- 2016
No. Date Place
Time
Speices (LifeList YearList)
Note&Photo
Year
List
Life
List
82
~
80
Dec 31
~
Dec 29
SRI LANKA See Fieldnote 2017
79 Dec 24 坂田ヶ池
CHIBA Pref.
01. Mandarin Duck10. Great Cormorant19. Japanese Bush Warbler
02. Mallard11. Black-eared Kite20. Japanese White-eye
03. Eastern Spot-billed Duck12. Rock Dove21. White-cheeked Starling
04. Northern Shoveler13. Oriental Turtle Dove22. Dusky Thrush
05. Northern Pintail14. Japanese Pygmy Woodpecker23. Daurian Redstart
06. Eurasian Teal15. Carrion Crow24. Eurasian Tree Sparrow
07. Common Pochard16. Japanese Tit25. Black-backed Wagtail
08. Grey Heron17. Eurasian Skylark26. Buff-bellied Pipit
09. Great Egret18. Brown-eared Bulbul27. Black-faced Bunting
776
年末の忙しい時期にアカハシハジロが出たと聞いて、朝の数時間のみ都合を付けて見に行ったが、いない。数年前に栃木県に出た時に見逃しているので見たかったのだが。悲しみの中でオシドリを観察する。最近は前日いたと聞いて見に行って見られないパターンが続き、国内鳥運は低下の一途。しかし年末年始は国外に脱出するので、固有種を全部見て、世界的希少種もどんどん出して、鳥運は絶好調、という予定なのだが、果たして。無事に現地に着けるかがまず不安。
78 Dec 18 渡良瀬遊水地
TOCHIGI Pref.
01. Eurasian Wigeon13. Black-eared Kite25. Japanese White-eye
02. Mallard14. Eastern Buzzard26. White-cheeked Starling
03. Eastern Spot-billed Duck15. Vega Gull27. Dusky Thrush
04. Northern Pintail16. Rock Dove28. Daurian Redstart
05. Smew17. Oriental Turtle Dove29. Eurasian Tree Sparrow
06. Common Merganser18. Bull-headed Shrike30. Black-backed Wagtail
07. Little Grebe19. Carrion Crow31. Buff-bellied Pipit
08. Great Crested Grebe20. Large-billed Crow32. Long-tailed Rosefinch
09. Grey Heron21. Japanese Tit33. Meadow Bunting
10. Great Egret22. Eurasian Skylark34. Black-faced Bunting
11. Great Cormorant23. Brown-eared Bulbul35. Common Reed Bunting
12. Western Osprey24. Japanese Bush Warbler
昨日知人がチフチャフを見つけているので、それを見に行く。しかし、昨日いたというポイント辺りを徹底的に探してもいない。舳倉島で何回か見てはいるが、藪からなかなか出てこないので、あまりしっかり見れていないのが現状。越冬は確実なので抜けないと思ったのだが、場所を変えたか。湖面にはミコアイサが遠くに浮かんでいるのがよく目立った他は、ベニマシコがいたくらい。お昼過ぎまで待って帰宅。寒い中待っているこちらの身にもなってほしい。
77 Dec 4 江の島
KANAGAWA Pref.
01. Greater Scaup07. Black-headed Gull13. Brown-eared Bulbul
02. Grey Heron08. Black-tailed Gull14. White-cheeked Starling
03. Great Egret09. Vega Gull15. Blue Rock Thrush
04. Japanese Cormorant10. Rock Dove16. Eurasian Tree Sparrow
05. Black-eared Kite11. Oriental Turtle Dove17. Black-backed Wagtail
06. Eastern Buzzard12. Large-billed Crow
昨日ハシナガウミスズメが近距離で観察されたと聞いて江の島へ。海面を凝視するが、それらしい姿はない。ひたすら待つ。上嘴が異常に長く下に湾曲しているイソヒヨドリがいた。夕方近くまで待ったがハシナガは結局現れることはなかった。ここでは数年前にもウミスズメの群れが入った時にハシナガウミスズメが記録されている。もともと相模湾は見やすいポイントではあるのだろうが、沖合に遠く浮かんでいるのを辛うじて見るレベルで、なかなか近くで観察することはできない。以前銚子マリーナから見た時も遠かった。いつか近くで見たいものだ。
76
~
75
Nov 21
~
Nov 20
大洗-苫小牧航路
苫小牧研究林
苫小牧-八戸航路
01. Mallard12. Great Egret23. Eurasian Jay
02. Black Scoter13. Pelagic Cormorant24. Large-billed Crow
03. Red-throated Loon14. Black-legged Kittiwake25. Varied Tit
04. Black-throated Loon15. Black-tailed Gull26. Marsh Tit
05. Pacific Loon16. Mew Gull27. Japanese Tit
06. Laysan Albatross17. Vega Gull28. Brown-eared Bulbul
07. Black-footed Albatross18. Pomarine Skua29. Long-tailed Tit
08. Short-tailed Albatross19. Ancient Murrelet30. Eurasian Wren
09. Northern Fulmar20. Rhinoceros Auklet31. Eurasian Nuthatch
10. Streaked Shearwater21. Japanese Pygmy Woodpecker32. Dusky Thrush
11. Sooty Shearwater22. Great Spotted Woodpecker
775
海外遠征続きで慢性的な金欠状態だが、どうにか臨時収入を得たので、ミナミオナガミズナギドリ狙いの航路に乗る。行きは大洗‐苫小牧航路の夕方便を利用し、帰りは苫小牧‐八戸航路。行きを夕方便にしたのは、苫小牧周辺の海域を見るため。日の出とともに甲板に出る。トウゾクカモメ、ミツユビカモメ、オオミズナギドリがパラパラと飛ぶ。北上していくにつれて、ミツユビの数が多くなり、大群も何度か見られる。アカアシミツユビカモメが混じっていないか集中して探すが見つからず。コアホウドリが飛び、オオハム、シロエリオオハムが断続的に出現。その後は北海道にかなり近い海域でフルマカモメが大量に飛び交っている他はクロアシアホウドリ、ウトウが出るくらいで目的の2種は出ず。苫小牧に到着。北大の研究林へ。ハシブトガラ、シマエナガなど北海道の小鳥を楽しんだが、密かに期待していたクマゲラには会えず。苫小牧市内のネットカフェで寝て翌朝を待つ。
9時半発の便で八戸へ。出港後すぐにクロガモとウミスズメ、ウトウ、オオハム類が出る。行きに引き続きフルマカモメは大群で飛んでいるが、それ以外の鳥はほとんどいない。進んでいくとミツユビ、トウゾク、コアホウがパラパラと出る。昼過ぎ、水平線より少し上を黒くて大型の鳥が流れていく。遠かったがアホウドリの幼鳥。ようやくの大物。その後はハイイロミズナギドリが近くを飛び、ウミスズメの群れやクロアシが出たくらいで、八戸に到着。夜行バスで新宿へ。残念ながらライファーを出すことはできなかった。
74
~
71
Nov 7
~
Nov 4
Palawan
PHILIPPINE
01. Palawan Peacock-Pheasant30. (Palawan Scops Owl) V59. Pacific Swallow
02. Nankeen Night Heron31. Palawan Frogmouth60. Arctic Warbler
03. Striated Heron32. Philippine Swiftlet61. Rufous-tailed Tailorbir
04. Eastern Cattle Egret33. Brown-backed Needletail62. Pin-striped Tit-Babbler
05. Grey Heron34. Stork-billed Kingfisher63. Ashy-headed Babbler
06. Great Egret35. Collared Kingfisher64. Melodious Babbler
07. Intermediate Egret36. Common Kingfisher65. Velvet-fronted Nuthatch
08. Little Egret37. Oriental Dwarf Kingfisher<66. Asian Glossy Starling
09. Pacific Reef Heron38. Palawan Hornbill67. White-vented Shama
10. Crested Honey Buzzard39. Spot-throated Flameback68. Grey-streaked Flycatcher
11. Changeable Hawk-Eagle40. Great Slaty Woodpecker69. Asian Brown Flycatcher
12. Crested Goshawk41. Red-vented Cockatoo70. Palawan Blue Flycatcher
13. White-bellied Sea Eagle42. Blue-headed Racket-tail71. Blue-and-white Flycatcher
14. Grey-faced Buzzard43. Blue-naped Parrot72. Narcissus Flycatcher
15. Black-winged Stilt44. Philippine Pitta73. Palawan Flycatcher
16. Marsh Sandpiper45. Fiery Minivet74. Yellow-throated Leafbird
17. Common Greenshank46. Brown Shrike75. Palawan Flowerpecker
18. Wood Sandpiper47. Black-naped Oriole76. Pygmy Flowerpecker
19. Common Sandpiper48. Ashy Drongo77. Brown-throated Sunbird
20. Red-necked Stint49. Hair-crested Drongo78. Purple-throated Sunbird
21. Long-toed Stint50. Black-naped Monarch79. Copper-throated Sunbird
22. Philippine Cuckoo-Dove51. Blue Paradise Flycatcher80. Olive-backed Sunbird
23. Zebra Dove52. Slender-billed Crow81. Lovely Sunbird
24. Pink-necked Green Pigeon53. Palawan Tit82. Pale Spiderhunter
25. Thick-billed Green Pigeon54. Black-headed Bulbul83. Eurasian Tree Sparrow
26. Green Imperial Pigeon55. Ashy-fronted Bulbul84. Scaly-breasted Munia
27. Chestnut-breasted Malkoha56. Palawan Bulbul85. Grey Wagtail
28. Plaintive Cuckoo57. Sulphur-bellied Bulbul
29. Philippine Hawk-Cuckoo58. Barn Swallow
774 1001
9月、ジャカルタからの帰りの飛行機で、行きと違ってパラワン島上空から飛び降りたくなくなったのは、トモホン滞在中にかかってきた日本からの電話だった。それは、11月にあるパラワンバードレースに参加しないかというお誘いであった。2日間運転手付き移動車と宿泊施設込みで1万ちょいという破格の参加費である。パラワン島といえば、かの有名なパラワンコクジャクがすぐに思い浮かぶことだろう。現在は見やすい個体が出ているが、その個体がそろそろ寿命と思われるため、この個体を逃すと野生個体を見るのは極めて困難だ。バードレースだと固有種に集中することは難しいかもしれないが、この鳥さえ見られれば、後の固有種は後からでもいいと、その場でバードレースに参加することを決めた。海外にいながら次の海外遠征を決めたのは初めてだ。結局レース後に2日間ガイド探鳥を付けてもらったので、費用は高くなったが4日間全てガイドを付けるよりもだいぶ安い。出発の日、成田からマニラへ飛び、さらに乗り継いでプエルトプリンセサへ。なかなか格好いい名前である。夜に空港に着くと、Reyが迎えにきてくれた。そこから車で数時間、宿のあるサバンへ。宿はリゾートのような施設で、レースの説明が始まっている途中に合流し、夕飯を食べながら聞く。雨が降っていて明日の天気が心配だったが、就寝。翌日、レース初日は早朝から動き出したい我々をよそに、みんなで集合写真を撮るとか言ってのろのろしている。レースなのでしょうがないが、この時点でイライラ。宿の庭ではコオオハナインコモドキがミドリカラスモドキの群れと一緒に木にとまっている。宿から出発、一応ガイド的な人が付くがほとんど英語ができない。しかし今日はReyのチームと一緒なので安心。車で少し移動し林の中のウォッチングポイントで鳥見。どうやらある程度ポイントが決められているようだ。フィリピンでは珍しいというキビタキやオオルリがいきなり出て来るが、日本人には有難みがない。カンムリオウチュウやミカドバトなど東南アジア的普通種も見られた。さらにPalawan Bulbulが登場。カンムリヒヨドリ系統の外見だ。少し離れた茂みからパラワンムジチメドリの声が聞こえてきたのでコールバックしてみると、辛うじて姿が見られた。上空にはフィリピンアマツバメ。その後場所を移動すると、遠くにAshy-fronted Bulbul。エゾビタキもいる。また場所を変えると、パラワンハナドリが木の上に出てくる。スンダガラスも。パラワン島の亜種は種分化する可能性がある。天気が悪くなる中、移動するとアオヒゲタイヨウチョウ。さらに進んだところでノドアカタイヨウチョウ。木の上にはパラワンウチワインコがとまっていた。尾羽のラケットが特徴的。スグロヒヨドリ、ムナフムシクイチメドリに続いて出てきたのは、コクモカリドリから種分化したのが記憶に新しいPale Spiderhunter。目の前にやってきてくれた。その後もしばらく同じ場所で鳥を待つが、パラワンハナドリの雌が近くで見れた他はチョウショウバトやズアカサイホウチョウ、ハイイロオウチュウが新たに見られたくらい。アオアンコウチョウのポイントへ向かう。コールバックすると、茂った低木から声が聞こえてきた。集中して探すと、枝葉の間にその姿を見つけた。サンコウチョウを全身青く塗って尾羽を短くした感じで、とにかく美しく是非とも見たかった種だ。Ashy-fronted Bulbulもさっきより近い。その後は山小屋風の売店で昼飯を食べる。その間にも鳥が来て、クロシキチョウの若鳥、奇麗なパラワンハナドリモドキの雄、キンメヒヨドリをはじめ、シマキンパラ、ズアカサイホウチョウ、コベニサンショウクイ、クロエリヒタキなどが見られる。途中雨が降る。やんだので朝のポイントまで戻る。木の上にパラワンガラの群れ。遠いが奇麗なカラ類だ。ボウシゲラが頭上を通過し、ハシブトアオバトも見られた。その後宿に戻って日没間際の庭でコオオハナインコモドキを見て終了。雨でナイトバーディングはできなかった。夕飯を食べ、SDカードを提出して就寝。
今日はレース2日目、早朝に今回のメインターゲットであるパラワンコクジャクを狙う。今日はReyチームとは別行動になる。コクジャクのいる場所へは船でしか行くことができないので、さっそく船着き場へ。海岸の岩場にクロサギ。数か月前のセレベスコウハシショウビン観察の時に乗ったような両サイドに棒がついているボートに乗って、十数分で切り立った崖に囲まれた浜辺に到着。確かにこれは船でしか来れない。浜から森が続いており、その中へと入っていくと、さっそくコクジャクが現れた。図鑑で何度も見たその色鮮やかな群青の光沢、尾羽には緻密な模様が並ぶ。コクジャク中、いや全鳥類の中でもトップクラスの美しさ。何年も憧れていた鳥に会えて動悸が激しくなる。しばらく採餌した後、森へ消えていった。その後はガイド的な人がラムゼイヒメアオヒタキがいるとかいうので、半信半疑ながらついていく。ポイントと思われる場所には特に気配はない。このガイド的な人は鳥を探せないので、自分たちの本領発揮。Palawan Bulbulが林冠を動くのに惑わされつつも、暗い森の中を動く影を決して見逃さなかった。番のラムゼイを発見。高い位置だったがしっかり見ることができた。その後またコクジャク観察。森の中へと分け入っていくと、切り株の上に乗って鳴いていた。尾羽を広げたところも見ることができた。その後は船で戻る。車を呼んでとお願いしても全然来ない。しばらく公園のようなところで時間を潰す。ヒヨドリ類やpale spiderhunterを見ていると、Reyのチームがやってきた。やっと会話が成立。あとはReyにまかせて動く。ガイド的な人が言うに、パラワンミノチメドリの声を聞いたというポイントへ。しばらく待ってみたが、来ない。時期が悪いのか、本当にいたのか。川をボートで進むとコウハシショウビンとナンヨウショウビンが近くで見られた。場所を移動。ここで失態、ルリカワセミを見逃す。その後は昨日のウチワインコポイントで探鳥。パラワンハナドリモドキやクロエリヒタキを見ていると、鳴き声とともにSpot-throated Flamebackが2羽で飛んできた。ズアカミユビゲラから種分化した種。しばらく木をつつきながら採餌していた。ビロウドゴジュウカラの姿も。宿に戻り、まだ明るかったので、周辺を探索。ヒメカッコウとAshy-fronted Bulbulが近い。SDカードを出して夕飯を食べてからナイトバーディング。明日からガイドしてもらうToticにお願いする。狙いはPalawan Frogmouthとパラワンオオコノハズク。しばらくコールバックするがなかなか反応がなく、諦めかけたところで出てきたのはPalawan Frogmouth。高い木の上だったがギリギリ顔が見えた。コガマグチヨタカから種分化。その後オオコノハズクも反応し出し、かなり近距離まで詰めたのだが、どこにいるのか全く分からず。葉の裏を動く影が見えたような気がしたが、さすがに見たうちには入らない。場所を変えて再度トライするも見られず。もともと厳しい鳥のようだ。レースの結果は7位であったが、外国人チームとしては1位だったので、健闘したのではないか。というより、どうでもいい。
今日はバードレース終了後の延長鳥見。ToticとRey2人いるので安心。まず訪れたのは低地の林。すぐにパラワンムジチメドリが出てきたが早すぎて無理。若いパラワンガラが低い枝まで降りてきてくれたのはラッキーだった。その後場所を変えて少し標高を上げる。ここではパラワンヒタキを狙うとのことで、ポイントで待つが現れず。ムネアカタイヨウチョウ、アオヒゲタイヨウチョウが樹上を動く。歩いていると茂みに何か動く影、見るとパラワンヒタキだ。外したかと思ったので良かった。決して派手ではないが奇麗なヒタキ。その後は森の中を歩く。しばらく行くと、緑一面の風景の中に輝く赤色、ミツユビカワセミだ。ミツユビカワセミは変異が多く、今回見られた個体は背中が赤く"Rofous-backed Kingfisher"として種分化される可能性のあるタイプだ。番をゆっくりと見ることができた。その後はクロコダイルの保護施設へ。なんでこんなところに来たのかというと、この施設の庭が探鳥ポイントになっているからだ。一通り説明を聞いてからでないと庭に出れないので、とりあえずワニを見る。鳥も飼育されていて、いろいろいた。飼育小屋の後方の木にハシブトゴイがとまっている。これは野生。庭に出てみると、先ほどの個体も含め何羽かいた。日本ではかつて小笠原諸島に生息していたが絶滅。屋久島でこの前出ていた。コムシクイも見られた。ここが越冬域か。何気にライファー。続いてパラワンサイチョウが登場。やっと見られたが、すぐに引っ込んでしまう。さらにクロシキチョウが近い。おまけにフィリピンジュウイチが不意に飛んできた。その裏にはカンムリオオタカ。飯を食べて移動。川沿いのポイントへ。樹上にアオサンコウチョウとチャムネバンケンモドキ。クロシキチョウが囀っている。夕方になり、フィリピンオウムが塒に向けて通過するポイントへ。途中の水田ではコアオアシシギやヒバリシギなど。稲敷のよう。ポイントで待つが、コウライウグイスやヒメアオバトがいるくらいで、雨も降ってきてしまった。しばらくするとやんで、フィリピンオウムが飛んできたが、空を覆う高木の樹冠の上にとまってから飛んで行ってしまったので、後姿しか見ることができなかった。その後も待つが後続は飛来せず。明日リベンジすることにして、マレーモリフクロウが時々来るという市街地の大木に行ってみたが、いなかった。夕飯を食べて宿へ。
探鳥最終日となる今日は山へ向かい、パラワンチャイロチメドリを狙う。ポイントと思われる場所でコールバックすると、斜面の下の方から囀りが聞こえてきた。しばらくすると、見やすい枝にとまって囀ってくれたので、じっくり見ることができた。その後も茂みを移動しながら鳴いている。Melodiousという英名だけあって非常に良い声。その後は周辺を探鳥する。アカハラヤイロチョウの声をコールバックすると、若干反応があり、期待したが近くには来ていないようだった。諦めようとしたところで音もなく現れたが葉の裏で尻しか見えない。そのまま飛び去った。上空はコオオハナインコモドキやハチクマ、サシバ、オオハリオアマツバメが飛ぶ。その後はパラワンミノチメドリを探しに、いそうなポイントを周る。しかし懸命に探したにも関わらず、声すら聞くことができなかった。やはり時期か。帰りにパラワンサイチョウが木にとまっていた他、パラワンコノハドリが見られた。4日目でようやくの登場、ひやひやした。さらに上空をカワリクマタカの暗色型が飛ぶ。飯を食べて、フィリピンオウムのポイントへ。まだ少し時間が早いので、近くの森を歩く。パラワンムジチメドリをようやくまともに撮ることができた。その後はフィリピンオウムを待つ。しかし一向に来ない。すると、ガイドが近くの別のポイントへ行ってみようと言うので移動する。そこで待っていると遠くから鳴き声とともに真っ白な飛行体がこちらへ向かってくる。フィリピンオウムだ。そのまま頭上を通過していったので、英名の由来である赤色の下尾筒がよく見えた。個体数がかなり減っている種で絶対抑えておきたい種だったので嬉しい。後続の個体も何羽が来て満足していると、前方の藪からツルクイナが飛び出していった、らしいのだがガイドだけ見ていて、こちらはまだ空を眺めていた。その後は宿へ戻り、ガイドと別れる。翌日早朝シャトルバスで空港へ向かい、マニラ経由で帰国。見ることができなかった固有種もいるが、大本命パラワンコクジャクを完璧に抑え、大義を果たすことができた。次回はパラワン島北部の山岳地帯にしか分布しないパラワンモリチメドリと共に、今回逃した固有種を狙いたい。そして、今回の遠征でライフリストがようやく1000を超えた。死ぬまでに6000という目標を前に、後5000の道のりは長い。
70 Oct 27 中川河川敷
SAITAMA Pref.
8:00 ~ 11:00
01. Rock Dove06. Japanese Tit11. Daurian Redstart
02. Oriental Turtle Dove07. Brown-eared Bulbul12. Eurasian Tree Sparrow
03. Bull-headed Shrike08. Wood Warbler13. Black-backed Wagtail
04. Carrion Crow09. Japanese White-eye14. Buff-bellied Pipit
05. Large-billed Crow10. White-cheeked Starling15. Grey-capped Greenfinch
740 968
舳倉島でも最近話を聞かない気がするモリムシクイ、なんと関東へ飛来したとのことでさっそく向かう。到着早々に河川敷の桜並木を動き回るモリムシクイの姿を確認することができた。葉もあまりついていないし、何より特徴的な地鳴きで鳴いてくれるので、ほとんど見失うことはない。木にいるイモムシを食べているようだ。顔が黄色いので他のムシクイ類との識別は容易。歩道はカメラマンたちで氾濫しているので、そのうちトラブルになりそうだった。この個体は、地元の中学生が不明ムシクイとして発見しSNS上に掲載されたものが、モリムシクイと同定され情報が拡散したケースである。投稿自体はすぐに削除されたようだが、その後の経過を観察していると、種名こそ出さないまでも、どこかに珍鳥が出ていることは分かるレベルで投稿を見たSNS利用者が騒いでいたので、情報が広まり、場所が特定されるのも時間の問題であった。そしていざ場所が特定され、情報が広まると、自分たちが騒いでいたことを棚に上げて、なぜ特定されたんだと言わんばかりの口ぶりである。以前からSNS利用者の大半は知能指数が低いことは感じていたが、ここまでとは思わなかった。このケースは、ほんの一例であり、最近はSNSの発達による弊害が増える一方だ。SNSの発達自体は、情報の迅速でクローバルな共有により鳥学の前進が期待できるため歓迎されるべきものであるが、それを使う人間の発達が追い付いていない。老人たちが画像掲示板に写真を貼ってお互いに褒めあっている空間が若年層のSNSに場を移しただけで、やっていることは殆ど同じ。そのくせ老人カメラマンを批判するのだから、思考回路の模式図をぜひ見てみたい。別のSNSでは画像の無断転載を指摘されたコミュニティ管理者が逆ギレするという地獄の様相を呈している。越冬を期待したモリムシクイは、そんな人間界を知ってか知らずか、颯爽と抜けていった。
69
~
67
Oct 16
~
Oct 14
舳倉島
ISHIKAWA Pref.
01. Eastern Spot-billed Duck21. Barn Swallow41. Blue Rock Thrush
02. Eurasian Teal22. Japanese Bush Warbler42. Siberian Accentor
03. Streaked Shearwater23. Dusky Warbler43. Eastern Yellow Wagtail
04. Grey Heron24. Yellow-browed Warbler44. Black-backed Wagtail
05. Japanese Cormorant25. Kamchatka Leaf Warbler45. Olive-backed Pipit
06. Japanese Sparrowhawk26. Sakhalin Leaf Warbler46. Red-throated Pipit
07. Eurasian Sparrowhawk27. Black-browed Reed Warbler47. Brambling
08. Black-eared Kite28. Booted Warbler48. Hawfinch
09. Eurasian Coot29. Middendorff's Grasshopper Warbler49. Grey-capped Greenfinch
10. Black-tailed Gull30. Japanese White-eye50. Eurasian Siskin
11. Vega Gull31. Goldcrest51. Pine Bunting
12. Japanese Wood Pigeon32. White-cheeked Starling52. Chestnut-eared Bunting
13. Oriental Turtle Dove33. Pale Thrush53. Little Bunting
14. Short-eared Owl34. Dusky Thrush54. Yellow-throated Bunting
15. Pacific Swift35. Grey-streaked Flycatcher55. Black-faced Bunting
16. Peregrine Falcon36. Asian Brown Flycatcher56. Masked Bunting
17. Bull-headed Shrike37. Blue-and-white Flycatcher57. Grey Bunting
18. Large-billed Crow38. Red-flanked Bluetail58. Lapland Longspur
19. Eurasian Skylark39. Narcissus Flycatcher
20. Brown-eared Bulbul40. Daurian Redstart
739 966
2010年以来6年ぶりに舳倉島にヒメウタイムシクイが出たようだ。海外探鳥をするようになってから日本何例目とかいう珍鳥にはあまり興味が湧かなくなったが、ヒメウタイは繁殖域がロシア・カザフスタン周辺、越冬域がインド半島の東側沿岸の極一部(注:最新の分布情報ではインド半島全域で越冬)となっており、海外探鳥時にもなかなか狙えない鳥。これは国内であっても見る価値は十分にある。前回は割と長居したので今回もするだろうと思って、週末に舳倉へ。安房峠を超えて早朝に輪島港に到着。朝確認されているとのことで一安心しながら出港を待つ。島についてとりあえずよく出てくるという港周りの民家周辺で待機していると、後方の林に出現。その後手前の草むらに出てきてくれた。こちらが大人しくしていれば特に警戒しないようで、その後もしばらく民家の周辺の草むらを移動しながら採餌していた。ムシクイと付くがヨシキリの仲間のため、動きはムシクイ系より遅い。どうやらこの個体は当初コヨキシリと誤認されていたようである。ヤブヨシキリなら全然わかるのだが、黒い頭側線が明瞭なコヨシキリにはどうやっても見えない。舳倉島に来る人間のレベルが年々下がっているようだ。都市公園に出たならともかく、舳倉島、しかもこの時期に来る以上、その目的は迷鳥の発見が大前提であり、そうであるなら過去に出た実績のあるヒメウタイをコヨシとして見過ごすことはあってはならない誤認のように思う。ヒメウタイと分からなくても普通種ではないことは感じ取れるべきだ。実際、ヒメウタイは類似種との識別には慎重になる必要がある。類似種としてはアラビアウタイムシクイ、ハイイロウタムシクイ、ニシハイイロウタイムシクイ(仮称)が挙げられる。この4種は眉斑である程度の識別が可能であり、特にハイイロウタイとニシハイイロウタイは眉斑が目をほぼ超えないため、長い嘴と合わせて顔の印象はかなり異なり、識別は比較的簡単である。アラビアウタイはやや超えるが、ヒメウタイほど明瞭に後方まで伸びない。さらにアラビアウタイも嘴が長いため、ヒメウタイとの識別よりはハイイロウタイ系との識別が困難なように感じる。本個体は眉斑が後方まで伸び、嘴がそれほど長くは見えない。また、下嘴先端に黒色部が出ることもヒメウタイの特徴の一つであり、本個体にはそれが確認できる。以上のことから、本個体はヒメウタイとして問題ないだろう。その後水場を見ながら森へ。エゾムシクイ、ミヤマホオジロなどを見ながらつかさ前まで来ると、ムネアカタヒバリがいた。船がとめてある辺りでは地面をムシクイが動き回っている。メボソ系で、なんとなくコムシクイのような気がしたが、鳴かず。シベリアアオジも出てきた。待っているとかなり近くまで来てくれた。奇麗な雄。その後ヒメウタイの場所に戻ってみると、まだいた。船着き場近くではシラガホオジロを見ることができた。つかさの方に歩いていき、藪から出てきたコホオアカを見て鳥見は終了。
日の出とともに鳥見開始。つかさ奥でツメナガセキレイ。明るくなってきたのでヒメウタイを探しながら歩くと、港とつかさの間あたりで見つけた。この辺りがねぐららしい。すぐ近くにはシラガホオジロも数羽いる。さらに林の奥からヤマヒバリが登場。時期的にちょっと早いかと思ったがもう渡ってきていた。ヤマヒバリはなかなか開けた場所に出てこなかったが、ヒメウタイは人が少なかったこともあってか足元まで来る。名の由来である黒い足指は個体差があり、光の加減も加わり確認しづらい。十分満足したので、水場を経由してタヒバリ海岸に出る。しかし、エゾビタキやオオルリ、ムシクイ類が少し見られたくらいで、まだヤマヒバリの場所に戻ってきた。まだいたがやはり藪から出てこない。周辺を歩き、シラガやホオアカを見て、またヒメウタイ。鳥が少ないので、ヒメウタイくらいしか見るものがない。何か新しいのが入っていないか再び歩きはじめると、つかさの奥でムネアカタヒバリとともにいるツメナガホオジロを見つけた。草むらの中に入ると見つけにくく、気づかず近づきすぎると、カワラヒワに似た鳴き声を出しながら飛んでしまうので接近は難しい。どうにか周りのカメラマンを巻きながら近づくことに成功。その後は海岸沿いを攻める。コヨシキリが多く何羽も目に入る。ムジセッカも結構な個体数が入っているようだ。シマセンニュウは何度か飛翔を見たが潜ってしまうので厳しい。日没まで見て宿へ戻った。
最終日。日の出前くらいから海岸沿いを歩く。竜神池上空をコミミズクが飛んでいた。ぐるっと回ってつかさ奥へ。クロジが民家の屋根の上に出てきた。ヒメウタイのねぐら辺りに行ってみるが、姿はなかった。抜けたか。水場からタヒバリ海岸へ。ムジセッカも減ったようで数羽見ただけ。戻ってきてもヒメウタイは見つかっておらず、これは完全に抜けたっぽい。ツメナガホオジロはまだいて、昨日と同じ辺りをうろうろしていた。ヤマヒバリも見かけないので、こうなるといよいよツメナガくらいしか見るものがない。しばらくツメナガとシラガを見ていたが、あまりに人が集まりすぎていたので、水場方面へ。ハイタカが飛ぶ。林の中も鳥影は少なく、特に珍しめを見かけないまま、つかさ前に戻ってきた。そこでコホオアカ。船の出港時間となり、島を離れた。来年の春は就活で来れそうにないので、この景色をまた見るのは一年後か。ヒメウタイがギリギリ残っていてくれて良かった。
66 Oct 2 葛西臨海公園
TOKYO Pref.
7:30 ~ 11:30
01. Eastern Spot-billed Duck14. Common Sandpiper27. Large-billed Crow
02. Great Crested Grebe15. Dunlin28. Japanese Tit
03. Black-necked Grebe16. Black-headed Gull29. Eurasian Skylark
04. Striated Heron17. Black-tailed Gull30. Brown-eared Bulbul
05. Grey Heron18. Vega Gull31. Barn Swallow
06. Great Egret19. Slaty-backed Gull32. Japanese White-eye
07. Little Egret20. Rock Dove33. White-cheeked Starling
08. Great Cormorant21. Oriental Turtle Dove34. Grey-streaked Flycatcher
09. Western Osprey22. Common Kingfisher35. Asian Brown Flycatcher
10. Black-eared Kite23. Japanese Pygmy Woodpecker36. Narcissus Flycatcher
11. Bar-tailed Godwit24. Bull-headed Shrike37. Eurasian Tree Sparrow
12. Whimbrel25. Eurasian Jay38. Black-backed Wagtail
13. Common Greenshank26. Azure-winged Magpie39. Grey-capped Greenfinch
- -
インドネシアから帰国後、たまっていた業務を処理していたら、いつのまにか10月になってしまった。オニアジサシはまだいるかわからないが、秋のヒタキ類なども入ってきているだろうと葛西へ。まず公園西側を歩く。エゾビタキ、コサメビタキを確認。結構な個体数が入っていた。サメビタキを期待したが見られず。その後、なぎさでオニアジサシを待つ。東なぎさにはカワウやカモメ類が集結しており、その中を探すが、案の定オニアジサシはいない。しばらく待ってみるが現れず。ミサゴの餌捕りを見て過ごす。最後に鳥類園を周る。アオアシシギやササゴイ、キビタキなど特に変わったものは見られず、さっさと帰宅。
65
54
Sep 21
Sep 11
Halmahera
Sulawesi
INDONESHIA
001. Wandering Whistling Duck061. Yellow-billed Malkoha121. White-breasted Woodswallow
002. Sunda Teal062. Asian Koel122. Pied Cuckooshrike
003. Philippine Megapode063. Black-billed Koel123. White-rumped Cuckooshrike
004. Yellow Bittern064. Brush Cuckoo124. Moluccan Cuckooshrike
005. Cinnamon Bittern065. Rusty-breasted Cuckoo125. White-bellied Cuckooshrike
006. Striated Heron066. Moluccan Scops Owl126. Halmahera Cuckooshrike
007. Javan Pond Heron067. Sulawesi Scops Owl127. Common Cicadabird
008. Eastern Cattle Egret068. Ochre-bellied Boobook128. Sulawesi Cicadabird
009. Great-billed Heron069. Halmahera Boobook129. White-rumped Triller
010. Purple Heron070. (Speckled Boobook V)130. Rufous-bellied Triller
011. Great Egret071. Great Eared Nightjar131. Black-chinned Whistler
012. Intermediate Egret072. Large-tailed Nightjar132. Sulphur-vented Whistler
013. Little Egret073. Sulawesi Nightjar133. Drab Whistler
014. Pacific Reef Heron074. Moluccan Owlet-nightjar134. Black-naped Oriole
015. Great Frigatebird075. Moustached Treeswift135. Dusky-brown Oriole
016. Lesser Frigatebird076. Grey-rumped Treeswift136. Hair-crested Drongo
017. Eastern Osprey077. Glossy Swiftlet137. Spangled Drongo
018. Barred Honey Buzzard078. Halmahera Swiftlet138. Willie Wagtail
019. Sulawesi Hawk-Eagle079. Sulawesi Swiftlet139. Pale-blue Monarch
020. Rufous-bellied Hawk-Eagle080. Uniform Swiftlet140. Moluccan Monarch
021. Gurney's Eagle081. Purple-winged Roller141. White-naped Monarch
022. Spot-tailed Sparrowhawk082. Oriental Dollarbird142. Moluccan Flycatcher
023. Variable Goshawk083. Azure Dollarbird143. Shining Flycatcher
024. Moluccan Goshawk084. Green-backed Kingfisher144. Long-billed Crow
025. Brahminy Kite085. Scaly-breasted Kingfisher145. Slender-billed Crow
026. White-bellied Sea Eagle086. Lilac Kingfisher146. Paradise-crow
027. Barred Rail087. Great-billed Kingfisher147. Standardwing
028. Buff-banded Rail088. Ruddy Kingfisher V148. Citrine Canary-flycatcher
029. Isabelline Bush-hen089. Common Paradise Kingfisher149. Sooty-headed Bulbul
030. White-breasted Waterhen090. Blue-and-white Kingfisher150. Northern Golden Bulbul
031. White-browed Crake091. Sombre Kingfisher151. Barn Swallow
032. Common Moorhen092. Collared Kingfisher152. Pacific Swallow
033. Whimbrel093. Beach Kingfisher153. Mountain Tailorbird
034. Grey-tailed Tattler094. Sacred Kingfisher154. Island Leaf Warbler
035. Common Sandpiper095. Common Kingfisher155. Sulawesi Babbler
036. Gull-billed Tern096. Sulawesi Dwarf Kingfisher156. Mountain White-eye
037. Greater Crested Tern097. Rainbow Bee-eater157. Black-crowned White-eye
038. Common Tern098. Knobbed Hornbill158. Cream-throated White-eye
039. Black-naped Tern099. Sulawesi Hornbill159. Metallic Starling
040. Spotted Dove100. Blyth's Hornbill160. Moluccan Starling
041. Sultan's Cuckoo-Dove101. Sulawesi Pygmy Woodpecker161. White-necked Myna
042. Great Cuckoo-Dove102. Ashy Woodpecker162. Grosbeak Starling
043. White-faced Cuckoo-Dove103. Spotted Kestrel163. Great Myna
044. Common Emerald Dove104. White Cockatoo164. Red-backed Thrush
045. Pink-necked Green Pigeon105. Moluccan King Parrot165. Sulawesi Blue Flycatcher
046. Grey-cheeked Green Pigeon106. Golden-mantled Racket-tail166. Turquoise Flycatcher
047. Scarlet-breasted Fruit Dove107. Eclectus Parrot167. Halmahera Flowerpecker
048. Blue-capped Fruit Dove108. Blue-backed Parrot168. Yellow-sided Flowerpecker
049. Grey-headed Fruit Dove109. Red-cheeked Parrot169. Crimson-crowned Flowerpecker
050. Superb Fruit Dove110. Red-flanked Lorikeet170. Grey-sided Flowerpecker
051. White-bellied Imperial Pigeon111. Chattering Lory171. Black Sunbird
052. Grey-headed Imperial Pigeon112. Violet-necked Lory172. Olive-backed Sunbird
053. Green Imperial Pigeon113. Great Hanging Parrot173. Eurasian Tree Sparrow
054. Spectacled Imperial Pigeon114. Moluccan Hanging Parrot174. Black-faced Munia
055. Cinnamon-bellied Imperial Pigeon115. Pygmy Hanging Parrot175. Scaly-breasted Munia
056. Pied Imperial Pigeon116. Sulawesi Pitta176. Chestnut Munia
057. Silver-tipped Imperial Pigeon117. Ivory-breasted Pitta177. Java Sparrow
058. Bay Coucal118. Sulawesi Myzomela178. Eastern Yellow Wagtail
059. Goliath Coucal119. Dusky Myzomela179. Grey Wagtail
060. Lesser Coucal120. White-streaked Friarbird
729 965
ウォーレシア、この響きに胸が高鳴る鳥屋も数多いことだろう。ボルネオ島とスラウェシ島の間にあるウォーレス線から、ニューギニア島より西に位置する島々のことを指すのが一般的である。ウォーレシアの中で有名な島といえば、さきほど出てきたスラウェシ島、そして、その東にあるハルマヘラ島だろう。この2島はウォーレシアの中では面積の大きい島々であり固有種が多く生息している上に、ウェーバー線と呼ばれる境界が間にあるため。近距離でありながらも生物相は大きく異なり、大変魅力的な探鳥地として古くから多くのバーダーに訪問されてきた。スラウェシ島とは以前セレベス島と呼ばれていた。この名であれば、リュウキュウコノハズクが種分化する前の和名セレベスコノハズクで知っている人も多いだろう。そしてハルマヘラ島といえば、そう、シロハタフウチョウの踊る地である。この魅惑の地域、アジアからオセアニアへの移行帯への旅は、実は昨年末から決まっていた。昨年の海外鳥屋が一同に会する忘年会には、野生動物スペシャリストである動物写真家のA氏も参加しており、A氏がこの2島を訪問するとのことで、同行させていただくことになったのである。それから約9か月、遂に出発の日を迎えた。行程は、羽田-ジャカルタ(1泊) - テルナテ - ハルマヘラ(4泊) - テルナテ - スラウェシ(4泊) - ジャカルタ(1泊)‐成田の12日間である。同行者はA氏の他、有名某野鳥サイトの管理人であるI氏、6月にマレーシアへ一緒に行ったY氏である。A氏とI氏はさらにタラウド島とサンギヘ島を回るので最終日から別行動。予約等はほとんどガイドや同行者のY氏にやっていただいたので、自分は東京−ジャカルタ間だけ買えばよかった。しかし、ここで問題が発生する。なんとジャカルタ‐テルナテのフライトがキャンセルになり、翌日に振り替えるとガルータ航空から連絡があったのだ。幸いジャカルタで一日探鳥してシロハラグンカンドリを狙おうとしていたので、それを取りやめて前日のフライトに変えてもらった。もし直で乗り継いでいたら、予定が大幅に狂っていた。ガルーダはインドネシアの航空キャリアの中では、比較的信頼性の高い会社だと思っていたが、がっかりである。出発当日、羽田で同行者3名と合う。おそらくオニアジサシで賑わっているであろう葛西臨海公園を窓から見ながら高度を上げていく飛行機。ジャカルタまでは7時間ほど。途中パラワン島やボルネオ島の真上を通っていることが画面からわかるので、飛び降りたい衝動に駆られつつも、無事にジャカルタに到着。喫茶店で時間を潰し、深夜のテルナテ行きの飛行機に搭乗。テルナテ島はハルマヘラ島のすぐ西にある小さな島で、ハルマヘラ島には空港がないため、テルナテ島から船で行くことになる。7時半にテルナテに到着。今回のガイドであるTheoと合流。日本人御用達の有名な凄腕ガイドである。ハルマヘラ島への船着き場に向かうと、さっそくコグンカンドリが飛んでいる。船、といっても小さな屋根付きのモーターボートに乗り込んで出発。過去の記録だと、この短い航路でヒガシシナアジサシが出たこともあるようなので、油断ならない。コグンカンの成鳥が飛び、アジサシ類も飛んでいたが、揺れる船内からは種の確認は難しい。少なくともヒガシシナではなく、ハシブトアジサシのように見えた。ハルマヘラ島までは30分程度だが、すぐに上陸せず、海岸沿いのマングローブ林に接近し船をとめ、シロガシラショウビンを狙う。しばらく待っていると、林の奥から出てきた。ナンヨウショウビンの頭を白くした感じ。ハルマヘラ島とニューギニア島西部のみに分布していて、生息環境からなかなか狙うのが困難な種。その他ソデグロバトやヨコフリオウギビタキなどが見られる。その後シダンゴリの港へ。上空をオオグンカンドリが飛び、カンムリミサゴも通過。オオグンカンは初めて見たが、コグンカンとの違いは一目瞭然。車に乗って今日の宿へ。とりあえずほぼ寝られていないので寝る。昼飯を食べて、3時前から動き出す。ちょっと早めに宿を出て、宿の周りを少し探鳥すると、オナガテリカラスモドキの小群。モリツバメも飛んでいる。その後車でカワセミ探し。走っていると電線にモルッカショウビンがとまっていたので停車して観察する。アリの巣に穴を開け営巣しているようで、番で見ることができた。長い嘴が特徴的なモルッカカラスが飛び、後ろの山の山頂付近ではモルッカイヌワシが優雅に舞う。パプアシワコブサイチョウの番も飛んで行った。その他キタキンイロヒヨドリ、クロタイヨウチョウ、モルッカアナツバメなども見られる。その後ハルマヘラショウビンのポイントに移動。なかな込み入った木々の中にいたが、どうにか見ることができた。英名のSombreは"黒ずんだ"という意味で、なかなかシックな鳥だ。これでハルマヘラ固有のカワセミは制覇。正確にいうと最近種分化したばかりでほぼ固有のMoluccan Dwarf Kingfisherがいるが、未開の南部でないと狙えず、そもそもろくな写真が今まで撮られたことがないので、スルーが得策である。その後は他の固有種を狙って森の奥へと入っていく。特にオオヤイロチョウはぜひとも見たい。いたるところから声はするのだが、全然姿が見つけられない強敵である。森を進んでいくと、アオボウシヒメアオバトの雌が木にとまっていた。頭部の青色は雌なのでわずか。周囲にはテリオウチュウが数個体。さらに進んでいくとモルッカショウビンに再会。その奥ではモルッカヒメアオバトをじっくり見ることができた。胸の赤が奇麗。高い木の上には、アカガオインコ。その後来た道を戻る。暗くなりかけの空をオオハナインコが通過。入口まで戻ってきてモルッカコノハズクを狙う。暗くなるとオビロヨタカが飛び出し、その後、森の奥からモルッカコノハズクの声が聞こえてきた。藪を分け入りながらしばらく探すが全然見つからない。葉の濃い木の裏で鳴かれるとまったく見つけることができない。そうこうしているうちに鳴き止んでしまったので、ハルマヘラズクヨタカを狙いに切り替えて移動する。農園のような場所の中を入っていき、高い木に囲まれた空間でコールバックすると、さっそく上方に現れた。しかし、高すぎて腹しか見えない。そのまま飛び去ってしまう。その後は反応が薄くなる。諦めかけたが、最後に自分が持ってきた音源を使ってみると、かなり近づいてきた。気づくと、目線の横枝にとまっているではないか。この鳥は夜の鳥で最も見たいと思っていた憧れの鳥だったので、足が震える。手も震える。ズクヨタカ、英名ではowlet-nightjarであるが、まさしく小型フクロウとヨタカを足して二で割ったような風貌で、ガマグチヨタカとも一味違ったこの感じはたまらない。しばらくじっとしていてくれたので満足いくまで見ることができた。その後は遅い夕食を食べ、宿に戻って就寝。とても濃い一日だった。
今日はハルマヘラ島最大のターゲットバード、シロハタフウチョウのレックがあるフォリまで移動する日である。4~5時間かかるようだが、さらに途中で鳥見をするのでほぼ移動で終わる。早朝宿を出発し、走っていると木に猛禽がとまっているのを見つけ、とまって確認しに行ったが、もうそこにはいない。その代わりクロタイヨウチョウの雄が近くで見られた。その後走るとガイドがまた猛禽を見つけたとのことでとまる。どうやらカワリオオタカのポイントらしいので、さっき自分が見つけたのもたぶんそれだろうと。ハルマヘラショウビンのポイントに到着し、探鳥。カラスフウチョウが木にとまっている。真っ黒だがフウチョウである。シロハタフウチョウに完全に影に追いやられているが、貴重な固有フウチョウ。遠くの木にはモルッカイヌワシが番でとまっている。ハルマヘラショウビンは今日もいる。歩きながら鳥を探すと、Black-chinned Whistlerが一瞬出てきた他、モルッカメジロ、ニューギニアムシクイが木々をちょろちょろしている。その後は、移動して場所を変える。走っているとモルッカチョウゲンボウがとまっていた。そのすぐ近くには大木にオナガテリカラスモドキが集団で営巣しており、さらにその木のうろではパプアシワコブサイチョウが営巣中だった。待っていると番が飛んできた。あの羽音はいつ聞いてもすごい。オニバンケンの低重音も響く。この場所はラケットカワセミのポイントということで、コールバックしてみると、さっそく出てきた。こんな簡単に見られるとは思っていなかったので拍子抜けである。ラケットカワセミ類は初めて見るが、とても有名で小さい頃から知っていたので感動も一際大きい。名の通り長い尾羽が優美だ。近くではハルマヘラハゲミツスイやモルッカナキサンショウクイが見られる。さらに上空ではシラヒゲカンムリアマツバメが舞っていた。オオハナインコも飛ぶ。その後さらに車で移動。走っていると、モルッカキンパラも見られた。実のなる木のある場所では再びモルッカナキサンショウクイ。その後昼飯を食べる。店の前にヨコフリオウギビタキ。さらに移動し、モルッカブッポウソウのポイントへ。遥か遠くの山の上にいるのが辛うじて見られた。かなり個体数が減少していると聞いていたので、見られただけでも嬉しい。あまりにも遠すぎてブッポウソウとの違いがよく分からないレベルだが、確かに色味が違う。帰りにまた挑戦だ。その後は、パプアオオサンショウクイが出る。海岸沿いを走っているとオオグンカンとコグンカンの群れに遭遇。その後、一旦今日から2泊する宿に行き、その後低山のような環境でナイトバーディング。暗くなるまで待っていると、マイヒメバトが葉の中から顔だけ出しているのを見つけた。遠くをタイハクオウムが飛ぶ。シロハタフウチョウは声だけ聞くことができた。暗くなるとハルマヘラアオバズクが高い木の上で鳴き出すが、なかなか出てこない。雨が降ってきてしまい、活性が落ちたので諦めて宿に戻る。そこでバードクエストの団体と遭遇。明日シロハタフウチョウの予定であったが、バードクエストが行くみたいだったので、明後日にすることにした。ガルーダのせいで一日前倒しになっていた日程がもとに戻っただけだが。
昨日ナイトバーデングをした場所から鳥見を開始する。まだ早朝の薄暗い中、さっそくSultan's Cuckoo-Doveが飛び出す。高い木の上にはモルッカミカドバトがとまっていた。さらに遠くの木にはモルッカオウインコ。赤い体色が朝日を浴びて輝く。ハルマヘラハゲミツスイも登場。続いてモルッカオオタカが道の先の木にとまっていた。近づいていくと飛んでしまった。小さめのインコが飛ぶが、種類が分からない。パプアシワコブサイチョウの番が頭上を通過。オニバンケンの低重音が聞こえたので、探してみると、茂みの中を動く姿が見られた。ハイガシラヒメアオバトが上空を飛ぶ。モルッカオニサンショウクイも飛んできて木にとまる。モルッカガラスやカラスフウチョウも見られた。さらに空に赤い小鳥が唐突に出現、コムラサキインコだ。アカガオインコもいる。進んでいくと、先ほどと同一個体と思われるモルッカオオタカが飛んできた。下面の橙色が奇麗。遠くの木にはコシミノサトウチョウ。ただかなり小さい鳥なのでほぼ点にしか見えない。セミサンショウクイも遠くの木の上。ハチクイとモルッカアナツバメが群れで上空を舞っている。テリオウチュウも数個体いる。坂道を降りていくと、セミサンショウクイが先ほどより近くに来た。ハイガシラヒメアオバトもとまっている個体が見られた。その近くでは、Halmahera Flowerpeckerが出る。英名にHalmaheraが付く鳥が見られると嬉しい。どんどん坂を下っていくと、タイハクオウムが群れで鳴いているのが聞こえる。期待を高めながら近づいていくと、数羽が木にとまっていた。飼鳥としては有名で数が多いが、野生では減少している。近くで見ることができて嬉しい。樹上にハルマヘラコウライウグイスも出てきてくれた。さらにショウジョウインコが遠目の木にとまる。赤いのですぐ分かった。戻ろうとすると、森の奥からオオヤイロチョウの声が聞こえてくる。割と近めで高さも低く感じたので、しばらくコールバックして粘ってみるが、近づいてくる気配はない。コーヒーを飲みながら長期戦の構えで待ったが、Theoが無理そうだと判断し、スタート地点まで戻ることにした。すると、こちらもオオヤイロチョウのポイントなのか、森の奥から鳴き声が聞こえてくる。森へと分け入っていくと、斜面になっていて、奥まで見下ろすことができ、見つけやすそうだ。コールバックしながら静かに待つ。しばらくは反応が悪かったが、ふと左のほうを見ると、藪の奥で何かが動いている。慌ててカメラを構えると、ファインダー越しに目に飛び込んできたのはオオヤイロチョウの姿だった。しかし手前に葉が何枚も被り、全身は到底見ることができない。そのまま藪の奥へと消えていった。いつ来たのか全然わからなかった。その後も粘ってみると、今後は右側から声がする。ゆっくりと近づいていき、鳴いている木までは特定できたが、そこからが大変。5人で懸命に探すも全く見つからない。しかし、諦めずに探していると遂に見つけた。しかし、葉と枝の隙間を掻い潜り抜けた先にいるので目を離すと場所が分からなくなり、カメラで捉えられない。苦戦しているうちに飛び去ってしまった。こんなに強敵であるとは思っていなかったが、見ることができただけでとりあえずは良かった。その後遅い昼飯を食べに宿へ。途中、道路脇の木にシラヒゲカンムリアマツバメ。昼飯を食べ、シエスタをとってから、再び朝のスタート地点へ。ここで暗くなるまで鳥を見て、そのままナイトバーディングだ。さすがに3日目の午後となると、出てくる種類は被ってくる。Sultan's Cuckoo-Doveなどが飛んだりしたが、新しい鳥は出ない。しかもまた雨が降ってきてナイトバーディングはダメそう。諦めて宿に戻る。すると途中でバードクエストの団体の遭遇。何かを見ているので行ってみると、モルッカコノハズクだった。雨はだいぶ収まっていたが、それでも水滴がカメラに付く。しかし警戒心はないようでかなり近くで見ることができた。宿に戻って、夕飯を食べて就寝。明日はいよいよシロハタフウチョウである。
Theoからの提案で、朝ハルマヘラアオバズクを狙おうということで、暗いうちから出発する。昨日までは普通の車だったが、レックへは四輪駆動でないといけないみたいなので、手配してもらう。どんな険しい道なのかと思ったが、道が悪いのは私有地の中に入っていく最後の15分くらいだった。この地はもともと公有地であったみたいだが、シロハタフウチョウのレックが見つかったため、開発から保護するために地元の人が買い取ったようだ。大変素晴らしい取り組みである。山の頂上あたりに東屋があり、その前に車をとめる。とりあえずハルマヘラアオバズクを探す。声は聞こえるが、高い木の上だ。しばらく探していると手前の木に飛んできたが、こちらに驚いたのか一瞬で飛び去ってしまった。それでも見ることができたので良かった。明るくなるちょっと前に森へ入り、レックへ。尾根を下っていくような形でしばらく歩くと、レックに到着。木で足場が作ってあり、ここから観察するようだ。到着早々雄雌がやってきて、雄は白く長い飾り羽を立てて踊り始めた。待ち焦がれた瞬間だが、あまりにも暗すぎる。ISO感度を6400に設定しても、飾り羽がとまらない。そんなことは気にせずにシロハタフウチョウは踊りまくる。徐々に明るくなってきて、どうにか踊り姿を写真に収めることができた。遠征が決まってから9ヶ月間この時を待っていたので感動は大きい。フウチョウは英名で bird of pradise 、楽園の鳥。その名にふさわしくこの場は楽園と化した。大変魅力的な種ばかりのフウチョウ、いつかニューギニア島でいろいろな種を見てみたいものだ。シロハタは一度レックからいなくなり、再び戻てきたが、雌がいなかったためかあまり活発には踊らずに去っていった。その後も待つが雨が降り出したため撤収。東屋でやむのを待つ。小降りになってきたところで東屋周りから探鳥を開始する。メジロミカドバトが木にとまっている。続いてモルッカオニサンショウクイ、モルッカナキサンショウクイ、クロタイヨウチョウ、ハイガシラヒメアオバト、アカガオインコが登場。雨が完全にやんだので、歩いて鳥を探す。アオミミインコが小群で見られた。オオハナインコも飛ぶ。コゲチャハゲミツスイが木の上を動き回る。その後はピックアップトラックの荷台に乗って探す、いわゆる"Cat tien style"で鳥を見る。メジロミカドバト、モルッカミカドバトが連続して見られ、さらにやっとハルマヘラオオサンショウクイが登場。その下の藪にはモルッカカササギビタキ。カンムリヒラハシの雌も現れる。木にとまるカラスモドキの群れを確認すると、オナガテリではなく、モルッカカラスモドキだった。シラヒゲカンムリアマツバメやSultan's Cuckoo-Doveを見つつ、東屋方面へ戻っていく。初日に見たモルッカショウビンが再び登場。オニバンケンも一瞬藪から飛び出す。東屋につく頃には雨がまた降りだしてきた。そんな中でもMoluccan Monarchが出てくれる。昼飯を食べて山を下りる。途中はモルッカガラスくらい。車を乗り換えて田圃へ。モルッカキンパラが群れている。さらにマミジロクイナとナンヨウクイナの姿。マミジロクイナはかつて日本でも硫黄島に固有亜種が生息したので知っている人も多いだろう。世界的な分布は広く、東南アジア全域にいる。遠くにはハイガシラヒメカッコウとヒジリショウビン。その後は昨日のポイントへナイトバーディングをするために移動。途中見慣れない猛禽がとまっており、何かと思ったが、アカハラクマタカの幼鳥のようだった。夜になり、ハルマヘラアオバズクのリベンジを期待するが、現れず。宿へ戻った。
今日は、シダンゴリに戻りながら探鳥する。Theoから、ハルマヘラクイナのポイントに早朝に直行するか、モルッカブッポウソウのポイントに再度チャレンジするか、決めてと言われたので、検討の結果、ハルマヘラクイナは確率が非常に低いことから、モルッカブッポウソウを狙うことにした。明るくなった頃に到着し、よくとまる木などを重点的に捜索するが、いない。行きにいた遠くの山にもいない。これは逆に行きに見られてラッキーだったと考えるべきであろう。周辺を探鳥すると、モルッカミカドバトなどが見られる。両サイドの山からはオオヤイロチョウの声が響くが、姿は一向に見えない。コールバックも効果はない。すると、Y氏が口笛で鳴きまねをしながら一人で歩き始めた。今思えば付いていけばよかったのだが、ヤイロチョウは反応しないだろうと、別の鳥がいないか探していた。すると、Y氏が急にPitta!と叫んだ。なんと、口笛に呼び寄せられて、手前の木に来たのだった。慌てて行くが、その頃には向きを変えていて、ファインダーに入れた頃には奥に飛び去ってしまった。幸い、まだ見えたので、一昨日よりマシな写真は撮ることができた。まあオオヤイロチョウに関してはモロタイ島の亜種が種分化するので、それを狙いに行く時についでにまたついでに狙えば良いだろう。その後はハルマヘラクイナのポイントに移動する。森の入り口付近にはモルッカキンパラとモルッカナキサンショウクイの群れ。森へと入る。ハルマヘラクイナは昨年は割と見やすかったようだが、探せど探せどいない。先に到着していたバードクエストのメンバーも見ていないようだ。川の中を歩きながら森の奥まで行ってみるが、Sultan's Cuckoo-Doveが目に付くくらい。川で待っているとハルマヘラコウライウグイスが近くに来た。結局ハルマヘラクイナは見られず。なんせ英名がInvisible Railである。見えないクイナ。ということは実際に探して見えなかったのだから、もはやInvisible Railを見たと言っても過言ではないだろう。いつかVisibleなInvisible Railを見たい。その後はシダンゴリへ。夕方、初日のポイントで探鳥。歩いていくとテリヒラハシが登場。その後は再びオオヤイロチョウに挑戦する。高い木で鳴いており、真下までいっても全く場所がわからない。しばらく粘るがダメだった。ツカツクリの気配がしたので、こちらも狙うが不発。そのまま日が落ちる。ハルマヘラで過ごす最後の夜なのでアオバズクのラストチャンスだ。よく来るというポイントの前で待機するが、来なかった。そんなに難しい鳥だとは思っていなかったが、これも次回の課題だろう。店で飯を食べて宿へ。
いよいよハルマヘラ最終日。モルッカショウビンの巣がある周辺から探鳥を開始する。モルッカナキサンショウクイやクロタイヨウチョウなどが出る。その後少し進んだところで再び探鳥。スナイロモズヒタキが梢で囀っていた。キタキンイロヒヨドリやモルッカヒメアオバトなど初日のメンバーに再会。オオハナインコも飛んだ。さらに場所を変えてハルマヘラショウビンのポイントへ。今日は2羽見ることができた。カンムリヒラハシの番も登場。さらに最後の足掻きでオオヤイロチョウを狙う。割と近くで鳴いていたので待っていると飛翔姿を一瞬見ることができた。その後はハイガシラヒメアオバト、モルッカガラスでハルハヘラの鳥は見納め。船でテルナテに戻る。と、その前に行きと同じようにシロガシラショウビンを狙う。ポイントに着いてしばらくすると、飛んできた。初日より近くで見ることができて良かった。その後はテルナテに戻り、昼飯を食べて空港へ。ライオンエアという結構事故が多いやばめの航空会社でスラウェシ島・マナドへ向かう。人生初のプロペラ機。窓の横がプロペラだったので、常に窓からの景色にプロペラの残像が残る。1時間ほどでマナドに到着。マイクロバスが用意されており、それに乗ってタンココへ。途中街中の田圃でムナオビクイナ。タンココに着く手前あたりからロードサイドで探鳥する。さっそくハイガシラハシブトアオバトが木に群れているのを発見。続いてノドアカハナドリ。コシジロヒヨドリやコウライウグイスも見られた。坂道を下りながら進むとクロビタイメジロが囀っている。遠くにはモリツバメが数羽舞う。スラウェシにはセレベスモリツバメがいるので注意。周囲の山々を見通せる場所からはセレベスソデグロバトが飛んでいくのを眺める。その後車で移動しているとハト類が多く集まっている場所を発見。さきほどのセレベスソデグロバトに加え、ハイガシラオビオバトも見ることができた。Theoによると珍しいらしいのでラッキー。ミカドバトは固有亜種で首の後ろがオレンジなので見慣れない。背後の森からはコシジロナキサンショウクイが数羽で飛んできた。その後は日没がせまる中、タンココへ向かう。保護区内のロッジに到着。ローカルガイドのSamuelと会う。夕食を食べた後にロッジの前でセレベスコノハズクを狙う。Samuelが鳴き真似をすると、近くまでは来たが、姿を見ることはできず。鳴きやんでしまった。諦めてシャワーを浴びていると、外からかなりの近距離で鳴いているのが聞こえる。慌てて風呂場から飛び出してきて、ガイドと合流して探すと、目の前で見ることができた。本家セレベスコノハズクはかつてその亜種とされたリュウキュウコノハズクとは全然違う印象。それにしてもこんなに濡れた状態で鳥を見たのは初めてだった。
早朝、保護区内へ出発する前にロッジの周りを歩くと、枯れ木にシュウダンムクドリが集団でとまっていた。その後、ロッジのすぐ近くに住んでいるSamuelを拾って保護区内へ。なぜか奥さんも同行。まず現れたのはツラアカボウシゲラ。幹をするすると上っていってしまう。続いてセレベスバンケンモドキが目の前に出てきたが、あっという間に茂みの中へ。アオミミショウビンがよく見られるポイントへと進む。すると、暗い茂みの中に狙い通りアオミミショウビンがいた。ゆっくり近づくと全然逃げない。赤い嘴に黒くて太い過眼線が特徴的な顔をしている。その後場所を変えて、急にガイドが猛禽の声を流すので、何かと思ったらシラボシオオタカが出てきた。尾羽の白斑が和名・英名の由来になっている。また場所を変えて今度はチャバラショウビンを狙う。またまた暗い茂みの中に微動だにしないチャバラショウビンがいた。青と赤茶のカラフルなカワセミである。近づいても全然逃げない。少し離れたところにもう1羽いた。もうタンココにはバーダーが来すぎているのか、ポイントも明確だし、鳥も人を警戒しないようだ。それともこのガイドが超絶優秀なのか。あとはセレベスミツユビカワセミだけだ。進むと、タンココで有名なメガネザルがいた。目が大きくてかわいい。ツラアカボウシゲラも再び登場。Sulawesi Pittaを見たという人と会ったので、その場所に行くがいない。そのままアカコブサイチョウの巣へ。木の割れ目に営巣しており嘴だけ見えている。出てくるのを待っている間にSamuelがチャバラアオバズクを探しに行ってくれた。見つけたようで付いていくと、木の低い位置に2羽がとまっている。驚かさないようゆっくりと近づき、至近で見ることができた。その後森を歩いていると、Samuelの奥さんが何か見つけたようだ。見ると地面から何かが飛び出してまた地面に降りた。スラウェシヨタカだ。昼に見られるとは思っていなかった。昼飯を食べに戻ろうとするとセレベスブッポウソウ。昼飯を食べてシエスタ。一人でロッジの周りを探鳥すると、セレベスハナドリに遭遇。さらにセレベスフジイロヒタキが近くにとまる。再び森に入るとまたまたチャバラショウビン。今度は雌。セレベスミツユビカワセミはいまだ見つけられず。森を進むと、パラワンツカツクリが動いている。パラワンと付くが、パラワン固有種ではない。進むとクロザルの群れに遭遇。面白い顔だが、絶滅が心配されているようだ。その後またSulawesi Pittaにチャレンジする。だんだんと薄暗くなる林床を血眼になって探した結果、辛うじて姿を捉えることができたが、写真はブレた後姿のみ。消えた方向を探すが見失ってしまう。その後はセレベスミツユビを探す。もう日没間近となり、明日の課題かと思われた。そんな時、暗闇に飲まれる森の中で、輝くような存在感を放つその姿を見つけることができた時は心拍数の上昇に体がついていけないレベル。飛ばないように祈りながら震えるその手を必死で抑えてカメラを構える。幸いしばらくいてくれたので、しっかり見ることができた。Dwarf系統は初だが、小さいカワセミ最高だった。そのまま夜を迎え、ナイトバーディングに突入する。メンフクロウ類を狙うが声はせず。宿に戻って夕飯を食べ就寝。
昨日Pittaを満足に抑えられなかったので、今日も朝から森に入る。カンムリオウチュウが登場。スラウェシ産亜種は虹彩が白い。セレベスバンケンモドキも出るが、込み合った木の中。さらに遠くにカオジロクロバトがとまっている。Sultan's Cuckoo-Doveはハルマヘラとは別亜種。森を進んでいくと、小さめの鳥影が目に入る。見るとムナグロジツグミだ。スラウェシ島内で季節移動をするとのこと。チャバラショウビン、ツラアカボウシゲラと続く。その後は昨日のアカコブサイチョウの巣の下で出待ちをしている間にガイドがPittaを探しに行ってくれるという贅沢な鳥見。本来の探鳥の姿ではないが、限られた時間の中で最大限の成果を出すにはしょうがない。しばらくするとPittaが見つかったということで移動。見つかったといっても草の生い茂る暗い林床を飛び跳ねているので、見にくい。赤い体が隙間からちらちら見えるのだが、あっという間に消えていく。全身の筋肉をフル稼働させて隙間を探し出し、どうにかまともな写真を残すことができた。かつてアカハラヤイロチョウの亜種であった。最近アカハラヤイロチョウが一気に種分化し、それによって独立した亜種のうちの一種である。その後森の中を歩くとようやくアカコブサイチョウの全身を拝むことができた。Samuelがセレベスクマタカの巣を見に行くかというので、もちろん行った。親鳥はいなかったが、幼鳥がいた。全身白くてかわいい。しばらく待ったが親鳥が来る様子はなく、一日待ってもこない日があるようなので移動。セレベスムジチメドリが動き回っている。セレベスフジイロヒタキ、ムナグロジツグミもまた見ることができた。昼飯を食べにロッジに戻る。コシジロナキサンショウクイ、セレベスハナドリ、コシジロヒヨドリなどを見ながらシエスタを過ごし、午後はボートでセレベスコウハシショウビンを狙いに行く。保護区は海沿いにあり、近くの浜辺にボートが並べてある。その中の一隻を海に出して乗り込む。若いシロハラウミワシが頭上を飛翔。ポイントである川の河口まで移動。まだ干潮で川にボートを入れられないようなので、浜に降りて探鳥する。スマトラサギが飛んできて浜に降りた。スンダガラスもいる。ササゴイ、イソシギ、チュウシャクシギなどお馴染みのメンバーを見ると落ち着く。そろそろ船が川に入れる水深になってきたということで、ボートで川を遡上しようとする。すると前方に白い鳥が飛んできてとまった。まさかと思いながら確認すると、セレベスコウハシショウビン。結構難しいと思っていただけに、あっさり見られて拍子抜け。浜に再び降りて近づく。まさか陸から撮ることになるとは。その後はより近い個体を見るためにボートで川を上る。さっそく2羽目が現れる。セレベスソデグロバトやコアオバトが岸の木の上にとまっている。ヒジリショウビンとカワセミも近い。カワセミについてはスラウェシ島の亜種の耳羽が青いのを知らずに、ルリカワセミかと思ってしまったが、違った。その後もセレベスコウハシショウビンは何個体か見ることができ、一番近い時で5mくらいだったので感動。満足して出発した浜に戻る。途中アジサシの幼鳥が見られた。こういうところで見ると、珍アジサシではないかと疑ってしまう。ロッジに戻って夕飯まで少しの間周辺を歩く。暗くなりつつある空をカンムリアマツバメが群れで飛び交う。カンムリオウチュウとクロビタイメジロも見ることができた。夕飯の後はナイトバーディング。セレベスコノハズクを今日も見ることができた。
今日は昨日までとは異なり、早朝から丘のような環境で鳥を探す。枯れ木にシュウダンムクドリが集団でいる他、ミカドバトも群れている。遠い木にインコがいるので見るとササハインコのようだった。ハイガシラハシブトアオバトとカオジロクロバトも見られたが遠い。シロハラオビオバトはそれよりさらに遠い木の上だが十分美しさは伝わった。頭上の木にウチワインコが飛来。長い2本の尾羽が特徴的。上空ではスラウェシアナツバメが大群で待っている。それを見ていると近くの木にコシジロナキサンショウクイ。さらに枯れ木にセレベスサトウチョウも飛んできた。しかし逆光。ササハインコが割と近くに来たので見ていると、I氏が遥か彼方にとまっているカオジロサイチョウを見つけてくださった。この距離で見つけるとはさすがである。さらにカササギムクドリが下方の木に出現。遠いがかなり格好いいムクドリだ。セレベスサトウチョウが今度は順光で見られる。しかし今度は遠い。枯れ木にコハナサトウチョウも飛んできた。サトウチョウ類はとにかく可愛い。だが和名がダサ過ぎる。英名のHanging Parrotの響きの良さ。さらにネズミオオサンショウクイが続く。アカコブサイチョウが飛び、ハナドリ2種も活発だ。その後はTheoが持っているという土地へ移動する。ここではセレベスバンケンが見やすいとのことであったが、話通り数羽が見られた。シロハラオオサンショウクイはバンケンのいるすぐ上の木に飛んできた。その後トモホンへ移動する。4時間ほどで到着。まずロッジに荷物を置く。シマキンパラが多い。その後、今回スラウェシで最も重要なターゲットといっても過言ではないチャイロショウビンを狙いに行く。途中マイクロバスが故障するトラブルがあったが無事復活。その間に畑でキンパラを見る。ポイントに到着すると、先客のバーダーがいたのでしばらくロードサイドで探鳥。セレベスクレナイミツスイが群れで見られた。森へ入り、チャイロショウビンを探す。音を立てないように慎重に歩きながら、葉の揺れなどの些細な動きにも目を光らせる。なんせ全く鳴かないので、目だけが頼りだ。無理そうな雰囲気が漂い始めたその時、ついにその姿が視界に入る。なかなか見にくい場所にいて動かない。驚かせないようにゆっくり動きながら近づくが大きな枝が邪魔。つい最近まで非常に見にくかった鳥で、幻のカワセミとまで言われていたスラウェシ島最難関のカワセミ。しかも最近写真が出てきている雌ではなく雄だったことも非常に嬉しい。しばらくして、夕暮れの暗い森の中に消えていった。明日また狙うことにして、その後はナイトバーディングのために時間を潰す。クロビタイメジロの群れの中にヤマメジロ。カナリアヒタキも出る。藪がごそごそ動いているので待っていると低い木にチャバラバンクイナの幼鳥が飛びあがってきた。これは嬉しい。暗くなり、フイリアオバズクを狙う。一声鳴いたが姿は見られず。今日もセレベスコノハズクはばっちり見られる。夕飯後ロッジ周りでメンフクロウ類を探すがいない。今回はフクロウ類とはあまり縁がないようだ。
昨日に引き続きチャイロショウビンを狙う。今日こそは被りのない姿を抑えたい。早朝にロッジを出て山へ。途中の畑でムナオビクイナが見やすいところに出てきた。林内はまだ暗いのでもう少し明るくなるまでロードサイドで過ごす。セレベスコゲラが木をつつく。青と橙のコントラストが奇麗なスラウェシヒメアオヒタキも登場。アオムネヒタキの若も出てきた。他にカナリアヒタキやセレベスクレナイミツスイ。進むとチャムネヒメカッコウが手前の木にとまっているのを見つけた。その後はクロビタキメジロ、キンパラと続く。そろそろ林内へ入ろうかという時、小型の鳥が木の中を動く。辛うじて撮れた写真を見てみると、どうやらセレベスヤマモズヒタキのようだ。林内に入るとさらにもう1羽。チャイロショウビンを探すが、昨日いた辺りにもいない。もう一か所ポイントがあるというので、そちらに移動する。静かな森を歩いていると、唐突に鳥影が動く。とまった先を見るとチャイロショウビンの雄。ゆっくり近づいていく。落ち着いているようで全然逃げないので、長時間見ることができた。見ている時にアリの大群を踏んでしまったようで、靴とズボンの間からアリに侵入され、噛まれまくりながらの観察となった。その後雨が降ってきて、昼飯を食べに山を降りる。そのまましばらくシエスタ。あまり疲れていなかったので、ロッジの前から続く道を一人で散策する。スンダガラスとモルッカチョウゲンボウが飛ぶ。進むと、民家の前の道にチャバラバンクイナの成鳥が数羽出てきているではないか。慌てて隠れる。1個体目は走り去ってしまったが、2個体目の通過をしっかり見ることができた。他にはムナオビクイナやセレベスハナドリくらいで、ズアカハナドリを探しているのだが出ない。雨も完全にやみ、また山に戻って探鳥開始。ズアカハナドリをやっと見つけた。さらに雨上がりのためかセレベスバンケンモドキが羽を乾かしに見やすいところに出てきた。スラウェシオニカッコウも一瞬見られたが、本当に一瞬。アオムネヒタキの成鳥が見られ、藪の中ではキバラサイホウチョウが動き回る。その他セレベスクレナイミツスイ、セレベスムジチメドリ、カンムリオウチュウなどを見ながら日没を待つ。最後の夜、フイリアオバズクとメンフクロウ類を期待する。しかし声は全然しない。諦めて帰ろうと車に乗っているときにTheoだけミナハサメンフクロウの飛翔を見たみたいだが、後部座席にいた自分には確認できず。降りて探したが見つけられなかった。ロッジ周りも不発。年と時期によってかなり見やすさに違いがあるようだ。
早いもので約二週間にわたる長期遠征も最終日。今日は早朝にA氏とI氏がサンギヘ・タラウドへと移動する。Theoも同行するので、代わりのガイドが来るが、そんなに鳥に詳しくないようなので自らの力が試される日でもある。ロッジ前でガイドと合流。運転手はTheoの息子だった。山へ行き、探鳥開始。まずSultan's Cuckoo-Dove、アオムネヒタキなどが見られる。その後少し車で下ったところで再び歩いて探鳥。セレベスヤマモズヒタキ、カナリアヒタキ、セレベスハナドリ、チャムネヒメカッコウなど。さすがに最終日なのでなかなか種は増えない、と思っていると、小さめのハトが藪の中にいるのを見つけた。木に飛び移ったところを見るとクロオビヒメアオバト、固有ではないが、英名にSuperbが付く通りめちゃくちゃ美しいので見たかった種。その後近くの沼に移動する。ここにはインドネシアコガモがたくさんいた。沼の周りを歩くと、モルッカキンパラが見られる。さらに上空をヨコジマハチクマが数羽、遠いが飛んでいる。湿地のようになっているエリアには、インドネシアコガモの中にオオリュウキュウガモが混じっていた。さらにジャワアカガシラサギの姿も。石垣島で出たのは何年前だっただろうか。ムジアナツバメが周囲を飛び回る。その後はカフェでコーヒーを飲みながら優雅にインドネシアコガモを見る。その後は今まで森ばかりだったので環境を変えてみる。田園ではマミジロクイナとモリツバメ、リュウキュウヨシゴイ、キンパラ。新たな種は出なかった。昼飯を食べてマナドへ。ブンチョウがいるという話を聞いていたので、畑を探し回るとついに見つけた。飼い鳥としてはメジャーだが、野生個体は極めて珍しい。スラウェシにいるのは篭脱けというのが定説だが、Birds of Wallesea には南部に分布する旨の記載があり、篭脱けかは不明みたいな記述があるので、微妙なところだ。まあ細かいことは気にしない。その後空港へ。夕方の便でジャカルタへ飛ぶ。一泊して翌日成田へ。行きには飛び降りたかったパラワン島上空は、とある理由により、帰りにはもう飛び降りたくなくなっていた。無事成田に到着。長い遠征が終わりを告げた。憧れのウォーレシアは想像以上にスペクタクルだった。フウチョウ、ヤイロチョウ、カワセミ、インコ、ハト、どれも魅力的な種ばかり。特に今まで野生のインコが多く生息する地域に行ったことがなかったので、インコは飼い鳥感が強くていまいち見たいと思えていなかったが、今回でその固定観念は取り払われた。インコの素晴らしさに気づくことができた遠征でもあった。次回はスラウェシ島中部から南部の固有種を見に行ってみたい。
54 Aug 31 田園
TOCHIGI Pref.
8:00 ~ 11:00
01. Eastern Spot-billed Duck10. Common Moorhen19. Eurasian Skylark
02. Green Pheasant11. Swinhoe's Snipe 220. Brown-eared Bulbul
03. Eastern Cattle Egret12. Marsh Sandpiper21. Sand Martin
04. Grey Heron13. Common Greenshank22. Barn Swallow
05. Great Egret14. Wood Sandpiper23. Zitting Cisticola
06. Intermediate Egret15. Rock Dove24. White-cheeked Starling
07. Little Egret16. Oriental Turtle Dove25. Eurasian Tree Sparrow
08. Great Cormorant17. Carrion Crow26. Black-backed Wagtail
09. Black-eared Kite18. Large-billed Crow27. Grey-capped Greenfinch
582 -
コキアシシギが出たということで、抜けている気がするものの行ったが、案の定いない。関東では2010年の春を除いて秋に出るこの鳥。2008年、2012年、そして2016年ときっかり4年おきだ。いつになったらオオキアシシギが来るのか。諦めてジシギを探し、チュウジシギを2羽見つけた。遠かったり、逆光だったりで、全然見やすくない。水田にはコアオアシシギとアオアシシギが群れている。上空にはショウドウツバメ。いよいよ秋の到来だが、しばらく秋を感じれそうにない。
53
52
Aug 27
Aug 26
銚子・波崎
稲敷
CHIBA & IBARAKI Pref.
01. Eastern Spot-billed Duck13. Common Moorhen25. Large-billed Crow
02. Streaked Shearwater14. Little Ringed Plover26. Eurasian Skylark
03. Eastern Cattle Egret15. Common Sandpiper27. Brown-eared Bulbul
04. Grey Heron16. Temminck's Stint28. Barn Swallow
05. Great Egret17. Brown Noddy29. Zitting Cisticola
06. Intermediate Egret18. Black-tailed Gull30. White-cheeked Starling
07. Little Egret19. Slaty-backed Gull31. White-cheeked Starling
08. Great Cormorant20. Sooty Tern32. Blue Rock Thrush
09. Japanese Cormorant21. Rock Dove33. Eurasian Tree Sparrow
10. Western Osprey22. Oriental Turtle Dove34. Black-backed Wagtail
11. Eastern Marsh Harrier23. Bull-headed Shrike35. Grey-capped Greenfinch
12. Black-eared Kite24. Carrion Crow
580 831
来月飽きるほど見られるということは分かっていても、国内鳥屋だった頃の血は拭えないもので、銚子にオオグンカンドリという話にいささか脳が反応してしまった。とはいうものの2週間も日本にいないとなるとそれなりの準備は必要であり、なかなか動けずにいたのだが、ようやく行けた。まだいるのかよくわからなかったが、目撃の多いポイントへ向かう。すると岩礁の上を2羽の黒いアジサシが飛んでいる。両方クロアジサシかと思いきや、片方はクロアジではない。よくよく見るとセグロアジサシの幼鳥であった。完全に不意を突かれ、なかなか即断ができなかった。以前九十九里がアジサシで賑わっていた時代に見逃していたので、ライファーである。いずれミコマスケイで見る予定だったが、成鳥はそこで見ようと思う。クロアジは3年前に宮古島の岩礁で見たが遠かったので、それよりは条件が良い。その後は軍艦の来航を夕方まで粘るも、気配はなかった。
翌日は所用の合間に西ノ洲を少しだけ回る。オジロトウネンの夏羽がいると聞いていたが、難なく見つかった。しかもかなり近い。ジロネン自体は個体数は少なくないが、夏羽となると一気に見られる確率が下がる印象があるので、嬉しかった。夏羽が残る個体は中学生の時に冬羽への換羽が進んだ個体を見て以来。ちょうどコキアシが出た夏だった。懐かしい記憶である。できれば沖縄などで新鮮な夏羽を見たい。その他のシギチはコチドリやイソシギ程度で、この時期なのでマダラチュウヒにも注意しながら浮島のほうを軽く流して終了。
51 Aug 19 伊佐沼
SAITAMA Pref.
7:30 ~ 12:00
01. Eastern Spot-billed Duck09. Pheasant-tailed Jacana17. Eurasian Skylark
02. Little Grebe10. Whiskered Tern18. Brown-eared Bulbul
03. Grey Heron11. Rock Dove19. Barn Swallow
04. Great Egret12. Oriental Turtle Dove20. Oriental Reed Warbler
05. Little Egret13. Common Kingfisher21. Zitting Cisticola
06. Great Cormorant14. Common Kestrel22. White-cheeked Starling
07. Common Moorhen15. Carrion Crow23. Eurasian Tree Sparrow
08. Black-winged Stilt16. Large-billed Crow24. Black-backed Wagtail
- -
5月のインドではたくさん見かけたレンカク、世界的な分布は広く、いわゆる普通種であるが、日本においては記録が増えてきているものの、まだ珍鳥の域を出ない。毎年6~8月頃に話を聞くことが多いが、今年は埼玉にやってきたという。インドでは如何せん距離が遠かった(近い時もあったが、ヌマジチメドリの余韻に浸ってろくに見ていなかった)ので、尾が長い夏羽ということもあり、伊佐沼へ向かった。到着時には沼の周囲を取り囲むように人の列。当のレンカクはというと、中洲のヨシ原の中を歩いていた。時々飛んで手前のハスに来るようだが、これだけ人が多いと無理だろう。沼にはクロハラアジサシが飛んでいる。セイタカシギも多い。実は伊佐沼に来るのは初めてだったが、割と良い環境のようだ。昼頃までいたが、手前に来ることはなかった。インドでもっとしっかり見ておくべきだった。余韻というのは怖いものである。
50 Aug 16 田園
KANAGAWA Pref.
6:30 ~ 12:00
01. Eastern Spot-billed Duck10. Grey-headed Lapwing19. Eurasian Skylark
02. Black-crowned Night Heron11. Little Ringed Plover20. Brown-eared Bulbul
03. Grey Heron12. Greater Painted-snipe21. Barn Swallow
04. Great Egret13. Latham's Snipe22. Zitting Cisticola
05. Intermediate Egret14. Rock Dove23. White-cheeked Starling
06. Little Egret15. Oriental Turtle Dove24. Eurasian Tree Sparrow
07. Great Cormorant16. Bull-headed Shrike25. Black-backed Wagtail
08. Black-eared Kite17. Carrion Crow26. Grey-capped Greenfinch
09. Common Moorhen18. Large-billed Crow
577 -
そろそろジシギの渡りもオオジシギからチュウジシギへとチェンジしていく時期だ。今年は地元の田んぼ周りをなかなかできていなかったので、ジシギ探しへ出かける。いつものコースを歩きながら畦を確認していくが、なかなかジシギの姿はない。とりあえず抱卵中のタマシギの様子を見て、その後いつものケリのポイントへ。10羽くらいが相変わらず定着している。以前ハリオシギを見つけたエリアでジシギを飛ばした。おそらくオオジシギと思われた。それ以降ジシギは見つからないので、タマシギをじっくり見る。抱卵中の雄はたまに周囲を歩いて採餌するが、草が高くてよく見えない。明日から台風が接近するのが心配だが、ぜひ乗り切ってもらいたい。
49 Aug 14 三番瀬・谷津干潟
CHIBA Pref.
7:30 ~ 16:00
01. Eastern Spot-billed Duck13. Common Greenshank25. Carrion Crow
02. Grey Heron14. Grey-tailed Tattler26. Large-billed Crow
03. Great Egret15. Common Sandpiper27. Japanese Tit
04. Little Egret16. Ruddy Turnstone28. Eurasian Skylark
05. Great Cormorant17. Sanderling29. Brown-eared Bulbul
06. Eurasian Oystercatcher18. Red-necked Stint30. Barn Swallow
07. Black-winged Stilt19. Broad-billed Sandpiper juv131. Zitting Cisticola
08. Grey Plover20. Black-tailed Gull32. White-cheeked Starling
09. Little Ringed Plover21. Slaty-backed Gull33. Eurasian Tree Sparrow
10. Kentish Plover22. Rock Dove34. Black-backed Wagtail
11. Lesser Sand Plover23. Oriental Turtle Dove35. Grey-capped Greenfinch
12. Bar-tailed Godwit24. Azure-winged Magpie
575 -
最近巷では、「キムネビタキ」なる鳥が出ているとのことで、賑わっているようだった。生憎その名前の鳥を知らなかったので、ネットを確認してみると、どうやらチャイニーズヒタキ(Green-backed Flycatcher)のことのようである。ただ、そこに載っている画像は明らかにキビタキであった。「エキスパート」や「専門家」や「学者先生」が同定したとか書いているが、初列風切が褐色の幼羽なのに成鳥雌とか言っている時点で、そう言った人々の発言ではないのが目に見えている。またいつかの交雑モズみたいに根拠のない噂に流されている連中ばかり。何のために大脳新皮質があるのか問いただしたい。それにしても画像を黄色く着色して掲載している沈没船はいったい何がしたいのだろうか。非常に主観的で盲目的な文章には一種の宗教性を感じる。アメコの一件で疲弊した横隔膜を再び酷使することになるとは思わなかった。そんな低レベルな世界は私のような「エキスパート」には無関係の世界であり、特に気にすることもなくシギチを探しに今日も干潟へ。最初に三番瀬へ向かう。オオソリハシシギやダイゼンなどを見て、谷津干潟に移動。こちらではここ数日見られているキリアイを探す。しかしいない。ヨーロッパトウネンに間違われていたトウネンなどを見ていると、ようやく見つかった。割と近くに来てくれた。減った減ったと言われ続けているが、このところ毎年見ることができている。次は是非とも夏羽を拝みたいところだ。
48 Aug 6 三番瀬
CHIBA Pref.
7:30 ~ 12:00
01. Eastern Spot-billed Duck11. Greater Sand Plover ad1juv221. Large-billed Crow
02. Grey Heron12. Bar-tailed Godwit22. Eurasian Skylark
03. Great Egret13. Grey-tailed Tattler23. Brown-eared Bulbul
04. Little Egret14. Terek Sandpiper24. Barn Swallow
05. Great Cormorant15. Sanderling25. Zitting Cisticola
06. Eurasian Oystercatcher16. Black-tailed Gull26. White-cheeked Starling
07. Grey Plover17. Slaty-backed Gull27. Eurasian Tree Sparrow
08. Little Ringed Plover18. Little Tern28. Black-backed Wagtail
09. Kentish Plover19. Rock Dove
10. Lesser Sand Plover20. Oriental Turtle Dove
574 -
そろそろ秋のシギチの渡りが始まり、楽しくなる時期である。先月見られなかったオオメダイチドリも複数羽になっているとのこと。到着時はまだ干潟が僅かで、待っていると、メダイチドリの群れなどが飛んでくる。干潟に降りた群れを探していくと、オオメダイの成鳥を見つけた。しばらく観察していたが、人が多すぎてなかなか見にくいので、別の個体を探すことにした。一人で歩いていると、明らかにオオメダイの風貌を醸し出している個体が2羽いたので確認すると、幼鳥のオオメダイ。ここからは長年培ってきた技術で接近を試みる。周りには誰もいないので、かなり近づくことができた。オオメダイらしくカニを捕食するところも間近で見られた。しかし、至福の時も束の間、カメラマンが寄ってくる。しかもオオメダイに気づいていないようで、飛ばされそうになり、不本意ながら教えると礼も言わずに撮り始め、黙って立ち去っていった。そこら辺にある海水中の塩化ナトリウムを電離させナトリウムイオンにし、還元してナトリウム原子に戻してから、そいつの足元で再び水と激しく反応させる能力が自分に備わっていればと、心から残念に思う一日であった。
47 Jul 24 大磯・平塚
KANAGAWA Pref.
7:00 ~ 12:00
01. Eastern Spot-billed Duck09. Black-tailed Gull17. Japanese Tit
02. Streaked Shearwater10. Rock Dove18. Brown-eared Bulbul
03. Grey Heron11. Oriental Turtle Dove19. Barn Swallow
04. Great Egret12. White-bellied Green Pigeon20. Japanese White-eye
05. Little Egret13. Northern Boobook21. White-cheeked Starling
06. Great Cormorant14. House Swift22. Blue Rock Thrush
07. Japanese Cormorant15. Carrion Crow23. Eurasian Tree Sparrow
08. Common Sandpiper16. Large-billed Crow24. Black-backed Wagtail
572 -
そういえば最近、大磯のアオバトに行っていないことに気がついたので、ジシギ探しと迷ったが大磯へ。キョクアジサシの思い出も懐かしい。浜には岩場に来るのを待つ人がたくさん。間もなくアオバトの群れがやって来た。波にさらわれるギリギリまで海水を飲んでは飛び立ち、また旋回して戻ってくるのを繰り替えす。雄の赤い肩羽が奇麗。しばらく観察した後は、アオバズクが繁殖している神社に移動する。すでに巣立ちしており、木の上で親鳥と巣立ち雛が並んで寝ていた。時々起きてこちらを見たり、伸びをしたりする。かつてアオバズクだったBrown Hawk-owlは今年もさんざん見ているのだが、アオバズクは3年ぶりだ。全く久しぶり感はないが。アオバ系統はフィリピンやインドネシアの島ごとにそれぞれ固有種となっているので、到底コンプリートは不可能だろう。コノハ系統も又然り。あまり違いもないので見たい欲もさほど起きない、と言いたいところだが、いざ行ったら全力でナイトバーディングをやる自信がある。寝てしまったので、帰宅。
46 Jul 19 三番瀬
CHIBA Pref.
7:30 ~ 9:30
01. Eastern Spot-billed Duck10. Lesser Sand Plover19. Eurasian Skylark
02. Grey Heron11. Grey-tailed Tattler20. Brown-eared Bulbul
03. Great Egret12. Red-necked Stint21. Barn Swallow
04. Little Egret13. Black-tailed Gull22. Zitting Cisticola
05. Chinese Egret 114. Slaty-backed Gull23. White-cheeked Starling
06. Great Cormorant15. Little Tern24. Eurasian Tree Sparrow
07. Eurasian Oystercatcher16. Rock Dove25. Black-backed Wagtail
08. Little Ringed Plover17. Oriental Turtle Dove26. Grey-capped Greenfinch
09. Kentish Plover18. Large-billed Crow
571 -
シギチの渡りが終わり、繁殖を終えて戻ってくるまでの間、東京湾岸で期待するものと言えばやはりカラシラサギ。今年はかなり奇麗な夏羽で登場したようだ。さっそく三番瀬へ。到着時は沖の島にいたが、干潟が広がってくるとこちらに飛んできた。目先は青色。冠羽も長く、数年前に舳倉島で見た個体とまではいかないまでも、なかなか美しさだ。ただ警戒心が強いのか、なかなか近くに来ることはなく、ちょっと採餌した後すぐに飛び去ってしまった。短時間の観察になってしまったのが残念だが、見られただけでも良い。その後は、オオメダイが入っているらしいので期待してシギチを見るが、もう群れの本体は飛び去ってしまった後のようで、寂しい干潟が広がっていた。太陽の陽射しもきついので早々に退散した。
45 Jul 3 波崎
IBARAKI Pref.
5:00 ~ 7:30
01. Eastern Spot-billed Duck06. Little Tern11. Barn Swallow
02. Great Cormorant07. Least Tern 112. White-cheeked Starling
03. Black-eared Kite08. Rock Dove13. Eurasian Tree Sparrow
04. Little Ringed Plover09. Eurasian Skylark
05. Black-tailed Gull10. Brown-eared Bulbul
570 830
「アメコ」と言えば、アメリカコハクチョウかアメリカコガモ、またはアメリカコムシクイを指すのが鳥屋の一般的慣習であったが、最近はアメリカコアジサシもここに加わった。2年前に標識調査によって初記録され、日本への飛来が明らかとなったこの鳥が、また見つかったという。翌日さっそく行こうとしたのだが、所用で10時には都内にいなければならない。そんな日に限って、山階が調査に入るらしい。最悪いなくなる可能性があったので、早朝だけの一時間勝負で見に行くことにした。夜明け前からスタンバイする。どんどんカメラカンが集まってくる。沈没船もいる。コアジサシがたくさん飛び回る中の一羽なので探すのが大変かと思われたが、慣れてくると鳴き声と飛び方が違うので、すぐに分かる。上尾筒から尾にかけて一様に灰色であることも分かりやすい特徴である。たまたまこの個体は換羽の進行の差で外側初列3枚が黒色であったため、声や飛び方で識別する能力の無いカメラマンたちの目印となっていたようだ。観察例の少ない珍鳥の場合、その個体の特徴がその種の特徴であると拡大解釈される懸念がある。アメリカコアジサシの特徴ではないのだが、ネット上ではさもアメリカコアジサシの特徴のように書かれたブログが多いので横隔膜がもたない。少しは見に来る鳥の特徴などを勉強してから来たらどうなのか。何も考えずに珍鳥ばかりを追いかけるカメラマンばかりで呆れる。ただ、誤解しないように言っておくと、「珍鳥を追いかける」=悪、ではない。「珍鳥を見る資格がないのに珍鳥を追いかける」ことが悪なだけである。ただ現状として、「珍鳥を追いかける」人の9割が「珍鳥を見る資格」がないので、「珍鳥を追いかける」≒悪、という図式が成立してしまっていることに問題がある。十分観察することができたので、早々に退散して都内に向かった。本当は漁港周りもしたかったのだが。アメコは今後も記録が増えるであろうが、次はアラビアコアジサシに期待したい。
44 Jun 26 印旛沼
CHIBA Pref.
8:00 ~ 13:00
01. Eastern Spot-billed Duck12. Black-eared Kite23. Brown-eared Bulbul
02. Green Pheasant13. Eurasian Coot24. Barn Swallow
03. Little Grebe14. Little Tern25. Oriental Reed Warbler
04. Yellow Bittern15. Whiskered Tern26. Zitting Cisticola
05. Grey Heron16. White-winged Tern27. White-cheeked Starling
06. Great Egret17. Rock Dove28. Eurasian Tree Sparrow
07. Intermediate Egret18. Oriental Turtle Dove29. Black-backed Wagtail
08. Little Egret19. Bull-headed Shrike30. Grey-capped Greenfinch
09. Great Cormorant20. Carrion Crow31. Meadow Bunting
10. Western Osprey21. Large-billed Crow
11. Northern Goshawk22. Eurasian Skylark
569 -
久しぶりにサンカノゴイをしっかり見たいと思い、印旛沼へ。いつものポイントからヨシ原を眺めると、ヨシゴイがたくさん飛んでいる。時々手前のヨシにとまるので見やすい。サンカノゴイは鳴きもしない。オオヨシキリは巣立ちしたばかりの幼鳥に懸命に餌を運んでいた。遥か遠くでヌマアジサシの群れが舞っているので、午後からそこに行こうかと思っていると、察してくれた群れが沼を周回し始めた。しばらく待っていると、サンカノゴイのポイントにもやってきた。クロハラアジサシとハジロクロハラアジサシだけで、ハシグロクロハラアジサシは混じっていない。すぐ通過してしまうので忙しい。しばらくしてまたやってきた群れは今度は頭上を飛んで水田のほうへ向かっていった。ヌマアジサシを見ると夏がやってきた感が出る。緑が生える印旛沼の風景もとても好きなので、サンカノゴイが見れなくとも一年に一度は訪れたいフィールドだ。
43
42
41
40
Jun 13
Jun 12
Jun 11
Jun 10
Pahang,Selangor
Malaysia
01. Malaysian Partridge 5+26. Fire-tufted Barbet51. Mountain Fulvetta
02. Mountain Peacock-Pheasant 227. Sunda Pygmy Woodpecker52. Streaked Wren-Babbler
03. Eastern Cattle Egret28. Woodpecker sp.53. Short-tailed Babbler
04. Grey Heron29. Garnet Pitta 154. Ferruginous Babbler
05. Purple Heron30. Mangrove Pitta 1+55. Buff-breasted Babbler
06. Great Egret31. Golden-bellied Gerygone56. Chestnut-capped Laughingthrush
07. Intermediate Egret32. Rufous-winged Philentoma57. Black Laughingthrush
08. Little Egret33. Common Iora58. Malayan Laughingthrush
09. Rufous-bellied Hawk-Eagle34. Grey-chinned Minivet59. Silver-eared Mesia
10. Spotted Dove35. Bronzed Drongo60. Long-tailed Sibia
11. Little Cuckoo-Dove36. Malaysian Pied Fantail61. Asian Glossy Starling
12. Common Emerald Dove37. House Crow62. Javan Myna
13. Lesser Coucal V38. Common Green Magpie V63. Oriental Magpie-Robin
14. Chestnut-breasted Malkoha39. Rail-babbler 164. White-rumped Shama
15. Banded Bay Cuckoo V40. Stripe-throated Bulbul65. Rufous-browed Flycatcher
16. Plaintive Cuckoo V41. Yellow-vented Bulbul66. Large Niltava
17. Buffy Fish Owl 242. Yellow-bellied Bulbul67. Verditer Flycatcher
18. Glossy Swiftlet43. Cinereous Bulbul68. Little Pied Flycatcher
19. Silver-backed Needletail44. Barn Swallow69. Blue-winged Leafbird
20. Asian Palm Swift45. Pacific Swallow70. Fire-breasted Flowerpecker
21. White-throated Kingfisher46. Common Tailorbird71. Brown-throated Sunbird
22. Collared Kingfisher47. Rufous-tailed Tailorbird72. Streaked Spiderhunter
23. Red-bearded Bee-eater48. Ashy Tailorbird73. Eurasian Tree Sparrow
24. Blue-throated Bee-eater49. Chestnut-backed Scimitar Babbler74. Grey Wagtail
25. (Great Hornbill V)50. Black-throated Babbler
568 829
クイナチメドリという名前を聞いて、どれほどの人がその姿を正確に思い浮かべることができるだろうか。クイナとチメドリを足して二で割った姿、といってしまえばそれまでだが、その想像を超える風貌は、東南アジアにおけるトップターゲットの一種と言って過言ではないほどの鳥である。この鳥の撮影に成功している日本人は1名のみ。世界を見ても、また10人いるかいないかではないか。そんな珍鳥が、マレーシアの、それもクアラルンプールからそう遠くない地で頻繁に見ることができると聞いて、行かないという選択肢は存在すべきではない。5月中旬に出現の報を聞いて、6月上旬に弾丸遠征を計画した。昨年タマンネガラで声だけ聞いて半殺しにあったリベンシを果たす時が来たと、そう思っていた矢先、悲しい連絡が入った。クイナチメドリが出なくなったと。幸い同じ場所にはムラサキヤイロチョウが出るし、他の場所でマングローブヤイロチョウとアカコクジャクとマレーシアテッケイが狙えるので良いのだが、クイナチメドリへの思いが強かっただけに、落胆の色は隠せなかった。しかし、この時は大事なことを忘れていたのだ、狙わずにベンガルショウノガンを引き当てるほどの鳥運をもっていたことを。出発の2日前、ガイドから来た文面に歓喜した。クイナチメドリが戻ってきた。歓喜に包まれたまま、羽田-クアラルンプール往復3万5000円という破格のエアアジア様のご尽力のもと、マレーシアへと旅立つ。日付を跨いで到着は翌朝、今からクイナチメドリに行っても昼間になるので、まずはマングロ−ブヤイロチョウを狙う。最初のポイントでは先客が張っていたので、少し離れたポイントで待つ。マングローブの奥から常に声は聞こえてくるが、姿を見ることはできない。周りにはムナオビオウギビタキやマレーシアセンニョムシクイ、サイホウチョウ3種が出る。しばらく待つが来る気配がないので、最初のポイントに戻る。先客はいなくなっており、ブラインドを張って待つとすぐに出てきた。かなり近くまで来るし、おまけに囀ってくれた。ヤイロチョウとほぼ同じ声。嘴はカニの捕食に有利なように太くなっている。チャノドコバシタイヨウチョウもやっとしっかり見れた。その後昼飯を挟んで、クイナチメドリのポイントに移動する。山道の脇を入っていると、倒木のある開けた環境があり、そこに出てくるようだ。ムラサキヤイロはブラインドなしでも出てくるらしいので、クイナが鳴いてから張ろう、と言っていると、さっそく鳴きだした。慌ててブラインドを張って待機。しばらくすると、左からすっと何かが飛んできて倒木の上をささっと横断していった。あまりに一瞬の出来事だったが、明らかに今のはクイナチメドリである。あまりに現実感が無さ過ぎて呆然としながらも、辛うじて写っている画像を見て、だんだんと感動が込み上げてくる。再び現れるのを待っている間には、タンビムジチメドリやハイガシラアゴカンムリヒヨドリが出ている。クイナチメドリもしばらくして戻ってきて、倒木の裏を歩いたり、倒木の手前まで来たりと活発に動く。しかし、暗いし、速いのでつらい。音もなく一度のホッピングで5mくらい動いて視界から消えるので、もはや幽霊のようだ。今までろくな写真が無かったことにも頷ける。さすがに暗くなったので、明日の朝に期待して帰ろうとブラインドから出ると、倒木の奥に何やら黒い塊がある。そう、ムラサキヤイロチョウだ。クイナチメドリのほうが強いらしく、いると出てこないらしい。慌ててブラインドに戻る(出ててもいいらしいが保険)。倒木の上をポッピングしながら、だんだん近づいてきた。かなり近い。頭や下面の"ガーネット色"と青色光沢のある上面が絶妙。しかも鳴いてくれた。両者の声はよく似ている。しばらくしてムラサキが引っ込んでしまったので撤収。車をとめていた場所で木の上にチャムネバンケンモドキを確認。夕飯を食べ、宿へ。
早朝からクイナチメドリのポイントへ。夜明けくらいに到着したのにポイントはブラインドがずらり。昨日の夜にシンガポールを出て何時間も運転してきた人とかもいて、近隣国に車で行ける羨ましさを痛感。それだけの魅力のあるクイナチメドリ、なんと、昨日と打って変わって、倒木の上に乗ってずっと餌を食べているではないか。いなくなってもすぐに戻ってくる。そのおかげであの独特の風貌をゆっくり眺めることができる。最終的には倒木の上で鳴き出した。鳴くと喉の黒い部分が膨らむのだが、その時に青色部が登場する。これもまた奇麗。その他ノドグロモリチメドリやサビイロムジチメドリも出てきて賑やか。10日に1回くらいはアオヒゲショウビンも出るらしいが、声もしなかった。十分堪能できたので、移動。午後からとある公園の奥へ分け入っていき、アカコクジャクを狙う。しばらく待っていると、藪の奥で気配がするのだが、姿は見えない。しばらくまっているがダメそうなので思いきってブラインドから移動し、角度を変えると、道の奥に出てきているのを見ることができた。しかし、すぐ引っ込んでしまう。暗くなってきたし、ここではアカチャシャコも期待できるといことで明日再挑戦。帰ろうとすると、セアカマルハシが登場。すばしっこいのでまともに見られない。タマンネガラで見たノドアカハチクイにも再会。森を出て駐車場に行く途中で、上方の木にアカハラクマタカがとまっていた。かなり角度が高くほぼ腹しか見えない。宿に戻って、就寝。
早朝からアカコクジャクのポイントで待機する。しばらく待つとやってきた。最初は道の奥だったが、だんだんと近づいてきて、ブラインドの目の前まで来る。もともと大きい鳥なので迫力がある。しかも2羽。コクジャク類特有の上面や尾の繊細な模様を堪能することができた。蹴爪までばっちり。3月のベトナムでカッショクコクジャクを見ているので、今年2種目のコクジャク。すっかりはまってしまったので、コクジャク類中最高傑作の呼び声が高いパラワンコクジャクを早めに見に行かなければ。周辺ではなかなか見ることができないクロガビチョウが群れで出てきてくれた。以前はスマトラ島のハゲガビチョウの亜種だったが独立した。キバネヒヨドリから種分化した Cinereous Bulbul も何羽か見られる。アカチャシャコは最近はなかなか厳しい状況のようなので、午前中のうちに移動して、最後の探鳥地であるフレイザーズヒルへ。9か月ぶり。まさか一年と開けずに再訪することになるとは思っていなかった。途中マレーウオミミズクのポイントに寄る。いつもいるという辺りの木を探すと、いた。海外産のフクロウでここまで大きいのを見るのは初めてなので、テンションが上がる。その後山をどんどん上がり、懐かしの時計台を過ぎて、小鳥類のポイントへ。アカフサゴシキドリ、ゴシキソウチチョウ、チャガシラガビチョウ、オナガウタイチメドリと懐かしいメンツが揃う。そしてマレーシアガビチョウも登場出る。昨年は見逃していた種だったので嬉しい。その後昼飯を食っていると大雨。止むのを待って、別のポイントへ。昨年も歩いた道の途中で待っていると、オオアオヒタキ、アカメヒタキ、ノドフサザイチメドリ、チャムネムジチメドリが出る。アカメは遠くのを見ていたが、それ以外はどれも外していた種。夕方になり、メインターゲットであるマレーシアテッケイのポイントへ。一体どこなんだろうと思っていたが、メインの場所からは離れた、昨年は来ていない場所だった。これはガイドがいないと分からない。しばらく待つが、チャガシラガビチョウ、マレーシアガビチョウ、アカメヒタキ、キンバトが来るだけ。暗くなったので宿へ。昨年は高いから泊まらなかったシャザンインに泊まる。ベランダから景色を眺めると、ハジロマユヒタキ。ヒメオナガバトが上空を通過。近くのレストランで夕飯。最終日に備えて寝た。
4日間の弾丸遠征も今日がラスト。しかも9時には空港に向かわなければいけない。ここまでターゲットがパーフェクトなだけに、マレーシアテッケイを見て有終の美を飾りたい。ガイドから最初にヘキサンを狙うかと言われたが、テッケイのほうが優先度が高いのでパス。ポイントへ直行。道路脇に待機する。まず出たのはヒメオナガバトとタテジマクモカリドリ。しばらく待つがテッケイは全く気配がなく、時間だけが過ぎていく。もうダメかと皆が諦めかけたその時、道の奥で何やら動いているのが見えた。慌てて確認すると、マレーシアテッケイの群れだ。そのまま群れは道路を渡り見えなくなってしまった。このまま餌場に来るかと思い待ってみたが、全然来ない。やばい、空港に向かう時間が迫っている。とりあえずは見られたのでいいか、と片づけて撤収しようとする。車に乗ったところで、ガイドが興奮して呼び戻すので、餌場を見ると、群れが来ているではないか。 出発時間まであと5分。ギリギリでターゲットコンプリート。今まであまり写真を伴った記録がない鳥なので、外すわけにはいかなかった。青いコジュケイといった感じだが、さすがキジ科だけあって奇麗。しかし、喜んでいる場合ではない。慌てて空港に向かった。幸いクアラルンプールの市街はあまり混んでいなかったので、予定通りに空港着。夜に羽田に戻ってきた。急に組んだ遠征であったが、東南アジア最難関の一種、クイナチメドリを筆頭に魅力的な鳥たちに会え、素晴らしい成果であった。しかし、マレーシアくらいではライファーが20くらいしか増えなくなってしまったのはちょっと悲しい。
39
38
Jun 5
Jun 4
山と川
01. Eastern Spot-billed Duck19. Ashy Minivet37. Eastern Crowned Warbler
02. Green Pheasant20. Tiger Shrike ♂2♀138. Oriental Reed Warbler
03. Little Grebe21. Bull-headed Shrike39. Japanese White-eye
04. Grey Heron22. Japanese Paradise Flycatcher40. White-cheeked Starling
05. Crested Honey Buzzard ♂1♀223. Eurasian Jay41. Asian Brown Flycatcher
06. Black-eared Kite24. Azure-winged Magpie42. Blue-and-white Flycatcher V
07. Grey-faced Buzzard25. Carrion Crow43. Narcissus Flycatcher
08. Common Sandpiper26. Large-billed Crow44. Eurasian Tree Sparrow
09. Rock Dove27. Coal Tit45. Russet Sparrow
10. Oriental Turtle Dove28. Varied Tit46. Grey Wagtail
11. White-bellied Green Pigeon V29. Japanese Tit47. Black-backed Wagtail
12. Lesser Cuckoo30. Brown-eared Bulbul48. Japanese Wagtail
13. Common Cuckoo V31. Barn Swallow49. Japanese Grosbeak
14. Common Kingfisher32. Asian House Martin50. Grey-capped Greenfinch
15. Crested Kingfisher ♂1♀133. Japanese Bush Warbler51. Meadow Bunting
16. Japanese Pygmy Woodpecker34. Asian Stubtail V52. Yellow Bunting
17. White-backed Woodpecker35. Long-tailed Tit
18. Japanese Green Woodpecker36. Sakhalin Leaf Warbler
526 -
知人の案内で山の鳥たちを見に行く。まずはハチクマ。この場所は許可がないと入ることができない場所である。しばらく待っていると、近くにやってきた。いつも飛んでいる姿なので、森の中のとまっているハチクマは新鮮。その後、チゴモズが見られている山へ移動。到着早々に見ることができた。なわばり内を周っているようで、定期的に現れる場所が何か所かあり、よく見ることができた。雄2羽に雌1羽。その他オオアカゲラなど。この場所は昨年も来たが、出が悪かったのでリベンジできて良かった。ずっと秘密にされてきたフィールドだったが、最近は論理的思考能力および合理的判断能力に欠如した、ホモサピエンスに類似した形態を有する生命体が増殖してきているらしく、今日も平気で農家の邪魔になる所に路駐する個体の発生が確認されたので、今後が不安である。
早朝からブラインドに籠ってヤマセミを狙う。雄は遠目だったが、雌を比較的近くで見ることができた。なんだかんだ久しぶりな気がする。その後は、昨日のハチクマのフィールドへ。待っていると、中間個体が飛来。かなり近い。周りでも別個体が飛んでいた。このフィールドが論理的思考能力および合理的判断能力に欠如した、ホモサピエンスに類似した形態を有する生命体に侵食されないことを願う。
37
36
May 22
May 21
舳倉島
ISHIKAWA Pref.
01. Falcated Duck23. Japanese Wood Pigeon45. Eastern Crowned Warbler
02. Eastern Spot-billed Duck24. Oriental Turtle Dove46. Oriental Reed Warbler
03. Harlequin Duck25. Chestnut-winged Cuckoo47. Black-browed Reed Warbler
04. Pacific Loon26. Rufous Hawk-Cuckoo48. (Paddyfield Warbler V)
05. Streaked Shearwater27. Lesser Cuckoo49. White-cheeked Starling
06. Eastern Cattle Egret28. Oriental Cuckoo50. Japanese White-eye
07. Grey Heron29. Oriental Scops Owl V51. Eyebrowed Thrush
08. Purple Heron30. Grey Nightjar52. Grey-streaked Flycatcher
09. Great Egret31. Pacific Swift53. Dark-sided Flycatcher
10. Intermediate Egret32. Oriental Dollarbird54. Asian Brown Flycatcher
11. Little Egret33. Ruddy Kingfisher V55. Blue-and-white Flycatcher
12. Pelagic Cormorant34. Peregrine Falcon56. Siberian Blue Robin
13. Japanese Cormorant35. Bull-headed Shrike57. Siberian Rubythroat
14. Crested Honey Buzzard36. Large-billed Crow58. Narcissus Flycatcher
15. Eurasian Sparrowhawk37. Japanese Tit59. Mugimaki Flycatcher
16. Black-eared Kite38. Brown-eared Bulbul60. Eurasian Tree Sparrow
17. Eastern Buzzard39. Barn Swallow61. Black-backed Wagtail
18. Grey-headed Lapwing40. Asian House Martin62. Olive-backed Pipit
19. Little Ringed Plover41. Red-rumped Swallow63. Brambling
20. Red-necked Phalarope42. Japanese Bush Warbler64. Japanese Grosbeak
21. Black-tailed Gull43. Kamchatka Leaf Warbler65. Grey-capped Greenfinch
22. Rock Dove44. Sakhalin Leaf Warbler66. Masked Bunting
514 807
毎年恒例春の舳倉島。今年は先週からカンムリカッコウが見られているという。3月のベトナムで何度もトライして声すら聞けず、先々週のインドでは同行していたT夫妻だけちらっと見るという相性の悪い鳥だけに、三度目の正直で挑む。もともと潜行性の高い鳥なので、この一週間もほとんど見た人がいないようだったが、何人かは見ているらしいので期待する。輪島港に着く前、いつものコンビニに寄ると、田んぼの先の民家の裏山からアカショウビンの声。輪島港ではインドで一緒だったT夫妻に再会。船上からはシロエリオオハムやヒメウ、オオミズナギドリを観察。島に着くととりあえずカンムリの目撃情報があった場所付近を歩く。まず水場周辺。マミチャジナイがいるくらい。タヒバリ海岸に出て竜神池方面へ。エゾムシクイ、ブッポウソウなどが見られる。水場に戻ると、オオムシクイが頻繁に出る。その後は目撃情報の多い水場からNTT塔までを往復しながらカンムリカッコウを探す。サメビタキや先ほどのと同一個体と思われるブッポウソウがいた。カラスバトもよく見られる。前回舳倉にカンムリカッコウが出た時は水場にも来たというので、今回も来るのではと、どうしても水場待機が長くなる。エゾムシ、オオムシとサメビ、マミチャ、カラスバトなどを見て時間をつぶす。どうやらヘリポート周辺がねぐららしいとの情報で、夕方からヘリポを見渡せる道で待機。日没間際、明らかにカッコウ系の鳥が茂みに入ったので、これは間違いないと思って出てきたところを見たら、残念ながらキタジュウイチだった。それでも成鳥を見るのは初めてだったので嬉しい。下面のオレンジ色が夕日を浴びて際立つ。ジュウイチやハイタカジュウイチも東南アジアでそのうち見てみたい。さらに横にはもう1羽のカッコウ類。キタジュウより小さめなことや、胸の斑などからホトトギスとするのが妥当か。暗くなるまでいたが、カンムリは現れず。宿に戻って、明日朝一でねぐらから出てくるのを狙うことにする。
暗いうちに起きてヘリポートの縁で待機する。人が続々と集まってくるが、警戒されないように皆座って待つ。しばらくすると左側の藪から黒い影が動いて木の裏へ。確実にカンムリカッコウだと、脳がそう言った。しかし入ったはずの木を探すも見つからず。そうこうしているうちにさらに右に飛んで別の木に移った。今度は割と見やすいところにとまってくれ、しかもじっとしている。憧れのカンムリ。しかし、並んでいる人たちはほとんど気づいていないようだ。まあ別に問題はない。カッコウの中でも一位二位を争う格好良さ。冠羽から尾羽までの配色が完璧である。広域分布種とは言え、分布域であっても潜行性が高く滅多に見られない鳥が、ずっととまっているのだ。この光景を何年待ち望んでいたことか。しばらくすると右方向に飛び出す。英名の由来である栗色の翼が朝の静寂を切り裂くように、森へと消えていった。もしからしたら水場に出るかもしれないので行ってみたが、ムギマキ、マミチャ、コルリが出るのみ。海岸へ出てみるとコヨシキリが茂みで動き、カラスバトが飛ぶ。イナダヨシキリのような囀りが聞こえたが、姿を見ることはできず。多分イナダだろうということでベテラン勢と意見が落ち着く。水場に行くとオオムシクイが近い。その後はカンムリカッコウが飛んだ方向を重点的に捜索するが、姿はない。ハチクマが数羽で旋回している。マミジロキビタキの目撃情報があったが、タイミングが悪くて見ることができず。その他は朝と変わらないメンバーのまま昼過ぎとなる。今日帰るので、あと数時間。海岸沿いを歩いて水場の近くに戻ってくると、人だかりができていた。何かと思ったらヨタカがかなり低い位置で寝ていた。いつも意識していたのだが、舳倉でヨタカを見るのは初めて。船の時間までヨタカを見て過ごすことにした。しばらくすると目を開けたり、起きて少し歩いたりした。今までは見上げの観察が多かったが、今回は目線以下だったので、地味に嬉しい。出港ギリギリまで見てから荷物を持って船へ。港にはシノリガモ。海鳥は特に変わったものは出ず。行きに同乗させていただいた方々はもう一泊するので、帰りは夜行バス。T夫妻に金沢駅まで乗っけていただいた。その途中河北潟に寄ると、なんとムラサキサギがいた。若い固体だったが、石川まで北上してくるのは珍しいだろう。何年か前に島でも見たが。近くではケリが営巣していた。農家の方がちょうど巣の部分だけ避けて田植えをしてくれていた。夕飯を食べて、金沢駅で降ろしていただく。夜行バスで新宿へ。今回は今までの舳倉遠征史上最珍鳥を見ることができ、しかもそれがベトナム、そしてインドで惨敗だったカンムリカッコウであったことに加え、キタジュウ成鳥に目線ヨタカ、イナダ囀りと、おまけも多くかなりの成果だった。また秋に来ることになるだろうが、どんな鳥に出会えるか今から楽しみである。
35 May 14 三番瀬・茜浜
CHIBA Pref.
7:30 ~ 12:00
01. Eastern Spot-billed Duck13. Bar-tailed Godwit25. Rock Dove
02. Grey Heron14. Whimbrel26. Oriental Turtle Dove
03. Great Egret15. Grey-tailed Tattler27. Bull-headed Shrike
04. Little Egret16. Common Sandpiper28. Azure-winged Magpie
05. Great Cormorant17. Ruddy Turnstone29. Large-billed Crow
06. Western Osprey18. Great Knot30. Eurasian Skylark
07. Black-eared Kite19. Sanderling31. Brown-eared Bulbul
08. Eurasian Oystercatcher20. Dunlin32. Barn Swallow
09. Grey Plover21. Black-tailed Gull33. Asian House Martin
10. Little Ringed Plover22. Slaty-backed Gull34. White-cheeked Starling
11. Kentish Plover23. Little Tern35. Eurasian Tree Sparrow
12. Lesser Sand Plover24. Common Tern36. Black-backed Wagtail
490 -
インドから帰ってきてしばらくは余韻に浸っていたが、シギチを見に行かないで5月を終わらせるのはさすがにもったいないので、メリケンキアシシギを探しに茜浜へ。と、その前に三番瀬に寄ってみる。コアジサシが多く飛び交い、その中にアジサシが混じる。シギチはオオソリハシシギやオバシギ、ダイゼンなど通常のメンバーだが、まあこんなものだろう。海外に行ってみるととても感じるのだが、こういった普通種でも夏羽を見れる地域はそう多くない。そういった意味では日本は恵まれている位置にある。その後茜浜へ行ってみるが、メリケンの姿はない。今季まだ飛来情報を新浦安しか聞いていないので、こちらには来ていないのだろうか。探せばいるかと思ったが。キョウジョシギやチュウシャクシギなどを見て帰宅。新浦安は立ち入り禁止と聞いていたので行かなかったのだが、後日実は入れたみたいな話を聞いて、そっちに行けば良かったと少し後悔。まあメリケンなので、また来年。
27
~
34
Apr 30
~
May 7
Mishmi Hills
Maguri Beel

Arunachal Pradesh
Assam

India
001. Lesser Whistling Duck084. (Blue Pitta V)167. Grey-sided Laughingthrush
002. Indian Spot-billed Duck085. Ashy Woodswallow168. Striated Laughingthrush
003. Tufted Duck086. Black-winged Cuckooshrike169. (Blue-winged Laughingthrush V)
004. (Hill Partridge V)087. Grey-chinned Minivet170. Scaly Laughingthrush
005. Blyth's Tragopan 1088. Scarlet Minivet171. Black-faced Laughingthrush
006. Red Junglefowl089. Grey-backed Shrike172. Himalayan Cutia
007. Great Crested Grebe090. White-browed Shrike-babbler173. Blue-winged Minla
008. Asian Openbill091. Black-eared Shrike-babbler174. Bar-throated Minla
009. Lesser Adjutant092. Maroon Oriole175. (Red-faced Liocichla V)
010. Yellow Bittern093. Black Drongo176. Rusty-fronted Barwing
011. Black-crowned Night Heron094. Ashy Drongo177. Streak-throated Barwing
012. Indian Pond Heron095. Bronzed Drongo178. Silver-eared Mesia
013. Eastern Cattle Egret096. Lesser Racket-tailed Drongo179. Beautiful Sibia
014. Grey Heron097. White-throated Fantail180. Long-tailed Sibia
015. Intermediate Egret098. Black-naped Monarch181. Golden-breasted Fulvetta
016. Little Egret099. Eurasian Jay182. Brown-throated Fulvetta
017. Spot-billed Pelican100. Yellow-billed Blue Magpie183. Manipur Fulvetta
018. Little Cormorant101. Rufous Treepie184. Jerdon's Babbler
019. Great Cormorant102. Grey Treepie185. Black-throated Parrotbill
020. Oriental Honey Buzzard103. House Crow186. Striated Yuhina
021. White-rumped Vulture104. Eastern Jungle Crow187. White-naped Yuhina
022. Slender-billed Vulture105. Grey-headed Canary-flycatcher188. Whiskered Yuhina
023. Himalayan Vulture106. Yellow-browed Tit189. Stripe-throated Yuhina
024. Crested Serpent Eagle107. Cinereous Tit190. (Rufous-vented Yuhina V)
025. Black Eagle108. Yellow-cheeked Tit191. Black-chinned Yuhina
026. Shikra109. Black-crowned Sparrow-Lark192. Oriental White-eye
027. Eurasian Sparrowhawk110. Striated Bulbul193. White-tailed Nuthatch
028. Black Kite111. Red-whiskered Bulbul194. Common Hill Myna
029. Bengal Florican 1112. Red-vented Bulbul195. Great Myna
030. White-breasted Waterhen113. Mountain Bulbul196. Jungle Myna
031. (Black-tailed Crake V)114. Black Bulbul197. Common Myna
032. Grey-headed Swamphen115. Plain Martin198. Pied Myna
033. Common Moorhen116. Barn Swallow199. Chestnut-tailed Starling
034. Red-wattled Lapwing117. Nepal House Martin200. Grey-winged Blackbird
035. Pacific Golden Plover118. (Pygmy Wren-babbler V)201. Purple Cochoa 4
036. Pheasant-tailed Jacana119. Yellow-bellied Warbler202. (Green Cochoa V)
037. Bronze-winged Jacana120. Black-faced Warbler203. Oriental Magpie-Robin
038. Pine-tailed Snipe121. Brown-flanked Bush Warbler204. Dark-sided Flycatcher
039. Common Sandpiper122. Hume's Bush Warbler205. Hill Blue Flycatcher
040. Whiskered Tern123. Grey-bellied Tesia206. Rufous-bellied Niltava
041. Rock Dove124. Slaty-bellied Tesia207. (Large Niltava V)
042. Speckled Wood Pigeon125. Grey-sided Bush Warbler208. (Small Niltava V)
043. Oriental Turtle Dove126. Chestnut-headed Tesia209. Verditer Flycatcher
044. Red Collared Dove127. Black-throated Bushtit210. (Rusty-bellied Shortwing V)
045. Spotted Dove128. Tickell's Leaf Warbler211. (Lesser Shortwing V)
046. Barred Cuckoo-Dove129. Buff-barred Warbler212. White-browed Shortwing
047. (Wedge-tailed Green Pigeon V)130. Lemon-rumped Warbler213. White-tailed Robin
048. Mountain Imperial Pigeon131. Yellow-browed Warbler214. Golden Bush Robin
049. Lesser Coucal132. Hume's Leaf Warbler215. Little Forktail
050. Asian Koel133. Greenish Warbler216. Blue Whistling Thrush
051. Asian Emerald Cuckoo134. Blyth's Leaf Warbler217. Blue-fronted Robin
052. Banded Bay Cuckoo135. Yellow-vented Warbler218. Rufous-gorgeted Flycatcher
053. Plaintive Cuckoo136. Grey-hooded Warbler219. Snowy-browed Flycatcher
054. Large Hawk-Cuckoo137. Whistler's Warbler220. Little Pied Flycatcher
055. Indian Cuckoo138. Chestnut-crowned Warbler221. Sapphire Flycatcher
056. Himalayan Cuckoo139. Clamorous Reed Warbler222. Blue-fronted Redstart
057. Common Cuckoo140. Spotted Bush Warbler223. Plumbeous Water Redstart
058. Himalayan Owl141. Striated Grassbird224. White-capped Redstart
059. (Collared Owlet V)142. Pallas's Grasshopper Warbler225. Blue Rock Thrush
060. Spotted Owlet143. Golden-headed Cisticola226. Chestnut-bellied Rock Thrush
061. Brown Hawk-Owl144. Grey-breasted Prinia227. Orange-bellied Leafbird
062. Hodgson's Frogmouth145. Yellow-bellied Prinia228. Fire-breasted Flowerpecker
063. Silver-backed Needletail146. Plain Prinia229. Mrs. Gould's Sunbird
064. Asian Palm Swift147. Common Tailorbird230. Green-tailed Sunbird
065. Pacific Swift148. Dark-necked Tailorbird231. Black-throated Sunbird
066. Red-headed Trogon149. Streak-breasted Scimitar Babbler232. Little Spiderhunter
067. Ward's Trogon 3150. Slender-billed Scimitar Babbler233. Streaked Spiderhunter
068. Indian Roller151. Rusty-throated Wren-Babbler 2+234. House Sparrow
069. White-throated Kingfisher152. Bar-winged Wren-Babbler235. Eurasian Tree Sparrow
070. Common Kingfisher153. Manipur Wedge-billed Babbler 3236. Chestnut Munia
071. Pied Kingfisher154. Grey-throated Babbler237. Citrine Wagtail
072. Rufous-necked Hornbill 2155. Rufous-capped Babbler238. Grey Wagtail
073. Great Barbet156. Golden Babbler239. Nepal Wagtail
074. Golden-throated Barbet157. Chestnut-capped Babbler240. Richard's Pipit
075. Blue-throated Barbet158. Yellow-throated Fulvetta241. Paddyfield Pipit
076. Grey-capped Pygmy Woodpecker159. Rufous-winged Fulvetta242. Olive-backed Pipit
077. Darjeeling Woodpecker160. (Rufous-throated Fulvetta V)243. Golden-naped Finch
078. (Pale-headed Woodpecker V)161. Nepal Fulvetta244. Dark-breasted Rosefinch
079. (Bay Woodpecker V)162. Eyebrowed Wren-Babbler245. Scarlet Finch
080. Red-necked Falcon163. Long-billed Wren-Babbler246. Dark-rumped Rosefinch
081. Eurasian Hobby164. Marsh Babbler247. Crimson-browed Finch
082. Red-breasted Parakeet165. Striated Babbler
083. Rose-ringed Parakeet166. Rufous-necked Laughingthrush
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果たしてこの神遠征を超える遠征が以後あるのだろうかと思うほどに素晴らしい遠征であった。思えば1月に見たインドガンはこの遠征に参加することになるお告げだったのかもしれない。まさかあの数か月後に本当にインドに行くことになるとは夢にも思っていなかった。まあ、インドはインドでも、インドだが中国だかはっきりしないエリアではあるのだが。始まりは4月上旬、一本のLINE。内容は、「GWにインドどう?」。 昨年から決まっていた遠征だが、一人欠員が出たようだ。しかし、もう出発は一か月を切っている。今から航空券を予約したらかなり高いし、予定の調整も困難だ。さすがに無理だと諦めようとしたところ、期待できる鳥の写真が次から次へと送られてくる。どれもハイパー激ド珍スペシャルバードばかりである。それもそのはず、今回遠征先のエリアは日本人バーダー未踏の地、秘境中の秘境である。これはさすがに行かないとこの先の人生を生きる意味がないので、バカ高いデーリー行きの航空券を確保する。残り一席。今までの貯蓄を崩し、金銭面は何とかやり繰りしたので、第一ラウンドクリア。続いて第二ラウンドであるインドのビザ申請。これが一筋縄では行かないクソ仕様である。ネットで申請書を作成して、都内のインドビザセンターに提出するのだが、必須マークが付いていない項目を空欄にして出すと、ここは必須項目だと突き返され、その場にあるパソコンで作成し直す。その際、使用料をがっぽり取られるぼったくりバーも呆れ顔の詐欺センターだ。同行者の方よりこの情報を事前に知らされていたので、詐欺には引っかからずに無事クリア。パスポートを預けて送られてくる仕組みなので出国に間に合うかひやひやしたが、一週間前くらいに到着。これでインドに行けることが確定した。さて、今回の探鳥地はMishmi hills。インド北東部、Arunachal Pradesh州にある。この州は中国との領土問題があり、外国人の立ち入りが長らく制限されてきたが、最近緩和されたようだ。ちょうどヒマラヤ山脈と横断山脈がぶつかる辺りで、ヒマラヤ周辺や中国南西部の山岳地帯にしかいないような世界的珍鳥が溢れる地域である。同行者はお誘いいただいたNさんと舳倉で何度かお会いしたT夫妻。29日成田からデリーへ飛ぶ。空港のラウンジで一泊し、翌30日、インディゴ航空でニューデリーからディブルガルに飛ぶ。これが第3ラウンド。インディゴの手荷物制限などが厳しくないか、情報が少なかったので心配。ターミナルが違うので連絡バスに乗るが、無料と書いてあるのに金を取られた。ここでも詐欺。どうせ詐欺に合うならAgamiがいい。バス移動中にズグロスズメヒバリが植え込みにいるのが見えた。インディゴの手荷物検査などは特に問題なく無事通過。数時間のフライトでDibrugarh空港に到着。第3ラウンドクリア。さすが軍事的に重要なエリアだけあって空港には銃を持った軍人がいる。迎えに来てくれていたガイドのPraさんと合流する。2台に分乗して今日のホテルへ。一時間ほどで到着した。ここから先は船を使わないと行けないため、今日はこれ以上進めない。夕方、ホテルの窓から探鳥するとアオノドゴシキドリ、シリアカヒヨドリ、モリハッカといったライファーが見られる。ここから先は山小屋に連泊するため、決して快適とは言えない。電波も入らないので、一週間は完全に下界とは隔離された生活を送ることになる。ガイドと明日以降のターゲットバードについて確認し、夕飯を食べ、夜市を軽く徘徊して就寝。いよいよ明日から本番である。
日の出くらいに部屋のベランダに出てみると、アオノドゴシキドリ、シリアカヒヨドリ、インドハッカ、イエガラスなどの鳥が比較的近距離で見られた。上空はアジアコビトウやゴイサギが通過していく。朝食を食べて船着き場へと出発。途中通った湿地ではインドトサカゲリやインドアカガシラサギ、インドブッポウソウが見られる。船着き場は川の水量によって日々場所が変化するようで、ちょっと迷ったが無事到着。対岸まで20mくらいの川の岸に木製の船が何隻か浮かんでいる。車はどうやって運ぶのだろうと思っていると、どうやらその木製の船の甲板に乗せるようである。順番待ちをしている間周辺を探鳥すると、チゴハヤブサが飛ぶ。ミナミではなかった。さらにインドコキンメフクロウが木にとまっていた。そばに樹洞があったので塒にしているのだろう。自分たちの乗る船の順が来たようで乗船。岸と船の間に2枚の木板を渡してその上を車が通るというサーカス並の技を披露し、車は船の横幅ギリギリで収まった。しかも2台一緒に乗せるので壊れて沈まないかと不安になりながら乗り込む。この川は支流で本流に合流するまでは穏やか。岸にキガシラセキレイの夏羽やタイワンヒバリ。本流への合流地点は流れが速く波が立っていたが一気に通過。左岸近くを航行していくが、右岸が辛うじて見えるレベルに川幅が広い。どうやら最近まで雨が多かったらしくかなり増水しているとのこと。そのため、通常とはルートが異なり、倍の2時間かかるようだ。Mishmiでの探鳥時間が短くなってしまうのが残念だが、船からもカワアジサシなどが期待できるため、窓から観察を続ける。しばらく行くと流れが急すぎたのか船が一気に左岸に寄った。その時、船に驚いたのか、手前の草むらから中型の鳥が飛び出した。一瞬何かわからず、配色的にアカガシラサギ系のようにも見えたが、違う。しばらく撮っていて気付いた瞬間に震えがとまらなかった。ベンガルショウノガンだ。あのベンガルショウノガン、世界的超希少種のベンガルショウノガンが、岸から飛び立ったのだ。ベンガルショウノガンだ。唯一狭い甲板に出ていたNさんは地面にいる場面もしっかり確認している。ガイドに慌ててbengal frolican !! と伝えたが、ドライバーと話していて気付いていなかったようで、まさか、いるわけないよ、という反応をする。画像を見せると、マジか、ここで見たの初めてだ、と驚きを隠せない。ベンガルショウノガン、確かに行く前のリストに名前はあった。しかし、見られるわけがないと、完全にスルーしていた。まさか本当に出るとは、ベンガルショウノガン。カンボジアでも狙えるが、ここで見れるのは基亜種。しかも見たのは成鳥。完全に船内は(日本人4名のみが)お祭りモード。その様子は同乗していたインドの方々にはどう映ったのだろうか。その後もアカガシラチョウゲンボウやホシバシペリカンといった鳥たちが出る。船着き場に付く頃になると空にハゲワシ類が飛び始める。ほとんどがベンガルハゲワシだが、1羽だけハシボソハゲワシの姿があった。絶滅が危惧されているハゲワシ類の中でも特に個体数が減少している種だ。船を降りて車を降ろし、いざMishmiへ走る。道中ももちろん探鳥する。チャイロオナガ、タカサゴダカをライファーに加える。Arunachal Pradesh州との境界にはゲートがあり、書類を書いて手続きをしないと先に進めない。この作業で約一時間のロス。まあ入れるだけで有難い。Roingの町に到着。ここでローカルガイドのRaviさんと合流。昼食を食べる。軒先にイエスズメ。その後、川を渡って山道を上がる。これがまた途中まで河川敷を走るので、滞在中大雨が降ったら帰れなくなりそうだという点については誰も気づかない体で上へ。まずはネパールハクセキレイが出迎える。昔与那国で見たメンガタを彷彿とさせる。続いてインドコムクドリ、チベットモズ、マミジロムシクイ、Fork-tailed Drongo-Cuckooと次々に出てくる。オウチュウカッコウはちょっと前にFork-tailedとSquare-tailedに種分化した。コウラウンはよく目に付く。その後は藪の中のハイムネハウチワドリを見たりしながら山を徐々に上っていく。待望のmishmiに期待が高まる。しかしその高揚感は目の前に広がる光景に一気に打ち砕かれることになる。土砂崩れが山道を完全に塞いでいたのであった。第4の関門が唐突に出現。ベンガルショウノガンで極限まで上がっていたテンションは一気に底を打つ。ギアナ高地も真っ青の高低差。さて、どうするか。当初の予定に含まれていたが出が悪いのでパスしたアオエリヤイロチョウのポイントに変更するか、いろいろな思考が頭を巡る。ただガイドはあまり落ち込んでおらず、明日になったら通れるよ、と言う。いやいや、甘く見ても復旧に2~3日はかかるだろうと思うレベルなのだが。ガイドを今一信用できないままRoingに泊まることになる。せっかくというのもなんだが、がけ崩れの手前にメスボシガマグチヨタカのポイントがあるみたいなので、暗くなるまで待ってトライする。コールバックすると遠くから鳴き声が聞こえてきたが、近くに来る気配はない。諦めかけたが、同行者のT氏が持ってきていた別の音源でやってみると、すぐにやってきた。ガマグチヨタカ類を見るのは初めてだったが、ヨタカを縦向きにしたような独特の風貌に一瞬で虜となった。ズクヨタカ類にも会ってみたい。観察中にも奥から土砂が崩れる音が響いていて、明日への不安が増大する。狙いにくいメスボシが見られた嬉しさとMishmiに上がれないかもという不安とで何とも形容し難い感情をいだきながら宿へ。夕飯を食べて寝る。テンションの乱高下による疲労からか熟睡できた。
朝が明けた。この朝をどういう気持ちで迎えるべきか今一わからなかったが、とりあえず探鳥できるところから探鳥していく。民家周辺でチベットモズ。やはりタカサゴモズに似ている。山道を上がっていくとアオハライソヒヨドリの雌。さらに進むとヒゴロモ。台湾産亜種ではないのであまり赤くない。コクモカリドリやオウチュウカッコウ、タイワンオナガ、ハイガシラチメドリ、Scarlet Minivetと続く。藪でハイノドモリチメドリか動いているのだが、なかなか撮れない。上空はクロビタイハリオアマツバメ。また藪の中で小さい鳥が動き回っている。辛うじて姿を捉えることができた、ネパールチメドリ。進むと遠くにEastern Jungle Crow。橋の手前ではアカエリガビチョウが群れていた。アオハライソヒヨドリの雄も木にとまっている。土砂崩れのポイントの少し手前でしばらく待機。復旧作業車が上がっていくのを見守りながら探鳥。クリミミチメドリ、クロアゴカンムリチメドリ、オナガウタイチメドリが一か所に出る。しばらくして土砂崩れが直ったらしいので向かう。しかし、相変わらず土砂が道を塞いだままである。何の進展もないではないかと落胆しかけたが、よく見てみて驚いた。なんと道を塞いでいる土砂の山の上に車が通れるように轍が作られているではないか。日本だったらこんな状態で開通させたら責任者の首が飛ぶ状態だ。一歩間違えれば死が待っているような状況だが、この先に待っている鳥たちを見ない人生など生きる価値はない。つまりこの場に進まないという選択肢は存在しなかった。車はゆっくりとその轍を通る。無事に通過。数十人が作業してくれたようで、渡り切った先に人が集まっていた。こんなにもインド人が頼もしく見えたのは初めてだ。盛大に手を振りながらお礼を言う。詐欺ビサセンターなど存在自体を水に流す大活躍である。その後は左右切り立った崖がほとんどの山道をどんどん進んでいきながら、途中途中で降りて鳥を見る。茂みにいる鳥を探していると、後ろからドライバーがクラクションを鳴らすので、何かと思って前方を見ると、ナナミゾサイチョウが番で飛んでいる。この鳥はタイ北部からラオスにも飛び地分布しているのだが、見にくいのでこちらで見たかった。ドライバーの機転に感謝。そのまま遠くまで飛んでいってしまった。場所を変えるとルリオタイヨウチョウとノドグロタイヨウチョウが出てくる。続いてクリビタイシマドリやキムネムシクイ。この地ならではの鳥たち。さらに後ろの藪に何かいると思ったら、キリハシチメドリ。Mishmi一体はやばいチメドリのメッカだが、特にやばい種がいきなり出てくる。打ち合わせで絶対見たいと言っていた鳥。ガビチョウとホシガラスを足して二で割ったような独特の風貌。また場所を変え、ビナンゴジュウカラのポイントへ。残念ながら現れず。また移動。山を上がっていくにつれて周囲からはオオジュウイチ、セグロカッコウ、ヒマラヤツツドリの大合唱に包まれる。ゴマフバトが山から飛び出したが、奥へ行ってしまった。進んだ先で降りてみると、バードウェーブに当たる。カオグロムシクイ、チャバネムシクイ、ミドリオタイヨウチョウ、セボシカンムリガラ、ノドジマコバシチメドリなどが入っていた。落ち着いた後移動すると電線にカオグロイソヒヨドリ。さらにロクショウヒタキも。そうこうしているとついに頂上付近、今回4泊する山小屋、Mayodia Coffee Houseに到着。なかなか洒落た名前だ。電気は通っておらず、夜間3時間だけ発電機を回してくれるようだ。昼食後、さっそくロードサイドバーディング。するといきなりハシナガチメドリが登場。この種はN氏からお誘いを受けた時の画像大量送信攻撃の中にいた種であり、今回ここに来させた張本人。Mishmi初の鳥がこの鳥とは幸先が良すぎる。歩いていくと、クリボウシチメドリ、ヒマラヤムシクイ、キバシサンジャク、オオゴシキドリ、オジロゴジュウカラ、ノドフカンムリチメドリ、Whistler's Warbler、ルリビタイジョウビタキとどんどん出てくるので頭が追い付かない。ルリビタイは石垣でニアミスした悔しさがあったので嬉しい。地面近くの藪ではクロハラコビトサザイが動いているが、聞いていた通り速すぎて手に負えない。ビルマキヌバネドリは木々の隙間から辛うじて雌を確認。ビルマに手こずっていると横でチャノドサザイチメドリが出る。Mishmi周辺にしか生息しない固有種のような扱いなので見られて良かったが、証拠画像しか抑えられなかった。今度はキバネダルマエナガの群れに当たる。Manipur Fulvettaも藪の中でちらっと見れた。この種も分布域がかなり狭い。Hume's Bush Warblerも出てくる。進むと再びのManipurに加えて、キマユガラ、キンムネチメドリ。そろそろ暗くなりはじめたがまだまだ鳥は出てくる。キノドチメドリは目の前に来るし、クリガシラコビトサザイは囀ってくれた。最後はムネアカヒタキの雌。雄は台湾で見たが雌は初。車で宿まで戻る。と、途中でハイムネマシコの番が降りている。慌てて降車。割と近くまで来た。夕食を食べて、Himalayan Owl狙いのナイトバーディングへ。Mayodia Passへ向かいながら車で山道を走る。何度目かのカーブを曲がった先で地面に降りているのを見つけたが驚いてすぐ飛んでしまう。降りて飛んだ方向を探すと木にとまっていたが、ライトを当てた瞬間飛んでしまった。なかなか警戒心が強い。峠を越えて探したが、この個体以外には見つからず。宿に戻り、疲れ果てて爆睡した。
今日からがMishmi探鳥の本番。最大の目的ニジキジ類を探す。"ニジキジ"ではなく、"ニジキジ類"であることがこの地のヤバさを物語っている。早朝出発前、みんながまだ寝ている時に一人で宿周りを探鳥。オオルリチョウなど見てから、皆でMayodia Passへ。途中キバシサンジャクが目の前にいる。峠で車を降り、歩いてロードサイドバーディング。まず現れたのはキンバネガビチョウ。バユマユムシクイが梢で囀り、ミミグロチメドリが高い木の上を動き回っている。さらにチャゴシマシコの雌が斜面で採餌している。雄が近くにいないか探したが見つからない。それでも高山系のマシコは分布的に非常に見にくいので嬉しい。コバネヒタキも茂みの中から囀っている。続いて木の上にベニマユマシコ。この鳥もチャゴシとほぼ同様に中国西側の高山からヒマラヤ山脈に分布する。進むと黒っぽい小鳥が木の中へ。見るとズアカクロマシコ。なんだこの珍マシコ祭りは。特にこのズアカクロは前の2種より分布が狭いのでやばい。続いてチャノドチメドリ。これはもう分布のエグさが半端ないのだが、手が届きそうなところまで来る。ノドフカンムリチメドリは多い。キマユガラなどを見ながら進むと、アカゲラっぽいキツツキがいる。キバラアカゲラ。英名にDarjeelingが付くのでネタとして見たいと思っていたら本当に出た。雌だったが、ちょっと先に雄もいた。ミドリオは多く、しかも激近。ノドグロヒタキとヤナギムシクイはちょっと遠目だったが出る。他のムシクイ類も出るのだが、識別が追い付かない。遠くにヒマラヤツツドリがとまっている。チャエリカンムリチメドリがしれっと出てくるがすぐに見失った。ノドフばかりなのだが気が抜けない。渓流を見下ろすと、遠くの岩にシロボウシカワビタキ。かなり格好良い鳥なのでもっと近くで見たい。キマユガラやミミグロチメドリを見て、来た道を引き返す。途中カザノワシが獲物を捕まえたまま飛び去っていった。宿に戻って昼飯を食べる。少し休憩して、午後の部スタート。今度は峠とは逆方向、山を下りていく形で探鳥。クリガシラモリムシクイやズアカチメドリなど広域種ばかりだと思っていたところにウスゴシムシクイ。さらにクリノドモズチメドリ。目がデカくて可愛い。ヒメマルハシが藪の中を動く。ヨコジマオナガバトは葉の隙間から背中だけ見える。シロスジガビチョウも登場。ヒマラヤ圏にしかいない鳥。ミミグロチメドリやクリビタイシマドリがもはや見慣れた鳥になっている。さらに期待種であるセアカチメドリの群れがやってきた。雄は背中の赤色が奇麗。体系的には太ったゴジュウカラという感じ。群れを追っていると今度はなんとムラサキミヤマツグミがやってきた。しかも囀っている。トラツグミをさらにか細くした声。どうやら雄が3羽くらいで縄張り争いをしている最中だったらしく、周りを囲まれる。タイなども分布域となってはいるがまず見ることは不可能。まだセアカチメもいるので、もうどうしたらよいのか正解がわからない。贅沢な時間を過ごし、暗くなったので宿に戻った。夕飯を食べて就寝。
今日もMonal狙い。朝起きて、また一人で先に鳥見。Accentorでもいないものかと期待するのだが、姿はない。宿の周りでチャガシラコウグイスとキバシサンジャク、ヒマラヤツツドリ。Mayodia Passでは昨日と同じところにキンバネガビチョウ。歩いていくと、藪の中からシマオサザイチメドリの声が聞こえてくる。コールバックしてみるとすぐに出てきた。これはWren-babblerの中でも特に見たかった種である。しかしここでアクシデント。この鳥を最も見たがっていたT氏がとある事情でその場にいなかったのである。3人で囀りまくっているシマオを見ながら、早く戻って来い、と念じていたが、T氏が合流した時にはもうシマオは藪の中。T氏も一応見れてはいるが満足はいっていないようであった。歩いていくと、コバネヒタキの雌。上空にはカオグロイワツバメ。どんどん進む。さすがに3日目ともなると出てくる鳥がだいぶ被るが、新顔はウロコガビチョウ。頭上まで来た。石を投げればロクショウに当たるくらいにはロクショウがいる。Manipur Fulvettaが近くまでやってきてラッキー。しばらく行くと、再びシマオが登場。3人はもうスルーしても良かったのだが、T氏のためにしばらく粘ることにした。すると、なんとなんと崖の上からミヤマジュケイの声が聞こえてくるではないか。ガイドが慌ててシマオなんか撮っている場合ではないと、ミヤマのコールバックを始める。崖は植物が生い茂っており、とても地面にいる鳥を見つけられる状況ではないが、隙間からでも見たい。と、次の瞬間、奥の木の上にオレンジ色の塊が乗っかったのだ。慌てて撮影。枝がかぶっているものの、最難関と思われたTragopanをゲットできて喜んだが、今度はN氏だけ場所が分からず全く見れていなかったのだ。そのため木から降りた後も粘り続ける。すると、なんと今度は比較的近くの茂みに一瞬姿を確認できた。しかし、左方向に走っていってしまう。これで終わりかと思われたところに救世主、犬。さっきから後ろを付いて来ていた犬がいたため、引き返してきたのである。狂犬病キャリアなので初日から嫌がり続けていた犬だが、ここに来て今回の遠征のキーに躍り出る。ミヤマジュケイはそのまま崖を降り、なんと道路を横断し、斜面を駆け下りていった。完璧なシーンであった。4名大興奮。ガイドも大興奮。嬉しさのあまり、ドライバーに写真を見せびらかしながら握手。その後食べた朝食は質素だったが、人生で一番おいしかった。その後は周辺を探鳥しながら宿の方向に戻る。するとオウゴンヒタキが番で出てくる。これも見たかった鳥の一つだ。その他ムシクイ類やノドジマコバシなどが出るが、特に新顔はおらず、宿を越えて、昨日ムサラキミヤマを見た辺りまで下る。すると今日もいて、ばっちり見ることができた。ちなみにxeno-cantoの分布だとMishmiにはいないことになっている。やはりこの辺の分布情報は不正確だということが分かる。藪の中を動き回るキマユコビトサザイをどうにか抑えて、Tesia3種制覇。本当に意味が分からない。その他ただハナドリをようやく初観察。滝に来るとシロボウシカワビタキが近い。ただのカワビタキもいる。進むとコチャバラオオルリ、藪にはチャガシラコウグイス。途中インドミツオシエポイントに寄ってみるが姿はない。開けたところにはタヒバリ類がいて、ガイドはマミジロだと言っていたがどうだろう。微妙。カオグロムシクイに混じってハジロマユヒタキ。ウスゴシムシクイも近くに来る。クリノドモズチメドリやマルハシを見ながらさらに下ると、初日に見たキリハシチメドリに再会。なんと囀っているし2羽並んでいるし。上空をヒマラヤハゲワシが旋回。アカバネモズチメドリもちらっとでる。ちら見だけだったチャエリカンチメの群れに遭遇。ちょっと遠目だったが、無事回収。続いて、キンノドゴシキドリ。気を抜いているとハイガシラモリムシクイが急に出てきたりする。見慣れないYuhinaがいると思ったら、ミミジロカンムリチメドリ。その後はセアカウタイチメドリが出たのだが、同時に出ていたシマドリのほうを見てしまっていて見逃した。ミミグロチメドリは割と見かける。暗くなってきたので、車へ宿へ戻る。霧も出てきて視界不良。一歩間違えれば崖下に転落する。そんな中ハイバネツグミが道の脇にとまっていた。写真にはならないレベルだが、貴重なライファー。夕飯を食べて、就寝。
ガイドとの相談によりMonalはちょっと厳しそうなので、今日は朝から少し標高を下げることにする。特に高すぎるといないらしいハシナガサザイチメドリは必見なので、それをメインに狙うことにする。早朝鳥見で少し歩いてみると、ビルマキヌバネの声。宿の周りではハイムネマシコの雌。出発時にガイドに言って、ビルマキヌバネの声がしたところでしばらく待ってもらうと、案の定やってきた。しかも番。雌はかなり近くまでやってきた。雄は下面のピンク色が特に目立つ。かなりの激レア種であり、外せない鳥だったので嬉しい。先に進むと、シュイロマシコの雄がとまっている。今まで見たどの鳥よりも赤い。しばらく下ってから探鳥開始。高い木でオオジュウイチが鳴いているので、探すと姿を見ることができた。キガシラモリチメドリが藪の中を動く。ゴシキソウシチョウやズアカキヌバネドリも。アサクラサンショウクイが遠くにとまっている。オオゴシキ、アカハラコノハドリ、ミミグロチメ。オウチュウカッコウ、ルリバネコバシチメドリと続く。ムナグロタイヨウチョウやタテフヒヨドリも多い。コサザイチメドリの声がするので待ってみたが、一瞬影を見ただけ。食堂(と言えなくもない建物)の周りはちょっとした草地が広がっており、そこでも鳥を見る。セボシカンムリガラが低い位置で囀っている。ヤナギムシクイとキバラムシクイが同時に出てきて忙しい。さらにその横でタイワンコウグイス。山道に戻ると、ズアカエナガ、ヒゴロモ、クリビタイシマドリ、そして出た、ハシナガサザイチメドリ。独特の風貌は一見の価値あり。この鳥もなかなか分布が狭く、ここで見るべき種。なぜかWren-bablerの名に恥じてじっとしていたのでゆっくり見れた。横にまたキバラ。ズアカキヌバネとオオジュウイチが再び登場。ミミジロガビチョウは暗い木の中を動くのみでまともに見れなかった。アカバネモズチメドリは昨日と打って変わって真上に来る。コチャバラは相変わらず葉の裏ばかり。しばらく歩いていると、遠くに小さい小鳥。見るとマユヒタキかと思ったが眉斑がない。サファイアヒタキだ。名前がかっこいいがもう少し近くで見たかった。滝に戻ってくるとシロクロヒタキ。これも遠いが2羽いた。台湾で外しているのでラッキー。シロボウシもまた出てきて、近くで見ることができた。インドミツオシエは今日も空振り。暗くなる前に宿へ。最後の夜なのでナイトバーディングをしたが、Himalayan Owlは出ず。
今日はMishmi Hills の探鳥最後の日。朝からまだ見ていない鳥たちを中心に狙う。早朝歩くがシロスジカビチョウやカケスがいたくらい。荷物をまとめて下山する。もうこの場所には来ないかもしれないし、来ても20年後とかになるだろうし、山小屋からの景色が愛おしい。下り始めると、シュイロマシコの雄が出る。先日より近い。さらに下って、インドミツオシエのポイントへ。ここでもシュイロの雌が出たのだが、インドミツオシエと配色が激似なので一瞬興奮してしまった。下って歩くと、オグロコンヒタキが一瞬見られたが、すぐ森の奥へ。ヒマラヤの狭い範囲にしか分布していないのでしっかり見たかった。その後はさらに下る。木の上にミドリテリカッコウ。チベットモズやキガシラモリチメドリ、アオノドゴシキドリ、ヒゴロモと続くが、さすがに新顔は出なかった。Roing近くまで来ると地面にインドコムクドリが降りていた。川も増水しておらず無事渡ることができた。ローカルガイドのRaviさんを家まで送る。その途中でカンムリカッコウが出たみたいなのだが、前の車に乗っていたT夫妻しか見られず。ベトナムに続き思いがけない2連敗を喫する。カンムリが入った茂みから出てきたハイムネハウチワドリは慰めにはならない。Raviさんとお別れし、昼飯を食べてから船着き場へ向かう。途中ベンガルハゲワシが3羽ほど木にとまっており、その下にホオジロムクドリ。上空にアジアヤシアナツバメ。船着き場へ到着。行きの時より水位が減っているようで、帰りは本来のルートを通った。そう思うとベンガルショウノガンの奇跡が際立つ。船からはヒメヤマセミが遠くを飛んでいる姿やアジアマミハウチワドリを見たくらいで、30分ほどで対岸に到着。ヒメマミジロタヒバリが地面に。ここからさらに明日の朝の探鳥地であるMaguri Beelを目指す。途中の茶畑では、インドコキンメフクロウが何羽かとチャイロオナガ、インドブッポウソウ、キュウカンチョウ、ベニバト、ホンセイインコなど。湿地ではコハゲコウが群れで降りていた。Cat tienでは上空を飛んでいる姿だけだったので嬉しい。オオハゲコウは混じっておらず。行きに見逃したインドカルガモも無事観察。その他インドアカガシラサギ。夕方にMaguri Beelに到着。木製のロッジが宿泊地なのだが、隙間が空いていて中に蚊が大量にいる。持ってきた殺虫剤で瞬殺。夕飯を食べた後にロッジ周辺でナイトウォッチングすると、Brown Hawk-owlがたくさんいた。明日は目の前に広がる沼でボートバーディング。曇りだとヌマシャコも期待できるということで楽しみだ。
朝起きるとうす曇りの天気。ヌマシャコも期待できそうだ。早朝ロッジから沼を眺めると、たくさんの鳥たちで賑わっている。Cinereous Titが草の上で出てきた。ここのローカルガイドと一緒に宿のすぐ横からボートに乗って出発。横のハス群生からシベリアセンニュウで出たり入ったりしているが、動きが速すぎてまともに見れない。宿の前は川のような構造になっており、対岸へ。ヒメヤマセミやインドアカガシラサギが見られる。対岸に着いてここからは歩く。すぐ近くにスキハシコウ。草原にはオニセッカ、アジアマミハウチワドリが多い。遠くの湿地にアジアレンカク。茂みでは何かが動いている。Bush Warbler系だということは分かったが、声では判別できない。ガイドはノドフオウギセッカと言う。ヌマシャコのポイントでは残念ながら出ず。セグロカッコウが飛ぶ。さらに進むと、セジマヤブチメドリ、タイワンセッカ、アオハウチワドリ、バンケン。さらにアカガシラチメドリも登場。なかなかすばしっこい。そして、ここのターゲットバードの一つ、インドセンニュウチメドリが登場。インド北東部の低地草原にしか分布しないが、ミャンマー産亜種が最近再発見されたとかニュースになっていた鳥だ。キンパラもいるし、アジアレンカクだらけ。しばらく歩いた後は、いよいよボートに乗り、沼へ。船上からアシ原を観察する。チュウヨシキリが多いが声はほとんどオオヨシキリ。レンカクは尾が長い夏羽が何羽もいる。しばらくするとヨシ原の一角に船を付け、ガイドがこう言った。「今日は水位が低いからこの中を歩いてヌマジチメドリを狙える。おそらく見れるが、絶対写真は撮れないだろう、どうするか。」と。生憎、この言葉を聞いて突き進まないメンバーでは無かった。裸足になり、沼の中へ。膝くらいまで浸かる。底にはでっかいヌマビルがうようよしているし、転んで怪我をしようものなら変な病原菌が傷口から入ってくること間違いないが、ヌマジチメドリを前にそれは抑止力となるには弱すぎた。T夫妻の奥さんをボートに残し、3人でヨシ原の中に入っていくと、地面が出ていて普通に歩ける。ガイドがここで待機しろと言った場所で待つと、すぐに奥から何か来た。まさか、と思いながら確認すると、紛れもないヌマジチメドリである。さらに手前に出てきてその場で囀り始めた。とてつもなくやばい状況だが、鳥までの距離わずか数m。とても世界的ドドド珍鳥が目の前にいるとは思えない静寂が続く。しばらく鳴き続けたヌマジは満足したのか奥へ去っていった。ガイドによると、ここ4年ほどこの地にはこの1羽しか確認されていないとか。3人ともテンションMAXでボートに戻った。その後はもう優雅なボート探鳥。飛んでいるレンカクやヒメヤマセミを眺めながら余韻に浸る。ハスの上にはキガシラセキレイ、陸地にはスキハシコウ、アジアコビトウ。ロッジに戻ってシャワーを浴び、ローカルガイドとお別れ。空港へ向かう。そして遂にトータルガイドのPraさんともお別れ。完璧なコーディネート能力で最高の遠征にしてくれた。デリーまで飛んで、トランジット。深夜便で日本へ。翌8日の午後に成田に到着。長いようで短かった僻地への遠征は、空前絶後の大珍鳥祭りだった。観察することができた種数は一週間で250種近く。南米に一週間いてだいたい300種であることを考えれば、アジアにおいてこの種数を叩き出せるポテンシャルは半端ない。遠征に誘っていただいたN氏、同行のT夫妻に感謝。インドはやばいことが十分わかったので、また来たい。次はEagle Nest。ブグンヤブドリよ、いつか会う日まで。
26 Apr 24 ガバ沼・渡良瀬遊水地
SAITAMA &
TOCHIGI Pref.
8:00 ~ 16:00
01. Eurasian Wigeon15. Spotted Redshank 5+29. Common Kestrel
02. Eastern Spot-billed Duck16. Wood Sandpiper30. Oriental Reed Warbler
03. Northern Shoveler17. Little Tern31. Marsh Grassbird
04. Eurasian Teal18. Rock Dove32. Zitting Cisticola
05. Green Pheasant19. Oriental Turtle Dove33. White-browed Laughingthrush 1
06. Little Grebe20. Long-eared Owl 134. White-cheeked Starling
07. Great Crested Grebe21. Japanese Pygmy Woodpecker35. Dusky Thrush
08. Grey Heron22. Bull-headed Shrike36. Narcissus Flycatcher
09. Great Egret23. Carrion Crow37. Eurasian Tree Sparrow
10. Little Egret24. Large-billed Crow38. Black-backed Wagtail
11. Great Cormorant25. Eurasian Skylark39. Grey-capped Greenfinch
12. Black-eared Kite26. Brown-eared Bulbul40. Meadow Bunting
13. Eurasian Coot27. Barn Swallow41. Masked Bunting
14. Little Ringed Plover28. Japanese Bush Warbler
293 663
久しぶりに真っ黒のツルシギが見たいと思い、ガバ沼へ。数日前からツルシギの群れが入っており、黒いのが数羽混じっているようだ。到着すると沼の奥に群れを発見。しばらく待っていると、だんだんと近づいてきた。さらに飛んで近くの岸に来たので、漆黒の羽を堪能できた。シギチに傾倒している方々はよく幼羽が良いとか、冬羽が良いとかマニアックな嗜好が多いが、それはそれで良いがやっぱり個人的には夏羽に勝るものはないと思う。オオハシシギもいるらしいが残念ながら不在。その後は渡良瀬へ。オオセッカが囀っているが、草むらの中にいてほとんど姿は見えない。利根川下流の見やすさを痛感。そういえば最近行っていない。毎年トラフズクが営巣しているポイントに行き、探してみると、巣の中で抱卵中の雌を見つけた。耳羽くらいしか見えなかったが、久しぶりに見る。さらに最近増えているというカオジロガビチョウが現れる。カオグロは地元相模川にいるのだが、カオジロは分布が狭いので実はライファーである。ただ潜行性が強く全然見やすいところに出てこない。チメドリ類はこんな鳥ばっかり。そんなチメドリ類だらけの僻地に来週から行くのだが、外来のカオジロにこんなに苦戦していて大丈夫なのかと不安になる。いろいろと過酷な遠征になりそうだ。
25 Apr 16 八丈島航路
TOKYO Pref.
5:00 ~ 17:00
01. Black-footed Albatross 3+04. Sooty Shearwater07. Japanese Bush Warbler
02. Short-tailed Albatross 5+05. Short-tailed Shearwater08. Blue Rock Thrush
03. Streaked Shearwater ++06. Black-tailed Gull
285 -
以前から乗りたいと思っていた八丈航路。ようやく乗ることができた。狙いはもちろんアホウドリとシロハラトウゾクカモメ。前者は先月の大苫で見てはいるが若鳥だったので成鳥に期待。後者は日本産トウゾクカモメ類の中で唯一見たことがない種であり、ライフリストがもうすぐ700なのに見ていないのは実際恥ずかしいのでいい加減見ておきたい。知り合い2名と合流し、乗船。竹芝出航は10時半。翌日は三宅島到着手前の5時前から探鳥を開始する。まだ暗いが、オオミズナギドリが飛ぶ。8時過ぎ、ようやく目的のアホウドリの亜成鳥が遥か沖合を飛んだ。遠かった。続いてクロアシアホウドリが現れ、だんだんと船に近づいてきて真横を飛び去って行った。その後もクロアシやハシボソ・ハイイロミズナギドリは飛ぶものの、一番見たいシロトウは出ないまま八丈島に到着。復路も低調な時間が続くが、14時過ぎに2羽の若いアホウドリが飛んでいるのが確認できた。しかしやはり遠い。その後はクロアシとオオナギだけの寂しい航路。ようやく鳥影が多くなってきた15時半過ぎ、アホウドリ成鳥が遠くを飛ぶ。それを見ていると、海面に別個体の成鳥が浮いている。比較的近めだ。さらにまた別の亜成鳥が船と同じ向きに飛んでくる。遠いがしばらく見続けられる。するとだんだんと船に近づいてきた。これがラストチャンスだろうと、気合を入れて追跡すると、方向を変え、もはや船に向かって飛んできて、最終的には船の後方を横切っていった。かなり近くで見ることができたので満足。欲を言えば成鳥が良かったが。ただシロトウは飛ばないまま夕暮れを迎えてしまった。割と外れに近い航路探鳥だったので、リベンジ必須である。しかも翌週マダラシロハラミズナギドリが出ているので、余計に悔しい。
24 Apr 6 葛西臨海公園
TOKYO Pref.
7:30 ~ 14:00
01. Eastern Spot-billed Duck15. Great Cormorant29. Bull-headed Shrike
02. Northern Shoveler16. Western Osprey30. Large-billed Crow
03. Eurasian Teal17. Black-eared Kite31. Japanese Tit
04. Common Pochard18. Common Moorhen32. Eurasian Skylark
05. Tufted Duck19. Eurasian Coot33. Brown-eared Bulbul
06. Greater Scaup20. Eurasian Oystercatcher34. Japanese Bush Warbler
07. Little Grebe21. Common Greenshank35. Long-tailed Tit
08. Great Crested Grebe22. Common Sandpiper36. Japanese White-eye
09. Black-necked Grebe23. Black-headed Gull37. White-cheeked Starling
10. Eurasian Spoonbill 124. Mew Gull38. Dusky Thrush
11. Black-faced Spoonbill 125. Vega Gull39. Black-backed Wagtail
12. Grey Heron26. Rock Dove40. Buff-bellied Pipit
13. Great Egret27. Oriental Turtle Dove
14. Little Egret28. Japanese Pygmy Woodpecker
284 -
ヘラサギとクロツラヘラサギが一緒に近くで見られるとのことで葛西へ。開門前に対岸からなぎさの杭を確認すると、2羽とも休憩中のようだ。開門と同時になぎさに入るがまだ2羽とも杭の上。しかし程なくして干潟に飛んできた。最初は距離があったが、首を横に振りながらどんどん近づいてくる。干潟を行ったり来たりしながら採餌していた。葛西では数年前からクロツラが居ついていたが、いつも東なぎさの堤防の奥とかにいるので、なかなか西なぎさで見ることはできない。ずっと同じ個体だとすればそろそろ成鳥になってもいい頃だと思うが、クロツラもヘラサギも風切の先端に黒色があり、完全な成鳥ではない。黒色がなくなるまでにはかなり年数がかかるようだ。ヘラサギは九州に行けば普通種だし、世界的にも広く分布しているが、極東固有種であるクロツラとの2ショットを間近で見ることができたのはかなり貴重だと思う。いつかクロツラの完全夏羽が見てみたい。その後は軽く鳥類園を回って帰宅した。
23
~
20
Mar 31
~
Mar 28
Cat tien NP
Viet Nam
001. Green-legged Partridge 3+036. Oriental Dollarbird071. Black-crested Bulbul
002. Red Junglefowl +037. Stork-billed Kingfisher072. Sooty-headed Bulbul
003. Siamese Fireback 15+038. White-throated Kingfisher073. Stripe-throated Bulbul
004. Germain's Peacock-Pheasant 2039. Blue-bearded Bee-eater 5+074. Streak-eared Bulbul
005. Green Peafowl 3040. Green Bee-eater075. Ochraceous Bulbul
006. Lesser Adjutant 1041. Chestnut-headed Bee-eater076. Barn Swallow
007. Chinese Pond Heron042. Oriental Pied Hornbill077. Pacific Swallow
008. Eastern Cattle Egret043. Green-eared Barbet078. Two-barred Warbler
009. Grey Heron044. Blue-eared Barbet079. Grey-breasted Prinia
010. Great Egret045. Heart-spotted Woodpecker080. Common Tailorbird
011. Little Egret046. Laced Woodpecker081. Pin-striped Tit-Babbler
012. Little Cormorant047. Common Flameback082. Grey-faced Tit-Babbler 1
013. Oriental Darter048. Black-and-buff Woodpecker 2083. Abbott's Babbler
014. Western Osprey049. Great Slaty Woodpecker 1084. Puff-throated Babbler
015. Crested Serpent Eagle050. Red-breasted Parakeet085. White-crested Laughingthrush +
016. Whiskered Tern051. Black-and-red Broadbill086. Asian Fairy-bluebird
017. Spotted Dove052. Banded Broadbill087. Velvet-fronted Nuthatch
018. Common Emerald Dove053. Blue-rumped Pitta 2088. Golden-crested Myna 10+
019. Zebra Dove054. Bar-bellied Pitta 4089. Great Myna
020. Orange-breasted Green Pigeon055. Large Woodshrike090. Oriental Magpie-Robin
021. Ashy-headed Green Pigeon056. Ashy Woodswallow091. White-rumped Shama
022. Thick-billed Green Pigeon057. Common Iora092. Asian Brown Flycatcher
023. Green Imperial Pigeon058. Great Iora093. Tickell's Blue Flycatcher
024. Greater Coucal059. Scarlet Minivet094. Blue-and-white Flycatcher
025. Lesser Coucal060. Bar-winged Flycatcher-shrike095. Siberian Blue Robin
026. Green-billed Malkoha061. Brown Shrike096. Narcissus Flycatcher
027. Violet Cuckoo062. White-bellied Erpornis097. Taiga Flycatcher
028. Banded Bay Cuckoo063. Black-naped Oriole098. White-throated Rock Thrush
029. Collared Scops Owl 1064. Black-hooded Oriole099. Blue-winged Leafbird
030. Asian Barred Owlet 1065. Ashy Drongo100. Thick-billed Flowerpecker
031. Brown Hawk-Owl 2066. Bronzed Drongo101. Ruby-cheeked Sunbird
032. Great Eared Nightjar 5+067. Greater Racket-tailed Drongo102. Purple-naped Sunbird
033. Brown-backed Needletail068. Racket-tailed Treepie103. Van Hasselt's Sunbird
034. Orange-breasted Trogon 2+069. House Crow104. Olive-backed Sunbird
035. Indian Roller070. Black-headed Bulbul
280 662
[28日]昨年の忘年会で急遽決まったベトナム遠征。南部のカッティエン国立公園でpittaの中でもトップクラスの美しさを誇るミドリシマヤイロチョウを狙う。そのため今回は海外探鳥初となるガイド付きであり、昨年三宅島遠征などを一緒に行ったN君との二人旅。卒論、学会、卒業式、その間に台湾遠征をねじ込んでしまったので、ベトナムの予習が全然できていないが、気合で乗り切るしかない。27日に成田からホーチミンに飛び、空港近くの安いホテルに宿泊。翌朝ガイドのPhucが車で迎えに来てくれた。カッティエンまでは休憩入れて4時間ほどで、11時には到着。川を渡らないと公園内に入れないのはタマンネガラと同じだ。入り口では、さっそくインドブッポウソウの歓迎を受ける。インドと付くが東南アジアには多い。チェックインして荷物を整理し、とりあえず周辺で鳥を見るとズグロコウライウグイス、ヒメオウチュウの姿が目に付く。たまたま会ったBaoに挨拶してから昼飯までpittaを狙う。ハイドに向かう道ではハシブトムジチメドリ。タマンネガラでも見た広域種。ハイドは二か所あるが、最近の出などから奥側のほうに入る。息を潜めながら待つと、とりあえずコルリが登場。続いてノドアカヒメアオヒタキ。これは見たかった鳥だ。アオヒタキ系は皆似ているが、とても美しい。アカハラシキチョウやハシブトムジも頻繁に現れるが、一時間待ってもピッタは現れなかった。まあそう簡単には行かない。森から出ると、オオモズサンショウクイが飛び回っており、キバラタイヨウチョウやヒメコノハドリも木をちょろちょろしている。昼飯を食べて、シエスタを取る。船着き場の辺りを散策すると、ライファーの種だけでもビロウドゴジュウカラ、ヒタキサンショウクイ、ミミジロヒヨドリ、フタオビヤナギムシクイ、ズグロヒヨドリ、ハシブトハナドリ、Scarlet Minivet、クロラケットオナガなどが次々と現れて楽しい。ベトナムでは珍しいはずのキビタキもいた。14時半、再びpitta狙いでハイドへ。すると、向かっている途中からコシアオヤイロチョウが林床をホッピングしている。慌てて撮影するが、どうしても草に被ってしまう。ガイドが、餌場に向かってるからいくらでも撮れるよ、みたいなスタンスなので、とりあえず適当に切り上げてブラインドに入る。すると、さっそくコシアオの番が近くの茂みまでやってきた。決して派手な部類ではないが、ここ以外での撮影は困難だろう。類似種のアオエリヤイロチョウもベトナム北部で最近ポイントが見つかったので、ぜひ見てみたい。コシアオが開けたところに出て来るのを待っていると、奥で何かが動いている。どんどんこちらにやってきている姿を木々の隙間から辛うじて確認すると、なんとターゲットの筆頭であるミドリシマヤイロチョウであった。あいにく雌だったが、それでも叫びたい気持ちを抑えながら、餌場に来た姿をとりあえず撮る。ちょっと餌を食べたら森へ消えてしまった。その後はノドアカヒメアオがかなり近くまでやって来ているのを見ながら待つ。すると、コシアオがだんだん出てきて、遂にはハイドの目の前。これはやばい。あまり動かないので堪能することができた。手前のコシアオに集中していると、横のN君が、雄来た!と言うので慌ててコシアオの後ろの餌場に視線を移すと、そこには煌々と輝く緑色の塊が動いているではないか。紛れもない、ミドリシマヤイロチョウの雄である。シマヤイロチョウ系統は特に美しいがその中でもド派手な種。興奮して手が震える。倒木に乗ったり、地面に降りたりとしばらく活発に動いていた。全身にアドレナリンが蔓延し副腎髄質がだいぶ疲弊する。ミドリシマが森へ消えた後、ふと手前を見るとコシアオがまだいた。完全にコシアオがサブポジションに下がってしまっているが、冷静に考えればやばい種だ。ミドリシマもこの距離で見れれば最高なのだが。ピッタ2種を初日の午後に抑えてかなり満足。その後はハイドから出て、ハイテンションのままカザリショウビンを狙う。歩いているとオオヒメコノハドリ、ズグロコウライウグイスなどが続々と登場。さらに道端の茂みで何かが動く。電線にとまったところを見ると、ヤマキヌバネドリ。これもターゲットとしてリストアップしていた種なので嬉しい。セミを食べていた。ミミアオゴシキドリ、ダルマインコも登場し賑やかになる。キタカササギサイチョウも普通種だがようやくライファー。続いてアオバネコノハドリ。歩いているとガイドが茂みを指しながらWren-babblerと言ったので慌てたのだが、いたのはどう考えてもヒメイソヒヨの雌。若いガイド(同い年)なので、ここら辺の識別はまだまだのようだが、こちらで識別するので問題ない。再びヤマキヌバネが現れる。ミミアオゴシキドリが割と近いところで鳴いていた。個体数は多いようだ。カザリショウビンが一声だけ鳴いたので、川に出て探すことにする。すると、キガシラムクドリが群れで木にとまっている。この鳥もターゲットの一種。ベトナムからミャンマーにかけて広く分布するが、どこでも数が少ない。こういった種は逆に狙いにくいことが多いので、ラッキー。その横にはアオバト系がとまっている。翼上面が全面赤褐色なことと分布域から考えてハイガシラアオバトと思われる。額が灰色に見えないが光の加減か。塒入りが近いのかダルマインコも飛び回っている。さらにルリコノハドリが良い声で囀っている。カザリはダメそうなので、宿に戻る。途中でまたヤマキヌ。この道には多いのか。同じ個体かもしれない。進むとクロアカヒロハシ。タマンネガラでも見たが亜種が違う。船着き場まで戻ってくると電線にムネアオハチクイがとまっている。昨年ムネアカハチクイを見た時に顔の面白さに魅了されたが、ムネアオは割と凛々しい。その後は夕暮れの中、名物である塒立ちのオオミミヨタカを狙う。かなり暗くなった頃、唐突にピュイーと鳴いたかと思うと頭上を通過していった。その後も何羽か見られたが、暗くてまともに撮れるわけがない。諦めて夕食を食べて、その後はフクロウ類を狙ったナイトバーディング。Brown-hawk owlが鳴いていて、探すとすぐに見つかった。日本産のアオバズクはこの種から種分化しているのでライファーとなる。人生初ピッタを見た最高の一日は、疲れもたまり爆睡した。
早朝に起きて、朝食を食べる。予定ではピッタに苦戦する予定だったので、今日もハイド籠りのはずだったが、昨日抑えられたので予定変更。午前中は、ここカッティエンで見るべきスターバードのうち、最も狙うのが難しい種、ベトナム固有種である幻のキジ、カッショクコクジャクを狙う。朝飯前に船着き場に行ってみると、コウハシショウビンがとまっていて、インドブッポウソウやダルマインコ、アカガシラサギが大量に飛んでいる。ハリオアマツバメ系も飛び交っており、撮影した画像からは喉が白く見えなかったのでおそらくオオハリオアマツバメか。朝食後ピックアップトラックの荷台に乗って、クロコダイル湖へのトレイルの入り口へと向かう。途中何か出てくるかと思ったが、セキショクヤケイしか出てこなかった。トレイルの入り口に到着、ここからがポイントらしく、ガイトを先頭に歩いていく。しばらく歩くと、Van Hasselt's Sunbird が現れる。ムネアカタイヨウチョウから種分化した種だ。さらにエボシヒヨドリ、ハシブトアオバトと続くが、どれも高い木の上。その後も逆光の中ムネアカアオバトやハクオウチョウ、ルリコノハドリの雌と観察するがなかなか満足には見られない。進むと地面にムナフジチメドリ。割と近くまで来た。さらに進むと、なんとなんと茂みの向こうからカッショクコクジャクの声が聞こえてくるではないか。息を潜めて、コールバックしてみるが、近づいてくる気配はない。ガイドも何とか引っ張り出そうと頑張ってくれていたが、そのうち声が聞こえなくなってしまった。まあ気配を感じられただけでも良かったかと思っていると、急に道の反対側から鳴き始める。慌てて、しかし静寂に、という最新技術で近づいてみると、木々の間を動く姿を辛うじて見ることができた。そのまま森へ消えるかと思いきや、割と開けているほうにゆっくりと歩きながら、しばらくの間その姿を拝むことができたのである。手前の木や草が邪魔だったが、コクジャク特有の美しい上面から尾羽にかけての模様をしっかりと脳裏に焼き付ける。知り合いが皆悉く外しているような幻のキジが、目の前を歩いているという贅沢な時間。コクジャクが森へ消えた後、3人で握手を交わし、喜びを分かち合った。正直まだ若いから、そこまで凄腕のガイドではないだろうと思っていたのだが、まさか最難関を見せてくれるとは思ってもいなかったので、一気に信頼度が増す。やはりBaoさんの雇うガイドは皆優秀なのだろう。その後はトレイルを進んで中間地点くらいまで探鳥してから引き返す。すると地面を走り去る小さめの鳥。まさかサイゴンミヤマテッケイ?なんていうのはさすがになく、アオアシミヤマテッケイだったが、これも嬉しい。サイゴンはここ数年カッティエンでは見られていないのではないだろうか。ミドリシマヤイロチョウも地面をホッピングしているところが見られたので個体数は多くいるようだ。車まで戻ると愛想のよいキビタイヒヨドリがいた。車に乗り今度はロッジの反対側へ。一応サイゴンのポイント(だった)ところを見て回る。砂浴びの形跡があったが、アオアシミヤマテッケイと区別がつかない。おそらく日本人では誰も見ていないのではないか。画像を検索してもまともなものが出てこない。オオハリオアマツバメが飛んでいる。さらにノドアカヒメアオ。餌場でなくてもいるんだ。ガビチョウ系を探していると急に頭上の木に小型のカッコウがやってきた。上面の光沢からしてテリカッコウ系だが、雌なのでよくわからない。ガイドと検討した結果、スミレテリカッコウだろうということになった。ぜひ雄が見たい。進むとオニクロバンケンモドキ、ムナフムシクイチメドリなどが現れる。草原地帯に出たところで遥か上空を何かが飛んでいるのに気づく。遠すぎたので画像で識別したところコハゲコウだった。なかなか見にくい鳥なので、遠いとは言えラッキー。オオハゲコウはさらに難しいが、いつか見てみたい。今度は戻りながら探鳥する。するとなんと藪からカッショクコクジャクの声がするではないか。コールバックしてみると枝の隙間から辛うじて姿が見えたが、奥へ行ってしまった。まさか2個体目が見られるなんて思ってもいなかったので驚いていると、いきなり後方の道路を横断したのだ。あまりに一瞬の出来事で反応が遅れたのが悔やまれるが全身をばっちり見ることができた。今回の遠征はかなりついている。ロッジに戻るために車を待つ間にボウシゲラが現れたが、瞬時に飛び去ってしまう。昼食を食べて、シエスタ。船着き場でゆったりと探鳥する。オオモズサンショウクイが近い。さらにオジロビタキ。日本に飛来するのはほとんどがニシオジロなので、ただオジロは初。想像以上に下尾筒が黒い。部屋の前にはエボシヒヨドリ。シエスタの後はロッジの周りがカンムリカッコウのポイントらしいので歩きながら探す。カンムリはいなかったが、代わりにチャガシラハチクイがとまっていた。その後カザリショウビン狙いで森の中へ入っていく。その手前でビロウドゴジュウカラ。川沿いのポイントまで歩くと奇麗な夏羽のアカガシラサギが佇んでいた。日本ではなかなか完全夏羽は見られないので地味に嬉しい。ダルマインコやキタカササギサイチョウも飛ぶ。森に戻って進んでいくとフタオビヤナギムシクイ。ガイドはキマユだというのだが、納得できないので独断で識別。続いてオオヒメコノハドリ、ブッポウソウ、ミミアオゴシキドリと出てくる。Blue-eared Barbetも木の上で鳴いている。日没が近くなり、引き返しながら歩くが、ハシブトアオバトやオニクロバンケンモドキ、クロアカヒロハシなどだけでカザリの気配はない。今年は干ばつが強いようで、見づらくなっているようだ。ロッジに戻ってオオミミ待機。アジアヘビウが飛ぶ。かなり暗くなってから本命登場。シルエットだが昨日よりはマシな成果だった。夕食後はナイトバーディング。ヒガシオオコノハズクが木の上で鳴いている。しばらく探すが見つからず。声が移動したので、そのほうを探すがやはりわからない。そうこうしているうちにガイドがバシッと見つけてくれた。さすが。2日目も大興奮の一日で爆睡。
予想以上に順調な今回の旅。最大の難敵をクリアしてしまった余裕がある。朝はシマハッカンを狙うことにした。タイなどでも見ることは可能だが、見れる時に見ておくというのが、海外探鳥におけるセオリー。と、その前に朝一でカンムリカッコウにチャレンジ。しかし、反応はない。ベトナムでは珍しいキビタキの雄。シロハラカンムリヒヨドリ、バンケンも見られた。その他ズグロコウライやオオモズサンショウ。カンムリを諦めて、シマハッカンポイントまでまたピックアップトラックで運んでもらう。そこから歩き出すと、まずオニクロバンケンモドキ。さらに進むとさっそくシマハッカンの雌が道路を横断していった。これは期待できそうだと思っていると、今度は木の上部にオオスズメフクロウ。これはラッキー。Owlet系なので昼行性である。進むと、道路脇の藪を何かが歩いている。葉の隙間から赤い顔が見え、シマハッカンの雄だと分かった。ガイドが道に出してくれると言うので、指示された場所で待機していると、本当に道に出てきた。雌も後ろからついてきたからか、ホロ打ちまで披露してくれた。Firebackの名の由来もばっちり見られた。このガイドは凄い。その後来た道を引き返しながら歩く。ムネアオハチクイが2羽遠くにとまっている。さらにキツツキが登場。腹しか見えず最初は何かわからなかったが、クロカンムリコゲラであった。特徴の上面のハートマークは見えず。川沿いに来るとアオチメドリ。前までYuhinaだった種だ。迎えの車を待っていると後ろからドラミングが聞こえる。探すと枯れ木にクロカレハゲラが2羽。巣穴を掘っているようだった。なかなか見れないらしいので運が良かった。カザリショウビンのポイント付近で車を降りて探す。アオアシミヤマテッケイが藪の中でじっとしていた。クロラケットオナガは見やすい場所に出てきてくれた。シンガポールで見て以来のズアカミユビゲラも登場。カンムリカッコウポイントにも行くがクロアカヒロハしのみ。昼食を食べてシエスタ。ロッジ周辺を探鳥し、ヒメオウチュウやブッポウソウ、ズグロコウライなどを見る。船着き場の周りの実のなる木にはキガシラムクドリがやってきていた。初日よりも全然近いし、ずっと実を食べているのでじっくり見られた。その他タケアオゲラ。シエスタ終了後はカッティエンのもう一つのスターバード、いまやここくらいでしか野生の個体を見ることが難しくなったマクジャクを狙う。夕方に活性が上がるらしく、まだ早いということで再びカンムリカッコウを狙うが、反応なし。代わりにハイイロオウチュウがいた。ベトナムでは珍しいオオルリの雄も。車に乗ってマクジャクの出る草原へ。荷台から探すスタイル。途中カンムリワシが飛ぶ。往路ではマクジャクが出ず、Uターンする森の中でハクオウチョウの群れに遭遇したので、しばらく観察。シンガポールで見ているが、あれは篭脱け。来た道を引き返すと木の上にミカドバト。その後も群れを見たので多いようだ。草原ではコシジロヒヨドリが遠かったが見られた。バンケン、キタカササギサイチョウ、さらにハイイロモリツバメも頭上を旋回しながら餌をとっている。進みながらマクジャクを探していると、遂に出た、マクジャク。割と近いが低木の枝の中にいて見づらい。そのまま歩き去ってしまう。ちょっと満足いかないので別の個体を探す。途中森になっているところでシマハッカンの群れに遭遇。雄2羽に雌3羽。再び草原に出ると、なんとかなり開けたところにマクジャクがいるではないか。慌てて車をとめてもらう。こちらに驚いたのか少し奥へ行ってしまったが、開けているのでしばらく観察することができた。これで満足。その後も藪の中にいるもう1羽を見ることができた。宿に戻ってオオミミチャレンジ3日目。今日はあまり飛ばす、まともに撮れなかった。夕食後のナイトバーディングではBrown Hawk-owl を見ることができた。これで今回の旅のターゲットはほぼ制覇、明日何を狙うか迷ってしまうが、とりあえず爆睡。
遂に最終日。ここで狙いたいものはほぼ見たが、実はまだもう1種、ここで見るべき鳥がいるのである。それは、アンナンムシクイチメドリだ。ほぼベトナム固有種。ただ地味なBabblerということもあり、ヤイロチョウ類やキジ類の影に隠れてしまっている感がある。しかし、Babbler大好き人間、またライフリスト6000を目標としている自分にとっては見逃せない種だ。まず早朝にカンムリカッコウを狙うが今日も不発。チョウショウバトとムネアオハチクイくらい。朝食を食べて店から出ようとすると入口で小鳥が動き回っている。見たことないので何かと思ったが、ハイムネハウチワドリだった。その後、一昨日カッショクコクジャクを見たトレイルに向かう。途中道路上にまたしてもシマハッカン。またまたホロ打ちまで見せてくれた。上旬に来た知り合いは1羽も見ていないので、やはりキジの活性は3月下旬から4月上旬に高くなるのだろう。トレイルを歩くと頭上にブッポウソウ。地面にはアオアシミヤマテッケイとミドリシマヤイロチョウ。どちらもすぐ引っ込んでしまいまともに見られない。進むとムナフムシクイチメドリの小群がいたので注意するがアンナンは混じっていない。セキショクヤケイの雄が近い。さらにクロカンムリコゲラも登場。どんどん進んでいくと、Tit-babbler系の鳥がやってきた。顔の斑がやけに少ないので、もしやと思って一応撮影。ガイドに見せたが違うと言われる。それでもやっぱりおかしいので帰国後もう一回確認したら、たぶんそうだろうと。なんとアンナンムシクイチメドリを見てしまった。もうこれは飛行機が落ちるのではないかとN君談。その後キンバト、そしてまたクロカンムリが出る。途中で引き返すと、頭上にアズキヒロハシ。ヒロハシ類はどの種も愛嬌のある顔をしていて、人気が出るのも分かる。トレイルの入口まで戻ってくるとオニクロバンケンモドキ。さらに高い木の上を何かが飛び回っているので、よく見るとスミレテリカッコウの雄ではないか。遠くても紫色が目立つ。広域種ではあるが、狙いにくい鳥。昨年ルソン島に愛想の良い固体が出ていて見たいと思っていたところだ。ハイイロオウチュウも飛ぶ。車で来た道を歩きながら探鳥すると、オオヒメコノハやクロアカヒロハシなどが出る。船着き場の手前あたりでクリイロヒメカッコウが木の上に飛んできた。特徴的な声。ロッジの周りではキタカササギサイチョウが至近距離で見られた。カンムリカッコウのポイントではムナフタイヨウチョウの番。クロラケットオナガとノドアオハチクイがラストを飾る。昼食を食べて、荷物を整理してカッティエンを後にする。非常に充実し、あっという間の4日間であった。川を渡って車に乗り込む。空港へ向かって走り出したが、どうやら道を間違えたようでUターンしようとしたところの電線にちょうどミドリハチクイがとまっていた。最後の最後までラッキー。また4時間かかるので、車内で爆睡。そうしているうちにホーチミン空港に到着。次はアオエリヤイロチョウを狙に来ると伝えてガイドと別れた。どうなるかちょっと不安だった初ガイド付き海外遠征だったが、素晴らしい成果に終わった。優秀なガイドと同行してくれたN君に感謝したい。
19 Mar 26 黒浜沼
SAITAMA Pref.
8:00 ~ 12:00
01. Eastern Spot-billed Duck08. Oriental Turtle Dove15. Eurasian Tree Sparrow
02. Grey Heron09. Carrion Crow16. Black-backed Wagtail
03. Great Egret10. Large-billed Crow17. Buff-bellied Pipit
04. Little Egret11. Eurasian Skylark18. Meadow Bunting
05. Great Cormorant12. Brown-eared Bulbul19. Rustic Bunting
06. Black-eared Kite13. White-cheeked Starling20. Masked Bunting
07. Rock Dove14. Dusky Thrush21. Savannah Sparrow 1
- -
明日から遠征に行ってしまうので、抜けないうちにサバンナシトドのリベンジへ向かう。だいぶ近くで見られるようになったということで期待する。ポイントに到着してしばらく待つと、水路脇の草むらに出てきた。前回よりも全然近い。ずっと採餌しているが、小さい鳥なので、草の陰に入ったりすると分からなくなる。そろそろ抜けることだと思うが、無事繁殖地へと戻ってほしい。この辺りでウズラを見た人がいるようなので、それも探してみたが見つからず。久しぶりに見たいものだ。十分満足したのでとっとと切り上げて明日からの遠征の準備をしに帰った。
18
17
Mar21
Mar 20
大洗−苫小牧航路
北大苫小牧研究林
苫小牧−仙台航路
HOKKAIDO Pref.
01. Whooper Swan14. Black-tailed Gull27. Coal Tit
02. Mallard15. Mew Gull28. Varied Tit
03. Eastern Spot-billed Duck16. Vega Gull29. Marsh Tit
04. Black Scoter17. Slaty-backed Gull30. Japanese Tit
05. Pacific Loon18. Thick-billed Murre +31. Brown-eared Bulbul
06. Laysan Albatross19. Ancient Murrelet32. Long-tailed Tit
07. Black-footed Albatross20. Crested Auklet +++33. Eurasian Wren
08. Short-tailed Albatross juv121. Rhinoceros Auklet34. Eurasian Nuthatch
09. Northern Fulmar22. Rock Dove35. Eurasian Treecreeper
10. Streaked Shearwater23. Oriental Turtle Dove36. White-cheeked Starling
11. Short-tailed Shearwater24. Japanese Pygmy Woodpecker37. Eurasian Tree Sparrow
12. Pelagic Cormorant25. Great Spotted Woodpecker38. Black-backed Wagtail
13. Black-legged Kittiwake26. Large-billed Crow39. Meadow Bunting
177 600
仙台で大学関係の用事があり、最初は新幹線や夜行バスで行こうとしたが、せっかくなら船で行こうと突然閃いた。しかし残念ながら、大洗‐仙台航路はないので、大洗−苫小牧、そして苫小牧‐仙台と乗り継がなければならない。まずは大洗‐苫小牧航路。落石クルーズで空振り続けているエトロフウミスズメを中心にツノメドリやウミオウムにも期待する。夕方便にしたので朝起きるとすでに岩手県沖。甲板に出て海上を眺めると、さっそくエトロフウミスズメの群れが飛んでいる。普通種なのだが、落石クルーズでは、沖合に出ないため狙いにくい。ようやくの初観察。ただ遠い。その手前をハシブトウミガラスが次々に飛んでいく。温根元ハイドから遠くにいるのを見ただけだったので、それよりはマシだ。夏羽や冬羽などバリエーションを豊富。エトロフも定期的に群れが確認できるが、どれも遠い。シラヒゲウミズズメが混じっていないかチェックしているつもりだが、この距離だと仮にいたとしても見落とす自信がある。7時過ぎにはアホウドリの幼鳥が急に現れてソアリングしながら流れていった。秋の大苫航路でずっと狙って見られなかったのだがあっけなく登場。この時期は八丈航路のイメージが強いが、大苫でも出るのか。その後アホウドリの再来を期待したが、クロアシアホウドリしか飛ばず。苫小牧に到着後、日没まで苫小牧研究林へ。ハシブトガラ、シロハラゴジュウカラ、そして今までしっかり見られていなかったキタキバシリをじっくり観察することができたのが地味に嬉しい。期待していたクマゲラは見ることができなかった。いつになったら見られるのだろうか。翌日は苫小牧‐仙台。アシナガウミツバメが期待できる名古屋‐仙台航路の続きの航路で、太平洋フェリーが航行している。この航路に乗るのは初めて。海はだいぶ穏やかでそのせいか鳥が全然飛ばない。ウミスズメは多く見られたがそれ以外はパッとしないまま仙台に到着。東京から仙台の移動で2日使う人は殆どいないだろう。
16 Mar 4 都内各所
TOKYO Pref.
01. Snow Goose 313. Little Egret25. Brown-eared Bulbul
02. Mallard14. Great Cormorant26. Japanese Bush Warbler
03. Eastern Spot-billed Duck15. Common Moorhen27. Japanese White-eye
04. Northern Pintail16. Eurasian Coot28. White-cheeked Starling
05. Garganey 117. Black-headed Gull29. Dusky Thrush
06. Canvasback 118. Rock Dove30. Daurian Redstart
07. Common Pochard19. Oriental Turtle Dove31. Eurasian Tree Sparrow
08. Tufted Duck20. Bull-headed Shrike32. Black-backed Wagtail
09. Smew21. Carrion Crow33. Buff-bellied Pipit
10. Little Grebe22. Large-billed Crow34. Hawfinch
11. Grey Heron23. Japanese Tit35. Meadow Bunting
12. Great Egret24. Eurasian Skylark36. Masked Bunting
159 -
1月に埼玉で見たオオホシハジロが東京の公園に移動し、かなり近くで見られるようになったということで、再び見に行くことにした。その前に最近シマアジが見つかった川に寄る。渡りにしてはかなり早い気がするが、越冬していたのだろうか。川沿いを歩いていくとカメラマンが集まっている一角があり、見るとシマアジの姿があった。小川なので距離はかなり近いが、あまり警戒していないようである。まだ生殖羽への換羽中であったが、これはこれでなかなか見ることができない羽衣だ。しばらく観察していると飛んだので、オオホシハジロの公園へ移動する。こちらもたくさんのカメラマンがいて、視線の先にはオオホシハジロ。噂通りかなり近い。潜水したり羽ばたいたりと十分に観察できた。この池にはミコアイサの雌もいて、こちらもかなりの至近距離。魚を捕まえていた。その後まだいるハクガンの様子を見に行った。二週間前より若干白くなったような気がする。さすがにあと一週間くらいでいなくなるだろうか。来年も来てほしい。
15 Mar 3 常陸那珂・大洗
IBARAKI Pref.
01. Falcated Duck16. Black-eared Kite31. Common Kestrel
02. Eastern Spot-billed Duck17. Rough-legged Buzzard32. Merlin
03. Tufted Duck18. Kentish Plover33. Bull-headed Shrike
04. Harlequin Duck19. Sanderling34. Carrion Crow
05. Red-breasted Merganser ++20. Black-headed Gull35. Large-billed Crow
06. Green Pheasant21. Black-tailed Gull36. Eurasian Skylark
07. Red-throated Loon 522. Mew Gull37. White-cheeked Starling
08. Red-necked Grebe23. Thayer's Gull 138. Dusky Thrush
09. Great Crested Grebe24. Vega Gull39. Blue Rock Thrush
10. Horned Grebe25. Timyr Gull40. Eurasian Tree Sparrow
11. Black-necked Grebe26. Slaty-backed Gull41. Black-backed Wagtail
12. Grey Heron27. Ancient Murrelet42. Buff-bellied Pipit
13. Great Egret28. Rock Dove43. Meadow Bunting
14. Pelagic Cormorant29. Oriental Turtle Dove44. Rustic Bunting
15. Japanese Cormorant30. Japanese Pygmy Woodpecker45. Masked Bunting
157 -
ケアシノスリの成鳥は個人的になかなか見ることができないイメージを持っているが、茨城で見られているとのことで、向かう。到着早々木から飛び降りるケアシを目撃。その後木に戻ってしばらくじっとしていたが、急に飛び立ったかと思うと奥へ降りてまた戻った。その後しばらくして今度は手前に飛んできて、狩りをしてくれた。その後見失ったが、待っていると奥のほうで旋回し始めた。近くに移動すると真上を飛んでくれた。青空に白い体が輝き、何度見ても美しい猛禽であるが、成鳥のためその美しさに磨きがかかる。尾羽の黒帯が一本であるため雌と思われる。次は雄成鳥を見たいし、クロケアシにも憧れる。ケアシを見た後は海沿いを回る。最初のポイントではミミカイツブリが手前に泳いでいた。次のポイントでは、雄のシノリガモをかなりいい条件で観察することができた。珍しいカモではないが、近くで見たことが無かったので嬉しい。沖にはアビやアカエリカイツブリの姿もあった。場所を移動すると、今度は沖にウミアイサが群れている、手前の岩場にはヒメウ、さらにカナダカモメ、銚子以外で見るのは初めて。最後は大洗でマダラウミズズメを探す。ウミスズメはたくさん浮かんでいるが、マダラの姿はなかった。せめてハシナガウミスズメでもいてくれれば良かったのだが。
14
13
Feb 28
Feb 27
関西各地
OSAKA & HYOGO Pref.
01. Eurasian Wigeon16. Eastern Buzzard31. Pale Thrush
02. Mallard17. Rock Dove32. Naumann's Thrush 1
03. Eastern Spot-billed Duck18. Oriental Turtle Dove33. Dusky Thrush
04. Northern Shoveler19. Short-eared Owl34. Red-breasted Flycatcher 1
05. Common Pochard20. Common Kestrel35. Daurian Redstart
06. Baer's Pochard 121. Bull-headed Shrike36. Eurasian Tree Sparrow
07. Ferruginous Duck 122. Eurasian Jay37. Black-backed Wagtail
08. Tufted Duck23. Carrion Crow38. Buff-bellied Pipit
09. Little Grebe24. Large-billed Crow39. Hawfinch
10. Grey Heron25. Japanese Tit40. Grey-capped Greenfinch
11. Great Egret26. Brown-eared Bulbul41. Meadow Bunting
12. Little Egret27. Japanese Bush Warbler42. Masked Bunting
13. Great Cormorant28. Yellow-browed Warbler 143. Common Reed Bunting
14. Northern Goshawk29. Japanese White-eye
15. Black-eared Kite30. White-cheeked Starling
145 -
珍ガモが2種好条件で観察できるとのことで、以前から見たかったニシオジロビタキの成鳥と兼ねて関西遠征を企画した。2日間の日程。新宿から夜行バスに乗って大阪へ。初日はとりあえずアカハジロを狙いにプールへ。数年続けて飛来している有名な場所だが、早朝しかいないらしいので、急ぐ。金網の隙間からプールを覗くと、カルガモに混じってアカハジロの姿を無事確認することができた。最近はプールにいないことも多いと聞いていたので、一安心。最初は奥にいたが、待っていると何回か近くに泳いできた。3年前に岡山で見て以来となるが、観察条件は全然良い。アカハジロは個体数が激減しており、さらに交雑個体の観察例も増えてきているため、純粋な個体は貴重であり、飛来が途絶える前に観察できて良かった。角度によって見える頭部の緑色光沢が非常に綺麗。8時半前に飛び去ってしまったので、メジロガモの池に移動する。場所は住宅街の中にある公園の池で、ホシハジロと共に、普通に泳いでいた。銚子で偶然見て以来8年ぶりなので、個人的にはアカハジロよりこちらのほうが嬉しい。アカハジロに負けず、頭部の赤色光沢が美しかった。小さい池なので常に近くで見ることができた。十分満足したので、大阪城公園に移動する。鳥屋的にはかなり有名な場所だが、あまり良いイメージも無い。関西にもいる論理的思考能力のないカメラマンに遭遇する危険性があったが、しょうがない。とりあえずキマユのポイントへ行ってみるが気配がなかったのでハチジョウに移動。こちらはちょっと探すとすぐに見つかった。その後キマユに戻ってみると、声がしたので、見上げると木の中を動いているのが分かった。冬に見るのは初観察以来。昔葛西で越冬していた個体で、中学生最後のライファーだった。結局論理的思考能力のないカメラマンには遭遇せずに済み、兵庫に移動してネットカフェに泊まった。
暗いうちに出発し始発でニシオジロビタキが越冬している公園へ。ポイントには誰もおらず、適当に探していると地鳴きが聞こえ、茂みから喉のオレンジを際立たせながら出てきた。散々見ている鳥だが、初の成鳥。最近はようやくオジロとニシオジロが亜種だとかいう戯言を言う連中がいなくなってきたので嬉しいが、ノドアカツグミとノドグロツグミとかになるとまだいるので。一体どうしたらよいのだろうか。ずっと出っぱなしなので、早めに切り上げて大阪に戻る。夜行バスの時間までコミミズクを見て時間を潰す。河川敷にカメラマンがずらりと並ぶ。関西でもコミミは人気なのだと実感。夕方になり、飛び始めたが、驚くのはその数、なんと5羽。こんなに同時に見たのは初めて。活発に餌をとったり、コミミ同士で喧嘩したりと賑やかだった。暗くなったので大阪駅に移動し、夜行バスで関東へ。目的は全て見られたので良い遠征だった。
12
11
10
Feb 22
Feb 21
Feb 20
大雪山
TAIWAN
01. Taiwan Partridge 116. Grey Treepie 231. Taiwan Barwing 2+
02. Swinhoe's Pheasant ♂2♀317. Spotted Nutcracker 1+32. White-eared Sibia 3+
03. Mikado Pheasant ♂2♀118. Large-billed Crow33. Golden Parrotbill 5+
04. Grey Heron19. Green-backed Tit 2+34. Taiwan Yuhina ++
05. Great Egret20. Yellow Tit 2+35. Flamecrest 5+
06. Little Egret21. Light-vented Bulbul36. Eurasian Wren
07. Black Eagle 122. Barn Swallow37. Eurasian Nuthatch 2+
08. Crested Goshawk 123. Pacific Swallow38. Crested Myna
09. Oriental Turtle Dove24. Rufous-faced Warbler 3+39. Collared Bush Robin 3+
10. House Swift25. Brown-flanked Bush Warbler 140. Red-flanked Bluetail
11. Taiwan Barbet 326. Black-throated Bushtit +41. Taiwan Whistling Thrush 2
12. Grey-capped Pygmy Woodpecker 127. Grey-cheeked Fulvetta 3+42. Snowy-browed Flycatcher ♂1
13. Grey-chinned Minivet 128. Rufous-crowned Laughingthrush 3+43. Eurasian Tree Sparrow
14. Black Drongo +29. White-whiskered Laughingthrush ++44. Grey Wagtail
15. Eurasian Jay30. Steere's Liocichla +45. Taiwan Rosefinch 3+
138 598
卒論も一段落し、気分転換に台湾へ。昨年に引き続き2回目となる。もはや台湾は国内遠征みたいなものなのであまり海外という気がしない。前回は台北で台湾の基本種をおさえたが、今回は憧れのキジ類を狙いに大雪山へ。成田を深夜に飛び立ち、まだ暗いうちに桃園国際空港に到着。ここから台湾高鐵で台中まで向かう。桃園空港のダメなところは電車が乗り入れていないことで、高鐵の桃園駅まで連絡バスに乗る必要がある。高鐵もその連絡バスもまだ始発がないので、空港内のフードコートのソファで仮眠する。時間となり桃園駅から台中駅へ移動、駅前でレンタカーを借りる。ここから大雪山まで運転するが、初の左ハンドルにやや戸惑う。大雪山林道への入り口は分かりづらく、ナビがないときつい。林道をどんどん上がっていくと霧が出てきた。これでは鳥が見れそうにないが、上がるしかないので進むと、サンケイポイントの手前で霧が晴れてきた。これはラッキー。賞鳥台に車をとめ、とりあえず赤い実がまだあるかを確認する。残念ながらもう全部なくなっていた。賞鳥台の横の斜面には1年ぶりのタイワンオナガ。ここに餌がまかれているようである。周りにはカンムリチメドリの群れ。チメドリと付くがメジロ科の鳥。動きもメジロに近い。カンムリを追っていると、唐突に上空を猛禽が飛ぶ。カザノワシだ。山の向こうへと消えていった。その後さっきの斜面を覘いてびっくり、サンケイの雄がいるではないか。朝夕以外出ないと思っていたので拍子抜け。さらに雌も何羽か出てきて、かなり近くまで来る。雄はさすがに警戒心が強かったが、ホロ打ちを披露してくれた。顔の赤、体の青、背と尾の白、この3色が絶妙に配置されていて美しい。道路際に出てくるポイントはここからカーブを曲がった先なので降りていくと、(仮称)タイワンゴシキドリ。一年ぶり。カケスも登場。台湾固有亜種taivanus 。外見は大陸系の亜種に近い。さらに、騒がしい鳴き声をともにズアカノドジロガビチョウが小群でやってきた。ちょっと前にノドジロガビチョウ(White-throated Laughingthrush)から分化した種である。この鳥はなかなか難しい種と聞いていたので、いきなりの登場に興奮。頭頂の赤茶色が目立つ。すぐに森へ消えていったが幸先の良いスタートとなった。メジロチメドリも一年ぶりの再会。賞鳥台へ戻る途中でヤブドリ。緑を基調とした落ち着いた奇麗さ。とりあえメインターゲットのサンケイを抑え、精神的に楽になり、ミカドキジを狙いに林道を上がる。途中タイワンシジュウカラが見られたが遠かった。大雪山森林遊楽園の入口にはゲートがあり、入園料を払って中へ。脇に公園があってカンチメが間近で見られた。ビジターセンターを通り過ぎ、47k地点へと向かうと、すでにミカドキジが悠々と歩いているではないか。霧が出てきて視界が悪く、暗いのが残念だが、かなり近くまで来る。ヤマドリを紺色にしたようなその姿は気品と威厳に溢れ、まさしく帝。餌にはタイワンキンバネガビチョウも集まってきている。キンバネホイビイとも呼ばれるが、IOCでは前者。キンバネというだけあって奇麗。50k地点の山小屋まで移動すると、広場に(仮称)タイワンマシコのつがいが降りている。以前はタカサゴマシコ(Vinaceous Rosefinch)の亜種だったが、最近スプリットされた。雄はオオマシコをさらに紫色味を強くした感じ。しかも近い。そこから林道を上がっていくと、なんとここにもミカドキジ。しかも番。ただ霧が邪魔。暗くなってきたのでサンケイポイントまで一気に下って、道路横断を狙う。すると斜面の餌場に雄が来ているではないか。しかも画面ギリギリの近さ。しばらく採餌した後、消えていった。その後道路横断のポイントへ行くと、さっき通ったとのことで、同じ個体が時間差で見られたのだろう。その後、斜面の餌場をもう一度確認すると、なんとミヤマテッケイがいるではないか。大雪山にも生息はしているものの、狙いにくく今回はターゲットにしていなかったのに。一日でキジ制覇(正確にはコジュケイから種分化したテッケイがいるが)とは完璧だ。暗くてブレるのをなんとか抑えて撮影。十数秒で飛んでしまった。夜はナイトバーディングを試みたが、特に成果は得られず。明日は残りの固有種を狙う。
早朝から賞鳥台周りでタイワンツグミを狙う。名前的に台湾固有に聞こえるが種としては固有ではない。しかし将来的に台湾固有亜種がスプリットされる可能性が十分にあるので是非とも見ておきたい種だ。道路にはルリチョウが2羽出てきていた。昨年烏来でそれらしい影を見たものの、確定できなかったのでライファーである。歩きながら道を下って探鳥すると、ミミジロチメドリが登場。台湾固有種だが与那国島で記録があるらしい。ヤブドリやタイワンオナガも。さらにハイガシラコゲラもいる。一昨年シンガポールで一瞬見ただけだったので、ようやくちゃんと見ることができた。道を進むと、ズアカエナガ、コシジロムシクイ、メジロチメドリの混群に当たる。どれも動きが早くてきついが、ズアカはまだ割といける。問題はコシジロで、全然止まらない。ベニサンショクイやゴジュウカラの台湾固有亜種formosana も木の上をちょろちょろしている。下面が全体的に赤茶色。来た道を戻るとタイワンゴシキ。道路横断ポイントにはサンケイの雌がいて、待っていると雄もやってきた。その後ビジターセンターまで一気に移動し、周辺の森を探鳥する。霧がうっすらと出ていたが、見たかったアリサンヒタキを確認。さらに森の奥へと進むと、青いヒタキを見つけた。てっきりキクチヒタキの成鳥かとその場では思ってしまったのだが、後々確認すると、ムネアカヒタキだった。台湾で狙うのは簡単ではないと思うので、将来的に固有亜種innexa がスプリットされた時を考えれば見られて良かった。その後ニイタカキクイタダキが群れでやってきたが、霧のせいでまともに見られない。目の回りが黒くキクイタより格好いい。奥まで歩いていくと、キバラシジュウカラをようやく確認。もっと簡単に見られると思っていた。簡単に言えばシジュウカラの腹を黄色くしただけ。台湾固有亜種insperatus 。ズアカエナガやゴジュウカラも近くまで来た。霧のせいか。50kポイントまでやってくると霧が晴れた。駐車場の脇に餌付けのポイントのようなものを見つけたので待ってみるとアリサンヒタキが現れて3mくらいまで寄ってくる。美しさと格好良さを併せ持つやばい鳥で、日本でも絶大な人気を誇り、この鳥がマークの引っ越し業者が存在するほどだ。ミソサザイもきた。台湾固有亜種taivanus 。駐車場から続く山道を歩いてみると、ホシガラス。これも台湾産亜種owstoni 。さらにうるさい声とともにシマドリが現れる。名の通り風切が縞模様。さらに小さい鳥が群れで笹薮を動いていると思ったら、なんとキンイロダルマエナガ。台湾固有亜種morrisoniana 。これを台湾で見るのは相当難しいのではないか。あまり聞かないのでラッキーだった。広場に戻ってみると、キンバネは警戒心ゼロで群れている。その後またビジターセンター周りの森で鳥を見てから47k地点へ。ミカドキジはきっちり出ていた。その後50k地点でアリサンの雌などを観察。その後もしかしたらシロクロヒタキが出るかもしれないポイントの前で待ってみるが、いない。ナイトバーディングは霧の影響もあって今夜も不発。
早朝から50k地点で探鳥。薄い霧に覆われた中、ミカドキジの番が広場にやってきていた。ホロ打ちも見ることができた。ニイタカが出てこないかと期待したのだがダメ。その後ビジターセンターまで下る。ここも霧が出ていたが、シマドリを至近距離で観察することができた。その後森の中を歩くと、アリサン、コシジロ、ニイタカなどを観察。ニイタカは今回もろくな写真を撮ることができず。コシジロはようやく証拠の画像を抑えた。50k地点へ戻る途中で、タイワンマシコが番で餌をとっている。ちょっと霧が出ているのが残念。さらに、50k地点からニイタカ狙いで歩いた林道の先でタイワンコウグイスと思われるウグイスを観察。地鳴きからおそらくそうだと思うが。タイワンと付くが、広く分布している。ちなみに台湾固有亜種robustipes 。その後広場でアリサンヒタキやゴジュウカラを観察し、下る。ゲートの横の広場ではヤブドリ、そして初日に遠くのを見ただけだったタイワンシジュウカラがやっと近くで見られた。これは次回に持ち越しかと思っていただけに嬉しい。なかなか良いカラだ。キバラシジュウカラもいる。サンケイポイントまで下ると、普通に出ていた。もうなんなんだ、常にいるのか。顔の裸出部を膨張させて雌に求愛する光景も見ることができた。麓まで来たところで電線にカンムリオオタカ。レンタカーを返す途中で上空にアマツバメが舞っていたが、運転しながらだと種を特定できず。普通にヒメアマか。台中駅まで戻ってレンタカーを返し、高鐵で桃園駅へ。そこからバスで空港に向かう。3日間という短い日程ではあったが、非常に充実した遠征であった。まだまだ見るべき固有種がたくさんいる台湾。これから年一くらいのペースで来ることになるだろう。
9 Feb 19
荒川
TOKYO Pref.
12:00~16:00
01. Snow Goose juv307. Great Cormorant13. Eurasian Skylark
02. Eastern Spot-billed Duck08. Black-eared Kite14. White-cheeked Starling
03. Little Grebe09. Eurasian Coot15. Dusky Thrush
04. Grey Heron10. Black-headed Gull16. Black-backed Wagtail
05. Great Egret11. Rock Dove17. Buff-bellied Pipit
06. Little Egret12. Oriental Turtle Dove
98 -
成田空港へ行く用事があったので、その途中で白くなったハクガンのリベンジに向かう。到着すると、無事芝生で餌を食べる3羽のハクガンがいた。11月に見た時よりもかなり白くなっていて、嘴もピンク色味が増している。一羽は胸の辺りなど明らかに黒ずんでいて、明瞭な境界ができていることから、単純な換羽の進行速度による差とも考えにくく、アオハクガン系統の血が混じっているように思う。昨年末から数か月ここに居ついているため、芝生の上は糞でいっぱい。これだけ採食圧がかかって餌がなくならないか心配していたが、大丈夫なようだ。全然警戒心がないので触れるくらいまで寄ってくる。しばらくして川に入ってまた芝生へ戻ったところで観察を切り上げた。
8 Feb 16
新浦安~行徳~荒川
CHIBA~TOKYO Pref.
7:00~15:00
01. Eurasian Wigeon15. Great Cormorant29. Large-billed Crow
02. Mallard16. Eurasian Coot30. Japanese Tit
03. Eastern Spot-billed Duck17. Red-necked Stint31. Eurasian Skylark
04. Common Pochard18. Little Stint32. Brown-eared Bulbul
05. Greater Scaup19. Dunlin33. Zitting Cisticola
06. White-winged Scoter 120. Black-headed Gull34. Japanese White-eye
07. Common Goldeneye21. Vega Gull35. White-cheeked Starling
08. Red-breasted Merganser22. Taimyr Gull36. Dusky Thrush
09. Little Grebe23. Rock Dove37. Daurian Redstart
10. Great Crested Grebe24. Oriental Turtle Dove38. Black-backed Wagtail
11. Black-necked Grebe25. Bull-headed Shrike39. Buff-bellied Pipit
12. Grey Heron26. Brown Shrike juv140. Masked Bunting
13. Great Egret27. Azure-winged Magpie
14. Little Egret28. Carrion Crow
97 -
新浦安で至近距離でビロードキンクロが見られ、行徳には不明モズがいるとなると、まとめて行くのが効率的である。とりあえず新浦安から。先端まで歩いていくと、黒くてでかいのがすぐそこに浮いているのが肉眼でもわかる。近すぎる。過去最短と言っても過言ではない。独特な嘴を至近で見ることができた。頻繁に潜水し、餌をとる。体に付く水滴まで鮮明に見える。その後行徳に移動すると、不明モズはもう出ていた。なぜかシマアカモズということになっているらしいが、この羽衣の段階で、なぜ亜種まで特定できるのか甚だ疑問である。種アカモズであることは間違いないと思うが、いろいろな亜種の可能性を考慮すべきである。すぐ見れてしまったので、さらに足を延ばして荒川河川敷へ。11月から滞在中のハクガンがかなり白くなったとこのことで期待したが、あいにく留守。最近はいないことが多いらしい。そろそろ渡る気か。
7 Feb 12
黒浜沼~渡良瀬遊水地
SAITAMA~TOCHIGI Pref.
8:00~18:00
01. Eurasian Wigeon16. Eastern Buzzard31. Dusky Warbler
02. Mallard17. Eurasian Coot32. White-cheeked Starling
03. Eastern Spot-billed Duck18. Northern Lapwing33. Dusky Thrush
04. Northern Pintail19. Common Snipe34. Daurian Redstart
05. Eurasian Teal20. Rock Dove35. Eurasian Tree Sparrow
06. Little Grebe21. Oriental Turtle Dove36. Black-backed Wagtail
07. Great Crested Grebe22. Short-eared Owl 137. Buff-bellied Pipit
08. Grey Heron23. Common Kestrel38. Hawfinch
09. Great Egret24. Bull-headed Shrike39. Long-tailed Rosefinch
10. Little Egret25. Rook40. Grey-capped Greenfinch
11. Great Cormorant26. Carrion Crow41. Meadow Bunting
12. Eurasian Sparrowhawk27. Large-billed Crow42. Chestnut-eared Bunting
13. Eastern Marsh Harrier28. Japanese Tit43. Masked Bunting
14. Hen Harrier29. Brown-eared Bulbul44. Common Reed Bunting
15. Black-eared Kite30. Japanese Bush Warbler45. Savannah Sparrow 1
94 577
1月に探しに行って見つからなかったサバンナシトドが見つかったようだ。場所を確認すると、なんと前回探していた範囲から一本向こうの道だった。かなりおしかった。まあ見れれば別に問題はないので、さっそく向かう。水路の脇の草むらが好きでよくそこに出てくるらしく、待っているとすぐに現れた。しばらくして飛んで見失ったが、別の水路で一瞬見つかり、すぐ隠れてしまった。その後一向に気配がないのだが、この水路からは移動していないはずなので、根気強く待つ。すると、ツグミに追われて出てきた。小さいので茂みに入るとわからない。しばらく草にとまったりしたが遠い。毎年どこかで観察されるので珍鳥という程ではないが、今まで空振り続きだったのでようやくのライファーとなる。クサチヒメドリという和名もあるが、サバンナシトドのサバンナはこの鳥の標本が最初に採集されたアメリカの町のことなので、クサチと訳すのは誤りである。17亜種に分かれ、日本で記録される亜種は、日本鳥類目録ではsandwichensis 、Birds of East Asia では anthinus とされている。この個体がどちらの亜種(またはそれ以外の亜種)かは定かではない。人も多く出が悪いので、早めに切り上げて渡良瀬へ移動する。先日葛西で見たムジセッカだが、ここにも入っているとのことでポイントへ行ってみたら、すぐ出た。しかも見やすい。今までで一番見やすかったかもしれない。その後はケアシノスリを探すが見つからず。鷹見台で待機しコミミズクが飛ぶのを待つ。その間チュウヒやハイイロチュウヒが飛ぶ。コミミはだいぶ暗くなってから現れた。ちょっと遠かったが、久しぶりの観察となる。満足して闇に沈んだ渡良瀬を後にした。
6 Jan 27
蕪栗沼
MIYAGI Pref.
6:00~17:00
01. Cackling Goose13. Little Egret25. Eurasian Skylark
02. Taiga Bean Goose14. Great Cormorant26. Brown-eared Bulbul
03. Greater White-fronted Goose15. Eastern Marsh Harrier27. White-cheeked Starling
04. Bar-headed Goose 116. Hen Harrier28. Dusky Thrush
05. Tundra Swan17. Black-eared Kite29. Daurian Redstart
06. Whooper Swan18. Eastern Buzzard30. Eurasian Tree Sparrow
07. Mallard19. Oriental Turtle Dove31. Buff-bellied Pipit
08. Eastern Spot-billed Duck20. Merlin32. Grey-capped Greenfinch
09. Northern Pintail21. Peregrine Falcon33. Meadow Bunting
10. Eurasian Teal22. Bull-headed Shrike34. Rustic Bunting
11. Grey Heron23. Carrion Crow35. Masked Bunting
12. Great Egret24. Large-billed Crow36. Common Reed Bunting
88 576
予知能力を遺憾なく発揮してしまったことにより、もう一度蕪栗沼に行かなければならなくなってしまってから約二か月、ようやくその機会に恵まれた。とりあえず朝の塒立ちへ。このマガンの大群のどこかにインドガンが混じっているはずである。しかし、見える範囲にはおらず、群れは田んぼへとどんどん移動していく。塒立ちでの奇跡の発見を諦め、最近インドガンの出現頻度が高いエリアに移動し、マガンの群れを徹底的に探していくが、見つからない。カリガネと違って、いたらすぐに分かるはず。おそらく数日前に雪が降った関係で行動パターンが変わってしまったのだろう。インドに行けばいっぱいいるのだろうが、インドに行くのはいつになるか分からないのでぜひ見ておきたかった。日没もせまり、諦めて蕪栗沼の近くに戻ってきて、最後に周辺を軽く見て帰ろうとする。たまたま通った道の横にマガンがまとまって降りていたので、一旦通りすぎたが、一応、確認しようと曲がって双眼鏡で流す。この行為はまさしく賞賛に値するものであり、数日間自分を褒め続けた。視野には、白い頭に黒いラインが入っているガン、要するにインドガンがいたのである。一瞬何が起きたか分からなかったが、真冬なのに全身の血液が蒸発するかのごとく興奮。車でもさすがに警戒するような近距離で、どんどん歩いて奥へ行ってしまう。しばらく観察していたが、狭い道を完全に塞ぐ形で停車しており、いつ車が来るかわからないので、裏側に回ろうとした。しかし、回っている間に群れごと飛ばれてしまった。その後飛んでいった方向を探すが見つからず。時間にしたらほんの数分だが、十分観察できたので満足。しかしこれが、伝説的な2016年の序章にも満たないとは、この時は考えてもいなかった。
5 Jan 24
彩湖
SAITAMA Pref.
7:30~15:00
01. Gadwall15. Great Egret29. Japanese Bush Warbler
02. Falcated Duck16. Little Egret30. Japanese White-eye
03. Eurasian Wigeon17. Great Cormorant31. White-cheeked Starling
04. Mallard18. Eastern Buzzard32. Pale Thrush
05. Eastern Spot-billed Duck19. Eurasian Coot33. Brown-headed Thrush
06. Eurasian Teal20. Black-headed Gull34. Dusky Thrush
07. Canvasback 121. Vega Gull35. Daurian Redstart
08. Common Pochard22. Rock Dove36. Eurasian Tree Sparrow
09. Tufted Duck23. Oriental Turtle Dove37. Black-backed Wagtail
10. Green Pheasant24. Japanese Pygmy Woodpecker38. Long-tailed Rosefinch
11. Little Grebe25. Large-billed Crow39. Meadow Bunting
12. Great Crested Grebe26. Japanese Tit40. Masked Bunting
13. Black-necked Grebe27. Eurasian Skylark41. Common Reed Bunting
14. Grey Heron28. Brown-eared Bulbul
79 -
13年前、まだ小4で心が綺麗だった頃に見て以来のオオホシハジロが、長い空白を経て関東に出現したという知らせ。北米に行けば普通種ではあるが、遠い記憶の彼方に消えそうな鳥に再会うするべく、彩湖へ。到着すると、カモの群れがさっそくいて、その中を探すと寝ているオオホシの姿を見つけることができた。jizzがホシハジロとは全く異なるので、寝ていてもすぐにわかる。しかし、起きる気配がないし、池の中央で遠いので、とりあえず彩湖を一周することにした。特に珍しい鳥はいなかったが、ベニマシコなど彩湖っぽい鳥を確認。朝の場所まで戻ってくると、まだ寝ていた。しかし、風の影響なのか、だいぶ岸よりに群れが移動していたので、しばらく待つことにした。すると、急に群れが飛んで旋回してさらに手前に来た。オオホシはその群れの右端にいて、建物が邪魔で木の隙間から辛うじて見える程度だったが、左に泳いできそうな気配。予想は的中し、起きて羽ばたいたと思ったら、どんどん左に移動しはじめ、観察していた場所の正面に来た。嘴から額へのなだらかなラインが特徴的。嘴に淡色部がないこともオオホシの特徴といえばそうだが、ホシハジロにも個体差があるのに、そこだけ見てすぐにオオホシだと騒ぐ、識別力と論理的思考能力および自律的判断力のいずれにも欠けたカメラマンのせいで、オオホシが誤認の象徴と化してしまっている。そのせいで、あの頃奇麗だった心はすっかり悪に満ちてしまった。
4 Jan 16
葛西臨海公園
TOKYO Pref.
7:00~13:00
01. Eurasian Wigeon15. Great Egret29. Brown-eared Bulbul
02. Mallard16. Little Egret30. Japanese Bush Warbler
03. Eastern Spot-billed Duck17. Great Cormorant31. Dusky Warbler 1
04. Northern Shoveler18. Western Osprey32. Japanese White-eye
05. Eurasian Teal19. Northern Goshawk33. Goldcrest 3
06. Common Pochard20. Eurasian Curlew34. White-cheeked Starling
07. Tufted Duck21. Black-headed Gull35. Pale Thrush
08. Greater Scaup22. Saunders's Gull 136. Dusky Thrush
09. Common Goldeneye23. Vega Gull37. Daurian Redstart
10. Red-breasted Merganser24. Rock Dove38. Eurasian Tree Sparrow
11. Little Grebe25. Oriental Turtle Dove39. Black-backed Wagtail
12. Great Crested Grebe26. Azure-winged Magpie40. Buff-bellied Pipit
13. Black-necked Grebe27. Large-billed Crow41. Masked Bunting
14. Grey Heron28. Japanese Tit42. Common Reed Bunting
72 -
いろいろ見られているようなので葛西へ。とりあえず鳥類園でムジセッカを狙う。越冬の期待を清々しく裏切ったヒメクイナを見た場所に立つと、奥のヨシ原からムジセッカの声がする。遠いのでやる気が出なかったがそれを鑑みたのかいきなり手前のヨシ原に飛んできた。舳倉島では普通種だが、構っている暇がないので、こういう時にじっくり観察する。どこかのブログではカラフトムジセッカとされていたが、ムジとカラムジなんてどうやれば見間違うことが可能なのか甚だ疑問である。その後公園西側でキクイタダキを見る。松をちょろちょろ動き回っており、かなり見にくかった。開門の時間となり、西なぎさへ。ダイシャクシギが杭の上で休んでいる。ズグロカモメも杭の上だったが、しばらくすると飛んで、こっちに来た。干潟に降りたり、海に飛び込んでカニを捕まえたりと活発に活動していた。最近は三番瀬に入らなくなってしまったので、悲しい。葛西にはずっと来てほしいが。昼過ぎに撤収。
3 Jan 10
田園・池
IBARAKI Pref.
8:00~16:00
01. Falcated Duck15. Great Egret29. Japanese Tit
02. Falcated Duck x Baikal Teal16. Little Egret30. Eurasian Skylark
03. Falcated Duck x Eurasian Wigeon17. Great Cormorant31. Brown-eared Bulbul
04. Eurasian Wigeon18. Eastern Marsh Harrier32. Japanese Bush Warbler V
05. Mallard19. Hen Harrier 133. Japanese White-eye
06. Eastern Spot-billed Duck20. Black-eared Kite34. White-cheeked Starling
07. Northern Pintail21. Northern Lapwing35. Dusky Thrush
08. Eurasian Teal22. Black-headed Gull36. Eurasian Tree Sparrow
09. Common Pochard23. Vega Gull37. Black-backed Wagtail
10. Tufted Duck24. Rock Dove38. Buff-bellied Pipit
11. Smew 125. Oriental Turtle Dove39. Grey-capped Greenfinch
12. Little Grebe26. Merlin 140. Meadow Bunting
13. Great Crested Grebe27. Carrion Crow41. Masked Bunting
14. Grey Heron28. Large-billed Crow42. Common Reed Bunting
66 -
カモの交雑個体は今まで何度か観察経験があるが、ヨシガモとトモエガモという組み合わせは聞いたことがない。そんな個体が茨城の池で見つかったということで、年が明けてから向かうことに決めていた。せっかく茨城まで行くのだからついでにハイイロチュウヒがよく見られているというポイントに朝寄ってみる。しばらく待つと、どこからか不意に雄が現れ、低く飛びながら田んぼの上を往復して後、旋回して飛び去っていった。しばらくして再び出現したが、今度は逆光。淡色の羽に光が反射して美しく輝く。さらにコチョウゲンボウが突っ込んでいって軽いバトルになった。ほどほどに観察して池に移動。結構でかい池なので、端から順番に確認していく。なかなか見つからなかったが、最後の最後で寝ている怪しい個体を発見。起きるまで待ってみると、やはりヨシガモ×トモエガモだった。簡単に表現するとヨシガモの頭にトモエガモの体をくっつけたような感じ。顔も変なパターンになっており少なからずトモエの影響を受けている。ヨシもトモエも東アジアの種なので、この組み合わせは世界的に見ても貴重ではないか。近くにはヨシ×ヒドリやミコアイサの雄の姿も見られた。
2 Jan 9
黒浜沼~皇居
SAITAMA~TOKYO Pref.
8:00~16:30
01. Mute Swan13. Black-tailed Gull25. Brown-eared Bulbul
02. Mallard14. Mew Gull26. White-cheeked Starling
03. Eastern Spot-billed Duck15. Glaucous Gull27. Dusky Thrush
04. Eurasian Teal16. Iceland Gull28. Daurian Redstart
05. Tufted Duck17. Vega Gull29. Eurasian Tree Sparrow
06. Little Grebe18. Slaty-backed Gull30. Black-backed Wagtail
07. Grey Heron19. Rock Dove31. Japanese Wagtail
08. Great Egret20. Oriental Turtle Dove32. Buff-bellied Pipit
09. Little Egret21. Bull-headed Shrike33. Grey-capped Greenfinch
10. Great Cormorant22. Carrion Crow34. Meadow Bunting
11. Eurasian Sparrowhawk23. Large-billed Crow35. Masked Bunting
12. Brown-cheeked Rail V24. Eurasian Skylark36. Common Reed Bunting
55 -
黒浜沼の周辺にサバンナシトドがいるということで探しに行く。全然場所が絞れていないのだが、写真の背景に水路が写っていたので、これを目印に探せば何とかなるだろうと思っていた。しかし実際に来てみると地図上にはない該当しそうなポイントが意外と多いことが判明し、かなり歩きまわったが探し出すことはできず。いまだに未見の鳥なので是非とも見たかったが、諦めて皇居へ。今日も大型カモメがたくさん集まっている。しばらくすると、シロカモメが飛来。小さめの個体で亜種アラスカシロカモメか。それが飛び去った後やってきたのはまたもやアイスランドカモメのほぼ成鳥個体。この個体は昨年だいぶ出が悪かったはずだが、こんなに連続で見れてしまって拍子抜け。第一回冬羽個体の再来にも期待したが、夕方までの間に来ることは無かった。
1 Jan 3
新浦安~皇居
CHIBA~TOKYO Pref.
7:30~16:30
01. Mute Swan13. Black-crowned Night Heron25. Vega Gull
02. Eurasian Wigeon14. Great Cormorant26. Timr Gull
03. Northern Pintail15. Western Osprey27. Slaty-backed Gull
04. Common Pochard16. Eurasian Coot28. Rock Dove
05. Tufted Duck17. Common Sandpiper29. Oriental Turtle Dove
06. Greater Scaup18. Red-necked Stint30. Common Kingfisher
07. Common Goldeneye19. Little Stint31. Azure-winged Magpie
08. Red-breasted Merganser20. Dunlin32. Large-billed Crow
09. Little Grebe21. Black-tailed Gull33. Brown-eared Bulbul
10. Great Crested Grebe22. Mew Gull34. White-cheeked Starling
11. Horned Grebe23. Glaucous-winged Gull35. Eurasian Tree Sparrow
12. Black-necked Grebe24. Iceland Gull36. Black-backed Wagtail
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新年初鳥見は、皇居へカモメ観察へ。一度行ってみたかった場所だが、都会でカメラを構えるのが憚られたため今まで見送ってきた。しかし、銚子に気軽には行けない神奈川県民にとっては貴重な場所なので、ついに解禁。大型カモメが水浴びに来るのはお昼前からなので、それまでの間、新浦安で珍しめのカモを探す。先端まで歩いてみたが、ホオジロガモやウミアイサといった海カモ類が見られたくらい。ハマシギの群れの中にヨーロッパトウネンが混じっているらしいので探してみるといた。ちょうど段差の死角を動き回るのでかなり見にくかった。早々に皇居へ移動する。結果的にはこれは神采配となり、到着するなり、セグロ、オオセグロカモメに混じる一際淡色のカモメが視野に入ってきた。慌てて細部を確認すると、アイスランドカモメ第一回冬羽個体で問題ないようであった。正確に言えば、カナダカモメの薄めの個体、もしくはアイスランドとカナダの中間個体の可能性が否定できないが、継続飛来してくれればそのうち答えが分かるだろう。短時間で飛び去ってしまったので、ちょっと遅かったら見逃していた。さらにワシカモメも登場。しばらく観察していると、なんと今度は第一回冬羽から連続飛来している成鳥に近いアイスランドが降りているのに気づいた。いつの間に降りてきていたのだろうか。まさか一日でアイスランドを2個体見るとは予想していなかった。新年初鳥見でこの当たりは、今年の鳥運の良さを予感させる。それにしてもアイスランドはかなりの人気で、道路沿いには数百人の人が集まり、報道のヘリまで飛んでいた。さらには襷を繋ぎながらわざわざ箱根から走って見に来る人もいたので驚きだった。
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