする。アカツクシは面倒そうにしばらくは無視しているが、最終的には反撃して退散させていた。十分観察することができたので、ツルセンターに寄ってからだんだんと鹿児島港へ向かいながら途中の探鳥地へ寄る。ツリスガラを期待していたが見つからず。レンタカーを返して鹿児島港から出ている奄美・名瀬行のフェリーに乗り込む。到着は明日の早朝5時だ。果たしてオオトラツグミを見ることができるのか。そして、ハブに噛まれずに生きて帰ることができるのか。
[22日]年末年始の小笠原でメグロを見たので、残る日本固有"種"はオオトラツグミのみとなった。そこで囀りを聞くことができる時期に合わせて奄美大島を訪れることにした。企画時点では鹿児島でアカツクシガモとイワミセキレイが見られていたので、どちらかはいるだろうと鹿児島に寄るルートで行程を組み立てた。出発間近になり状況を確認すると、イワミは抜けたようだが、アカツクシはまだいるようだ。イワミは昨年の宮古島で偶然見ており、その感動を餌付けで上書きするのもどうかと思っていたので、ちょうど良い。鹿児島空港からレンタカーを借り、一時間半ほどで出水に到着。1年4か月ぶりだ。ツルはかなりの数が飛去してしまっていたが、まだまだたくさんいる。さすがの規模である。赤いのがいないか丹念に探していくが、なかなか見つからない。まさか昨日までか、と思って堤防沿いの道を曲がった瞬間に赤色が目に飛び込んできた。下の道からだとちょうど死角になっていたようだ。かなりでかい。カラスが攻撃を仕掛けてくるが余裕で追い払う。頸輪は不明瞭だが一応はあるので雄。頭部は結構白いが雌だとより白味が増す。風切はかなり摩耗が進んでいる。緑色の翼鏡は光が当たるととても綺麗に輝き、体の赤色との補色で美しい。アカツクシはたまに千葉周辺で目撃情報があるが、あれは飼育されていたのが逃げ出した個体なので、野生個体を見ることができて良かった。前回の九州の時も狙っていたが、行く前に抜けて見られなかったのでなおさら嬉しい。九州以外の地域では殆ど話を聞かない。しばらくすると、飛んでため池へ移動した。飛翔時は翼の雨覆の白と風切の黒のコントラストが目立つ。池にはツクシガモも2羽いて、しばらく一緒に泳いでいたが、また飛んで元の場所に戻った。地元の方によるとこの場所がお気に入りとのこと。のんびりと採餌していたところにハヤブサが襲来し、堤防の向こうへ飛び去ったので本日の観察を終了した。車中泊なので適当な場所を探すがなかなかなく、ちょっと離れた道の駅へ。意外と寒かった。
17 Mar 15
水元公園
TOKYO Pref.
7:30~14:00
01. Eurasian Wigeon14. Common Moorhen27. Long-tailed Tit
02. Mallard15. Eurasian Coot28. Japanese White-eye
03. Eastern Spot-billed Duck16. Common Snipe29. White-cheeked Starling
04. Eurasian Teal17. Black-headed Gull30. Dusky Thrush
05. Common Pochard18. Rock Dove31. Eurasian Tree Sparrow
06. Tufted Duck19. Oriental Turtle Dove32. Black-backed Wagtail
07. Lesser Scaup ad♂120. Japanese Pygmy Woodpecker33. Japanese Wagtail
08. Little Grebe21. Bull-headed Shrike34. Buff-bellied Pipit
09. Grey Heron22. Carrion Crow35. Hawfinch
10. Great Egret23. Large-billed Crow36. Grey-capped Greenfinch
11. Little Egret24. Japanese Waxwing 5+37. Black-faced Bunting
12. Great Cormorant25. Japanese Tit
13. Northern Goshawk26. Brown-eared Bulbul
133 -
昨シーズンに続き飛来したコスズガモ、行こうと思っているうちに3月となってしまった。まだいるかどうか不安だったが、昨年見たあたりに行ってみると、キンクロハジロの群れの中に見つけることができた。寝ていても背中の鱗模様ですぐに分かるが、全く起きる気配がないのと、午前中は逆光で見にくいので、午後まで園内を回ることにした。時期的にレンジャクでも入っていないかと探す。カワウのコロニーがあるためカワウは大量にいる。最近まで見られていたというアリスイやベニマシコを期待したが姿は無い。観察窓からは久しぶりにオオタカの成鳥を見ることができた。北端まで来たところでヒーヒーと懐かしい声、見上げると頭上の木にヒレンジャクがとまっていた。予想が的中し嬉しい。少し下がって確認すると5羽程度の群れのようだ。枝葉が被って見にくいが1年ぶりの再会である。キは混じっておらず。すぐに飛んでしまい、その後再び群れを見ることはなかった。お昼になり、そろそろかと池に戻って驚いた。カヌーが入っていてカモがいない。これはやばいと思って慌てて探すと南側に移動していた。じゅんさい池まで歩く羽目になると思ったが一安心。寝ていて時々顔を上げる程度だったので起きるのを待つ。一度羽ばたいたので初列風切が灰色であることが確認できた。しばらくすると急に動き始め、どんどん北側に戻っていった。嘴爪周囲の黒色が少ないため殆ど目立たず、角度によっては先端が黒くないように見える。頭部の形や背中の粗い鱗模様を合わせるとスズガモとはかなり印象が違って見える。そもそも周りにスズガモはいないし、シーズン終盤のためコスズ狙いのカメラマンも殆どいない。落ち着いてから来ることの利点は、コスズはどれですか、と聞いてくるカメラマンに会わないことで、欠点は、そのカメラマンにキンクロを指さして、これです、と言えないことである。
16 Mar 11
稲敷~銚子
IBARAKI~CHIBA Pref.
8:30~15:00
01. Gadwall18. Little Egret35. Slaty-backed Gull
02. Mallard19. Pelagic Cormorant36. Spectacled Guillemot
03. Eastern Spot-billed Duck20. Great Cormorant37. Rock Dove
04. Tufted Duck21. Japanese Cormorant38. Bull-headed Shrike
05. Greater Scaup22. Western Osprey39. Daurian Jackdaw 3
06. Harlequin Duck23. Eastern Marsh Harrier 140. Rook
07. Black Scoter24. Hen Harrier ♀141. Carrion Crow
08. Red-throated Loon 250+25. Common Snipe42. Large-billed Crow
09. Pacific Loon w126. Sanderling43. White-cheeked Starling
10. Streaked Shearwater27. Dunlin44. Dusky Thrush
11. Little Grebe28. Black-legged Kittiwake45. Eurasian Tree Sparrow
12. Red-necked Grebe29. Black-headed Gull46. Black-backed Wagtail
13. Great Crested Grebe30. Mew Gull47.Buff-bellied Pipit
14. Black-necked Grebe31. Glaucous-winged Gull48. Meadow Bunting
15. Black-crowned Night Heron32. Glaucous Gull49. Common Reed Bunting
16. Grey Heron33. Vega Gull
17. Great Egret34. Mongolian Gull
130 -
今季はあまり良くないようだが、年に一度のカモメ観察へ。銚子へ行く前に稲敷で越冬シギチを期待する。情報ではアカアシシギなどが見られているようだったが今日はタシギくらいしかいない。ワイルドダックではハイイロチュウヒの雌が遠くを飛ぶ。カラスの群れを確認すると、コクマルガラス、ミヤマガラスの姿があった。コクマルは全部黒色型だったが久しぶりの観察となるので嬉しい。その後波崎を軽く見てから銚子へ。しかし磯前では工事が行われておりカモメは左側に少数いるのみ。昨日はいたというクロワカモメに期待するが、現れず。第三漁港も数は少ない。しょうがないのでマリーナに行ってみると、ケイマフリが浮かんでいた。昨日はいなかったという話だが、探せなかっただけのようだ。道東でたくさん見てきたばかりだが、関東で観察されるのは珍しい。若い個体のようで、特に弱っていう様子は見られなかったが、港に入ってくるということは何かしら問題があるはずだ。無事に旅立ってもらいたい。周囲にはアカエリカイツブリの姿もあった。その後は犬吠埼から海鳥を観察する。アビが200羽以上の大群で浮かんでおり、圧巻だった。シロエリオオハムも1羽混じっていたが、遠い。最後に磯前に戻ってクロワの飛来を待つ。モンゴルカモメと思われる個体や、シロ×セグロカモメ交雑個体が観察できたが、カナダカモメや本命クロワは現れぬままタイムアップとなった。
15 Mar 4
相模川自然の村他
KANAGAWA Pref.
6:00~15:00
01. Northern Goshawk V05. Brown-eared Bulbul09. Song Thrush 1w1
02. Rock Dove06. Japanese White-eye10. Eurasian Tree Sparrow
03. Carrion Crow07. White-cheeked Starling11. Black-backed Wagtail
04. Large-billed Crow08. Dusky Thrush12. Chestnut-eared Bunting 1
121 -
名古屋から電車で移動し、早朝からサバンナシトドのポイントで待機する。地元のカメラマンによると昨日は出が良かったようなので、期待して待つ。しかし、昨日出たという時刻を過ぎてもサバンナはおろかホオアカやコジュリンさえ出てこない。風はそこまで強くは無かったが、地元の人によるとこれくらいでもダメらしい。時間が経つにつれてだんだん風も強くなってきた。一瞬飛んで脇に入ったところを見た人もいるので、いるにはいるのだが、これでは出ないだろうと判断し、たまたま知り合いがウタツグミに行くというので同行させていただいた。到着すると相変わらずカメラマンがぐるりと囲んでいて、その中心にウタツグミがいた。先日の警戒心の強さが嘘のように、足元までやってくる。ツグミと喧嘩して飛び上がるとシャッター音が鳴り響くが、翼を広げたシーンが絵になるから撮っているだけで、誰一人として尾羽の形状を見るために撮っている人はいないだろう。改めて近くで大雨覆を見てみると、一枚先端のバフ斑が大きく三角形状になっている羽があった。スベンソンのガイドによれば、この羽までが未換羽の幼羽らしい。この2日間ほとんど寝ていないので、睡魔と闘いながら観察を続けた。カメラマンの中には有名な野鳥写真家の方の姿もあった。ここ最近新しい図鑑が立て続けに出版されているが、残念ながら全て鳥類目録第7版に準拠してしまっているため買う気は起きなかった。しかし、この方の図鑑「日本の野鳥650」に関しては、小学生時代のバイブル的存在であった「日本の野鳥590」の後継図鑑であり、590時点でニシイワツバメやオオトラツグミなどを独立種扱いにしていたことから、今回も7版に従いつつ、著者判断でスプリットしている種があるのではと淡い期待を持った。本屋で見つけてパラパラとめくって、完全に第7版に準拠しているのを見てがっかりしたが、あとがきを読んでその理由は分かった。最新の分類を採用すると使いづらいから、だそうだ。しかし、これにはちょっとした勘違いがある。カメラマンたちは非常に低レベルなので分類などを気にしていない。気にしているのはただ被写体として綺麗かどうかだけだ。おそらく学名の見方すら知らないだろう。ハチジョウツグミが亜種から独立種に格上げされようがどうでもよく、ただの「あかくてきれいなつぐみ」であり、分類がどうであろうが使いにくいと感じることはない。一方、正しい分類知識を身に付けたい中堅バーダー層は、IOC準拠の図鑑の方が、使いやすさを感じただろう。つまり、第7版に準拠するメリットは、鳥学会との衝突を避けること以外に何もないはずだ。まあこの辺は出版社なども関わってきて、いろいろあると思うのでしょうがない気もする。この図鑑は、分類のマイナスポイントを差し引いても、貴重な写真が多く、他の写真図鑑と比べても圧倒的に写真のクオリティが高いので、購入するべき図鑑であることには変わりない。以後IOC準拠図鑑が出ない限り、この図鑑を超えるものは現れないだろう。
14 Mar 3
紀伊半島
MIE Pref.
6:00~16:00
01. Common Shelduck 412. Eastern Buzzard23. Japanese Tit
02. Gadwall13. Eurasian Oystercatcher +24. Japanese White-eye
03. Eurasian Wigeon14. Dunlin25. Dusky Thrush
04. Common Pochard15. Black-headed Gull26. Mistle Thrush 1w1
05. Tufted Duck16. Vega Gull27. Daurian Redstart
06. Greater Scaup17. Taimyr Gull28. Black-backed Wagtail
07. Red-breasted Merganser18. Rock Dove29. Japanese Wagtail
08. Little Greb19. Peregrine Falcon30. Buff-bellied Pipit
09. Grey Heron20. Carrion Crow31. Meadow Bunting
10. Great Cormorant21. Large-billed Crow32. Rustic Bunting
11. Black-eared Kite22. Varied Tit
120 425
以前から知ってはいたがなかなか行く決断ができなかったヤドリギツグミ。往復400km超を運転するのはさすがにきつそうなので、夜行バスで行こうと計画していたところに大雪で中止。このまま行かずに終わるかと思われた。しかし、道東でホワイトアウトを経験し、前が見えるならどこまででも運転できる気がしてきたところに、ウタツグミという起爆剤。一気に行く方向に流れて急遽高速バスとレンタカーを予約した。18時半に名古屋駅に着くバスに乗り、名古屋からは220kmを夜通し運転した。高速は一切使わず、60km/hを保ち続けるハイパー低燃費モードで運転。日が変わった頃に到着。仮眠をとって明るくなるのを待つ。探せる明るさになり、外に出て田んぼを注視すると、すぐに見つけることができた。一昨日の情報だとぐぜっていたとのことで、抜けないか心配していたが一安心。ウタツグミよりも大きく、大きさを考えなくてもJizzがかなり異なって見えるので間違うことはない。下面の黒斑の出方も異なり、不規則に並ぶ。さすがにタヒバリに見えてしまうカメラマンもいないようだった。飛ぶと外側尾羽の白色が目立つ。全体的に摩耗が進んでいて、特に三列風切は顕著。警戒心があまり無いようで、近距離で観察することができた。一度電線にとまったが、ぐぜりを聞くことはできず。日本海側の離島などで数例の記録があるだけの迷鳥で、特に真木図鑑旧版で半ページ扱いになっている鳥なので、見られるわけがないと思っていた小学生時代。ウタは載っていないため、ヤドリギの方が幼少の記憶を強く思い出させる。IOCによれば、ヤドリギツグミは3亜種(亜種deichleri = アフリカ北西部、コルシカ島、サルデーニャ島、亜種viscivorus = ヨーロッパからシベリア西部、イラン北部で繁殖し、北アフリカ、アジア南西部で越冬、亜種bonapartei = 南~中央アジア、トルクメニスタン、ネパール北部で繁殖し、南アジアで越冬)に分かれる。日本に飛来する亜種は鳥類目録では不明、Birds of East Asia ではbonapartei とされている。分布域から推察するとおそらくこの亜種だろう。ヨーロッパ産スズメ目の識別ガイドによれば、基亜種より大きく淡色だという。また、ウタツグミ同様に大雨覆や尾羽で年齢識別が可能とされている。この個体は昨年の11月頃から観察されているため、その時期の摩耗の少ない画像の方が見やすく、それを見ると大雨覆に何枚か幼羽が残っていることが明瞭に確認できる。つまりこの個体は第一回冬羽である。COLLINSでも第一回冬羽の絵が出ており、ウタツグミよりも識別は難しくない。十分観察できたので、午前中で切り上げて名古屋へ戻る。行きは抜けていないか心配しながらの運転だったが、無事見られた帰りは軽快に飛ばす、わけもなく引き続きハイパー低燃費モードで運転する。途中で干潟に寄る。遠くにツクシガモやミヤコドリを観察。名古屋駅周辺の道路は一方通行と右折禁止だらけで、ガソリンを入れてレンタカーを返すのに相当手こずった。そして静岡へ。
13 Mar 1
相模川自然の村公園
KANAGAWA Pref.
6:00~16:00
01. Northern Goshawk V04. White's Thrush 107. Black-backed Wagtail
02. Brown-eared Bulbul05. Dusky Thrush
03. Japanese White-eye06. Song Thrush 1w1
115 424
近年になって、コウライアイサやセアカモズ、セグロサバクヒタキなど珍鳥スポットとなっている相模川だが、なんと今度はウタツグミが現れたとの連絡。時期的にはクロツグミ雌などとの誤認はなさそうに思えたが、最近はガセが多いので油断はできない。行ったらトラツグミでしたという可能性もあるが、万が一チベットウタツグミだったら大変なので、とりあえず向かった。フィールドに着くとまだポイントが分かっていないようだったが、しばらくして見つけた人がいて、そのポイントへ移動する。昨日は一緒にいたというトラツグミが降りていたので期待して待っていると、奥の藪から出てきて、地面に降りた。それはまさしくウタツグミだった。思ったよりも小さい。すぐに飛んでいってしまった。どんどんカメラマンが集まってくるので、警戒したのかしばらく出ない時間が続いたが、少し下がって待っていると、また出てきた。夕方になるにつれてだんだん慣れてきたのか、出る回数、時間が多くなった。上面は割と赤茶味があり、特に頭頂部では強い。下面は胸から腹にかけての逆ハート型の黒斑が目立つ。下嘴基部は黄色。時々小雨が降る生憎の天気だったが、本降りにはならず。ウタツグミは日本海側の離島などで数例の記録があり、神奈川県では1987年横浜で記録されて以来2例目となる。鳥類目録では検討中の種となっている。IOCによれば、ウタツグミは4亜種に分かれ、分布域はそれぞれ、亜種hebridensis = 外ヘブリディーズ諸島、スカイ島、スコットランド北部、アイルランド北部、亜種hclarkei = ヨーロッパ西部、基亜種philomelos = 西部を除くヨーロッパ、トルコ北部、コーカサス、イラン北部、亜種nataliae = シベリア中央~東部、となっている。よって日本に飛来する可能性が最も高いのはnataliae で、BIRDS OF EAST ASIA でもこの亜種で記載されている。亜種によって上面の褐色味、下面のバフ色、黒斑の濃淡に差があるようだ。COLLINSでは年齢、性別の識別は難しいとの記述がある。確かに成鳥でも雨覆の羽縁が出るのが厄介だ。ここで、ヨーロッパ産スズメ目の識別ガイドを見てみると、大雨覆や最長初列雨覆、尾羽で識別可能なようだ。大雨覆は成鳥では先端は一様にバフ色だが、1Yでは換羽後と未換羽の羽との間にコントラストがある。この個体はあまりコントラストはないように見える。ただ注意しなければならないのは、コントラストがあるのはあくまでも1Yの特徴であるということだ。1Yとは第一暦年、つまり生まれた年の12月までで、もしこの個体が幼鳥なら2Yに当たる。摩耗の進行によってコントラストが不明瞭になった可能性が十分に考えられる。初列雨覆についても、1Yでは成鳥よりコントラストが強い。また、外弁は成鳥では褐色、1Yではバフ色。この個体はコントラストが強く、外弁もバフ色味を帯びて見える。尾羽については、1Yは成鳥より先端が尖る傾向がある。先述の本に記載されている図は第一尾羽(T1)のもので、この個体のT1は画像で見る限りあまり尖っていないように見えるが、右側の最外尾羽がかなり尖っていることが確認できた。以上を総合的に判断し、また迷行個体には幼鳥が多いことを加味すると、第一回冬羽という結論に落ち着いた。西の方に出ているヤドリギツグミとは大きさやJizzがかなり異なり、チベットウタツグミは目の後方に縦長の黒斑が出るので識別は難しくないが、言われなかったらタヒバリだと思ってしまうらしいカメラマンも来ていた。ウタツグミがなかなか現れなかった原因はカメラマンの多さだ。この類のカメラマンがそこら辺でタヒバリを撮っていてもらえれば、もっと観察しやすかっただろう。識別できない鳥を撮りに来ようとする脳のメカニズムを、ぜひ理研に解明してもらいたい。
12 Feb 25
葛西臨海公園
TOKYO Pref.
7:30~12:30
01. Gadwall20. Eastern Buzzard39. Large-billed Crow
02. Eurasian Wigeon21. Brown-cheeked Rail40. Japanese Tit
03. Eastern Spot-billed Duck22. Eurasian Coot41. Eurasian Skylark
04. Northern Shoveler23. Kentish Plover42. Brown-eared Bulbul
05. Northern Pintail24. Eurasian Curlew 343. Japanese Bush Warbler V
06. Eurasian Teal25. Common Sandpiper44. Japanese White-eye
07. Common Pochard26. Dunlin45. White-cheeked Starling
08. Tufted Duck27. Black-headed Gull46. White's Thrush
09. Greater Scaup28. Saunders's Gull juv247. Pale Thrush
10. Common Goldeneye29. Mew Gull48. Brown-headed Thrush
11. Little Grebe30. Vega Gull49. Dusky Thrush
12. Great Crested Grebe31. Slaty-backed Gull50. Daurian Redstart
13. Black-necked Grebe32. Rock Dove51. Eurasian Tree Sparrow
14. Grey Heron33. Oriental Turtle Dove52. Black-backed Wagtail
15. Great Egret34. Common Kingfisher V53. Buff-bellied Pipit
16. Little Egret35. Japanese Pygmy Woodpecker V54. Grey-capped Greenfinch
17. Great Cormorant36. Bull-headed Shrike55. Black-faced Bunting
18. Western Osprey37. Azure-winged Magpie56. Common Reed Bunting
19. Black-eared Kite38. Carrion Crow
113 -
いろいろ見られる感じだったので葛西へ。まずは鳥類園をまわる。クロツラヘラサギが最近来るようだったが、今日はまだなぎさにいるのか姿はない。下の池をぐるっと回って、上の池の様子を見ると、ちょうどクイナが出てきていた。カモ類を一通り確認して、西側をまわる。観覧車付近でオジロビタキ(おそらくニシオジロビタキ)を見た人がいると鳥類園のブログに書かれていたので、探してみたが、いない。ビンズイなども期待していたが、トラツグミがいたくらい。西なぎさに向かう。あまり干潟は出ておらず、クロツラを探すがここにもいない。ダイシャクシギが杭の上で休んでいる。西側を見ている間に鳥類園に移動したのかと思い、戻って一周するが、ノスリがいただけ。なぎさに戻ると、ズグロカモメが2羽飛んでいた。最近は三番瀬に入らなくなってしまったので、見にくくなった。結局巡り合わせが悪かったのかクロツラは見られず。
11
~
8
Feb 20
~
Feb 17
道東
HOKKAIDO
01. Whooper Swan16. Pelagic Cormorant31. Great Spotted Woodpecker
02. Eurasian Wigeon17. Japanese Cormorant32. Eurasian Jay
03. Mallard18. Black-eared Kite33. Carrion Crow
04. Tufted Duck19. White-tailed Eagle ++34. Large-billed Crow
05. Greater Scaup20. Steller's Sea Eagle ++35. Northern Raven 2
06. Harlequin Duck21. Red-crowned Crane 15+36. Marsh Tit
07. White-winged Scoter22. Dunlin37. Japanese Tit
08. Black Scoter23. Mew Gull38. Brown-eared Bulbul
09. Long-tailed Duck ++24. Glaucous-winged Gull39. Dusky Thrush
10. Common Goldeneye25. Glaucous Gull40. Eurasian Tree Sparrow
11. Common Merganser +26. Slaty-backed Gull41. Black-backed Wagtail
12. Red-breasted Merganser27. Pigeon Guillemot 5+42. Brambling
13. Red-throated Loon28. Spectacled Guillemot +43. Hawfinch
14. Black-throated Loon29. Least Auklet 344. Asian Rosy Finch 5+
15. Red-necked Grebe30. Rhinoceros Auklet45. Common Redpoll 3+
98 423
〔20日〕最終日となった今日、落石は出ないが歯舞クルーズは出るかもしれないとのことで、それに賭ける。朝は納沙布岬ハイドから観察を始める。ケイマフリに混じってウミバトを確認。クルーズに乗れればもっと近くで見られるはずだ。温根元チャシハイドからはハギマシコがすぐ近くで見られたが、チシマシギは確認できず、チシマウガラス等その他のライファーの姿も無い。そうこうしていると、歯舞クルーズ出航決定の連絡があり、歯舞港へ急いで向かう。船は思ったより小さな漁船で、港を出て少し進むと前方にウミスズメ類が飛んで着水、そのまま潜水した。わざわざクルーズのために一眼を持ってきていたので何とか写真に収めることができた。確認するとコウミスズメであった。昨日納沙布岬で遠くの飛翔を見たとは言え、ほぼライファーなので嬉しい。ウミスズメ類では最小、普通コとヒメだったらヒメのほうが小さいイメージがあるが、ヒメウミスズメよりも小さい。よくこのサイズで極寒のオホーツクを生きていけるものだと感心する。その後も船は進む。目につくのはやはりケイマフリで、冬羽の個体や、下面がまだらの換羽中の個体、ほぼ夏羽の個体などさまざまな段階を見ることができた。その他写真判定でも遠すぎて分からないウミスズメ類の群れが飛び(ウトウか?)、コオリガモ、クロガモ、アビも見られた。流氷に迫ったあたりでやっとウミバトが出る。日本で観察されるウミバトは、亜種snowi (通称チシマウミバト)、亜種kaiurka (アリューシャンウミバト)の2タイプいる。アリューシャンについては鳥類目録などでは亜種kaiurka となっているが、亜種columba の可能性も十分にある。分布域としては、kaiurka がコマンドル諸島(ロシア北東部)からアリューシャン列島中央~西部、columbaがシベリア北東部からベーリング海、アリューシャン列島東部からアメリカ北西部となっている(IOC v4.1)。どちらが来てもおかしくはない。この2亜種間の差異については詳しい文献がないのが現状だ。日本産2タイプについては、冬羽についての文献に乏しく、夏羽からの推測の域を出ないが、翼上面に白い筋が出るのがチシマ、白斑となるのがアリューシャンだが、アリューシャンでも第一回冬羽では筋状になるので識別が難しくなる。ただでさえ情報が少ないウミバトの年齢まで正確に識別していくことは困難を極め、また各タイプ変異が多いのと、アリューシャンタイプが2亜種飛来していて、それぞれの特徴が混ざってしまう結果変異が多いように捉えられてしまっている可能性もあり、亜種識別は実際のところかなり難しい。両者の中間的個体も見られる。最初に見つけたのは、遠くに浮かんでいる2羽。1羽は黒っぽいがもう1羽が白っぽい。警戒心が強いのか近づくと飛ばれてしまった。黒い方は明らかにチシマタイプだったが、問題は白い方で、撮った写真を見る限り白斑はわずかにある程度だ。個人的には冬羽時の翼上面は亜種問わず変異が大きいものと考えていて、顔が白くて腰も白ければアリューシャンではないかと思っている。腰は白色に黒斑が出ており、換羽中のアリューシャン、もしくは中間個体か。その後チシマタイプが何羽か見られた。港へ帰る時にも2羽飛んでくる。1羽はかなり白っぽくて筋になっているが白斑が大きく、腰は黒斑が混じる白色で、換羽中のアリューシャンではないかと思う。もう1羽はやや暗色気味だが、腰にやや白斑がある。これは中間個体か、チシマの範囲内にあるかもしれない。バリエーションの多さから果たして亜種として明確に区別できるのかという議論もある。このあたりの分類については、今までなかなか観察しにくい鳥であったために情報が殆どないというのが問題で、図鑑の記述も当てにならない。現段階では、どの亜種だと早急な結論を出さず、ある程度の推測をつけながらもデータを蓄積していくことが大切だろう。そのツールとして写真というのはとても便利なものだ。本来ならば撮影というのは観察と高い次元で融合されるべきもので、観察の一部としての撮影であったはずだが、近年はレベルの低いカメラマンの急増により、撮影は観察の対極にあるものと見なされるようになってしまった。両者を結び付けるインテリジェンスの欠落は見るに堪えない。チシマウガラスやウミガラス系は出なかったのが残念。その後再び納沙布岬ハイドを見ていると、花咲港にハシブトウミガラスとの連絡をいただき、急いで駆けつける。しかし、いくら探しても港内に姿は見つからず。代わりにようやくベニヒワを確認。猛吹雪で群れが移動したのか数羽だけだった。捜索範囲を広げて堤防の外側を見ると、1羽のウミスズメ類が浮かんでいる。逆光で遠かったので、てっきりブトウミだと思ってしまったが、近づいてきたらケイマフリだった。結局ブトウミは見つからず。帰り道何かに遭遇するかもしれないので余裕を持って根室を出る。シロハヤブサやケアシノスリがいないか注意しながら走ったが、順調に釧路に到着してしまった。ガソリンスタンドで給油していると左前輪がパンクしていると言われる。空気を入れてもらいレンタカー屋まで徐行で走る。安心パックに入っていたので、特に金はかからなかった。いつも加入しているが生きたのは初めて。飛行機が羽田に着いた時は、ライファー2種の寂しさより、無事帰ってこれた安堵が大きかった。今回の旅行でお世話になった諸氏には感謝申し上げます。
〔19日〕今日も強風が吹いていたが、除雪が済んだようで、納沙布岬へ行けるようになった。さっそく納沙布岬ハイドへ向かう。海上では遠くにケイマフリが浮かんでいるのが確認できた。8年ぶりの観察となり、冬羽を見るのは初めて。目の周りが白くなるのが特徴的だ。さらにコウミスズメが飛んでいくのが見られ、今回の旅行でようやくのライファーとなった。本当はクルーズで見たい。最終日の明日船が出ることに期待する。他のウミスズメ類やチシマウガラスを探すが見つからず、温根元チャシハイドへと移動する。ここではチシマシギを期待して岩場を丹念に捜索したが、そう簡単には見つからない。しかし凍えるような強風に当たることなく、じっくり観察することができるハイドは非常に有難い。9時過ぎにレイクサンセットへ。今日こそはワタリガラスを見つけようと気合を入れて探すと、昨日が嘘のようにすぐに見つかった。ハシブトガラスの群れに混じると一回り大きく、顔に長老感が漂っているのですぐに分かった。上嘴基部から中央部まで羽毛に覆われ、シルエット的にはハシボソガラスに近い。カラス類は全身が黒いので大きさが掴めないと意外と識別が難しいと聞く。ワタリの場合も独特な声で存在に気づくというのが専らのようだが、残念ながら聞くことはできなかった。基本的にはカポンカポンと聞きなされるが変異が多い。尾羽の形が一応特徴ではあるが、開き具合にもよるので、識別点としての使い勝手はよくない。単体で鳴かない場合、頭部から嘴にかけてのラインと喉の髭のような羽からくる長老感がポイントだろう。2羽いたがしばらくすると飛び去っていった。行動範囲が広そうだ。英名はRavenで、ハリーポッターのレイブンクローは要するにワタリガラス。欧米ではメジャーな鳥なので、神話や旧約聖書にも登場する。ただ日本に飛来するのは亜種kamtschaticus で、ノアが放った個体とはおそらく異なるだろう。というかノアは亜種まで考えて船に乗せていたのか。それとも亜種分化は大洪水の後か。その後は歯舞港に行ってみたが、期待したウミスズメ類はおらず、ビロードキンクロがいたくらい。最後に行った花咲港は昨日と特に変わらないメンバーで、アオナを聞いて宿に戻った。
〔18日〕今日も予報では吹雪だったが、朝起きると雪は止んでいる。相変わらず強風ではあったが鳥見はできそうなので、道路状況を確認すると、納沙布岬方面は通行止めにより行くことができそうにない。花咲港へ行こうとするが、通行止めになっていない道も吹き溜まりで通れない。しょうがないので春国岱へ向かう。カラスが群れていたのでワタリガラスが混じっていないか確認するがいない。ミヤマカケスを確認。公園内部への進入を試みるが、雪が深すぎて諦め、道の駅スワン44ねむろへ。ここは9年前の夏に父と二人で旅をした時に寄った思い出の場所である。駐車場の木にはオジロワシが数羽とまっている。今までなかなかオジロワシをじっくり観察する機会が無かったので嬉しい。キタキツネも現れて北海道感が高まる。しばらく観察していると、観光バスがやってきて、客がどんどん降りてきた。ワシたちに気づいたのかどんどん近寄っていき、スマホやタブレットでバシャバシャ撮るので、ワシたちは皆飛んでしまった。観光客は明らかに中国人だった。軽く睨みつけてからレイクサンセットに移動する。カメラマンがたくさん餌に群がるワシたちを撮っている中、一人左端の餌に群れるカラスを注視する。しばらく粘ったがワタリは来ず、走古丹まで走ることにする。根元の漁港でカモ類、カモメ類を観察。ハギマシコが数羽入っていた。オホーツクの青い海をバックに採餌する姿は素晴らしい。大自然を肌で感じる。こういうのを見ると餌付けのハギマシコが何とも滑稽に思える。餌付けは、その善悪以前に、人間の生物としての自然に対する愛好心を刺激しないのが問題である。走古丹ではユキホオジロ等は特に見られず。野付半島へ行けばいいではないか、と思うかもしれないが、通行止め。最後に朝断念した花咲港へ再チャレンジする。何とか辿り着けた。港内にはたくさんのカモがいる。一番見たかったのはコオリガモ。銚子で若い個体は見ているのだが、成鳥は初めて。アオナ、という独特の声が響く。コオリガモはこの時期の白を基調とした羽色も美しいが、他のカモ類と換羽形式が異なり繁殖期はSupplemental Plumage(副羽)で過ごし、こちらも黒を基調として綺麗である。いつかは見てみたい。ウミスズメ類は特に入っておらず、夕方になり鳥見を終了した。
〔17日〕関東に記録的な大雪を降らせた南岸低気圧が、北海道へ移動したのを追う形で道東に行くことになるとは、何ともタイミングが悪い旅行になってしまった。前日の釧路行きの飛行機はほとんど欠航で、今日は飛んでくれるか不安でしょうがなかったが、無事羽田を離陸した時はほっとした。この後待ち受ける地獄を知らずに。釧路は風が強かったが晴天で、レンタカーを借りてさっそく鶴居のタンチョウサンクチュアリへと向かった。タンチョウはそんなに数を多く見なかったが、実に9年ぶりの観察となるため嬉しい。白銀の世界に白い巨体、赤いアクセントが映える。オオハクチョウの群れも降りていた。早朝の音羽橋にも行ってみたかったが、今回はパス。センター前にはアトリが降りていて、ハシブトガラやミヤマカケスといった北海道らしい鳥たちも見ることができた。最近はイスカも見られているとのことで期待したが、強風のためか確認できず。その後はワタリガラスに注意しながら、釧路港へ向かう。特にこれといった鳥はいなかったが、カワアイサの数には驚いた。シロカモメも多い。その後は根室へ向けて国道44号線をひたすら走る。厚岸を過ぎたあたりから、だんだんと天候が悪くなり、吹雪き始める。それでもまだ運転に支障はない程度で、安全運転を心がけながら走る。しかし根室へ近づくほど吹雪はひどくなり、吹き溜まりで滑りそうになる。そして遂に凍った轍の上に吹き溜まった部分でハンドルが効かなくなり、ブレーキをかけたがそのまま雪に突っ込んでしまった。そんなにスピードを出していなかったので幸い怪我はなく、車も無傷だったが、バックで出ようとしても動かない。これはJAFかと思ったが、通りすがりの車に引っ張ってもらい脱出。大変親切な方で、本当に感謝。そこからはさらに慎重に運転していくが、どんどん悪化し、何とホワイトアウトで視界0m。カーナビを見ながら道の形状を推察して進まなければいけないので恐怖以外の何もない。徐行運転で何とか凌ぐ。しかし吹雪で道路にどんどん雪が積もり、さすがのスタットレス4WDでも進めないような状況になってきた。いくら鳥に命を懸けているとは言ってもいざ命の危険に晒されると結構ビビるものだ。絶体絶命の中、前方に見える光。除雪車だ。これでもう大丈夫。ここから先は除雪車に先導してもらい超低速で根室へ何とか到着。今回お世話になる民宿たかのに着いた時は疲れ果てていた。すぐ寝た。明日の落石は欠航だけどもうそんなのどうでもよかった。
7 Jan 31
多摩川
TOKYO Pref.
9:30~11:30
01. Tundra Swan14. Rock Dove27. Daurian Redstart
02. Eurasian Wigeon15. Oriental Turtle Dove28. Stejneger's Stonechat 1
03. Northern Shoveler16. House Swift29. Eurasian Tree Sparrow
04. Eurasian Teal17. Common Kestrel30. Grey Wagtail
05. Chinese Bamboo Partridge V18. Bull-headed Shrike31. Black-backed Wagtail
06. Green Pheasant19. Carrion Crow32. Japanese Wagtail
07. Little Grebe20. Large-billed Crow33. Long-tailed Rosefinch
08. Grey Heron21. Japanese Tit34. Grey-capped Greenfinch
09. Great Egret22. Brown-eared Bulbul35. Meadow Bunting
10. Great Cormorant23. Japanese Bush Warbler V36. Rustic Bunting
11. Black-eared Kite24. Long-tailed Tit37. Black-faced Bunting
12. Eurasian Coot25. White-cheeked Starling
13. Common Sandpiper26. Dusky Thrush
68 -
多摩川で双眼鏡のみの鳥見をした。先日から飛来しているというコハクチョウの群れは、堰上部の河川敷に降りているのが確認できた。さらに上流のヨシ原でベニマシコが鳴き、探すと遠くに雄を見つけた。先月から観察されているノビタキの越冬個体もひきつづき確認。ヒメアマツバメも群れが上空を飛び交っていた。
6 Jan 25
一宮海岸
CHIBA Pref.
9:30~14:00
01. Mallard10. Great Cormorant19. Large-billed Crow
02. Surf Scoter ad♂111. Japanese Sparrowhawk V20. Eurasian Skylark V
03. White-winged Scoter *112. Black-eared Kite21. Brown-eared Bulbul
04. Black Scoter ++13. Northern Lapwing +22. Dusky Thrush
05. Red-throated Loon +14. Sanderling23. Black-backed Wagtail
06. Red-necked Grebe15. Vega Gull24. Buff-bellied Pipit
07. Great Crested Grebe16. Oriental Turtle Dove25. Grey-capped Greenfinch
08. Horned Grebe17. Bull-headed Shrike26. Meadow Bunting
09. Grey Heron18. Carrion Crow
*1 stejnegeri 100+ and deglandi ad♂1 2w♂1
49 -
前回はライファーであるアラナミキンクロを優先し、アメリカビロードキンクロの成鳥を見つけることができなかったので、再び一宮海岸へ向かった。前回アラナミを見た辺りに出てみるとカメラマンはおらず、ビロードキンクロも少数いるだけ。これは空振りかと思ったが、周囲をスコープで確認すると北側に大群が確認でき、移動する。するとカメラマンも集まっていてアラナミを撮っていた。だんだん群れが北上しているようだ。アメビロを探してさらに歩いていくと、堤防から遠くに成鳥の姿を確認することができた。手前には前回見た2wの姿もある。堤防は海へ突き出ており、そこから北側にアメビロがいる。堤防とほぼ並行に左右方向の移動が殆どで、左側へ来ると観察しやすくなる。一番近い時でもある程度距離があったが、それでも各部分の特徴を鮮明に確認することができた。よく潜水し、波があるので脇の茶褐色を画像に収めるのには苦労した。アメリカビロードキンクロは2年前に根室で英国人バーダーによって発見され、正式な初記録となった。しかし、注意して見ていなかっただけで、実はアメビロだった、というような話を聞く。なかなか亜種まで興味を持って見ている人がいないためだろう。それなのに最近は軽率にチョウセンチョウゲンボウとかにカメラマンが群がるので不思議でしょうがない。ブログなどを見ていると、ビロキンの亜種について頑張って調べたのだと思われる記載が散見されるが、間違っているもがほとんど。かつてビロードキンクロは Velvet Scoter Melanitta fusca とされ、ヨーロッパ産の基亜種fusca、アメリカ産亜種deglandi、アジア産亜種stejnegeri に分かれていた。しかし近年ではdeglandistejnegeri を White-winged Scoter Melanitta deglandi の亜種として独立させるのが一般的である。鳥類目録第7版では残念ながら古い分類のままなので混乱が生じているようだ。おそらく第8版が出ても直さないだろうから、日本鳥類目録は廃止したほうが良いのではないか。さらに最近では 日本産を Melanitta stejnegeri として独立させる動きもあるようなので、今後の動向に注意したい。このHPで種名を英名で記載しているのは種分化等を反映したより正確な表記をするためであって、決して気取っているからではないが、最近は気取っているのか英名表記を見かけるようになってきた。日本産ビロードキンクロを Velvet Scoter と書いているのを見るたびに笑ってしまう。午後になると群れが遠くへ行ってしまい、アメビロを見失う。その代わりアビを近くで見ることができた。
5 Jan 12
一宮海岸
CHIBA Pref.
9:30~15:30
01. Mallard11. Grey Heron21. Brown-eared Bulbul
02. Eastern Spot-billed Duck12. Little Egret22. White-cheeked Starling
03. Tufted Duck13. Great Cormorant23. Dusky Thrush
04. Surf Scoter ad♂114. Black-eared Kite24. Eurasian Tree Sparrow
05. White-winged Scoter *115. Eastern Buzzard25. Black-backed Wagtail
06. Black Scoter ++16. Black-headed Gull26. Japanese Wagtail
07. Red-throated Loon 10+17. Vega Gull27. Grey-capped Greenfinch
08. Red-necked Grebe18. Oriental Turtle Dove28. Meadow Bunting
09. Great Crested Grebe19. Bull-headed Shrike V
10. Horned Grebe20. Large-billed Crow
*1 stejnegeri 200+ and deglandi 2w♂1
43 421
海ガモ類で賑わっている一宮海岸へと向かった。海岸線には多くのカメラマンが並んで海へ大砲を向けている。海上には岸からやや離れたあたりにビロードキンクロやクロガモの群れが浮かんでいて、アビの姿も見られる。特にビロードキンクロのこれほど大きな群れを観察したことは無かったので圧巻であった。その中を探していくと、目的のアラナミキンクロを見つけることができた。Scoter はみんな嘴にユーモアがあるが、その中でも際立ってハイセンスなのがアラナミであり、額と後頭部の白斑と合わせて、遠くでもかなり目立つ。ほぼ毎年千葉・茨城沿岸で観察されており、決して珍鳥というわけではないが、なかなか縁が無かった鳥だ。オオノスリが出ないので諦めてアラナミを見に行ったらその後オオノスリは出てアラナミは見れなかった悔しい思い出の鳥でもある。しばらく観察した後は雌が混じっていないか一通りチェックしたが見当たらず、もう一つの目的の鳥、アメリカビロードキンクロを探しに行く。といってもIOCのMultilingual Listに従えば日本で観察されるビロードキンクロは全てアメリカビロードキンクロになってしまうので、White-winged Scoter の基亜種deglandi と言ったほうが良いか。堤防から探すと遥か遠くにアメビロを発見し、徐々に近づく。アメビロの特徴としては、嘴の黄色味が少ないこと、嘴の瘤の隆起が小さいこと、脇が茶褐色であることが挙げられるが、これらの特徴はビロードキンクロの幼鳥にも当てはまるので慎重な識別が必要だ。見つけたのは2wと思われる若い雄個体で、各特徴は全て確認することができた。嘴については、海外の画像とも比較した結果、特にアメビロとして不自然なものではないと判断した。脇の茶褐色味については、仮に若い褐色羽が残っているのであれば脇以外にも確認できるはずだが、脇のみであったことからアメビロの特徴由来であると考え判断材料として特に重視した。以上を踏まえ、成鳥個体が確認されていることも加味してアメビロだろうという結論に至った。ただ事前情報なしにこの個体を見つけて現場で即座にアメビロの2wだと識別する自信はない。成鳥は探し出せなかったので、また来たいと思う。アメビロを見た後は再びアラナミに戻る。午後になり、太陽が出てきて順光となり観察しやすく、鳥自体も割と近くに来てくれた。時々潜るが、あの嘴ではきっと抵抗がすごいことだろう。3時くらいに海に突き出た堤防の先端に近づくとのことで移動して待ってみたが、ミミカイツブリを間近に見られただけでアラナミは来なかった。今度は雌を見てみたい。
4 Jan 5
父島⇔東京航路
TOKYO Pref.
6:00~12:30
01. Laysan Albatross 15+03. Tristram's Storm-petrel 105. Black-headed Gull
02. Black-footed Albatross 3+04. Black-legged Kittiwake +06. Black-tailed Gull
19 -
日の出とともに鳥見を開始する。コアホウドリが何羽か飛び、クロアシアホウドリも混じる。三宅島を過ぎたあたりで船を跨ぐようにクロアシが通過すると、続いてオーストンウミツバメが現れた。大島付近でコアホの数が多くなり、ミツユビカモメ、ウミネコの姿が見られるようになる。東京湾に入ったところで観察を切り上げた。船を降りた時にユリカモメを確認。
3 Jan 4
父島
父島⇔東京航路
TOKYO Pref.
6:00~16:30
01. Tristram's Storm Petrel 20+04. Brown-eared Bulbul07. White's Thrush V
02. Brown Booby05. Japanese Bush Warbler08. Blue Rock Thrush
03. Japanese Wood Pigeon ad306. Japanese White-eye
14 -
いよいよ小笠原最終日。早朝6時に昨日の遊歩道へと向かう。まだ薄暗いが昨日のポイントまでゆっくり歩きながら進む。しかし姿はなく、声も聞こえない。さらに進んで崖を下る急な道を歩く。するとすぐに本日1羽目のアカポッポ登場。足輪が付いており、地面を採餌しながら奥へと消えていった。少し先のところで2羽目登場。フェンスの内側だったので見にくかったが、この個体にも足輪が付いていた。どんどん奥へと行ってしまう。その後はしばらく出ず、メジロやウグイスばかりが目立つ。海に出て、カニやヤドカリを観察。海上にはカツオドリが飛ぶ。来た道を引き返していると、斜面の裏側でカサカサと音が聞こえる。きっとそうなので、待ってみる。全然出てこないので諦めようかと思った矢先に飛び上がってきて3羽目のアカポッポ。しばらく木にとまっていたのでじっくり観察することができた。まったりしていて警戒心が無いようだ。まあ木の影からある程度距離を取って観察しているためだろう。デジスコなのでやたらと近づく必要はない。3羽とも成鳥だったが、何度見ても光沢が美しい。キンバトのような露骨さがなく、和を感じさせる。奥に飛び去ったのを見届けて崖の道をひたすら登る。かなりきつい。昨日のポイントまで戻ってくると奥から鳴き声が聞こえたが特に待つことなく、港へ。おがさわら丸へ乗船し、甲板に出る。出港後すぐは見送りの船が付いてくるので人で賑やかだが、島から離れるとまばらになり、鳥見開始。案の定しばらく何も出ないが、4時半頃ウミツバメの群れに当たる。暗いので観察しづらかったが、上面に明瞭な翼帯が確認でき、初列基部の白斑は無かったのでオーストン。結構な数が飛んでいた。
2 Jan 3
父島
TOKYO Pref.
9:00~13:30
01. Eastern Buzzard V03. Brown-eared Bulbul05. Japanese White-eye
02. Japanese Wood Pigeon ad204. Japanese Bush Warbler06. Blue Rock Thrush
13 -
昨日は一日家族でシーカヤックとスノーケリングを楽しんだため鳥見はなし。太平洋戦争時の壕や、墜落した戦闘機の残骸なども見学した。今日も家族はシュノーケリングをするようだが、さすがに2日間鳥を見ないのは精神的に良くないので、一人別行動で、釣浜からの遊歩道をサンクチュアリ方面へ歩く。当然メグロはいないため、アカポッポがメインの探鳥となる。遊歩道のあちこちにネコ捕獲用の罠がしかけてある。どんどん歩いていくが、なかなかアカポッポには会えず、野生化しているヤギばかり。オガサワラノスリが遠くで鳴く。遂に目的の遊歩道まで来て、ここから本腰を入れて捜索する。柵沿いに歩いていくと、遊歩道に何か黒いのがいるのを見つける。慌てて引き返して隠れながら確認すると、アカポッポだ。まさかこんな簡単に遭遇できるとは思っていなかった。しかも今回は成鳥である。名の由来である赤い頭をじっくり見ることができた。赤というよりはブドウ色に近く、全体的に上品な色合いである。カラスバトはその鳴き声からウシバトの呼び名があるが、さすがにアカガシラにウシバトという呼称は似つかわしくない。アカウーウーとかアカモーモーではなくアカポッポという愛称にした島民のセンスは素晴らしい。しばらく地面で採餌した後木にとまって鳴く。するとどこからかもう1羽現れた。全然警戒心がないのか、どんどん近づいてきてデジスコの画面には顔しか入らない。その後柵の中へ入って奥へ去っていった。鳴き声はまだ聞こえるので待ってみるが戻ってくることはなかった。おそらく冬が繁殖期のため活動が活発になっているので見やすいのだろう。適切に観察していれば向こうから近寄ってきるほど見やすい鳥である。悪質なカメラマンは別としてバーダーなら問題ないのだが、小笠原が世界遺産になったことで増加している観光客による悪影響が心配である。
1 Jan 1
母島~父島
TOKYO Pref.
6:00~16:30
01. Eurasian Teal05. Brown-eared Bulbul09. White's Thrush V
02. Brown Booby06. Japanese Bush Warbler10. Blue Rock Thrush
03. Eastern Buzzard 107. Bonin White-eye +11. Grey Wagtail
04. Peregrine Falcon 108. Japanese White-eye12. Grey-capped Greenfinch 20+
12 -
2014年は母島で迎えることとなった。早朝5時半に起きるとトラツグミの鳴き声。いつもの沢へ向かう。今日もオガサワラカワラヒワの群れが時々上空を旋回するが、降りることはなかった。メグロは相変わらず多い。今日でこの姿がしばらく見られなくなると思うと寂しい。昨日見たハヤブサがまた一瞬飛んだが亜種の識別には至らなかった。朝食を食べに一旦宿に戻ってから再び沢で待機するが、朝の賑わいは無くなっていた。10時過ぎ、ははじま丸に乗り込み父島へ戻る。船上ではオガサワラヒメミズナギドリやクロウミツバメを期待するが、島近くでカツオドリが飛んだのみ。そろそろ到着という頃にクジラを見ることができた。宿で一休みして、島を一周する。アカガシラカラスバトサンクチュアリは柵で囲まれて厳重に保護されていた。オガサワラノスリなどを観察して終了。
     sitemap